JP2597769Y2 - 輸送用トレー - Google Patents
輸送用トレーInfo
- Publication number
- JP2597769Y2 JP2597769Y2 JP1992075872U JP7587292U JP2597769Y2 JP 2597769 Y2 JP2597769 Y2 JP 2597769Y2 JP 1992075872 U JP1992075872 U JP 1992075872U JP 7587292 U JP7587292 U JP 7587292U JP 2597769 Y2 JP2597769 Y2 JP 2597769Y2
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- Japan
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- tray
- bottom wall
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- adhesive
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- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
- Packaging Frangible Articles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばプリント基板、
電子用小物部品、機械用の精密小物部品及びその他の小
物品の輸送に用いる輸送用トレーに関する。
電子用小物部品、機械用の精密小物部品及びその他の小
物品の輸送に用いる輸送用トレーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の物品の梱包輸送には、図
4に示すような発泡樹脂で形成したトレー20が用いら
れている。これは、トレーの内部に収納物品の寸法に適
合した複数の仕切室21を設けて四周側壁22を高く
し、各物品が、前記側壁22の高さ内において各仕切室
21内にきっちりと収納されるようになっている。
4に示すような発泡樹脂で形成したトレー20が用いら
れている。これは、トレーの内部に収納物品の寸法に適
合した複数の仕切室21を設けて四周側壁22を高く
し、各物品が、前記側壁22の高さ内において各仕切室
21内にきっちりと収納されるようになっている。
【0003】しかし、前述した従来のトレーは、仕切室
を収納物品の寸法に適合させて形成しなければならない
から、物品の寸法が多種多様にわたる場合には、それぞ
れのトレーを製作する金型が必要となって製造費が高額
化し、且つ前記寸法毎のトレーを保管するスペースも大
きくなり、その在庫管理も煩雑で相当な手間を要してい
た。また、発泡樹脂材でトレーを形成するので仕切室を
区画する仕切壁の厚みが大きくなり、トレーの表面面積
に比して収納スペースが小さいため、トレー1個当りの
物品の収納効率、輸送効率がきわめて劣っていた。ま
た、使用済みのトレーは、物品が直接配置される部分の
破損・汚損があると、再利用に適さなくなることがあ
り、そのような場合、トレー全体を交換せざるを得なか
った。
を収納物品の寸法に適合させて形成しなければならない
から、物品の寸法が多種多様にわたる場合には、それぞ
れのトレーを製作する金型が必要となって製造費が高額
化し、且つ前記寸法毎のトレーを保管するスペースも大
きくなり、その在庫管理も煩雑で相当な手間を要してい
た。また、発泡樹脂材でトレーを形成するので仕切室を
区画する仕切壁の厚みが大きくなり、トレーの表面面積
に比して収納スペースが小さいため、トレー1個当りの
物品の収納効率、輸送効率がきわめて劣っていた。ま
た、使用済みのトレーは、物品が直接配置される部分の
破損・汚損があると、再利用に適さなくなることがあ
り、そのような場合、トレー全体を交換せざるを得なか
った。
【0004】本考案は上記の問題点を解決しようとする
もので、表面に粘着剤塗布層を有する樹脂性の発泡体を
トレー本体の内部に貼着し、このトレー本体内において
物品の寸法とは無関係にその所要数を剥離可能に粘着固
定させることができ、したがって寸法毎の保管管理を要
せず、1個当りの収納効率、輸送効率を高め、低廉なコ
ストで製造することができ、さらにトレー本体の再利用
を促進することのできる輸送用トレーを提供するもので
ある。
もので、表面に粘着剤塗布層を有する樹脂性の発泡体を
トレー本体の内部に貼着し、このトレー本体内において
物品の寸法とは無関係にその所要数を剥離可能に粘着固
定させることができ、したがって寸法毎の保管管理を要
せず、1個当りの収納効率、輸送効率を高め、低廉なコ
ストで製造することができ、さらにトレー本体の再利用
を促進することのできる輸送用トレーを提供するもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本考案の輸送
用シートは、底壁の周囲に、やゝ高い側壁を周設してな
るトレー本体を発泡樹脂材により形成し、前記底壁内面
に樹脂製の発泡体を剥離可能に貼着し、この発泡体の上
面には前記底壁内面に対する粘着強度よりも弱い粘着性
の粘着剤塗布層を設けたことを特徴としている。前記発
泡体はその下面に剛性を有する板材を一体に粘着し、こ
の板材を前記底壁内面に剥離可能に貼着することもで
き、また、前記発泡体に吸湿剤の粒子を混入させてもよ
い。
用シートは、底壁の周囲に、やゝ高い側壁を周設してな
るトレー本体を発泡樹脂材により形成し、前記底壁内面
に樹脂製の発泡体を剥離可能に貼着し、この発泡体の上
面には前記底壁内面に対する粘着強度よりも弱い粘着性
の粘着剤塗布層を設けたことを特徴としている。前記発
泡体はその下面に剛性を有する板材を一体に粘着し、こ
の板材を前記底壁内面に剥離可能に貼着することもで
き、また、前記発泡体に吸湿剤の粒子を混入させてもよ
い。
【0006】物品をトレーの内底面の粘着剤塗布層に圧
着すると、物品はこの塗布層に粘着してずれ動くことな
く該位置に固定される。この場合、圧着する物品間の間
隔は自由に設定できるから、物品の寸法とは無関係にト
レーの内底面に粘着固定することができる。所要数の物
品を固定した輸送用トレーは、これを順次に積み重ねて
箱内に梱包し輸送するが、トレー内に収納された物品
は、輸送時などにおける振動又は落下衝撃などを発泡体
が緩衝するため、その破損が防止される。塗布層に固定
された物品は、柔軟な発泡材と物品の固定面との間に隙
間が介在し、容易に物品を引き剥して塗布層から取り外
すことができる。この場合、塗布層の粘着強度は、発泡
体の下面の粘着剤層の粘着強度よりも弱くしてあるた
め、発泡体が底壁内面から剥れることなく、また引き剥
した物品の固定面に粘着剤が付着することはない。前記
発泡体を剛性を有する板材に粘着し、この板材をトレー
本体の内壁面に剥離可能に貼着した場合には、収納物品
が重量を有するような場合に、トレー自体が変形するの
を防止できる利点がある。さらに、本願考案では、底壁
内面に樹脂製の発泡体を剥離可能に貼着しており、仮に
物品を直接装着する発泡体が損傷又は汚損して使えなく
なっても、発泡体のみを交換するだけで、発泡樹脂材の
トレー本体を再利用できるという効果を奏する。しか
も、その交換は単にトレー本体から発泡体を引き剥すだ
けで良い。通常、発泡樹脂材のトレー本体は高価であ
り、廃棄物の量も多い。しかしながら、本願考案では、
使用済みの発泡体のみを交換するだけなので、梱包費の
削減、省資源化、廃棄物処理の減量化に大きく貢献する
こととなる。
着すると、物品はこの塗布層に粘着してずれ動くことな
く該位置に固定される。この場合、圧着する物品間の間
隔は自由に設定できるから、物品の寸法とは無関係にト
レーの内底面に粘着固定することができる。所要数の物
品を固定した輸送用トレーは、これを順次に積み重ねて
箱内に梱包し輸送するが、トレー内に収納された物品
は、輸送時などにおける振動又は落下衝撃などを発泡体
が緩衝するため、その破損が防止される。塗布層に固定
された物品は、柔軟な発泡材と物品の固定面との間に隙
間が介在し、容易に物品を引き剥して塗布層から取り外
すことができる。この場合、塗布層の粘着強度は、発泡
体の下面の粘着剤層の粘着強度よりも弱くしてあるた
め、発泡体が底壁内面から剥れることなく、また引き剥
した物品の固定面に粘着剤が付着することはない。前記
発泡体を剛性を有する板材に粘着し、この板材をトレー
本体の内壁面に剥離可能に貼着した場合には、収納物品
が重量を有するような場合に、トレー自体が変形するの
を防止できる利点がある。さらに、本願考案では、底壁
内面に樹脂製の発泡体を剥離可能に貼着しており、仮に
物品を直接装着する発泡体が損傷又は汚損して使えなく
なっても、発泡体のみを交換するだけで、発泡樹脂材の
トレー本体を再利用できるという効果を奏する。しか
も、その交換は単にトレー本体から発泡体を引き剥すだ
けで良い。通常、発泡樹脂材のトレー本体は高価であ
り、廃棄物の量も多い。しかしながら、本願考案では、
使用済みの発泡体のみを交換するだけなので、梱包費の
削減、省資源化、廃棄物処理の減量化に大きく貢献する
こととなる。
【0007】
【実施例】図1は、本考案の輸送用トレーの一実施例を
示す断面図であり、この輸送用トレー1は、発泡樹脂材
により、四周側壁2を高く、且つ底壁3の内面を平坦に
してトレー本体1aを形成してあり、この底壁3の内面
には、樹脂製の発泡体4を剥離可能に貼着してある。こ
の発泡体4は上面に粘着剤塗布層5を設けるとともに、
その下面に粘着剤層6を設けてある。上記において、発
泡体4の上面に設ける粘着剤塗布層5の粘着度は、発泡
体4の下面の粘着剤層6の粘着度よりも弱くしてあり、
塗布層5に粘着固定させた物品を引き剥すときに、発泡
体4が底壁3の内面から剥れないようにするとともに、
発泡体4の上面の粘着剤が物品面に付着しないようにな
っている。なお、図中7はスタッキング用の糸尻り状脚
部、8は前記発泡体4を剥離させるための指挿入孔であ
る。
示す断面図であり、この輸送用トレー1は、発泡樹脂材
により、四周側壁2を高く、且つ底壁3の内面を平坦に
してトレー本体1aを形成してあり、この底壁3の内面
には、樹脂製の発泡体4を剥離可能に貼着してある。こ
の発泡体4は上面に粘着剤塗布層5を設けるとともに、
その下面に粘着剤層6を設けてある。上記において、発
泡体4の上面に設ける粘着剤塗布層5の粘着度は、発泡
体4の下面の粘着剤層6の粘着度よりも弱くしてあり、
塗布層5に粘着固定させた物品を引き剥すときに、発泡
体4が底壁3の内面から剥れないようにするとともに、
発泡体4の上面の粘着剤が物品面に付着しないようにな
っている。なお、図中7はスタッキング用の糸尻り状脚
部、8は前記発泡体4を剥離させるための指挿入孔であ
る。
【0008】この輸送用トレー1は上記の構成からなっ
ており、図2に示すように、収納する物品mを内底面の
塗布層5に圧着すると、物品mは塗布層5に粘着してず
れ動くことなく該位置に固定される。この場合、圧着す
る物品m間の間隔は自由に設定できるから、物品の寸法
とは無関係にトレーの内底面にこれを粘着固定すること
ができ、例えば物品mを相互に隣接して固定させると、
トレー1個当りの収納効率を大幅に増加させることがで
きる。なお、接続用の突出した脚を有する電子用小物部
品などは、この脚を発泡体4に挿入して固定することに
より、脚を保護することが可能である。
ており、図2に示すように、収納する物品mを内底面の
塗布層5に圧着すると、物品mは塗布層5に粘着してず
れ動くことなく該位置に固定される。この場合、圧着す
る物品m間の間隔は自由に設定できるから、物品の寸法
とは無関係にトレーの内底面にこれを粘着固定すること
ができ、例えば物品mを相互に隣接して固定させると、
トレー1個当りの収納効率を大幅に増加させることがで
きる。なお、接続用の突出した脚を有する電子用小物部
品などは、この脚を発泡体4に挿入して固定することに
より、脚を保護することが可能である。
【0009】所要数の物品mを固定した輸送用トレー1
は、図2の2点鎖線で示すように、これを順次に積み重
ねて箱内に梱包し輸送する。この際、物品mを塵埃から
防護し、且つそのずれ動きを防止するため、粘着度が前
記塗布層5と同程度の粘着剤塗布層をその下面に有する
発泡体9を物品mの上面に圧着させてもよい。トレー内
に収納された物品mは、発泡体4が緩衝作用を果たすか
ら、輸送時などの振動又は落下衝撃などにより破損する
ことが防止される。
は、図2の2点鎖線で示すように、これを順次に積み重
ねて箱内に梱包し輸送する。この際、物品mを塵埃から
防護し、且つそのずれ動きを防止するため、粘着度が前
記塗布層5と同程度の粘着剤塗布層をその下面に有する
発泡体9を物品mの上面に圧着させてもよい。トレー内
に収納された物品mは、発泡体4が緩衝作用を果たすか
ら、輸送時などの振動又は落下衝撃などにより破損する
ことが防止される。
【0010】塗布層5に固定された物品mは、これを柔
軟な発泡体4に押圧すると、物品mの固定面と塗布層5
との間に隙間が残り、したがって、この物品を容易に引
き剥して塗布層5から取り外すことができる。この場
合、すでに述べたように、塗布層5の粘着強度は、発泡
体4の下面の粘着剤層6の粘着度よりも弱くするととも
に、引き剥した物品mの固定面に粘着剤が付着すること
はない。そして、本願考案では、底壁内面に樹脂製の発
泡体4を剥離可能に貼着しており、仮に物品mを直接装
着する発泡体4が損傷又は汚損して使えなくなっても、
