JP2595225B2 - 船舶用運動予測方式 - Google Patents
船舶用運動予測方式Info
- Publication number
- JP2595225B2 JP2595225B2 JP62029388A JP2938887A JP2595225B2 JP 2595225 B2 JP2595225 B2 JP 2595225B2 JP 62029388 A JP62029388 A JP 62029388A JP 2938887 A JP2938887 A JP 2938887A JP 2595225 B2 JP2595225 B2 JP 2595225B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- target
- speed
- motion
- signal
- predicted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 8
- 239000013598 vector Substances 0.000 description 22
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 125000004122 cyclic group Chemical group 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Navigation (AREA)
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、レーダ等で検出した追尾目標等の目標位置
情報から目標の針路及び速度を予測して表示する船舶用
運動予測方式に関する。
情報から目標の針路及び速度を予測して表示する船舶用
運動予測方式に関する。
(従来の技術) 従来、目標追尾装置、なかでもレーダ信号を用いた目
標追尾装置において、目標(例えば船舶)の針路及び速
度を予測し表示する場合、例えば第3図に示すように、
レーダ21のアンテナ走査周期毎に得られる目標のレーダ
ビデオ信号から目標検出手段22によって目標の目標位置
信号を求め、この目標位置信号に基づき運動予測手段23
において目標の針路及び速度の予測を行ない、さらにベ
クトル発生手段24によって運動予測手段23から出力され
る目標の予測針路及び予測速度信号よりベクトル信号を
発生させ、表示器25においてベクトル発生手段24から出
力されるベクトル信号をレーダビデオ信号に重畳して表
示している。
標追尾装置において、目標(例えば船舶)の針路及び速
度を予測し表示する場合、例えば第3図に示すように、
レーダ21のアンテナ走査周期毎に得られる目標のレーダ
ビデオ信号から目標検出手段22によって目標の目標位置
信号を求め、この目標位置信号に基づき運動予測手段23
において目標の針路及び速度の予測を行ない、さらにベ
クトル発生手段24によって運動予測手段23から出力され
る目標の予測針路及び予測速度信号よりベクトル信号を
発生させ、表示器25においてベクトル発生手段24から出
力されるベクトル信号をレーダビデオ信号に重畳して表
示している。
第4図は表示器25の表示の一例を示すものであり、レ
ーダ映像表示における目標9a〜9eの予測針路及び予測速
度を目標9a〜9eを始点とするベクトル10a〜10eによって
表示する。ここで、ベクトル10a〜10eの各向きが目標9a
〜9eの予測針路を表し、ベクトル10a〜10eの各長さが目
標9a〜9eの予測速度を表す。
ーダ映像表示における目標9a〜9eの予測針路及び予測速
度を目標9a〜9eを始点とするベクトル10a〜10eによって
表示する。ここで、ベクトル10a〜10eの各向きが目標9a
〜9eの予測針路を表し、ベクトル10a〜10eの各長さが目
標9a〜9eの予測速度を表す。
ところで、レーダビデオ信号には目標の信号の他にク
ラッタ雑音や受信機雑音が含まれると共に、さらには目
標の信号にもゆらぎがあるため、目標検出手段22から出
力される目標の目標位置信号には誤差が含まれる。した
がって運動予測手段23で安定した針路及び速度の予測を
行なうために、カルマンフィルタやα−βフィルタ等の
巡回型フィルタを用いるか、観測時刻の異なる2点の位
置変化と時刻差から求めた実針路及び実速度に移動平均
を施すか、または両者を組合わせるなどの方法により平
滑化を行なう必要があった。
ラッタ雑音や受信機雑音が含まれると共に、さらには目
標の信号にもゆらぎがあるため、目標検出手段22から出
力される目標の目標位置信号には誤差が含まれる。した
がって運動予測手段23で安定した針路及び速度の予測を
行なうために、カルマンフィルタやα−βフィルタ等の
巡回型フィルタを用いるか、観測時刻の異なる2点の位
置変化と時刻差から求めた実針路及び実速度に移動平均
を施すか、または両者を組合わせるなどの方法により平
滑化を行なう必要があった。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の運動予測方式におい
ては、目標が等速直進運動を行なっている場合には良好
な針路及び速度の予測がなされ、安定したベクトルが表
示されるが、目標が変針又は変速した場合の応答は非常
に遅くなり、変針又は変速があったにもかかわらず等速
直進運動を継続している如くベクトルが表示され、ベク
トルが表す予測針路及び予測速度と実際の目標の針路及
び予測速度が大きく異なるという問題点があった。
ては、目標が等速直進運動を行なっている場合には良好
な針路及び速度の予測がなされ、安定したベクトルが表
示されるが、目標が変針又は変速した場合の応答は非常
に遅くなり、変針又は変速があったにもかかわらず等速
直進運動を継続している如くベクトルが表示され、ベク
トルが表す予測針路及び予測速度と実際の目標の針路及
び予測速度が大きく異なるという問題点があった。
第5図は上記の問題を具体的に説明するための図であ
り、等速直進運動を行なっていた目標が急変針した場合
の予測針路及び予測速度のベクトル表示の一例を示す。
り、等速直進運動を行なっていた目標が急変針した場合
の予測針路及び予測速度のベクトル表示の一例を示す。
第5図において、Lは目標の運動の軌道、P0,P1,P2は
運動過程の目標の実位置である。目標が等速直進運動を
行なっているP0点ではベクトル10は目標の予測針路及び
予測速度を正しく表す。目標が変針が開始しても間もな
いP1点ではベクトル10は目標が依然として等速直進運動
を継続している如く表示される。更に、目標が大きく変
針したP2点ではベクトル10の表す予測針路及び予測速
度、特に予測針路は目標の変針に大きく遅れ、実際の目
標の針路及び速度とは大きく異なったものとなる。
運動過程の目標の実位置である。目標が等速直進運動を
行なっているP0点ではベクトル10は目標の予測針路及び
予測速度を正しく表す。目標が変針が開始しても間もな
いP1点ではベクトル10は目標が依然として等速直進運動
を継続している如く表示される。更に、目標が大きく変
針したP2点ではベクトル10の表す予測針路及び予測速
度、特に予測針路は目標の変針に大きく遅れ、実際の目
標の針路及び速度とは大きく異なったものとなる。
このように、従来方式において目標の変針及び変速時
に目標の変針変速状態を速やかに予測できない点は、特
に高速で運動する目標の目標の動向を知り避航計画を立
てる上で、大きな問題となっている。
に目標の変針変速状態を速やかに予測できない点は、特
に高速で運動する目標の目標の動向を知り避航計画を立
てる上で、大きな問題となっている。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記の点に留意して成されたもので、追尾
対象となっている目標の予測速度に従って、低速に運動
している目標に対しては、従来の通りの安定した運動予
測を行なうとともに、高速に運動している目標に対して
は、追従性の良好な運動予測を行なうことによって、目
標の針路及び速度の予測を適切に行なうことのできる船
舶用運動予測方式を提供することを目的としている。
対象となっている目標の予測速度に従って、低速に運動
している目標に対しては、従来の通りの安定した運動予
測を行なうとともに、高速に運動している目標に対して
は、追従性の良好な運動予測を行なうことによって、目
標の針路及び速度の予測を適切に行なうことのできる船
舶用運動予測方式を提供することを目的としている。
この目標を達成するため本発明の船舶用運動予測方式
にあっては、目標位置検出装置から得られる目標位置信
号より平滑性を重視して運動予測を行なう第1の運動予
測手段と、同じく目標位置信号より追従性を重視して運
動予測を行なう第2の運動予測手段と、前記第1もしく
は第2の運動予測手段のいずれか一方より得られる目標
針路速度信号と予め設定された基準値とを比較し、目標
が低速で運動しているか高速で運動しているかを判定す
る判定手段と、低速運動している目標との判定出力で第
1の運動予測手段の出力を、また高速運動している目標
との判定出力で第2の運動予測手段の出力を切換選択す
る切換手段とから構成される。
にあっては、目標位置検出装置から得られる目標位置信
