JP2595170B2 - ウェブ輪転印刷機のための折り機における横裁ち装置 - Google Patents
ウェブ輪転印刷機のための折り機における横裁ち装置Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B26—HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
- B26D—CUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
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-
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- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F13/00—Common details of rotary presses or machines
- B41F13/54—Auxiliary folding, cutting, collecting or depositing of sheets or webs
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- B41F13/60—Folding or cutting crosswise
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B26—HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
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- B26D7/00—Details of apparatus for cutting, cutting-out, stamping-out, punching, perforating, or severing by means other than cutting
- B26D7/20—Cutting beds
- B26D2007/202—Rollers or cylinders being pivoted during operation
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
- Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
Description
【産業上の利用分野】本発明は，のこ胴に配置されたの
こ刃と，刃受け胴に配置されていてのこ刃を受ける刃受
け条片とから成る，ウェブ輪転印刷機のための折り機に
おける横裁ち装置に関する。
こ刃と，刃受け胴に配置されていてのこ刃を受ける刃受
け条片とから成る，ウェブ輪転印刷機のための折り機に
おける横裁ち装置に関する。
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許出願公開第１４３
６５２０号明細書には，輪転印刷機から来る多層の折り
丁を裁断し移送する装置が記載されており，この装置は
のこ胴と刃受け胴とを有している。折り機内に走入して
折られた連続折り丁を個々の折り丁に分断するために，
折り機には横裁ち装置が設けられている。この横裁ち装
置は，刃ビームを挿入されているのこ胴と，刃受け胴内
に挿入されている刃受け条片（裁断条片とも呼ばれる）
とから成っている。のこ胴と刃受け胴とが転動すること
によって，のこ刃が走入する連続折り丁上に当て付けら
れる。のこ刃はのこ胴の表面から突出しているので，の
こ刃の裁断縁が刃受け胴の刃受け条片の切り込み内に侵
入して，連続折り丁から折り丁を分断する。刃受け条片
内へののこ刃の侵入深さは，のこ刃裁断縁の歯形状によ
って規定されている。のこ刃は裁断動作時に刃受け条片
内で歯車のように転動することはできず，刃受け条片内
には幅狭い切り込みしか形成されていないので，この箇
所で刃受け条片及びのこ刃には大きな負荷が作用する。
薄い折り丁を形成する際には，この問題は，極めて弾性
的な刃受け条片及び薄いのこ刃を有する刃ビームを使用
することによって解決することができる。それは，薄い
折り丁の場合には，わずかな裁断力しか生じないからで
ある。のこ刃は，その板ばね弾性作用によって曲げ応力
を補償することができ，極めて弾性的な刃受け条片は切
り込み溝のところで変形し，切り込み溝が損傷すること
はない。更に，裁断力がこのようにわずかな場合には，
のこ刃の右と左に存在する紙押さえ条片は，良好なばね
特性を有する高弾性プラスチックから成っていて，裁断
動作時に締め込まれることはない。厚い折り丁を形成す
る際には，極めてわずかな弾性を有する刃受け条片と，
極めて大きな曲げこわさを有するのこ刃と，コイルばね
を介して圧着される非弾性的な紙押さえ条片とが使用さ
れる。横裁ち装置をこのように構成すると，裁断動作時
に生じる大きな力が受け止められるが，剛性が大きいの
で，刃受け条片とのこ刃と紙押さえ条片とが迅速にかつ
大きく摩耗することになる。しかしながら，横裁ち装置
は薄い折り丁も，厚い折り丁も形成することができなけ
ればならない。この場合，各種の折り丁のために横裁ち
機構を交換しなければならないことは不都合である。
６５２０号明細書には，輪転印刷機から来る多層の折り
丁を裁断し移送する装置が記載されており，この装置は
のこ胴と刃受け胴とを有している。折り機内に走入して
折られた連続折り丁を個々の折り丁に分断するために，
折り機には横裁ち装置が設けられている。この横裁ち装
置は，刃ビームを挿入されているのこ胴と，刃受け胴内
に挿入されている刃受け条片（裁断条片とも呼ばれる）
とから成っている。のこ胴と刃受け胴とが転動すること
によって，のこ刃が走入する連続折り丁上に当て付けら
れる。のこ刃はのこ胴の表面から突出しているので，の
こ刃の裁断縁が刃受け胴の刃受け条片の切り込み内に侵
入して，連続折り丁から折り丁を分断する。刃受け条片
内へののこ刃の侵入深さは，のこ刃裁断縁の歯形状によ
って規定されている。のこ刃は裁断動作時に刃受け条片
内で歯車のように転動することはできず，刃受け条片内
には幅狭い切り込みしか形成されていないので，この箇
所で刃受け条片及びのこ刃には大きな負荷が作用する。
薄い折り丁を形成する際には，この問題は，極めて弾性
的な刃受け条片及び薄いのこ刃を有する刃ビームを使用
することによって解決することができる。それは，薄い
折り丁の場合には，わずかな裁断力しか生じないからで
ある。のこ刃は，その板ばね弾性作用によって曲げ応力
を補償することができ，極めて弾性的な刃受け条片は切
り込み溝のところで変形し，切り込み溝が損傷すること
はない。更に，裁断力がこのようにわずかな場合には，
のこ刃の右と左に存在する紙押さえ条片は，良好なばね
特性を有する高弾性プラスチックから成っていて，裁断
動作時に締め込まれることはない。厚い折り丁を形成す
る際には，極めてわずかな弾性を有する刃受け条片と，
極めて大きな曲げこわさを有するのこ刃と，コイルばね
を介して圧着される非弾性的な紙押さえ条片とが使用さ
れる。横裁ち装置をこのように構成すると，裁断動作時
に生じる大きな力が受け止められるが，剛性が大きいの
で，刃受け条片とのこ刃と紙押さえ条片とが迅速にかつ
大きく摩耗することになる。しかしながら，横裁ち装置
は薄い折り丁も，厚い折り丁も形成することができなけ
ればならない。この場合，各種の折り丁のために横裁ち
機構を交換しなければならないことは不都合である。
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は，ウェ
ブ輪転印刷機のための折り機における横裁ち装置が，横
裁ち機構を交換することなしに，薄い折り丁も，また厚
い折り丁も形成し得るようにすることである。
ブ輪転印刷機のための折り機における横裁ち装置が，横
裁ち機構を交換することなしに，薄い折り丁も，また厚
い折り丁も形成し得るようにすることである。
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に，本発明の構成では，最初に述べた形式の横裁ち装置
において，刃受け条片が，刃受け部分と圧縮ばね部分と
から成っており，刃受け部分と圧縮ばね部分とは刃受け
胴の回転方向でこの順序で互いに並んで刃受け胴の外周
に配置されており，のこ刃が大きな曲げこわさを有して
おり，刃受け部分が一体の部材として構成されていて，
わずかな弾性を有するプラスチックから成っており，圧
縮ばね部分は刃受け部分よりも大きな弾性を有している
いるようにした。
に，本発明の構成では，最初に述べた形式の横裁ち装置
において，刃受け条片が，刃受け部分と圧縮ばね部分と
から成っており，刃受け部分と圧縮ばね部分とは刃受け
胴の回転方向でこの順序で互いに並んで刃受け胴の外周
に配置されており，のこ刃が大きな曲げこわさを有して
おり，刃受け部分が一体の部材として構成されていて，
わずかな弾性を有するプラスチックから成っており，圧
縮ばね部分は刃受け部分よりも大きな弾性を有している
いるようにした。
【発明の効果】刃受け条片を２部分から構成することに
よって以下のような利点が得られる。すなわち刃受け条
片の刃受け部分が弾性のわずかなプラスチックから成っ
ていることによって，折り丁を貫通するのこ刃に対して
比較的に大きな抵抗力が作用せしめられる。この場合，
のこ刃の歯は刃受け条片内に完全に侵入し，刃受け条片
が半径方向に逃げることはない。刃受け条片が弾性部分
を有していることによって，裁断動作時にこの弾性部分
の圧縮によって，刃受け条片に対するのこ刃縁の速度差
によって生じる力を受け止めることができる。これによ
って，のこ刃の曲げ応力が著しく減少せしめられ，紙押
さえ条片の締め込みが避けられる。この理由から，曲げ
こわさが大きく，耐用寿命が長い，厚いのこ刃を使用す
ることができる。この場合，同一の横裁ち機構によって
薄い折り丁を裁断することもできる。本発明によって，
刃受け条片の刃受け部分のために，弾性的でありかつ耐
摩耗性である材料を使用することも可能であり，それに
もかかわらず，のこ刃は，弾性部分が使用されているた
めに，損傷を受けることはない。
よって以下のような利点が得られる。すなわち刃受け条
片の刃受け部分が弾性のわずかなプラスチックから成っ
ていることによって，折り丁を貫通するのこ刃に対して
比較的に大きな抵抗力が作用せしめられる。この場合，
のこ刃の歯は刃受け条片内に完全に侵入し，刃受け条片
が半径方向に逃げることはない。刃受け条片が弾性部分
を有していることによって，裁断動作時にこの弾性部分
の圧縮によって，刃受け条片に対するのこ刃縁の速度差
によって生じる力を受け止めることができる。これによ
って，のこ刃の曲げ応力が著しく減少せしめられ，紙押
さえ条片の締め込みが避けられる。この理由から，曲げ
こわさが大きく，耐用寿命が長い，厚いのこ刃を使用す
ることができる。この場合，同一の横裁ち機構によって
薄い折り丁を裁断することもできる。本発明によって，
刃受け条片の刃受け部分のために，弾性的でありかつ耐
摩耗性である材料を使用することも可能であり，それに
もかかわらず，のこ刃は，弾性部分が使用されているた
めに，損傷を受けることはない。
【実施例】以下においては，図面に示した実施例に基づ
いて，本発明の構成を具体的に説明する。本発明による
横裁ち装置の鉛直断面を示している図１においては，刃
受け胴１及びのこ胴２が単に部分的に示されており，こ
れらの刃受け胴１及びのこ胴２はほぼ同じ周速度で矢印
Ｂの方向に回転する。のこ胴２上の紙押さえ条片は，図
面を見易くするために図示されていない。このことは，
図２〜図５においても同様である。のこ胴２は，半径方
向に配置されかつ先端３をのこ胴２から突出させている
複数のこ刃６を有している。これらののこ刃６は周知の
刃ビーム（図示せず）に不動に締め付けられている。す
べてののこ刃６はのこ胴２の図示していない軸線に対し
て同軸的に延びている。すべての刃受け条片７は，刃受
け胴１の同様に図示していない軸線に対して同軸的に延
びている。各刃受け条片７は２部分から構成されてい
て，刃受け部分８と圧縮ばね部分９とから成っている。
刃受け部分８及び圧縮ばね部分９は，互いにルーズに平
行に並んで刃受け胴１の周面に配置されており，それ
も，矢印Ｂの方向で先ず刃受け部分８が，次いで圧縮ば
ね部分９が位置している。軌跡円１１に沿って矢印Ｂの
方向に運動するのこ刃６の先端３は，点１２で連続折り
丁１３に接触し，かつ裁断動作後に点１４で再び連続折
り丁１３から離れる。刃受け部分８は，ショア硬度９０
〜９５のポリウレタンから成っている。この場合，圧縮
ばね部分９は例えば，ショア硬度６０〜７０のポリウレ
