JP2598130B2 - 一体成形コネクタを有したモータの構造 - Google Patents
一体成形コネクタを有したモータの構造Info
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- Y10S439/00—Electrical connectors
- Y10S439/926—Electrical connectors within machine casing or motor housing, connector within casing wall
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、工作機械、その他の回転駆動源として用い
られる産業用モータの構造に関し、特に、モータのハウ
ジングの一部を樹脂材の成形加工に依って形成し、その
成形ハウジングに、励磁電流供給用の給電コネクタを一
体に成形して設けた構造としたモータの構造に関する。
られる産業用モータの構造に関し、特に、モータのハウ
ジングの一部を樹脂材の成形加工に依って形成し、その
成形ハウジングに、励磁電流供給用の給電コネクタを一
体に成形して設けた構造としたモータの構造に関する。
工作機械やその他産業用機器類の回転駆動源として用
いられる産業用モータにおいて、ステータの積層コアの
外周をそのままモータ外被に用い、同積層コア内に励磁
捲線を装填してステータを形成し、積層ステータコアの
前後に前部ハウジングと後部ハウジングとを取付け、こ
れら前後部ハウジングに形成した軸受孔に回転軸受を装
着し、該回転軸受によりロータを回転自在に支持し、か
つ、上記ステータの内孔の内部に空隙を介して上記ロー
タを配置した構造の産業用モータは、従来から多用され
ている。この種の産業用モータにおいて、特に、上記ス
テータコアの前後に配置される前部、後部のハウジング
は金属材により形成し、機械的強度を得ると共にステー
タの励磁捲線に給電された時に発生する銅損熱及び鉄損
熱を外部へ伝熱流動させて放熱し、以てモータの高熱化
による損傷を防止する方法が採られていた。この場合
に、モータ出力が大きい程、発生熱も大きくなり、励磁
捲線の焼損を防止する上から熱伝導性が大きい金属ハウ
ジングは必須である。他方、上述のような金属ハウジン
グを有した産業用モータに対する電力、つまり、励磁電
流の供給は、外部の電力ケーブルの先端に取り付けたコ
ネクタ、例えば雄型コネクタをモータの後部金属ハウジ
ングの一部に外側に向けて突出、形成したコネクタ台座
にねじ止め方法で取り付けた雌型コネクタに差込み装着
することにより接続し、電流供給を行う構造のものが一
般的に多用されている。第３図は、このような従来の産
業用モータの一例を示したものである。
いられる産業用モータにおいて、ステータの積層コアの
外周をそのままモータ外被に用い、同積層コア内に励磁
捲線を装填してステータを形成し、積層ステータコアの
前後に前部ハウジングと後部ハウジングとを取付け、こ
れら前後部ハウジングに形成した軸受孔に回転軸受を装
着し、該回転軸受によりロータを回転自在に支持し、か
つ、上記ステータの内孔の内部に空隙を介して上記ロー
タを配置した構造の産業用モータは、従来から多用され
ている。この種の産業用モータにおいて、特に、上記ス
テータコアの前後に配置される前部、後部のハウジング
は金属材により形成し、機械的強度を得ると共にステー
タの励磁捲線に給電された時に発生する銅損熱及び鉄損
熱を外部へ伝熱流動させて放熱し、以てモータの高熱化
による損傷を防止する方法が採られていた。この場合
に、モータ出力が大きい程、発生熱も大きくなり、励磁
捲線の焼損を防止する上から熱伝導性が大きい金属ハウ
ジングは必須である。他方、上述のような金属ハウジン
グを有した産業用モータに対する電力、つまり、励磁電
流の供給は、外部の電力ケーブルの先端に取り付けたコ
ネクタ、例えば雄型コネクタをモータの後部金属ハウジ
ングの一部に外側に向けて突出、形成したコネクタ台座
にねじ止め方法で取り付けた雌型コネクタに差込み装着
することにより接続し、電流供給を行う構造のものが一
般的に多用されている。第３図は、このような従来の産
