JP2594007Y2 - インナーミラーの取付構造 - Google Patents

インナーミラーの取付構造

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JP2594007Y2
JP2594007Y2 JP1993073698U JP7369893U JP2594007Y2 JP 2594007 Y2 JP2594007 Y2 JP 2594007Y2 JP 1993073698 U JP1993073698 U JP 1993073698U JP 7369893 U JP7369893 U JP 7369893U JP 2594007 Y2 JP2594007 Y2 JP 2594007Y2
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JP
Japan
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temporary holding
hole
mirror
inner mirror
base
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JPH0740284U (ja
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知月子 高橋
義久 田中
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Murakami Corp
Nissan Motor Co Ltd
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Murakami Corp
Nissan Motor Co Ltd
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車の室内に設ける
インナーミラーの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の室内に設けるインナーミラー
は、通常、これを支持するミラーベースにインナーミラ
ー保持用のステーが脱落可能に取り付けられている。従
来、インナーミラーの取り付けに際しては、インナーミ
ラーとネジを手で持ちながら、しかもベースを位置決め
しながらネジ締めを行うという作業を余儀なくされてい
る。またネジを締め付けるときは、ネジを視認しながら
締め付けなければならない。このようにインナーミラー
の取り付けに当たっては、必然的に両手を使う必要があ
り、かつ車内における狭い空間の中で上向きの不安定な
変則的な作業姿勢を取らざるを得ないので、組付け作業
性が悪く、改善が期待されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そこで、本考案が解決
しようとする第1の課題は、インナーミラーを車両天井
に取り付ける際の組付け性を向上した仮止め機構つきイ
ンナーミラーの取付構造を得んとするものである。また
本考案の第2の課題は、インナーミラーの取り付けに当
たり、仮保持用の爪等が破損しにくいベースを提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案は、車室を形成する部材の室内側に、厚み方向
に圧縮変形させうる天井材を取り付けると共にミラーベ
ースの取付孔と仮保持孔とをそれぞれ形成して、インナ
ーミラーのミラーベースを車室を形成する部材に締付ネ
ジで固定するインナーミラーの取付構造において、ミラ
ーベース側の前記取付孔と対向する面に締付ネジ用ボス
穴を設けると共に、仮保持孔と対向する面にその仮保持
孔に差し込むことができ、かつ差し込んだあと仮保持孔
の孔径の外側に張り出して仮保持孔の周縁に係止される
仮保持用爪部を設けた係止突起を設ける一方、前記仮保
持用爪部の位置を、前記取付孔と対向する締付ネジ用ボ
ス穴の端面位置よりも高い位置に形成して、前記締付ネ
ジを締付ネジ用ボス穴の下方より前記取付孔にねじこん
だ際に、ミラーベースで天井材を厚み方向に圧縮変形さ
せると共に前記仮保持用爪部を車室を形成する部材から
離す方向に移動させるようにしてなることを特徴とす
る。
【0005】
【作用】保持孔に仮保持用爪部を差し込むようにして
組み付ける。この場合、仮保持用爪部は差し込んだあと
仮保持孔の孔径の外側に張り出して仮保持孔の周縁に係
止される。よって、仮保持用爪部を位置決め用仮保持孔
に差し込んだ後手を離してもミラーベースは仮保持孔に
仮保持され落ちることはない。また位置決め用仮保持孔
に仮保持用爪部を差し込むと、ミラーベースの位置が定
まり、ガタ、位置ずれが防げる。また、前記締結ネジの
緊締時には前記爪部は車室を形成する部材から離れ、こ
の爪に負荷(応力)がかかることがない。
【0006】
【実施例】以下、本考案を実施例について具体的に説明
する。図1はこの考案に一実施例を示したインナーミラ
ーの説明図であり、1は先端に玉継ぎ手を介してインナ
ーミラー本体2を保持するステーである。3は前記ステ
ーの基部裏面を固定ネジ4、板スプリング5等を含む脱
落機構(図示省略)を介して取り付けるミラーベースで
ある。脱落機構は、車両走行時の衝突事故等においてイ
ンナーミラー本体2に運転者の頭部などがぶつかって衝
撃荷重が加わったとき、ステー1が車体側から自動的に
