JP2596416B2 - 文・音声変換装置 - Google Patents

文・音声変換装置

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JP2596416B2
JP2596416B2 JP61127166A JP12716686A JP2596416B2 JP 2596416 B2 JP2596416 B2 JP 2596416B2 JP 61127166 A JP61127166 A JP 61127166A JP 12716686 A JP12716686 A JP 12716686A JP 2596416 B2 JP2596416 B2 JP 2596416B2
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浩二 浮穴
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ワードプロセッサの入力文字を音声で読み
上げて原稿と照合するため等に用いる、任意の文章を自
然な音声に変換するための文・音声変換装置に関するも
のである。
(従来の技術) 従来、この種の文・音声変換装置は、音素として基本
となる100個の音節(第2図参照)を音韻として持って
おり、その音韻を文字列に合わせて結合し、連続音声を
発生させることができる音韻連鎖方式を用いたものが知
られている。(通信学会誌、81.7.Vol.J64−A No.7「自
然音声の韻律情報を利用したVCV音声編集合成」参照) 第6図は従来の文・音声変換装置の構成を示し、1は
CPUであり、プログラムメモリ2により、インタフェー
ス3から入力されたひらがな文字コードに基づいてCVフ
ァイル4(音節ファイルで、“ア”、“サ”等の音韻が
格納されている)から該当する音韻データを引き出し、
音声合成器5で音韻列を結合して合成し、スピーカー6
から連続音声を生成するようにしたものである。CVファ
イル4については、音の高さ(ピッチ)や大きさをコン
トロールできるようにするためと、経済的にメモリサイ
ズを小さくするために、音韻をLSPパラメータや、パー
コールパラメータに変換して格納することが多い。従っ
て音声合成器5はCV格納形態に合わせ、LSP合成器や、
パーコール合成器を使用することになる。
この音韻連鎖方式は調音結合の難しさを回避するため
に考案された方式で、特にCV型言語である日本語につい
ては、この方式が主流となっている現状である。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のような文・音声変換装置では、自然音声より切
り出したCV音節を素材としているので、ターミナルアナ
ログ方式(ホルマント合成方式:JASA67(3)Mar.1980
“Soft ware for a cascade/parallel formant synthes
izer")に比べて明瞭度もよく、自然性も高いと考えら
れるが、それは単音節について言えることであって、連
続音声にした場合の音声品質については、特に規則合成
音の自然性において、韻律規則の高度化が課題であっ
た。
そこで従来の100音節で不自然に聞こえる点を調べた
結果、(1)次に来る音節の母音部が「イ」である場合
の母音、(2)無声化したCVがないこと、(3)鼻音化
した母音がないこと、(4)語頭,語中のp,t,k,b,d,g
の4項目の点で従来の合成音と実際音との間で大きく食
い違うことが明らかになった。
本発明は上記調査結果に基づき、より自然な規則合成
音を得るようにした文・音声変換装置を提供するもので
ある。
(問題点を解決するための手段) そこで本発明は、基本的な100音節の単音ファイル
に、(1)次に来る音節の母音が「イ」である場合の母
音、(2)無声化したCV、(3)鼻音化した母音、
(4)語頭のp,t,k,b,d,gの音韻の、合計30の音韻を追
加し、この追加音韻中の音韻に該当する場合は上記100
音節の単音ファイルから引いてきた音韻と入れ換えるよ
うにするものである。
(作 用) 基本的な100音節の単音ファイルに、(1)次に来る
音節の母音部が「イ」である場合の母音、(2)無声化
したCV、(3)鼻音化した母音、(4)語頭のp,t,k,b,
d,gという30の音韻を追加し、この追加音韻中の音韻に
該当する場合は、上記100音節の単音ファイルから引い
てきた音韻と入れ換えることにより、従来の100音節の
みによるロボット読みに比し、極めて自然な日本語が規
則合成される。
(実施例) 第1図は本発明の実施例の概略構成を示し、11はCPU
であり、プログラムメモリ12によりインタフェース13か
ら入力された文字コードに基づいてCVファイル14に格納
