JP2596291B2 - コイン形リチウム電池の製造方法 - Google Patents

コイン形リチウム電池の製造方法

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利男 水野
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富士電気化学株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコイン形リチウム電池の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コイン形リチウム電池には、放電によっ
て正極合剤ペレットが径方向に膨脹するのを抑制するた
め、断面L字形をなす金属製リングを正極合剤ペレット
の角部に嵌着させ、リングによって上記の膨脹を押さえ
るようにしたものがある。このリング付正極合剤ペレッ
トは、従来、リング内底面を正極合剤ペレット表面に密
着するように嵌着させたものが使用されていた。かかる
リング付正極合剤ペレットを用いてコイン形リチウム電
池を得るには、図2(イ)の如く、封口ガスケット2を
周縁部に嵌着させた負極端子1に負極リチウム3を圧着
し、(ロ)の如く、その負極リチウム3上にセパレータ
4を載置してから電解液を注液後、(ハ)の如く、該セ
パレータ4の上に上記リング5付の正極合剤ペレット6
を載置し、その上から再び電解液を注液したのち、
(ニ)の如く、正極缶7を被せ、所定時間放置後、正極
缶7を押圧して電池の出来上がり寸法に合うようにな
し、(ホ)の如く、正極缶7の端部をカールして密閉し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにリング5
内底面を正極合剤ペレット6に密着させてたリング付正
極合剤では、正極合剤ペレット6の表面の一部はリング
5で覆われるため、上記した(ニ)の工程で正極合剤ペ
レット6への電解液吸収時間を長引かせる原因となっ
た。また、リング5が正極合剤ペレット6に密着するリ
ング付正極合剤では、高さ方向の寸法が一定不変である
ため、上記(ニ)の工程で負極端子1と正極缶7とを上
下方向から押圧して電池の出来上がり寸法に合うように
した場合に、実際には内容物の寸法のバラツキや排気の
バラツキ等があるため、正極缶7とリング5との正しい
当接がなされない儘(ホ)の工程に移って電池とされる
ことがあった。このような不安定な状態の儘で電池とな
ったものは、特に高負荷性能にバラツキを生じさせた。
【0004】本発明は上記した欠点を解決することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、封口ガスケッ
トを周縁部に嵌着した負極端子に負極リチウムを圧着さ
せ、その負極リチウム上に載置したセパレータ上から電
解液を注液する第1の工程と、該セパレータの上にリン
グ付正極合剤ペレットを載置し、その上から再び電解液
を注液する第2工程と、該リングの上に正極缶を被せ、
その正極缶を所定圧力で押圧してから該正極缶の端部を
カールして封口する第3の工程からなるコイン形リチウ
ム電池の製造方法において、上記リング付正極合剤ペレ
ットは正極合剤ペレットにリングを僅か係合係止させた
ものとなし、正極缶による押圧でリングを正極合剤ペレ
ットに圧入の間にリング外面と正極缶内面を正しく当接
させ、電池の出来上がり寸法に押圧した状態におけるリ
ングと正極合剤ペレットの間隔を、内容物寸法、排気等
のバラツキにより適宜可変とした。
【0006】
【作 用】正極合剤ペレットにリングを僅か係合係止さ
せたリング付正極合剤ペレットでは、2次注液時、吸収
面である正極合剤ペレット表面はリングによって覆われ
ずに開放されているから、短時間で正極合剤ペレットへ
注入電解液を吸収させる。また、正極缶による押圧力が
リングに加わる当初の段階で正極缶とリングとが片当り
状態であっても、正極缶による押圧中に、リング外面が
正極缶内面に全面当接するようリングが正極合剤ペレッ
トに食い込んでいって、リングの傾き修正を自動的に達
成し、リング外面と正極缶内面を正しく当接させる。一
方、最終的に電池の出来上がり寸法に合うようにした場
合に、内容物の寸法のバラツキや排気のバラツキ等は、
リング内表面と正極合剤ペレット表面との間隔の広狭と
