JP2598350B2 - 噴火・火山性地震の予知方法及びその装置 - Google Patents
噴火・火山性地震の予知方法及びその装置Info
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01T—MEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
- G01T3/00—Measuring neutron radiation
-
- G01V1/01—
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は噴火・火山性地震の予知
方法及びその装置に関するものである。
方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】火山の噴火や火山性地震の発生は、雲仙
普賢岳や関東大震災の例でも明らかなように、その地域
の住民に多大の災害を与えるので、正確にその発生の予
知をすることが要求される。現在は、火山の活動状況を
調査し火山噴火の予知をするためには、火山の山肌に傾
斜計を据え付け、マグマの活動により生じる山肌の傾斜
の変化を測定して火山噴火の予知をしたり、火山の近傍
に地震計を取り付け、マグマの活動に伴う火山性地震の
発生を監視して、火山噴火の予知をしている。また、火
山性地震の発生の予知をするには、複数の所定位置に地
震計を据え付け、所定の地表位置に傾斜計を取り付け、
所定位置での地震計の検出震度、所定の地表位置の傾斜
の変化や亀裂の発生を参照して火山性地震の発生を予知
することにしている。
普賢岳や関東大震災の例でも明らかなように、その地域
の住民に多大の災害を与えるので、正確にその発生の予
知をすることが要求される。現在は、火山の活動状況を
調査し火山噴火の予知をするためには、火山の山肌に傾
斜計を据え付け、マグマの活動により生じる山肌の傾斜
の変化を測定して火山噴火の予知をしたり、火山の近傍
に地震計を取り付け、マグマの活動に伴う火山性地震の
発生を監視して、火山噴火の予知をしている。また、火
山性地震の発生の予知をするには、複数の所定位置に地
震計を据え付け、所定の地表位置に傾斜計を取り付け、
所定位置での地震計の検出震度、所定の地表位置の傾斜
の変化や亀裂の発生を参照して火山性地震の発生を予知
することにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記火山噴火の予知方
法では、傾斜計を取り付ける山肌の地質構造や位置によ
って、マグマの活動に対して生じる傾斜が異なり、適格
な予知をすることは難しい。また、地震計で震度変化を
捉えて火山噴火の予知をするにも、過去の噴火時の震度
変化のデータと比較することができれば、かなり精度の
よい予知が可能であるが、多くの場合この比較はできず
適格な予知は難しい。
法では、傾斜計を取り付ける山肌の地質構造や位置によ
って、マグマの活動に対して生じる傾斜が異なり、適格
な予知をすることは難しい。また、地震計で震度変化を
捉えて火山噴火の予知をするにも、過去の噴火時の震度
変化のデータと比較することができれば、かなり精度の
よい予知が可能であるが、多くの場合この比較はできず
適格な予知は難しい。
【0004】同様に火山性地震の予知に、複数の所定位
置に地震計を据え付け、所定の地表位置に傾斜計を取り
付け、所定位置での地震計の検出震度、所定の地表位置
の傾斜の変化や亀裂の発生を参照してその判断をする方
法も、予め事前に適格な判断ができるかどうかは問題が
ある。
置に地震計を据え付け、所定の地表位置に傾斜計を取り
付け、所定位置での地震計の検出震度、所定の地表位置
の傾斜の変化や亀裂の発生を参照してその判断をする方
法も、予め事前に適格な判断ができるかどうかは問題が
ある。
【0005】一方、地球上で通常検出されるバックグラ
ンドの中性子の計数値は、被測定地域や測定環境により
異なるが、その発生源は大部分が宇宙から飛来するもの
であると考えられていた。しかし、大部分の中性子が宇
宙からのものであるとすると、地球の最も近くで核融合
が起こっている太陽の直射光の当たる時に最大の中性子
が検出され、真夜中で太陽が地球の裏側にある時に中性
子の検出量が最小になるはずである。然るに、本発明者
の実測によると、昼と夜に検出される中性子の数には、
殆ど差がなく長期間の積分値によってもその区別がつけ
難いほどである。
ンドの中性子の計数値は、被測定地域や測定環境により
異なるが、その発生源は大部分が宇宙から飛来するもの
であると考えられていた。しかし、大部分の中性子が宇
宙からのものであるとすると、地球の最も近くで核融合
が起こっている太陽の直射光の当たる時に最大の中性子
が検出され、真夜中で太陽が地球の裏側にある時に中性
子の検出量が最小になるはずである。然るに、本発明者
の実測によると、昼と夜に検出される中性子の数には、
殆ど差がなく長期間の積分値によってもその区別がつけ
難いほどである。
【0006】ところで、本発明者の実測によると、東京