脱落してインナーミラーにより生じる虞のある傷害を最
小限にくい止めることができる。この種の脱落機構は、
従来よりよく知られているので、詳しい説明は省略す
る。
【0007】図2および図3において、符号6は自動車
のルーフパネル、7は車室を形成するルーフレール、8
はルーフトリム(天井材)であって、前記ルーフレール
7に接着その他の適宜な手段により取り付けられる。ま
た符号9はフロントガラスである。
【0008】ちなみに前記ルーフレール7には、後記す
るように、インナーミラー用のミラーベースの取付孔1
0と位置決め用仮保持孔11とを設けてある。
【0009】一方、ミラーベース3の裏面、すなわちル
ーフレール7と対向する面には、前記取付孔10と対向
する複数の締付ネジ用ボス穴12を該ベースと一体に配
設しておく。また前記ボス穴12、12の間には、位置
決め用仮保持孔11と係合する仮保持用爪部13を有す
る係止突起14をベースと一体に設ける。
【0010】取付に際しては、図2(イ)のように、位
置決め用仮保持孔11に仮保持用爪部13を差し込むよ
うにして組み付ける。この場合、片手で位置決め用仮保
持孔11に仮保持用爪部13を差し込むことができ、差
し込んだ後、手を離してもインナーミラーは前記仮保持
孔11に仮保持され落ちることはない。また仮保持孔1
1に仮保持用爪部13を差し込むと、ミラーベースの位
置が定まり、ガタ、位置ずれが防げる。そのためルーフ
レールの取付孔10とミラーベースのボス穴12の位置
も容易に一致させることができる。
【0011】この状態で、次に締結ネジ15を前記取付
孔10と前記ボス穴12とに挿通して該ネジ15を緊締
すると、図2(ロ)のように、ベースの外周部でルーフ
トリム(天井材)8を圧縮する状態となり、組付けが完
了する。なお締め付けネジ15を緊締する時、前記仮保
持用爪部13はルーフレール7から浮き上がるように離
れ、この爪に負荷(応力)がかかることがない。従って
この仮保持用爪部は柔軟性が乏しい樹脂部材から形成さ
れていても、前述したように爪部13はルーフレール7
から離れ、この爪に負荷(応力)がかからないので、自
動車走行時の振動に伴うルーフレール7との接触振動
音、あるいは経時変化よる爪の折損が防止できる。
【0012】なお上記実施例の場合、仮保持用爪部13
はベースと一体に形成された二股状の爪構造としている
が、必ずしも二股である必要はない。爪の形状も図示形
状に限るものではなく、上記実施例の種々の変更、修正
が可能であることはいうまでまもない。
【0013】
【考案の効果】本考案は、上記のように構成されている
ため、インナーミラーの組付時、車室を形成する部材に
簡単に位置決め保持することができ、組み付けにあた
り、従来のような不安定な変則的な作業姿勢を取る必要
がなくなり、組付け性が向上する。また、前記締結ネジ
の緊締時には前記爪部は車室を形成する部材から離れ、
この爪に負荷(応力)がかからないので、自動車走行時
の振動騒音の発生あるいは経時変化よる爪の折損が防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示した説明図。
【図2】図1におけるA−A線の断面図であり、ルーフ
レールに仮保持した状態と正規に固定した状態の縦断面
図。
【図3】自動車の車室を形成する部材(ルーフレール)
と天井材の取付状態を示した一部縦断面図。
【符号の説明】
1 インナーミラーのステー 2 インナーミラー本体 3 ミラーベース 4 固定ネジ 5 スプリング 6 ルーフパネル 7 ルーフレール 8 ルーフトリム(天井材) 9 フロントガラス 10 取付孔 11 仮保持孔 12 ボス孔 13 仮保持用爪部 14 係止突起
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 1/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室を形成する部材の室内側、厚み方
    向に圧縮変形させうる天井材を取り付けると共にミラー
    ベースの取付孔と仮保持孔とをそれぞれ形成して、イン
    ナーミラーのミラーベースを車室を形成する部材に締付
    ネジで固定するインナーミラーの取付構造において、 ミラーベース側の前記取付孔と対向する面に締付ネジ用
    ボス穴を設けると共に、仮保持孔と対向する面に、その
    仮保持孔に差し込むことができ、かつ差し込んだあと仮
    保持孔の孔径の外側に張り出して仮保持孔の周縁に係止
    される仮保持用爪部を設けた係止突起を設ける一方、 前記仮保持用爪部の位置を、前記取付孔と対向する締付
    ネジ用ボス穴の端面位置よりも高い位置に形成して、 前記締付ネジを締付ネジ用ボス穴の下方より前記取付孔
    にねじこんだ際にミラーベースで天井材を厚み方向に圧
    縮変形させると共に前記仮保持用爪部を車室を形成する
    部材から離す方向に移動させるようにしてなる ことを特
    徴とするインナーミラーの取付構造。
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JPH0740284U JPH0740284U (ja) 1995-07-18
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