JP2594788B2 - 動力配給装置 - Google Patents

動力配給装置

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JP2594788B2
JP2594788B2 JP4871887A JP4871887A JP2594788B2 JP 2594788 B2 JP2594788 B2 JP 2594788B2 JP 4871887 A JP4871887 A JP 4871887A JP 4871887 A JP4871887 A JP 4871887A JP 2594788 B2 JP2594788 B2 JP 2594788B2
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陽一 太田
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東芝メカトロニクス株式会社
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  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、可動体の動力受入部に電力、油圧力、空圧
力等の動力を配給する動力配給装置に関する。
[従来の技術] 従来、産業自動機械等において、一定の範囲を移動す
る可動体に電動モータ等の電力消費部を搭載する時、該
可動体の電力受入部への電力配給手段として、第4図に
示すような装置が用いられる。
第4図において、1は可動体、2、3は巻掛車、4は
駆動モータ、5は巻掛ワイヤであり、可動体1は駆動モ
ータ4の正逆駆動により一定の範囲を往復動する。
また、第4図において、6は電力供給部、7は電力受
入部、8は電力配給ケーブル、9はケーブル巻掛装置で
ある。ケーブル8は電力供給部6と電力受入部7に連結
され、その中間部をケーブル巻掛装置9の巻掛車9Aに巻
回される。ケーブル巻掛装置9の巻掛車9Aは、第5図に
示すように、U字ホルダ9Bに止め輪9Cによって取付けら
れた軸9Dに、軸受9Eを介して回転自在に支持される。巻
掛装置9のホルダ9Bは、ばね9Fを介してワイヤ9Gに連結
され、ワイヤ9Gは、巻掛車3に同軸的に固定されている
ワイヤ巻取車9Hに巻取り/巻出し可能とされている。こ
こで、ワイヤ巻取車9Hの直径は巻掛車3の直径の1/2に
設定されている。
すなわち、上記実施例にあっては、駆動モータ4の駆
動により可動体1が距離Lだけ移動する時、巻掛車9Aは
可動体1と同一方向に距離L/2だけ移動し、巻掛車9Aに
巻回されているケーブル8に一定の張り状態を保って、
たるみや過度の緊張を生じさせることなく、該ケーブル
8を可動体1の移動に追随して移動させることができ
る。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来の電力配給装置は、ケーブル
巻掛装置9がばね9F、ワイヤ9Gを構成要素としているた
め、ばね9Fが伸びきったり、ワイヤ9Gが切断する等の損
傷による故障を生じやすい。また、巻掛装置9が多数の
構成部品(前述の巻取車9A〜ワイヤ巻取車9Hの8部品)
からなり、このために多大の組立工数も必要となる。
本発明は、簡素で堅牢な構成により、動力配給ケーブ
ルを一定の張り状態下で可動体の移動に確実かつ安定的
に追随させることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本発明は、動力供給部と可動体の動
力受入部とを可撓状の動力配給ケーブルによって連結
し、可動体の動力受入部に動力を配給する動力配給装置
において、前記可動体の可動範囲を挟む両側に設置した
一対の歯付巻掛車と、この両歯付巻掛車に巻掛けられそ
の一部が前記可動体に結合された係合巻掛体と、軸方向
に並設された一対の歯車部、該歯車部間に該歯車部と同
軸かつ一体に設けられた該歯車部より小径の巻掛軸を有
する歯付転動車を設け、この歯付転動車における、巻掛
軸に動力配給ケーブルの中間部を巻回し、一対の歯車部
を前記係合巻掛体に転接させてなるようにしたものであ
る。
請求項2に記載の本発明は、前記両歯付巻掛車の少な
くとも一方が強制駆動車であり、両歯付巻掛車に巻掛け
られる係合巻掛体が可動体を強制移動するようにしたも
のである。
[作用] 本発明によれば、下記〜の作用がある。
可動体が距離Lだけ移動する時、可動体と一体となっ
て移動する係合巻掛体が歯付転動車を可動体と同一方向
に距離L/2だけ転動される。これにより、歯付転動車の
