JP2595485Y2 - 炎式火災感知器の検査装置 - Google Patents
炎式火災感知器の検査装置Info
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- JP2595485Y2 JP2595485Y2 JP1992009212U JP921292U JP2595485Y2 JP 2595485 Y2 JP2595485 Y2 JP 2595485Y2 JP 1992009212 U JP1992009212 U JP 1992009212U JP 921292 U JP921292 U JP 921292U JP 2595485 Y2 JP2595485 Y2 JP 2595485Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、炎から放射される赤
外線または紫外線を感知して作動する炎式火災感知器の
検査装置に係り、さらに詳しくは、炎式火災感知器の取
付け位置に取付けた状態で監視範囲を確認するための検
査装置に関するものである。
外線または紫外線を感知して作動する炎式火災感知器の
検査装置に係り、さらに詳しくは、炎式火災感知器の取
付け位置に取付けた状態で監視範囲を確認するための検
査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】炎式火災感知器は、受光素子として例え
ば焦電形の赤外線検出素子(以下、焦電素子という)を
使用し、火災の炎から発する赤外線の特定波長領域の光
を検出して火災の発生を検知するものである。
ば焦電形の赤外線検出素子(以下、焦電素子という)を
使用し、火災の炎から発する赤外線の特定波長領域の光
を検出して火災の発生を検知するものである。
【0003】図4は従来の炎式火災感知器の一例を示す
断面図である。図において、1は筐体で、底板3を有す
る円筒状の本体2と、係止爪5によって本体2に結合さ
れたカバー4とからなり、カバー4は本体2に結合され
る円筒部と傾斜部とによりほぼ富士山状に形成され、上
面に設けた凹部6には透光窓7が設けられている。8は
凹部6内に嵌入され、接着剤9によりカバー4に接着固
定されたサファイヤ等からなる保護板である。
断面図である。図において、1は筐体で、底板3を有す
る円筒状の本体2と、係止爪5によって本体2に結合さ
れたカバー4とからなり、カバー4は本体2に結合され
る円筒部と傾斜部とによりほぼ富士山状に形成され、上
面に設けた凹部6には透光窓7が設けられている。8は
凹部6内に嵌入され、接着剤9によりカバー4に接着固
定されたサファイヤ等からなる保護板である。
【0004】10は増幅回路、火災判別回路、スイッチ
ング回路等(図示せず)を構成する電気部品が実装され
たプリント基板で、筐体1内に収容され、ネジ11によ
り底板3に固定されている。12は炎の赤外線を受光す
る受光素子で、例えばキャン内に焦電素子が収容され、
上面に設けた受光部はシリコン板で封止され、そのリー
ド線13がプリント基板10にはんだ付けされている。
なお、この時、受光素子12の受光部は保護板8に対向
し、かつ近接して配設される。
ング回路等(図示せず)を構成する電気部品が実装され
たプリント基板で、筐体1内に収容され、ネジ11によ
り底板3に固定されている。12は炎の赤外線を受光す
る受光素子で、例えばキャン内に焦電素子が収容され、
上面に設けた受光部はシリコン板で封止され、そのリー
ド線13がプリント基板10にはんだ付けされている。
なお、この時、受光素子12の受光部は保護板8に対向
し、かつ近接して配設される。
【0005】上記のように構成した炎式火災感知器は、
受光素子12が有する指向特性を生かして炎からの赤外
線を受光できる範囲、つまり、監視範囲を考え、未監視
範囲が発生しないように部屋の天井等に設置される。そ
して、監視範囲内で火災が発生すると、受光素子12の
受光部は保護板8を透過した炎の赤外線を受光して特定
波長領域の光を検出し、この検出信号をリード線13を
介してプリント基板10の回路等に送り、火災の発生を
検知して例えば火災受信機に知らせる。このとき、火災
発生場所がこの炎式火災感知器の監視範囲であることが
はじめて確認される。
受光素子12が有する指向特性を生かして炎からの赤外
線を受光できる範囲、つまり、監視範囲を考え、未監視
範囲が発生しないように部屋の天井等に設置される。そ
して、監視範囲内で火災が発生すると、受光素子12の
