JP2597974Y2 - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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JP2597974Y2
JP2597974Y2 JP1993028669U JP2866993U JP2597974Y2 JP 2597974 Y2 JP2597974 Y2 JP 2597974Y2 JP 1993028669 U JP1993028669 U JP 1993028669U JP 2866993 U JP2866993 U JP 2866993U JP 2597974 Y2 JP2597974 Y2 JP 2597974Y2
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稔彦 翁
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、レンズ面の光の反射に
よるゴーストを防止することができる光走査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、レーザービームプリンタ、レー
ザーファクシミリ、デジタル複写機などでは、画像信号
によって変調されたレーザー光源からの光を走査して画
像を形成する光走査装置が用いられている。図5は光走
査装置の副走査方向光学系の一般的な例を示す。図5に
おいて、レーザーダイオード1から出射されたレーザー
光はコリメートレンズ2によって平行光束にされ、さら
にシリンドリカルレンズ3によって一方向にのみ集束さ
せられ、ポリゴンミラーなどの偏向面4に線状に集束さ
れる。偏向面4によって偏向された光は、fθレンズ系
5を経ることによって感光体ドラムなどの結像面8に点
状に集束される。偏向面4と結像面8は共役の位置関係
にある。
【0003】偏向面4によって光が偏向されることによ
り、結像面8において光が主走査方向に走査される。そ
こで、光の走査に同期してレーザーダイオード1に画像
信号を入力し、また、1回の主走査が終了するごとに結
像面8を副走査方向に僅かにずらすことにより、結像面
8に所定の画像を形成することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の光走査装置
において、コリメートレンズ2の後に配置されたシリン
ドリカルレンズ3は、コリメートレンズ2によって平行
光束とされたレーザー光を偏向面4に横長の線状に絞る
ためのものであり、平凸のかまぼこ状のレンズである。
この光学系において、レーザーダイオード1から発せら
れた光の一部がシリンドリカルレンズ3の面で反射さ
れ、レーザーダイオード1に向かって戻る。レーザーダ
イオード1の光の出射面には半導体の結晶性を利用した
鏡面状の劈開面があるため、レーザーダイオード1に向
かって戻ったシリンドリカルレンズ3の面での反射光が
上記劈開面で反射され、この反射光がゴースト光として
結像面8に写り込み、画像の質を低下させる不具合があ
る。
【0005】本考案は、上記従来の問題点を解消するた
めになされたもので、シリンドリカルレンズの面で反射
された光の一部がレーザーダイオードで反射されて結像
面にゴースト像として写り込むことを防止することがで
きる光走査装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の考案は、
コリメートレンズを通った光源からの光を偏向面に線状
に集束させるシリンドリカルレンズを有してなる光走査
装置において、上記シリンドリカルレンズは、光軸に対
して平行に配設される枠体と、上記光軸に対して傾斜し
た状態で上記枠体と一体に成形されたレンズ部とからな
ることを特徴とする。 請求項2記載の考案は、コリメー
トレンズを通った光源からの光を偏向面に線状に集束さ
せるシリンドリカルレンズを有してなる光走査装置にお
いて、上記シリンドリカルレンズは、光軸に対して平行
に配設される枠体と、背反する凹面と凸面とを有し上記
枠体と一体に成形されたレンズ部とからなることを特徴
とする。
【0007】
【作用】シリンドリカルレンズのレンズ部を光軸に対し
て傾け、あるいはシリンドリカルレンズのレンズ部を凹
面と凸面を有する凹凸状レンズとしたことにより、シリ
ンドリカルレンズの面で反射された光は光軸から外れ、
結像面にゴースト像として写り込むこともない。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら本考案の実施例に
ついて説明することにするが、本考案の全体的な光学配
置関係は一般の例と変わりがなく、シリンドリカルレン
ズの配置態様あるいは形状に特徴があるものであるか
ら、シリンドリカルレンズ自体の構成を重点的に説明す
る。
【0009】図1(a)(b)において、シリンドリカ
ルレンズは、前記一般の例と同様にコリメートレンズと
偏向面との間に配置されるもので、プラスチックからな
り、装置本体に取付けるための枠体31と、この枠体3
1と一体に成形されたレンズ部30とからなる。上記枠
体31は、光軸に対して平行に配設されていて、上記レ
ンズ部30は、光軸に対して傾斜した状態で枠体31に
一体成形されている。シリンドリカルレンズのレンズ部
30の傾ける方向は任意であり、例えば図1(b)に示
すように水平方向の軸Xを中心に回転させてもよいし、
垂直方向の軸Yを中心に回転させてもよい。図1(a)
は軸Xを中心に回転させる場合を示す。
【0010】このようにシリンドリカルレンズのレンズ
30を光軸に対して傾けると、レーザーダイオードか
ら出射されたレーザー光のシリンドリカルレンズのレン
ズ部30の面での反射光は光軸から外れ、半導体レーザ
ーに戻ることはない。従って、シリンドリカルレンズ