号より平滑性を重視して運動予測を行なう第1の運動予
測手段と、同じく目標位置信号より追従性を重視して運
動予測を行なう第2の運動予測手段と、前記第1もしく
は第2の運動予測手段のいずれか一方より得られる目標
針路速度信号と予め設定された基準値とを比較し、目標
が低速で運動しているか高速で運動しているかを判定す
る判定手段と、低速運動している目標との判定出力で第
1の運動予測手段の出力を、また高速運動している目標
との判定出力で第2の運動予測手段の出力を切換選択す
る切換手段とから構成される。
(作用) このような構成をもった本発明の船舶用運動予測方式
によれば、平滑性を重視して安定した目標針路速度信号
を予測する第1の運動予測手段と、追従性を重視して目
標の変針及び変速には速やかに追従する目標針路速度信
号を予測する第2運動予測手段を設け、第1又は第2の
運動予測手段のいずれか一方より得られる目標針路速度
信号に基づき判定手段によって目標が低速運動している
か高速運動しているか判定し、その判定結果を基に切換
手段によって、低速運動している目標との判定出力が得
られたときは、第1の運動予測手段によって得られる平
滑性の重視された安定した目標針路速度信号を、一方、
高速運動している目標との判定出力が得られたときには
第2の運動予測手段によって得られる追従性の重視され
た目標針路速度信号を選択し、目標の運動速度に応じた
適切な目標の運動予測が可能となる。
によれば、平滑性を重視して安定した目標針路速度信号
を予測する第1の運動予測手段と、追従性を重視して目
標の変針及び変速には速やかに追従する目標針路速度信
号を予測する第2運動予測手段を設け、第1又は第2の
運動予測手段のいずれか一方より得られる目標針路速度
信号に基づき判定手段によって目標が低速運動している
か高速運動しているか判定し、その判定結果を基に切換
手段によって、低速運動している目標との判定出力が得
られたときは、第1の運動予測手段によって得られる平
滑性の重視された安定した目標針路速度信号を、一方、
高速運動している目標との判定出力が得られたときには
第2の運動予測手段によって得られる追従性の重視され
た目標針路速度信号を選択し、目標の運動速度に応じた
適切な目標の運動予測が可能となる。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例を示したブロック図であ
る。
る。
第1図において、1は自船運動検出装置、2は目標検
出装置、3は第1の運動予測手段、4は第2の運動予測
手段、5は切換手段、7は判定手段、8は表示手段であ
る。
出装置、3は第1の運動予測手段、4は第2の運動予測
手段、5は切換手段、7は判定手段、8は表示手段であ
る。
更に、各ブロックの構成を作用と共に詳細に説明する
と、まず自船運動検出装置1、例えばジャイロ、ドップ
ラーログ等の装置によって構成されており、自船の運動
状態、すなわち自船針路、及び自船速度を検出するセン
サとなる。
と、まず自船運動検出装置1、例えばジャイロ、ドップ
ラーログ等の装置によって構成されており、自船の運動
状態、すなわち自船針路、及び自船速度を検出するセン
サとなる。
目標検出装置2は、レーダ装置によって得られた目標
の映像ビデオ信号から目標を検出し、目標の実位置信号
を出力する。
の映像ビデオ信号から目標を検出し、目標の実位置信号
を出力する。
また第1及び第2の運動予測手段3,4は目標検出装置
2から得られる目標の実位置信号に基づき目標の針路及
び速度を予測して、目標の予測針路と予測速度を表すベ
クトル信号(以下、針路・速度信号と称する)を出力す
る。この目標の針路及び速度の予測は、目標の実位置信
号を直交座標成分に分解し、その各々の直交座標成分に
対して運動予測を行ない、その結果得られた目標の予測
速度信号を極座標に変換して求めることができる。
2から得られる目標の実位置信号に基づき目標の針路及
び速度を予測して、目標の予測針路と予測速度を表すベ
クトル信号(以下、針路・速度信号と称する)を出力す
る。この目標の針路及び速度の予測は、目標の実位置信
号を直交座標成分に分解し、その各々の直交座標成分に
対して運動予測を行ない、その結果得られた目標の予測
速度信号を極座標に変換して求めることができる。
更に、目標の運動予測は、例えばα−βフィルタを用
いて実現できる。例えば一次元のα−βフィルタによる
運動予測は以下の如く表される。
いて実現できる。例えば一次元のα−βフィルタによる
運動予測は以下の如く表される。
