JP2601204Y2 - リード線切断装置 - Google Patents

リード線切断装置

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JP2601204Y2
JP2601204Y2 JP1991097815U JP9781591U JP2601204Y2 JP 2601204 Y2 JP2601204 Y2 JP 2601204Y2 JP 1991097815 U JP1991097815 U JP 1991097815U JP 9781591 U JP9781591 U JP 9781591U JP 2601204 Y2 JP2601204 Y2 JP 2601204Y2
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JP
Japan
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cutter
guide
lead
cutting edge
lead wire
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JP1991097815U
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JPH0541131U (ja
Inventor
昭一 栗原
英明 矢尾板
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電子部品などのリード線
を連続的に切断するのに好適なリード線切断装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のリード線切断装置を図2と図3に
示し、以下図面に従って説明する。これらの図におい
て、固定されているガイド1はアリ溝状のガイド溝4が
備えられており、スライダ2は上記ガイド溝4にガイド
されて図2の矢印方向に周期的に往復摺動される。ま
た、上記スライダ2の先端部にはリード線7を切断する
ためのカッタ3がボルト8によって固定されている。な
お、上記スライダ2を上下動する動力源としては、図示
省略しているが、たとえば原動機の回転力をカム機構
を介して直線運動に変換するような一般的な機構が用い
られている。
【0003】一方、リードガイド取付台6はその先端に
リードガイド5が埋め込まれており、該リードガイド5
はリードガイド止め具9によって固定されている。上記
リードガイド5の中心には上記リードガイド取付台6に
も連通されている通し孔10が形成されており、該通し
孔10の中にリード線7が挿入されている。また、上記
カッタ3の背面11は上記リードガイド5の端面12と
当接しており、上記摺動部2の往復動を行うことによ
り、上記リード線7が切断される。切断されるリード線
7の長さはたとえばカッタ3が図示の上方に移動した時
点で、リード送り出し装置(図示省略)によってリード
線7が送り出されるが、その時の送り出された長さによ
って決定される。
【0004】
【考案が解決しようとしている課題】しかしながら、従
来のリード線切断装置では、前述したように、カッタ3
が固定された摺動部受1のアリ溝ガイド4によってガイ
ドされる摺動部2によって固定されているため、カッタ
3の背面11はわずかにリードガイド5の端面12に当
接する程度に固定されている。しかし厳密にはカッタ3
の先端部の背面11とリードガイド5の端面12との間
はわずかであるが間隙がある。このような状態で、カッ
タ3を往復させて、リード線7を繰り返し切断している
と、上記刃先が次第に摩耗し、その剪断能力が鈍ってく
る。その結果、切断されるリード線7の切断端部にバリ
が発生すると言う問題があった。しかも長時間連続して
すると、カッタ3の先端部の摩耗に加え、カッタ3の刃
先とガイド面5との間隔が次第に広がったり、さらに摺
動部受1の固定部の狂いなどによって、上記バリ発生の
頻度が大きくなり、場合によっては切断不能と言う問題
が発生する。そこで、カッタ交換時の刃先背面とリード
ガイド先端部端面との間の微調整、さらには各固定箇所
の再調整など、長時間にわたる調整が定期的或は随時必
要となり、カッタ交換回数の増加、また交換時の作業効
率の低下などが問題とされていた。
【0005】本考案は上記の問題を解決するためになさ
れたものであって、その目的とするところはカッタの刃
先背面が常時リードガイド端面を押圧し、それによって
刃先が常に研磨され上記カッタの刃先の先鋭度が長時間
にわたって保たれるリード線切断装置を提供するにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記した目的を
達成するために、リード線7を挿通する通し孔10を有
するリードガイド5と、該リードガイド5の上記通し孔
10が開口する端面12に背面が押圧するよう刃先が当
てられたカッタ3と、該カッタ3の刃先をリードガイド
5の上記端面12に沿って往復駆動する駆動機構13と
を有するリード線切断装置において、駆動機構により、
ガイド1に沿って摺動されるスライダ2にカッタ3の刃
先と反対側の端部を回転自在に取り付けると共に、この
カッタ3と前記スライダ2との間に弾性体14を係装
し、カッタ3の刃先が上記リードガイドの端面に押圧さ
れる方向に上記カッタ3に回転力を与えるよう上記弾性
体14に弾力を付勢したことを特徴とするリード線切断
装置を提供する。
【0007】
【作用】本考案によるリード線切断装置では、弾性体1
3でカッタ3の刃先の背面側がリードガイド5の端面1
2に押圧されているので、カッタ3の刃先とリードガイ
ド5の端面12との間に隙間が生じない。また、カッタ
3の刃先の背面側がリードガイド5の端面12に摺動す
ることで、リードガイド5の端面12とカッタ3の刃先
が常に研磨されるので、リード線7の切断時にバリが発
生しないばかりでなく、リードガイド5の端面12の平
坦性、カッタ3の刃先の先鋭度及びリードガイド5の端
面12とカッタ3の刃先との密着性が保たれる。特に、
スライダ2にカッタ3の刃先と反対側の端部を回転自在
に取り付けると共に、カッタ3の刃先が上記リードガイ
ドの端面に押圧される方向に上記カッタ3に回転力を与
えるよう上記弾性体14に弾力を付勢しているので、リ
ードガイド5の端面の位置が振動等で移動した場合で
も、確実にカッタ3の刃先がリードガイド5の端面12
に押圧される。
【0008】
【実施例】本考案の一実施例を図1に示し、以下図面に
従って同実施例について説明する。図1において、従来
技術を説明する図2の符号と同一符号のものは同一機能
を有する部分である。すなわち、ガイド1はアリ溝状の
案内溝4が形成されており、一方スライダ2には上記
溝4にスライド自在に嵌め込まれ、ガイド1に沿って
図示矢印方向に往復摺動可能なスライド部4’が形成さ
れている。なお、上記スライダ2を駆動する動力源は従
来技術で説明した構成の駆動機構13によって駆動され
る。さらに、スライダ2の一端にはカッタホルダ15が
備えられ、このカッタホルダ15の上端が、回転軸16
を中心にスライダ2に回転自在に取り付けられている。
そして上記カッタホルダ15には、カッタ3がボルト8
によって固定されている。従って、カッタ3も上記カッ
ホルダ15と共に回転軸16を中に回転可能となる。
また、上記スライダ2と上記カッタホルダ15には各々
弾性体支持金具17、17’が備えられ、上記両者の金
具17、17’間には弾性体14が設けられている。従
って、カッタ3は弾性体14によって図1の矢印A方向
の力が作用することになる。
【0009】一方、リードガイド取付台6側は従来技術
と同一構成であって、上記リードガイド取付台6はその
先端にリードガイド5が埋め込まれており、該リードガ
イド5はリードガイド止め金具9によって固定されてい
る。上記リードガイド5の中心には上記リードガイド取
付台6にも連通されている通し孔10が形成されてお
り、該通し孔10の中にリード線7が挿入されている。
【0010】以上の構成によって、前述した弾性体14
の作用により、上記カッタ3の先端部の背面側がリード
ガイド5の端面12に対して常時押し当てられる。そし
て、上記した駆動機構13からの駆動力によって、上記
カッタ3はリードガイド5の端面12を押圧しながら往
復摺動動作が繰り返し行われる。従って、カッタ3の刃
先とリードガイド5の端面12との間に隙間が生じるこ
とはなく、リードガイド5の端面12とカッタ3の刃先
が常に研磨されるため、リードガイド5の端面12の平
坦性とカッタ3の刃先の先鋭度が常に保たれる。このこ
とは、リード線の切断時において生じていたリード線切
断面のバリが無くなるばかりでなく、研磨作用がない従
来の装置に見られるようなカッタ3の刃先の摩耗が少な
くなり、それに伴うカッタ交換の頻度が減少する。さら
に、従来装置に見られるカッタ3の刃先とリードガイド
5の端面12との間の間隙微調整は不要となり、単にカ
ッタ3の刃先とリードガイド5の端面12の平行度を調
整するだけでよい。従って、カッタ交換時の調整作業が
著しく簡単となる。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように、本考案からなるリ
ード線切断装置によれば、カッタの刃先をリードガイド
端面側に弾性体によって付勢させているため、リード線
の切断過程において、カッタの刃先は常に研磨されるこ
とになり、それによって刃先の先鋭度が常時保たれると
言う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案からなるリード線切断装置の構成図であ
る。
【図2】従来のリード線切断装置の構成図である。
【図3】図2のA−A線矢示図である。
【符号の説明】
ガイドスライダ 3 カッタ ガイド溝 4’ スライド部 5 リードガイド 7 リード線 10 通し孔 12 端面 13 駆動機構 14 弾性体 15 カッタホルダ 16 回転軸

Claims (1)

    (57)【整理番号】 0030376−01 【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リード線(7)を挿通する通し孔(1
    0)を有するリードガイド(6)と、該リードガイド
    (6)の上記通し孔(10)が開口する端面に背面が押
    圧するよう刃先が当てられたカッタ(3)と、該カッタ
    (3)の刃先をリードガイド(6)の上記端面に沿って
    往復駆動する駆動機構とを有するリード線切断装置にお
    いて、上記駆動機構により、ガイド(1)に沿って摺動
    されるスライダ(2)にカッタ(3)の刃先と反対側の
    端部を回転自在に取り付けると共に、このカッタ(3)
    と前記スライダ(2)との間に弾性体(14)を係装
    し、カッタ(3)の刃先が上記リードガイドの端面に押
    圧される方向に上記カッタ(3)に回転力を与えるよう
    上記弾性体(14)に弾力を付勢したことを特徴とする
    リード線切断装置。
JP1991097815U 1991-10-31 1991-10-31 リード線切断装置 Expired - Lifetime JP2601204Y2 (ja)

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JPH0541131U JPH0541131U (ja) 1993-06-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4881707B2 (ja) * 2006-12-06 2012-02-22 株式会社セーコウ 紙葉類の切断刃研磨方法及び紙葉類断裁装置
JP7297392B2 (ja) * 2020-09-11 2023-06-26 東芝三菱電機産業システム株式会社 リード線切断装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57114311A (en) * 1980-12-27 1982-07-16 Nichiden Mach Ltd Device for cutting off lead wire

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