JP2594662C - - Google Patents

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JP2594662C
JP2594662C JP2594662C JP 2594662 C JP2594662 C JP 2594662C JP 2594662 C JP2594662 C JP 2594662C
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groove
copper
copper plate
plate
roll
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Mitsubishi Shindoh Co Ltd
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Mitsubishi Shindoh Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、内面溝付銅管となる帯状の銅板に溝を形成するための内面溝付銅管
材料の製造装置に関するものである。 [従来の技術] この種の内面溝付銅管材料の製造装置としては、内面溝付銅管を製造するため
の帯状の銅板の板面に斜めの溝を形成する溝圧延ロールを備えたものが知られて
いる。 [発明が解決しようとする課題] ところが、上記従来の内面溝付銅管材料の製造装置においては溝圧延ロールか
ら銅板に作用する力が溝を介して送り方向に斜めに働くため、該銅板の移動方向
が徐々に変化してしまうという欠点がある。 本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、銅板の移動方向を一定に保
つことのできる内面溝付銅管材料の製造装置を提供することを目的としている。 [課題を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成するため、内面溝付銅管となる帯状の銅板の板面に
その長手方向に対して斜めに交差する方向に延びる溝を形成する溝圧延ロールを 備えた内面溝付銅管材料の製造装置において、前記溝圧延ロールには、前記銅板
の板面の両側縁部に対応する位置に拡径部が形成されるとともに、前記銅板の板
面の幅方向中間部に対応する位置に前記溝圧延ロールと同心の円環状をなす拡径
部が形成されているものである。 [作用] 本発明においては、溝圧延ロールの周面で銅板の板面に溝を形成するとともに
該溝圧延ロールの拡径部で該銅板の各側縁部および幅方向中間部に凹部を形成す
る。この際、溝圧延ロールは、その拡径部で銅板の凹部を案内することになるか
ら、該銅板をほぼ真っ直ぐに案内しながら移動することになる。 [実施例] 以下、第1図ないし第5図を参照して本発明の一実施例を説明する。 第1図において、1は圧延装置であり、2は内面溝付銅管材料を製造するため
に供給された帯状の銅板である。 圧延装置1は、銅板2に溝等を形成する溝圧延ローラ3と、圧延時に該銅板2
を保持する保持ローラ4とを備えたものである。 溝圧延ローラ3は、外周面に2列の溝圧延部5が形成され、これら2列の溝圧
延部5の境に周方向に連続して隆起する仕切拡径部6が形成され、両端部に側縁
拡径部7が形成されたものである。上記溝圧延ロール3の溝圧延部5は、円筒状
の外周面に直線状に延びる突条5aが複数形成されたものであり、該突条5aは
溝圧延ローラ3の軸線に対して斜めに傾けられて形成されている。 銅板2は、第2図に示すように、帯状に形成されたものであり、溝圧延ロール
3の溝圧延部5の突条5aによって、斜めに延びる複数の溝8が左右2列にわた
って形成され、その境に溝圧延ロール3の仕切拡径部6によって仕切凹部9が形
成され、また両側縁部に溝圧延ロール3の側縁広径部7によって側縁凹部10が
形成されている。 そして、第3図に示すように、溝圧延ロール3の仕切拡径部6は、溝圧延部5
からテーパ部6aを経て断面台形状に隆起され、また側縁拡径部7も溝圧延部5
からテーパ部7aを経て隆起されている。このため、銅板2の仕切凹部9には、
テーパ部6aに対応する位置に斜面9aが形成され側縁凹部10には、テーパ部 7aに対応する位置に斜面10aが形成されている。 ただし、上記テーパ部6a、7aについてはその角部に、第4図に示すように
、円弧状の曲面Rを形成するようにしてもよい。 また、上記銅板2は、スリッタ(図示せず)等によって仕切凹部9の中心線C
から切断されて、二つに分割されるようになっている。そして、2つに切断され
た銅板2は、それぞれ第5図に示すように、長手方向を軸心にして管伏に形成さ
れ、継ぎ目部となる仕切凹部9の側縁および側縁凹部10の側縁を溶接して、伝
熱管11を形成するようになっている。そして、継ぎ目部には、溶接による溶接
ビード12が外周面および内周面に発生する。ただし、外周面の溶接ビード12
は切削等により取り除く。 伝熱管11は、通常その外周に放熱フィン(図示せず)を連結して用いられる
が、その連結は該伝熱管11を放熱フィンの穴に挿通した状態で、該伝熱管11
に拡管治具(図示せず)を押し込み、これによって管径を太くすることによって
行っている。 上記のように構成された圧延装置1においては、溝圧延ロール3による送り力
が溝8の延在する方向に直角に作用するため、銅板2を送り方向に対して斜めに
移動するような力が発生する。しかし、溝圧延ロール3の仕切拡径部6および側
縁拡径部7によって、銅板2に仕切凹部9および側縁凹部10を形成しているた
め、該仕切拡径部6および側縁拡径部7で該銅板2の仕切凹部9や側縁凹部10
を案内することになる。 また、伝熱管11には仕切凹部9と側縁凹部10との継ぎ目に溶接ビード12
か生じるが、この溶接ビード12は内面においては凹部9、10に生じるので、
該溶接ビード12が伝熱管11の内面の溝高さよりも高くなることがない。この
ため、伝熱管11を拡管する際に、該伝熱管11内に拡管治具を挿人しても、前
記溶接ビード12を削り落すことがない。 上記のように構成された圧延装置によれば、銅板2の仕切凹部9および側縁凹
部10を溝圧延ロール3の仕切拡径部6および側縁拡径部7で案内することがで
きるから、溝8の圧延に際して、銅板2を、正規の送り方向に沿って真っ直ぐに
送ることができる。 また、上記伝熱管11によれば、その拡管時に溶接ビード12が拡径治具によ
って削り落とされることがないことから、この切屑が噛んで、拡管治具の挿入抵
抗を著しく増加したり、伝熱管11の内面を傷付けたりすることや金属粉の混入
による空調機等の故障を防止することができる。しかも、仕切凹部9や側縁凹部
10が斜面9a、9bで形成されているので、この部分の応力集中の度合を緩和
することができ、拡管時および拡管後の強度を十分保持することができる。 なお、上記実施例においては、溝圧延ロールに、仕切拡径部6で仕切って2っ
の溝圧延部5を形成するように構成したが、仕切拡径部6を2つ以上形成して、
3つ以上の溝圧延部5を形成するように構成してもよいことはいうまでもない。 [発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、内面溝付銅管となる帯状の銅板の板面
にその長手方向に対して斜めに交差する方向に延びる溝を形成する溝圧延ロール
を備えた内面溝付銅管材料の製造装置において、前記溝圧延ロールには、前記銅
板の板面の両側縁部に対応する位置に拡径部が形成されるとともに、前記銅板の
板面の幅方向中間部に対応する位置に前記溝圧延ロールと同心の円環状をなす拡
径部が形成されているものであるから、これら拡径部によって銅同板の各側縁部
および幅方向中間部に凹部を圧延しながら該銅板に溝を形成することができる。 したがって、銅板の凹部を構圧延ロールの拡径部で案内することができるから
、銅板を正規の送り方向に真っ直ぐに送ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図ないし第5図は本発明の一実施例を示す図であって、第1図は銅板の圧
延装置の要部断面図、第2図は銅板の平面図、第3図は溝圧延ローラの要部拡大
断面図、第4図は他の溝圧延ローラの要部拡大断面図、第5図は伝熱管を示す断
面図である。 2…銅板、3…溝圧延ロール、6…仕切拡径部 7…側縁拡径部、8……溝。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 内面溝付銅管となる帯状の銅板の板面にその長手方向に対して斜めに交差する
    方向に延びる溝を形成する溝圧延ロールを備えた内面溝付銅管材料の製造装置に
    おいて、 前記溝圧延ロールには、前記銅板の板面の両側縁部に対応する位置に拡径部が
    形成されるとともに、前記銅板の板面の幅方向中間部に対応する位置に前記溝圧
    延ロールと同心の円環状をなす拡径部が形成されていることを特徴とする内面溝
    付銅管材料の製造装置。

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