JP2597064Y2 - 円筒コアレス振動モータ - Google Patents

円筒コアレス振動モータ

Info

Publication number
JP2597064Y2
JP2597064Y2 JP1993056591U JP5659193U JP2597064Y2 JP 2597064 Y2 JP2597064 Y2 JP 2597064Y2 JP 1993056591 U JP1993056591 U JP 1993056591U JP 5659193 U JP5659193 U JP 5659193U JP 2597064 Y2 JP2597064 Y2 JP 2597064Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylindrical
bearing
vibration motor
coil
coreless vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993056591U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0723970U (ja
Inventor
尚文 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Namiki Precision Jewel Co Ltd
Adamant Namiki Precision Jewel Co Ltd
Original Assignee
Namiki Precision Jewel Co Ltd
Adamant Namiki Precision Jewel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Namiki Precision Jewel Co Ltd, Adamant Namiki Precision Jewel Co Ltd filed Critical Namiki Precision Jewel Co Ltd
Priority to JP1993056591U priority Critical patent/JP2597064Y2/ja
Publication of JPH0723970U publication Critical patent/JPH0723970U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2597064Y2 publication Critical patent/JP2597064Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Dc Machiner (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コアレスモータに関す
るものである。さらに詳しくは、この考案は、振動アラ
ーム装置等に使用される、小型,軽量かつ製造容易で、
低コストで量産性に優れた、新しい回転子軸受構造を有
する円筒コアレス振動モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】近年、音による呼出し方式に
代えて振動方式によるポケットベル装置が注目されてき
ており、このための振動を生起させるモータ装置につい
ての改良が進められてきている。このモータ装置として
は、例えば図4に示した中空円筒型コアレスモータ装置
が知られている。この装置では、円筒コイル1、円筒コ
イルの支持体2、この支持体に形成されたコミュテータ
3、支持体の中心を貫通して支持体に固定された回転軸
4からなる回転子を有し、この回転子の回転軸4は、中
空円筒状の界磁磁石5内に挿通され、円筒状ハウジング
ケース6の一端側に配置された軸受7と、ハウジングケ
ース6の他端側に配置された軸受8とで支承されてい
る。
【0003】通常、この構造のコアレスモータ装置にお
いては、回転軸4の先端部には、重心を偏らせた偏心分
銅10が装置され、コミュテータ3には、ブラシ9が接す
るようにされてもいる。しかしながら、携帯用としては
より小型の装置が求められている状況にあって、このよ
うな中空円筒型コアレスモータ装置の構造では、回転軸
4を界磁磁石5に挿通させるためにこの磁石5に中空穴
開け加工することが必要であるが、より小径の磁石への
穴開け加工は極めて困難であって、実際的に、モータ装
置の小型化を図ることには限界があった。
【0004】そこで、このような従来装置の欠点を解消
し、難しい中空穴開け加工を行うことなく、より小型な
モータ装置を実現するため、本出願人は、先に全く新し
いモータ装置の構造を提案した。これは、例えば図5,
図6に例示したように、円筒型コアレスモータにおける
円筒コイル1と、その支持体2と、この円筒コイル支持
体2の中心部に挿通固定された回転軸14と、円筒コイル
支持体2または回転軸14に配設されたコミュテータ3と
からなる回転子を有し、円筒コイル1の内部空間には円
柱状界磁磁石15を配設し、コミュテータ3に接するブラ
シ9とともに、円柱状界磁磁石15の一端部をその底部61
に固定して空隙を介して円筒コイル1外周をその側部62
によって囲む筒状ハウジングケース6とを備えている。
【0005】そして、この装置では、回転子の回転軸14
は、その一端部が、筒状ハウジングケース6の上方部63
に離間配設された二つのラジアル軸受部130,140によっ
て支承され、かつ、スラスト軸受部110には、硬質板19
が配置され、先端を丸められた回転軸14の一端にスラス
ト荷重が支承されている。回転軸14には偏心分銅10が取
付けられている。また、ブラシ9を有するブラシハウス
120は、筒状ハウジングケース6の切欠き部にリング体2
1によって固定されている。さらに、この装置の細部に
ついては、たとえばコミュテータ3はライナー22及びリ
ング23によって回転軸14に装着され、かつ、モールド樹
脂24によって、円筒コイル支持体2に一体化されてもい
る。
【0006】このコアレスモータ装置の構造は、回転軸
14を磁石15の中を貫通しない構造にして磁石15と反対側
を出力軸とした構造にしているため、穴を形成しない円
柱形の磁石が使えるようになり、磁石の小径化が可能と
なる。このため、モータの小型化が容易となる。また、
磁石15の先端にスラスト荷重を受ける軸受19を付けたこ
とにより、摩擦によるトルクのロスを少なくすることが
できる。さらに、ラジアル軸受部130,140を設けたこと
で、偏心分銅10の振れ回りによる回転軸14の変形を抑
え、耐久性および耐衝撃性を大きく向上させることがで
きる。
【0007】この新しい構造によって、円筒型コアレス
モータ装置の小型化,高性能化が可能とされたことは特
筆すべきことである。しかしながら、複数のラジアル軸
受を設けるようにした上記の装置の場合、一方において
改善すべき課題が残されてもいた。その課題は、上記構
造においては、ブラシハウスをハウジングケースの切欠
部に挿入して取付けるという構造であり、構造が複雑に
なり、製造上コスト高になるという点もあった。
【0008】このため、磁石の中空穴加工を必要とせず
に、モータの小型化を図りながら、なおかつ回転軸の変
形を抑えて、耐久性及び耐衝撃性も向上させるという特
徴を生かしつつ、しかも量産性に富んだ低コストの新し
い構造の円筒型コアレスモータ装置の実現が望まれてい
た。この考案は、以上の通りの事情に鑑みてなされたも