受光部は保護板8を透過した炎の赤外線を受光して特定
波長領域の光を検出し、この検出信号をリード線13を
介してプリント基板10の回路等に送り、火災の発生を
検知して例えば火災受信機に知らせる。このとき、火災
発生場所がこの炎式火災感知器の監視範囲であることが
はじめて確認される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】一般に、火災感知器
は、消防法により天井高さ4m未満の耐火構造による火
災感知器1個の監視範囲が、例えば、 差動式感知器1種…90m2 、差動式感知器2種…70m2 定温式感知器特種…70m2 、定温式感知器特種…60m2 と決められており、これらの火災感知器の設置場所は決
められた監視範囲に基づいて未監視範囲が発生しないよ
うに設置されている。
は、消防法により天井高さ4m未満の耐火構造による火
災感知器1個の監視範囲が、例えば、 差動式感知器1種…90m2 、差動式感知器2種…70m2 定温式感知器特種…70m2 、定温式感知器特種…60m2 と決められており、これらの火災感知器の設置場所は決
められた監視範囲に基づいて未監視範囲が発生しないよ
うに設置されている。
【0007】しかし、前述のような従来の炎式火災感知
器は、指向特性による漏斗状の監視範囲を持ち、この監
視範囲を考慮して例えば部屋全体を監視できる場所に設
置するようにしている。
器は、指向特性による漏斗状の監視範囲を持ち、この監
視範囲を考慮して例えば部屋全体を監視できる場所に設
置するようにしている。
【0008】ところで、このような炎式火災感知器にお
いては、図5に示すように、天井Tと床面Yが平行な部
屋の場合は、天井Tのほぼ中央部に炎式火災感知器を設
置している。しかしながら、図6に示すように、例えば
体育館などの天井Tと床面Yが平行でない部屋の場合
や、図7に示すように、天井T等に障害物Sがある部屋
の場合は、炎式火災感知器を部屋の壁に設置したり、天
井Tに傾けて設置しなければならず、その設置場所や設
置角度によって監視範囲Aは変わってしまい、この監視
範囲Aを確認することは極めて困難であった。また、炎
式火災感知器に使用する受光素子12の種類等によって
監視範囲Aが異なるので、それぞれの監視範囲Aを確認
し、その監視範囲Aに合った設置場所を決めることは大
変難しかった。
いては、図5に示すように、天井Tと床面Yが平行な部
屋の場合は、天井Tのほぼ中央部に炎式火災感知器を設
置している。しかしながら、図6に示すように、例えば
体育館などの天井Tと床面Yが平行でない部屋の場合
や、図7に示すように、天井T等に障害物Sがある部屋
の場合は、炎式火災感知器を部屋の壁に設置したり、天
井Tに傾けて設置しなければならず、その設置場所や設
置角度によって監視範囲Aは変わってしまい、この監視
範囲Aを確認することは極めて困難であった。また、炎
式火災感知器に使用する受光素子12の種類等によって
監視範囲Aが異なるので、それぞれの監視範囲Aを確認
し、その監視範囲Aに合った設置場所を決めることは大
変難しかった。
【0009】さらに、図6に矢印Bで示すような死角部
分、つまり、未監視範囲Bは、実際に未監視範囲Bから
炎を出して炎式火災感知器が作動しなかった時にはじめ
てわかるので、この未監視範囲Bを事前に発見すること
は実際問題としてできなかった。
分、つまり、未監視範囲Bは、実際に未監視範囲Bから
炎を出して炎式火災感知器が作動しなかった時にはじめ
てわかるので、この未監視範囲Bを事前に発見すること
は実際問題としてできなかった。
【0010】この考案は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、設置される各炎式火災感知器に
対してほぼ同一の監視範囲になるように調整することが
できて、この監視範囲を視覚により容易に確認すること
ができるとともに、監視の死角領域が発生しないような
視野角を得ることのできる炎式火災感知器の検査装置を
提供することを目的としたものである。
ためになされたもので、設置される各炎式火災感知器に
対してほぼ同一の監視範囲になるように調整することが
できて、この監視範囲を視覚により容易に確認すること
ができるとともに、監視の死角領域が発生しないような
視野角を得ることのできる炎式火災感知器の検査装置を
提供することを目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この考案に係る炎式火災
感知器の検査装置は、側壁周囲にメネジまたはオネジが
形成された円筒状の本体と、上面に透光窓を有し、円筒
部にオネジまたはメネジが形成され、本体に対して上下
方向に移動可能に結合されるカバーと、本体内に収容さ
れた電気回路部を有するプリント基板と、透光窓に対向
してプリント基板に実装された光源と、透光窓に設けら
れたレンズまたは透明板とを備えてなり、本体に対する
カバーの上下位置を調整し、光源の光を炎式火災感知器
の監視範囲とほぼ同一範囲に照射するようにしたもので
ある。
感知器の検査装置は、側壁周囲にメネジまたはオネジが
形成された円筒状の本体と、上面に透光窓を有し、円筒
部にオネジまたはメネジが形成され、本体に対して上下
方向に移動可能に結合されるカバーと、本体内に収容さ
れた電気回路部を有するプリント基板と、透光窓に対向
してプリント基板に実装された光源と、透光窓に設けら
れたレンズまたは透明板とを備えてなり、本体に対する
カバーの上下位置を調整し、光源の光を炎式火災感知器
の監視範囲とほぼ同一範囲に照射するようにしたもので
ある。
【0012】また、カバーの円筒部に、炎式火災感知器
の視野角に対応する目盛および数値を設けたものであ
る。さらに、プリント基板と電気的に接続され、かつ天
井等に設けた炎式火災感知器の取付端子に結合される取
付金具を本体下面に設けたものである。
の視野角に対応する目盛および数値を設けたものであ
る。さらに、プリント基板と電気的に接続され、かつ天
井等に設けた炎式火災感知器の取付端子に結合される取
付金具を本体下面に設けたものである。
【0013】
【作用】炎式火災感知器の検査装置の本体を取付金具に
より部屋の天井等に設置し、本体内に収容されたプリン
ト基板に実装された光源の光が、同じ場所に設置される
炎式火災感知器の監視範囲とほぼ同一範囲に照射するよ
うに、検査装置のカバーを上下方向に移動させて調整
し、光源により照射範囲、つまり監視範囲を視覚により
確認する。
より部屋の天井等に設置し、本体内に収容されたプリン
ト基板に実装された光源の光が、同じ場所に設置される
炎式火災感知器の監視範囲とほぼ同一範囲に照射するよ
うに、検査装置のカバーを上下方向に移動させて調整
し、光源により照射範囲、つまり監視範囲を視覚により
確認する。
【0014】また、カバーの円筒部に、炎式火災感知器
の視野角に対応する目盛および数値を設けることによ
り、設置する炎式火災感知器の視野角にカバーを調整で
きるので、監視範囲の確認を迅速に行えるとともに、監
視の死角領域が発生しないような視野角が簡単に得られ
る。さらに、プリント基板と電気的に接続され、かつ天
井等に設けた炎式火災感知器の取付端子に結合される取
付金具を本体下面に設けることにより、設置される炎式
火災感知器と同じ場所に検査装置を確実に取付け、より
確実に監視範囲の確認が行えるとともに、炎式火災感知
器の電源線から電源を供給できるので、検査装置に乾電
池などを設ける必要がなく便利である。
の視野角に対応する目盛および数値を設けることによ
り、設置する炎式火災感知器の視野角にカバーを調整で
きるので、監視範囲の確認を迅速に行えるとともに、監
視の死角領域が発生しないような視野角が簡単に得られ
る。さらに、プリント基板と電気的に接続され、かつ天
井等に設けた炎式火災感知器の取付端子に結合される取
付金具を本体下面に設けることにより、設置される炎式
火災感知器と同じ場所に検査装置を確実に取付け、より
確実に監視範囲の確認が行えるとともに、炎式火災感知
器の電源線から電源を供給できるので、検査装置に乾電
池などを設ける必要がなく便利である。
【0015】
実施例1. 図1はこの考案の実施例の断面図、図2はその要部の断
面図である。なお、図4で説明した従来例と同じ部分に
は同じ符号を付し、説明を省略する。図において、14
は炎式火災感知器の監視範囲Aとほぼ同一範囲に照射す
る発光ダイオード(以下、LEDと記す)で、プリント
基板10に実装されている。また、このLED14を発
光させる発光駆動回路はプリント基板10に設けられて
おり、発光駆動回路のON、OFFは筐体1の外側に設
けたスイッチ(図示せず)により操作する構成となって
いる。15はLED14の可視光線を透過する透明板
で、カバー4の透光窓7に嵌入されている。なお、3a
はプリント基板10とネジ11により電気的に接続さ
れ、天井等に設けた炎式火災感知器の取付端子に係合さ
れる取付金具である。そして、この取付金具3aによ
り、炎式火災感知器用の電源線から本体1のプリント基
板10側に電源が供給される。これにより、本体1側に
乾電池などを設ける必要がない。
面図である。なお、図4で説明した従来例と同じ部分に
は同じ符号を付し、説明を省略する。図において、14
は炎式火災感知器の監視範囲Aとほぼ同一範囲に照射す
る発光ダイオード(以下、LEDと記す)で、プリント
基板10に実装されている。また、このLED14を発
光させる発光駆動回路はプリント基板10に設けられて
おり、発光駆動回路のON、OFFは筐体1の外側に設
けたスイッチ(図示せず)により操作する構成となって
いる。15はLED14の可視光線を透過する透明板
で、カバー4の透光窓7に嵌入されている。なお、3a
はプリント基板10とネジ11により電気的に接続さ
れ、天井等に設けた炎式火災感知器の取付端子に係合さ
れる取付金具である。そして、この取付金具3aによ
り、炎式火災感知器用の電源線から本体1のプリント基
板10側に電源が供給される。これにより、本体1側に
乾電池などを設ける必要がない。
【0016】図において、2aは本体2の側壁内周に設
けられたメネジ、4aはカバー4の円筒部の外周に設け
られたオネジで、このオネジ4aをメネジ2aに螺合す
ることによって本体2にカバー4を結合させるととも
に、筐体1を設置した後にもカバー4を上下に移動でき
る構成となっている。また、カバー4には炎式火災感知
器の視野角αに対応する目盛17および数値18(例え
ば100゜,80゜,60゜…)が設けられており、こ
の目盛17に本体2の開口側の先端部2bを合わせる
と、LED14の照射角γが合わせた数値18に対応し
た角度に照射する構成となっている。そして、カバー4
を上に移動させるとLED14の照射角はγ0 と小さく
なって照射範囲が狭くなり、カバー4を下に移動させる
とLED14の照射角は大きくなって照射範囲が広くな
る。なお、本体2の側壁の外周にオネジを、またカバー
4の円筒部の内周にメネジを設けてもよい。
けられたメネジ、4aはカバー4の円筒部の外周に設け
られたオネジで、このオネジ4aをメネジ2aに螺合す
ることによって本体2にカバー4を結合させるととも
に、筐体1を設置した後にもカバー4を上下に移動でき
る構成となっている。また、カバー4には炎式火災感知
器の視野角αに対応する目盛17および数値18(例え
ば100゜,80゜,60゜…)が設けられており、こ
の目盛17に本体2の開口側の先端部2bを合わせる
と、LED14の照射角γが合わせた数値18に対応し
た角度に照射する構成となっている。そして、カバー4
を上に移動させるとLED14の照射角はγ0 と小さく
なって照射範囲が狭くなり、カバー4を下に移動させる
とLED14の照射角は大きくなって照射範囲が広くな
る。なお、本体2の側壁の外周にオネジを、またカバー
4の円筒部の内周にメネジを設けてもよい。
【0017】上記のように構成したこの実施例において
は、まず、検査装置を部屋の天井等に設置し、取付ける
炎式火災感知器の視野角αが例えば60゜の場合は、図
3に示すように、カバー4を回転して本体2の先端部2
bを60゜の目盛17に合わせ、LED14の照射角γ
を60゜に調整する。ついで、LED14を発光させる
と、LED14の可視光線は照射角60゜で投光され、
監視範囲Aを照射する。そして、目視により監視範囲A
が確認される。なお、LED14は受信機からの信号に
より点灯させてもよい。
は、まず、検査装置を部屋の天井等に設置し、取付ける
炎式火災感知器の視野角αが例えば60゜の場合は、図
3に示すように、カバー4を回転して本体2の先端部2
bを60゜の目盛17に合わせ、LED14の照射角γ
を60゜に調整する。ついで、LED14を発光させる
と、LED14の可視光線は照射角60゜で投光され、
監視範囲Aを照射する。そして、目視により監視範囲A
が確認される。なお、LED14は受信機からの信号に
より点灯させてもよい。
【0018】一方、目視により確認した監視範囲Aが警
戒すべき区域において不適切と判断された場合は、検査
装置を取付けた状態で照射角γを調整して適切な角度に
修正することができる。つまり、カバー4を回転して例
えば視野角60゜に合わせたときに、LED14の照射
範囲Cが視野角60゜における監視範囲Aを完全にカバ
ーしきれていない場合は、カバー4を回転して視野角を
例えば80゜に合わせる。そして、その状態で監視範囲
Aがカバーできていればその位置に視野角60゜の炎式
火災感知器ではなく視野角80゜の炎式火災感知器を取
付ける。このように、目盛17および数値18により監
視範囲Aにおける死角領域が発生しないような視野角を
求めることができる。また、検査装置の取付け位置を変
えて適切な取付け位置を見付けることもでき、監視範囲
Aの確認および訂正を容易に行える検査装置を得ること
ができる。
戒すべき区域において不適切と判断された場合は、検査
装置を取付けた状態で照射角γを調整して適切な角度に
修正することができる。つまり、カバー4を回転して例
えば視野角60゜に合わせたときに、LED14の照射
範囲Cが視野角60゜における監視範囲Aを完全にカバ
ーしきれていない場合は、カバー4を回転して視野角を
例えば80゜に合わせる。そして、その状態で監視範囲
Aがカバーできていればその位置に視野角60゜の炎式
火災感知器ではなく視野角80゜の炎式火災感知器を取
付ける。このように、目盛17および数値18により監
視範囲Aにおける死角領域が発生しないような視野角を
求めることができる。また、検査装置の取付け位置を変
えて適切な取付け位置を見付けることもでき、監視範囲
Aの確認および訂正を容易に行える検査装置を得ること
ができる。
【0019】なお、上述の実施例ではLED14の照射
角γの調整手段を本体2およびカバー4に設け、このカ
バー4を上下に移動させて照射角γの角度を調整する場
合を例示して説明したが、LED14の実装したプリン
ト基板を上下に移動させて角度を変えるようにしてもよ
い。また、透明板15を省略してもよく、あるいは、透
明板15の代わりに凹レンズ16を用いてもよい。さら
に、透光窓7に中心部に透光部を有し透光窓7の外周に
沿って光を通さない部分を備えたリング状の部材を設け
たり、透光窓の構造の違うカバーに代えることにより、
光源の照射角を規制するようにしてもよい。また、光源
にLED14を使用した例を示したが、例えばキセノン
ランプ等のハロゲンランプ、豆電球、シールドビーム形
電球の如き他の光源を用いてもよく、あるいは、LED
14を含む上記のような光源を点滅させるパルス発生回
路を設ければ監視範囲Aの確認がさらに容易となる。ま
た、検査装置の内部に電池を内蔵することにより、電路
工事中でも確実に未監視範囲Bを発見できる。
角γの調整手段を本体2およびカバー4に設け、このカ
バー4を上下に移動させて照射角γの角度を調整する場
合を例示して説明したが、LED14の実装したプリン
ト基板を上下に移動させて角度を変えるようにしてもよ
い。また、透明板15を省略してもよく、あるいは、透
明板15の代わりに凹レンズ16を用いてもよい。さら
に、透光窓7に中心部に透光部を有し透光窓7の外周に
沿って光を通さない部分を備えたリング状の部材を設け
たり、透光窓の構造の違うカバーに代えることにより、
光源の照射角を規制するようにしてもよい。また、光源
にLED14を使用した例を示したが、例えばキセノン
ランプ等のハロゲンランプ、豆電球、シールドビーム形
電球の如き他の光源を用いてもよく、あるいは、LED
14を含む上記のような光源を点滅させるパルス発生回
路を設ければ監視範囲Aの確認がさらに容易となる。ま
た、検査装置の内部に電池を内蔵することにより、電路
工事中でも確実に未監視範囲Bを発見できる。
【0020】
【考案の効果】以上のようにこの考案では、側壁周囲に
メネジまたはオネジが形成された円筒状の本体と、上面
に透光窓を有し、円筒部にオネジまたはメネジが形成さ
れ、本体に対して上下方向に移動可能に結合されるカバ
ーと、本体内に収容された電気回路部を有するプリント
基板と、透光窓に対向してプリント基板に実装された光
源と、透光窓に設けられたレンズまたは透明板とを備え
てなり、本体に対するカバーの上下位置を調整し、光源
の光を炎式火災感知器の監視範囲とほぼ同一範囲に照射
するようにしたので、設置される炎式火災感知器の視野
角と同じ角度に照射角を容易に調整することができ、監
視範囲を視覚によって簡単に確認することができる。
メネジまたはオネジが形成された円筒状の本体と、上面
に透光窓を有し、円筒部にオネジまたはメネジが形成さ
れ、本体に対して上下方向に移動可能に結合されるカバ
ーと、本体内に収容された電気回路部を有するプリント
基板と、透光窓に対向してプリント基板に実装された光
源と、透光窓に設けられたレンズまたは透明板とを備え
てなり、本体に対するカバーの上下位置を調整し、光源
の光を炎式火災感知器の監視範囲とほぼ同一範囲に照射
するようにしたので、設置される炎式火災感知器の視野
角と同じ角度に照射角を容易に調整することができ、監
視範囲を視覚によって簡単に確認することができる。
【0021】また、カバーの円筒部に、炎式火災感知器
の視野角に対応する目盛および数値を設けたので、監視
範囲の確認が迅速に行え、1つの検査装置で各炎式火災
感知器のそれぞれ違った視野角とほぼ同じ角度に照射角
を容易に調整することができ便利であるとともに、目盛
および数値から監視の死角領域が発生しないような視野
角を簡単に求めることができるので、警戒区域に合った
炎式火災感知器の取付け位置と視野角に修正することが
でき、監視範囲の重複を未然に防ぐことができる。
の視野角に対応する目盛および数値を設けたので、監視
範囲の確認が迅速に行え、1つの検査装置で各炎式火災
感知器のそれぞれ違った視野角とほぼ同じ角度に照射角
を容易に調整することができ便利であるとともに、目盛
および数値から監視の死角領域が発生しないような視野
角を簡単に求めることができるので、警戒区域に合った
炎式火災感知器の取付け位置と視野角に修正することが
でき、監視範囲の重複を未然に防ぐことができる。
【0022】さらに、プリント基板と電気的に接続さ
れ、かつ天井等に設けた炎式火災感知器の取付端子に結
合される取付金具を本体下面に設けたので、設置される
炎式火災感知器と同じ場所に検査装置を確実に取付ける
ことができ、より確実に監視範囲の確認を行うことがで
きるとともに、炎式火災感知器の電源線から電源を供給
できるので、検査装置に乾電池などを設ける必要がなく
便利である。
れ、かつ天井等に設けた炎式火災感知器の取付端子に結
合される取付金具を本体下面に設けたので、設置される
炎式火災感知器と同じ場所に検査装置を確実に取付ける
ことができ、より確実に監視範囲の確認を行うことがで
きるとともに、炎式火災感知器の電源線から電源を供給
できるので、検査装置に乾電池などを設ける必要がなく
便利である。
【図1】この考案の実施例の断面図である。
【図2】図1の要部の拡大図である。
【図3】この考案の実施例の作用説明図である。
【図4】従来の炎式火災感知器の一例を示す断面図であ
る。
る。
【図5】従来の炎式火災感知器の設置状態を示す説明図
である。
である。
【図6】従来の炎式火災感知器の設置状態を示す説明図
である。
である。
【図7】従来の炎式火災感知器の設置状態を示す説明図
である。
である。
1 筐体 2 本体 2a メネジ 2b 先端部 3 底板 3a 取付金具 4 カバー 4a オネジ 7 透光窓 10 プリント基板 11 ネジ 14 発光ダイオード(LED) 15 透明板 16 レンズ 17 目盛 18 数値 A 監視範囲 B 未監視範囲 C 照射範囲 α 視野角 β,γ,γ0 照射角
Claims (3)
- 【請求項1】 側壁周囲にメネジまたはオネジが形成さ
れた円筒状の本体と、上面に透光窓を有し、円筒部にオ
ネジまたはメネジが形成され、前記本体に対して上下方
向に移動可能に結合されるカバーと、前記本体内に収容
された電気回路部を有するプリント基板と、前記透光窓
に対向して該プリント基板に実装された光源と、前記透
光窓に設けられたレンズまたは透明板とを備えてなり、 前記本体に対する前記カバーの上下位置を調整し、前記
光源の光を炎式火災感知器の監視範囲とほぼ同一範囲に
照射するようにしたことを特徴とする炎式火災感知器の
検査装置。 - 【請求項2】 前記カバーの円筒部に、前記炎式火災感
知器の視野角に対応する目盛および数値を設けたことを
特徴とする請求項1記載の炎式火災感知器の検査装置。 - 【請求項3】 前記プリント基板と電気的に接続され、
かつ天井等に設けた前記炎式火災感知器の取付端子に結
合される取付金具を前記本体下面に設けたことを特徴と
する請求項1または2記載の炎式火災感知器の検査装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992009212U JP2595485Y2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 炎式火災感知器の検査装置 |
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-
1992
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JPH0571995U (ja) | 1993-09-28 |
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