と福岡で連続100時間中性子を測定すると、福岡での
測定値が東京での平均測定値の2倍以上となり、桜島か
ら6Kmの対岸での連続100時間の測定値は、東京で
の平均測定値の3倍以上となった。同様にして、阿蘇山
の火口から3Kmの地点での連続100時間の中性子の
測定値は東京での測定値の3倍以上、内輪山の火口を臨
む頂上では6〜10倍もの中性子が検出された。さら
に、現在活動中の雲仙普賢岳の噴火口から5Kmの噴火
口を臨む地点での、連続500時間の中性子の測定値
は、平均して東京での測定値の5倍以上、ピーク値に関
しては10倍以上、特に被害を及ぼすような大火砕流の
前には大量の中性子が検出された。
と福岡で連続100時間中性子を測定すると、福岡での
測定値が東京での平均測定値の2倍以上となり、桜島か
ら6Kmの対岸での連続100時間の測定値は、東京で
の平均測定値の3倍以上となった。同様にして、阿蘇山
の火口から3Kmの地点での連続100時間の中性子の
測定値は東京での測定値の3倍以上、内輪山の火口を臨
む頂上では6〜10倍もの中性子が検出された。さら
に、現在活動中の雲仙普賢岳の噴火口から5Kmの噴火
口を臨む地点での、連続500時間の中性子の測定値
は、平均して東京での測定値の5倍以上、ピーク値に関
しては10倍以上、特に被害を及ぼすような大火砕流の
前には大量の中性子が検出された。
【0007】一般に中性子が検出されたということは、
人工の核分裂、天然の核の崩壊、或いは核融合等の核反
応が生じたことを意味する。天然の核の崩壊が生じた場
合には、中性子以外にγ線、β線、α線などが同時に検
出される。ガイガーカウンタなどの放射線測定器を使用
して、大気の自然放射線を測定すると、所定のバックグ
ラウンド値が計数されるが、これは宇宙線によるものと
同時に、核の崩壊に起因したものが検出されるからであ
る。
人工の核分裂、天然の核の崩壊、或いは核融合等の核反
応が生じたことを意味する。天然の核の崩壊が生じた場
合には、中性子以外にγ線、β線、α線などが同時に検
出される。ガイガーカウンタなどの放射線測定器を使用
して、大気の自然放射線を測定すると、所定のバックグ
ラウンド値が計数されるが、これは宇宙線によるものと
同時に、核の崩壊に起因したものが検出されるからであ
る。
【0008】本発明者の実測によると、雲仙普賢岳の山
麓においては、火山活動が活発な時期には、中性子が大
量に検出された。もしこの中性子が核の崩壊により発生
したものであれば、同時に大量のγ線、β線、α線など
が検出されるはずであるが、同時に行なったこれらの放
射線測定(特にγ線の測定)によれば、雲仙普賢岳の山
麓と東京で同時に行なった測定での測定値には変わりは
なかった。また、島原及びその近辺の住民で、雲仙普賢
岳の噴火により放射能障害を受けたというケースは何ら
報告されていないことも、中性子線の放出に際して放射
線(特にγ線の測定)が放出されていないことを客観的
に示すものである。本発明者は、これらの事実から判断
して、噴火によるマグマ活動で、中性子が大量に放出さ
れ、この場合には、他の放射線の放出が少ない超高温状
態での制御核融合反応に近い核融合が発生したものと推
定した。
麓においては、火山活動が活発な時期には、中性子が大
量に検出された。もしこの中性子が核の崩壊により発生
したものであれば、同時に大量のγ線、β線、α線など
が検出されるはずであるが、同時に行なったこれらの放
射線測定(特にγ線の測定)によれば、雲仙普賢岳の山
麓と東京で同時に行なった測定での測定値には変わりは
なかった。また、島原及びその近辺の住民で、雲仙普賢
岳の噴火により放射能障害を受けたというケースは何ら
報告されていないことも、中性子線の放出に際して放射
線(特にγ線の測定)が放出されていないことを客観的
に示すものである。本発明者は、これらの事実から判断
して、噴火によるマグマ活動で、中性子が大量に放出さ
れ、この場合には、他の放射線の放出が少ない超高温状
態での制御核融合反応に近い核融合が発生したものと推
定した。
【0009】一般論としては、マグマの熱源は放射性元
素の崩壊によるものと考えられ、本発明者も確証を得て
いない以上、必ずしもこの考えを否定することはできな
いが、本発明者は実測とその解析に基づいて、マグマの
熱源の大部分は、地球内部での核融合に基づくものであ
ると推定した。
素の崩壊によるものと考えられ、本発明者も確証を得て
いない以上、必ずしもこの考えを否定することはできな
いが、本発明者は実測とその解析に基づいて、マグマの
熱源の大部分は、地球内部での核融合に基づくものであ
ると推定した。
【0010】本発明は、前述したようなこの種の噴火・
火山性地震の予知の現状及び本発明者による地球上での
中性子検出の現状に鑑みてなされたものであり、その目
的は地震計や傾斜計を使用せず、中性子を測定すること
により、適格に噴火・火山性地震の予知を行うことがで
きる噴火・火山性地震の予知方法と噴火・火山性地震の
予知装置とを提供することにある。
火山性地震の予知の現状及び本発明者による地球上での
中性子検出の現状に鑑みてなされたものであり、その目