Xs(k)=Xp(k)+α[Xm(k)−Xp(k)] Vs(k)=Vs(k−1)+β[Xm(k)−Xp(k)]/T Xp(k+1)=Xs(k)+Vs(k−1)・T Xm:目標の実位置、Xs:目標の平滑位置 Xp:目標の予測位置、Vs:目標の予測速度 α,β:フィルタ定数、T:観測間隔 このα−βフィルタは、一種の低減通過型フィルタで
あり、αもしくはβの値を小さくすると(0に近付ける
と)、フィルタの平滑特性が顕著となり、αもしくはβ
の値を大きくすると(1に近付けると)、フィルタの追
従特性が顕著となる。尚、α−βフィルタの周波数特性
については例えば文献[D.E.Mayiatis“Comparsion of
α−β and Kalman filter in track whitle scan rada
rs"]に詳細に説明されている。
あり、αもしくはβの値を小さくすると(0に近付ける
と)、フィルタの平滑特性が顕著となり、αもしくはβ
の値を大きくすると(1に近付けると)、フィルタの追
従特性が顕著となる。尚、α−βフィルタの周波数特性
については例えば文献[D.E.Mayiatis“Comparsion of
α−β and Kalman filter in track whitle scan rada
rs"]に詳細に説明されている。
従って、第1の運動予測手段3ではα−βフィルタの
α,βの値を小さい値に設定することによって、平滑性
の優れた目標の針路及び速度の予測結果を得ることがで
き、第2の予測手段4ではα−βフィルタのα,βの値
を大きい値に設定することによって、追従性の優れた目
標の針路及び速度の予測結果を得ることができる。
α,βの値を小さい値に設定することによって、平滑性
の優れた目標の針路及び速度の予測結果を得ることがで
き、第2の予測手段4ではα−βフィルタのα,βの値
を大きい値に設定することによって、追従性の優れた目
標の針路及び速度の予測結果を得ることができる。
即ち、第1の運動予測手段3のフィルタ定数をα1,β
1、及び第2の運動予測手段4のフィルタ定数をα2,β
2とすると、α、βの関係は以下の如くまとめられる。
1、及び第2の運動予測手段4のフィルタ定数をα2,β
2とすると、α、βの関係は以下の如くまとめられる。
α1<α2 β1<β2 次に、切換手段5は第1及び第2の運動予測手段3,4
各々で得れら特性の異なった目標の針路及び速度の予測
結果として得られた目標の針路速度信号のいずれか一方
を選択して出力する。
各々で得れら特性の異なった目標の針路及び速度の予測
結果として得られた目標の針路速度信号のいずれか一方
を選択して出力する。
判定手段7は切換手段5を介して得られた第1又は第
2の運動予測手段3,4のいずれか一方からの目標の予測
針路速度信号を予め定めた基準地とを比較して目標運動
の低速と高速を判定し、その結果に従って切換手段5へ
切換信号を出力する。
2の運動予測手段3,4のいずれか一方からの目標の予測
針路速度信号を予め定めた基準地とを比較して目標運動
の低速と高速を判定し、その結果に従って切換手段5へ
切換信号を出力する。
ここに目標速度の判定法としては、 (目標の予測速度)≦(基準速度) の場合は低速に運動している目標と判定し、また、 (目標の予測速度)>(基準速度) の場合は高速に運動している目標と判定する。
更に、判定手段7は判定結果に基づく切換手段5への
切換信号としては、目標が低速に運動する目標と判定で
きた場合は第1の運動予測手段3の出力結果を選択する
ように切換信号を出力し、また目標が高速に運動する目
標と判定された場合は第2の運動予測手段4の出力結果
を選択するように切換信号を出力する。
切換信号としては、目標が低速に運動する目標と判定で
きた場合は第1の運動予測手段3の出力結果を選択する
ように切換信号を出力し、また目標が高速に運動する目
標と判定された場合は第2の運動予測手段4の出力結果
を選択するように切換信号を出力する。
表示手段8は切換手段5より得られる目標の針路・速
度信号をベクトル表示として、目標検出装置2より得ら
れるレーダ映像信号上に重畳して表示する。
度信号をベクトル表示として、目標検出装置2より得ら
れるレーダ映像信号上に重畳して表示する。
この結果、第1図の実施例にあっては、高速で運等す
る目標を判定したときには、第2の予測運動予測手段4
により予測された目標の針路速度が例べばベクトル表示
されるため、高速運度する目標の運動予測表示に時間遅
れがなく、適切な予測判断ができるようになる。
る目標を判定したときには、第2の予測運動予測手段4
により予測された目標の針路速度が例べばベクトル表示
されるため、高速運度する目標の運動予測表示に時間遅
れがなく、適切な予測判断ができるようになる。
第2図は本発明の他の実施例を示したブロック図であ
る。
る。
即ち、第1図の実施例においては、目標の針路速度信
号を求める手段として運動予測特性の異なる第1の運動
予測手段3と第2の運動予測手段4を設けて出力信号を
切換手段5によって選択しているが、第2図の実施例に
あっては運動予測手段を1個とし、判定手段7の出力信
号によって運動予測手段の運動予測特性を切り換えるよ
うにしたことを特徴とする。
号を求める手段として運動予測特性の異なる第1の運動
予測手段3と第2の運動予測手段4を設けて出力信号を
切換手段5によって選択しているが、第2図の実施例に
あっては運動予測手段を1個とし、判定手段7の出力信
号によって運動予測手段の運動予測特性を切り換えるよ
うにしたことを特徴とする。
第2図において、自船運動検出装置1、目標検出装置
2、判定手段7及び表示手段8は、第1図と同様であ
る。40は運動予測手段であって判定手段7の出力信号で
ある切換信号に従って、運動予測特性を選択して目標の
運動予測を行ない、目標の針路・速度信号を出力する手
段である。
2、判定手段7及び表示手段8は、第1図と同様であ
る。40は運動予測手段であって判定手段7の出力信号で
ある切換信号に従って、運動予測特性を選択して目標の
運動予測を行ない、目標の針路・速度信号を出力する手
段である。
この運動予測手段40としては、例えば、運動予測を行
なうためのα−βフィルタのフィルタ定数α,βの値を
小さい値に設定することによって、平滑性の優れた目標
の針路及び速度の予測結果を得ることができ、またα−
βフィルタのフィルタ定数α,βの値を大きい値に設定
することによって、追従性の優れた目標の針路及び速度
の予測結果を得ることができる。
なうためのα−βフィルタのフィルタ定数α,βの値を
小さい値に設定することによって、平滑性の優れた目標
の針路及び速度の予測結果を得ることができ、またα−
βフィルタのフィルタ定数α,βの値を大きい値に設定
することによって、追従性の優れた目標の針路及び速度
の予測結果を得ることができる。
すなわち、判定手段7からの切換手段に従ってフィル
タ定数α,βの値の大小を切り換えることによって、平
滑性を重視して安定した目標の針路速度を予測するか、
追従性を重視して目標の変針には速やかに追従する目標
の針路速度を予測するか、いずれか一方の運動予測特性
を選択して目標の運動予測を行ない、目標針路速度信号
を出力する運動予測手段を実現できる。
タ定数α,βの値の大小を切り換えることによって、平
滑性を重視して安定した目標の針路速度を予測するか、
追従性を重視して目標の変針には速やかに追従する目標
の針路速度を予測するか、いずれか一方の運動予測特性
を選択して目標の運動予測を行ない、目標針路速度信号
を出力する運動予測手段を実現できる。
ここに、判定手段7より出力される切換信号として
は、目標が低速に運動する目標と判定できた場合は運動
予測手段40での運動予測特性を平滑性を重視した予測特
性を選択するように切換信号を出力し、また目標が高速
に運動する目標と判定された場合は、該運動予測特性を
追従性を重視した予測特性を選択するように切換信号を
出力する。
は、目標が低速に運動する目標と判定できた場合は運動
予測手段40での運動予測特性を平滑性を重視した予測特
性を選択するように切換信号を出力し、また目標が高速
に運動する目標と判定された場合は、該運動予測特性を
追従性を重視した予測特性を選択するように切換信号を
出力する。
尚、上記の実施例においては目標検出装置2としてレ
ーダ装置を例にとっているが、この値にソナーやレーザ
装置など目標位置情報が検出できるセンサについても、
同様にして本発明を適用できる。
ーダ装置を例にとっているが、この値にソナーやレーザ
装置など目標位置情報が検出できるセンサについても、
同様にして本発明を適用できる。
このように構成した装置は次の理由によって船舶用に
用いることが適している。
用いることが適している。
通常の船舶はエネルギ効率の点で、直線航路を等速で
運動することが一般的である。更に他船を避ける場合や
屈曲した航路を運行する場合は、加減速することなく、
一定の旋回率でほぼ円弧運動を行う。従って、船舶用に
は針路・速度信号に基づき運動予測を行うものが適して
いる。
運動することが一般的である。更に他船を避ける場合や
屈曲した航路を運行する場合は、加減速することなく、
一定の旋回率でほぼ円弧運動を行う。従って、船舶用に
は針路・速度信号に基づき運動予測を行うものが適して
いる。
(発明の効果) 以上説明してきたように本発明によれば、船舶は主に
等速運動をするので、予測針路速度信号を得ることが容
易であり、その予測針路速度信号によってα−βフィル
タの特性を切り換えるようにしたことから、自動的に低
速に運動する目標に対しては、針路及び速度の安定した
運動予測を行ない、また高速に運動する目標に対して
は、その針路、速度の変化に速やかに追従した運動予測
が行なわれるため、目標との衝突を回避し安全で適切な
運航を行なうことが可能となる。
等速運動をするので、予測針路速度信号を得ることが容
易であり、その予測針路速度信号によってα−βフィル
タの特性を切り換えるようにしたことから、自動的に低
速に運動する目標に対しては、針路及び速度の安定した
運動予測を行ない、また高速に運動する目標に対して
は、その針路、速度の変化に速やかに追従した運動予測
が行なわれるため、目標との衝突を回避し安全で適切な
運航を行なうことが可能となる。
第1図は本発明の一実施例を示したブロック図、第2図
は本発明の他の実施例を示したブロック図、第3図は従
来方式の一例を示したブロック図、第4図は表示器の表
示の一例を示した説明図、第5図は従来の針路及び速度
のベクトル表示の一例を示した説明図である。 1:自船運動検出装置 2:目標検出装置 3:第1の運動予測手段 4:第2の運動予測手段 5:切換手段 7:判定手段 8:表示手段 9:追尾目標 10:ベクトル 21:レーダ 22:目標検出手段 23:運動推定手段 24:ベクトル発生手段 25:表示器 40:運動予測手段
は本発明の他の実施例を示したブロック図、第3図は従
来方式の一例を示したブロック図、第4図は表示器の表
示の一例を示した説明図、第5図は従来の針路及び速度
のベクトル表示の一例を示した説明図である。 1:自船運動検出装置 2:目標検出装置 3:第1の運動予測手段 4:第2の運動予測手段 5:切換手段 7:判定手段 8:表示手段 9:追尾目標 10:ベクトル 21:レーダ 22:目標検出手段 23:運動推定手段 24:ベクトル発生手段 25:表示器 40:運動予測手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−25467(JP,A) 特開 昭61−205883(JP,A) 特開 昭63−196880(JP,A) 実開 昭61−110996(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】レーダ装置によって得られた目標の映像ビ
デオ信号から目標を検出し、目標の実位置信号を出力す
る目標検出装置と、 前記目標の実位置信号を直交座標成分に分解したものを
α−βフィルタによって平滑性を重視して運動予測し各
成分毎の目標の予測速度信号を求め、その予測速度信号
を極座標に変換して目標の予測針路・予測速度を表す出
力信号を送出する第1の運動予測手段と、 前記目標の実位置信号を直交座標成分に分解したものを
α−βフィルタによって追従性を重視して運動予測し各
成分毎の目標の予測速度信号を求め、その目標の予測速
度信号を極座標に変換して目標の予測針路・予測速度を
表す出力信号を送出する第2の運動予測手段と、 前記第1又は第2の運動予測手段のいずれか一方より得
れる出力信号と基準値とを比較し、低速運動している目
標か高速運動している目標かを判定する判定手段と、 該判定手段が低速運動している目標との判定出力を生じ
たときに前記第1の運動予測手段の出力信号を、また高
速に運動している目標との判定出力を生じたときには前
記第2の運動予測手段の出力信号を選択切換して出力す
る切換手段とを備えたことを特徴とする船舶用運動予測
方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62029388A JP2595225B2 (ja) | 1987-02-10 | 1987-02-10 | 船舶用運動予測方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62029388A JP2595225B2 (ja) | 1987-02-10 | 1987-02-10 | 船舶用運動予測方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63196816A JPS63196816A (ja) | 1988-08-15 |