巻掛軸に巻回されている動力配給ケーブルは、一定の張
り状態を保って、たるみや過度の緊張を生ずることな
く、可動体の移動に追随して移動する。したがって、動
力配給ケーブルは歯付巻掛車、係合巻掛体、歯付転動車
からなる簡素で堅牢な構成によって、一定の張り状態を
保ち、可動体の移動に追随して移動できることとなる。
歯付転動車の移動時、巻掛軸、歯車部の側面、および
係合巻掛体にて動力配給ケーブルの周囲がガイドされる
ので、動力配給ケーブルが歯付転動車から脱線すること
を防止できる。
歯付転動車は、係合巻掛体が移動する時に、この係合
巻掛体より移動力とともに回転力も受け、歯付転動車の
移動時、歯付転動車を構成する巻掛軸は、歯車部と一体
となって回転するので、巻掛軸に巻回される動力配給ケ
ーブルは、その巻掛軸の回転動によって巻き込まれるよ
うに、或いは巻き放される状態で、巻掛軸上を無理なく
移動し、動力配給ケーブルに負荷を与えることがなく、
動力配給ケーブルの損傷を防止することができる。
なお、両歯付巻掛車の少なくとも一方が強制駆動車で
あり、両歯付巻掛車に巻掛られる係合巻掛体が可動体を
強制移動するものとする場合には、動力配給ケーブルを
可動体に追随させるためにのみ用いられる構成要素は歯
付転動車だけとなり、従来に比してその構成を全く簡素
化するものとなる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例に係る電力配給装置を一部
破断して示す側面図、第2図は第1図の平面図、第3図
は第2図のIII−III線に沿う断面図である。
電力配給装置10は、フレーム11の長手方向の中間部に
ガイドレール12を設置し、ガイドレール12にまたがって
一定の範囲を往復移動する可動体13を備えている。
フレーム11の一端側には電力供給部14が設置されてい
る。他方、可動体13は不図示の電動モータ等の電力消費
部を搭載可能とされ、電力受入部15を備えている。電力
配給装置10は、電力供給部14と電力受入部15とを電力配
給ケーブル16によって連結し、可動体13の電力受入部15
に電力を配給可能としている。
電力配給装置10のフレーム11は、可動体13のための上
記ガイドレール12を挟む両側に、駆動側歯付プーリ(歯
付巻掛車)17と、従動側歯付プーリ(歯付巻掛車)18の
それぞれを軸支している。上記両歯付プーリ17、18には
歯付ベルト(係合巻掛体)19が係合して巻掛けられ、歯
付ベルト19の両側取付部19A、19Bには前記可動体13の両
端部が結合されている。なお、フレーム11の一端側には
第2図に示されるように電動モータ20、平歯車21、22が
配設され、駆動側歯付プーリ17を正逆転駆動可能として
いる。
すなわち、電力配給装置10は、電動モータ20の作動に
よる駆動側歯付プーリ17の正逆転駆動によって移動する
歯付ベルト19により、可動体13をガイドレール12に沿っ
て移動可能とする。
しかして、電力配給装置10は、駆動側歯付プーリ17と
従動側歯付プーリ18の間に転動ガイド23を延設してい
る。そして転動ガイド23の長手方向に沿う一定の範囲
(可動体13の全可動範囲Fの略半分F/2の範囲G)で、
前記歯付ベルト19の上方パスライン19Uと下方パスライ
ン19Lの間に歯付レール24を設け、この歯付レール24に
噛合う歯付転動車25を転動ガイド23に沿って転動可能に
配設している。また、上記歯付転動車25は上方パスライ
ン19Uに位置する歯付ベルト19の歯面に転接可能に係合
している。歯付転動車25は、軸方向に並設された一対の
歯車部25A、25Aと、該歯車部25A、25Aの間に該歯車部25
A、25Aと同軸かつ一体に設けられた該歯車部25A、25Aよ
り小径の巻掛軸26を備え、その巻掛軸26に前記ケーブル
16の中間部を巻回している。なお、下方パスライン19L
に位置する歯付ベルト19は転動ガイド23がその下側に形
成するベルト挿通路27を移動する。(第3図参照)。
次に、上記実施例の作用について説明する。
上記実施例によれば、可動体13が距離Lだけ移動する
時、可動体13と一体となって移動する歯付ベルト19が歯
付転動車25を可動体13と同一方向に距離L/2だけ転動さ
せる。これにより、歯付転動車25の巻掛軸26に巻回され
ている電力配給ケーブル16は、一定の張り状態を保っ
て、たるみや過度の緊張を生ずることなく、可動体13の
移動に追随して移動する。
したがって、電力配給ケーブル16は歯付プーリ17、1
8、歯付ベルト19、歯付転動車25からなる簡素で堅牢な
