JP2598457Y2 - コークスバケット - Google Patents
コークスバケットInfo
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- JP2598457Y2 JP2598457Y2 JP1993058034U JP5803493U JP2598457Y2 JP 2598457 Y2 JP2598457 Y2 JP 2598457Y2 JP 1993058034 U JP1993058034 U JP 1993058034U JP 5803493 U JP5803493 U JP 5803493U JP 2598457 Y2 JP2598457 Y2 JP 2598457Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コークスバケットに関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】図9・図10は従来のコークス炉を示す
ものである。
ものである。
【0003】該コークス炉1は、細長い炉室2を互いに
隣接させて百数十基設けたものであり、各炉室2に上部
から石炭3を投入して、石炭3を炉室2内部で乾溜する
ことにより、コークスを生成させるようにしたものであ
る。
隣接させて百数十基設けたものであり、各炉室2に上部
から石炭3を投入して、石炭3を炉室2内部で乾溜する
ことにより、コークスを生成させるようにしたものであ
る。
【0004】こうして生成されたコークスは、炉室2の
一端側からプッシャー4で突き出して、他端側に待機さ
せたガイド車5へ押出し、ガイド車5のシュート部6を
介して消火車7に受けさせることにより、各炉室2から
取出すようにしている。
一端側からプッシャー4で突き出して、他端側に待機さ
せたガイド車5へ押出し、ガイド車5のシュート部6を
介して消火車7に受けさせることにより、各炉室2から
取出すようにしている。
【0005】尚、コークス取出しの際には、プッシャー
4及びガイド車5並びに消火車7は、順番に各炉室2を
移動させて行くようにする。
4及びガイド車5並びに消火車7は、順番に各炉室2を
移動させて行くようにする。
【0006】こうして取出されたコークスは消火車7に
よって、図示しない消火塔へ運ばれ、消火塔で水をかけ
られて消火され且つ冷やされて、製品コークスとされる
ようになっている。
よって、図示しない消火塔へ運ばれ、消火塔で水をかけ
られて消火され且つ冷やされて、製品コークスとされる
ようになっている。
【0007】尚、9はガイド車5に取付られたフード、
10はガイド車5及び消火車7を案内するレールであ
る。
10はガイド車5及び消火車7を案内するレールであ
る。
【0008】しかし、上記した消火塔では、コークス炉
1から取出されたコークスに水をかけて消火・冷却させ
るようにしていた関係上、コークスの持つ熱を回収する
ことができず、しかも、コークスに水をかけることによ
って汚水や粉塵が発生するという問題がある。
1から取出されたコークスに水をかけて消火・冷却させ
るようにしていた関係上、コークスの持つ熱を回収する
ことができず、しかも、コークスに水をかけることによ
って汚水や粉塵が発生するという問題がある。
【0009】そこで、近年、窒素ガスを用いてコークス
を消火・冷却させると共に、窒素ガスがコークスから得
た熱の回収利用を図り得るようにしたコークス乾式消火
設備が開発され、消火塔の代りとして使用されるように
なっている。
を消火・冷却させると共に、窒素ガスがコークスから得
た熱の回収利用を図り得るようにしたコークス乾式消火
設備が開発され、消火塔の代りとして使用されるように
なっている。
【0010】そして、コークス乾式消火設備を用いるよ
うにする場合には、図11に示すように、コークス炉1
から出されたコークスを、消火車7に代えて、コークス
バケット10及びバケット台車11を用いてコークス乾
式消火設備へ搬送させるようにしている。
うにする場合には、図11に示すように、コークス炉1
から出されたコークスを、消火車7に代えて、コークス
バケット10及びバケット台車11を用いてコークス乾
式消火設備へ搬送させるようにしている。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のコークスバケットには、以下のような問題があっ
た。
来のコークスバケットには、以下のような問題があっ
た。
【0012】即ち、上記コークス乾式消火設備へコーク
スを搬送するためのコークスバケット10には、その上
部に形成されたコークス投入口12に何らのカバー類も
設けられていなかったため、コークスバケット10内に
空気が入り込んで、内部でコークスの燃焼が生じてしま
うという問題や、コークスバケット10から外部への発
塵を防止できないという問題があった。
スを搬送するためのコークスバケット10には、その上
部に形成されたコークス投入口12に何らのカバー類も
設けられていなかったため、コークスバケット10内に
空気が入り込んで、内部でコークスの燃焼が生じてしま
うという問題や、コークスバケット10から外部への発
塵を防止できないという問題があった。
【0013】そこで、図12に示すように、コークスバ
ケット10のコークス投入口12に、上方へ開く開き戸
式のカバー13を設けたものが開発されているが、これ
は、新規に製造される設備に対して使用されることを前
提とするものであり、既存の設備をコークス乾式消火設
備用に改造した場合には、ガイド車5のシュート部6や
フードに、開き戸式のカバー13が干渉してしまうの
で、使用することができなかった。
ケット10のコークス投入口12に、上方へ開く開き戸
式のカバー13を設けたものが開発されているが、これ
は、新規に製造される設備に対して使用されることを前
提とするものであり、既存の設備をコークス乾式消火設
備用に改造した場合には、ガイド車5のシュート部6や
フードに、開き戸式のカバー13が干渉してしまうの
で、使用することができなかった。
【0014】本考案は、上述の実情に鑑み、ガイド車や
フードなどとの干渉を防止可能なカバーを備え得るよう
にしたコークスバケットを提供することを目的とするも
のである。
フードなどとの干渉を防止可能なカバーを備え得るよう
にしたコークスバケットを提供することを目的とするも
のである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本考案は、コークス炉か
ら窯出しされたコークスをコークス乾式消火設備へ搬送
するためのコークスバケット本体上部のコークス投入口
に、水平方向へ開閉可能なスライドカバーを設けたこと
を特徴とするコークスバケットにかかるものである。
ら窯出しされたコークスをコークス乾式消火設備へ搬送
するためのコークスバケット本体上部のコークス投入口
に、水平方向へ開閉可能なスライドカバーを設けたこと
を特徴とするコークスバケットにかかるものである。
【0016】
【作用】本考案の作用は以下の通りである。
【0017】コークス炉から窯出しされたコークスは、
コークスバケット本体を用いてコークス乾式消火設備へ
搬送される。
コークスバケット本体を用いてコークス乾式消火設備へ
搬送される。
【0018】そして、コークスバケット本体上部のコー
クス投入口に、水平方向へ開閉可能なスライドカバーを
設けることにより、コークスバケット本体が閉止される
ので、内部に空気が入り込んで、内部でコークスの燃焼
が生じることや、コークスバケット本体から外部への発
塵を防止することができる。
クス投入口に、水平方向へ開閉可能なスライドカバーを
設けることにより、コークスバケット本体が閉止される
ので、内部に空気が入り込んで、内部でコークスの燃焼
が生じることや、コークスバケット本体から外部への発
塵を防止することができる。
【0019】更に、コークス投入口に設けるカバーを、
水平方向にスライド可能なスライドカバーとしたことに
より、コークス炉のガイド車やフードなどと干渉するこ
とを防止できる。
水平方向にスライド可能なスライドカバーとしたことに
より、コークス炉のガイド車やフードなどと干渉するこ
とを防止できる。
【0020】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
明する。
【0021】図1〜図8は、本考案の一実施例である。
【0022】尚、コークス炉周辺の構成については図1
1と同じであるため、必要に応じて図11を参照する。
1と同じであるため、必要に応じて図11を参照する。
【0023】バケット台車14(図8参照)に搭載可能
なバケット枠15を形成し、該バケット枠15の内部
に、ライナ16を貼合せて形成した、上部にコークス投
入口17を及び下部にコークス排出口18を有する容器
本体19を収納して、コークスバケット本体20を形成
する。
なバケット枠15を形成し、該バケット枠15の内部
に、ライナ16を貼合せて形成した、上部にコークス投
入口17を及び下部にコークス排出口18を有する容器
本体19を収納して、コークスバケット本体20を形成
する。
【0024】前記バケット枠15の底部に、バケット台
車14の走行方向21へ延びる軸22を中心として開閉
可能な一対の開き戸式のゲート23を取付け、該ゲート
23を連結ロッド24、結合リンク25を介して吊ロッ
ド26に接続し、吊ロッド26の上端に図示しないクレ
ーン等のフックを係止可能な係止部27を形成する。
車14の走行方向21へ延びる軸22を中心として開閉
可能な一対の開き戸式のゲート23を取付け、該ゲート
23を連結ロッド24、結合リンク25を介して吊ロッ
ド26に接続し、吊ロッド26の上端に図示しないクレ
ーン等のフックを係止可能な係止部27を形成する。
【0025】そして、吊ロッド26と、結合リンク25