された従来と同じ基本の100音節(第2図に示す)から
該当する音韻データを引き出し、その場合、(1)次に
来る音節(CV)の母音部が「イ」であるとき(例えば柿
の“カキ”の“カ”)、そのCV部のV用の音韻を4種類
(ア,ウ,エ,オ)、(2)p,t,k,sにはさまれた“i"
または“u"または“ju"である、キ,ク,キュ,チ,
ツ,チュ,ピ,プ,ピュ,シ,ス,シュ,ヒ,フ,ヒュ
の15種類の無声化CV、(3)“n",“m",“η”が次に来
る鼻音化した母音 (4)p,t,k,b,d,gが語頭の場合のその子音部である場
合には、これら30の音韻を格納した追加30CV音節テーブ
ル15から引いてきて、基本100音節CVから引いてきたも
のと入れ換える。この入れ換えをした後、音声合成器16
で連続音声を合成し、スピーカ17から出力する。第5図
にはその処理フローを示す。
上記(1)の、次に来る音節の母音部が「イ」である
ときの母音について、従来の合成音と実際の声とを、
「特に」という一例の言葉についてそのフォルマントの
比較を第3図に示す。この図でみるように“ku"の“u"
の部分の第2,第3のフォルマントが「特に」の“に”の
i音に移行すべく舌が動いている様子がわかり、明らか
に通常の“ku"と違う。従って従来の基本100音節の中の
“ku"で合成した場合不自然になることがわかる。
このことはすべての次の音節がi段になる母音につい
て言えることなので、次のi音へ動く音節をa,u,e,oに
ついて持つものを、結合時に置き換えることによって自
然音に近づけることができる。
(2)の無声化CVについて、同様に第4図に示す。無
声化していない合成音の場合と、全くフォルマント形状
が違い、即ち別の音韻であることがわかる。従って無声
化することのわかっている15個のCVを持たせることにす
れば自然性が増す。
(3)の、次に“n"が来る場合、母音が早くから鼻音
化され、全く別の音韻に変る。従って鼻音化した母音を
5個持たせることにより自然性が増す。
(4)の場合、語頭のp,k,t,b,d,gについては語中の
それより子音が長く、かつ強いため、このようにした音
韻を別音韻として登録したものである。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、追加した30の音韻中の
音韻である場合には、これと基本100音節の単音ファイ
ルから引いてきた音韻と入れ換えることにより、従来の
不自然だった結合音声を、より自然に近付けた結合音声
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の構成図、第2図は基本的100
音節のCVコード表を示す図、第3図は次に来る音節部が
「イ」である場合の母音の一例について実際音と従来の
合成音との比較図、第4図は無声化していない合成音と
実際音との一例の比較図、第5図は音声の規則合成処理
フロー図、第6図は従来の文・音声変換装置の構成図を
示す。 12……プログラムメモリ、13……インタフェース、14…
…基本100音節の単音ファイル、15……追加30音節テー
ブル、16……音声合成器、17……スピーカ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CPUが、プログラムによりインタフェース
    から入力されたひらがな文字コードに基づいて、音韻を
    LSPパラメータやパーコールパラメータに変換した基本
    的な100音節の単音ファイルから該当する音韻データを
    引き出し、音声合成器で音韻列を結合して合成し、スピ
    ーカから連続音声を生成するようにした文・音声変換装
    置において、 上記100音節の単音ファイルに、(1)次に来る音節の
    母音部が「イ」である場合の母音、(2)無声化したC
    V、(3)鼻音化した母音、(4)語頭のp,t,k,b,d,gの
    音韻の、合計30の音韻を格納した追加音韻ファイルを設
    け、この追加音韻中の音韻に該当すると上記CPUが判断
    した場合は、上記100音節の単音ファイルから引いてき
    た音韻と入れ換えるようにすることを特徴とする文・音
    声変換装置。
JP61127166A 1986-06-03 1986-06-03 文・音声変換装置 Expired - Lifetime JP2596416B2 (ja)

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JPS62284398A JPS62284398A (ja) 1987-12-10
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