JP2596432B2 - 回転刃の製造方法 - Google Patents

回転刃の製造方法

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紘光 沖長
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有限会社吉野精機
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D61/00Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
    • B23D61/02Circular saw blades
    • B23D61/025Details of saw blade body
    • B23D61/026Composite body, e.g. laminated

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は土木建築工事用に用いられるコンクリート、
アスファルト、レンガ、タイル、または各種石材等を切
断するための回転刃に関するものである。
(従来の技術) 従来、土木建築工事用に用いられるコンクリート、ア
スファルト、レンガ、タイル、または各種石材等を切断
するための回転刃1には、第7図で示すように、1枚の
円板状板材からなる回転刃本体1aの中央に駆動軸を取り
付けるための取付孔2を穿設し、外周部には切り屑の逃
がし溝3を設け、各逃がし溝3の間の外周面4にダイヤ
モンド、超硬合金、あるいは超硬質セラミック等を焼結
して形成した刃部5をろう付けしているものが用いられ
ている。
この回転刃1はコンクリート、アスファルト、レン
ガ、タイル、または各種石材等に回転させながら刃部5
を押し付け、所定の切断作業を行わせる。また、特開昭
55−5858号公報のように、特殊な使用法として角孔を孔
穿させることにも用いられる。
(発明が解決しようとする問題点) 上記従来の回転刃1では、回転刃本体1aが1枚の薄板
材により形成されているため、回転刃本体1aの中に放射
方向の孔を穿設することが困難であるという問題点があ
った。
本発明は上記問題点に鑑みて成されたものであり、上
記問題点を解決する目的で設定される技術的課題は、放
射方向の孔を内設した回転刃本体を形成できるようにし
た回転刃の製造方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明では、上記問題点を解決するための手段として
の、回転刃の製造方法を、中板材に取付孔径の内側から
外周端へ達する放射方向の流体通路を形成する工程と、
中央部に取付孔を穿孔した外板材を前記中板材の両面へ
固着する工程と、前記外板を接合した前記中板材の中央
部を穿孔して、前記中板材の取付孔を形成するとともに
該取付孔から外周端まで放射方向へ貫通する流体通路を
有する回転刃本体を形成する工程とからなるものにした
ことである。
(作用) 本発明は上記構成によって、放射方向の孔を内設した
回転刃本体が容易に形成でき、この孔を流体通路として
用いることによって、切断時に流体通路を介して刃部の
外周側へ冷却媒体を流出させることができ、刃部を潤滑
させ、刃部を冷却し、さらに刃部の切粉を切断部から排
出させることができるようになり、刃部の劣化を防止す
る事ができるようになる。
(実施例) 以下、本発明による回転刃の実施例を第1図乃至第7
図に基づき詳細に説明する。
第1図で示すように、回転刃10は回転刃本体10aの中
央に駆動軸を取り付けるための取付孔11を穿設し、外周
部には切り屑の逃がし溝12を設け、各逃がし溝12の間の
外周面13にダイヤモンド、超硬合金、あるいは超硬質セ
ラミックス等を焼結して形成した刃部14をろう付けす
る。
回転刃本体10aには、各逃がし溝12の間における回転
方向前側寄りの位置に取付孔11から外周面13に達する流
体通路としての貫通孔15を、その貫通孔15の取付孔11側
の端部よりも外周面13側の端部を回転方向後方へ位置さ
せて貫通し、取付孔11の内周面に各貫通孔15を連通する
溝16を刻設し、刃部14には貫通孔15の回転刃本体外周面
13側の開口に対応する位置に貫通孔15と同じ断面積を有
する孔17を穿孔して、取付孔11の内周面側から刃部14の
外周面側へ流体を供給させるための流体通路を形成す
る。
回転刃10の回転刃本体10aと刃部14とを固着する態様
としては、第2図で示すように、鍔付き筒状体18を用い
て、回転刃本体10aと刃部14との両方に鍔付き筒状体18
の外形に合わせた孔10b,14aをそれぞれ穿孔して鍔付き
筒状体18を嵌合できるようにし、孔10b,14aと鍔付き筒
状体18とを互いに嵌め合わせて、それぞれの境界部をろ
う付けして回転刃本体10aと刃部14とを位置固定すると
ともに接合する。この場合、鍔付き筒状体18は筒状に突
出した部分が鍔18aの両側に突出させず、片側のみ突出
させて、突出側をその反対側の接合した後で嵌合するこ
とにより回転刃本体10aと刃部14とを位置固定するよう
にしても良い。
回転刃本体10aは、第3図乃至第5図で示すように、
所定厚の1/3の厚さを有する円板状の薄板材に取付孔11a
および逃がし溝12aを打ち抜き加工して外板材19を形成
し、同じく所定厚の1/3の厚さを有し外径を外板材19と
同径にした円板状の薄板材に逃がし溝12bを打ち抜き加
工するとともに、中心部の取付孔打抜線11bよりも内側
の位置から外周端まで形成する流体通路15aを、その流
体通路15aの位置が取付孔打抜線11b側の端部よりも外方
へ向かうに従い回転刃10の回転方向に対して後方へ湾曲
変化する形状に打ち抜き加工して中板材20を形成し、外
板材19と中板材20とを、各板材19,20の外周と各逃がし
溝12a,12bの位置をそれぞれ合わせて、2枚の外板材19
で中板材20の両面を挟着させ、各板材19,20の接触面を
ろう付けし、その後取付孔打抜線11bに沿って中板材20
の中心部を打抜いて、貫通孔15を有する円板状の回転刃
本体10aに形成する。
回転刃本体10aの取付孔11には、外板材19の取付孔11a
と中板材20の取付孔11bの少なくとも一方の内周面を機
械加工して、外板材19側の内周面16aよりも中板材20側
の内周面16bが外方へ凹む溝16を形成させる。
回転刃10を嵌着する駆動軸21には、第6図で示すよう
に、駆動軸21を中空軸に形成して中空部を流体通路22と
して利用し、駆動軸21に回転刃10を嵌着した場合に、嵌
着した回転刃10の取付孔11に設けた溝16の位置に合わせ
て、駆動軸21に流体通路22の回転刃側開口端23を穿孔す
る。駆動軸21の中央部には流体通路22のマニホールド側
開口端24を周面に穿孔させ、その外周側にマニホールド
25を外嵌するとともに、マニホールド25と駆動軸21との
間を回転自在にして、静止しているマニホールド25側か
ら回転している駆動軸21側へ流体を供給することができ
るようにする。マニホールド25には導管26を介して流体
の供給源27を接続して所定量の水、切削油、または圧縮
空気等の冷却媒体を供給できるようにする。
このような冷却媒体を供給できるようにした駆動軸21
に回転刃10を取り付けて使用すると、供給源27から供給
された冷却媒体28は導管26よりマニホールド25へ入り、
マニホールド25から回転している駆動軸21のマニホール
ド側開口端24から流体通路22へ入り、流体通路22の回転
刃側開口端23から回転刃10の取付孔11に設けた溝16を経
て貫通孔15側へ入り、貫通孔15から孔17を介して刃部14
の外周へ出て、切削対象物29の切削箇所30へ噴出する。
切削箇所30が切り込まれて溝形になると、切削箇所30に
切粉が溜まり易くなるが、噴出する冷却媒体28によって
切粉が切削箇所30の外部へ流し出されるとともに、刃部
14が冷却媒体28によって熱を奪われて冷却され、回転刃
10の劣化を防止する。
中板材の別態様としては、第7図で示すように、所定
厚の1/3の厚さを有する円板状の薄板材をプレス加工し
て、逃がし溝31を形成するとともに、中心部の取付孔打
抜線32よりも内側から外周部まで、外方へ向かうに従
い、回転刃10の回転方向に対して後方へ位置が湾曲変化
する流体通路33を形成し、その流体通33の途中から回転
刃10の回転方向に対して後方へ分岐した流体通路34,35,
36および流体通路34からさらに回転刃10の回転方向に対
して後へ分岐した流体通路37を形成して、複数の分岐通
路を有する中板材38を形成して用いても良い。
この中板材38を使用すると、回転刃本体10aの直径が
大きい場合には、回転刃本体10aの中央部に集中する流
体通路33の本数を少なくすることができ、各流体通路間
の間隔を広くして中板材38の中央部の強度を強くするこ
とができ、しかも各流体通路33,34,35,36,および37の流
路抵抗を小さくできて、供給圧を過大にすることなく冷
却媒体を供給でき、切削時の潤滑効率を向上させるとと
もに冷却媒体の供給装置側に対する要求圧力を低下させ
ることができる。
さらに別の態様としては、中板材が小径の場合には流
体通路を取付孔側から外周まで直線的に形成しても良
く、この場合において、流体通路を取付孔側の端部と回
転刃本体の外周側の端部とが回転刃の回転方向の同じ位
置を保ように取付孔または外周の法線方向に向けるか、
あるいは流体通路を取付孔側の端部よりも回転刃本体の
外周側の端部を回転刃の回転方向に対して後方に位置す
るように法線方向より傾斜させて形成してもよい。
(発明の効果) 以上のように本発明では、中板材に取付孔径より内側
から外周端へ達する放射方向の流体通路を形成し、中央
部に取付孔を穿孔した外板材を流体通路を形成した中板
材の両面へ沿設し接合し、外板を接合した中板材の中央
部を穿孔して、中板材の取付孔を形成するとともに取付
孔から外周端へ貫通する流体通路を形成したため、放射
方向の流体通路を内設した回転刃本体を容易に形成で
き、この流体通路を利用して、切断時には流体通路を介
して刃部の外周へ冷却媒体を流出させることができ、刃
部を潤滑させ、刃部を冷却し、さらに刃部の切粉を切断
部から排出させることができ、刃部の劣化を防止する事
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本発明の実施例を示す図面であり、
このうち、 第1図は、回転刃を示す斜視図、 第2図は、回転刃の回転刃本体と刃部との位置決めを鍔
付き筒状体を用いて行う場合を示す拡大断面図、 第3図は、回転刃本体の外板材を示す側面図、 第4図は、回転刃本体の取付孔打ち抜き前の中板材を示
す側面図、 第5図は、回転刃本体の断面図、 第6図は、回転刃から冷却媒体を出しながら切削を行う
状態を示す断面説明図、 第7図は、中板材の別態様を示す側面図、 第8図は、従来の回転刃を示す斜視図。 10……回転刃 10a……回転刃本体 11……取付孔 11a……外板材の取付孔 11b……中板材の取付孔 12……逃がし溝 13……外周面 14……刃部 15……貫通孔(流体通路) 15a……流体通路 16……溝 17……孔 18……鍔付き筒状体 19……外板材 20……中板材 21……駆動軸

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中板材に取付孔径の内側位置から外周端へ
    達する放射方向の流体通路を形成する工程と、中央部に
    取付孔を穿孔した外板材を前記中板材の両面へ固着する
    工程と、前記外板を接合した前記中板材の中央部を穿孔
    して、前記中板材の取付孔を形成するとともに該取付孔
    から外周端まで放射方向へ貫通する流体通路を有する回
    転刃本体を形成する工程とからなることを特徴とする回
    転刃の製造方法。
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