構成によって、一定の張り状態を保ち、可動体13の移動
に確実かつ安定的に追随して移動できることとなる。
また、歯付転動車25の移動時、巻掛軸26、歯車部25A
の側面、および歯付ベルト19にて動力配給ケーブル16の
周囲がガイドされるので、電力配給ケーブル16が歯付転
動車25から脱線することを防止できる。
また、歯付転動車25は、歯付ベルト19が移動する時、
この歯付ベルト19より移動力とともに回転力も受け、歯
付移動車25の移動時、歯付転動車25を構成する巻掛軸26
は、歯車部25Aと一体となって回転するので、巻掛軸26
に巻回される電力配給ケーブル16は、その巻掛軸26の回
転動によって巻き込まれるように、或いは巻き放される
状態で、巻掛軸26上を無理なく移動し、電力配給ケーブ
ル16に負荷を与えることがなく、電力配給ケーブル16の
損傷を防止することができる。
なお、上記実施例においては、歯付プーリ17が駆動車
であり、両歯付プーリ17、18に巻掛られる歯付ベルト19
が可動体13を強制移動するものであり、したがて、電力
配給ケーブル16を可動体13に追随させるためにのみ用い
られる構成要素は歯付転動車25だけとなり、従来に比し
てその構成を全く簡素化するものとなっている。
ところで、本発明の実施においては、可動体の可動範
囲を挟む両側に設置される一対の歯付巻掛車と、それら
歯付巻掛車に係合して巻掛けられる係合巻掛体を、可動
体に対する駆動力伝達手段としては用いず、歯付転動車
の転動のためにのみ用いるものであってもよい。この
時、可動体は、他の駆動力伝達手段によって駆動可能と
される。
また、上記実施例では、歯付転動車25のための転動ガ
イド23に歯付レール24を設けたので、歯付転動車25が歯
付ベルト19に噛合って転動せずに歯付ベルト19と一体と
なって摺動状態で移動することを確実に防止し、これに
より、歯付転動車25の移動量を確実に可動体13の移動量
Lの半分(L/2)だけとすることができる。ただし、本
発明の実施において、転動ガイド23に設けられる歯付転
動車25の転動走行面の摩擦係数が大きい等、歯付転動車
25を安定して滑りなく転動可能とする状態下にあって
は、歯付レール24は必ずしも設ける必要がない。
また、本発明の実施において、係合巻掛体は、歯付ベ
ルトに限らず、チェーン等の他の構成からなるものであ
ってもよい。
また、本発明は、電力に限らず、油圧力、空圧力等の
他の動力配給装置にも同様に適用可能である。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、簡素で堅牢な構成に
より、動力配給ケーブルを一定の張り状態下で可動体の
移動に確実かつ安定的に追随させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る電力配給装置を一部破
断して示す側面図、第2図は第1図の平面図、第3図は
第2図のIII−III線に沿う断面図、第4図は従来例に係
る電力配給装置を示す模式図、第5図は第4図のケーブ
ル巻掛装置を一部破断して示す平面図である。 10……電力配給装置、13……可動体、14……電力供給
部、15……電力受入部、16……電力配給ケーブル、17、
18……歯付プーリ(歯付巻掛車)、19……歯付ベルト
(係合巻掛体)、25……歯付転動車、25A……歯車部、2
6……巻掛軸。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動力供給部と可動体の動力受入部とを可撓
    状の動力配給ケーブルによって連結し、可動体の動力受
    入部に動力を配給する動力配給装置において、 前記可動体の可動範囲を挟む両側に設置した一対の歯付
    巻掛車と、 この両歯付巻掛車に巻掛けられその一部が前記可動体に
    結合された係合巻掛体と、軸方向に並設された一対の歯
    車部、該歯車部間に該歯車部と同軸かつ一体に設けられ
    た該歯車部より小径の巻掛軸を有する歯付転動車を設
    け、 この歯付転動車における、巻掛軸に動力配給ケーブルの
    中間部を巻回し、一対の歯車部を前記係合巻掛体に転接
    させてなることを特徴とする動力配給装置。
  2. 【請求項2】前記両歯付巻掛車の少なくとも一方が強制
    駆動車であり、両歯付巻掛車に巻掛けられる係合巻掛体
    が可動体を強制移動することを特徴とする請求項1記載
    の動力配給装置。
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