JP2600720Y2 - 合成樹脂製容器 - Google Patents
合成樹脂製容器Info
- Publication number
- JP2600720Y2 JP2600720Y2 JP1992063614U JP6361492U JP2600720Y2 JP 2600720 Y2 JP2600720 Y2 JP 2600720Y2 JP 1992063614 U JP1992063614 U JP 1992063614U JP 6361492 U JP6361492 U JP 6361492U JP 2600720 Y2 JP2600720 Y2 JP 2600720Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- synthetic resin
- rib
- gap
- fitted
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は合成樹脂製容器に関す
る。
る。
【０００２】
【従来の技術】例えば、インスタント食品等を収納する
合成樹脂製容器として、有底筒状で上端面を開口した容
器本体と、該本体上面を閉塞してその周縁部を容器本体
上面に剥離可能に固着させた蓋板とからなるものが知ら
れている。又、これら容器本体を合成樹脂発泡成形体に
より形成して断熱性を付与し、内容物の保温，保冷を図
れる様構成したものも知られている。
合成樹脂製容器として、有底筒状で上端面を開口した容
器本体と、該本体上面を閉塞してその周縁部を容器本体
上面に剥離可能に固着させた蓋板とからなるものが知ら
れている。又、これら容器本体を合成樹脂発泡成形体に
より形成して断熱性を付与し、内容物の保温，保冷を図
れる様構成したものも知られている。
【０００３】一方、近年のゴミ処理事情の悪化に伴い、
廃棄物の重量，嵩を出来るだけ少なくすることが要望さ
れており、その様な実情からプラスチック製品は再生し
て使用することも行われているが、この種容器は使用後
内容物が内面に付着して残るため、再生が困難でそのま
ま廃棄するのが現状である。
廃棄物の重量，嵩を出来るだけ少なくすることが要望さ
れており、その様な実情からプラスチック製品は再生し
て使用することも行われているが、この種容器は使用後
内容物が内面に付着して残るため、再生が困難でそのま
ま廃棄するのが現状である。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記した実情
に鑑み、使用中は容器の変形等がないとともに、充分な
断熱性が得られて使勝手が良く、また、使用後は付着物
のない部分のみを廃棄するために容易に分解できるとと
もに、廃棄物の量を出来るだけ少なくすることが出来る
合成樹脂製容器を提案するものである。
に鑑み、使用中は容器の変形等がないとともに、充分な
断熱性が得られて使勝手が良く、また、使用後は付着物
のない部分のみを廃棄するために容易に分解できるとと
もに、廃棄物の量を出来るだけ少なくすることが出来る
合成樹脂製容器を提案するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案容器は上記課題を
解決するため、上端面開口で有底筒状をなす胴部５を有
するとともに、胴部５内周面を上下に走り且つ下端面と
底壁5aとの間に係合用の隙間をあけたリブ７を周方向複
数突設してなる合成樹脂製の外皮材２と、外皮材２内に
上方より挿入嵌合した上端開口で有底筒状をなすととも
に、その胴部周壁9bを外皮材胴部周壁5bとの間にリブ７
による間隙14を形成した状態で嵌合させてなる合成樹脂
製の内皮材３とからなり、内皮材胴部周壁9b上端より延
設した外向きフランジ６外周縁より垂設した係止壁11を
外皮材胴部周壁5b上端外周に嵌合させるとともに、胴部
周壁5b上端外面に突設した突条６に係止壁11に周設した
凹部12を係合させ、且つ、内皮材胴部周壁9b下端部を外
方へ膨出させて形成した係合部13をリブ７下端に乗り越
え係合させて上記係合用の隙間に収納してなることを特
徴とする合成樹脂製容器として構成した。
解決するため、上端面開口で有底筒状をなす胴部５を有
するとともに、胴部５内周面を上下に走り且つ下端面と
底壁5aとの間に係合用の隙間をあけたリブ７を周方向複
数突設してなる合成樹脂製の外皮材２と、外皮材２内に
上方より挿入嵌合した上端開口で有底筒状をなすととも
に、その胴部周壁9bを外皮材胴部周壁5bとの間にリブ７
による間隙14を形成した状態で嵌合させてなる合成樹脂
製の内皮材３とからなり、内皮材胴部周壁9b上端より延
設した外向きフランジ６外周縁より垂設した係止壁11を
外皮材胴部周壁5b上端外周に嵌合させるとともに、胴部
周壁5b上端外面に突設した突条６に係止壁11に周設した
凹部12を係合させ、且つ、内皮材胴部周壁9b下端部を外
方へ膨出させて形成した係合部13をリブ７下端に乗り越
え係合させて上記係合用の隙間に収納してなることを特
徴とする合成樹脂製容器として構成した。
【０００６】
【作用】間隙14の存在でそこに空気層が形成されて容器
に断熱性を付与させている。又、内容物の使用後は内皮
材３及び外皮材２を分離し、内容物の付着した内皮材３
のみを廃棄して外皮材２は回収再利用が可能となる。
