JP2595863Y2 - ショーケース用ガラスドアのヒンジ構造 - Google Patents

ショーケース用ガラスドアのヒンジ構造

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JP2595863Y2
JP2595863Y2 JP1993017608U JP1760893U JP2595863Y2 JP 2595863 Y2 JP2595863 Y2 JP 2595863Y2 JP 1993017608 U JP1993017608 U JP 1993017608U JP 1760893 U JP1760893 U JP 1760893U JP 2595863 Y2 JP2595863 Y2 JP 2595863Y2
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JP
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pin
glass door
door
door frame
insertion portion
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JP1993017608U
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崇聡 首藤
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はショーケース用のガラス
ドアのヒンジ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マーケットやコンビニエンスストア、あ
るいは酒屋などの食品販売店によく見られる冷蔵用ショ
ーケースは、その冷蔵性能を維持できるように優れた断
熱性が要求されるとともに、食品の展示を目的としてい
るため、より見やすくまた見栄えよくなるように、その
ショーケースのドアは大面積のガラス板によって形成さ
れている。
【0003】こうしたガラスドアは上下隅をヒンジ部材
によってドア枠体に支持され、開閉可能に枢止されてい
るが、ガラスドアをドア枠体に支持する際の両者の寸法
上の誤差や施工上の困難さのために、ガラスドアが傾い
たり肩下がりが生じてしまう。
【0004】そこで、こうした肩下がり等を調整するた
めにドア枠体に長穴を設け、ヒンジ部材のピン部をこの
長穴に挿入し、長穴の長手方向にスライドさせることに
よって肩下がりを調整することが提案されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た長穴に挿入されたピンの挿入部は、長穴の大きさに対
して断面積が小さいものであり、ガラスドアに外的衝撃
力が加えられた場合に容易に長穴からはずれてしまい、
ガラスドアの脱落といった危険を招いてしまうため、安
全上の不安が生じてしまうといった欠点を有していた。
【0006】そのために、ピンを長穴の特定の位置に強
固に固定しようとすると、ガラスドアの脱落等の不安は
解消されるものの、ガラスドアとドア枠体との寸法形状
の誤差を緩和するために有効であった長穴の長手方向へ
のスライドが困難となり、ガラスドアの傾きに対する微
調整ができなくなってしまう。
【0007】本考案の目的は、従来技術の有していた前
述の欠点を解決することにあり、従来しられていなかっ
ショーケース用ガラスドアのヒンジ構造を新規に提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の課題を
解決するためになされたものであり、ガラスドアの上部
隅を支持する上部ヒンジ部材とガラスドアの下部隅を支
持する下部ヒンジ部材とを有して、前記ドアを開閉可能
にドア枠体に枢止せしめるショーケース用ガラスドアの
ヒンジ構造であって、前記下部ヒンジ部材は、ドア枠体
の下上面側から設けられた長穴に挿入される断面長
尺状の第1の挿入部と第1の挿入部の上方にあってガラ
スドアに挿入される第2の挿入部とを有するピンと、
ア枠体の下部隅上面に固定されてピンの位置をドア枠体
に固定する固定部材と、前記ピンと固定部材との間にあ
ってピンと固定部材との間隔を自在に決める連結部材と
からなっており、該連結部材によって決められたピンと
固定部材の間隔に応じて前記第1の挿入部は長穴の長
手方向にスライド可能となっていることを特徴とする
ョーケース用ガラスドアのヒンジ構造を提供するもので
ある。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の実施例を説明す
る。
【0010】図1は、本考案のヒンジ構造の一例を示す
要部拡大図である。ヒンジ部材3は固定部材4と連結部
材5とピン6とからなっており、ガラスドア1にはピン
6の第2の挿入部26を受け入れるヒンジ穴11が設け
られていて、この第2の挿入部26を軸支している。ピ
ン6は第2の挿入部26とドア枠体2の長穴12に挿入
される長尺状の第1の挿入部16とを有していて、この
第1の挿入部16は長穴12の長手方向にスライド可能
となっている。ドア枠体2の下部隅上面にはその長手
方向に長穴と並ぶように固定部材4が例えばネジなどで
固定されている。ピン6と固定部材4とはその間隔を自
在に決める連結部材5によって、所定の間隔で固定さ
れ、ピン6はドア枠体2に固定される。
【0011】この際、ピン6は、長穴12に挿入された
ままの状態で固定部材4との間隔を連結部材5によって
調整されながら、長穴12の長手方向にスライドして所
定の位置に位置決めされてドア枠体2に固定される。
【0012】図2は図1のA方向からみた下面概念図で
あり、図3は図1のB方向からみた上面概念図である。
【0013】ピン6の第1の挿入部16はドア枠体2
下部隅上面側から設けられた長穴12に挿入されて
る。ピン6、ひいてはガラスドアのドア枠体2からの脱
落を防止できるように、長穴12の長手方向の長さaに
比べて第1の挿入部16の長手方向の長さbは10〜2
0mm程度短いことが好ましい。
【0014】連結部材5はドア枠体2にネジ等によって
固定された固定部材4とピン6とを連結固定するもので
あり、ドア枠体2に固定された固定部材4を介して、ピ
ン6をドア枠体2に強固に固定するために用いられる。
さらに、連結部材5は、固定部材4とピン6との間隔を
自在に決定することができ、ピン6の位置を長穴12の
長手方向にスライドさせることによって、ドア枠体2と
ドアとの寸法形状の誤差、あるいは長期間の使用による
ドアの肩下がりを調整して、ヒンジ部材に加わる大きな
力を吸収することができる。
【0015】なお、ピン6の第1の挿入部16の挿入高
は、ガラスドアの乱暴な開閉の際に受ける衝撃に対し
て、ピン6が長穴12からはずれることがないように5
mm以上であることが好ましい。
【0016】
【考案の効果】本考案によれば、ガラスドアとドア枠体
との寸法形状の誤差や長期間の使用によって生じてしま
うドアの肩下がりを、ガラスドアをドア枠体に枢止せし
めているヒンジ部材の位置の、施工時、あるいは施工後
においてドア枠体の長手方向への移動によって調整する
ことができ、ガラスドアの肩下がりによるガラスドアの
開閉の不具合を防ぐことができる。
【0017】さらに、本考案によればヒンジ部材のドア
枠体に対する位置の移動が、施工時、あるいは施工後
に、連部材の調整によって容易に行うことができるた
め、ガラスドアをドア枠体に枢止する作業簡便に行う
ことができ、施工の困難さを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のヒンジ構造の一例を示す要部拡大図
【図2】図1のA方向からみた下面概略図
【図3】図1のB方向からみた上面概略図
【符号の説明】
1:ガラスドア 2:ドア枠体 3:ヒンジ部材 4:固定部材 5:連結部材 6:ピン 12:長穴 16:第1の挿入部 26:第2の挿入部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラスドアの上部隅を支持する上部ヒンジ
    部材とガラスドアの下部隅を支持する下部ヒンジ部材と
    を有して、前記ドアを開閉可能にドア枠体に枢止せしめ
    ショーケース用ガラスドアのヒンジ構造であって、前
    記下部ヒンジ部材は、ドア枠体の下上面側から設け
    られた長穴に挿入される断面長尺状の第1の挿入部と第
    1の挿入部の上方にあってガラスドアに挿入される第2
    の挿入部とを有するピンと、ドア枠体の下部隅上面に固
    定されてピンの位置をドア枠体に固定する固定部材と、
    前記ピンと固定部材との間にあってピンと固定部材との
    間隔を自在に決める連結部材とからなっており、該連結
    部材によって決められたピンと固定部材の間隔に応じ
    て前記第1の挿入部は長穴の長手方向にスライド可能と
    なっていることを特徴とするショーケース用ガラスドア
    のヒンジ構造。
JP1993017608U 1993-03-16 1993-03-16 ショーケース用ガラスドアのヒンジ構造 Expired - Lifetime JP2595863Y2 (ja)

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