JP2601041B2 - セラミック板分離装置 - Google Patents

セラミック板分離装置

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JP2601041B2
JP2601041B2 JP3046680A JP4668091A JP2601041B2 JP 2601041 B2 JP2601041 B2 JP 2601041B2 JP 3046680 A JP3046680 A JP 3046680A JP 4668091 A JP4668091 A JP 4668091A JP 2601041 B2 JP2601041 B2 JP 2601041B2
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ceramic block
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▲廣▼美 宿谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、重なって接合しあった
複数枚のセラミック板を互いに分離するために用いられ
るセラミック板分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、正特性サーミスタ素子などを
構成する際に用いられるセラミック板を製造するには、
チタン酸バリウムなどの原料素材を用いて所定厚みのセ
ラミックシートを形成し、このセラミックシートを打ち
抜いて所定形状のセラミック板を形成した後、これらを
焼成することが行われている。そして、これらのセラミ
ック板を焼成するにあたっては、予め焼き付き防止用パ
ウダーが振りかけられたセラミック板同士を互いに重ね
合わておくことが行われるのであるが、セラミック板の
搬送途中でパウダーが落ち去ってしまうこともあるた
め、重なった状態で焼成された複数枚のセラミック板同
士が互いに接合しあってブロック状に焼き付いてしまう
ことが起こる。
【0003】そこで、このような場合には、セラミック
ブロックから個々のセラミック板を分離する必要が生じ
ることになるが、そのための一つの方法としては、作業
者がセラミックブロックを樹脂や木材からなる台板に打
ち付けて分離する方法が採用されている。また、他の分
離方法としては湿式超音波振動方式といわれるものがあ
り、この方法では、セラミックブロックを液槽中に投入
したうえ、溶液を介してセラミックブロックに対して超
音波振動を伝播することによって分離することが行われ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、セラミック
ブロックを台板に打ち付けて分離する方法では、打ち付
け時のショックによってセラミック板に割れや欠けが生
じることがあるほか、セラミック板同士の分離が不完全
になり易いという不都合があった。そして、さらに、こ
の分離方法を採用した場合には、セラミックブロックの
打ち付け作業を人手によって行わなければならず、生産
効率の向上が図れないという不都合も生じていた。
【0005】また、湿式超音波振動方式といわれる分離
方法を採用した場合には、溶液に濡れたセラミック板を
乾燥させる必要があるために設備が大型化することにな
ってしまうばかりか、使用する溶液が有害物質である場
合には回収処理のための設備が別途必要となるためにコ
ストアップを招いてしまうという不都合が生じることに
なっていた。
【0006】本発明は、このような不都合に鑑みて創案
されたものであって、セラミック板の割れや欠けが生じ
ることなく、セラミック板を確実に分離することができ
るセラミック分離装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるセラミッ
ク板分離装置は、このような目的を達成するために、重
なって接合しあった複数枚のセラミック板2からなるセ
ラミックブロック1を載置する載置台3と、この載置台
3に向かってセラミックブロック1を押圧する押圧支持
具4と、上側斜め方向からセラミックブロック1の上端
部に当接して超音波振動を出力する超音波振動装置6と
を備えている。
【0008】
【作用】上記構成によれば、超音波振動装置6から出力
された超音波振動はセラミックブロック1を構成する最
も上側のセラミック板の上端部に伝播されることにな
り、この最も上側及びその直下に位置する一対のセラミ
ック板2,2間の界面に作用してこれらを分離させるこ
とになる。そして、分離されたセラミック板が側方へ位
置ずれして外れると、この超音波振動装置は前記直下位
置及びその下側に位置する一対のセラミック板2,2間
の界面に引き続いて作用することになり、このセラミッ
クブロック1を構成していたセラミック板2のそれぞれ
は超音波振動装置6から出力される超音波振動によって
順次分離させられていくことになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図1は本実施例にかかるセラミック板分離
装置の全体構成を簡略化して示す構造図、図2はその要
部を拡大して示す構造図であり、このセラミック板分離
装置は、従来例で説明したような事情に基づいて構成さ
れたセラミックブロック1から個々のセラミック板2を
分離するために用いられるものである。
【0011】このセラミック板分離装置は、セラミック
ブロック1を載置する載置台3と、これに載置されたセ
ラミックブロック1を載置台3に向かって押圧する押圧
支持具4とを備えている。そして、この載置台3はセラ
ミックブロック1を図面の表裏方向に沿って搬送するた
めのべルトコンベアなどを利用して構成されたものであ
って、その一側部(図では、右側)にはセラミックブロ
ック1から分離したセラミック板2の脱落を防止するた
めのガイド部材5が配設されており、その内側面(図で
は、左側)は、例えば、水平方向に対して45°という
ように傾いた状態で切り落とされている。また、この押
圧支持具4はセラミックブロック1の破損を招く恐れの
ない柔軟な材料、例えば、ナイロン樹脂などを用いて形
成されており、その上方位置には押圧支持具4を下向き
に押圧付勢してセラミックブロック1を押圧するための
付勢手段、例えば、スプリング(図示していない)など
が設けられている。
【0012】さらに、このセラミック板分離装置は、載
置台3上に載置されたセラミックブロック1に対して超
音波振動を出力するための超音波振動装置6を備えてい
る。すなわち、この超音波振動装置6は、載置台3を挟
んでガイド部材5と対向する他側部(図では、左側)に
設けられており、例えば、水平方向に対して45°とい
うように傾いた状態でスライド自在に取り付けられてい
る。そして、この超音波振動装置6の下側端部にはセラ
ミックブロック1の上端部に当接して上側斜め方向から
超音波振動を伝播するための超音波振動伝播ヘッド6a
が設けられる一方、その上側端部には超音波振動装置6
をスライドさせて位置決めするためのシリンダ機構7が
配設されている。なお、図1中の符号8は、超音波振動
装置6の取付支持台を示している。
【0013】つぎに、上記構成とされたセラミック板分
離装置の動作及び作用について説明する。
【0014】まず、重なって接合しあった複数枚のセラ
ミック板2からなるセラミックブロック1を載置台3上
に載置し、押圧支持具4で押圧することによって位置決
め支持した後、超音波振動装置6を構成する超音波振動
伝播ヘッド6aをセラミックブロック1の上端部に上側
斜め方向から当接させる。そして、この状態において超
音波振動装置6の作動を開始すると、超音波振動装置6
から出力された超音波振動はセラミックブロック1を構
成して最も上側に位置するセラミック板2に対して上側
斜め方向から伝播されることになり、伝播された超音波
振動は最も上側及びその直下に位置する一対のセラミッ
ク板2,2間の界面に作用することになる。
【0015】すると、これらの両セラミック板2,2は
超音波振動の作用によって互いに分離されることにな
り、上側に位置するセラミック板2は超音波振動装置6
の超音波振動伝播ヘッド6aに押されて側方へ位置ずれ
したうえでガイド部材5によって受け止められる。な
お、このとき、作業者がセラミックブロック1の向きを
変えることによって超音波振動伝播ヘッド6aに対する
セラミックブロック1の当接位置を変化させると、セラ
ミック板2の分離を早めることができる。そして、最も
上側に位置していたセラミック板2が分離された後、超
音波振動伝播ヘッド6aは前記直下位置及びその下側に
位置する一対のセラミック板2,2間の界面に引き続い
て作用することになる。従って、このセラミックブロッ
ク1を構成していたセラミック板2のそれぞれは、超音
波振動装置6から出力される超音波振動によって順次分
離させられていくことになる。
【0016】ところで、本発明の発明者らが、超音波振
動装置6の出力を200W、その周波数を28KHZと
し、かつ、セラミックブロック1に対する超音波振動伝
播ヘッド6aの当て角度、すなわち、超音波振動装置6
の傾き角度を45°として実験したところによれば、セ
ラミックブロック1からセラミック板2のそれぞれを効
率よく分離することができるという結果が確認されてい
る。なお、この実験に際しては、押圧支持具4による押
圧力を1.3Kgと設定した。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかるセ
ラミック板分離装置によれば、セラミックブロックを台
板に打ち付けたり、溶液を通じての超音波振動によって
セラミック板を分離する必要はなくなり、セラミックブ
ロックを構成する複数枚のセラミック板のそれぞれを大
気中において確実に分離することができる。したがっ
て、打ち付けに伴う割れや欠けがセラミック板に生じた
り、分離されたセラミック板の乾燥や溶液回収を行う必
要が一切なくなる結果、セラミックブロックからセラミ
ック板を分離する際のコストダウンを有効に図ることが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるセラミック板分離装置の全体構
成を簡略化して示す構造図である。
【図2】本発明にかかるセラミック板分離装置の要部を
拡大して示す構造図である。
【符号の説明】
1 セラミックブロック 2 セラミック板 3 載置台 4 押圧支持具 6 超音波振動装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重なって接合しあった複数枚のセラミッ
    ク板(2)からなるセラミックブロック(1)を載置す
    る載置台(3)と、この載置台(3)に向かってセラミ
    ックブロック(1)を押圧する押圧支持具(4)と、上
    側斜め方向からセラミックブロック(1)の上端部に当
    接して超音波振動を出力する超音波振動装置(6)とを
    備えたことを特徴とするセラミック板分離装置。
JP3046680A 1991-03-12 1991-03-12 セラミック板分離装置 Expired - Lifetime JP2601041B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3046680A JP2601041B2 (ja) 1991-03-12 1991-03-12 セラミック板分離装置

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Publication Number Publication Date
JPH04285074A JPH04285074A (ja) 1992-10-09
JP2601041B2 true JP2601041B2 (ja) 1997-04-16

Family

ID=12754096

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