JP2595039B2 - ベント式射出成形機の原料供給制御方法および装置 - Google Patents

ベント式射出成形機の原料供給制御方法および装置

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ベント式射出成形機の原料供給制御に関
し、さらに詳しくはベント式射出成形機の計量工程中に
おけるスクリュフィーダを使用した回転式原料供給機構
の回転数を主スクリュの位置に相関させて順次減少変化
させる原料供給制御方法および装置に関する。
〔従来の技術〕
射出成形機の加熱シリンダすなわちバレルの中央部に
ベント開口部を設け、計量工程中に可塑化する樹脂原料
に含まれる水分、揮発性物質等のガス分をベント開口部
を介して除去し射出成形を行うベント式射出成形機が知
られている。
この種のベント式射出成形機による成形方法は、 (1)水分、ガス分並びに溶融材料中に残留するモノマ
のような揮発物が除去されるため、シルバーストリーク
や気泡発生等の成形不良現象を低減でき、特にメタクリ
ル樹脂(アクリル樹脂)のような透明材料を用いる製品
についてその外観が向上し、材料中のガス分の除去が特
に要求される難燃性グレード製品の良好な成形を行うこ
とができ、 (2)また、成形材料の予備乾燥を省略できることか
ら、樹脂の予備乾燥等に必要な装置の運転費や設備費が
不要となり、生産能率の向上を図ることができる、 等の利点を有する優れた射出成形技術である。しかしな
がら、射出成形機の構造上樹脂水分および揮発性物質の
除去を行うベント開口部から、「ベントアップ」といわ
れる溶融樹脂の漏出が生じ易く、特にガス分の脱気をよ
り充分に行うべく減圧下で除去操作を行うと、計量工程
中の溶融樹脂が漏出する傾向が増大する。従って、ベン
ト式射出成形機による射出成形を行うに際しては、この
ようなベントアップを避けて安定した計量工程を実施す
ることが重要である。
一般に、ベントアップは、使用する樹脂や射出成形機
の主スクリュ回転数によって異なることが知られてい
る。また、成形品の大小により計量に要するスクリュス
トロークが変化した場合にも、溶融樹脂の漏出の状況が
異なるために、ベントアップしない条件となる射出成形
機の主スクリュ回転数と原料供給量とのバランスは一定
とならないことが多い。さらに、再生材料を新規材料に
混入して使用するような場合は、毎回前記バランスが異
なることもある。このため、従来においては、ベントア
ップを避けるために原料供給装置のスクリュフィーダの
回転数を、経験的に調節して原料供給量を制御していた
が、この種の調節作業には作業者の熟練が要求され、特
に成形作業に入る前の準備段階で多くの時間を費やし、
さらに原料供給装置のスクリュフィーダの回転数をきめ
細かく設定できないことに起因して成形品の品質にバラ
ツキを生じることもあった。
〔発明が解決しようとする課題〕
射出成形機の可塑化工程は、押出機と異なり主スクリ
ュが後退しながら可塑化を行うため、原料に予熱を与え
る有効フィード部は計量の進行と共に短くなる。従っ
て、計量が進行するにつれて計量(可塑化)開始時と比
較すると、主スクリュの後退速度は若干ではあるが低下
していく。主スクリュ位置と可塑化能力との関係を概念
的に示すと、第5図に示すような可塑化能力の変化を表
わす特性線図となる。このような関係は、ベント式射出
成形機においても同様である。すなわち、ベントアップ
を避けるためには、スクリュ停止位置近くの可塑化を充
分考慮して原料供給量を規定するスクリュフィーダの回
転数を設定する必要があり、主スクリュ回転開始位置近
傍での可塑化状態に合わせると、原料供給量と可塑化と
のバランスが計量途中より崩れるためにベントアップの
状態となる。
このような幾種かの因子を考慮して、熟練により経験
的に樹脂の種類および量に応じた原料供給制御を行うこ
とも可能ではあるが、理想的には客観的な基準に従って
合理的な制御を行うことが望ましい。計量工程は、主ス
クリュの後退移動により進行するため、主スクリュの位
置は計量工程の進行を最も適切に反映する。従って、ベ
ント式射出成形機の計量工程における回転式原料供給機
構の回転数を主スクリュの位置に相関させ、原料供給を
制御すれば極めて優れた原料供給手段を実現することが
できる。
そこで、本発明の目的は、ベント式射出成形機の計量
工程中に発生するベントアップを回避し、使用する樹脂
の種類や量に左右されず安定した射出成形を行うことが
できるベント式射出成形機の原料供給制御方法および原
料供給制御装置を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るベント式射出成形機の原料供給制御方法
は、バレルに原料の可塑化と計量を行う主スクリュを挿
通配置し、バレルの主スクリュ基部にスクリュフィーダ
からなる原料供給装置を設け、さらにバレルの一部にベ
ント開口部を設け、計量工程でスクリュフィーダを回転
駆動して主スクリュに対し原料の供給を行うと共にその
可塑化を行い、得られた溶融原料を前記ベント開口部で
脱気した後金型へ射出するよう構成したベント式射出成
形機において、 計量工程における主スクリュの後退ストローク位置を
検出し、主スクリュのストローク位置が計量完了位置に
接近するに従い予め設定したストローク位置でスクリュ
フィーダの回転数を順次減少変化させることを特徴とす
る。
前記のベント式射出成形機の原料供給制御方法におい
て、主スクリュの後退ストローク位置を任意の複数区間
に分割し、この分割された区間毎にスクリュフィーダの
回転数を設定し、スクリュフィーダの回転数を段階的に
減少させることができる。
また、主スクリュの後退ストローク位置を任意の複数
区間に分割し、この分割された区間毎にスクリュフィー
ダの回転数の減少勾配を設定し、スクリュフィーダの回
転数を連続的にそれぞれ所要の勾配で減少させることも
できる。
さらに、主スクリュの後退ストロークでの任意のスト
ローク位置を設定し、このストローク位置から計量完了
位置に至るまでスクリュフィーダの回転数を連続的に減
少させることもできる。この場合、所要のストローク位
置から計量完了位置に至るまでスクリュフィーダの回転
数を直線的に減少させるようにしたり、あるいは双曲線
的に減少させるようにすることができる。
一方、前記方法を実施するための原料供給制御装置
は、主スクリュの後退ストローク位置を検出する位置検
出器と、スクリュフィーダの回転数を切換えるための主
スクリュの後退ストローク位置を設定する回転数切換位
置設定器と、前記位置検出器で検出された主スクリュの
ストローク位置検出値と前記回転数切換位置設定器で設
定されたストローク位置設定値とを比較して両者が一致
した際所定のスクリュフィーダ回転数切換指令信号を出
力する比較器と、スクリュフィーダの順次減少変化させ
る回転数を設定する回転数設定器と、前記比較器から出
力されるスクリュフィーダ回転数切換指令信号に基づい
て前記回転数設定器で設定されたスクリュフィーダの回
転数設定値によりスクリュフィーダの駆動モータの回転
数制御を行う制御部とを設けたことを特徴とする。
前記のベント式射出成形機の原料供給制御装置におい
て、回転数切換位置設定器は主スクリュの後退ストロー
ク位置を任意の複数区間に分割する回転数切換位置を設
定し、回転数設定器において前記各複数区間のストロー
ク位置でスクリュフィーダの回転数を段階的に減少させ
るよう設定することができる。
また、回転数切換位置設定器は主スクリュの後退スト
ローク位置を任意の複数区間に分割する回転数切換位置
を設定し、回転数設定器において前記各複数区間のスト
ローク位置でスクリュフィーダの回転数を連続的にそれ
ぞれ所要の勾配を減少させるよう設定することができ
る。
さらに、回転数切換位置設定器は主スクリュの後退ス
トローク位置を任意の複数区間に分割する回転数切換位
置を設定し、回転数設定器において前記各複数区間の所
定のストローク位置まではスクリュフィーダの回転数を
一定値に設定し、前記所定のストローク位置から計量完
了位置に至るまでスクリュフィーダの回転数を連続的に
減少させるよう設定することができる。
〔作用〕
本発明に係るベント式射出成形機の原料供給制御方法
によれば、ベント式射出成形機の計量工程中において、
原料供給装置のスクリュフィーダの回転数が主スクリュ
の位置により順次減少変化し、これに応じて原料供給量
も適宜減少変化する。この変化の態様は樹脂の種類や量
に応じて客観的に推考して設定することができ、計量工
程の進行に応じた適切な供給量とすることができる。さ
らに、使用する樹脂の種類や量に応じた適切なプログラ
ムをそれぞれについて用意しておけば、予備的な検討が
不要となり、熟練によらなくとも客観的に迅速に作業を
進行することができる。
〔実施例〕
次に、本発明に係る原料供給制御方法の実施例につ
き、典型的なベント式射出成形機を例示して以下説明す
るが、本発明はこの構成のみに限定されるものではな
い。
第1図は、本発明方法を実施するベント式射出成形機
の断面構造と原料供給制御装置の制御系とをそれぞれ示
す説明図である。
まず、本発明方法の一実施例として、計量工程中の主
スクリュの位置区間全体を、例えば第2図に示すように
4つの区間に分割し、それぞれスクリュフィーダ14の回
転数設定値をN1,N2,N3,N4とし、スクリュフィーダ14の
回転数切換位置を主スクリュ16の位置によりぞれぞれ
S1,S2,S3,S4,S5を設定する(但し、S1は計量開始位置、
S5は計量完了位置である)。
そこで、第1図において、ホッパ10に充填された樹脂
原料は、モータ12の回転で駆動するスクリュフィーダ14
の回転により射出装置内に供給されるが、この供給量は
モータ12の回転数によって規定される。計量工程の進行
と共に主スクリュ16は、計量開始位置から計量完了位置
まで後退し、計量完了時点ではシリンダ先端部分に1回
分の充填量に相当する溶融樹脂が充填される。
計量工程中において、樹脂原料は主スクリュ16の回転
により混練されると共に加熱溶融される。ベント開口部
18付近から主スクリュ16の先端に至るバレル28内で樹脂
は実質的に溶融状態となっており、このベント開口部18
を介してガス分の除去を行いながら射出成形の計量工程
が進行する。
しかるに、スクリュフィーダ14の回転数設定値と回転
数切換位置は、それぞれ回転数設定器20および回転数切
換位置設定器22により設定する。計量工程中の主スクリ
ュの位置は、取付板24に取付けた位置検出器26によって
検出する。なお、位置検出器26としては、移動ラックと
組合せた回転式ポテンショメータ等も使用することがで
きる。位置検出器26は、主スクリュ16の位置を検出して
この位置検出信号を比較器32に送出する。主スクリュ16
の位置区間が主スクリュ16の移動により順次切換る毎
に、比較器32は回転数切換位置設定器22および位置検出
器26より入力される位置設定信号と位置検出信号とを比
較して両者が一致すると回転数切換信号を制御部34へ出
力する。制御部34は、回転数切換信号が入力する毎に回
転数設定器20で設定した回転数に対応する制御信号をモ
ータ12に出力し、この制御信号の内容によりモータ12の
回転数を制御してスクリュフィーダ14の回転数を第2図
に示すように変化させることができる。本実施例では、
4段に回転数を切換制御する場合を示したが、この切換
え段数は任意の数に設定することができることは勿論で
ある。
第3図は、本発明方法の別の実施例を示すものであ
る。すなわち、本実施例においては、計量工程中の主ス
クリュ16の位置区間全体を4つの区間に分割し、それぞ
れのスクリュフィーダ14の回転数切換位置を主スクリュ
16の位置によりそれぞれS1,S2,S3,S4,S5を設定し(但
し、S1は計量開始位置、S5は計量完了位置である)、ス
クリュフィーダ14の回転数が各切換位置における回転数
NP1,NP2,NP3,NP4,NP5(ゼロ)を経て所定の減少勾配で
比例的に減少するよう設定する。この場合、スクリュフ
ィーダ14の回転数とこの回転数の減少勾配切換位置と
は、それぞれ回転数設定器20および回転数切換位置設定
器22により設定する(第1図参照)。従って、本実施例
において、回転数設定器20は、区間の開始位置での回転
数が区間の終了位置での回転数へと比例的に減少する割
合とする回転数の減少勾配を各位置区間について算出
し、各位置区間内でのモータ12の回転数を減少勾配に従
い区間内の位置に対応させて比例的に演算すると共に回
転数を指示する制御信号に変換する。このようにして、
本実施例においても、前記実施例と同様に、モータ12の
回転数を制御してスクリュフィーダ14の回転数を第3図
に示すように変化させることができる。なお、本実施例
においても、回転数の切換え段数を任意の数に設定する
ことができる。また、各切換位置でのスクリュフィーダ
14の回転数を設定し、勾配を演算して射出成形機の主ス
クリュ16の位置に対する回転数を算出し制御する場合を
示したが、勾配自身を設定することもできる。さらに、
計量完了位置S5でスクリュフィーダ14の回転数がゼロと
なる場合を示したが、S5における任意の回転数設定を行
うこともできる。
第4図は、本発明方法のさらに別の実施例を示すもの
である。すなわち、本実施例においては、計量工程中の
主スクリュ16の位置区間全体を定速区間と減速区間とか
らなる2つの区間に分割し、スクリュフィーダ14の回転
数切換位置を主スクリュ16の位置によりそれぞれS1,S2,
S3を設定し(但し、S1は計量開始位置、S3は計量完了位
置である)、定速区間におけるスクリュフィーダ14の回
転数をP1、減速区間におけるスクリュフィーダ14の回転
数はP1からゼロへと所定の減少勾配で比例的に減少する
よう設定する。この場合、スクリュフィーダ14の定速区
間における回転数と計量開始位置S1、スクリュフィーダ
14と減速開始位置S2並びに計量完了位置S3とは、それぞ
れ回転数設定器20および回転式切換位置設定器22により
設定する(第1図参照)。従って、本実施例において、
回転数設定器20は、定速回転数が計量完了位置での回転
数ゼロへと比例的に減少する割合とする回転数の減少勾
配を算出し、減速区間でのモータ12の回転数を減少勾配
に従い区間内の位置に対応させて比例的に演算すると共
に回転数を指示する制御信号に変換する。なお、本実施
例において、スクリュフィーダ14の回転数が主スクリュ
16の位置に対して直線となる場合を示したが、双曲線的
に回転数を減速するよう設定することもできる。しかる
に、双曲線的に回転数を減速する際には、減速区間での
スクリュフィーダ14の回転数を所定の双曲線関数に従い
区間内の位置に対応させて相関関係により演算すると共
に回転数を指示する制御信号に変換するようにする。
〔発明の効果〕
前述した種々の実施例から明らかなように、本発明に
よれば、使用樹脂の種類、ベント式射出成形機の主スク
リュの回転数の変化、成形品の大小などの要因で、計量
ストロークが変化してベントアップの状態が異なるもの
となっても、射出成形機の計量ストロークの主スクリュ
の位置に相関させて、原料供給装置のスクリュフィーダ
の回転数を任意に多段プログラム設定することにより、
ベントアップを発生しないようきめ細かに制御すること
ができる。しかも、射出成形機の主スクリュの位置によ
り原料供給装置のスクリュフィーダ回転数を制御するた
め、繰返しの可塑化の安定により、成形品品質の安定性
も確保することができ、成形品の量産化とコストの低減
化に寄与する。
さらに、使用する樹脂やその樹脂の状態により、可塑
化能力の関係は、主スクリュのフィード部における材料
の吸収する熱量が異なるため、可塑化能力の特性線図
(第5図)は様々な形態をとるが、それに対応して使用
する樹脂の種類、ベント式射出成形機のスクリュ回転数
の変化、成形品の大小などの要因の変動により、スクリ
ュフィーダの回転数を容易に調整することができる。
従って、主スクリュの後退速度の低下すなわち主スク
ウの樹脂吐出量低下とあいまって、それに見合った原料
供給がスクリュフィーダの減速により行われることにな
り、主スクリュに送られる原料比は常にコンスタントと
なるから、常にベント開口部へ送られる主スクリュの原
料供給状態が一定となり、ベントアップ状態の発生を有
効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明により構成したベント式射出成形機の断
面構造および原料供給制御系を示す説明図、第2図は本
発明の原料供給制御系の一実施例を示す動作特性線図、
第3図は本発明の原料供給制御系の別の実施例を示す動
作特性線図、第4図は本発明の原料供給制御系のさらに
別の実施例を示す動作特性線図、第5図は主スクリュ位
置と可塑化能力との関係を示す特性線図である。 第2図中、N1〜N4は任意設定されたスクリュフィーダ回
転数、S2〜S4は回転数切換位置を示す。第3図中、S2
S4は回転数の減少勾配切換位置を示し、NP1〜NP4は任意
設定された勾配のスクリュフィーダ回転数を示す。第4
図中、S2はスクリュフィーダ減速開始位置を示す。 10……ホッパ 12……モータ 14……スクリュフィーダ 16……主スクリュ 18……ベント開口部 20……回転数設定器 22……回転数切換位置設定器 24……取付板 26……位置検出器 28……バレル 32……比較器 34……制御部

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バレルに原料の可塑化と計量を行う主スク
    リュを挿通配置し、バレルの主スクリュ基部にスクリュ
    フィーダからなる原料供給装置を設け、さらにバレルの
    一部にベント開口部を設け、計量工程でスクリュフィー
    ダを回転駆動して主スクリュに対し原料の供給を行うと
    共にその可塑化を行い、得られた溶融原料を前記ベント
    開口部で脱気した後金型へ射出するよう構成したベント
    式射出成形機において、 計量工程における主スクリュの後退ストローク位置を検
    出し、主スクリュのストローク位置が計量完了位置に接
    近するに従い予め設定したストローク位置でスクリュフ
    ィーダの回転数を順次減少変化させることを特徴とする
    ベント式射出成形機の原料供給制御方法。
  2. 【請求項2】主スクリュの後退ストローク位置を任意の
    複数区間に分割し、この分割された区間毎にスクリュフ
    ィーダの回転数を設定し、スクリュフィーダの回転数を
    段階的に減少させる請求項1記載のベント式射出成形機
    の原料供給制御方法。
  3. 【請求項3】主スクリュの後退ストローク位置を任意の
    複数区間に分割し、この分割された区間毎にスクリュフ
    ィーダの回転数の減少勾配を設定し、スクリュフィーダ
    の回転数を連続的にそれぞれ所要の勾配で減少させる請
    求項1記載のベント式射出成形機の原料供給制御方法。
  4. 【請求項4】主スクリュの後退ストロークでの任意のス
    トローク位置を設定し、このストローク位置から計量完
    了位置に至るまでスクリュフィーダの回転数を連続的に
    減少させる請求項1記載のベント式射出成形機の原料供
    給制御方法。
  5. 【請求項5】所要のストローク位置から計量完了位置に
    至るまでスクリュフィーダの回転数を直線的に減少させ
    る請求項4記載のベント式射出成形機の原料供給制御方
    法。
  6. 【請求項6】所要のストローク位置から計量完了位置に
    至るまでスクリュフィーダの回転数を双曲線的に減少さ
    せる請求項4記載のベント式射出成形機の原料供給制御
    方法。
  7. 【請求項7】バレルに原料の可塑化と計量を行う主スク
    リュを挿通配置し、バレルの主スクリュ基部にスクリュ
    フィーダからなる原料供給装置を設け、さらにバレルの
    一部にベント開口部を設け、計量工程でスクリュフィー
    ダを回転駆動して主スクリュに対し原料の供給を行うと
    共にその可塑化を行い、得られた溶融原料を前記ベント
    開口部で脱気した後金型へ射出するよう構成したベント
    式射出成形機において、 主スクリュの後退ストローク位置を検出する位置検出器
    と、スクリュフィーダの回転数を切換えるための主スク
    リュの後退ストローク位置を設定する回転数切換位置設
    定器と、前記位置検出器で検出された主スクリュのスト
    ローク位置検出値と前記回転数切換位置設定器で設定さ
    れたストローク位置設定値とを比較して両者が一致した
    際所定のスクリュフィーダ回転数切換指令信号を出力す
    る比較器と、スクリュフィーダの順次減少変化させる回
    転数を設定する回転数設定器と、前記比較器から出力さ
    れるスクリュフィーダ回転数切換指令信号に基づいて前
    記回転数設定器で設定されたスクリュフィーダの回転数
    設定値によりスクリュフィーダの駆動モータの回転数制
    御を行う制御部とを設けたことを特徴とするベント式射
    出成形機の原料供給制御装置。
  8. 【請求項8】回転数切換位置設定器は主スクリュの後退
    ストローク位置を任意の複数区間に分割する回転数切換
    位置を設定し、回転数設定器において前記各複数区間の
    ストローク位置でスクリュフィーダの回転数を段階的に
    減少させるよう設定する請求項7記載のベント式射出成
    形機の原料供給制御装置。
  9. 【請求項9】回転数切換位置設定器は主スクリュの後退
    ストローク位置を任意の複数区間に分割する回転数切換
    位置を設定し、回転数設定器において前記各複数区間の
    ストローク位置でスクリュフィーダの回転数を連続的に
    それぞれ所要の勾配を減少させるよう設定する請求項7
    記載のベント式射出成形機の原料供給制御装置。
  10. 【請求項10】回転数切換位置設定器は主スクリュの後
    退ストローク位置を任意の複数区間に分割する回転数切
    換位置を設定し、回転数設定器において前記各複数区間
    の所定のストローク位置まではスクリュフィーダの回転
    数を一定値に設定し、前記所定のストローク位置から計
    量完了位置に至るまでスクリュフィーダの回転数を連続
    的に減少させるよう設定する請求項7記載のベント式射
    出成形機の原料供給制御装置。
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