的は地震計や傾斜計を使用せず、中性子を測定すること
により、適格に噴火・火山性地震の予知を行うことがで
きる噴火・火山性地震の予知方法と噴火・火山性地震の
予知装置とを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の第1の実施態様は、マグマから放射される
中性子を、予め設定した単位時間毎に連続的に計測し、
前記単位時間毎の積分計数値に基づいて得られるマグマ
活動度から火山の噴火或いは火山性地震の予知をする方
法を取っている。
に、本発明の第1の実施態様は、マグマから放射される
中性子を、予め設定した単位時間毎に連続的に計測し、
前記単位時間毎の積分計数値に基づいて得られるマグマ
活動度から火山の噴火或いは火山性地震の予知をする方
法を取っている。
【0012】同様に前記目的を達成するために、本発明
の第2の実施態様は、マグマから放射される中性子の計
測を連続的に行い、その計測値の変化率に基づいて得ら
れるマグマ活動の変化から火山の噴火或いは火山性地震
の予知をする方法を取っている。
の第2の実施態様は、マグマから放射される中性子の計
測を連続的に行い、その計測値の変化率に基づいて得ら
れるマグマ活動の変化から火山の噴火或いは火山性地震
の予知をする方法を取っている。
【0013】同様に前記目的を達成するために、本発明
の第3の実施態様は、マグマから放射される中性子を検
出する中性子センサと、予め設定された基準値以上の中
性子を計数するカウンタと、予め設定された単位時間毎
の積分計数値を表示する表示手段とを有する構成を取っ
ている。
の第3の実施態様は、マグマから放射される中性子を検
出する中性子センサと、予め設定された基準値以上の中
性子を計数するカウンタと、予め設定された単位時間毎
の積分計数値を表示する表示手段とを有する構成を取っ
ている。
【0014】同様に前記目的を達成するために、本発明
の第4の実施態様は、マグマから放射される中性子を検
出する中性子センサと、中性子を計数するカウンタと、
このカウンタの計数値変化を表示する表示手段とを有す
る構成を取っている。
の第4の実施態様は、マグマから放射される中性子を検
出する中性子センサと、中性子を計数するカウンタと、
このカウンタの計数値変化を表示する表示手段とを有す
る構成を取っている。
【0015】
【作用】本発明の第1の実施態様では、マグマから放射
される中性子の計測を、予め設定した単位時間毎に連続
的に行う。そして、計測した前記単位時間毎の積分計数
値に基づいて得られるマグマ活動度から、火山の噴火或
いは火山性地震の予知をする。また、第2の実施態様で
は、マグマから放射される中性子の計測を連続的に行
う。そして、計測した計数値の変化率に基づいて得られ
るマグマ活動の変化から火山の噴火或いは火山性地震の
予知をする。
される中性子の計測を、予め設定した単位時間毎に連続
的に行う。そして、計測した前記単位時間毎の積分計数
値に基づいて得られるマグマ活動度から、火山の噴火或
いは火山性地震の予知をする。また、第2の実施態様で
は、マグマから放射される中性子の計測を連続的に行
う。そして、計測した計数値の変化率に基づいて得られ
るマグマ活動の変化から火山の噴火或いは火山性地震の
予知をする。
【0016】一方、第3の実施態様では、中性子センサ
によってマグマから放射される中性子を検出し、カウン
タによって中性子を計数する。そして、表示手段によっ
て、火山の噴火或いは火山性地震の予知の参考となる、
予め設定された単位時間毎の積分計数値が表示される。
また、第4の実施態様では、中性子センサによってマグ
マから放射される中性子を検出し、カウンタによって中
性子を計数する。そして、表示手段により、火山の噴火
或いは火山性地震の予知の参考となる、前記カウンタの
計数値変化が表示される。
によってマグマから放射される中性子を検出し、カウン
タによって中性子を計数する。そして、表示手段によっ
て、火山の噴火或いは火山性地震の予知の参考となる、
予め設定された単位時間毎の積分計数値が表示される。
また、第4の実施態様では、中性子センサによってマグ
マから放射される中性子を検出し、カウンタによって中
性子を計数する。そして、表示手段により、火山の噴火
或いは火山性地震の予知の参考となる、前記カウンタの
計数値変化が表示される。
【0017】
【実施例】以下、図1乃至図5を参照して本発明に係る
噴火、火山性地震の予知方法及び噴火・火山性地震の予
知装置を、予知装置の各実施例の構成と動作に基づいて
説明する。ここで、図1は中性子測定における基準値
(下限レベル)設定の説明図、図2は第1の実施例に係
る噴火・火山性地震の予知装置の構成を示すブロック
図、図3は第1の実施例の表示手段での表示の説明図、
図4は第2の実施例に係る噴火・火山性地震の予知装置
の構成を示すブロック図、図5は第2の実施例の表示手
段での表示の説明図である。尚基準値は中性子以外のノ
イズによる誤差を防止するために設けられている。
噴火、火山性地震の予知方法及び噴火・火山性地震の予
知装置を、予知装置の各実施例の構成と動作に基づいて