JP2595225B2 true JP2595225B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=12274753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62029388A Expired - Fee Related JP2595225B2 (ja) | 1987-02-10 | 1987-02-10 | 船舶用運動予測方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2595225B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016070763A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 日本無線株式会社 | 目標探知支援装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004040171B3 (de) * | 2004-08-18 | 2006-05-24 | Hubert Singer | Kurbelwelle für eine Brennkraftmaschine |
JP5971981B2 (ja) * | 2012-02-29 | 2016-08-17 | 東京計器株式会社 | 目標運動予測装置及び目標運動予測方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6025467A (ja) * | 1983-07-22 | 1985-02-08 | Mitsubishi Electric Corp | 目標追尾方法 |
JPS61110996U (ja) * | 1984-12-26 | 1986-07-14 | ||
JPS61205883A (ja) * | 1985-03-08 | 1986-09-12 | Mitsubishi Electric Corp | 移動目標追尾装置 |
-
1987
- 1987-02-10 JP JP62029388A patent/JP2595225B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016070763A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 日本無線株式会社 | 目標探知支援装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63196816A (ja) | 1988-08-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4928171B2 (ja) | レーダ装置及びレーダ画像表示方法 | |
JP6095899B2 (ja) | 物標運動推定装置、物標運動推定方法、およびレーダ装置 | |
JP2003248057A (ja) | レーダ追尾装置 | |
JP2595225B2 (ja) | 船舶用運動予測方式 | |
US4679050A (en) | Pulse radar apparatus | |
JP3850950B2 (ja) | ドップラソナー | |
JP2006329669A (ja) | レーダ装置 | |
JPH07101232B2 (ja) | 多目標追尾方法及びその装置 | |
JP3877749B2 (ja) | 信号処理方法、信号処理装置 | |
JP4682534B2 (ja) | 目標検出方法および装置 | |
JP4908599B2 (ja) | レーダ装置 | |
JP5599200B2 (ja) | 目標検出・追尾装置 | |
JP2003149333A (ja) | レーダ信号処理装置 | |
JP4564418B2 (ja) | レーダ装置 | |
JP2002048860A (ja) | 移動体追尾装置及び方法 | |
JP3098298B2 (ja) | 目標追尾装置 | |
JP2001153947A (ja) | 追尾処理装置及び方法 | |
JP3440010B2 (ja) | 目標追尾装置 | |
JP3039477B2 (ja) | 目標速度算出方式 | |
JP4474191B2 (ja) | レーダ装置およびレーダ探知信号処理、表示方法 | |
JPH0772749B2 (ja) | 運動予測方式 | |
JP2000321349A (ja) | マリンレーダ装置 | |
JP3519648B2 (ja) | 自動追尾装置 | |
JPH07101233B2 (ja) | 多目標追尾方法及びその装置 | |
JPH0632629Y2 (ja) | 針路及び速度表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |