JP2597610B2 - テレビジョンオフセットビート除去装置 - Google Patents

テレビジョンオフセットビート除去装置

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JP2597610B2 JP62311843A JP31184387A JP2597610B2 JP 2597610 B2 JP2597610 B2 JP 2597610B2 JP 62311843 A JP62311843 A JP 62311843A JP 31184387 A JP31184387 A JP 31184387A JP 2597610 B2 JP2597610 B2 JP 2597610B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、テレビジョンの同一周波放送におけるオフ
セットビート除去装置に関するものである。
[発明の概要] この発明は、テレビジョンの同一周波放送を中継放送
所で受信する場合における10KHzまたは20KHzのオフセッ
トによるビート障害の改善に関するもので、くし形フィ
ルタを高周波帯で用い、くし形フィルタの減衰周波数を
妨害波または希望波TV信号に合わせて除去するようにし
て、妨害波信号を形成し、元の入力信号から減算するこ
とによりオフセットビートによる妨害波を取り除いて障
害を改善したものである。
[従来の技術] 従来の技術としては、アンテナの指向性の制御によ
り、ビートを低減する方法(文献:磯部,大久保,貝
島、「オフセットビートキャンセラー」テレビ学会技術
報告、EMCJ83−70(1983)や、クリスタルフィルタ(狭
帯域フィルタ)によりオフセットビートのスペクトラム
の一部をとり出して減算、除去する方法(60年度、NHK
全国技術報告会予稿 昭和60.11 P63,64、:特願昭60−
115213「妨害波除去方式」昭和60.5.30出願)や、ま
た、ビートを含むテレビ信号を直交同期検波してビート
成分をとり出しオフセットビートを減算除去する方法を
試みられた例もある。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、アナテナの指向性制御による方法はオ
フセットされた電波が所望のテレビ放送波と同一方向か
ら到来した場合にこれを改善することができないという
欠点がある。
また、狭帯域クリスタルフィルタを用いる方法はオフ
セットビートのスペクトラムの側帯域(サイドバンド)
成分が除去できず映像搬送波のみを除去するための改善
量が限定されるという欠点がある。
さらに、直交同期検波による方法は映像信号の下側波
成分が十分に分離されずに残留するため改善量が制限さ
れる欠点を有する。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の欠点を取り
除いて問題点を解消し、オフセットビート妨害を常に適
切に取り除くことができるテレビジョンオフセットビー
ト除去装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] このような目的を達成するために、本発明では、テレ
ビジョン信号成分とオフセットによる妨害信号成分とを
くし形フィルタを用いて分離し、元のテレビジョン入力
信号から妨害信号成分を減算するようにする。
すなわち、本発明に係るテレビジョンオフセットビー
ト除去装置は、テレビジョンのオフセットによる同一周
波数放送電波を受信して、該受信し高周波ないし中間周
波受信信号から色信号多重帯域を除く輝度信号成分帯域
の信号をろ波するろ波手段と、該ろ波手段から出力され
る所望のテレビジョン信号と、前記オフセットにより生
ずる妨害信号とを分離するくし形フィルタと、当該分離
された信号に基づいて前記妨害波信号を形成する形成手
段と、前記形成手段からの出力を前記受信信号から減算
する手段とを具備したものである。
換言すると、本発明では、くし形フィルタの前段に色
信号多重帯域除去用のBPF(ろ波手段)を設置すること
により、オフセットビート妨害波成分のみを適切に抽出
できるようにした点に特徴がある。
[作 用] 本発明によれば、オフセットによる妨害波の到来方向
にかかわりなく、くし形フィルタにより、オフセットさ
れた映像成分スペクトラムを広帯域にわたりテレビジョ
ン信号から分離して除去することができる。
さらにまた、オフセットされた妨害波がテレビジョン
放送搬送波の上側および下側のどちらかに存在してもい
ずれの妨害をも除去することができる。
[実施例] 以下、図面に示す実施例に基づき本発明を詳細に説明
する。
第1図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
第1図において、1は入力端子、2および12は周波数
変換回路、3はOSC(発振器)である。4はBPF(帯域ろ
波器)、5および7は悪阻延回路、6はくし形フィル
タ、8および9は減衰器、10および11は減算器、13は出
力端子である。
第2図は第1図示の実施例における入力信号スペクト
ルの一例を示す配置図であり、第3図は上述のくし形フ
ィルタ6の動作例を示す周波数特性図である。
つぎに、第1図の実施例について第2図〜第4図を参
照しながら各部の動作を詳しく説明する。
入力端子1からは第2図に示すようなオフセットビー
ト信号を含む高周波ないし中間周波TV(テレビジョン)
信号が入力される。
すなわち、第2図において、キャリア(搬送波)周波
数fcの上下側波がテレビジョンの1水平走査線周波数1
5.75KHzの周波数間隔Hごとに発生しているTV信号のス
ペクトルと、10KHzの周波数間隔だけずれた位置に生ず
るオフセット信号のスペクトルを含んだ信号である。
入力端子1からの入力信号は周波数変換回路2に供給
される。ここでは、入力信号に含まれるオフセットビー
ト信号の周波数に第3図に示すくし形フィルタ6の減衰
周波数を合わせるための周波数変換が行われる。
ついで、周波数変換回路2の出力は2分配され、一方
はBPF4により色信号多重帯域を除く輝度信号成分帯域を
通過させるようにろ波される。その後、くし形フィルタ
6によりオフセットビート成分信号が減衰されて除去さ
れる。ついで減衰量がa/2の減衰器8を通った信号は、
遅延回路7および減衰量がa−1の減衰器9を通った信
号から減算器10により減算され、その結果として、色信
号の混入していないオフセットビート成分信号が形成さ
れる。
上述の周波数変換回路2からの2分配された他方はそ
のまま遅延回路5を通り、その出力から上述の減算器10
で減算されて出力されたオフセットビート成分信号を減
算器11により減算して周波数変換回路12に供給される。
ここで、再び元のテレビジョンキャリア(搬送波)周波
数に変換して所望のTV信号が出力信号として出力端子13
に得られる。
遅延回路5および7と減衰器8および9とにより、信
号のタイミングと、レベルを調節することができ、それ
により、オフセットビート成分信号を除去したあとのTV
信号のレベルをTV信号帯域内にわたって一定に保つよう
にすることができる。ここで、減衰器8および9の減衰
量は10KHzオフセットの場合a=1.21程度の値に選べば
よい。
出力端子13における出力信号の周波数特性は第4図に
示すようになる。なお、第4図においては、第1図示の
実施例による作用が理解し易いようにTV信号、オフセッ
ト信号ともにそれぞれのスペクトルが全周波数域にわた
って振幅一定であると仮定したときの出力信号の周波数
特性を示している。
第5図は本発明の他の実施例の構成を示すブロック図
である。
第5図において、第1図と同様の個所には同一符号を
付してその説明は省略する。
14はくし形フィルタであり、希望信号であるTV信号の
スペクトル成分を除去する。15は減衰器である。
第6図は第5図示の実施例におけるくし形フィルタ14
の一例の動作を示す周波数特性図である。
つぎに、第5図の実施例における構成各部の動作を第
6図を参照しながら説明する。
周波数変換回路2からの出力信号は2分配され、一方
はBPF4を通って輝度成分信号がくし形フィルタ14に加え
られて、第6図に示すろ波特性により、希望信号である
TV信号が除去され、減衰器15でレベルの調整を行ってオ
フセットビート成分信号を形成し、これが減算器11に加
えられる。上述の周波数変換回路2からの出力信号の他
方は遅延回路5を通って減算器11に加えられる。
減算器11の出力はオフセットビート成分信号が除去さ
れたTV成分信号となって周波数変換回路12に供給され
る。
ここで再び元のテレビジョンキャリア周波数に戻され
て所望のTV信号が出力信号として出力端子13から取り出
される。
第7図はくし形フィルタの一例の周知の構成を示すブ
ロック図である。
第7図において、71は入力端子、72および75は減衰
器、73および74は1H(63.5μsec)遅延回路、76は加算
器、77は出力端子である。
上述の構成によりくし形フィルタのろ波特性が容易に
得られる。
[発明の効果] 以上から明らかなように、本発明によれば、オフセッ
トされた電波の到来方法が希望するテレビジョン電波と
同一でも適確に除去することができる。
また、所要の帯域内にわたり、オフセットビート信号
のスペクトラム成分のほとんどすべてを除去することが
でき、不要な残留成分が出力されることがない。
しかも、所望のテレビ信号のそのものには何らの損傷
を与えることがない。
さらにまた、装置の構成も簡単で、かつ容易であり、
経済性の面からも有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、 第2図は第1図示の実施例における入力信号スペクトル
の一例を示す配置図、 第3図は第1図示の実施例におけるくし形フィルタ6の
動作例を示す周波数特性図、 第4図は第1図示の実施例における出力信号スペクトル
の一例を示す特性図、 第5図は本発明の他の実施例の構成を示すブロック図、 第6図は第5図示の実施例におけるくし形フィルタ14の
一例の動作を示す周波数特性図、 第7図はくし形フィルタの一例の構成を示すブロック図
である。 1……入力端子、 2,12……周波数変換回路、 3……OSC(発振器)、 4……BPF、 5,7……遅延回路、 6,14……くし形フィルイタ、 8,9,15……減衰器、 10,11……減算器、 13……出力端子。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビジョンのオフセットによる同一周波
    数放送電波を受信して、該受信した高周波ないし中間周
    波受信信号から色信号多重帯域を除く輝度信号成分帯域
    の信号をろ波するろ波手段と、 該ろ波手段から出力される所望のテレビジョン信号と、
    前記オフセットにより生ずる妨害波信号とを分離するく
    し形フィルタと、 当該分離された信号に基づいて前記妨害波信号を形成す
    る形成手段と、 前記形成手段からの出力を前記受信信号から減算する手
    段と を具えたことを特徴とするテレビジョンオフセットビー
    ト除去装置。
  2. 【請求項2】前記くし形フィルタは、前記妨害波信号を
    減衰させる特性であり、前記形成手段は、該くし形フィ
    ルタの出力を前記ろ波手段の出力から減算する手段であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のテレビ
    ジョンオフセットビート除去装置。
  3. 【請求項3】前記くし形フィルタは、前記テレビジョン
    信号を減衰させる特性であり、前記形成手段が前記くし
    形フィルタ自体であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載のテレビジョンオフセットビート除去装置。
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