説明する。ここで、図1は中性子測定における基準値
(下限レベル)設定の説明図、図2は第1の実施例に係
る噴火・火山性地震の予知装置の構成を示すブロック
図、図3は第1の実施例の表示手段での表示の説明図、
図4は第2の実施例に係る噴火・火山性地震の予知装置
の構成を示すブロック図、図5は第2の実施例の表示手
段での表示の説明図である。尚基準値は中性子以外のノ
イズによる誤差を防止するために設けられている。
【0018】前述のように、本発明者は福岡、桜島の対
岸、阿蘇山の火口近傍や内輪山の頂上及び雲仙普賢岳の
噴火口近傍で、中性子の測定を連続100時間以上にわ
たって行い、東京での連続100時間の測定値と比較し
て、火山に近い程、さらには噴火口に近い程、その測定
値が増加することを確認した。
岸、阿蘇山の火口近傍や内輪山の頂上及び雲仙普賢岳の
噴火口近傍で、中性子の測定を連続100時間以上にわ
たって行い、東京での連続100時間の測定値と比較し
て、火山に近い程、さらには噴火口に近い程、その測定
値が増加することを確認した。
【0019】一方で、中性子の存在は、核融合に起因す
ることがよく知られているが、前述したように火山活動
がない地点における中性子の測定値に、昼夜の変化がな
いという事実の確認は、地球上で検出される中性子の多
くが、宇宙より飛来するものよりはむしろ、地球の誕生
時に太陽と同様に活発に行われていて、地球が次第に冷
却した現在でも、核融合が地球の内部で行われておりこ
れにより発生したものではないかと本発明者は考えた。
ることがよく知られているが、前述したように火山活動
がない地点における中性子の測定値に、昼夜の変化がな
いという事実の確認は、地球上で検出される中性子の多
くが、宇宙より飛来するものよりはむしろ、地球の誕生
時に太陽と同様に活発に行われていて、地球が次第に冷
却した現在でも、核融合が地球の内部で行われておりこ
れにより発生したものではないかと本発明者は考えた。
【0020】すなわち、マグマの活動の度合いが火山の
噴火や火山性地震の発生に対応しており、このマグマの
活動の度合いが単位時間の中性子の検出値(実測値)に
ほぼ比例しているという事実は、現在でも地球内部で核
融合が行われていることに他ならないと本発明者は考え
た。かかる考察に基づき雲仙普賢岳のような火口付近や
火山帯に沿った所定の地点での中性子の検出値に基づい
て、マグマの活動の度合いを高精度で検知し、このマグ
マの活動の度合いの検知に基づいて火山の噴火や火山性
地震の発生を予知することが可能になるであろうと推定
した。換言すると、周知の通り中性子は非常に物質の透
過力が強く、地球内部からの中性子は活断層や密度の粗
い岩層を通して、減衰はするが地表に達するので、この
検出値に基づいて、前述のように火山の噴火や火山性地
震の発生を予知できる可能性が極めて高いと推定した。
このことを逆説的にいうと、本発明者は各地での実測値
から判断して中性子の量を測定することによって、適格
に噴火・火山性地震の予知を行うことができると確信し
たものである。
噴火や火山性地震の発生に対応しており、このマグマの
活動の度合いが単位時間の中性子の検出値(実測値)に
ほぼ比例しているという事実は、現在でも地球内部で核
融合が行われていることに他ならないと本発明者は考え
た。かかる考察に基づき雲仙普賢岳のような火口付近や
火山帯に沿った所定の地点での中性子の検出値に基づい
て、マグマの活動の度合いを高精度で検知し、このマグ
マの活動の度合いの検知に基づいて火山の噴火や火山性
地震の発生を予知することが可能になるであろうと推定
した。換言すると、周知の通り中性子は非常に物質の透
過力が強く、地球内部からの中性子は活断層や密度の粗
い岩層を通して、減衰はするが地表に達するので、この
検出値に基づいて、前述のように火山の噴火や火山性地
震の発生を予知できる可能性が極めて高いと推定した。
このことを逆説的にいうと、本発明者は各地での実測値
から判断して中性子の量を測定することによって、適格
に噴火・火山性地震の予知を行うことができると確信し
たものである。
【0021】かかる本発明者の実測や推定を基礎とし
て、図2に示すように、第1の実施例は、中性子センサ
1の出力端子が、レベル設定器2を介してカウンタ3に
接続してあり、カウンタ3の出力端子にはDA変換器5
が接続してあり、DA変換器5の出力端子には表示記録
装置6が接続してある。また、カウンタ3のリセット端
子には、時間パルス発生器7の出力端子が接続してあ
る。
て、図2に示すように、第1の実施例は、中性子センサ
1の出力端子が、レベル設定器2を介してカウンタ3に
接続してあり、カウンタ3の出力端子にはDA変換器5
が接続してあり、DA変換器5の出力端子には表示記録
装置6が接続してある。また、カウンタ3のリセット端
子には、時間パルス発生器7の出力端子が接続してあ
る。
【0022】ところで、中性子センサでは、中性子自体
が電荷を持たないために、電離現象を利用した粒子検出
ができず、中性子を物質中の原子核と反応させ、2次的
に中性子を検出する方法が取られている。この場合の核