いう結果によって吸収解消する。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図1の(イ)〜(ホ)に従っ
て説明する。使用した符号は図2の場合と同じである。
【0008】(イ)と(ロ)の、封口ガスケット2を周
縁部に嵌着した負極端子1に負極リチウム3を圧着さ
せ、その負極リチウム3上に載置したセパレータ4上か
ら電解液を注液する第1の工程は、図2の(イ)と
(ロ)と変わらない。
【0009】しかし(ハ)の、セパレータ4の上にリン
グ5付の正極合剤ペレット6を載置し、その上から再び
電解液を注液する第2工程では、リング5は正極合剤6
に極く僅かだけ嵌着させたリング付正極合剤を用いてい
る点で相違している。電解液の吸収面である正極合剤ペ
レット6の上面はリング5によって覆い隠されることが
ないから、正極合剤ペレット6への注入電解液の吸収は
迅速になされる。
【0010】つぎに(ニ)の、リング5の上に正極缶7
を被せて所定圧力で電池の出来上がり寸法になる迄押圧
したのち、(ホ)の、正極缶7端部をカールして封口す
る第3の工程では、従来とはその様相を異にする。すな
わち、正極缶7による押圧を受けてリング5が漸次正極
合剤ペレット6に圧入される間に、始めは正極缶7とリ
ング5とが片当りしていても、正極缶7内面にリング5
外面が全面当接するようにリング5が正極合剤ペレット
6に食い込んで行き、リング5の傾き修正が自動的にな
される。また、最終的に電池の出来上がり寸法に合うよ
うに押圧した場合に、内容物の寸法のバラツキや排気の
バラツキ等は、リング5内表面と正極合剤ペレット6表
面の間隔の広狭という結果によって吸収解消される。こ
の場合、リング5内底面が正極合剤ペレット6表面に密
着せず、極く僅かの隙間があっても、格別の支障はな
い。
【0011】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の方法に
よれば、 2次注液時、リングは正極合剤ペレットの吸収面を覆
い隠さないから、正極合剤ペレットへの電解液吸収時間
は従来に比べて短縮され、作業能率の向上に寄与するこ
とができる。
【0012】当初は正極缶とリングとが片当り状態に
あっても、正極缶に押されてリングが正極合剤ペレット
に圧入されていく間に、正しく全面接触が達成される自
動修正機能を具備する。
【0013】電池の出来上がり寸法とした状態でのリ
ングと正極合剤ペレットの間隔は、内容物寸法、排気等
のバラツキによって適宜可変とすることができるため、
リングと正極缶との正しい接触を確保したうえで電池の
正しい出来上がり寸法とすることができる。
【0014】といった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1の(イ)から(ホ)は本発明になるコイン
形リチウム電池の製造方法を工程順に示した説明図であ
る。
【図2】図2の(イ)から(ホ)は従来法になるコイン
形リチウム電池の製造方法を工程順に示した説明図であ
る。
【符号の説明】
1 負極端子 2 封口ガスケット 3 負極リチウム 4 セパレータ 5 リング 6 正極合剤ペレット 7 正極缶、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 封口ガスケットを周縁部に嵌着した負極
    端子に負極リチウムを圧着させ、その負極リチウム上に
    載置したセパレータ上から電解液を注液する第1の工程
    と、該セパレータの上にリング付正極合剤ペレットを載
    置し、その上から再び電解液を注液する第2工程と、該
    リングの上に正極缶を被せ、その正極缶を所定圧力で押
    圧してから該正極缶の端部をカールして封口する第3の
    工程からなるコイン形リチウム電池の製造方法におい
    て、上記リング付正極合剤ペレットは正極合剤ペレット
    にリングを僅か係合係止させたものとなし、正極缶によ
    る押圧でリングを正極合剤ペレットに圧入の間にリング
    外面と正極缶内面を正しく当接させ、電池の出来上がり
    寸法に押圧した状態におけるリングと正極合剤ペレット
    の間隔を、内容物寸法、排気等のバラツキにより適宜可
    変としたことを特徴とするコイン形リチウム電池の製造
    方法。
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