タンから成っている。圧縮ばね部分９は裁断動作時に圧
縮されて，刃受け条片７に対するのこ刃６の裁断縁の速
度差によって生じる力を受け止める。これによってのこ
刃６の曲げ応力は著しく減少せしめられ，紙押さえ条片
の締め込みが回避される。刃受け部分８及び圧縮ばね部
分９は，有利にはルーズに突き合わされて，刃受け条片
７の溝内にはめ込まれる。これによって，のこ刃６が侵
入する刃受け部分８だけを磨滅部材として交換すればよ
いという利点が得られる。刃受け条片７は，周面から半
径方向で内方に向かって延びている溝内で，少なくとも
３つの面を，つまり下面と２つの縦側面とを，固定した
溝面によって取り囲まれており，かつその第４の面，す
なわち上面は，刃受け胴１の周面に合致せしめられてい
る。刃受け胴１の回転方向（矢印Ｂ）で見て，先ず「わ
ずかに弾性的な」刃受け部分８が，次いで「弾性的な」
圧縮ばね部分９が配置されている。刃受け部分８は圧縮
ばね部分９と例えば接着又は溶接によって一体的に結合
するか，あるいは係合結合させておくことができる。例
えば，刃受け部分８と圧縮ばね部分９との互いに向かい
合う縦側面を互いにあり継ぎすることができる。刃受け
条片７の両部分を一体的に結合しておくと，刃受け条片
を交換する際に操作しやすい。刃受け部分８に並んで配
置された圧縮ばね部分９は，刃受け部分８とほぼ同じ寸
法を有している。刃受け部分８は溝底に圧着されるの
で，のこ刃６は常に，刃受け胴１の軸線に対して半径方
向に逃げない硬質の刃受け部分８の自由な上面に突き当
たる。弾性的な逃げは，わずかな弾性率，例えば刃受け
部分８の弾性率に較べてほぼ３３％小さな弾性率を有す
る圧縮ばね部分９の方向でのみ可能である。驚くこと
に，曲げこわさの大きいのこ刃６には，極めてわずかな
摩耗しか生ぜず，したがって，長い耐用寿命が得られる
ことが分かった。本発明による横裁ち装置では，薄い折
り丁でも，厚い折り丁でも，同じように裁断することが
できる。図２には，第２実施例が図１と同じように鉛直
断面して示されているが，この場合，のこ胴２及び連続
折り丁１３は示されていない。刃受け条片７は２部分か
ら構成されており，刃受け部分８と圧縮ばね部分１６と
から成っている。圧縮ばね部分１６は例えば黄銅から成
っていて，接線方向で矢印Ｂとは逆の方向に作用する圧
縮ばね１７を有している。圧縮ばね１７はねじピン１８
によって，刃受け胴１内に接線方向で形成されているね
じ孔１９内に調整可能に配置されている。刃受け条片７
の全長にわたって，それぞれ圧縮ばね１７を有する複数
のねじピン１８が設けられている。刃受け条片７の作用
は，図１で説明した作用と同じである。圧縮ばね部分１
６は硬質のプラスチックから構成することもでき，ねじ
ピン１８に支持される圧縮ばね１７は，圧縮ばね部分１
６の１センチメートルについてほぼ０．５キログラムの
力を圧縮ばね部分１６に作用させる。この力は，ねじピ
ン１８の縦軸線に沿って，溝のほぼ半分の深さのところ
で圧縮ばね部分１６に作用する。この力の作用線は，刃
受け条片７の上面へののこ刃６の侵入が行われる第２の
作用線の，半径方向で刃受け胴１の回転軸線に向かう延
長部に対して垂直である。図３には第３実施例が，図２
と同じように鉛直断面して示されている。刃受け条片７
はやはり２部分から構成されており，刃受け部分８と圧
縮ばね部分２１とを有している。圧縮ばね部分２１の内
部には，ばね作用要素２２が配置されており，このばね
作用要素２２は横断面を方形に形成されていて，軸方向
で波線形に延びることもできる。圧縮ばね部分２１はポ
リアミド１２から成っている。ばね作用要素２２はスチ
ール，ポリアミド又は類似の材料から製造することがで
きる。刃受け条片７の作用は，同様に，図１で説明した
作用と同じである。図４には刃受け条片７の更に別の実
施例である第４実施例が，図２と同じように鉛直断面し
て示されている。図５は図４をＡの方向で見た図であ
る。刃受け条片７はやはり２部分から構成されている
が，しかし単一の材料から成っている。すなわち刃受け
部分８と圧縮ばね部分２３とは一体の部材である。圧縮
ばね部分２３は，軸方向で互いに間隔をおいて並べて配
置された孔２４を有しており，これらの孔が圧縮ばね部
分２３の弾性を大きくしている。刃受け条片の作用は，
図１で説明した作用と同じである。のこ刃６は２〜３ｍ
ｍの厚さを有することができる。この横裁ち装置によっ
て，９６ページまでの折り丁を裁断することができる。
いて，本発明の構成を具体的に説明する。本発明による
横裁ち装置の鉛直断面を示している図１においては，刃
受け胴１及びのこ胴２が単に部分的に示されており，こ
れらの刃受け胴１及びのこ胴２はほぼ同じ周速度で矢印
Ｂの方向に回転する。のこ胴２上の紙押さえ条片は，図
面を見易くするために図示されていない。このことは，
図２〜図５においても同様である。のこ胴２は，半径方
向に配置されかつ先端３をのこ胴２から突出させている
複数のこ刃６を有している。これらののこ刃６は周知の
刃ビーム（図示せず）に不動に締め付けられている。す
べてののこ刃６はのこ胴２の図示していない軸線に対し
て同軸的に延びている。すべての刃受け条片７は，刃受
け胴１の同様に図示していない軸線に対して同軸的に延
びている。各刃受け条片７は２部分から構成されてい
て，刃受け部分８と圧縮ばね部分９とから成っている。
刃受け部分８及び圧縮ばね部分９は，互いにルーズに平
行に並んで刃受け胴１の周面に配置されており，それ
も，矢印Ｂの方向で先ず刃受け部分８が，次いで圧縮ば
ね部分９が位置している。軌跡円１１に沿って矢印Ｂの
方向に運動するのこ刃６の先端３は，点１２で連続折り
丁１３に接触し，かつ裁断動作後に点１４で再び連続折
り丁１３から離れる。刃受け部分８は，ショア硬度９０
〜９５のポリウレタンから成っている。この場合，圧縮
ばね部分９は例えば，ショア硬度６０〜７０のポリウレ
タンから成っている。圧縮ばね部分９は裁断動作時に圧
縮されて，刃受け条片７に対するのこ刃６の裁断縁の速
度差によって生じる力を受け止める。これによってのこ
刃６の曲げ応力は著しく減少せしめられ，紙押さえ条片
の締め込みが回避される。刃受け部分８及び圧縮ばね部
分９は，有利にはルーズに突き合わされて，刃受け条片
７の溝内にはめ込まれる。これによって，のこ刃６が侵
入する刃受け部分８だけを磨滅部材として交換すればよ
いという利点が得られる。刃受け条片７は，周面から半
径方向で内方に向かって延びている溝内で，少なくとも
３つの面を，つまり下面と２つの縦側面とを，固定した
溝面によって取り囲まれており，かつその第４の面，す
なわち上面は，刃受け胴１の周面に合致せしめられてい
る。刃受け胴１の回転方向（矢印Ｂ）で見て，先ず「わ
ずかに弾性的な」刃受け部分８が，次いで「弾性的な」
圧縮ばね部分９が配置されている。刃受け部分８は圧縮
ばね部分９と例えば接着又は溶接によって一体的に結合
するか，あるいは係合結合させておくことができる。例
えば，刃受け部分８と圧縮ばね部分９との互いに向かい
合う縦側面を互いにあり継ぎすることができる。刃受け
条片７の両部分を一体的に結合しておくと，刃受け条片
を交換する際に操作しやすい。刃受け部分８に並んで配
置された圧縮ばね部分９は，刃受け部分８とほぼ同じ寸
法を有している。刃受け部分８は溝底に圧着されるの
で，のこ刃６は常に，刃受け胴１の軸線に対して半径方
向に逃げない硬質の刃受け部分８の自由な上面に突き当
たる。弾性的な逃げは，わずかな弾性率，例えば刃受け
部分８の弾性率に較べてほぼ３３％小さな弾性率を有す
る圧縮ばね部分９の方向でのみ可能である。驚くこと
に，曲げこわさの大きいのこ刃６には，極めてわずかな
摩耗しか生ぜず，したがって，長い耐用寿命が得られる
ことが分かった。本発明による横裁ち装置では，薄い折
り丁でも，厚い折り丁でも，同じように裁断することが
できる。図２には，第２実施例が図１と同じように鉛直
断面して示されているが，この場合，のこ胴２及び連続
折り丁１３は示されていない。刃受け条片７は２部分か
ら構成されており，刃受け部分８と圧縮ばね部分１６と
から成っている。圧縮ばね部分１６は例えば黄銅から成
っていて，接線方向で矢印Ｂとは逆の方向に作用する圧
縮ばね１７を有している。圧縮ばね１７はねじピン１８
によって，刃受け胴１内に接線方向で形成されているね
じ孔１９内に調整可能に配置されている。刃受け条片７
の全長にわたって，それぞれ圧縮ばね１７を有する複数
のねじピン１８が設けられている。刃受け条片７の作用
は，図１で説明した作用と同じである。圧縮ばね部分１
６は硬質のプラスチックから構成することもでき，ねじ
ピン１８に支持される圧縮ばね１７は，圧縮ばね部分１
６の１センチメートルについてほぼ０．５キログラムの
力を圧縮ばね部分１６に作用させる。この力は，ねじピ
ン１８の縦軸線に沿って，溝のほぼ半分の深さのところ
で圧縮ばね部分１６に作用する。この力の作用線は，刃
受け条片７の上面へののこ刃６の侵入が行われる第２の
作用線の，半径方向で刃受け胴１の回転軸線に向かう延
長部に対して垂直である。図３には第３実施例が，図２
と同じように鉛直断面して示されている。刃受け条片７
はやはり２部分から構成されており，刃受け部分８と圧
縮ばね部分２１とを有している。圧縮ばね部分２１の内
部には，ばね作用要素２２が配置されており，このばね
作用要素２２は横断面を方形に形成されていて，軸方向
で波線形に延びることもできる。圧縮ばね部分２１はポ
リアミド１２から成っている。ばね作用要素２２はスチ
ール，ポリアミド又は類似の材料から製造することがで
きる。刃受け条片７の作用は，同様に，図１で説明した
作用と同じである。図４には刃受け条片７の更に別の実
施例である第４実施例が，図２と同じように鉛直断面し
て示されている。図５は図４をＡの方向で見た図であ
る。刃受け条片７はやはり２部分から構成されている
が，しかし単一の材料から成っている。すなわち刃受け
部分８と圧縮ばね部分２３とは一体の部材である。圧縮
ばね部分２３は，軸方向で互いに間隔をおいて並べて配
置された孔２４を有しており，これらの孔が圧縮ばね部
分２３の弾性を大きくしている。刃受け条片の作用は，
図１で説明した作用と同じである。のこ刃６は２〜３ｍ
ｍの厚さを有することができる。この横裁ち装置によっ
て，９６ページまでの折り丁を裁断することができる。
【図１】のこ胴及び刃受け胴を部分的に示した第１実施
例の鉛直断面図である。
例の鉛直断面図である。
【図２】のこ胴を示していない第２実施例の部分的鉛直
断面図である。
断面図である。
【図３】第３実施例の部分的鉛直断面図である。
【図４】第４実施例の部分的鉛直断面図である。
【図５】第４実施例を図４のＡの方向で見た図である。
１ 刃受け胴， ２ のこ胴， ３ 先端， ４ 周
面， ６ のこ刃， ７刃受け条片， ８ 刃受け部
分， ９ 圧縮ばね部分， １１ 軌跡円， １２
点， １３ 連続折り丁， １４ 点， １６ 圧縮ば
ね部分， １７ 圧縮ばね， １８ ねじピン， １９
ねじ孔， ２１ 圧縮ばね部分， ２２ばね作用要
素， ２３ 圧縮ばね部分， ２４ 孔， Ｂ 矢印
面， ６ のこ刃， ７刃受け条片， ８ 刃受け部
分， ９ 圧縮ばね部分， １１ 軌跡円， １２
点， １３ 連続折り丁， １４ 点， １６ 圧縮ば
ね部分， １７ 圧縮ばね， １８ ねじピン， １９
ねじ孔， ２１ 圧縮ばね部分， ２２ばね作用要
素， ２３ 圧縮ばね部分， ２４ 孔， Ｂ 矢印
Claims (12)
- 【請求項１】 のこ胴（２）に配置されたのこ刃（６）
と，刃受け胴（１）に配置されていてのこ刃を受ける刃
受け条片（７）とから成る，ウェブ輪転印刷機のための
折り機における横裁ち装置において，刃受け条片（７）
が，刃受け部分（８）と圧縮ばね部分（９；１６；２
１；２３）とから成っており，刃受け部分（８）と圧縮
ばね部分（９；１６；２１；２３）とは刃受け胴（１）
の回転方向（Ｂ）でこの順序で並んで刃受け胴（１）の
外周に配置されており，のこ刃（６）が大きな曲げこわ
さを有しており，刃受け部分（８）が一体の部材として
構成されていて，わずかな弾性を有するプラスチックか
ら成っており，圧縮ばね部分（９；１６；２１；２３）
は刃受け部分（８）よりも大きな弾性を有していること
を特徴とする，ウェブ輪転印刷機のための折り機におけ
る横裁ち装置。 - 【請求項２】 刃受け部分（８）がエラストマーから成
っていることを特徴とする，請求項１記載の横裁ち装
置。 - 【請求項３】 刃受け部分（８）がポリウレタンから成
っていることを特徴とする，請求項１記載の横裁ち装
置。 - 【請求項４】 圧縮ばね部分（９）がエラストマーから
成っていることを特徴とする，請求項１記載の横裁ち装
置。 - 【請求項５】 圧縮ばね部分（９）がポリウレタンから
成っていることを特徴とする，請求項１記載の横裁ち装
置。 - 【請求項６】 圧縮ばね部分（１６）が黄銅から成って
いて，圧縮ばね（１７）によって刃受け部分（８）に圧
着可能であることを特徴とする，請求項１記載の横裁ち
装置。 - 【請求項７】 圧縮ばね部分（２１）が熱可塑性のプラ
スチックから成っていることを特徴とする，請求項１記
載の横裁ち装置。 - 【請求項８】 圧縮ばね部分（２１）がポリアミドから
成っていて，その内部に，軸方向に延びるばね作用要素
（２２）が配置されていることを特徴とする，請求項７
記載の横裁ち装置。 - 【請求項９】 ばね作用要素（２２）が，スチール又は
熱可塑性のプラスチックから成っていて，その縦軸線の
方向で波線形に構成されていることを特徴とする，請求
項８記載の横裁ち装置。 - 【請求項１０】 ばね作用要素（２２）がポリアミドか
ら成っていることを特徴とする，請求項９記載の横裁ち
装置。 - 【請求項１１】 刃受け部分（８）と圧縮ばね部分
（９）とが互いに不動に結合されており，圧縮ばね部分
（２３）が軸方向に並べられた孔（２４）を有している
ことを特徴とする，請求項１記載の横裁ち装置。 - 【請求項１２】 のこ刃（６）が２〜３ｍｍの厚さを有
していることを特徴とする，請求項１記載の横裁ち装
置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4122110 | 1991-07-04 | ||
| DE19924220480 DE4220480A1 (de) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | Querschneideeinrichtung an Falzwerken für Rollenrotationsdruckmaschinen |
| DE4122110.9 | 1992-06-25 | ||
| DE4220480.1 | 1992-06-25 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05200695A JPH05200695A (ja) | 1993-08-10 |
| JP2595170B2 true JP2595170B2 (ja) | 1997-03-26 |
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|---|---|---|---|
| JP17532092A Expired - Lifetime JP2595170B2 (ja) | 1991-07-04 | 1992-07-02 | ウェブ輪転印刷機のための折り機における横裁ち装置 |
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| JP (1) | JP2595170B2 (ja) |
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| US20170341256A1 (en) * | 2016-05-24 | 2017-11-30 | The Procter & Gamble Company | Rotary Anvil |
| US11292016B2 (en) | 2018-03-16 | 2022-04-05 | The Procter & Gamble Company | Nozzle assembly used to manufacture absorbent articles |
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| US1601335A (en) * | 1925-09-19 | 1926-09-28 | Joseph W Addison | Cutter bar and clamping means therefor |
| US1797278A (en) * | 1928-10-27 | 1931-03-24 | Hoe & Co R | Web-cutting mechanism |
| US1986457A (en) * | 1931-01-10 | 1935-01-01 | Wood Newspaper Mach Corp | Cutting cushion for folding cylinders |
| US1977283A (en) * | 1931-06-23 | 1934-10-16 | Hoe & Co R | Cutting mechanism for printing machines |
| US1868125A (en) * | 1931-07-10 | 1932-07-19 | Hoe & Co R | Cutting mechanism for printing machine folders |
| US2405598A (en) * | 1944-06-23 | 1946-08-13 | Elliott Bay Mill Co | Resiliently supported shear block |
| US2518960A (en) * | 1946-03-09 | 1950-08-15 | Wood Newspaper Mach Corp | Web severing mechanism |
| US2680484A (en) * | 1950-03-09 | 1954-06-08 | Bolton John W & Sons Inc | Cutting stick |
| US3188084A (en) * | 1963-04-22 | 1965-06-08 | Levey Fred K H Co Inc | Folders and feeding operators |
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| US3880037A (en) * | 1974-01-07 | 1975-04-29 | Dayco Corp | Rotary anvil construction |
| US4031600A (en) * | 1975-11-10 | 1977-06-28 | The Fluorocarbon Company | Attachment means for a machinery drum cover |
| JPS5487801U (ja) * | 1977-12-05 | 1979-06-21 | ||
| DE3318068A1 (de) * | 1983-05-18 | 1984-11-22 | M.A.N.- Roland Druckmaschinen AG, 6050 Offenbach | Bogendruckmaschine mit einrichtung zum laengsschneiden von druckboegen |
-
1992
- 1992-06-27 DE DE59208046T patent/DE59208046D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-06-27 EP EP19920110936 patent/EP0523435B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1992-07-01 US US07/907,070 patent/US5259283A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-07-02 JP JP17532092A patent/JP2595170B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1992-07-03 RU SU5052340 patent/RU2037427C1/ru active
-
1993
- 1993-08-17 US US08/107,315 patent/US5357831A/en not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
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| DE59208046D1 (de) | 1997-03-27 |
| US5259283A (en) | 1993-11-09 |
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| US5357831A (en) | 1994-10-25 |
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