反応として最も使用されるのは、3Heガスを封入した
計数管の出力を係数する方式である。
が電荷を持たないために、電離現象を利用した粒子検出
ができず、中性子を物質中の原子核と反応させ、2次的
に中性子を検出する方法が取られている。この場合の核
反応として最も使用されるのは、3Heガスを封入した
計数管の出力を係数する方式である。
【0023】この中性子センサ1の出力は、レベル設定
器2に入力されて所定の基準値以上の中性子が選別さ
れ、基準値以上の中性子がカウンタ3で計数される。こ
のカウンタ3の計数出力は、DA変換器5でDA変換さ
れて表示装置6に入力され、チャート紙に表示される。
カウンタ3には、時間パルス発生器7からのパルスが供
給され、カウンタ3は所定の単位時間ごとに、リセット
されるので、チャート紙には、図3に示すように単位時
間aごとに計数値の積分図形10a〜10eが描かれ
る。
器2に入力されて所定の基準値以上の中性子が選別さ
れ、基準値以上の中性子がカウンタ3で計数される。こ
のカウンタ3の計数出力は、DA変換器5でDA変換さ
れて表示装置6に入力され、チャート紙に表示される。
カウンタ3には、時間パルス発生器7からのパルスが供
給され、カウンタ3は所定の単位時間ごとに、リセット
されるので、チャート紙には、図3に示すように単位時
間aごとに計数値の積分図形10a〜10eが描かれ
る。
【0024】このようにして、火山の噴火や火山性地震
の予知を行うために、予め設定された所定地点に配置さ
れた中性子センサ1の単位時間毎の積分図形には、火山
が噴火する前や火山性地震が発生する前には、マグマの
活動が活発になり中性子が多く検出される。従って、こ
の傾向を表示装置6のチャート紙に描かれた図形10a
〜10eから読み取ることにより、火山の噴火や火山性
地震の発生を事前に適格に予知することが可能になる。
なお、第1の実施例において、表示装置としてディジタ
ル表示装置を使用すると、DA変換器を省くことができ
る。
の予知を行うために、予め設定された所定地点に配置さ
れた中性子センサ1の単位時間毎の積分図形には、火山
が噴火する前や火山性地震が発生する前には、マグマの
活動が活発になり中性子が多く検出される。従って、こ
の傾向を表示装置6のチャート紙に描かれた図形10a
〜10eから読み取ることにより、火山の噴火や火山性
地震の発生を事前に適格に予知することが可能になる。
なお、第1の実施例において、表示装置としてディジタ
ル表示装置を使用すると、DA変換器を省くことができ
る。
【0025】また、図4に示すように第2の実施例で
は、中性子センサ1の出力端子が、レベル設定器2を介
してカウンタ3に接続してあり、カウンタ3の出力端子
はラッチ回路8に接続してあり、クロック発生器15の
出力端子はラッチ回路8に接続され、且つ遅延回路16
を介してカウンタ3に接続してある。また、ラッチ回路
8の出力端子が、入力ポート11に接続してあり、CP
U13にこの入力ポート11、RAM12及び出力ポー
ト14が接続してあり、出力ポート14にはDA変換器
5が接続してあり、DA変換器5の出力端子には、表示
装置6が接続してある。
は、中性子センサ1の出力端子が、レベル設定器2を介
してカウンタ3に接続してあり、カウンタ3の出力端子
はラッチ回路8に接続してあり、クロック発生器15の
出力端子はラッチ回路8に接続され、且つ遅延回路16
を介してカウンタ3に接続してある。また、ラッチ回路
8の出力端子が、入力ポート11に接続してあり、CP
U13にこの入力ポート11、RAM12及び出力ポー
ト14が接続してあり、出力ポート14にはDA変換器
5が接続してあり、DA変換器5の出力端子には、表示
装置6が接続してある。
【0026】この第2の実施例では、中性子センサ1の
出力は、レベル設定器2に入力されて所定の基準値以上
の中性子が選別され、基準値以上の中性子がカウンタ3
で計数される。この計数値は、遅延回路16の出力信号
によって、所定の時間間隔のデータが、ラッチ回路8で
ラッチされた後に、入力ポート11に入力する。CPU
13によって、入力ポート11への入力信号は、RAM
12に順次書込まれる。そして、CPU13によって、
最新のデータから所定数のデータが加算され、出力ポー
ト14を介してDA変換器5でDA変換されて表示装置
6に入力し、表示装置6のチャート紙には、図5に示す
ように単位時間に対しての中性子の計数値が、時々刻々
描かれる。
出力は、レベル設定器2に入力されて所定の基準値以上
の中性子が選別され、基準値以上の中性子がカウンタ3
で計数される。この計数値は、遅延回路16の出力信号
によって、所定の時間間隔のデータが、ラッチ回路8で
ラッチされた後に、入力ポート11に入力する。CPU
13によって、入力ポート11への入力信号は、RAM
12に順次書込まれる。そして、CPU13によって、
最新のデータから所定数のデータが加算され、出力ポー
ト14を介してDA変換器5でDA変換されて表示装置
6に入力し、表示装置6のチャート紙には、図5に示す