に断熱性を付与させている。又、内容物の使用後は内皮
材３及び外皮材２を分離し、内容物の付着した内皮材３
のみを廃棄して外皮材２は回収再利用が可能となる。
【０００７】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【０００８】図１及び図２は本考案の一実施例を示し、
図中１は合成樹脂製容器を示す。該容器１は、外皮材２
と、内皮材３と、蓋板４とから構成している。
図中１は合成樹脂製容器を示す。該容器１は、外皮材２
と、内皮材３と、蓋板４とから構成している。
【０００９】外皮材２は、例えば射出成形等により形成
された剛性を有する合成樹脂製で、底壁5a周縁より周壁
5bを立設してなる上端面開口の円筒状胴部５を有し、胴
部周壁5b上端外面には内皮材３を係止するための突条６
を一体に周設している。又、胴部周壁5b内面の前後左右
には内皮材３との間に所定間隔を設けるために上下に走
るリブ７を各々突設している。各リブ７は上方より下方
にいくに従ってその厚みを増す如く各々の内面を傾斜さ
せて、内皮材３の挿入嵌合を行い易く構成しており、
又、その下端を底壁5a上面と所定間隔をあけた位置まで
延設している。又、胴部底壁5aの周縁部には円弧帯状の
四つの窓孔８を穿設して成形が行い易い様に（即ち、金
型の抜き出しが容易な様に）構成している。
された剛性を有する合成樹脂製で、底壁5a周縁より周壁
5bを立設してなる上端面開口の円筒状胴部５を有し、胴
部周壁5b上端外面には内皮材３を係止するための突条６
を一体に周設している。又、胴部周壁5b内面の前後左右
には内皮材３との間に所定間隔を設けるために上下に走
るリブ７を各々突設している。各リブ７は上方より下方
にいくに従ってその厚みを増す如く各々の内面を傾斜さ
せて、内皮材３の挿入嵌合を行い易く構成しており、
又、その下端を底壁5a上面と所定間隔をあけた位置まで
延設している。又、胴部底壁5aの周縁部には円弧帯状の
四つの窓孔８を穿設して成形が行い易い様に（即ち、金
型の抜き出しが容易な様に）構成している。
【００１０】内皮材３は、例えばバキューム成形等によ
り形成された合成樹脂製で、底壁9a周縁より周壁9bを立
設してなる円筒状胴部９を有し、該胴部９は、上記外皮
材胴部５内に各リブ７により胴部周壁相互間に所定の間
隙が生ずる程度に略ピッタリ嵌合する大きさを有してい
る。又、胴部周壁9a上端縁より延設した外向きフランジ
10外周縁より下方へ係止壁11を垂設している。この係止
壁11は、上端部に外皮材２の上記突条６と弾性的に係合
する凹部12を周設している。又、胴部周壁9bの下端部を
外方へ円弧状に膨出させた係合部13を周設している。こ
の係合部13は上記各リブ７下端に係合可能な上下巾を有
している。又、内皮材３は、その係止壁11及び係合部13
が弾性係合出来る程度の範囲で廃棄の際の重量，嵩を減
らす為に薄肉に形成することが可能である。
り形成された合成樹脂製で、底壁9a周縁より周壁9bを立
設してなる円筒状胴部９を有し、該胴部９は、上記外皮
材胴部５内に各リブ７により胴部周壁相互間に所定の間
隙が生ずる程度に略ピッタリ嵌合する大きさを有してい
る。又、胴部周壁9a上端縁より延設した外向きフランジ
10外周縁より下方へ係止壁11を垂設している。この係止
壁11は、上端部に外皮材２の上記突条６と弾性的に係合
する凹部12を周設している。又、胴部周壁9bの下端部を
外方へ円弧状に膨出させた係合部13を周設している。こ
の係合部13は上記各リブ７下端に係合可能な上下巾を有
している。又、内皮材３は、その係止壁11及び係合部13
が弾性係合出来る程度の範囲で廃棄の際の重量，嵩を減
らす為に薄肉に形成することが可能である。
【００１１】上記の如く構成した内皮材３は、外皮材２
上方よりその胴部９を挿入して係合部13を上記各リブ７
下端に弾性的に係合させるとともに、その係止壁11を上
記突条６に弾性的に係合させて両者を一体化させる。こ
の際、各リブ７の存在により両胴部周壁5b，9b間に間隙
14が形成され断熱性を付与することが出来る様構成して
いる。
上方よりその胴部９を挿入して係合部13を上記各リブ７
下端に弾性的に係合させるとともに、その係止壁11を上
記突条６に弾性的に係合させて両者を一体化させる。こ
の際、各リブ７の存在により両胴部周壁5b，9b間に間隙
14が形成され断熱性を付与することが出来る様構成して
いる。
【００１２】蓋板４は、合成樹脂，紙，金属等のフィル
ム或いは積層シートで形成した円板状をなし、下面周縁
を上記内皮材３の外向きフランジ６上面に融着，接着或
いは粘着等の手段で固着して容器上面開口を閉塞させる
如く構成している。
ム或いは積層シートで形成した円板状をなし、下面周縁
を上記内皮材３の外向きフランジ６上面に融着，接着或
いは粘着等の手段で固着して容器上面開口を閉塞させる
如く構成している。
【００１３】
【考案の効果】以上説明した如く本考案容器は、既述構
成としたことにより、廃棄物は液の付着した内皮材のみ
で済み、この内皮材はその胴部を薄肉に形成することが
できるものであるから、廃棄物の重量，嵩を極めて少な
いものとすることが出来るとともに、残りの外皮材は液
が付着しないので回収しての再利用が可能である。
