JP2599915Y2 - 把手付き合成樹脂製容器 - Google Patents
把手付き合成樹脂製容器Info
- Publication number
- JP2599915Y2 JP2599915Y2 JP1992085853U JP8585392U JP2599915Y2 JP 2599915 Y2 JP2599915 Y2 JP 2599915Y2 JP 1992085853 U JP1992085853 U JP 1992085853U JP 8585392 U JP8585392 U JP 8585392U JP 2599915 Y2 JP2599915 Y2 JP 2599915Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- barb
- container
- synthetic resin
- container body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は把手付き合成樹脂製容器
に関する。
に関する。
【０００２】
【従来の技術】
【考案が解決しようとする課題】ポリエチレンテレフタ
レート等よりなる合成樹脂製容器として、有底筒状の合
成樹脂基体（パリソン）を軟化状態で下方に引き伸ばし
た後、型内で吹き込み成形する所謂二軸延伸ブロー成形
等により形成したものが知られているが、この様な容器
に於いては把手を一体に成形することが困難である。そ
の為従来は、例えば、容器体の肩部及び胴部上方を被覆
して嵌着した上部嵌合部材及び容器体胴部下端を被覆し
て嵌着した下部嵌合部材を設けて、各部材に各々上部及
び下部を嵌着固定させた把手を掛け渡して構成してなる
ものが提案されている。
レート等よりなる合成樹脂製容器として、有底筒状の合
成樹脂基体（パリソン）を軟化状態で下方に引き伸ばし
た後、型内で吹き込み成形する所謂二軸延伸ブロー成形
等により形成したものが知られているが、この様な容器
に於いては把手を一体に成形することが困難である。そ
の為従来は、例えば、容器体の肩部及び胴部上方を被覆
して嵌着した上部嵌合部材及び容器体胴部下端を被覆し
て嵌着した下部嵌合部材を設けて、各部材に各々上部及
び下部を嵌着固定させた把手を掛け渡して構成してなる
ものが提案されている。
【０００３】これらの容器は、把手の存在により内容物
の注出を容易に行えて取り扱いが便利となる反面、大き
な嵌合部材を必要とし、使用する材料も多く、材料コス
ト高となる不都合が有り、重量も重くなる。
の注出を容易に行えて取り扱いが便利となる反面、大き
な嵌合部材を必要とし、使用する材料も多く、材料コス
ト高となる不都合が有り、重量も重くなる。
【０００４】そのため上下の嵌合部材を使用しないで直
接把手を容器体に嵌合させようとしてもブロー成形で形
成される容器体は把手をピッタリとガタ付きなく装着さ
せる様に構成することが難しい。
接把手を容器体に嵌合させようとしてもブロー成形で形
成される容器体は把手をピッタリとガタ付きなく装着さ
せる様に構成することが難しい。
【０００５】本考案は上記した従来技術の欠点を解消し
た優れた把手付き容器を提案するものである。
た優れた把手付き容器を提案するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案容器は上記課題を
解決する為、ブロー成形により形成されるとともに、筒
状胴部４後面に上下一対の突部７を突設し、且つ、各突
部７周縁に加熱プレス成形により返し８を後加工してな
る容器体２と、上記各突部７周囲に嵌合させた環状をな
すとともに、内面に上記突部７周縁の返し８と係合する
返し11を突設してなる一対の嵌合部９を有し、且つ、各
嵌合部９間に把持板部10を掛け渡した把手３とから構成
した。
解決する為、ブロー成形により形成されるとともに、筒
状胴部４後面に上下一対の突部７を突設し、且つ、各突
部７周縁に加熱プレス成形により返し８を後加工してな
る容器体２と、上記各突部７周囲に嵌合させた環状をな
すとともに、内面に上記突部７周縁の返し８と係合する
返し11を突設してなる一対の嵌合部９を有し、且つ、各
嵌合部９間に把持板部10を掛け渡した把手３とから構成
した。
【０００７】
【作用】ブロー成形により突部７を有する容器体２を形
成し、しかる後後加工で突部７周縁に返し８を形成して
容器体２を構成することにより剛性の有るシャープな形
状の返し８を得、把手嵌合部９の返し11との密なる係合
を行う。
成し、しかる後後加工で突部７周縁に返し８を形成して
容器体２を構成することにより剛性の有るシャープな形
状の返し８を得、把手嵌合部９の返し11との密なる係合
を行う。
【０００８】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【０００９】図１〜図３は本考案の一実施例を示し、図
中１は把手付き合成樹脂製容器を示す。該容器１は容器
体２と把手３とから構成している。
中１は把手付き合成樹脂製容器を示す。該容器１は容器
体２と把手３とから構成している。
【００１０】容器体２はポリエチレンテレフタレート等
の熱可塑性樹脂を用いてブロー成形により形成されたも
ので、円筒状の胴部４上端中央より口頚部５を起立させ
るとともに、胴部４後部に上面、両側面及び後面を開口
した把手取り付け用の凹部６を形成している。又、ブロ
ー成形当初には図２（Ａ）に示す如く上記凹部６の垂壁
面上下に所定間隔をあけて一対の矩形状突部７を突設し
ている。そして、ブロー成形後図２（Ｂ）に示す如く各
突部７の周縁後端部（上下縁であっても左右縁であって
も、上下左右縁であっても良い）に返し８を後加工して
いる。
の熱可塑性樹脂を用いてブロー成形により形成されたも
ので、円筒状の胴部４上端中央より口頚部５を起立させ
るとともに、胴部４後部に上面、両側面及び後面を開口
した把手取り付け用の凹部６を形成している。又、ブロ
ー成形当初には図２（Ａ）に示す如く上記凹部６の垂壁
面上下に所定間隔をあけて一対の矩形状突部７を突設し
ている。そして、ブロー成形後図２（Ｂ）に示す如く各
突部７の周縁後端部（上下縁であっても左右縁であって
も、上下左右縁であっても良い）に返し８を後加工して
いる。
【００１１】この返し８は、容器体のブロー成形後、加
熱プレス成形により形成したもので、剛性の有るシャー
プな返し形状をなすものである。尚、突部７周縁の返し
形成部位にブロー成形時に突条を形成しておくと、返し
をより容易に形成できる。
熱プレス成形により形成したもので、剛性の有るシャー
プな返し形状をなすものである。尚、突部７周縁の返し
形成部位にブロー成形時に突条を形成しておくと、返し
をより容易に形成できる。
【００１２】把手３は合成樹脂より形成したもので、容
器体２の上記各突部７周囲に嵌合させた矩形枠状をなす
一対の嵌合部９を有し、各嵌合部間にコ字板状の把持板
部10を掛け渡して構成している。又、各嵌合部９の内面
先端部周縁には容器体２の上記各返し８と係合する返し
11を突設して各嵌合部９を抜け出し不能に構成してい
る。本実施例では、各返し11を容器体突部７の各返し８
に弾性的に乗り越え係合させることにより把手３を容器
体２に装着している。
器体２の上記各突部７周囲に嵌合させた矩形枠状をなす
一対の嵌合部９を有し、各嵌合部間にコ字板状の把持板
部10を掛け渡して構成している。又、各嵌合部９の内面
先端部周縁には容器体２の上記各返し８と係合する返し
11を突設して各嵌合部９を抜け出し不能に構成してい
る。本実施例では、各返し11を容器体突部７の各返し８
に弾性的に乗り越え係合させることにより把手３を容器
体２に装着している。
【００１３】図３及び図４は本案の他の実施例を示し、
本実施例では図５（Ａ）に示す如く容器体２のブロー成
形後、図５（Ｂ）に示す如く各突部７に返し８を形成す
る前に把手３を装着し、しかる後図５（Ｃ）に示す如く
各突部７に返し８を形成して、把手３の各嵌合部９を抜
け出し不能に装着させたものである。その為、各突部７
基端部に、周縁に突条12を有する矩形状の台部13を形成
して、返し８形成時の矢印方向よりのプレス加工の際の
押さえ金具14を固定できる様にしている。
本実施例では図５（Ａ）に示す如く容器体２のブロー成
形後、図５（Ｂ）に示す如く各突部７に返し８を形成す
る前に把手３を装着し、しかる後図５（Ｃ）に示す如く
各突部７に返し８を形成して、把手３の各嵌合部９を抜
け出し不能に装着させたものである。その為、各突部７
基端部に、周縁に突条12を有する矩形状の台部13を形成
して、返し８形成時の矢印方向よりのプレス加工の際の
押さえ金具14を固定できる様にしている。
【００１４】
【考案の効果】以上説明した如く本考案容器は、筒状胴
部後面に上下一対の矩形状突部を突設した容器体をブロ
ー成形により形成し、次いで各突部周縁に返しを加熱プ
レス成形により後加工したので、形成される返しはブロ
ー成形された容器体にもかかわらずシャープに形成で
き、把手嵌合部の返しと密にしっかりと係合することが
出来、装着した把手がガタ付く等の不都合を生じない。
部後面に上下一対の矩形状突部を突設した容器体をブロ
ー成形により形成し、次いで各突部周縁に返しを加熱プ
レス成形により後加工したので、形成される返しはブロ
ー成形された容器体にもかかわらずシャープに形成で
き、把手嵌合部の返しと密にしっかりと係合することが
出来、装着した把手がガタ付く等の不都合を生じない。
【００１５】又、従来のこの種容器の如く上下の嵌合部
材を使用しないで直接把手を容器体に嵌合させられるた
め、使用する材料も少なく、重量も軽くなるという利点
を兼ね備えるものである。
材を使用しないで直接把手を容器体に嵌合させられるた
め、使用する材料も少なく、重量も軽くなるという利点
を兼ね備えるものである。
【図１】 本考案容器の一実施例を示す要部斜視図であ
る。
る。
【図２】 同実施例の容器体製造過程を示す説明斜視図
である。
である。
【図３】 同実施例の把手嵌合部分を示す要部縦断面図
である。
である。
【図４】 本考案の他の実施例を示す要部斜視図であ
る。
る。
【図５】 同実施例の製造過程を示す説明斜視図であ
る。
る。
【図６】 同実施例の返しの形成を説明する説明断面図
である。
である。
２…容器体，３…把手，４…筒状胴部，７…突部，８…
返し，９…嵌合部，11…返し
返し，９…嵌合部，11…返し
Claims (1)
- 【請求項１】 ブロー成形により形成されるとともに、
筒状胴部４後面に上下一対の突部７を突設し、且つ、各
突部７周縁に加熱プレス成形により返し８を後加工して
なる容器体２と、上記各突部７周囲に嵌合させた環状を
なすとともに、内面に上記突部７周縁の返し８と係合す
る返し11を突設してなる一対の嵌合部９を有し、且つ、
各嵌合部９間に把持板部10を掛け渡した把手３とからな
ることを特徴とする把手付き合成樹脂製容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992085853U JP2599915Y2 (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 把手付き合成樹脂製容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992085853U JP2599915Y2 (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 把手付き合成樹脂製容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0642671U JPH0642671U (ja) | 1994-06-07 |
| JP2599915Y2 true JP2599915Y2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
ID=13870439
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992085853U Expired - Fee Related JP2599915Y2 (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 把手付き合成樹脂製容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2599915Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-18 JP JP1992085853U patent/JP2599915Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0642671U (ja) | 1994-06-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |