JP2600896Y2 - 電子内視鏡の先端部構造 - Google Patents

電子内視鏡の先端部構造

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JP2600896Y2
JP2600896Y2 JP1992047187U JP4718792U JP2600896Y2 JP 2600896 Y2 JP2600896 Y2 JP 2600896Y2 JP 1992047187 U JP1992047187 U JP 1992047187U JP 4718792 U JP4718792 U JP 4718792U JP 2600896 Y2 JP2600896 Y2 JP 2600896Y2
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JP
Japan
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pass filter
light guide
low
objective lens
lens system
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JP1992047187U
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Inventor
逸司 南
Original Assignee
富士写真光機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電子内視鏡の先端部構
造、特に観察光をライトガイドにより先端に導くもので
あって、光学的ローパスフィルタが設けられた電子内視
鏡の先端部内の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】先端部に配設された固体撮像素子である
CCD(Charge Coupled Device )により、各種構造体
の細管内や消化管等の体腔内を観察する電子内視鏡装置
が周知である。図4には、この種の電子内視鏡の先端部
においてキャップを外した状態の構成が示されており、
図示されるように、先端部1の前面には観察窓2及び照
射窓3が配設されている。この観察窓2の後段には、対
物レンズ系部材4が配設され、この対物レンズ系部材4
に光学的ローパスフィルタ5を介してCCD6が設けら
れる。一方、照射窓3には光源装置が連結されているラ
イトガイド7が取り付けられ、このライトガイド7を介
して照射光が導かれる。
【0003】上記光学的ローパスフィルタ5は、例えば
縦方向の光を通す偏光板A、干渉板B、横方向の光を通
す偏光板Cの3枚の薄板が張り合わされた構成となって
おり、これによって不要な光が除去されている。従っ
て、照射窓3からの光照射に基づいて観察窓2及び対物
レンズ系部材4において被観察体像が捉えられ、この被
観察体像は光学的ローパスフィルタ5を介してCCD6
の撮像面に結像することになる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おける電子内視鏡の先端部構造では、光学的ローパスフ
ィルタ5の径(直径)が対物レンズ系部材4の径よりも
大きくなり、ライトガイド7を配置するスペースを有効
に確保できない等の不都合があった。即ち、この光学的
ローパスフィルタ5は上述のように3枚の薄板を所定の
位置関係に張り合わせること等により、小さい径とする
のは比較的困難であり、しかも外周部の特性が悪くなる
ので、外周部を除いた中心部分を用いる必要がある。従
って、光学的ローパスフィルタ5の径は対物レンズ系部
材4の径よりも大きくなり、ライトガイド7を配置する
スペースが効率よく確保できず、先端部の径も大きくな
ってしまうという問題があった。
【0005】そこで、図5に示されるように、光学的ロ
ーパスフィルタ5を対物レンズ系部材4及びCCD6の
光学中心から上側へ、即ちライトガイド7と反対側へ長
さeだけずらすことが考えられる。しかし、この場合に
はライトガイド7の配置スペースを確保できても、上側
へ光学的ローパスフィルタ5が張り出すことになる。従
って、工業用の電子内視鏡のように径に余裕がある場合
はよいが、生体内に適用する電子内視鏡の場合は、上記
張出し分に対応して先端部の径が大きくなってしまう。
【0006】本考案は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、光学的ローパスフィルタをカット
することにより、ライトガイドの配置スペースを有効に
確保し、先端部径を小さくすることが可能となる電子内
視鏡の先端部構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、固体撮像素子と対物レンズ系部材との間
に偏光板を含む光学的ローパスフィルタが設けられると
共に、この対物レンズ系及びローパスフィルタの光路方
向に沿って光照射用のライトガイドが配設される電子内
視鏡の先端部構造において、上記ローパスフィルタの上
記ライトガイド側に、その偏光板の偏光の向きを特定す
る指標となり、かつ当該ライトガイドを上記対物レンズ
系の光学中心へ寄せる空間を作るためのカット部を設
け、上記ライドガイドの上記ローパスフィルタから先端
側がその後端側よりも上記対物レンズ系の光学中心へ近
づくように、当該ライトガイドを途中から上記カット部
空間側へ向けて曲げ配置したことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、従来と比較すると、光学
的ローパスフィルタのカット部で形成された領域をライ
トガイドの配置空間として利用し、先端部の直径を小さ
くすることが可能となる。また、カット部により偏光の
向きの識別が容易となり、ローパスフィルタの位置決め
等に有用となる。
【0009】
【実施例】図1には、実施例に係る電子内視鏡の先端部
構造が示されており、図示されるように、従来と同様に
先端部1の前面に、観察窓2及び照射窓3が配設され