業用モータの一例を示したものである。
同第３図において、ステータ１の鉄心を形成するコネ
クタ２の前後に金属製の前部フランジ３と後部ハウジン
グ４が設けられ、前部フランジ３の前方にはステータ１
の内部に装填されたロータ（図示なし）からモータ出力
軸５が突出して被駆動体に機械的に結合可能にされ、後
部ハウジング４の後方には更にカバー６がモータの後端
を被覆するように設けられている。そして、後部ハウジ
ング４からモータの径方向、外側に向けてコネクタ台座
７が形成され、このコネクタ台座７にコネクタ８がねじ
９で取付けられた構造に成っている。
クタ２の前後に金属製の前部フランジ３と後部ハウジン
グ４が設けられ、前部フランジ３の前方にはステータ１
の内部に装填されたロータ（図示なし）からモータ出力
軸５が突出して被駆動体に機械的に結合可能にされ、後
部ハウジング４の後方には更にカバー６がモータの後端
を被覆するように設けられている。そして、後部ハウジ
ング４からモータの径方向、外側に向けてコネクタ台座
７が形成され、このコネクタ台座７にコネクタ８がねじ
９で取付けられた構造に成っている。
上述のようなコネクタを金属ハウジングのコネクタ台
座にねじで取り付ける構造では、モータの製造過程で、
市販のコネクタ部品８を作業者がねじ９で止める手作業
工程が入り、しかも、工作機械の回転源として用いられ
るモータのときには、機械の使用時に飛散する加工液等
による濡れ防止上からパッキン10を介在させてコネクタ
部品８をねじ止めし、その上に取付け部にグリースを塗
布して水分の侵入を防止する方法が採られるために、モ
ータ製造工程における工数がコスト低減の観点からは、
多過ぎると言う問題点が有る。
座にねじで取り付ける構造では、モータの製造過程で、
市販のコネクタ部品８を作業者がねじ９で止める手作業
工程が入り、しかも、工作機械の回転源として用いられ
るモータのときには、機械の使用時に飛散する加工液等
による濡れ防止上からパッキン10を介在させてコネクタ
部品８をねじ止めし、その上に取付け部にグリースを塗
布して水分の侵入を防止する方法が採られるために、モ
ータ製造工程における工数がコスト低減の観点からは、
多過ぎると言う問題点が有る。
また、金属製後部ハウジング４の外周にコネクタ台座
７を突出させた構造は、市販のコネクタ部品８を用いて
コスト低減を図る観点から採用された構造であるが、他
方、このように外周にモータ径方向に突出したコネクタ
台座７を形成した構造では、該コネクタ台座７の頂部を
包含したモータの包絡外形が大きくなり、工作機械等に
モータを搭載する際の占有空間が大きくなる等の問題が
有る。
７を突出させた構造は、市販のコネクタ部品８を用いて
コスト低減を図る観点から採用された構造であるが、他
方、このように外周にモータ径方向に突出したコネクタ
台座７を形成した構造では、該コネクタ台座７の頂部を
包含したモータの包絡外形が大きくなり、工作機械等に
モータを搭載する際の占有空間が大きくなる等の問題が
有る。
然るに、比較的に小出力の産業用モータでは上述した
銅損熱や鉄損熱の放熱条件は緩和され、前部フランジが
伝熱上また、機械的支持強度上から金属材料で形成され
ていれば、後部ハウジングは必ずしも金属材料で形成す
る必要性は無く、むしろモータの軽量化の観点からは、
樹脂材料で形成することも可能である。
銅損熱や鉄損熱の放熱条件は緩和され、前部フランジが
伝熱上また、機械的支持強度上から金属材料で形成され
ていれば、後部ハウジングは必ずしも金属材料で形成す
る必要性は無く、むしろモータの軽量化の観点からは、
樹脂材料で形成することも可能である。
依って、本発明の主目的は、上述した諸問題を解決す
るモータの構造を提供せんとするものである。
るモータの構造を提供せんとするものである。
本発明の他の目的は、モータの後部ハウジングを樹脂
材の成形加工で形成すると共に同後部ハウジングの一部
に給電コネクタを一体に成形加工で形成した構造を有す
る産業用モータを提供せんとするものである。
材の成形加工で形成すると共に同後部ハウジングの一部
に給電コネクタを一体に成形加工で形成した構造を有す
る産業用モータを提供せんとするものである。
