JP2562891Y2 - コアレスモータ - Google Patents
コアレスモータInfo
- Publication number
- JP2562891Y2 JP2562891Y2 JP1991017116U JP1711691U JP2562891Y2 JP 2562891 Y2 JP2562891 Y2 JP 2562891Y2 JP 1991017116 U JP1991017116 U JP 1991017116U JP 1711691 U JP1711691 U JP 1711691U JP 2562891 Y2 JP2562891 Y2 JP 2562891Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- support
- bearing
- shaft
- cylindrical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Dc Machiner (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は小型のコアレスモータの
回転子における軸受構造に関するものである。
回転子における軸受構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の円筒型コアレスモータにおいて
は、中空円筒状の界磁磁石が用いられていた。図２は従
来のコアレスモータの構造であり、円筒コイル１，円筒
コイルの支持体２，この支持体に形成されたコミュテー
タ３，支持体の中心を貫通して支持体に固定されたシャ
フト４からなる回転子５において、この回転子５は、シ
ャフト４が中空円筒状の界磁磁石６内を通り、円筒状ハ
ウジングケース７の一端側に配置された軸受８と、ハウ
ジングケース７の他端側に配置された軸受９とで支承さ
れた構造である。
は、中空円筒状の界磁磁石が用いられていた。図２は従
来のコアレスモータの構造であり、円筒コイル１，円筒
コイルの支持体２，この支持体に形成されたコミュテー
タ３，支持体の中心を貫通して支持体に固定されたシャ
フト４からなる回転子５において、この回転子５は、シ
ャフト４が中空円筒状の界磁磁石６内を通り、円筒状ハ
ウジングケース７の一端側に配置された軸受８と、ハウ
ジングケース７の他端側に配置された軸受９とで支承さ
れた構造である。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】このような構造では、
モータの小型化が求められる中で、シャフトを磁石内に
通すため磁石製造工程において中空に形成する成形工程
が必要であり、より小さい円筒形の磁石を製造すること
が困難である。本考案ではモータのシャフトを磁石内に
通さない構造にすることにより、磁石の小径化を計り、
モータの小型化を実現することを目的とする。
モータの小型化が求められる中で、シャフトを磁石内に
通すため磁石製造工程において中空に形成する成形工程
が必要であり、より小さい円筒形の磁石を製造すること
が困難である。本考案ではモータのシャフトを磁石内に
通さない構造にすることにより、磁石の小径化を計り、
モータの小型化を実現することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は、円筒型コアレ
スモータにおける円筒コイル，円筒コイルの支持体，こ
の支持体に形成されたコミュテータ，支持体の中心を貫
通して支持体に固定されたシャフトからなる回転子にお
いて、この回転子は、円筒状ハウジングケースの一端側
でリング状のガイド部を備えた磁石保持体を介して固定
されたシャフトが内部を貫通しない円柱状界磁磁石の他
端先端部分にボール又は硬質円板よりなるスラスト受軸
受を介して形成された軸受と、ハウジングケースの他端
側に配置されたブラシハウス内に取り付けられた軸受と
で支承され、前記シヤフトを磁石と反対のハウジングケ
ース側から出力軸として出すことを特徴とするコアレス
モータである。
スモータにおける円筒コイル，円筒コイルの支持体，こ
の支持体に形成されたコミュテータ，支持体の中心を貫
通して支持体に固定されたシャフトからなる回転子にお
いて、この回転子は、円筒状ハウジングケースの一端側
でリング状のガイド部を備えた磁石保持体を介して固定
されたシャフトが内部を貫通しない円柱状界磁磁石の他
端先端部分にボール又は硬質円板よりなるスラスト受軸
受を介して形成された軸受と、ハウジングケースの他端
側に配置されたブラシハウス内に取り付けられた軸受と
で支承され、前記シヤフトを磁石と反対のハウジングケ
ース側から出力軸として出すことを特徴とするコアレス
モータである。
【０００５】
【実施例】図１，図３は本考案のコアレスモータの構造
である。円筒コイル１とそのコイル支持体２と支持体に
埋め込まれたコミュテータ３と支持体に固定されたシャ
フト１４から構成された回転子１５があり、この回転子
は、円筒状ハウジングケース７の一端側でリング状のガ
イド部を備えた磁石保持体２０を介して固定されたシャ
フト１４が内部を貫通しない円柱状界磁磁石１６の先端
に固定された軸受１０とブラシハウス１１に取り付けら
れた軸受１２で支承される。磁石側軸受部においては、
磁石面中心に円錐状センター穴を形成し、回転子のスラ
スト加重を受けるボール１３を介してシャフトが支承さ
れる。
である。円筒コイル１とそのコイル支持体２と支持体に
埋め込まれたコミュテータ３と支持体に固定されたシャ
フト１４から構成された回転子１５があり、この回転子
は、円筒状ハウジングケース７の一端側でリング状のガ
イド部を備えた磁石保持体２０を介して固定されたシャ
フト１４が内部を貫通しない円柱状界磁磁石１６の先端
に固定された軸受１０とブラシハウス１１に取り付けら
れた軸受１２で支承される。磁石側軸受部においては、
磁石面中心に円錐状センター穴を形成し、回転子のスラ
スト加重を受けるボール１３を介してシャフトが支承さ
れる。
【０００６】図３は本考案の他の実施例を示し、（ａ）
は磁石面にＵ字状宝石軸受１７を配置し、シャフト先端
を尖形状に形成して軸受に当接させ、回転子内側磁石近
傍部に磁性材リング１８を配置してシャフトを支承し、
（ｂ）は磁石面に硬質板１９を配置し、シャフト先端を
球状に形成して当接させシャフトを支承する構造であ
り、ブラシ保持体とベアリングハウスを一体成形する構
造もある。
は磁石面にＵ字状宝石軸受１７を配置し、シャフト先端
を尖形状に形成して軸受に当接させ、回転子内側磁石近
傍部に磁性材リング１８を配置してシャフトを支承し、
（ｂ）は磁石面に硬質板１９を配置し、シャフト先端を
球状に形成して当接させシャフトを支承する構造であ
り、ブラシ保持体とベアリングハウスを一体成形する構
造もある。
【０００７】磁石１６はその外周部を基準にして磁石保
持体２０のリング部の内周をガイドにして接着され、さ
らに磁石保持体２０は磁気回路を形成するハウジングケ
ース７一端に接着される。この磁石保持体には図３
（ｃ）に示すようにハウジングケースとの嵌合部分にリ
ング状の凸部２１が外周に形成され、ハウジングケース
内に装着する際の磁石部分の自動調芯作用がある。ブラ
シハウス１１はブラシ２２が取付けられ、絶縁材料で作
られている。ブラシハウス１１はハウジングケース７の
他端に接着等で固定される。ブラシから出るリード線は
ブラシハウスの側面から外部に取り出す。ブラシ２２は
コミュテータ３と接触する位置にあり、電力を供給す
る。回転子のシャフト１４はブラシハウス側から出力軸
として外部に取り出す。
持体２０のリング部の内周をガイドにして接着され、さ
らに磁石保持体２０は磁気回路を形成するハウジングケ
ース７一端に接着される。この磁石保持体には図３
（ｃ）に示すようにハウジングケースとの嵌合部分にリ
ング状の凸部２１が外周に形成され、ハウジングケース
内に装着する際の磁石部分の自動調芯作用がある。ブラ
シハウス１１はブラシ２２が取付けられ、絶縁材料で作
られている。ブラシハウス１１はハウジングケース７の
他端に接着等で固定される。ブラシから出るリード線は
ブラシハウスの側面から外部に取り出す。ブラシ２２は
コミュテータ３と接触する位置にあり、電力を供給す
る。回転子のシャフト１４はブラシハウス側から出力軸
として外部に取り出す。
【０００８】
【考案の効果】本考案では、シャフトを磁石の中を貫通
しない構造にして、磁石をケースの一端側に磁石保持体
を介して磁石の外径を基準として固定し、磁石と反対側
が出力軸とした構造にしたため、穴を形成しない円柱形
の磁石が使えるようになり、磁石の小径化が可能とな
り、従ってモータの長さ及び径の小型化が容易となり、
またブラシハウスがベアリングハウスを兼ねた構造にし
たことにより、部品をコンパクトに形成することが容易
になり、モータの小型化と量産性が向上した。さらに磁
石の先端にスラスト荷重を受けるスラスト受軸受を付け
たことにより、摩擦によるトルクのロスを少なくでき
る。さらに磁石と軸受との間にボール又は硬質円板を使
用することにより、軸受を磁石端面に接着する際、接着
剤の軸受内への侵入を防止することができる。
しない構造にして、磁石をケースの一端側に磁石保持体
を介して磁石の外径を基準として固定し、磁石と反対側
が出力軸とした構造にしたため、穴を形成しない円柱形
の磁石が使えるようになり、磁石の小径化が可能とな
り、従ってモータの長さ及び径の小型化が容易となり、
またブラシハウスがベアリングハウスを兼ねた構造にし
たことにより、部品をコンパクトに形成することが容易
になり、モータの小型化と量産性が向上した。さらに磁
石の先端にスラスト荷重を受けるスラスト受軸受を付け
たことにより、摩擦によるトルクのロスを少なくでき
る。さらに磁石と軸受との間にボール又は硬質円板を使
用することにより、軸受を磁石端面に接着する際、接着
剤の軸受内への侵入を防止することができる。
【図１】本考案のコアレスモータの断面図。
【図２】従来のコアレスモータの断面図。
【図３】本考案のコアレスモータの他の実施例の断面
図。
図。
１ 円筒コイル ２ コイル支持体 ３ コミュテータ ４ シャフト ５ 回転子 ６ 界磁磁石 ７ ハウジングケース ８ 軸受 ９ 軸受 １０ 軸受 １１ ブラシハウス １２ 軸受 １３ ボール １４ シャフト １５ 回転子 １６ 界磁磁石 １７ Ｕ字状宝石軸受 １８ 磁性材リング １９ 硬質板 ２０ 磁石保持体 ２１ リング状凸部 ２２ ブラシ
Claims (1)
- 【請求項１】 円筒型コアレスモータにおける円筒コイ
ル，円筒コイルの支持体，この支持体に形成されたコミ
ュテータ，支持体の中心を貫通して支持体に固定された
シャフトからなる回転子において、この回転子は、円筒
状ハウジングケースの一端側でリング状のガイド部を備
えた磁石保持体を介して固定されたシャフトが内部を貫
通しない円柱状界磁磁石の他端先端部分にボール又は硬
質円板よりなるスラスト受軸受を介して形成された軸受
と、前記ハウジングケースの他端側に配置されたブラシ
ハウスに取り付けられた軸受とで支承され、前記シャフ
トを磁石と反対のハウジングケース側から出力軸として
出すことを特徴とするコアレスモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991017116U JP2562891Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | コアレスモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991017116U JP2562891Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | コアレスモータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04108377U JPH04108377U (ja) | 1992-09-18 |
| JP2562891Y2 true JP2562891Y2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=31903940
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991017116U Expired - Lifetime JP2562891Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | コアレスモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2562891Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54143804A (en) * | 1978-04-28 | 1979-11-09 | Matsushita Electric Works Ltd | Coreless motor |
| JPS6145707Y2 (ja) * | 1978-06-26 | 1986-12-23 | ||
| JPS5594170U (ja) * | 1978-12-20 | 1980-06-30 | ||
| JPS56152560U (ja) * | 1980-04-16 | 1981-11-14 |
-
1991
- 1991-02-28 JP JP1991017116U patent/JP2562891Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04108377U (ja) | 1992-09-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970930 |