る。そして、この観察窓2の後段に、対物レンズ系部材
4が配設され、この対物レンズ系部材4の後段に、例え
ば縦方向の光を通す偏光板A、干渉板B、横方向の光を
通す偏光板Cの3枚の薄板が張り合わされた光学的ロー
パスフィルタ10が取り付けられる。また、この光学的
ローパスフィルタ10にカバーガラス11等を介してC
CD6が取り付けられている。一方、照射窓3にはライ
トガイド7が配設され、このライトガイド7によって光
源装置から出力された照射光が先端部へ導かれる。な
お、上記部材が組み付けられた後には、キャップ12が
被せられることになる。
【0010】上記光学的ローパスフィルタ10は、図2
に示されるように、対物レンズ系部材4等によって形成
される光路領域50を確保した状態で、図の下側、即ち
ライトガイド7側を所定幅tだけカット(カット面D)
している。従って、この光学的ローパスフィルタ10
は、その中心を対物レンズ系部材4の光学中心(鎖線1
00)に合せた状態で配設することができる。なお、図
3には上記主要部の斜視図が示されている。
【0011】このような実施例の構成によれば、上記光
学的ローパスフィルタ10のカット面Dの下側にライト
ガイド7を配設するスペースができると共に、このカッ
ト面Dは光学的ローパスフィルタ10の所定の方向を示
す役目をすることになる。即ち、上述したように、光学
的ローパスフィルタ10は縦方向の光を通す偏光板A、
干渉板B、横方向の光を通す偏光板Cからなっており、
この偏光板の偏光の向きを特定する位置に上記カット面
Dを設けることによって、光学的ローパスフィルタ10
の方向を把握することができる。
【0012】また、上記のカット面Dは光学的ローパス
フィルタ10の位置合せに利用することも可能となる。
即ち、光学的ローパスフィルタ10は、CCD6のカバ
ーガラス11に対して所定の位置関係となるようにして
接着されることになるが、例えばカバーガラス11、中
間部材14、ライトガイド7又は先端部1のハウジング
等のいずれかにおいて予め定めた特定位置に上記カット
面Dを一致させることによって、容易に光学的ローパス
フィルタ10の位置合せができる。
【0013】更に、本考案では次のような利点もある。
即ち、本考案の目的を達成するために、光学的ローパス
フィルタ10においてフィルタ特性の良好でない外周部
分を張り合わせた後に円形状にカットし、全体の径を小
さくすることも可能ではあるが、円形状に小さくするこ
とは比較的困難であり、コストもかかることになる。こ
れに対し、本考案は円形のフィルタの一部をカット(直
線状に)するだけであり、従って簡単かつ低コストで所
望の光学的ローパスフィルタ10を得ることができるこ
とになる。なお、本考案での上記カットはフィルタの張
合わせの前後のいずれでもよい。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
光学的ローパスフィルタのライトガイド側に、偏光の向
きの識別機能も有するカット部を設け、ライトガイドの
ローパスフィルタより先端側を後端側よりも光学中心に
近づけて配置したので、ライトガイドの配置スペースを
有効に確保した上で先端部の径を小さくすることが可能
となる。また、当該カット部における偏光の向きの識別
機能により、ローパスフィルタの偏光の向きが容易に把
握でき、ローパスフィルタの位置決め等に利用できると
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る電子内視鏡の先端部構造
を示す断面図である。
【図2】実施例の光学的ローパスフィルタの正面図であ
る。
【図3】実施例の先端部の主要部構成を示す斜視図であ
る。
【図4】従来の電子内視鏡の先端部構造を示す断面図で
ある。
【図5】光学的ローパスフィルタの中心をずらした場合
の構成を示す側面図である。
【符号の説明】
1 … 先端部、 2 … 観察窓、 3 … 照射窓、 4 … 対物レンズ系部材、 5,10 … 光学的ローパスフィルタ、 6 … CCD、 7 … ライトガイド。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体撮像素子と対物レンズ系部材との間
    に偏光板を含む光学的ローパスフィルタが設けられると
    共に、この対物レンズ系及びローパスフィルタの光路方
    向に沿って光照射用のライトガイドが配設される電子内
    視鏡の先端部構造において、 上記ローパスフィルタの上記ライトガイド側に、その偏
    光板の偏光の向きを特定する指標となり、かつ当該ライ
    トガイドを上記対物レンズ系の光学中心へ寄せる空間を
    作るためのカット部を設け、 上記ライドガイドの上記ローパスフィルタから先端側が
    その後端側よりも上記対物レンズ系の光学中心へ近づく
    ように、当該ライトガイドを途中から上記カット部空間
    側へ向けて曲げ配置したことを特徴とする電子内視鏡の
    先端部構造。
JP1992047187U 1992-06-12 1992-06-12 電子内視鏡の先端部構造 Expired - Lifetime JP2600896Y2 (ja)

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JPH062331U JPH062331U (ja) 1994-01-14
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JPH0636569B2 (ja) * 1986-09-22 1994-05-11 松下電器産業株式会社 撮像装置
JPH0740974Y2 (ja) * 1986-09-29 1995-09-20 オリンパス光学工業株式会社 電子内視鏡用光学系
JPH0532812Y2 (ja) * 1986-12-18 1993-08-23
JP3216891B2 (ja) * 1991-07-10 2001-10-09 オリンパス光学工業株式会社 電子内視鏡

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