本発明は、上述の発明の目的を達成するために、ステ
ータのコアの前後端に前部フランジと後部ハウジングを
夫々固定し、該前部フランジ及び後部ハウジングに保持
された回転軸受を介して前記ステータ内に空隙を介して
ロータを回転自在に支持したモータの構造において、 前記前部フランジを金属フランジに形成してモータ出
力軸を前記ロータから該金属フランジの前方に突出させ
ると共に前記後部ハウジングを樹脂材の成形により形成
した筒形ハウジングに形成し、かつ、該筒形ハウジング
の周壁部位の一部にロータ軸の方向に延び、内部にコネ
クタ受け孔を画成する膨出部を一体成形加工により設け
て、モータに対する給電用コネクタを構成し、 前記膨出部の内部に別体の支持壁をロータ軸に対して
径方向に立設して該支持壁により前記給電コネクタのコ
ネクタピンを水平支持し、該コネクタピンを前記ステー
タの巻線に接続した構成を有する一体成形コネクタを有
したモータの構造を提供するものである。
ータのコアの前後端に前部フランジと後部ハウジングを
夫々固定し、該前部フランジ及び後部ハウジングに保持
された回転軸受を介して前記ステータ内に空隙を介して
ロータを回転自在に支持したモータの構造において、 前記前部フランジを金属フランジに形成してモータ出
力軸を前記ロータから該金属フランジの前方に突出させ
ると共に前記後部ハウジングを樹脂材の成形により形成
した筒形ハウジングに形成し、かつ、該筒形ハウジング
の周壁部位の一部にロータ軸の方向に延び、内部にコネ
クタ受け孔を画成する膨出部を一体成形加工により設け
て、モータに対する給電用コネクタを構成し、 前記膨出部の内部に別体の支持壁をロータ軸に対して
径方向に立設して該支持壁により前記給電コネクタのコ
ネクタピンを水平支持し、該コネクタピンを前記ステー
タの巻線に接続した構成を有する一体成形コネクタを有
したモータの構造を提供するものである。
上記の構成を有したモータの構造によれば、後部ハウ
ジングは樹脂材で成形加工すると同時にコネクタを成形
加工で後部ハウジングの周壁部から膨出させて内部にロ
ータ軸線方向に延びるコネクタ受け孔を形成することに
より、外部コネクタを係止するロック機構や外部コネク
タの差込みを必ず上下面間で一定向きにする逆差込み防
止溝を成形時に形成でき、また、シール構造の形成やコ
ネクタ部品のねじ止めを不要にすることができるのであ
る。以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づき、更
に詳細に説明する。
ジングは樹脂材で成形加工すると同時にコネクタを成形
加工で後部ハウジングの周壁部から膨出させて内部にロ
ータ軸線方向に延びるコネクタ受け孔を形成することに
より、外部コネクタを係止するロック機構や外部コネク
タの差込みを必ず上下面間で一定向きにする逆差込み防
止溝を成形時に形成でき、また、シール構造の形成やコ
ネクタ部品のねじ止めを不要にすることができるのであ
る。以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づき、更
に詳細に説明する。
〔実施例〕 第１図は、本発明による一体成形コネクタを有したモ
ータの構造の実施例の一部断面図示を含む正面図、第２
図は同モータ構造の一方の側面から見た側面図である。
ータの構造の実施例の一部断面図示を含む正面図、第２
図は同モータ構造の一方の側面から見た側面図である。
第１図に示すモータは、サーボモータの実施例であ
り、同サーボモータはステータ10及びこのステータ10の
中央内孔内に空隙を介して配置されたロータ20を有し、
上記ステータ10はステータコア12、励磁捲線14を具備し
ている。また、ロータ20は、中心部にロータ軸22を有
し、そのロータ軸22の先端24がモータ出力軸を成して前
方に突出している。ステータコア12の前端には金属性の
フランジ26がボルトねじ（図示なし）によって取付けら
れ、また、ステータコア12後端には樹脂材料から成る後
部ハウジング28が、同じくボルトねじによって取付けら
れている。また、前部フランジ26と後部ハウジング28の
両者の夫々中心部分に装着された回転軸受30、32により
