JP2597236B2 - チェン - Google Patents

チェン

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JP2597236B2
JP2597236B2 JP2402181A JP40218190A JP2597236B2 JP 2597236 B2 JP2597236 B2 JP 2597236B2 JP 2402181 A JP2402181 A JP 2402181A JP 40218190 A JP40218190 A JP 40218190A JP 2597236 B2 JP2597236 B2 JP 2597236B2
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Inventor
正志 濱本
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大福工営株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばトロリコンベ
ヤ装置のトロリ駆動用に利用されるチェンに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のチェンとしては、たとえ
ば実公昭38ー3837号公報に開示された構成が提供されて
いる。すなわちリベツトレスチェンは、センターリンク
と、一対のサイドリンクとを、結合ピンを介して交互に
結合することで構成される。
【0003】この場合に結合ピンは、その頭部腕杆によ
り抜出が阻止されており、したがってチェンは長さを任
意に変更できない。そこで最近では、結合ピンを抜出自
在として、チェンの長さを任意に変更し得る構成が提供
されている。すなわち図5、図6に示すようにチェン40
は、センターリンク41と、一対のサイドリンク42とを、
結合ピン43を介して交互に結合することで構成される。
【0004】ここでセンターリンク41には、結合ピン43
の挿通ならびに移動を許す長孔44が形成してある。また
結合ピン43は、その両端を長形状の頭部45に形成してあ
り、その際に頭部45の短尺側の寸法は、結合ピン43のピ
ン部46の径と同等にしてある。そしてサイドリンク42に
は、頭部45の長尺側をチェン40の長さ方向としたときに
この頭部45の通過を許す貫通部47が形成され、さらに頭
部45の短尺側をチェン40の長さ方向としたときにこの頭
部45の一部が係脱自在な凹部48を形成している。
【0005】そして結合時にセンターリンク41とサイド
リンク42との間に隙間49が生じ、この隙間49を埋めるべ
く操作することで、頭部45を凹部48から離脱すべく構成
してある。
【0006】したがって前述したように頭部45を凹部48
から離脱させたのち、両リンク41, 42を相対的に回動し
て貫通部47に頭部45を合致させることで、両リンク41,
42を相対的に分離し得、また逆操作により結合し得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来形式による
と、チェン40が常に緊張しておれば結合状態に問題はな
い。しかし、下りのバーチカル部などでチェン40が緩
み、たぐれたとき、およびレール交換時にチェン40をた
ぐったとき、このチェン40の緊張(テンション)がなく
なる。すると結合ピン43が不測に回動して貫通部47に頭
部45が合致することになり、以てライン稼働中のチェン
40が切断するという不測の事態を招く。
【0008】そして切断箇所が、たとえばオーブン内バ
ーチカル部などにて発生すると、補修のための作業員が
容易に入れないため、特に復旧に時間がかかる。本発明
の目的とするところは、結合や分離を容易に行えながら
も、緩みやたぐれが生じたときに分離しないチエンを提
供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明のチェンは、ピン部の両端に長形状の頭部を形成し
た結合ピンと、この結合ピンの挿通ならびに移動を許す
長孔を形成したセンターリンクと、前記結合ピンの通過
を許す貫通部を形成しかつ頭部の一部が係合する凹部を
形成したサイドリンクとを有し、このサイドリンクに挿
通した一対の結合ピンのピン部間に亘って係脱自在な係
止プレートを設け、この係止プレートは、その長さ方向
の両端に、結合ピンの一部に外嵌自在な凹状の係止部を
有し、前記センターリンクとサイドリンクとの間に生じ
た隙間を埋める厚さに設定するとともに、結合ピン間に
係止部を介して係止めしたとき外方へたわむ長さに設定
している。
【0010】
【作用】かかる本発明の構成によると、結合ピンを介し
てセンターリンクとサイドリンクとを結合した状態にお
いて、両リンク間の隙間を通して係止プレートの端部を
差し込み、そのピン部に係止部を当接させる。これによ
り、両結合ピンのピン部間に亘って係止プレートが弾性
的に係合し、以て、故意に外さない限り、その弾性力に
より両結合ピンの回動を阻止し得る。したがってチェン
が緩み、たぐれたときでも結合ピンの回動はない。そし
て弾性に抗して係止プレートを離脱させることで、結合
ピンを回動して両リンクの分離を行える。
【0011】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図1〜図4に基づ
いて説明する。チェン1は、センターリンク10と、一対
のサイドリンク20とを、結合ピン30を介して交互に結合
することで構成される。
【0012】前記センターリンク10には、結合ピン30の
挿通ならびに移動を許す長孔11がリンク長さ方向に形成
してある。前記結合ピン30は、ピン部31の両端を長形状
の頭部32に形成してある。その際に頭部32の短尺側の寸
法はピン部31の径と同等にしてあり、したがって頭部32
の長尺側をチェン1の長さ方向にすることで、この結合
ピン30はセンターリンク10の長孔11に挿抜自在となる。
【0013】前記サイドリンク20の長さ方向の両端に
は、前記結合ピン30の頭部32の長尺側をチェン1の長さ
方向としたときに、この頭部32の通過を許す貫通部21が
長形状に形成されている。さらに貫通部21の両側でかつ
外端側には、頭部32の短尺側をチェン1の長さ方向とし
たときにこの頭部32のピン部31からはみ出た部分が外側
から係合する凹部22を形成している。
【0014】そして結合時にセンターリンク10とサイド
リンク20との間に隙間3が生じ、この隙間3を埋めるべ
く操作することで頭部32を凹部22から離脱すべく、ピン
部31の長さなどを設定している。
【0015】板ばねなどから形成される係止プレート5
は、サイドリンク20に挿通した一対の結合ピン30のピン
部31間に亘って弾性的に係脱自在となる。そのために係
止プレート5は、その長さ方向の両端にピン部31の一部
に外嵌自在な凹状の係止部6を有し、そして前記隙間3
内に納まる厚さに設定するとともに、係止時に外方へた
わむ長さに設定してある。
【0016】次に上記実施例における作用を説明する。
結合ピン30のピン部31を貫通部21から長孔11へと通し、
そして頭部32を凹部22に係合させることで、センターリ
ンク10とサイドリンク20とを結合し得る。この状態にお
いて、両リンク10,20 間の隙間3を通して係止プレート
5の端部を差し込み、そのピン部31に係止部6を当接さ
せる。これにより、両結合ピン30のピン部31間に亘って
係止プレート5が弾性的に係合し、以て、故意に外さな
い限り、その弾性力により両結合ピン30の回動を阻止し
得る。したがってチェン1が緩み、たぐれたときでも結
合ピン30の回動は生じない。そして弾性に抗して係止プ
レート5を離脱させることで結合ピン30を回動し得、以
て従来と同様の操作で両リンク10,20 の分離ならびに結
合を行える。
【0017】また弾性利用の係止プレート5は着脱を容
易に行え、また長期間の使用により係止プレート5に多
少の遊びが出ても弾性変位量で吸収し得ることから殆ど
問題はなく、かつ繰り返して使用しえる。
【0018】
【発明の効果】上記構成の本発明によると、結合ピンを
介してセンターリンクとサイドリンクとを結合した状態
において、両リンク間の隙間を通して両結合ピンのピン
部間に亘って係止プレートを弾性的に係合させること
で、故意に外さない限り、その弾性力により両結合ピン
の回動を阻止することができる。したがってチェンが緩
み、たぐれたときでも、結合ピンの回動による分離は生
ぜず、常に安全なライン稼働を行うことができる。そし
て弾性に抗して係止プレートを離脱させることで結合ピ
ンは回動でき、これにより両リンクの分離を行うことが
できる。
【0019】また弾性利用の係止プレートは着脱を容易
に行うことができるとともに、非常に安価に提供でき、
また長期間の使用により係止プレートに多少の遊びが出
ても殆ど問題はなく、かつ繰り返して使用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるチェンの要部を示し、
係止プレートを係合させた状態での縦断側面図である。
【図2】同横断平面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】同平面図である。
【図5】従来のチェンの結合状態を示す要部の側面図で
ある。
【図6】同平面図である。
【符号の説明】
1 チェン 3 隙間 5 係止プレート 6 係止部 10 センターリンク 11 長孔 20 サイドリンク 21 貫通部 22 凹部 30 結合ピン 31 ピン部 32 頭部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピン部の両端に長形状の頭部を形成した
    結合ピンと、この結合ピンの挿通ならびに移動を許す長
    孔を形成したセンターリンクと、前記結合ピンの通過を
    許す貫通部を形成しかつ頭部の一部が係合する凹部を形
    成したサイドリンクとを有し、このサイドリンクに挿通
    した一対の結合ピンのピン部間に亘って係脱自在な係止
    プレートを設け、この係止プレートは、その長さ方向の
    両端に、結合ピンの一部に外嵌自在な凹状の係止部を有
    し、前記センターリンクとサイドリンクとの間に生じた
    隙間を埋める厚さに設定するとともに、結合ピン間に係
    止部を介して係止めしたとき外方へたわむ長さに設定し
    ことを特徴とするチェン。
JP2402181A 1990-12-14 1990-12-14 チェン Expired - Fee Related JP2597236B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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ZA743891B (en) * 1973-07-12 1975-06-25 American Chain & Cable Co Conveyor chain structure
US4263779A (en) * 1979-04-04 1981-04-28 Rexnord Inc. Pin for rivetless chain

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