に枢支されたガイドロッド28とを上下方向へ案内する
ガイド部材29をバケット枠15に取付け、ガイド部材
29に案内させて、吊ロッド26を引上げた時にゲート
23が閉じ、吊ロッド26を下げたときにゲート23が
開くようにする。
に枢支されたガイドロッド28とを上下方向へ案内する
ガイド部材29をバケット枠15に取付け、ガイド部材
29に案内させて、吊ロッド26を引上げた時にゲート
23が閉じ、吊ロッド26を下げたときにゲート23が
開くようにする。
【0026】又、図4・図5に示すように、バケット枠
15の上部に前記バケット台車14の走行方向21へ延
びる角材レール30及びシュー31を介して一対のスラ
イドカバー32を水平方向(前記走行方向21)に開閉
自在に設け、スライドカバー32の内面に断熱材33を
取付けると共に、スライドカバー32の外周部にシール
板34〜36を取付け、二重のシール部37を形成する
(角材レール30とシュー31との間もシール部37と
して機能する)。
15の上部に前記バケット台車14の走行方向21へ延
びる角材レール30及びシュー31を介して一対のスラ
イドカバー32を水平方向(前記走行方向21)に開閉
自在に設け、スライドカバー32の内面に断熱材33を
取付けると共に、スライドカバー32の外周部にシール
板34〜36を取付け、二重のシール部37を形成する
(角材レール30とシュー31との間もシール部37と
して機能する)。
【0027】バケット枠15の各スライドカバー32と
対応する位置の両側部に、それぞれ開閉アーム38の下
端部を前記走行方向21へ傾動可能に枢支し、開閉アー
ム38の上端部に取付けたガイドローラ39をスライド
カバー32の両側部に取付けた上下方向へ延びる案内溝
部材40に転動自在に嵌合して、開閉アーム38の傾動
によりスライドカバー32が開閉されるようにする。
対応する位置の両側部に、それぞれ開閉アーム38の下
端部を前記走行方向21へ傾動可能に枢支し、開閉アー
ム38の上端部に取付けたガイドローラ39をスライド
カバー32の両側部に取付けた上下方向へ延びる案内溝
部材40に転動自在に嵌合して、開閉アーム38の傾動
によりスライドカバー32が開閉されるようにする。
【0028】更に、左右一対の開閉アーム38間をリン
クバー41で連結し、リンクバー41の両端部近傍にそ
れぞれほぼ水平方向へ延びる操作ロッド42の一端部を
枢着し、操作ロッド42の他端部に二又ブラケット43
及び水平ピン44を備えた係止端45を形成すると共
に、操作ロッド42の他端部近傍をバケット枠15に取
付けたローラ支持部46によって移動自在に保持し、ス
ライドカバー開閉機構を構成する。
クバー41で連結し、リンクバー41の両端部近傍にそ
れぞれほぼ水平方向へ延びる操作ロッド42の一端部を
枢着し、操作ロッド42の他端部に二又ブラケット43
及び水平ピン44を備えた係止端45を形成すると共
に、操作ロッド42の他端部近傍をバケット枠15に取
付けたローラ支持部46によって移動自在に保持し、ス
ライドカバー開閉機構を構成する。
【0029】尚、図6中、47は操作ロッド42に形成
されたロック部、48はローラ支持部46に取付けられ
た、先端に前記ロック部47に係合可能な爪49を有す
るロックアーム、50はロックアーム48先端の爪49
をロック部47に係合するよう付勢するバネである。
されたロック部、48はローラ支持部46に取付けられ
た、先端に前記ロック部47に係合可能な爪49を有す
るロックアーム、50はロックアーム48先端の爪49
をロック部47に係合するよう付勢するバネである。
【0030】そして、上記コークスバケット本体20を
搭載するバケット台車14を、以下のような構造とす
る。
搭載するバケット台車14を、以下のような構造とす
る。
【0031】即ち、図8に示すように、走行車輪51を
備えた台車本体52の上部に、バケット枠15のガイド
部材29部分に取付けたガイド輪53を上下方向へ案内
するガイドポスト54と、バケット枠15の吊ロッド2
6が引上げられた状態となるよう、結合リンク25を下
方から保持する保持部55とを備えている。
備えた台車本体52の上部に、バケット枠15のガイド
部材29部分に取付けたガイド輪53を上下方向へ案内
するガイドポスト54と、バケット枠15の吊ロッド2
6が引上げられた状態となるよう、結合リンク25を下
方から保持する保持部55とを備えている。
【0032】又、台車本体52における前記操作ロッド
42と対応する位置に支持台56を設け、該支持台56
に台車本体52の走行方向21へ延びる開閉シリンダ5
7を取付け、開閉シリンダ57のロッドの先端に、前記
操作ロッド42の後端に取付けられた係止端45を下方
から嵌合・係止するU字状の係止部58を取付け、スラ
イドカバー開閉駆動機構を構成する。
42と対応する位置に支持台56を設け、該支持台56
に台車本体52の走行方向21へ延びる開閉シリンダ5
7を取付け、開閉シリンダ57のロッドの先端に、前記
操作ロッド42の後端に取付けられた係止端45を下方
から嵌合・係止するU字状の係止部58を取付け、スラ
イドカバー開閉駆動機構を構成する。
【0033】尚、図6中、59は支持台56に取付けら
れた、前記ロックアーム48の後端部を上に押上げてロ
ック状態を解除する係止解除部、60は前記U字状の係
止部58に取付けられた走行方向21へ延びるラック、
61は図示しないピニオンを介して左右のラック60間
を接続する同調軸である。
れた、前記ロックアーム48の後端部を上に押上げてロ
ック状態を解除する係止解除部、60は前記U字状の係
止部58に取付けられた走行方向21へ延びるラック、
61は図示しないピニオンを介して左右のラック60間
を接続する同調軸である。
【0034】次に、作動について説明する。
【0035】コークス炉1で作ったコークスをガイド車
5を介してコークスバケット本体20へ積込む過程につ
いては図9・図10と同様なので説明を省略する。
5を介してコークスバケット本体20へ積込む過程につ
いては図9・図10と同様なので説明を省略する。
【0036】本考案では、コークスを積込む際に、予
め、バケット台車14に取付けられた開閉シリンダ57
を収縮動させて、ロッド先端の係止部58を反コークス
バケット本体20側へ移動し、U字状の係止部58に係
止された係止端45、操作ロッド42、リンクバー4
1、開閉アーム38を介してスライドカバー32を水平
方向へスライドさせ、コークス投入口17を開いてお
く。
め、バケット台車14に取付けられた開閉シリンダ57
を収縮動させて、ロッド先端の係止部58を反コークス
バケット本体20側へ移動し、U字状の係止部58に係
止された係止端45、操作ロッド42、リンクバー4
1、開閉アーム38を介してスライドカバー32を水平
方向へスライドさせ、コークス投入口17を開いてお
く。
【0037】そして、コークス炉からのコークスがコー
クスバケット本体20に満載されたら、上記とは反対
に、開閉シリンダ57を伸長動させることにより、ロッ
ド先端の係止部58をコークスバケット本体20側へ移
動し、U字状の係止部58に係止された係止端45、操
作ロッド42、リンクバー41、開閉アーム38を介し
てスライドカバー32を水平方向にスライドさせ、コー
クス投入口17を閉じるようにする。
クスバケット本体20に満載されたら、上記とは反対
に、開閉シリンダ57を伸長動させることにより、ロッ
ド先端の係止部58をコークスバケット本体20側へ移
動し、U字状の係止部58に係止された係止端45、操
作ロッド42、リンクバー41、開閉アーム38を介し
てスライドカバー32を水平方向にスライドさせ、コー
クス投入口17を閉じるようにする。
【0038】こうして、スライドカバー32を閉じるこ
とにより、コークスバケット本体20のコークス投入口
17が閉止され、更に、スライドカバー32に取付けた
シール板34〜36によりコークス投入口17がシール
されるので、上記コークスバケット本体20内部に空気
が入込んで、コークスが燃焼されることが防止され、且
つ、コークスバケット本体20から外部へ発塵が起こる
のが防止される。
とにより、コークスバケット本体20のコークス投入口
17が閉止され、更に、スライドカバー32に取付けた
シール板34〜36によりコークス投入口17がシール
されるので、上記コークスバケット本体20内部に空気
が入込んで、コークスが燃焼されることが防止され、且
つ、コークスバケット本体20から外部へ発塵が起こる
のが防止される。
【0039】しかも、スライドカバー32は水平方向に
スライドされるようになっているので、ガイド車やガイ
ド車に取付けたフードなどと干渉することが防止され、
既設の設備をコークス乾式消火設備ように改造した場合
でも支障なく使用することが可能となる。
スライドされるようになっているので、ガイド車やガイ
ド車に取付けたフードなどと干渉することが防止され、
既設の設備をコークス乾式消火設備ように改造した場合
でも支障なく使用することが可能となる。
【0040】そして、スライドカバー32を閉じられた
コークスバケット本体20は、その後、バケット台車1
4によって図示しないコークス乾式消火設備へと移動さ
れる。
コークスバケット本体20は、その後、バケット台車1
4によって図示しないコークス乾式消火設備へと移動さ
れる。
【0041】コークス乾式消火設備では、図示しないク
レーンを用いて、吊ロッド26上端に形成された係止部
27にクレーンのフックを係止させ、フックを引上げる
ことにより、コークスバケット本体20を吊上げる。
レーンを用いて、吊ロッド26上端に形成された係止部
27にクレーンのフックを係止させ、フックを引上げる
ことにより、コークスバケット本体20を吊上げる。
【0042】この際、コークスバケット本体20は、バ
ケット台車14に設けられたガイドポスト54にガイド
輪53が案内されつつ持上げられて行くことになるの
で、コークスバケット本体20とバケット台車14との
干渉や、コークスバケット本体20の転倒、ふらつきな
どが防止される。
ケット台車14に設けられたガイドポスト54にガイド
輪53が案内されつつ持上げられて行くことになるの
で、コークスバケット本体20とバケット台車14との
干渉や、コークスバケット本体20の転倒、ふらつきな
どが防止される。
【0043】尚、コークス乾式消火設備側にはガイドポ
スト54と連続する図示しないガイドレールが設けられ
ており、コークスバケット本体20はガイドポスト54
からそのままガイドレールへと移行される。
スト54と連続する図示しないガイドレールが設けられ
ており、コークスバケット本体20はガイドポスト54
からそのままガイドレールへと移行される。
【0044】この際、バケット台車14に取付けた開閉
シリンダ57のロッド先端にU字状をした係止部58を
設けて、操作ロッド42の係止端45を係止させるよう
にしたので、コークスバケット本体20を上げ下ろしす
ることにより、操作ロッド42の係止端45との連結・
切離しが行われる。
シリンダ57のロッド先端にU字状をした係止部58を
設けて、操作ロッド42の係止端45を係止させるよう
にしたので、コークスバケット本体20を上げ下ろしす
ることにより、操作ロッド42の係止端45との連結・
切離しが行われる。
【0045】更に、スライドカバー32を閉じた状態に
してコークスバケット本体20を持上げると、バネ50
の付勢力によってロックアーム48先端の爪49が操作
ロッド42に取付けたロック部47に係止されるので、
吊上げ中にスライドカバー32が勝手に開閉することが
防止される。
してコークスバケット本体20を持上げると、バネ50
の付勢力によってロックアーム48先端の爪49が操作
ロッド42に取付けたロック部47に係止されるので、
吊上げ中にスライドカバー32が勝手に開閉することが
防止される。
【0046】又、コークスバケット本体20は、バケッ
ト台車14に搭載されている時は、バケット台車14に
形成された保持部55に結合リンク25が載ることによ
り、吊ロッド26が持上げられたのと同じ状態となって
ゲート23が閉じており、コークス乾式消火設備でクレ
ーンにより吊上げられた時も、吊ロッド26が持上げら
れることによりゲート23が閉じているが、コークス乾
式消火設備で、図示しない支持具によりバケット枠15
を支え、フックを緩めて吊ロッド26を下げさせること
によりゲート23が開きコークスの排出が行われる。
ト台車14に搭載されている時は、バケット台車14に
形成された保持部55に結合リンク25が載ることによ
り、吊ロッド26が持上げられたのと同じ状態となって
ゲート23が閉じており、コークス乾式消火設備でクレ
ーンにより吊上げられた時も、吊ロッド26が持上げら
れることによりゲート23が閉じているが、コークス乾
式消火設備で、図示しない支持具によりバケット枠15
を支え、フックを緩めて吊ロッド26を下げさせること
によりゲート23が開きコークスの排出が行われる。
【0047】コークスを排出し終ったコークスバケット
本体20は、フックで吊ロッド26を引上げることによ
りゲート23が閉ざされ、上記と反対の手順でバケット
台車14上に降ろされる。
本体20は、フックで吊ロッド26を引上げることによ
りゲート23が閉ざされ、上記と反対の手順でバケット
台車14上に降ろされる。
【0048】この際、バケット台車14へのコークスバ
ケット本体20の積込み時に、ガイドポスト54に沿わ
せることによって、バケット台車14に対するコークス
バケット本体20の位置決めを簡単に行わせることがで
きる。
ケット本体20の積込み時に、ガイドポスト54に沿わ
せることによって、バケット台車14に対するコークス
バケット本体20の位置決めを簡単に行わせることがで
きる。
【0049】又、操作ロッド42に取付けられたロック
部47とロックアーム48先端の爪49との係止状態
は、コークスバケット本体20を再びバケット台車14
上に置かれた時にロックアーム48の後端部が係止解除
部59によって押上げられることにより解除され、再び
スライドカバー32の開閉が可能な状態となる。
部47とロックアーム48先端の爪49との係止状態
は、コークスバケット本体20を再びバケット台車14
上に置かれた時にロックアーム48の後端部が係止解除
部59によって押上げられることにより解除され、再び
スライドカバー32の開閉が可能な状態となる。
【0050】バケット台車14にコークスバケット本体
20が搭載されたら、バケット台車14によりコークス
バケット本体20をコークス炉へと移動し、開閉シリン
ダ57の操作によって、再びスライドカバー32を開い
て、以後、上記を繰返す。
20が搭載されたら、バケット台車14によりコークス
バケット本体20をコークス炉へと移動し、開閉シリン
ダ57の操作によって、再びスライドカバー32を開い
て、以後、上記を繰返す。
【0051】尚、本考案は、上述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
れるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0052】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のコークス
バケットによれば、ガイド車やフードなどとの干渉を防
止可能なカバーを備えることができるという優れた効果
を奏し得る。
バケットによれば、ガイド車やフードなどとの干渉を防
止可能なカバーを備えることができるという優れた効果
を奏し得る。
【図1】本考案の一実施例の一部破断した側面図であ
る。
る。
【図2】図1の一部破断した正面図である。
【図3】図1の一部破断した平面図である。
【図4】スライドカバーの拡大部分正面図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】スライドカバーの開閉機構の拡大側面図であ
る。
る。
【図7】図6の平面図である。
【図8】コークスバケットをバケット台車へ搭載した状
態を示す一部破断した図である。
態を示す一部破断した図である。
【図9】従来のコークス炉の概略側面図である。
【図10】図10の平面図である。
【図11】図9をコークス乾式消火設備用に改造した場
合の図9と同様の図である。
合の図9と同様の図である。
【図12】開き戸式のカバーを有するコークスバケット
の概略正面図である。
の概略正面図である。
1 コークス炉 17 コークス投入口 20 コークスバケット本体 32 スライドカバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 笹崎 信義 和歌山県和歌山市湊1850番地 住友金属 工業株式会社 和歌山製鉄所内 (72)考案者 佐藤 芳信 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内 (72)考案者 南澤 勇 和歌山県和歌山市湊1850番地 住友金属 工業株式会社 和歌山製鉄所内 (72)考案者 大谷 進 和歌山県和歌山市湊1850番地 住友金属 工業株式会社 和歌山製鉄所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C10B 39/12 C10B 45/00 C10B 57/00
Claims (1)
- 【請求項1】 コークス炉から窯出しされたコークスを
コークス乾式消火設備へ搬送するためのコークスバケッ
ト本体上部のコークス投入口に、水平方向へ開閉可能な
スライドカバーを設けたことを特徴とするコークスバケ
ット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993058034U JP2598457Y2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | コークスバケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993058034U JP2598457Y2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | コークスバケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0728950U JPH0728950U (ja) | 1995-05-30 |
JP2598457Y2 true JP2598457Y2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993058034U Expired - Fee Related JP2598457Y2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | コークスバケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2598457Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3549964B2 (ja) * | 1995-10-20 | 2004-08-04 | 新日本製鐵株式会社 | コークバケットカバーのシール構造 |
-
1993
- 1993-10-27 JP JP1993058034U patent/JP2598457Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0728950U (ja) | 1995-05-30 |
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