発泡体4のみを交換するだけで、発泡樹脂材のトレー本
体1aを再利用できるという効果を奏する。しかも、そ
の交換は単にトレー本体1aから発泡体4を引き剥すだ
けで良い。通常、発泡樹脂材のトレー本体1aは高価で
あり、廃棄物の量も多い。しかしながら、本願考案で
は、使用済みの発泡体4のみを交換するだけなので、梱
包費の削減、省資源化、廃棄物処理の減量化に大きく貢
献することとなる。
軟な発泡体4に押圧すると、物品mの固定面と塗布層5
との間に隙間が残り、したがって、この物品を容易に引
き剥して塗布層5から取り外すことができる。この場
合、すでに述べたように、塗布層5の粘着強度は、発泡
体4の下面の粘着剤層6の粘着度よりも弱くするととも
に、引き剥した物品mの固定面に粘着剤が付着すること
はない。そして、本願考案では、底壁内面に樹脂製の発
泡体4を剥離可能に貼着しており、仮に物品mを直接装
着する発泡体4が損傷又は汚損して使えなくなっても、
発泡体4のみを交換するだけで、発泡樹脂材のトレー本
体1aを再利用できるという効果を奏する。しかも、そ
の交換は単にトレー本体1aから発泡体4を引き剥すだ
けで良い。通常、発泡樹脂材のトレー本体1aは高価で
あり、廃棄物の量も多い。しかしながら、本願考案で
は、使用済みの発泡体4のみを交換するだけなので、梱
包費の削減、省資源化、廃棄物処理の減量化に大きく貢
献することとなる。
【0011】図3は、前記発泡体4を剛性を有する板材
10に一体に貼着した実施例であり、板材10がトレー
本体1aの底壁内面3に粘着剤層6によって剥離可能に
貼着される。この板材10には、例えば段ボール、ベニ
ヤ板、プラスチック板などが用いられる。この場合にお
いても、板材10と底壁内面との粘着強度は、当然発泡
体上面の粘着層5よりも強くしてあることは勿論であ
る。この実施例にあっては、収納物品が重量を有するよ
うな場合にトレー自体の変形を防止できる利点がある。
10に一体に貼着した実施例であり、板材10がトレー
本体1aの底壁内面3に粘着剤層6によって剥離可能に
貼着される。この板材10には、例えば段ボール、ベニ
ヤ板、プラスチック板などが用いられる。この場合にお
いても、板材10と底壁内面との粘着強度は、当然発泡
体上面の粘着層5よりも強くしてあることは勿論であ
る。この実施例にあっては、収納物品が重量を有するよ
うな場合にトレー自体の変形を防止できる利点がある。
【0012】上記の発泡体4に、例えばシリカゲル、塩
化カルシウム等の吸湿剤の粒子を混入し、湿度を吸収す
るようにすることも可能である。
化カルシウム等の吸湿剤の粒子を混入し、湿度を吸収す
るようにすることも可能である。
【0013】
【発明の効果】上記のごとく、本考案によれば、底壁の
周囲に、やゝ高い側壁を周設してなるトレー本体を発泡
樹脂材で形成し、前記底壁内面に樹脂製の発泡体、又は
発泡体と一体の板材を剥離可能に貼着し、この発泡体の
上面に弱粘着度の粘着剤塗布層を設けたので、物品の寸
法とは無関係にその所要数を剥離可能に粘着固定させる
ことができ、したがって寸法毎の保管管理を要せず、1
個当りの収納効率、輸送効率を高め得るほか、その製造
に金型を要しないので低廉に製造できる効果がある。ま
た、粘着剤塗布層に固定された物品は、発泡体の緩衝作
用により輸送時などの振動又は落下衝撃などによる破損
が防止され、且つ、この塗布層の粘着強度を弱くしてあ
り、取り外した物品の固定面に粘着剤が付着しないよう
にしてあるため、その品質を少しも損なわない効果があ
る。そして、本願考案では、底壁内面に樹脂製の発泡体
を剥離可能に貼着しており、仮に物品を直接装着する発
泡体が損傷又は汚損して使えなくなっても、発泡体のみ
を交換するだけで、発泡樹脂材のトレー本体を再利用で
きるという効果を奏する。しかも、その交換は単にトレ
ー本体から発泡体を引き剥すだけで良い。通常、発泡樹
脂材のトレー本体は高価であり、廃棄物の量も多い。し
かしながら、本願考案では、使用済みの発泡体のみを交
換するだけなので、梱包費の削減、省資源化、廃棄物処
理の減量化に大きく貢献することとなる。
周囲に、やゝ高い側壁を周設してなるトレー本体を発泡
樹脂材で形成し、前記底壁内面に樹脂製の発泡体、又は
発泡体と一体の板材を剥離可能に貼着し、この発泡体の
上面に弱粘着度の粘着剤塗布層を設けたので、物品の寸
法とは無関係にその所要数を剥離可能に粘着固定させる
ことができ、したがって寸法毎の保管管理を要せず、1
個当りの収納効率、輸送効率を高め得るほか、その製造
に金型を要しないので低廉に製造できる効果がある。ま
た、粘着剤塗布層に固定された物品は、発泡体の緩衝作
用により輸送時などの振動又は落下衝撃などによる破損
が防止され、且つ、この塗布層の粘着強度を弱くしてあ
り、取り外した物品の固定面に粘着剤が付着しないよう
にしてあるため、その品質を少しも損なわない効果があ
る。そして、本願考案では、底壁内面に樹脂製の発泡体
を剥離可能に貼着しており、仮に物品を直接装着する発
泡体が損傷又は汚損して使えなくなっても、発泡体のみ
を交換するだけで、発泡樹脂材のトレー本体を再利用で
きるという効果を奏する。しかも、その交換は単にトレ
ー本体から発泡体を引き剥すだけで良い。通常、発泡樹
脂材のトレー本体は高価であり、廃棄物の量も多い。し
かしながら、本願考案では、使用済みの発泡体のみを交
換するだけなので、梱包費の削減、省資源化、廃棄物処
理の減量化に大きく貢献することとなる。
【図1】本考案に係る輸送用トレーの中央縦断面図であ
る。
る。
【図2】同輸送用トレーの使用状態を示す断面図であ
る。
る。
【図3】本考案に係る輸送用トレーの他の実施例の一部
中央縦断面図である。
中央縦断面図である。
【図4】従来の輸送用トレーの斜視図である。
1 輸送用トレー 1a トレー本体 3 底壁 4 発泡体 5 塗布層 6 粘着剤層 10 板材 m 物品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−11089(JP,U) 実開 昭62−80814(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 85/38 B65D 1/34 B65D 85/00
Claims (4)
- 【請求項1】 底壁の周囲に、やゝ高い側壁を周設して
なるトレー本体を発泡樹脂材により形成し、前記底壁内
面に樹脂製の発泡体を剥離可能に貼着し、この発泡体の
上面には前記底壁内面に対する粘着強度よりも弱い粘着
性の粘着剤塗布層を設けたことを特徴とする輸送用トレ
ー。 - 【請求項2】 前記発泡体がその下面に剛性を有する板
材を有し、この板材が前記底壁内面に剥離可能に貼着さ
れる請求項1記載の輸送用トレー。 - 【請求項3】 前記発泡体に吸湿剤の粒子を混入させた
請求項1又は2記載の輸送用トレー。 - 【請求項4】 粘着度が前記塗布層と同程度の粘着剤塗
布層をその下面に有する発泡体を固定された物品の上面
に圧着するようにしたことを特徴とする請求項1ないし
3のいずれかに記載の輸送用トレー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992075872U JP2597769Y2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | 輸送用トレー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992075872U JP2597769Y2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | 輸送用トレー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0632383U JPH0632383U (ja) | 1994-04-26 |
JP2597769Y2 true JP2597769Y2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=13588800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992075872U Expired - Lifetime JP2597769Y2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | 輸送用トレー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2597769Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-10-07 JP JP1992075872U patent/JP2597769Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0632383U (ja) | 1994-04-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990413 |