のであって、従来装置の欠点を改善し、製造容易で低コ
スト可能で、小型,高性能な新しい円筒コアレス振動モ
ータを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は前記従来技術の
課題を解決する為になされたもので、実施例に対応する
図1、図2、図3で説明すると、本考案による円筒コア
レス振動モータは、円筒コイル1と、その支持体を兼ね
たコミュテータ32と、これに接するブラシ9と、この円
筒コイル支持体を兼ねたコミュテータ32の中心部に挿通
固定された回転軸14と、円筒コイル1または回転軸14に
配設されたコミュテータ32とからなる回転子を有し、円
筒コイル1の内部空間には円柱状界磁磁石35の一端部を
その底部50に固定して、空隙を介して円筒コイル外周を
囲む筒状ハウジングケース36と、この筒状ハウジングケ
ース36の上方部に固定された樹脂成型の小径軸受ハウス
33を備えた円筒コアレス振動モータであって、回転子の
回転軸14は、その一端部が、筒状ハウジングケースの底
部50に固定された円柱状界磁磁石35の他端部のスラスト
軸受部110によって支承され、かつ、小径軸受ハウス33
内に離間配設された複数のラジアル軸受部A,Bによっ
ても支承されていることを特徴とする円筒コアレス振動
モータを提供する。また、ラジアル軸受部のうち、少な
くとも1以上が樹脂成型の小径軸受ハウス33内に一体に
形成したものとする。さらに、2つのラジアル軸受部
A,Bを有する円筒状軸受43を、小径軸受ハウス44に嵌
挿したものとする。
【0010】
【作用】この考案の円筒コアレス振動モータにおいて
は、上記のとおり、樹脂成形の小径軸受ハウスを用いた
ため、鉄系の筒状ハウジングケースが単純な形状となり
安価となる。また、ラジアル軸受部を樹脂成型の小径軸
受ハウス内に一体に形成することにより、ベアリング等
の高価な軸受を使用しなくてよくなり安価になる。さら
に、ラジアル軸受部を有する円筒状軸受を小径軸受ハウ
スに嵌挿して形成することにより、製造,組立が容易と
なる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例について、図面を参照
して説明する。図1は本考案の実施例を示す円筒コアレ
ス振動モータの構成を示す断面図である。図2は本考案
の他の実施例を示す円筒コアレス振動モータの構成を示
す断面図である。図3は図2に示す本考案の実施例の円
筒コアレス振動モータに使用する円筒状軸受の製造例を
示す断面図である。
【0012】本考案の実施例による円筒コアレス振動モ
ータは、図1に示すように、円筒コイル1と、その支持
体を兼ねたコミュテータ32と、これに接するブラシ9
と、この円筒コイル支持体を兼ねたコミュテータ32の中
心部に挿通固定された回転軸14と、円筒コイル1または
回転軸14に配設されたコミュテータ32とからなる回転子
を有し、円筒コイル1の内部空間には円柱状界磁磁石35
の一端部をその底部50に固定して、空隙を介して円筒コ
イル外周を囲む筒状ハウジングケース36と、この筒状ハ
ウジングケース36の上方部に固定された樹脂成型の小径
軸受ハウス33を備えている。
【0013】そして、この装置では、回転子の回転軸14
は、その一端部が、筒状ハウジングケースの底部50に固
定された円柱状界磁磁石35の他端部のスラスト軸受部11
0によって支承され、かつ、小径軸受ハウス33内に離間
配設された複数のラジアル軸受部A,Bによっても支承
されている。この場合、軸受部Bは樹脂成型の小径軸受
ハウス33内に一体に形成され、軸受部Aはボールベアリ
ング,滑り軸受,宝石軸受等よりなる軸受30を挿入して
構成されている。
【0014】ブラシ9も有する樹脂成形の小径軸受ハウ
スは33は、筒状ハウジングケース36の上部に固定され、
円筒コイル支持体を兼ねたコミュテータ32はライナー22
によって回転軸14に装着されている。この時、ブラシ9
はコミュテータ32に接触することになる。
【0015】円柱状界磁磁石35については、図5の従来
の改良例と同様に、中空穴開け加工することなく、その
凹状の底部を筒状ハウジングケース36の逃げ穴付凸状の
底部50に嵌合接着し、同じく凹状頂部のスラスト軸受部
110においては硬質板19が接着され、先端を丸められた
回転軸14の一端を支承している。この時、接合部に凸凹
部を設けているため、接着面積が大きく接着強度が増大
する。また、接着剤溜まり部S1,S2,Tを設けてあるの
で空気と接着剤との逃げを可能とし、接着剤樹脂溜まり
の形成も可能となり、接着強度が増大する。さらに、鉄
系の筒状ハウジングケース36の底部50の凸部形状により
底部50においても界磁磁石35,円筒コイル1,との磁気
回路が形成され、磁気力を有効に使うことができる。こ
のため、精密な穴加工の必要もなく、製造が容易であっ
て、しかもモータ装置の小型化,高性能化を可能とす
る。
【0016】この例では、軸受部Aはボールベアリン
グ,滑り軸受,宝石軸受等よりなる軸受30を挿入して構
成されているが、軸受部Aも軸受部Bと同様に一体形成
してもかまわない。これにより、高価な軸受の数を減ら
すことが可能になりコスト低減になる。
【0017】さらに、本考案の他の実施例による円筒コ
アレス振動モータを図2,図3に示すが、ラジアル軸受
部をより安価に製造するため、焼結メタル等よりなる中
空円筒状部材40の上下の外周を矢印Fの力で圧迫するこ
とで、中空円筒状部材40の内部に軸受部A,Bを形成
し、この2つのラジアル軸受部A,Bを有する円筒状軸
受43を、小径軸受ハウス44に嵌挿して構成するようにし
たものである。
【0018】もちろん、この考案は、以上の例によって
何ら限定されるものではない。例えばスラスト軸受部11
0には、この例のように硬質板19を配置する代わりにボ
ール等を用いてもよく、その細部において様々な態様が
可能である。
【0019】
【考案の効果】以上詳しく説明した通り、本考案による
と、樹脂成形の小径軸受ハウスを用いたため、鉄系の筒
状ハウジングケースが単純な形状となり安価となる。ま
た、ラジアル軸受部を樹脂成型の小径軸受ハウス内に一
体に形成することにより、ベアリング等の高価な軸受を
使用しなくてよくなり安価になる。さらに、ラジアル軸
受部を有する円筒状軸受を小径軸受ハウスに嵌挿して形
成することにより、製造,組立が容易となる。このた
め、製造容易で低コスト化が図られ、しかも小型,高性
能な新しい量産性に富んだ円筒コアレス振動モータを供
給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す円筒コアレス振動モータ
の構成を示す断面図。
【図2】本案の他の実施例を示す円筒コアレス振動モー
タの構成を示す断面図。
【図3】図2に示す本考案の実施例の円筒コアレス振動
モータに使用する中空円筒部材の断面図。
【図4】従来の円筒コアレス振動モータの構成を示す断
面図。
【図5】従来の改良例を示す断面図。
【図6】従来の改良例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 円筒コイル 2 コイル支持体 3,32 コミュテータ 4,14 回転軸 5,15,35 界磁磁石 6,36 ハウジングケース 7,8,30,130,140 軸受 9 ブラシ 10 分銅 19 スラスト軸受 22 ライナー 33,44 小径軸受ハウス 43 円筒状軸受 50 底部 110,A,B 軸受部 T,S1,S2 接着材

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒コイルと、その支持体を兼ねたコミ
    ュテータと、これに接するブラシと、この円筒コイル支
    持体を兼ねたコミュテータの中心部に挿通固定された回
    転軸と、円筒コイルまたは回転軸に配設されたコミュテ
    ータとからなる回転子を有し、円筒コイルの内部空間に
    は円柱状界磁磁石の一端部をその底部に固定して、空隙
    を介して円筒コイル外周を囲む筒状ハウジングケース
    と、この筒状ハウジングケースの上方部に固定された樹
    脂成型の小径軸受ハウスを備えた円筒コアレス振動モー
    タであって、回転子の回転軸は、その一端部が、筒状ハ
    ウジングケースの底部に固定された円柱状界磁磁石の他
    端部のスラスト軸受部によって支承され、かつ、小径軸
    受ハウス内に離間配設された複数のラジアル軸受部によ
    っても支承されていることを特徴とする円筒コアレス振
    動モータ。
  2. 【請求項2】 ラジアル軸受部のうち、少なくとも1以
    上が樹脂成型の小径軸受ハウス内に一体に形成したもの
    でなる請求項1記載の円筒コアレス振動モータ。
  3. 【請求項3】 2つのラジアル軸受部を有する円筒状軸
    受を、前記小径軸受ハウスに嵌挿してなる請求項1記載
    の円筒コアレス振動モータ。
JP1993056591U 1993-09-24 1993-09-24 円筒コアレス振動モータ Expired - Fee Related JP2597064Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993056591U JP2597064Y2 (ja) 1993-09-24 1993-09-24 円筒コアレス振動モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993056591U JP2597064Y2 (ja) 1993-09-24 1993-09-24 円筒コアレス振動モータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0723970U JPH0723970U (ja) 1995-05-02
JP2597064Y2 true JP2597064Y2 (ja) 1999-06-28

Family

ID=13031442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993056591U Expired - Fee Related JP2597064Y2 (ja) 1993-09-24 1993-09-24 円筒コアレス振動モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2597064Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0723970U (ja) 1995-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2597064Y2 (ja) 円筒コアレス振動モータ
JPH10227310A (ja) 複列軸受装置
JP2001309606A (ja) Oa機器用の複合軸受電動機
JP3616431B2 (ja) コアレスモータの磁石固定方法
EP0770999A1 (en) Hard disc drive with a compound bearing assembly
JP2761175B2 (ja) コアレスモータ装置
JPH02113006U (ja)
JPH10215546A (ja) 小型モータ
JPH10228720A (ja) ハードディスクドライブ装置
JPH10229661A (ja) モータ
JP3439954B2 (ja) アウターロータ型ステッピングモータ
JP2562891Y2 (ja) コアレスモータ
JPS6284354U (ja)
JPH1175342A (ja) 重心の移動を大にした扁平コアレス振動モータ
JPH02105269U (ja)
JPS6381659U (ja)
JP3712755B2 (ja) スピンドルモータ
JP2000039026A (ja) スイングアーム用軸受ユニット
JPH03189957A (ja) 磁気ディスク装置
JPH10177762A (ja) スピンドル機構
JPS60174456U (ja) モ−タの軸受機構
JPH0414477U (ja)
JPS62104573U (ja)
JPS6149125U (ja)
JPS60114562U (ja) フラツトモ−タ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990409

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees