JP2595133Y2 - 給水タンクの内部機器取付構造 - Google Patents
給水タンクの内部機器取付構造Info
- Publication number
- JP2595133Y2 JP2595133Y2 JP1992016885U JP1688592U JP2595133Y2 JP 2595133 Y2 JP2595133 Y2 JP 2595133Y2 JP 1992016885 U JP1992016885 U JP 1992016885U JP 1688592 U JP1688592 U JP 1688592U JP 2595133 Y2 JP2595133 Y2 JP 2595133Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- submersible pump
- water tank
- tank
- water supply
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、水中ポンプ収納式給水
タンク等水槽側壁内部に諸機器を取り付けた給水タンク
の構造に関するものである。
タンク等水槽側壁内部に諸機器を取り付けた給水タンク
の構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】地下水、上水、河川水等を貯留する給水
タンクには、配水、揚水用のポンプが必要である。従
来、ポンプは陸上ポンプが多く使われてきたが、近年、
地価高騰等により土地の有効利用を図るために、図５、
図６に示すように給水タンク内にポンプを収納設置する
水中ポンプ方式が増大している。即ち、図５は給水用の
水中ポンプ４を水槽の側壁１に水平に取り付ける方式、
図６は給水タンク８の底に載置する方式である。なお図
５において６はバルブである。特に図５の方式は、給水
タンク内の水を抜かずに水中ポンプの保守点検が出来る
ことから、ますます普及しつつある（特開昭６０−２１
２６９８号公報及び特開昭６２−５５４９４号公報）。
タンクには、配水、揚水用のポンプが必要である。従
来、ポンプは陸上ポンプが多く使われてきたが、近年、
地価高騰等により土地の有効利用を図るために、図５、
図６に示すように給水タンク内にポンプを収納設置する
水中ポンプ方式が増大している。即ち、図５は給水用の
水中ポンプ４を水槽の側壁１に水平に取り付ける方式、
図６は給水タンク８の底に載置する方式である。なお図
５において６はバルブである。特に図５の方式は、給水
タンク内の水を抜かずに水中ポンプの保守点検が出来る
ことから、ますます普及しつつある（特開昭６０−２１
２６９８号公報及び特開昭６２−５５４９４号公報）。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】水中ポンプは、羽根車
の軸力を吸込口側の軸受で受ける構造であるため、水中
ポンプの吐出口側の軸芯は吸込口側の軸芯と比較して、
同一高さ又は上位になければならない。ところが、給水
タンクを空の状態にして水中ポンプの吐出口側の軸芯と
吸込口側の軸芯とを同一高さに設置しても、水張り後の
水圧により側壁が変形した場合、或いは吐出口外部の配
管荷重により吐出口外部が下がった場合には、水中ポン
プの吐出口側の軸芯が吸込口側の軸芯より低位となり、
ポンプの羽根車の作動に異常を来たし、水中ポンプの故
障の原因、水中ポンプの異常音の原因及び水中ポンプの
過負荷による過電流の原因となり、水中ポンプの寿命を
著しく短縮する恐れがある。本考案は、上記水中ポンプ
の例に示す欠点を解消すべくなされたものであり、水圧
により側壁が変形しても、水中ポンプその他の機器が逆
勾配となるのを防止することを目的としたものである。
の軸力を吸込口側の軸受で受ける構造であるため、水中
ポンプの吐出口側の軸芯は吸込口側の軸芯と比較して、
同一高さ又は上位になければならない。ところが、給水
タンクを空の状態にして水中ポンプの吐出口側の軸芯と
吸込口側の軸芯とを同一高さに設置しても、水張り後の
水圧により側壁が変形した場合、或いは吐出口外部の配
管荷重により吐出口外部が下がった場合には、水中ポン
プの吐出口側の軸芯が吸込口側の軸芯より低位となり、
ポンプの羽根車の作動に異常を来たし、水中ポンプの故
障の原因、水中ポンプの異常音の原因及び水中ポンプの
過負荷による過電流の原因となり、水中ポンプの寿命を
著しく短縮する恐れがある。本考案は、上記水中ポンプ
の例に示す欠点を解消すべくなされたものであり、水圧
により側壁が変形しても、水中ポンプその他の機器が逆
勾配となるのを防止することを目的としたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は、給水タンク内
部の給水タンク側壁と内部取付機器との間に、前記給水
タンク側壁に対する傾斜量が、前記給水タンク側壁の非
貯水時と貯水時とでなす最大の撓み量以上である傾斜板
を挿入した給水タンクの内部機器取付構造に関する。
部の給水タンク側壁と内部取付機器との間に、前記給水
タンク側壁に対する傾斜量が、前記給水タンク側壁の非
貯水時と貯水時とでなす最大の撓み量以上である傾斜板
を挿入した給水タンクの内部機器取付構造に関する。
【０００５】図１は本考案の実施例になる給水タンクの
内部機器取付構造を示し、水中ポンプ４の収納ケース２
の一端をあらかじめ給水タンク８の水槽の側壁１に固定
し、収納ケース２の他端には水槽の貯留水の収納ケース
２内への流入、遮断を操作するためのバルブ６を備えて
おり、該収納ケース２内に収納する水中ポンプ４の吐出
側には、水中ポンプ固定板３を水槽の側壁１に固定する
ことにより、水中ポンプ４を収納ケース２内に保持す
る。平常時にはバルブ６を「開」状態として水槽の貯留
水が自由に収納ケース２内へ流入出来る状態とし、水中
ポンプ４の故障及び点検時にはバルブ６を「閉」状態と
して、水槽の貯留水が収納ケース２内へ流入するのを阻
止する構造となっている。
内部機器取付構造を示し、水中ポンプ４の収納ケース２
の一端をあらかじめ給水タンク８の水槽の側壁１に固定
し、収納ケース２の他端には水槽の貯留水の収納ケース
２内への流入、遮断を操作するためのバルブ６を備えて
おり、該収納ケース２内に収納する水中ポンプ４の吐出
側には、水中ポンプ固定板３を水槽の側壁１に固定する
ことにより、水中ポンプ４を収納ケース２内に保持す
る。平常時にはバルブ６を「開」状態として水槽の貯留
水が自由に収納ケース２内へ流入出来る状態とし、水中
ポンプ４の故障及び点検時にはバルブ６を「閉」状態と
して、水槽の貯留水が収納ケース２内へ流入するのを阻
止する構造となっている。
【０００６】水中ポンプ４の作動時には水の吐出圧によ
り羽根を介してシャフトは吸込側へ押し当てられ、この
軸力を軸受で受ける構造となっている。水中ポンプ４の
無作動時にも羽根、シャフトの自重は、作動時と同一方
向の軸力として軸受に負荷をかけることが好ましい。即
ち、水中ポンプ４の作動時においても、水中ポンプ４の
吐出口側の軸芯１０は吸込口側の軸芯９より高位にある
ことが好ましい。これが逆勾配となると自重による軸力
も逆方向となり、軸受摺動部に間隙ができ、再作動時に
は衝撃的に軸力が軸受に作用して軸受の消耗を著しく促
進することになる。貯水槽を空の状態にして水中ポンプ
４を水平に設置すると、図２に示すように貯水時には水
槽の側壁１が槽外方向へβだけ撓み、水中ポンプ４も吸
込口側の軸芯９より高位となり、図２のβ´の分だけ逆
勾配となる。
り羽根を介してシャフトは吸込側へ押し当てられ、この
軸力を軸受で受ける構造となっている。水中ポンプ４の
無作動時にも羽根、シャフトの自重は、作動時と同一方
向の軸力として軸受に負荷をかけることが好ましい。即
ち、水中ポンプ４の作動時においても、水中ポンプ４の
吐出口側の軸芯１０は吸込口側の軸芯９より高位にある
ことが好ましい。これが逆勾配となると自重による軸力
も逆方向となり、軸受摺動部に間隙ができ、再作動時に
は衝撃的に軸力が軸受に作用して軸受の消耗を著しく促
進することになる。貯水槽を空の状態にして水中ポンプ
４を水平に設置すると、図２に示すように貯水時には水
槽の側壁１が槽外方向へβだけ撓み、水中ポンプ４も吸
込口側の軸芯９より高位となり、図２のβ´の分だけ逆
勾配となる。
【０００７】水中ポンプ４と水中ポンプ固定板３との間
に、図３に示すように傾斜板５を挿入し、水中ポンプ４
の吸込口側の軸芯９をあらかじめ吐出口側の軸芯１０よ
りα´分だけ低位とすることにより、水槽の側壁１が槽
外方向へ撓んでも水中ポンプ４が逆勾配となるのを防止
することができる。ここで傾斜板５の傾斜量αは水槽の
側壁１の最大撓み量β以上（α≧β）とすることが必要
である。α＜βであると水中ポンプ４の吐出口側の軸芯
１０が吸込口側の軸芯９より低位になるからである。
に、図３に示すように傾斜板５を挿入し、水中ポンプ４
の吸込口側の軸芯９をあらかじめ吐出口側の軸芯１０よ
りα´分だけ低位とすることにより、水槽の側壁１が槽
外方向へ撓んでも水中ポンプ４が逆勾配となるのを防止
することができる。ここで傾斜板５の傾斜量αは水槽の
側壁１の最大撓み量β以上（α≧β）とすることが必要
である。α＜βであると水中ポンプ４の吐出口側の軸芯
１０が吸込口側の軸芯９より低位になるからである。
【０００８】図１に示すように、実施例の給水タンクの
内部機器取付構造は水中ポンプ４と水中ポンプ固定板３
との間に傾斜板５を挿入したものであるが、傾斜板５は
必ずしも水中ポンプ固定板３と別片である必要はなく、
水中ポンプ固定板３と一体化してもよい。また、本考案
は水中ポンプの取付部の構造に限らず、図４に示すよう
に、水位制御器具７を水槽の側壁１に直付けするような
場合にも適用される。
内部機器取付構造は水中ポンプ４と水中ポンプ固定板３
との間に傾斜板５を挿入したものであるが、傾斜板５は
必ずしも水中ポンプ固定板３と別片である必要はなく、
水中ポンプ固定板３と一体化してもよい。また、本考案
は水中ポンプの取付部の構造に限らず、図４に示すよう
に、水位制御器具７を水槽の側壁１に直付けするような
場合にも適用される。
【０００９】
【考案の効果】本考案によれば、水槽の側壁が貯留水の
水圧により外側へ変形しても、水中ポンプその他の機器
が逆勾配となるのを防止することが出来る。従って、軸
受の異常摩耗による水中ポンプの故障、水中ポンプの異
常音、給水圧力の異常変動、過負荷による過電流故障等
の異常や故障を防止することが可能になる。
水圧により外側へ変形しても、水中ポンプその他の機器
が逆勾配となるのを防止することが出来る。従って、軸
受の異常摩耗による水中ポンプの故障、水中ポンプの異
常音、給水圧力の異常変動、過負荷による過電流故障等
の異常や故障を防止することが可能になる。
【図１】本考案の実施例になる給水タンクの内部機器取
付構造を示す図である。
付構造を示す図である。
【図２】水中ポンプの動作を説明する図である。
【図３】水中ポンプの動作を説明する図である。
【図４】水位制御器具への応用例を示す図である。
【図５】従来の水中ポンプの取り付け方式を示す図であ
る。
る。
【図６】従来の水中ポンプの取り付け方式を示す図であ
る。
る。
１…水槽の側壁、２…収納ケース、３…水中ポンプ固定
板、４…水中ポンプ、５…傾斜板、６…バルブ、７…水
位制御器具、８…給水タンク、９…吸込口側の軸芯、１
０…吐出口側の軸芯
板、４…水中ポンプ、５…傾斜板、６…バルブ、７…水
位制御器具、８…給水タンク、９…吸込口側の軸芯、１
０…吐出口側の軸芯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B65D 90/02 F04B 23/02
Claims (1)
- 【請求項１】 給水タンク内部の給水タンク側壁と内部
取付機器との間に、前記給水タンク側壁に対する傾斜量
が、前記給水タンク側壁の非貯水時と貯水時とでなす最
大の撓み量以上である傾斜板を挿入した給水タンクの内
部機器取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992016885U JP2595133Y2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 給水タンクの内部機器取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992016885U JP2595133Y2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 給水タンクの内部機器取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0577090U JPH0577090U (ja) | 1993-10-19 |
| JP2595133Y2 true JP2595133Y2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=11928630
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992016885U Expired - Lifetime JP2595133Y2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 給水タンクの内部機器取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2595133Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61175186U (ja) * | 1985-04-22 | 1986-10-31 |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP1992016885U patent/JP2595133Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0577090U (ja) | 1993-10-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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