レンズ部30の面での反射光がレーザーダイオードの鏡
面で反射されることもなく、結像面にゴースト像として
写り込むこともなく、良質な画像を得ることができる。
また、レンズ部30を、光軸に対して平行に配設された
枠体31と一体に成形しているため、枠体31を装置本
体に取り付けることにより、自ずと、結像面にゴースト
像として写り込むのを防止することができる。
【0011】シリンドリカルレンズのレンズ部30を光
軸に対して傾けることにより、シリンドリカルレンズ
レンズ部30の屈折の影響で結像面での結像位置が若干
ずれるが、ほとんど不具合はないし、ずれを見込んで結
像面を若干ずらしてもよい。
【0012】シリンドリカルレンズをプラスチックで一
体成形する場合、シリンドリカルレンズのレンズ部を光
軸に対し傾けて取付ける手段として、図2、図3に示す
ように、枠体に対して予めシリンドリカルレンズのレン
ズ部を傾けて一体成形してもよい。図2の例は、枠体3
3に対してシリンドリカルレンズのレンズ部32を予め
副走査方向に傾けたものであり、図3の例は、枠体35
に対してシリンドリカルレンズのレンズ部34を予め主
走査方向に傾けたものである。図2、図3の何れの例に
しても前記実施例と同様の作用効果を奏する。
【0013】以上、シリンドリカルレンズのレンズ部
光軸に対して傾けた例について説明したが、図4に示す
ように、光軸に対して平行に配設される枠体38と、
ースト除去のための凹面36と凸面37とを有し上記枠
体38と一体に成形されたかまぼこ形状の凹凸状レンズ
部とからなるシリンドリカルレンズとしてもよい。シリ
ンドリカルレンズのレンズ部を凹凸状レンズにすると、
その反射光は光軸から外れるため、レーザーダイオード
に戻ることはなく、反射光が結像面にゴースト像として
写り込むこともない。また、凹面36と凸面37とから
なるレンズ部を、光軸に対して平行に配設された枠体3
8と一体に成形しているため、枠体38を装置本体に取
り付けることにより、自ずと、結像面にゴースト像とし
て写り込むのを防止することができる。
【0014】
【考案の効果】本考案によれば、コリメートレンズと偏
向面との間に配置されるシリンドリカルレンズを光軸に
対して平行に配設される枠体と、光軸に対して傾斜した
状態で枠体と一体に成形されたレンズ部とからなる構成
にし、あるいは、シリンドリカルレンズを光軸に対して
平行に配設される枠体と、背反する凹面と凸面とを有し
枠体と一体に成形されたレンズ部とからなる構成にした
ため、シリンドリカルレンズのレンズ面で反射された光
は光軸から外れ、光源に戻ることがなく、上記反射光が
光源で反射されて結像面にゴースト像として写り込むこ
ともない。また、シリンドリカルレンズのレンズ部を、
光軸に対して平行に配設された枠体と一体に成形してい
るため、枠体を装置本体に取り付けることにより、自ず
と、結像面にゴースト像として写り込むのを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に適用可能なシリンドリカルレンズの例
を示すもので、(a)は側面断面図、(b)は正面図で
ある。
【図2】本考案に適用可能なシリンドリカルレンズの別
の例を示す側面断面図である。
【図3】本考案に適用可能なシリンドリカルレンズのさ
らに別の例を示す平面断面図である。
【図4】本考案に適用可能なシリンドリカルレンズのさ
らに別の例を示す平面断面図である。
【図5】光走査装置の一般的な例を模式的に示す光学配
置図である。
【符号の説明】
30 シリンドリカルレンズのレンズ部 32 シリンドリカルレンズのレンズ部 34 シリンドリカルレンズのレンズ部 36 凹面 37 凸面 38 シリンドリカルレンズの枠体 1 光源 2 コリメートレンズ 3 シリンドリカルレンズ 4 偏向面 8 結像面

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コリメートレンズを通った光源からの光
    を偏向面に線状に集束させるシリンドリカルレンズを有
    してなる光走査装置において、上記シリンドリカルレン
    は、光軸に対して平行に配設される枠体と、上記光軸
    に対して傾斜した状態で上記枠体と一体に成形されたレ
    ンズ部とからなることを特徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】 コリメートレンズを通った光源からの光
    を偏向面に線状に集束させるシリンドリカルレンズを有
    してなる光走査装置において、上記シリンドリカルレン
    は、光軸に対して平行に配設される枠体と、背反する
    凹面と凸面とを有し上記枠体と一体に成形されたレンズ
    部とからなることを特徴とする光走査装置。
JP1993028669U 1993-04-30 1993-04-30 光走査装置 Expired - Fee Related JP2597974Y2 (ja)

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JPH0682620U JPH0682620U (ja) 1994-11-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH067229B2 (ja) * 1985-06-25 1994-01-26 京セラ株式会社 光走査装置
JPH01216314A (ja) * 1988-02-24 1989-08-30 Bando Chem Ind Ltd 走査光学系

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JPH0682620U (ja) 1994-11-25

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