前記のロータ軸22が支持され、以てロータ20が回転自在
に形成されている。更に、後部ハウジング28の後端には
カバー34がねじ止め、又は接着等の適宜の取付け方法で
取付けられており、このカバー34の内部にはサーボモー
タの回転検出器（図示なし）が格納されている。
り、同サーボモータはステータ10及びこのステータ10の
中央内孔内に空隙を介して配置されたロータ20を有し、
上記ステータ10はステータコア12、励磁捲線14を具備し
ている。また、ロータ20は、中心部にロータ軸22を有
し、そのロータ軸22の先端24がモータ出力軸を成して前
方に突出している。ステータコア12の前端には金属性の
フランジ26がボルトねじ（図示なし）によって取付けら
れ、また、ステータコア12後端には樹脂材料から成る後
部ハウジング28が、同じくボルトねじによって取付けら
れている。また、前部フランジ26と後部ハウジング28の
両者の夫々中心部分に装着された回転軸受30、32により
前記のロータ軸22が支持され、以てロータ20が回転自在
に形成されている。更に、後部ハウジング28の後端には
カバー34がねじ止め、又は接着等の適宜の取付け方法で
取付けられており、このカバー34の内部にはサーボモー
タの回転検出器（図示なし）が格納されている。
さて、本発明によると、後部ハウジング28は耐熱性を
有すると共に成形加工による加工性が良好で、かつ、成
形後に適正な機械的強度を備え得る樹脂材を用いて射出
成形法等の周知の成形方法に依って加工されている。こ
のような射出成形法によれば、後部ハウジング28の加工
精度を高レベルに確保できると共に従来は金属性の後部
ハウジングにコネクタ台座だけを形成したものに対比し
て、コネクタ装置40を一体に成形加工で設けることが可
能となる。上記コネクタ装置40は、後部ハウジング28の
一部分に成形型に従って形成された膨出部42を形成し、
その膨出部42の内部にコネクタ受け孔42aを形成し、そ
の受け孔42aの一端はモータ軸心と同方向を向いた開口4
2bとし、且つ受け孔42aの内奥部にはステータ10の捲線1
4に接続したコネクタピン46と、該コネクタピン46を支
える別体の支持壁49とが設けられ、第１図に破線で略示
した外部コネクタ50が受け孔42に挿入されると、コネク
タピン46と接続して給電用の電機的接続が達成される構
造に成っている。
有すると共に成形加工による加工性が良好で、かつ、成
形後に適正な機械的強度を備え得る樹脂材を用いて射出
成形法等の周知の成形方法に依って加工されている。こ
のような射出成形法によれば、後部ハウジング28の加工
精度を高レベルに確保できると共に従来は金属性の後部
ハウジングにコネクタ台座だけを形成したものに対比し
て、コネクタ装置40を一体に成形加工で設けることが可
能となる。上記コネクタ装置40は、後部ハウジング28の
一部分に成形型に従って形成された膨出部42を形成し、
その膨出部42の内部にコネクタ受け孔42aを形成し、そ
の受け孔42aの一端はモータ軸心と同方向を向いた開口4
2bとし、且つ受け孔42aの内奥部にはステータ10の捲線1
4に接続したコネクタピン46と、該コネクタピン46を支
える別体の支持壁49とが設けられ、第１図に破線で略示
した外部コネクタ50が受け孔42に挿入されると、コネク
タピン46と接続して給電用の電機的接続が達成される構
造に成っている。
このようにコネクタ装置40を樹脂材による後部ハウジ
ング28の成形加工時に一体に形成する構造とすれば、後
部ハウジング28をステータコア12の後端に取付ける際に
コネクタ装置40を完成させることが可能であり、しか
も、外部コネクタ50を受け孔42内に軸方向に挿入してコ
ネクタ接続を行う時に、該外部コネクタ50を係止するロ
ック爪44を予め形成する構造とし、また第２図に示すよ
うに受け孔42の内壁に案内溝48を形成しておけば、外部
コネクタ50の挿入に際して、該案内溝48内に係入する突
起を形成しておけば、常に外部コネクタ50は一定の上下
向きによりコネクタ装置40内に装着される、所謂、逆差
し防止構造が得られ、故に、モータ電力の供給時に各相
の電気相を有した励磁捲線14に対して外部コネクタ50の
電気相を常に一致させることができるのである。
ング28の成形加工時に一体に形成する構造とすれば、後
部ハウジング28をステータコア12の後端に取付ける際に
コネクタ装置40を完成させることが可能であり、しか
も、外部コネクタ50を受け孔42内に軸方向に挿入してコ
ネクタ接続を行う時に、該外部コネクタ50を係止するロ
ック爪44を予め形成する構造とし、また第２図に示すよ
うに受け孔42の内壁に案内溝48を形成しておけば、外部
コネクタ50の挿入に際して、該案内溝48内に係入する突
起を形成しておけば、常に外部コネクタ50は一定の上下
向きによりコネクタ装置40内に装着される、所謂、逆差
し防止構造が得られ、故に、モータ電力の供給時に各相
の電気相を有した励磁捲線14に対して外部コネクタ50の
電気相を常に一致させることができるのである。
また、外部コネクタ50がコネクタ装置40の受け孔42a
内に深く挿入される構造が得られるから、受け孔42aの
壁面と外部コネクタ50の挿入面との間でシール構造を設
計する等により、従来はパッキンに依存していた防水シ
ールを内部的に強化することが可能になるのである。
内に深く挿入される構造が得られるから、受け孔42aの
壁面と外部コネクタ50の挿入面との間でシール構造を設
計する等により、従来はパッキンに依存していた防水シ
ールを内部的に強化することが可能になるのである。
しかも、後部ハウジング28の樹脂化によりモータ重量
の軽量化が可能になり、かつ、該後部ハウジング28と共
に一体形成されたコネクタ装置40がモータ軸心と同方向
を差込み方向とする受け孔を有した形状、構造であるこ
とから、モータの包絡外形が従来の突出コネクタ台座を
有した構造に対比して縮小させてコンパクト化でき、従
って、モータを工作機械等の被回転駆動部に装着する際
の専有空間を縮小させることが可能になる。
の軽量化が可能になり、かつ、該後部ハウジング28と共
に一体形成されたコネクタ装置40がモータ軸心と同方向
を差込み方向とする受け孔を有した形状、構造であるこ
とから、モータの包絡外形が従来の突出コネクタ台座を
有した構造に対比して縮小させてコンパクト化でき、従
って、モータを工作機械等の被回転駆動部に装着する際
の専有空間を縮小させることが可能になる。
なお、上記実施例はサーボモータに関して説明した
が、これに限ることなく、誘導モータ等他種の産業用モ
ータにおいても比較的小出力系のモータでは、後部ハウ
ジングを樹脂材で成形加工する段階で一部を膨出構造に
成形加工して内部にコネクタ装置の受け孔を形成し、内
奥部にコネクタピンを植設する構造により、上記と同様
な一体形成型のコネクタを有したモータ構造を得ること
ができることは言うまでもない。
が、これに限ることなく、誘導モータ等他種の産業用モ
ータにおいても比較的小出力系のモータでは、後部ハウ
ジングを樹脂材で成形加工する段階で一部を膨出構造に
成形加工して内部にコネクタ装置の受け孔を形成し、内
奥部にコネクタピンを植設する構造により、上記と同様
な一体形成型のコネクタを有したモータ構造を得ること
ができることは言うまでもない。
以上の実施例の記載を通して理解できるように、本発
明によれば、サーボモータを始め産業用モータにおい
て、後部ハウジングを樹脂材の成形ハウジングに形成
し、かつ、該成形ハウジングにモータに対する供電用コ
ネクタを一体成形加工により形成し、具備させた構造と
したから、コネクタのねじ止め作業工程を省略してモー
タ製造工程の工数削減を可能とし、以てコスト低減に寄
与し得ると共に、ロック機構、コネクタの逆差し防止機
構、防水シール機構等の構造的性能を一段と向上させ得
る設計、構造を採用でき、モータの構造面における機能
向上を図ることができると言う効果が得られるのであ
る。
明によれば、サーボモータを始め産業用モータにおい
て、後部ハウジングを樹脂材の成形ハウジングに形成
し、かつ、該成形ハウジングにモータに対する供電用コ
ネクタを一体成形加工により形成し、具備させた構造と
したから、コネクタのねじ止め作業工程を省略してモー
タ製造工程の工数削減を可能とし、以てコスト低減に寄
与し得ると共に、ロック機構、コネクタの逆差し防止機
構、防水シール機構等の構造的性能を一段と向上させ得
る設計、構造を採用でき、モータの構造面における機能
向上を図ることができると言う効果が得られるのであ
る。
第１図は、本発明による一体成形コネクタを有したモー
タの構造の実施例の一部断面図示を含む正面図、第２図
は同モータ構造の一方の側面から見た側面図、第３図
は、従来の産業用モータとそれに具備されたコネクタ構
造とを示す一部断面による正面図である。 10……ステータ、12……ステータコア、14……励磁捲
線、20……ロータ、22……ロータ軸、26……前部フラン
ジ、28……後部ハウジング、40……コネクタ装置、42…
…膨出部、42a……受け孔、42b……開口、46……コネク
タピン。50……外部コネクタ。
タの構造の実施例の一部断面図示を含む正面図、第２図
は同モータ構造の一方の側面から見た側面図、第３図
は、従来の産業用モータとそれに具備されたコネクタ構
造とを示す一部断面による正面図である。 10……ステータ、12……ステータコア、14……励磁捲
線、20……ロータ、22……ロータ軸、26……前部フラン
ジ、28……後部ハウジング、40……コネクタ装置、42…
…膨出部、42a……受け孔、42b……開口、46……コネク
タピン。50……外部コネクタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 裕之 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580 番地 ファナック株式会社商品開発研究 所内 (72)発明者 仁科 雅司 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580 番地 ファナック株式会社商品開発研究 所内 (72)発明者 山本 致良 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580 番地 ファナック株式会社商品開発研究 所内 (56)参考文献 特開 昭55−17216（ＪＰ，Ａ) 特開 昭56−1748（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−96147（ＪＰ，Ａ) 実開 昭54−57309（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−78062（ＪＰ，Ｕ)
Claims (2)
- 【請求項１】ステータのコアの前後端に前部フランジと
後部ハウジングを夫々固定し、該前部フランジ及び後部
ハウジングに保持された回転軸受を介して前記ステータ
内に空隙を介してロータを回転自在に支持したモータの
構造において、 前記前部フランジを金属フランジに形成してモータ出力
軸を前記ロータから該金属フランジの前方に突出させる
と共に前記後部ハウジングを樹脂材の成形により形成し
た筒形ハウジングに形成し、かつ、該筒形ハウジングの
周壁部位の一部にロータ軸の方向に延び、内部にコネク
タ受け孔を画成する膨出部を一体成形加工により設け
て、モータに対する給電用コネクタを構成し、 前記膨出部の内部に別体の支持壁をロータ軸に対して径
方向に立設して該支持壁により前記給電コネクタのコネ
クタピンを水平支持し、該コネクタピンを前記ステータ
の巻線に接続した構成を有することを特徴とする一体成
形コネクタを有したモータの構造。 - 【請求項２】前記成形ハウジングに一体成形により形成
された前記給電用コネクタは、前記モータの出力軸と同
方向に向けて開口した外部コネクタの差込み口を有する
共に、該外部コネクタの内端を案内する案内溝と該外部
コネクタに係止するロック爪とを備えて成る構造を有す
る請求項1.に記載の一体成形コネクタを有したモータの
構造。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1128673A JP2598130B2 (ja) | 1989-05-24 | 1989-05-24 | 一体成形コネクタを有したモータの構造 |
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