成としたことにより、廃棄物は液の付着した内皮材のみ
で済み、この内皮材はその胴部を薄肉に形成することが
できるものであるから、廃棄物の重量，嵩を極めて少な
いものとすることが出来るとともに、残りの外皮材は液
が付着しないので回収しての再利用が可能である。
【００１４】又、内皮材胴部と外皮材胴部との間にはリ
ブにより間隙を形成しているため、そこに断熱層として
の空気層が存在して容器に断熱性を付与することが出
来、内容物の保温，保冷を良好に行えるとともに、リブ
の存在で各皮材が変形する等不都合を生じる虞もない。
ブにより間隙を形成しているため、そこに断熱層として
の空気層が存在して容器に断熱性を付与することが出
来、内容物の保温，保冷を良好に行えるとともに、リブ
の存在で各皮材が変形する等不都合を生じる虞もない。
【００１５】又、係合部は膨出形成されたものであり、
内皮材は合成樹脂で形成しているため、外皮材に対して
内皮材を嵌合させる際も係合部が各リブを乗り越えて弾
性変形しつつリブ下面に係合して使用中は内皮材を外皮
材内に確実に係止させておくことができ、また、使用後
は内皮材を強制的に引き上げれば係合部は弾性的に変形
して内皮材を容易に分離できる。しかも、係合部とリブ
との係合の外に、内皮材の係止壁を外皮材胴部周壁上端
外周に嵌合係止させて二重ロック状態を現出しているの
で、通常の外力では内皮材と外皮材とがズレる等の不都
合を生じない。
内皮材は合成樹脂で形成しているため、外皮材に対して
内皮材を嵌合させる際も係合部が各リブを乗り越えて弾
性変形しつつリブ下面に係合して使用中は内皮材を外皮
材内に確実に係止させておくことができ、また、使用後
は内皮材を強制的に引き上げれば係合部は弾性的に変形
して内皮材を容易に分離できる。しかも、係合部とリブ
との係合の外に、内皮材の係止壁を外皮材胴部周壁上端
外周に嵌合係止させて二重ロック状態を現出しているの
で、通常の外力では内皮材と外皮材とがズレる等の不都
合を生じない。
【図１】本考案の一実施例を示す半断面図である。
【図２】同実施例の外皮材の底面図である。
２…外皮材，３…内皮材，５…外皮材胴部，６…外向き
フランジ，７…リブ，９…内皮材胴部，11…係止壁，14
…間隙
フランジ，７…リブ，９…内皮材胴部，11…係止壁，14
…間隙
Claims (1)
- 【請求項１】上端面開口で有底筒状をなす胴部５を有す
るとともに、胴部５内周面を上下に走り且つ下端面と底
壁5aとの間に係合用の隙間をあけたリブ７を周方向複数
突設してなる合成樹脂製の外皮材２と、外皮材２内に上
方より挿入嵌合した上端開口で有底筒状をなすととも
に、その胴部周壁9bを外皮材胴部周壁5bとの間にリブ７
による間隙14を形成した状態で嵌合させてなる合成樹脂
製の内皮材３とからなり、内皮材胴部周壁9b上端より延
設した外向きフランジ６外周縁より垂設した係止壁11を
外皮材胴部周壁5b上端外周に嵌合させるとともに、胴部
周壁5b上端外面に突設した突条６に係止壁11に周設した
凹部12を係合させ、且つ、内皮材胴部周壁9b下端部を外
方へ膨出させて形成した係合部13をリブ７下端に乗り越
え係合させて上記係合用の隙間に収納してなることを特
徴とする合成樹脂製容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992063614U JP2600720Y2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 合成樹脂製容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992063614U JP2600720Y2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 合成樹脂製容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0618222U JPH0618222U (ja) | 1994-03-08 |
| JP2600720Y2 true JP2600720Y2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
ID=13234366
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992063614U Expired - Fee Related JP2600720Y2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 合成樹脂製容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2600720Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-18 JP JP1992063614U patent/JP2600720Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0618222U (ja) | 1994-03-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |