JP2597055Y2 - パンチプレス - Google Patents
パンチプレスInfo
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- JP2597055Y2 JP2597055Y2 JP1993039369U JP3936993U JP2597055Y2 JP 2597055 Y2 JP2597055 Y2 JP 2597055Y2 JP 1993039369 U JP1993039369 U JP 1993039369U JP 3936993 U JP3936993 U JP 3936993U JP 2597055 Y2 JP2597055 Y2 JP 2597055Y2
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- Japan
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- die
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、パンチプレスに係
り、更に詳細にはワークを一方向へ移動せしめると共に
ワークの移動方向と直交する方向へ移動自在なパンチ，
ダイを備えたパンチ，ダイ加工ヘッドを整合対向して設
けたパンチプレスに関する。
り、更に詳細にはワークを一方向へ移動せしめると共に
ワークの移動方向と直交する方向へ移動自在なパンチ，
ダイを備えたパンチ，ダイ加工ヘッドを整合対向して設
けたパンチプレスに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ワークを一方向へ移動せしめると
共にワークの移動方向と直交する方向へ移動自在なパン
チ，ダイを備えたパンチ，ダイ加工ヘッドを整合対向し
て設けたパンチプレスが知られている。
共にワークの移動方向と直交する方向へ移動自在なパン
チ，ダイを備えたパンチ，ダイ加工ヘッドを整合対向し
て設けたパンチプレスが知られている。
【０００３】このパンチプレスにおけるパンチ，ダイ加
工ヘッドは例えば別々の駆動装置でもってボールねじに
より駆動されている。
工ヘッドは例えば別々の駆動装置でもってボールねじに
より駆動されている。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の駆動手段では、各ボールねじのフリクションや各部
の発熱などによりボールねじの伸びが発生したり、また
ボールねじの製作誤差が精度誤差として出るため、パン
チ，ダイ加工ヘッドに備えたパンチ，ダイの芯を高精度
に合わせることが難しかった。
来の駆動手段では、各ボールねじのフリクションや各部
の発熱などによりボールねじの伸びが発生したり、また
ボールねじの製作誤差が精度誤差として出るため、パン
チ，ダイ加工ヘッドに備えたパンチ，ダイの芯を高精度
に合わせることが難しかった。
【０００５】この考案の目的は、上記問題点を改善する
ために、パンチ，ダイ加工ヘッドの移動量を補正すると
共にパンチ，ダイの芯ずれを検出して補正して、高精度
のパンチング加工を可能にしたパンチプレスを提供する
ことにある。
ために、パンチ，ダイ加工ヘッドの移動量を補正すると
共にパンチ，ダイの芯ずれを検出して補正して、高精度
のパンチング加工を可能にしたパンチプレスを提供する
ことにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案は、ワークを一方向へ移動せしめると共に
ワークの移動方向と直交する方向へ移動自在なパンチ，
ダイを備えたパンチ，ダイ加工ヘッドを整合対向して設
けてなるパンチプレスにして、前記パンチ，ダイ加工ヘ
ッドをそれぞれ駆動伝達部材を介して独立して移動せし
めるパンチ，ダイ加工ヘッド用駆動モータと、このパン
チ，ダイ加工ヘッド用駆動モータによって駆動されるパ
ンチ，ダイ加工ヘッドの移動量を検出する各移動量検出
装置と、前記パンチ，ダイ加工ヘッドに設けられパンチ
加工ヘッドとダイ加工ヘッドの芯合せ時に生ずる誤差を
検出する誤差検出装置と、前記各移動量検出装置で検出
された各移動量を基にして演算処理されたパンチ加工ヘ
ッドとダイ加工ヘッドの相対的な移動量補正データ並び
に前記誤差検出装置で検出された誤差を基にしてパン
チ，ダイ加工ヘッド用駆動装置を駆動制御せしめる制御
装置と、を備えてなることを特徴とするものである。
に、この考案は、ワークを一方向へ移動せしめると共に
ワークの移動方向と直交する方向へ移動自在なパンチ，
ダイを備えたパンチ，ダイ加工ヘッドを整合対向して設
けてなるパンチプレスにして、前記パンチ，ダイ加工ヘ
ッドをそれぞれ駆動伝達部材を介して独立して移動せし
めるパンチ，ダイ加工ヘッド用駆動モータと、このパン
チ，ダイ加工ヘッド用駆動モータによって駆動されるパ
ンチ，ダイ加工ヘッドの移動量を検出する各移動量検出
装置と、前記パンチ，ダイ加工ヘッドに設けられパンチ
加工ヘッドとダイ加工ヘッドの芯合せ時に生ずる誤差を
検出する誤差検出装置と、前記各移動量検出装置で検出
された各移動量を基にして演算処理されたパンチ加工ヘ
ッドとダイ加工ヘッドの相対的な移動量補正データ並び
に前記誤差検出装置で検出された誤差を基にしてパン
チ，ダイ加工ヘッド用駆動装置を駆動制御せしめる制御
装置と、を備えてなることを特徴とするものである。
【０００７】前記パンチプレスにおいて、前記誤差検出
装置が、パンチ，ダイ加工ヘッドのいずれか一方に設け
られた上下動可能な誤差検出用ヘッドと、他方に設けら
れたゲージブロックとで構成されていることが望ましい
ものである。
装置が、パンチ，ダイ加工ヘッドのいずれか一方に設け
られた上下動可能な誤差検出用ヘッドと、他方に設けら
れたゲージブロックとで構成されていることが望ましい
ものである。
【０００８】
【作用】この考案のパンチプレスを採用することによ
り、パンチ，ダイ加工ヘッド用駆動装置を駆動せしめる
と、各駆動伝達部材を介してパンチ，ダイ加工ヘッドが
それぞれワークの移動方向と直交する方向へ移動され
る。この際、パンチ，ダイ加工ヘッドの移動量が各移動
量検出装置で検出されると共にパンチ加工ヘッドとダイ
加工ヘッドの芯合せ時に生ずる誤差が誤差検出装置で検
出される。この検出され各移動量並びに誤差が制御装置
に取り込まれる。制御装置では各移動量を基にしてパン
チ加工ヘッドとダイ加工ヘッドの相対的な移動量補正デ
ータが演算処理されると共に、この演算処理された移動
量補正データと誤差とを基にして制御装置からパンチ，
ダイ加工ヘッド駆動装置が駆動制御される。
り、パンチ，ダイ加工ヘッド用駆動装置を駆動せしめる
と、各駆動伝達部材を介してパンチ，ダイ加工ヘッドが
それぞれワークの移動方向と直交する方向へ移動され
る。この際、パンチ，ダイ加工ヘッドの移動量が各移動
量検出装置で検出されると共にパンチ加工ヘッドとダイ
加工ヘッドの芯合せ時に生ずる誤差が誤差検出装置で検
出される。この検出され各移動量並びに誤差が制御装置
に取り込まれる。制御装置では各移動量を基にしてパン
チ加工ヘッドとダイ加工ヘッドの相対的な移動量補正デ
ータが演算処理されると共に、この演算処理された移動
量補正データと誤差とを基にして制御装置からパンチ，
ダイ加工ヘッド駆動装置が駆動制御される。
【０００９】而して、パンチ，ダイ加工ヘッドの位置決
め精度が向上されると共に、パンチ，ダイ加工ヘッドの
芯ずれがなく高精度の加工が行われる。
め精度が向上されると共に、パンチ，ダイ加工ヘッドの
芯ずれがなく高精度の加工が行われる。
【００１０】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
細に説明する。
【００１１】図４を参照するに、パンチプレス１は、ベ
ッド部材３上に設けられている複数の平行なリニアガイ
ドレール５に案内されてＸ軸方向（ワーク搬入方向）へ
往復動可能なワークキャリッジスライダ７をワーク支持
部として有している。また、ベッド部材３の前方（図４
中左側）には、ワークキャリッジスライダ７移動用のＸ
軸サーボモータ９が設けられており、例えば図示しない
ボールねじ及びボールナットを介してワークキャリッジ
スライダ７をＸ軸方向へ往復駆動するようになってい
る。
ッド部材３上に設けられている複数の平行なリニアガイ
ドレール５に案内されてＸ軸方向（ワーク搬入方向）へ
往復動可能なワークキャリッジスライダ７をワーク支持
部として有している。また、ベッド部材３の前方（図４
中左側）には、ワークキャリッジスライダ７移動用のＸ
軸サーボモータ９が設けられており、例えば図示しない
ボールねじ及びボールナットを介してワークキャリッジ
スライダ７をＸ軸方向へ往復駆動するようになってい
る。
【００１２】ワークキャリッジスライダ７は、全体矩形
のフレーム状のものからなっており、その内側周縁部７
ａには、図示しないがワークＷの取付け位置を決める位
置決めブロックと、ワークＷをワークパスラインＰＬ位
置に保持するためのワーククランプ１１が装備されてい
る。このワーククランプ１１はごく一般的なものなので
説明は省略する。ワークＷは、少なくともその二辺をワ
ーククランプ１１にクランプされる。
のフレーム状のものからなっており、その内側周縁部７
ａには、図示しないがワークＷの取付け位置を決める位
置決めブロックと、ワークＷをワークパスラインＰＬ位
置に保持するためのワーククランプ１１が装備されてい
る。このワーククランプ１１はごく一般的なものなので
説明は省略する。ワークＷは、少なくともその二辺をワ
ーククランプ１１にクランプされる。
【００１３】前記ベッド部材３には門型フレーム１３が
Ｙ軸方向へベッド部材３を跨ぐようにして取付けられて
いる。また、門型フレーム１３は上部フレーム１５と、
下部フレーム１７と、上部フレーム１５と下部フレーム
１７を連結したサイドフレーム１９とで構成されてい
る。
Ｙ軸方向へベッド部材３を跨ぐようにして取付けられて
いる。また、門型フレーム１３は上部フレーム１５と、
下部フレーム１７と、上部フレーム１５と下部フレーム
１７を連結したサイドフレーム１９とで構成されてい
る。
【００１４】前記上部フレーム１５と下部フレーム１７
とを連結した右側のサイドフレーム１９には、パンチ
Ｐ，ダイＤを備えたパンチ，ダイ加工ヘッド２１，２３
をワークＷの移動方向（Ｘ軸方向）と直交する方向（Ｙ
軸方向）へ移動せしめるパンチ，ダイ加工ヘッド用駆動
装置としてのパンチ加工ヘッド用サーボモータＭ１，ダ
イ加工ヘッド用サーボモータＭ２が取付けられている。
とを連結した右側のサイドフレーム１９には、パンチ
Ｐ，ダイＤを備えたパンチ，ダイ加工ヘッド２１，２３
をワークＷの移動方向（Ｘ軸方向）と直交する方向（Ｙ
軸方向）へ移動せしめるパンチ，ダイ加工ヘッド用駆動
装置としてのパンチ加工ヘッド用サーボモータＭ１，ダ
イ加工ヘッド用サーボモータＭ２が取付けられている。
【００１５】このパンチ，ダイ加工ヘッド用サーボモー
タＭ１，Ｍ２にはパンチ，ダイ加工ヘッド２１，２３の
移動量を検出する各移動量検出装置としてのエンコーダ
Ｅ１，Ｅ２が備えられていると共に、Ｙ軸方向へ延伸し
た駆動伝達部材としてのボールねじ２５，２７の一端が
回転自在に連結されている。しかも、このボールねじ２
５，２７には図示省略のナット部材が螺合されていて、
この各ナット部材には前記パンチ，ダイ加工ヘッド２
１，２３が一体化されている。
タＭ１，Ｍ２にはパンチ，ダイ加工ヘッド２１，２３の
移動量を検出する各移動量検出装置としてのエンコーダ
Ｅ１，Ｅ２が備えられていると共に、Ｙ軸方向へ延伸し
た駆動伝達部材としてのボールねじ２５，２７の一端が
回転自在に連結されている。しかも、このボールねじ２
５，２７には図示省略のナット部材が螺合されていて、
この各ナット部材には前記パンチ，ダイ加工ヘッド２
１，２３が一体化されている。
【００１６】パンチ加工ヘッド２１とダイ加工ヘッド２
３は図１に示されているように、ワークパスラインＰＬ
を挾んで上下に整合対向し、パンチ加工ヘッド２１はパ
ンチＰを交換可能に支持し、ダイ加工ヘッド２３はダイ
Ｄを交換可能に支持するようになっている。パンチ加工
ヘッド２１は、パンチＰを打圧するためのラム等を含む
打圧機構２９を内蔵しており、またダイ加工ヘッド２３
はダイＤをワークパスラインＰＬの高さ位置に整合する
上昇位置とこれにより例えば３０mm程度下方の降下位置
との間に上下動させる金型上下動アクチュエータ３１を
内蔵している。
３は図１に示されているように、ワークパスラインＰＬ
を挾んで上下に整合対向し、パンチ加工ヘッド２１はパ
ンチＰを交換可能に支持し、ダイ加工ヘッド２３はダイ
Ｄを交換可能に支持するようになっている。パンチ加工
ヘッド２１は、パンチＰを打圧するためのラム等を含む
打圧機構２９を内蔵しており、またダイ加工ヘッド２３
はダイＤをワークパスラインＰＬの高さ位置に整合する
上昇位置とこれにより例えば３０mm程度下方の降下位置
との間に上下動させる金型上下動アクチュエータ３１を
内蔵している。
【００１７】また、ベッド部材３の図４中奥にはツール
マガジン３３が設けられており、門型フレーム１３のツ
ールマガジン３３側端部にはインデックスモータ３５が
設けられている。したがって、ツールマガジン３３に貯
蔵されているパンチＰとダイＤは、図示されていない金
型自動交換装置によりパンチ加工ヘッド２１とダイ加工
ヘッド２３とに交換可能に自動装着されるようになって
いる。
マガジン３３が設けられており、門型フレーム１３のツ
ールマガジン３３側端部にはインデックスモータ３５が
設けられている。したがって、ツールマガジン３３に貯
蔵されているパンチＰとダイＤは、図示されていない金
型自動交換装置によりパンチ加工ヘッド２１とダイ加工
ヘッド２３とに交換可能に自動装着されるようになって
いる。
【００１８】前記ワークキャリッジスライダ７によるワ
ークＷの移動方向（Ｘ軸方向）に直交する方向、即ちＹ
軸方向に細分化されてベッド部材３内に配置された多数
のワーク支持ベルト３７を有している。換言すれば、多
数のワーク支持ベルト３７はＹ軸方向に所定間隔をおい
て平行に配置されている。Ｘ軸方向の左側にフロント側
ワーク支持部３７ｆ，右側にリヤ側ワーク支持部３７ｒ
を有してワークＷを支持している。
ークＷの移動方向（Ｘ軸方向）に直交する方向、即ちＹ
軸方向に細分化されてベッド部材３内に配置された多数
のワーク支持ベルト３７を有している。換言すれば、多
数のワーク支持ベルト３７はＹ軸方向に所定間隔をおい
て平行に配置されている。Ｘ軸方向の左側にフロント側
ワーク支持部３７ｆ，右側にリヤ側ワーク支持部３７ｒ
を有してワークＷを支持している。
【００１９】図１において、ボールねじ２５，２７の加
工誤差を極小に抑えるために全加工範囲がいくつかのブ
ロック（本実施例で８ケ）に分けられている。この各ブ
ロックの補正範囲幅を決め、各補正範囲幅内の誤差平均
を求め、各ブロック毎の補正値を決める。また、ボール
ねじ２５，２７の内部に冷却油を流してボールねじ２
５，２７の伸びを最小限に抑えるようにしてある。
工誤差を極小に抑えるために全加工範囲がいくつかのブ
ロック（本実施例で８ケ）に分けられている。この各ブ
ロックの補正範囲幅を決め、各補正範囲幅内の誤差平均
を求め、各ブロック毎の補正値を決める。また、ボール
ねじ２５，２７の内部に冷却油を流してボールねじ２
５，２７の伸びを最小限に抑えるようにしてある。
【００２０】さらに、運転時のパンチ，ダイ加工ヘッド
２１，２３の芯を合わせるために、誤差検出装置３９が
設けられている。この誤差検出装置３９としては、例え
ば図２に示されているように、ダイ加工ヘッド２３の一
部にシリンダ４１が形成されている。このシリンダ４１
にはピストン４３が装着されており、このピストン４３
には検出ヘッド４５が連結されている。この検出ヘッド
４５にはロッド４７が上下方向へ延伸して設けられ、ロ
ッド４７の先端にはプローブ４９が一体化されている。
２１，２３の芯を合わせるために、誤差検出装置３９が
設けられている。この誤差検出装置３９としては、例え
ば図２に示されているように、ダイ加工ヘッド２３の一
部にシリンダ４１が形成されている。このシリンダ４１
にはピストン４３が装着されており、このピストン４３
には検出ヘッド４５が連結されている。この検出ヘッド
４５にはロッド４７が上下方向へ延伸して設けられ、ロ
ッド４７の先端にはプローブ４９が一体化されている。
【００２１】前記シリンダ４１には上，下部シリンダ室
５１，５３が形成されており、この上，下部シリンダ室
５１，５３にはエア通路５５，５７の一端が接続されて
おり、エア通路５５，５７の他端は図示省略のエア源に
接続されている。前記パンチ加工ヘッド２１の一部には
ゲージブロック６１が設けられている。
５１，５３が形成されており、この上，下部シリンダ室
５１，５３にはエア通路５５，５７の一端が接続されて
おり、エア通路５５，５７の他端は図示省略のエア源に
接続されている。前記パンチ加工ヘッド２１の一部には
ゲージブロック６１が設けられている。
【００２２】上記構成により図示省略のエア源よりエア
通路５７を通してエアを下部シリンダ室５３へ供給する
と、ピストン４３を介して検出ヘッド４５が上昇され
る。この検出ヘッド４５の上昇によりロッド４７を介し
てプローブ４９が突出してパンチ加工ヘッド２１に設け
られたゲージブロック６１に入り込み、パンチ，ダイ加
工ヘッド２１，２３の芯が熱的影響などにより変位が発
生すると、ロッド４７およびプローブ４９が例えば実線
の位置から２点鎖線の位置へ変位して誤差δを検出する
ことができる。
通路５７を通してエアを下部シリンダ室５３へ供給する
と、ピストン４３を介して検出ヘッド４５が上昇され
る。この検出ヘッド４５の上昇によりロッド４７を介し
てプローブ４９が突出してパンチ加工ヘッド２１に設け
られたゲージブロック６１に入り込み、パンチ，ダイ加
工ヘッド２１，２３の芯が熱的影響などにより変位が発
生すると、ロッド４７およびプローブ４９が例えば実線
の位置から２点鎖線の位置へ変位して誤差δを検出する
ことができる。
【００２３】図３にはパンチ，ダイ加工ヘッド用サーボ
モータＭ１，Ｍ２を制御せしめる制御ブロック図が示さ
れている。図３において、制御装置６３には全加工範囲
をいくつかにブロック化した各ブロック毎の補正値が記
憶されている補正値メモリ６５，誤差メモリ６７が備え
られている。
モータＭ１，Ｍ２を制御せしめる制御ブロック図が示さ
れている。図３において、制御装置６３には全加工範囲
をいくつかにブロック化した各ブロック毎の補正値が記
憶されている補正値メモリ６５，誤差メモリ６７が備え
られている。
【００２４】パンチ，ダイ加工ヘッド用サーボモータＭ
１，Ｍ２はそれぞれ制御装置６３の指令値により駆動制
御される。エンコーダＥ１，Ｅ２は制御装置６３に接続
されていると共に、エンコーダＥ２と検出ヘッド４５は
誤差メモリ６７に接続されている。
１，Ｍ２はそれぞれ制御装置６３の指令値により駆動制
御される。エンコーダＥ１，Ｅ２は制御装置６３に接続
されていると共に、エンコーダＥ２と検出ヘッド４５は
誤差メモリ６７に接続されている。
【００２５】上記構成により、パンチ，ダイ加工ヘッド
用サーボモータＭ１，Ｍ２を駆動せしめると、ボールね
じ２５，２７が回転されてパンチ，ダイ加工ヘッド２
１，２３がＹ軸方向へ移動されることになる。このパン
チ，ダイ加工ヘッド２１，２３の各移動量がエンコーダ
Ｅ１，Ｅ２で検出される。この検出された各移動量が制
御装置６３に取り込まれる。
用サーボモータＭ１，Ｍ２を駆動せしめると、ボールね
じ２５，２７が回転されてパンチ，ダイ加工ヘッド２
１，２３がＹ軸方向へ移動されることになる。このパン
チ，ダイ加工ヘッド２１，２３の各移動量がエンコーダ
Ｅ１，Ｅ２で検出される。この検出された各移動量が制
御装置６３に取り込まれる。
【００２６】例えばパンチ，ダイ加工ヘッド２１，２３
が今どこのブロックにいるかを、エンコーダＥ２で検出
して誤差メモリ６７に取り込ませると共に、検出ヘッド
４５で検出された誤差を誤差メモリ６７に取り込ませ
る。この誤差メモリ６７に記憶された各ブロック毎の誤
差を補正値メモリ６５の各ブロック毎の補正値に加減算
して指令値から例えばパンチ加工ヘッド用サーボモータ
Ｍ１を駆動制御せしめることによって、確実にパンチ，
ダイ加工ヘッド２１，２３の芯を合わせることができ
る。この芯合せ後、パンチＰとダイＤとの協働でワーク
Ｗに打抜き加工を行うことにより、高精度，高品質の加
工を行うことができる。また、芯ズレがないため、バリ
が少なく、パンチＰ，ダイＤの金型の寿命を長くするこ
とができる。
が今どこのブロックにいるかを、エンコーダＥ２で検出
して誤差メモリ６７に取り込ませると共に、検出ヘッド
４５で検出された誤差を誤差メモリ６７に取り込ませ
る。この誤差メモリ６７に記憶された各ブロック毎の誤
差を補正値メモリ６５の各ブロック毎の補正値に加減算
して指令値から例えばパンチ加工ヘッド用サーボモータ
Ｍ１を駆動制御せしめることによって、確実にパンチ，
ダイ加工ヘッド２１，２３の芯を合わせることができ
る。この芯合せ後、パンチＰとダイＤとの協働でワーク
Ｗに打抜き加工を行うことにより、高精度，高品質の加
工を行うことができる。また、芯ズレがないため、バリ
が少なく、パンチＰ，ダイＤの金型の寿命を長くするこ
とができる。
【００２７】なお、この考案は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他
の態様で実施し得るものである。本実施例では全加工範
囲をいくつかのブロックに分け、各ブロック毎の誤差を
検出して補正する例で説明したが、代表値として１ケ所
のみの誤差を検出して各ブロックを補正するようにして
も構わないものである。
されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他
の態様で実施し得るものである。本実施例では全加工範
囲をいくつかのブロックに分け、各ブロック毎の誤差を
検出して補正する例で説明したが、代表値として１ケ所
のみの誤差を検出して各ブロックを補正するようにして
も構わないものである。
【００２８】
【考案の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この考案によれば、実用新案登録請求の範囲
に記載されているとおりの構成であるから、パンチ，ダ
イ加工ヘッドの移動量を加工範囲のブロック毎に補正し
て位置決め精度の向上を図ると共に、パンチ，ダイ加工
ヘッドの芯ズレを検出して補正し、芯ズレをなくすこと
により、ワークに高精度，高品質のパンチング加工を行
うことができる。
るように、この考案によれば、実用新案登録請求の範囲
に記載されているとおりの構成であるから、パンチ，ダ
イ加工ヘッドの移動量を加工範囲のブロック毎に補正し
て位置決め精度の向上を図ると共に、パンチ，ダイ加工
ヘッドの芯ズレを検出して補正し、芯ズレをなくすこと
により、ワークに高精度，高品質のパンチング加工を行
うことができる。
【図１】パンチ，ダイ加工ヘッドの移動位置決めの補正
を行う説明図である。
を行う説明図である。
【図２】図１におけるII矢視部の拡大断面図である。
【図３】パンチ，ダイ加工ヘッドの位置決め補正を行う
制御装置の構成ブロック図である。
制御装置の構成ブロック図である。
【図４】この考案を実施する一実施例のパンチプレスの
斜視図である。
斜視図である。
１ パンチプレス ２１，２３ パンチ，ダイ加工ヘッド ２５，２７ ボールねじ（駆動伝達部材） ３９ 誤差検出装置 ４５ 検出ヘッド ４９ プローブ ６１ ゲージブロック Ｍ１，Ｍ２ パンチ，ダイ加工ヘッドサーボモータ Ｅ１，Ｅ２ エンコーダ（移動量検出装置） Ｐ パンチ Ｄ ダイ
Claims (2)
- 【請求項１】 ワークを一方向へ移動せしめると共にワ
ークの移動方向と直交する方向へ移動自在なパンチ，ダ
イを備えたパンチ，ダイ加工ヘッドを整合対向して設け
てなるパンチプレスにして、前記パンチ，ダイ加工ヘッ
ドをそれぞれ駆動伝達部材を介して独立して移動せしめ
るパンチ，ダイ加工ヘッド用駆動モータと、このパン
チ，ダイ加工ヘッド用駆動モータによって駆動されるパ
ンチ，ダイ加工ヘッドの移動量を検出する各移動量検出
装置と、前記パンチ，ダイ加工ヘッドに設けられパンチ
加工ヘッドとダイ加工ヘッドの芯合せ時に生ずる誤差を
検出する誤差検出装置と、前記各移動量検出装置で検出
された各移動量を基にして演算処理されたパンチ加工ヘ
ッドとダイ加工ヘッドの相対的な移動量補正データ並び
に前記誤差検出装置で検出された誤差を基にしてパン
チ，ダイ加工ヘッド用駆動装置を駆動制御せしめる制御
装置と、を備えてなることを特徴とするパンチプレス。 - 【請求項２】 前記誤差検出装置が、パンチ，ダイ加工
ヘッドのいずれか一方に設けられた上下動可能な誤差検
出用ヘッドと、他方に設けられたゲージブロックとで構
成されていることを特徴とする請求項１記載のパンチプ
レス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993039369U JP2597055Y2 (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | パンチプレス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993039369U JP2597055Y2 (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | パンチプレス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH079526U JPH079526U (ja) | 1995-02-10 |
| JP2597055Y2 true JP2597055Y2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=12551146
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993039369U Expired - Fee Related JP2597055Y2 (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | パンチプレス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2597055Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3515627B1 (de) * | 2016-09-26 | 2020-09-09 | Trumpf Werkzeugmaschinen GmbH + Co. KG | Werkzeugmaschine und verfahren zum bearbeiten von plattenförmigen werkstücken |
| EP3515622B1 (de) * | 2016-09-26 | 2020-07-15 | Trumpf Werkzeugmaschinen GmbH + Co. KG | Werkzeug und werkzeugmaschine sowie verfahren zum schneiden und/oder umformen von plattenförmigen werkstücken |
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1993
- 1993-07-19 JP JP1993039369U patent/JP2597055Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH079526U (ja) | 1995-02-10 |
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