JP2597273Y2 - 除湿用冷却装置 - Google Patents

除湿用冷却装置

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JP2597273Y2
JP2597273Y2 JP1993058367U JP5836793U JP2597273Y2 JP 2597273 Y2 JP2597273 Y2 JP 2597273Y2 JP 1993058367 U JP1993058367 U JP 1993058367U JP 5836793 U JP5836793 U JP 5836793U JP 2597273 Y2 JP2597273 Y2 JP 2597273Y2
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富士夫 古賀
重之 秋山
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、加熱配管を使
用して煙道排ガスなどのサンプルガスを分析装置へ供給
する際に、予め、サンプルガスを冷却してサンプルガス
中の水分をドレン化(除湿)させるための除湿用冷却装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】SO2 ,NOx 計などの分析装置を用い
て煙道排ガスなどの高温のサンプルガスを分析するに際
し、ドレンに溶解損失を生じる成分を測定する場合に
は、加熱配管を使用している。
【0003】この場合、加熱配管と分析装置間の外気雰
囲気中に配設されている配管むき出し部でサンプルガス
を外気温度まで冷却し、サンプルガス中の水分をドレン
化させることが必要になるが、前記むき出し部の長さが
短く施工されることが多く、しかも分析装置の設置環境
が輻射熱を受けて外気温度が高い場合においては冷却不
充分になり、サンプルガス中の残りの水分が分析装置内
でドレン化することになる。したがって、SO2 ,NO
2 の溶解やドレンの再蒸発などにより、指示異常などが
起こる。
【0004】また、ドレンセパレータを通過したサンプ
ルガスは、上記の理由で冷却不充分の状態で電子冷却器
に入るから、この電子冷却器ではドレン処理のためにク
ーラ負荷が多く必要になる。
【0005】本考案は、上述の事柄に留意してなされた
もので、その目的とするところは、サンプルガス中の水
分を確実にドレン化でき、かつ空冷による電子冷却器の
負荷を低減できる除湿用冷却装置を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案に係る除湿用冷却装置は、サンプルガス中の
水分を除去するために電子冷却器とその上流側のドレン
セパレータとを備えた除湿用冷却装置において、そのサ
ンプルガス出口端が前記ドレンセパレータに接続された
蛇管を、前記電子冷却器の空冷用ファンの排気口に配置
してなる。
【0007】また、本考案は、別の観点から、サンプル
ガス中の水分を除去するために電子冷却器とその上流側
のドレンセパレータとを備えた除湿用冷却装置におい
て、前記電子冷却器からのドレンを貯蔵するドレンポッ
トと、このドレンポット内に配置され、かつそのサンプ
ルガス出口端が前記ドレンセパレータに接続された蛇管
とを設けてある除湿用冷却装置を提供する。
【0008】本考案では、サンプルガス中の水分をドレ
ン化させるために、 前記分析装置に使用する電子冷
却器の空冷用ファンは、一年中、動作しているため、こ
の排気される空気をサンプルガスの冷却用に使用した
り、 前記電子冷却器から排出されるドレンが冷却温
度に近い温度を有することから、この冷却温度に近いド
レン水をサンプルガスの冷却に使用したりしている。こ
の際、いずれの場合であっても、サンプルガスを排気空
気やドレン水との接触面積を多くした蛇管を使用してい
る。
【0009】要するに、本考案は、従来冷却手段が自然
放熱および電子冷却器による冷却でサンプルガス中の水
分をドレン化させてサンプルガスを分析装置に送り込む
構成であったものを、冷却手段として上記,で述べ
たものを別途設け、これを冷却部として機能させる構成
にしたものである。
【0010】
【作用】分析装置に使用する電子冷却器の空冷用ファン
の排気口に蛇管構造の冷却装置を設けてある。そして、
電子冷却器の空冷用ファンは一年中、動作しているた
め、この排気される空気を冷却用に使用することによ
り、接触面積の大きな蛇管を空冷用ファンで強制空冷す
ることでサンプルガス温度を低下させることができ、サ
ンプルガス中の水分をドレン化できる。この際、空冷さ
れたサンプルガスを、更に、前記電子冷却器を介して検
出器に送り込むので、空冷による電子冷却器の負荷を低
減できる。
【0011】また、電子冷却器から排出される冷却温度
に近いドレン水をドレンポット内に溜め、しかもこのド
レンポット内に接触面積の大きな蛇管を設けて、サンプ
ルガスを流したので、前記ドレン水にて蛇管を冷却して
サンプルガス中の水分をドレン化させることができる。
この場合でも、冷却したサンプルガスを、更に、前記電
子冷却器を介して検出器に送り込むので、電子冷却器の
ドレン処理負荷の軽減が可能である。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。なお、それによって本考案は限定を受ける
ものではない。図1、図2において、除湿用冷却装置
は、加熱配管1と分析装置2間の外気雰囲気中に配設さ
れている配管むき出し部3でサンプルガスを外気温度ま
で冷却した後、分析装置2内に設けた電子冷却器4で更
にサンプルガス中の水分をドレン化させてサンプルガス
を検出器5に送るに際して、サンプルガス入口端6が上
流側の加熱配管1に接続され、サンプルガス出口端7が
電子冷却器4の上流側に設けたドレンセパレータ8に接
続された蛇管9を、電子冷却器4のサーモモジュール放
熱用フィン4aを一定温度で冷却するための空冷用ファ
ン10の排気口11に配置してなるものである。なお、
符号12は電子冷却器4に接続されるサンプルガス出口
であり、13はドレン出口である。また、符号14は空
冷用ファン10により蛇管9を強制空冷した後の空気排
気口14aと、排気口11に対向する位置に設けられた
下方開口14bとを有する冷却カバーであり、15は定
圧トラップである。
【0013】この実施例のものは上記構成を有するか
ら、電子冷却器4の空冷用ファン10は一年中、動作し
ているため、この排気される空気を冷却用に使用するこ
とにより、接触面積の大きな蛇管9を空冷用ファン10
で強制空冷することでサンプルガス温度を低下させるこ
とができ、サンプルガスS中の水分をドレン化できる。
この際、空冷されたサンプルガスを、更に、ドレンセパ
レータ8から電子冷却器4を介して検出器5に送り込む
ので、空冷による電子冷却器4の負荷を低減できる。
【0014】このように本実施例では、空冷用ファン1
0による排気を蛇管9に収束させ、かつ蛇管9を通過す
る空気の排気口14aを設けたので、空冷用ファン10
の排気にて蛇管9を強制空冷でき、サンプルガスを冷却
できる。内部でできたドレンはドレンセパレータ8にて
分離し、水封排出できる。
【0015】図3は本考案の第2実施例を示す。図3に
おいて、除湿用冷却装置は、電子冷却器24のドレン出
口25からの冷却ドレンDを貯蔵するドレンポット26
と、このドレンポット26内に配置されるとともに、サ
ンプルガス入口端27が上流側の加熱配管(図示せず)
に接続され、サンプルガス出口端28が、電子冷却器2
4の上流側に設けたドレンセパレータ29に接続された
蛇管30とから主としてなる。なお、符号31は電子冷
却器24に接続されるサンプルガス出口であり、32は
ドレン出口である。また、符号33は排出管Pを介して
自動排出されるドレンポット26内の冷却ドレンDの出
口であり、34は冷却ドレンDの温度上昇を防止するた
めの断熱材である。
【0016】この実施例のものは上記構成を有するか
ら、電子冷却器24から排出される冷却温度に近いドレ
ン水Dをドレンポット26内に溜め、しかもこのドレン
ポット内に接触面積の大きな蛇管30を設けて、サンプ
ルガスを流したので、ドレン水Dにて蛇管を冷却してサ
ンプルガス中の水分をドレン化させることができる。こ
の場合でも、冷却したサンプルガスを、更に、ドレンセ
パレータ29から電子冷却器24を介して検出器に送り
込むので、電子冷却器24のドレン処理負荷の軽減が可
能である。
【0017】このように本実施例では、電子冷却器24
から排出されるドレンDをドレンポット26に一旦溜
め、ドレンポット26内に蛇管30を設けて、サンプル
ガスを流し、冷却温度に近いドレン水Dにて蛇管30を
冷却し、サンプルガス中の水分をドレン化させることが
できる。
【0018】要するに、上記各実施例では、省エネルギ
ー化が図れるとともに、他の空冷装置を用いないため、
安価である。さらに、後段のドレンセパレータや電子冷
却器のドレン処理負荷の軽減を図ることができる。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
電子冷却器の空冷用ファンの排気口に蛇管を設けてあ
り、電子冷却器の空冷用ファンは一年中、動作している
ため、この排気される空気を冷却用に使用することによ
り、接触面積の大きな蛇管を空冷用ファンで強制空冷す
ることでサンプルガス温度を低下させることができ、サ
ンプルガス中の水分をドレン化できる。この際、空冷さ
れたサンプルガスを、更に、前記電子冷却器を介して検
出器に送り込むので、空冷による電子冷却器の負荷を低
減できる。
【0020】また、電子冷却器から排出される冷却温度
に近いドレン水をドレンポット内に溜め、しかもこのド
レンポット内に接触面積の大きな蛇管を設けて、サンプ
ルガスを流したので、前記ドレン水にて蛇管を冷却して
サンプルガス中の水分をドレン化させることができる。
この場合でも、冷却したサンプルガスを、更に、前記電
子冷却器を介して検出器に送り込むので、電子冷却器の
ドレン処理負荷の軽減が可能である。
【0021】したがって、省エネルギー化が図れるとと
もに、他の空冷装置を用いないため、安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す全体構成説明図であ
る。
【図2】上記実施例における構成説明図である。
【図3】本考案の第2実施例を示す全体構成説明図であ
る。
【符号の説明】
1…加熱配管、2…分析装置、3…配管むき出し部、
4,24…電子冷却器、5…検出器、6,27…サンプ
ルガス入口端、7,28…サンプルガス出口端、8,2
9…ドレンセパレータ、9,30…蛇管、10…空冷用
ファン、11…電子冷却器の排気口、26…ドレンポッ
ト、D…ドレン水。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 1/22

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプルガス中の水分を除去するために
    電子冷却器とその上流側のドレンセパレータとを備えた
    除湿用冷却装置において、そのサンプルガス出口端が前
    記ドレンセパレータに接続された蛇管を、前記電子冷却
    器の空冷用ファンの排気口に配置してなる除湿用冷却装
    置。
  2. 【請求項2】 サンプルガス中の水分を除去するために
    電子冷却器とその上流側のドレンセパレータとを備えた
    除湿用冷却装置において、前記電子冷却器からのドレン
    を貯蔵するドレンポットと、このドレンポット内に配置
    され、かつそのサンプルガス出口端が前記ドレンセパレ
    ータに接続された蛇管とを設けてある除湿用冷却装置。
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