JP2595235Y2 - 熱間圧延機のロール冷却装置 - Google Patents

熱間圧延機のロール冷却装置

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JP2595235Y2
JP2595235Y2 JP1993039740U JP3974093U JP2595235Y2 JP 2595235 Y2 JP2595235 Y2 JP 2595235Y2 JP 1993039740 U JP1993039740 U JP 1993039740U JP 3974093 U JP3974093 U JP 3974093U JP 2595235 Y2 JP2595235 Y2 JP 2595235Y2
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JP
Japan
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roll
rolling mill
balance
cooling
cooling device
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JP1993039740U
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JPH073803U (ja
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百合泰 田坂
英樹 樋口
茂弘 古賀
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Nippon Steel Corp
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、熱間圧延機のロール冷
却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱間圧延機のロール冷却装置としては、
スプレイヘッダをミルハウジングに固定したもの(従来
例I)と、スプレイヘッダをロールチョックに固定した
もの(従来例II)が一般的である。
【0003】従来例Iの一例を図5に基づき説明する
と、1,2はロールで、それぞれのロール1,2の両端
にはロールチョック53,54 が取付けられ、各ロールチョ
ック53,54 の反パスライン側にはバランスビーム55,56
が配置されている。各バランスビーム56,56 にはミルハ
ウジング10に固定されたシリンダ装置57,58 が連結され
ており、このシリンダ装置57,58 によってロールチョッ
ク53,54 が図示しない圧下装置に引き付けられるように
なっている。51a,51b,52a,52b は噴射孔が1個の冷却ノ
ズルで、バランスビーム55,56 を避けて各ロール1,2
における両サイドに設置している。つまり、ロール1個
について2個づつ配置されている。
【0004】従来例IIを図6〜7に基づき説明すると、
60はパイプ圧延機のロールであり、ロール60の軸61には
ロールチョック62,63が嵌められている。そして、一方
のロールチョック62に水管64が固定され、水管64の先端
にノズルヘッダ65が固定されている。ノズルヘッダ65は
ロール60のカリバーに沿うように配置され、かつ円弧状
に形成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、ミルハウジ
ングに冷却ノズルを固定した従来例Iでは、ロール円周
上の2点における噴射のため冷却効率が悪いという問題
がある。また、ロールチョックに冷却ノズルを固定した
従来例IIでは、ロール交換のたびに冷却水用配管も着脱
しなければならないので、ロール交換時の作業性に劣る
という問題があり、さらにロールチョックと共にセット
されたノズルヘッダが必要なので製造コストが高いとい
う問題がある。
【0006】本考案は、上記の事情に鑑み、冷却効率が
高く、しかもロール交換時の作業性が良く製造コストが
低いロール冷却装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案のロール冷却装置
は、ロールの両端のロールチョックをバランスビームで
把持し、該バランスビームをミルハウジングに取付けた
シリンダ装置に連結し、該シリンダ装置でロールチョッ
クを圧下装置に引き付けておくビーム式ロールバランス
装置を備えた圧延機において、前記バランスビームに窓
孔を形成すると共に、該バランスビームの反ロール側に
ロールの円周方向に沿わせた弧状の冷却ノズルヘッダを
配設し、前記ノズルヘッダからの冷却水を前記窓孔を通
してロールのカリバーに噴射するようにしたことを特徴
とする。
【0008】
【作用】本考案におけるバランスビームはロールチョッ
クを把持するものであるため、ロール中心との距離は、
ロール径や圧延材のサイズの変更に拘らず相対的な位置
関係は一定である。そして、このような一定の位置関係
にあるバランスビームに形成した窓孔から弧状のノズル
ヘッダが噴霧した冷却水をロールに吹き付けるので、冷
却水を常にロールの中心に向け、しかも円周方向に幅を
もたせた広い範囲で噴霧することができる。したがっ
て、冷却効率が高くなる。また、ロール交換時におい
て、冷却ノズルヘッダとその配管系はバランスビームの
反ロール側に位置しており、ロールチョックとは連結さ
れていないので、ロール交換時に配管等を取外す必要が
なく、作業性が良いものである。
【0009】
【実施例】つぎに、本考案の実施例を図面に基づき説明
する。図1は本考案の一実施例に係わるロール冷却装置
の要部斜視図、図2は同ロール冷却装置を備えた熱間圧
延機の要部平面図、図3は同熱間圧延機の要部中央縦断
面図、図4は同熱間圧延機の要部側面図である。
【0010】図2〜3において、1,2はビレットを圧
延するためのロールで、それぞれ2本のカリバー1a,1
b,2a,2bが形成されている。パスラインPLは上方のカ
リバー1a,2aの間を通っている。なお、ロール1,2を
上下反転させるともう一方のカリバー1b,2bがパスライ
ンPLに位置するようになっている。
【0011】各ロール1,2の両端にはそれぞれロール
チョック3,4が取付けられている。図3に示すよう
に、ロールチョック4には手動操作される圧下スクリュ
ー11が横方向に延びており、ミルハウジング10に固定さ
れた圧下ナット12と螺合している。この圧下ナット12と
前記圧下スクリュー11とで圧下装置が構成されている。
また、ロールチョック3からは圧下スクリュー14が延び
ており、圧下スクリュー14はミルハウジング10に回転自
在に保持されたウォームホイール15の内歯と螺合してお
り、ウォームホイール15を図示しないウォームおよびモ
ータで回転させると、圧下スクリュー14が螺進してロー
ルチョック3を圧下するようになっている。上記の圧下
スクリュー14およびウォームホイール15等で圧下装置が
構成されている。
【0012】図2に示すように、ロールチョック3,4
の反パスライン側にはバランスビーム5,6がそれぞれ
配置しており、各バランスビーム5,6の係合爪16,17
がロールチョック3,4の係合溝18,19に嵌っている。
一方、図3〜4に示すように、バランスビーム5,6の
上下方向のほぼ中央には、シリンダ装置21,22のピスト
ンロッド21a ,22a が連結され、シリンダ21b ,22b は
ブラケット23によりミルハウジング10に固定された支持
ビーム24に取付けられている。したがって、シリンダ装
置21,22を収縮させるとバランスビーム5,6を介して
ロールチョック3,4をそれぞれの圧下装置側に引き付
けうるようになっている。
【0013】図2〜4に示すように、各バランスビーム
5,6には窓孔25,26が形成されている。その窓孔25,
26の上下方向の位置はパスラインPL上に位置しているカ
リバー1a,2aに対応する位置であり、その形状は幅方向
に長い長方形状である(図4参照)。
【0014】そして、図2に示すように、前記バランス
ビーム5,6の反ロール側には冷却水を噴霧するための
ノズルヘッダ31,32がそれぞれ配置されている。各ノズ
ルヘッダ31,32はロール1,2の外周に沿うように湾曲
した弧状のパイプで構成され、その両端は適宜の取付金
具でバランスビーム5,6に固定されている。また図3
に示すように、各ノズルヘッダ31,32の上下方向の位置
は前記各窓孔25,26に対応した位置である。そして、各
ノズルヘッダ31,32にはロール1,2に対向する側に複
数の噴射孔が形成され、そこから、ロール1,2の中心
に向って冷却水が噴射するように構成されている。
【0015】図1は上記した構成の要部を概略的に示し
た斜視図である。ノズルヘッダ31,32 はバランスビーム
5,6と離間して示しているが、実際には前記したごと
くバランスビーム5,6に固定されている。33はノズル
ヘッダに形成された噴射孔である。本実施例のような圧
延機において、ロール1,2のロール径が変ったり、圧
延材のサイズが変るとロールチョック3,4は矢印a,
b方向に接近離間することになるが、バランスビーム
5,6はロールチョック3,4の動きに追随して動くの
で、バランスビーム5,6に固定されている各ノズルヘ
ッダ31,32の対応するロール1,2のロール中心への距
離、相対的位置関係は実質的に変更しない。そして、図
2に示すように、弧状のノズルヘッダ31,32からはロー
ル1,2のカリバーに広い角度領域θ、たとえば40〜60
度位の範囲で冷却水を噴霧できるので、冷却効率が高
い。しかも、ロールそのものを新ロールと交換する場
合、あるいは同じロールを上下反転させてカリバーを変
えるロール交換作業において、バランスビーム5,6や
ノズルヘッダ31,32を取外すことなく上記の作業を行え
るので、作業能率が高いものである。
【0016】つぎに、本考案の他の実施例を説明する。
上記実施例では各ノズルヘッダ31,32を各バランスビー
ム5,6に固定したが、そうする代りにミルハウジング
10に固定してもよい。もちろんその固定位置は窓孔25,
26を通して冷却水を噴霧しうる位置であり、しかも、最
大ロール径で最大サイズのビレットを圧延する際のバラ
ンスビーム5,6と干渉しない位置でなければならな
い。また、上記各実施例は竪型圧延機の実施例である
が、上記ロール冷却装置は横型圧延機にも実質的に同様
の構成で適用できるものである。
【0017】
【考案の効果】本考案では、圧延材のサイズやロール径
に拘りなくロール中心に向けて、かつ円周方向の広い範
囲で冷却水を噴霧できるので冷却効果が高く、ロール交
換時に配管等を着脱する作業が不要であるので、作業性
が良く、さらに、ロールチョックに水管をセットしない
ので全てのロールチョックが同一仕様で足り、製造コス
トを低減しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係わるロール冷却装置の要
部斜視図である。
【図2】本考案の一実施例に係わるロール冷却装置を備
えた熱間圧延機の要部平面図である。
【図3】図2に示された熱間圧延機の中央縦断面図であ
る。
【図4】図2に示された熱間圧延機の要部側面図であ
る。
【図5】従来例Iに係わるロール冷却装置の要部平面図
である。
【図6】従来例IIに係わるロール冷却装置の平面図であ
る。
【図7】図6のVI-VI 線断面図である。
【符号の説明】
1 ロール 2 ロール 3 ロールチョック 4 ロールチョック 5 バランスビーム 6 バランスビーム 25 窓孔 26 窓孔 31 ノズルヘッダ 32 ノズルヘッダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 古賀 茂弘 愛媛県新居浜市惣開町5番2号 住友重 機械工業株式会社新居浜製造所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21B 27/10

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロールの両端のロールチョックをバランス
    ビームで把持し、該バランスビームをミルハウジングに
    取付けたシリンダ装置に連結し、該シリンダ装置でロー
    ルチョックを圧下装置に引き付けておくビーム式ロール
    バランス装置を備えた圧延機において、 前記バランスビームに窓孔を形成すると共に、該バラン
    スビームの反ロール側にロールの円周方向に沿わせた弧
    状の冷却ノズルヘッダを配設し、 前記ノズルヘッダから冷却水を前記窓孔を通してロール
    のカリバーに噴射するようにしたことを特徴とする熱間
    圧延機のロール冷却装置。
JP1993039740U 1993-06-24 1993-06-24 熱間圧延機のロール冷却装置 Expired - Lifetime JP2595235Y2 (ja)

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JPH073803U JPH073803U (ja) 1995-01-20
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