JP2598578Y2 - マットレス - Google Patents

マットレス

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JP2598578Y2
JP2598578Y2 JP1993047595U JP4759593U JP2598578Y2 JP 2598578 Y2 JP2598578 Y2 JP 2598578Y2 JP 1993047595 U JP1993047595 U JP 1993047595U JP 4759593 U JP4759593 U JP 4759593U JP 2598578 Y2 JP2598578 Y2 JP 2598578Y2
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清 辻田
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主としてベッドに使用
されるマットレスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ベッドに用いられるマットレス
は、軟質のクッション材を布地で覆ったものやスプリン
グクッションを用いた構造のものが使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
なマットレスは、寝心地を考慮して全体の柔軟性を高く
しているのであるが、その柔軟性のため使用時には、身
体の重量配分線に沿って、重量部分が凹むことになり、
従って、就寝時に背骨が曲がり、特に、高齢者にとって
は、腰痛や肩凝りなどの障害の原因になることがあっ
た。
【0004】また一方、身体を動かすことが不自由な寝
たきり病人などが長期使用する場合、身体全体が沈み込
み、身体が布団などに密着することになって通気性が損
なわれるのである。このため、身体の自重で圧迫される
重量部分に床ずれが生ずる問題もあった。
【0005】尚、骨の矯正用マットレスとして硬質シー
トを使用する提案もなされているが、斯かる硬質シート
は、寝心地が悪くなる問題があるし、また、骨の曲がり
を考慮した硬さにすると、硬過ぎて床ずれの解消にもな
らないのである。
【0006】本考案の目的は、寝心地を良好にできなが
ら、通気性を良好にでき、長期の病臥によっても床ずれ
ができるのを少なくでき、それでいて就寝時に背骨が曲
がるのを防止しうるマットレスを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本考案のマットレスは、比較的硬質で可撓性の少な
い芯材1と、該芯材1の上部に積層され、この芯材1よ
り薄肉としたクッション材2と、該クッション材2の上
部に積層される表皮材3とから成り、この表皮材3を、
多数の突条部31aをもった放熱部31と、前記突条部
31aを結合する基板32とで構成したことを特徴とす
るものである。
【0008】また、前記マットレスには、前記表皮材3
の基板32から前記クッション材2を経て芯材1の下面
に開口する複数の縦穴5を設けることが好ましい。
【0009】
【作用】比較的硬質で可撓性の少ない前記芯材1に薄肉
とした前記クッション材2を組み合わせたから、寝心地
を良好にできるし、また、就寝時、身体の重量配分線に
沿った重量部分が凹陥することもなく、背骨が曲がるの
を防止できるし、さらに、クッション材2の上部に積層
する前記表皮材3を、多数の突条部31aをもった放熱
部31と、前記突条部31aを結合する基板32とで構
成したから、前記放熱部31の突条部31aで、該突条
部31a間に空間を形成でき、従って、この空間により
身体の熱を外部に放散できるし、しかも、前記基板32
を設けているから、身体の重量部分に対応する前記放熱
部31の撓みを局部的な凹みではなく、重量部分に対し
て緩やかにでき、従って、撓みを緩やかにできる分、身
体への前記表皮材3の密着部分を少なくでき、前記放熱
部31による放熱効果と相まって通気性を良好にでき、
長期の病臥によっても床ずれが生ずるのを少なくできる
のである。
【0010】また、以上のマットレスに、前記表皮材3
の基板32から前記クッション材2を経て芯材1の下面
に開口する複数の縦穴5を設けるときには、これら縦穴
5を介してマットレスの通気性をさらに高めることがで
きるので、床ずれが生ずるのをより少なくできるのであ
る。
【0011】
【実施例】図1に示した実施例は、比較的硬質で可撓性
の少ない芯材1と、該芯材1の表面及び側部にかけて被
覆され、この芯材1より薄肉とされた軟質なクッション
材2と、該クッション材2の表面に被覆された表皮材3
とから成り、前記表皮材3の上部表面側からクッション
材2を経て前記芯材1の裏面側へとミシン糸4で縫製す
ることにより、各者を一体化状に結合して構成したもの
である。
【0012】前記芯材1としては、比較的硬質で身体の
重量配分線に沿った重量部分が凹陥しないように可撓性
の少ない材料を用いるのであって、例えば、畳の芯材を
使用するのが好ましい。また、畳の芯材を用いる場合、
特に、その材料は特定されないが、比較的硬質で可撓性
の少ない硬質のポリエチレン発泡材から成る芯本体1A
と、この芯本体1Aの下部側に接着一体化され、木屑や
パルプなどを固めて形成された靭性をもつ合成材から成
る補強板1Bとで構成される。斯かる畳の芯材は、軽量
でしかも安価に入手することができるため、マットレス
の主材として利用することにより、このマットレスを低
廉で軽量のものとすることができる。
【0013】また、前記クッション材2としては、連続
気泡をもち通気性のある例えば発泡ウレタン樹脂などか
ら成るシート状部材を使用し、このクッション材2の厚
みを約10mm程度とするのである。この程度の厚みと
したのは、身体を横たえたとき、背骨の曲がりを防止す
るために用いる前記芯材1の機能を損なうことなく、身
体の前記重量部分における凹みを所定深さ以下としなが
ら、寝心地をよくできるようにするのである。
【0014】さらに、前記表皮材3は、多数のパイル状
突条部31aをもつ放熱部31と、前記突条部31aを
結合する基板32とで構成するのであって、その一例を
説明すると、ポリプロピレンの繊維からなる基布に同ポ
リプロピレン糸をタフティング機でパイル状に植毛する
ことにより前記突条部31aを有する前記放熱部31を
形成し、この後前記基布の裏面側にラテックスをコーテ
ィングし、このラテックスを加熱融着して前記基板32
となし、該基板32で前記突条部31aを固定すること
よって構成するのである。また、前記突条部31aを固
定する前記基板32としては、塩化ビニル樹脂から成る
シート状物を用いてもよい。また、前記放熱部31は、
ポリプロピレン樹脂により形成しているので、抗菌性を
有し、前記表皮材3にダニなどの害虫が付着するのを防
止することができる。さらに、前記放熱部31の突条部
31aは、図示したようにパイル状に形成することが好
ましく、斯かるパイル状とするときには、柔軟性を良好
にできながら、通気性に優れたものとなるのであるが、
この突条部31aはパイル状に限らず、例えば突起状に
形成することもできる。
【0015】次に、以上の構成による作用について説明
する。比較的硬質で可撓性の少ない前記芯材1の上部
に、前記クッション材2を積層したから、このクッショ
ン材2により、寝心地を良好にできながら、就寝時、身
体の重量配分線に沿った重量部分が凹陥することもな
く、背骨が曲がるのを防止できるし、さらに、前記クッ
ション材2の上部に積層する前記表皮材3を、多数の突
条部31aをもった放熱部31と、前記突条部31aを
結合する基板32とで構成したから、前記放熱部31の
突条部31aで、該突条部31a間に空間を形成でき、
この空間により身体の熱を外部に放散できるし、しか
も、前記基板32を設けているから、身体の重量部分に
対応する前記放熱部31の撓みを局部的な凹みではな
く、重量部分に対して緩やかにでき、従って、撓みを緩
やかにできる分、身体への前記表皮材3の密着部分を少
なくでき、前記放熱部31による放熱効果と相まって通
気性を良好にでき、長期の病臥によっても床ずれが生ず
るのを少なくできるのである。
【0016】また、以上のマットレスにおいては、前記
表皮材3の基板32からクッション材2を経て前記芯材
1の下面側へと延びる複数の縦穴5を貫通形成するのが
好ましい。斯くすることで前記各縦穴5を介して前記マ
ットレス全体の通気性をさらに高められるのであって、
特に、ベッドのマットレスに用いることにより通気性を
有効に高められ、従って、長期病臥に伏す病人の床ずれ
をより少なくできるのである。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のマットレ
スは、比較的硬質で可撓性の少ない芯材1と、該芯材1
の上部に積層され、この芯材1より薄肉としたクッショ
ン材2と、該クッション材2の上部に積層される表皮材
3とから成り、この表皮材3を、多数の突条部31aを
もった放熱部31と、前記突条部31aを結合する基板
32とで構成したから、前記クッション材2により、寝
心地を良好にできながら、身体の重量配分線に沿った重
量部分が凹陥するのをなくし、就寝時、背骨が曲がるの
を防止できるのである。さらに、前記表皮材3を、多数
の突条部31aをもった放熱部31と、前記突条部31
aを結合する基板32とで構成したから、前記放熱部3
1の突条部31aで、該突条部31a間に空間を形成で
きるので、この空間により身体の熱を外部に放散できる
し、しかも、前記基板32を設けているから、身体の重
量部分に対応する前記放熱部31の撓みを局部的な凹み
ではなく、重量部分に対して緩やかにできるので、撓み
を緩やかにできる分、身体への前記表皮材3の密着部分
を少なくでき、前記放熱部31による放熱効果と相まっ
て通気性を良好にでき、長期の病臥によっても床ずれが
生ずるのを少なくできるのである。
【0018】従って、前記クッション材2により寝心地
を良好できながら、前記放熱部31及び基板32から成
る前記表皮材3で身体の熱を放散させて通気性を良好に
して、長期の病臥によっても床ずれが生ずるのを少なく
でき、それでいて、前記芯材1の硬さにより骨が曲がる
のを無くすことができるのである。
【0019】また、以上のマットレスに、前記表皮材3
の基板32から前記クッション材2を経て芯材1の下面
に開口する複数の縦穴5を設けることにより、これら縦
穴5を介してマットレスの通気性をさらに高めることが
できるので、一層床ずれが生ずるのを少なくできるので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるマットレスの要部を示す一部省
略した側断面図である。
【符号の説明】
1 芯材 2 クッション材 3 表皮材 31 放熱部 31a 突条部 32 基板 5 縦穴

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 比較的硬質で可撓性の少ない芯材(1)
    と、該芯材(1)の上部に積層され、この芯材(1)よ
    り薄肉としたクッション材(2)と、該クッション材
    (2)の上部に積層される表皮材(3)とから成り、こ
    の表皮材(3)が、多数の突条部(31a)をもった放
    熱部(31)と、前記突条部(31a)を結合する基板
    (32)とから構成されていることを特徴とするマット
    レス。
  2. 【請求項2】 表皮材(3)の基板(32)からクッシ
    ョン材(2)を経て芯材(1)の下面に開口する複数の
    縦穴(5)を備えている請求項1記載のマットレス。
JP1993047595U 1993-09-01 1993-09-01 マットレス Expired - Lifetime JP2598578Y2 (ja)

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KR101040908B1 (ko) * 2010-11-30 2011-06-14 신현덕 라텍스폼 성형몰드

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