ように単位時間に対しての中性子の計数値が、時々刻々
描かれる。
【0027】第2の実施例では、表示装置6のチャート
紙に描かれた計数値の図形10Aから、中性子の計数値
の変化率が読み取られ、この変化率に基づいてマグマ活
動の強さを知ることができる。この場合、火山が噴火す
る前や火山性地震が発生する前には、チャート紙に描か
れる図形10Aの計数値の変化率が、所定以上になるこ
とが知られているので、図形上で計数値の変化率が所定
値を越えたことが確認されると、マグマ活動のエネルギ
が増大していることになる。第2の実施例では、この計
数値の変化率の増大に基づいて、火山の噴火や火山性地
震の発生を事前に適格に予知することが可能になる。な
お、第1の実施例において、表示装置としてディジタル
表示装置を使用すると、DA変換器を省くことができ
る。
紙に描かれた計数値の図形10Aから、中性子の計数値
の変化率が読み取られ、この変化率に基づいてマグマ活
動の強さを知ることができる。この場合、火山が噴火す
る前や火山性地震が発生する前には、チャート紙に描か
れる図形10Aの計数値の変化率が、所定以上になるこ
とが知られているので、図形上で計数値の変化率が所定
値を越えたことが確認されると、マグマ活動のエネルギ
が増大していることになる。第2の実施例では、この計
数値の変化率の増大に基づいて、火山の噴火や火山性地
震の発生を事前に適格に予知することが可能になる。な
お、第1の実施例において、表示装置としてディジタル
表示装置を使用すると、DA変換器を省くことができ
る。
【0028】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
ると、予め設定された所定地点に配置された中性子セン
サによって、中性子の強度の時間的変化を測定すること
によって、火山の噴火や火山性地震の発生を事前に適格
に予知することが可能になる。また、予め設定された所
定地点に配置された中性子センサで中性子の強度を検出
し、この検出値に基づいて、火山の噴火や火山性地震の
発生を事前に適格に予知可能な検出図形を表示装置に表
示することが可能な噴火・火山性地震の予知装置を提供
することができる。
ると、予め設定された所定地点に配置された中性子セン
サによって、中性子の強度の時間的変化を測定すること
によって、火山の噴火や火山性地震の発生を事前に適格
に予知することが可能になる。また、予め設定された所
定地点に配置された中性子センサで中性子の強度を検出
し、この検出値に基づいて、火山の噴火や火山性地震の
発生を事前に適格に予知可能な検出図形を表示装置に表
示することが可能な噴火・火山性地震の予知装置を提供
することができる。
【図1】本発明の中性子測定における基準値設定の説明
図である。
図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る噴火・火山性地震
の予知装置の構成を示すブロック図である。
の予知装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施例の表示手段での表示の説
明図である。
明図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る噴火・火山性地震
の予知装置の構成を示すブロック図である。
の予知装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施例の表示手段での表示の説
明図である。
明図である。
1 中性子センサ 2 レベル設定器 3 カウンタ 5 DA変換器 6 表示装置 8 ラッチ回路 12 RAM 13 CPU
Claims (4)
- 【請求項1】 マグマから放射される中性子の量の計測
を、予め設定した単位時間毎に連続的に行い、前記単位
時間毎の積分計数値に基づいて得られるマグマ活動度か
ら火山の噴火或いは火山性地震の予知をする噴火・火山
性地震の予知方法。 - 【請求項2】 マグマから放射される中性子の量の計測
を連続的に行い、その計数値の変化率に基づいて得られ
るマグマ活動の変化から火山の噴火或いは火山性地震の
予知をすることを特徴とする噴火・火山性地震の予知方
法。 - 【請求項3】 マグマから放射される中性子を検出する
中性子センサと、中性子を計数するカウンタと、予め設
定された単位時間毎の積分計数値を表示、記録する手段
を有することを特徴とする噴火・火山性地震の予知装
置。 - 【請求項4】 マグマから放射される中性子を検出する
中性子センサと、中性子を計数するカウンタと、このカ
ウンタの計数値変化を表示、記録する手段を有すること
を特徴とする噴火・火山性地震の予知装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27711891A JP2598350B2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 噴火・火山性地震の予知方法及びその装置 |
US07/798,553 US5241175A (en) | 1991-09-27 | 1991-11-26 | Method and equipment for prediction of volcanic eruption and earthquake |
AT91311115T ATE133269T1 (de) | 1991-09-27 | 1991-11-29 | Verfahren und verwendung einer vorrichtung zur vorhersage von vulkanischen ausbrüchen und erdbeben |
EP91311115A EP0534025B1 (en) | 1991-09-27 | 1991-11-29 | Method and use of apparatus for prediction of volcanic eruptions and earthquakes |
DE69116558T DE69116558T2 (de) | 1991-09-27 | 1991-11-29 | Verfahren und Verwendung einer Vorrichtung zur Vorhersage von vulkanischen Ausbrüchen und Erdbeben |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27711891A JP2598350B2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 噴火・火山性地震の予知方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0587938A JPH0587938A (ja) | 1993-04-09 |
JP2598350B2 true JP2598350B2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=17579038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27711891A Expired - Fee Related JP2598350B2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 噴火・火山性地震の予知方法及びその装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5241175A (ja) |
EP (1) | EP0534025B1 (ja) |
JP (1) | JP2598350B2 (ja) |
AT (1) | ATE133269T1 (ja) |
DE (1) | DE69116558T2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2671092B2 (ja) | 1992-12-25 | 1997-10-29 | 理研電子株式会社 | 火山活動方向観測装置 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5539387A (en) * | 1994-06-01 | 1996-07-23 | E.Q. Earthquake, Ltd. | Earthquake sensor |
EP0704880A3 (en) * | 1994-09-28 | 1998-09-30 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | High-pressure discharge lamp, method for manufacturing a discharge tube body for high-pressure discharge lamps and method for manufacturing a hollow tube body |
US5585558A (en) * | 1995-07-20 | 1996-12-17 | Prognosticating Scanners Llc | Catastrophic event forecasting system and method |
SE530569C2 (sv) * | 2006-11-14 | 2008-07-08 | Ragnar Slunga | Sätt att bestämma den spänningstensor som har utlöst ett jordskalv |
US8068985B1 (en) | 2011-02-03 | 2011-11-29 | Zhonghao Shou | Method of precise earthquake prediction and prevention of mysterious air and sea accidents |
JP7103508B2 (ja) * | 2019-03-27 | 2022-07-20 | 日本電気株式会社 | 火山監視システム及び火山監視方法 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3612877A (en) * | 1968-01-23 | 1971-10-12 | Dresser Ind | Visual display of the decline of the thermal neutron population in a well borehole |
US4005290A (en) * | 1975-06-25 | 1977-01-25 | Mobil Oil Corporation | Neutron-neutron logging |
US4021666A (en) * | 1975-08-18 | 1977-05-03 | Mobil Oil Corporation | Neutron-neutron logging for both porosity and macroscopic absorption cross section |
HU192375B (en) * | 1985-11-14 | 1987-05-28 | Antal Adam | Method for forecasting or detecting earthquakes or artificial earthquakes, as well as for preventive protecting establishments |
US4814610A (en) * | 1987-01-15 | 1989-03-21 | Western Atlas International, Inc. | Method for more accurately determining thermal neutron decay time constants |
FR2613841B1 (fr) * | 1987-04-09 | 1990-12-14 | Geophysique Cie Gle | Procede et systeme d'acquisition et de separation des effets de sources simultanees de champ electromagnetique et application a la prediction de seismes |
JPH0194286A (ja) * | 1987-10-07 | 1989-04-12 | Yuuseishiyou Tsushin Sogo Kenkyusho | 地震前兆の長波・地電流の発生領域のトモグラフィ法 |
JPH0769432B2 (ja) * | 1988-03-24 | 1995-07-31 | 郵政省通信総合研究所長 | マグマの状態変化検出方法 |
-
1991
- 1991-09-27 JP JP27711891A patent/JP2598350B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1991-11-26 US US07/798,553 patent/US5241175A/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-11-29 EP EP91311115A patent/EP0534025B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-11-29 DE DE69116558T patent/DE69116558T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-11-29 AT AT91311115T patent/ATE133269T1/de not_active IP Right Cessation
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
IEEE TRANSACTIONS ON NUCLEAR SCIENCE,NS−29〔1〕,(1982)(米)P.847−851 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2671092B2 (ja) | 1992-12-25 | 1997-10-29 | 理研電子株式会社 | 火山活動方向観測装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0587938A (ja) | 1993-04-09 |
DE69116558T2 (de) | 1996-05-30 |
US5241175A (en) | 1993-08-31 |
ATE133269T1 (de) | 1996-02-15 |
DE69116558D1 (de) | 1996-02-29 |
EP0534025A1 (en) | 1993-03-31 |
EP0534025B1 (en) | 1996-01-17 |
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