JPH06168265A - 言語処理装置および音声合成装置 - Google Patents

言語処理装置および音声合成装置

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JPH06168265A
JPH06168265A JP4320225A JP32022592A JPH06168265A JP H06168265 A JPH06168265 A JP H06168265A JP 4320225 A JP4320225 A JP 4320225A JP 32022592 A JP32022592 A JP 32022592A JP H06168265 A JPH06168265 A JP H06168265A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
morpheme
character code
processing device
accent
unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP4320225A
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English (en)
Inventor
Kiyo Hara
紀代 原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP4320225A priority Critical patent/JPH06168265A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常平仮名で表記される単語がカタカナ表記
された場合でも、辞書項目を増加させることなく正しく
形態素解析処理を行い、また、その部分を強調発声させ
ることにより、より伝達力のある合成音声を提供する。 【構成】 形態素処理部1aと、辞書1bと、構文解析部
1dと、アクセント処理部1eからなる言語処理装置1に
入力されたテキストで、前記形態素処理部1aで解析で
きなかったテキストに対し、文字コードを変換する文字
コード変換部1cを有する。この文字コード変換部1cで
文字コード変換された場合、音響処理装置2の強調処理
部2dで強調に関する情報にしたがって合成パラメータ
を強調する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、言語処理装置および言
語処理機能を有する音声合成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の音声合成装置としては、例えば、
古井:ディジタル音声処理 p.146 (東海大学出版会 198
5)に示されている。図3は、この従来例の音声合成装置
の構成を示すブロック図であり、言語処理装置1,音響
処理装置2および合成処理装置3で構成される。そし
て、言語処理装置1は形態素処理部1a,辞書1b,構文
解析部1dおよびアクセント処理部1eからなる。また、
音響処理装置2は時間長制御部2a,音韻パラメータ制
御部2bおよび基本周波数制御部2cからなる。
【0003】次に動作の概要を説明すると、文字列入力
端0には漢字かな混じり文データ (テキスト)が入力さ
れる。形態素処理部1aでは、入力された漢字かな混じ
り文が辞書1bを用いて形態素に分割され、各形態素の
読み,アクセント型,品詞等が付与される。構文解析部
1dは、形態素処理部1aで得られた各形態素の情報を用
いて文節の決定,品詞,読みの選択を行い、文節間の簡
単な係受け解析を行う。アクセント処理部1eでは、ア
クセント句の決定,アクセント位置の決定,ポーズやイ
ントネーション立て直しの位置の決定を行う。
【0004】音響処理装置2では、言語処理装置1で得
られた読みとアクセントの情報に基づいて合成パラメー
タを作成する。すなわち、この合成パラメータは各形態
素の継続時間長を時間長制御部2aで決定し、この時間
長に基づいて音韻パラメータ制御部2bにより音声の大
きさである振幅、声道の状態を決める声道記述パラメー
タ(PARCOR係数やホルマント周波数など)、声帯の
状態を決める有声/無声判定フラグ、基本周波数制御部
2cにより声の高さを決める基本周波数等を作成する。
そして、合成処理装置3は音響処理装置2で得られた合
成パラメータ列を音声波形に変換し、合成音出力端4に
出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記音声合成装置は、
ワープロ文章の読み合わせや公共案内放送等いろいろな
分野で利用されつつある。合成された音声が正しく理解
されるためには、まず言語処理装置で正しい形態素解析
が行われ、正しい読み,アクセントが付与される必要が
ある。しかしながら、辞書に存在しない単語に関しては
正しい形態素解析を行うことができない。そこで、全て
の単語について形態素解析を行うには辞書項目を無制限
に増加させることとなり、これは辞書作成にかかる労
力,辞書容量の増大,処理時間の増加等の問題点があ
る。
【0006】本発明は、かかる従来技術の課題に鑑みて
なされたもので、形態素解析が成功しなかった場合、成
功しなかった部分の文字コードを変換して、再度、形態
素解析を行うことによって、辞書項目を増加することな
く形態素解析の性能を向上させることを目的とする。さ
らに、文字コードを変換した場合には、合成パラメータ
をも制御することによって、合成音の単調性をなくし変
化に富んだ高品質の合成音を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
形態素処理部と、辞書と、構文解析部と、アクセント処
理部からなる言語処理装置に入力されたテキストで、前
記形態素処理部で解析できなかったテキストに対し文字
コードを変換する文字コード変換部を有することを特徴
とする。
【0008】また、本発明の第2の発明は、前記第1の
発明の言語処理装置と、時間長制御部、音韻パラメータ
制御部、基本周波数制御からなる音響処理装置に、前記
言語処理装置からの強調に関する情報にしたがって、合
成パラメータを制御する強調処理部を有する音響処理装
置と、前記音響処理装置で得られた合成パラメータ列を
音声波形に変換する合成処理装置とを有することを特徴
とする。
【0009】
【作用】本発明の第1の発明は、形態素処理部で形態素
解析を行うとき、辞書に存在しなかった単語に対して文
字コード変換を行って、再度、形態素解析を行うことに
より辞書容量を増加させることなく、言語処理の性能を
向上させることができる。
【0010】また、本発明の第2の発明は、前記第1の
発明により、文字コード変換を利用した場合は、その部
分を強調発声するように韻律やポーズ等の合成パラメー
タを制御することにより、より自然性の高い合成音を作
成し出力することができる。
【0011】
【実施例】図1は第1の発明の一実施例における言語処
理装置の構成を示すブロック図であり、1cは文字コー
ド変換部である。その他、前記図3と同一要素のブロッ
クには同じ符号を付してある。
【0012】次に、動作の概要を説明すると、文字列入
力端0には漢字かな混じり文データが入力される。形態
素処理部1aでは、入力された漢字かな混じり文が辞書
1bを用いて形態素に分割され、各形態素の読み,アク
セント型,品詞等が付与される。文字コード変換部1c
は、形態素処理部1aで辞書1bに存在せず、形態素解析
が行われなかった部分(未知語部)の文字コードの変換が
可能ならば、コード変換を行う。
【0013】すなわち、未知語部が平仮名もしくはカタ
カナならば、カタカナもしくは平仮名に変更し、再度、
形態素解析部1aにおいて形態素解析を行う。構文解析
部1dは、得られた各形態素の情報を用いて文節の決
定,品詞,読みの選択を行い、文節間の簡単な係受け解
析を行う。アクセント処理部1eでは、アクセント句の
決定,アクセント位置の決定,ポーズやイントネーショ
ン立て直しの位置の決定を行う。
【0014】次に、各処理の詳細について(表1)に示す
具体例を用いて説明する。例えば、(表1)の入力文章
(A)「それは、ココの問題だ。」という文章が入力され
た場合について考える。形態素解析部1aにより、入力
文章は以下のように処理される。まず、形態素解析(B)
が行われ、この形態素解析において代名詞「ここ」は、
一般的にカタカナで使用される頻度が少ないため、辞書
項目に入っていないとする。辞書1bに「ココ」という
項目がない場合、「ココ」の部分は、未知語(C)として
扱われる。
【0015】文字コード変換部1cでは、「ココ」がコ
ード変換可能なので、「ここ」と平仮名にコード変換
(D)し、再度、形態素解析部1aで形態素解析(E)を行
う。そこで辞書に「ここ」が存在すればアクセント(F)
や読みなど、その単語に関する辞書情報を付与する。こ
こで、「は」「の」「だ」に対して与えられているアク
セント型Aやi,kは、NHKアクセント辞典・解説付
録(日本放送出版会 1985年)に記載されているもので、
自立語と結合して文節を構成する際の結合アクセント型
(G)を示したものである。また各単語のアクセント型
は、アクセントのある音節位置を示したものである。自
立語の結合アクセント型(G)は、複合語の後続単語にな
ったときのアクセント型を示す。
【0016】さらに構文解析部1dにより、品詞(H)や
読みの選択,文節(I)の境界が決定され、文節間の簡単
な係受けが決定される。本例では「それは」は、1つ先
の文節「問題だ。」にかかるので、文節間距離(J)は2
となる。アクセント処理部1eでは、アクセント句(K)
およびアクセント位置の決定を行う。本例では、すべて
平仮名となる。解析結果を言語処理結果出力端5に得
る。
【0017】
【表1】
【0018】上記(表1)の言語処理出力(L)における p
oz は、この位置にポーズが挿入されイントネーション
の立て直しが行われることを示す。
【0019】以上のように本実施例によれば、一般的に
は平仮名表記される単語が強調等の目的でカタカナ表記
された場合、あるいはその逆の場合、辞書項目としてカ
タカナと平仮名の両表記を持つことなく、対処すること
ができる。
【0020】図2は第2の発明の一実施例における音声
合成装置の構成を示すブロック図であり、2dは強調処
理部であり、その他、前記図1および図3と同一要素の
ブロックには同じ符号を付してある。図2に示すよう
に、言語処理装置1の文字コード変換部1cの出力(文字
コード変換情報)の1つは、アクセント処理部1eを介し
て音響処理装置2の強調処理部2dに入力されるよう構
成される。
【0021】この強調処理部2dは基本周波数を決定す
る基本周波数制御部2cおよび言語処理装置1(文字コー
ド変換部1c)からの強調に関する情報にしたがって合成
パラメータを制御する。
【0022】次に、文字コード変換部1cで文字コード
変換された場合の音声処理装置2と合成処理装置3の動
作について説明する。
【0023】一般に、通常、平仮名表記を使うものをカ
タカナ表記にする場合、また逆に通常、カタカナ表記の
ものを平仮名で表現する場合(ココ,しみゅれーしょん
等)、その単語に何らかの強調的意味が含まれることが
多い。そこで、文字コード変換部1cを通して処理され
た単語に対し、アクセント処理部1eを介して音響処理
装置2で強調を表現するように、強調処理部2dに強調
指示をして合成パラメータを制御する。すなわち、言語
処理装置1の処理結果は次の(表2)のようになる。
【0024】
【表2】
【0025】上記(表2)の言語処理出力(L)における p
oz は、この位置にポーズが挿入されイントネーション
の立て直しが行われることを示す。また、“ ”で囲ま
れた部分は強調部を表す。この強調指示にしたがって合
成パラメータの制御を行う。
【0026】強調を表すためには、強調部の基本周波数
を高くする,発声速度を遅くする,前後に短いポーズを
挿入する等、いくつかの方法があるが、ここでは前後に
短いポーズを挿入する方法について説明する。この強調
方法は、本発明を何等拘束するものではない。
【0027】強調処理部2dでは、 ko ko の前後にあた
る部分に、20msecの無音部を挿入する。そして、合成処
理装置3からは音響処理装置2で得られた合成パラメー
タ列を音声波形に変換し、合成音出力端4に出力する。
【0028】以上のように、本実施例によれば一般的に
は平仮名表記される単語が、強調等の目的でカタカナ表
記された場合、あるいはその逆の場合、辞書項目として
カタカナと平仮名の両表記を持つことなく対処すること
ができ、かつ通常でない表現が用いられた意味を理解
し、その部分を強調発声するように合成パラメータを制
御することにより、より伝達力のある変化に富んだ合成
音を提供することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、一
般的には平仮名表記される単語が、強調等の目的でカタ
カナ表記された場合、あるいはその逆の場合、辞書項目
としてカタカナと平仮名の両表記を持つことなく対処す
ることができ、かつ通常でない表現が用いられた意味を
理解し、その部分を強調発声するように合成パラメータ
を制御することにより、より伝達力のある変化に富んだ
合成音を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の発明の一実施例における言語処
理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の発明の一実施例における音声合
成装置の構成を示すブロック図である。
【図3】従来例の音声合成装置の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
0…文字列入力端、 1…言語処理装置、 1a…形態
素処理部、 1b…辞書、1c…文字コード変換部、 1
d…構文解析部、 1e…アクセント処理部、 2…音響
処理装置、 2a…時間長制御部、 2b…音韻パラメー
タ制御部、 2c…基本周波数制御部、 2d…強調処理
部、 3…合成処理装置、 4…合成音出力端、 5…
言語処理結果出力端。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたテキストを辞書を用いて形態
    素に分割し、各形態素の読み,アクセント型,品詞等を
    付与する形態素処理部と、前記形態素処理部で得られた
    各形態素の情報を用いて文節の決定,品詞,読みの選択
    を行い、かつ文節間の簡単な係受け解析を行う構文解析
    部と、アクセント句やアクセント位置,ポーズやイント
    ネーション立て直しの位置等の各決定を行うアクセント
    処理部を有する言語処理装置において、 前記入力されたテキストで前記形態素処理部で解析でき
    なかったテキストに対し文字コードを変換する文字コー
    ド変換部を有し、前記文字コード変換部で変換された文
    字コードにより、形態素処理部で再度テキスト解析を行
    うことを特徴とする言語処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の言語処理装置と、各音素
    の継続時間長を決定する時間長制御部,振幅や声道・声
    帯に関するパラメータを決定する音韻パラメータ制御
    部,基本周波数を決定する基本周波数制御部を有する音
    響処理装置に、前記言語処理装置からの強調に関する情
    報にしたがって、合成パラメータを制御する強調処理部
    を有する音響処理装置と、前記音響処理装置で得られた
    合成パラメータ列を音声波形に変換する合成処理装置と
    を有することを特徴とする音声合成装置。
JP4320225A 1992-11-30 1992-11-30 言語処理装置および音声合成装置 Pending JPH06168265A (ja)

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JP4320225A JPH06168265A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 言語処理装置および音声合成装置

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JP (1) JPH06168265A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012022447A (ja) * 2010-07-13 2012-02-02 Fujitsu Ltd 音声合成装置、音声合成プログラムおよび音声合成方法
JP2019152712A (ja) * 2018-03-01 2019-09-12 Kddi株式会社 解析装置及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012022447A (ja) * 2010-07-13 2012-02-02 Fujitsu Ltd 音声合成装置、音声合成プログラムおよび音声合成方法
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