JP2593939Y2 - 分割形のカッタ - Google Patents
分割形のカッタInfo
- Publication number
- JP2593939Y2 JP2593939Y2 JP1993044841U JP4484193U JP2593939Y2 JP 2593939 Y2 JP2593939 Y2 JP 2593939Y2 JP 1993044841 U JP1993044841 U JP 1993044841U JP 4484193 U JP4484193 U JP 4484193U JP 2593939 Y2 JP2593939 Y2 JP 2593939Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- cutter
- screw
- head
- cutter ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Milling Processes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、分割形のカッタに関
し、特に、カッタリングの着脱が容易に行なえるように
したものである。
し、特に、カッタリングの着脱が容易に行なえるように
したものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の分割形のカッタは、例え
ば、特公昭61−34926号公報、実開昭57−12
6914号公報、実開昭58−36021号公報などに
みられるように、本体およびカッタリングを別体にし
て、これらのテ−パ嵌合又はスレート嵌合の手段に加え
て、ダルマ穴および連結ねじからなる着脱手段を適用し
たものが開示されている。そして、最後者の公報にみら
れる連結ねじは、緩めにあたって、その頭部が密閉され
たダルマ穴を押し上げるように構成されている。
ば、特公昭61−34926号公報、実開昭57−12
6914号公報、実開昭58−36021号公報などに
みられるように、本体およびカッタリングを別体にし
て、これらのテ−パ嵌合又はスレート嵌合の手段に加え
て、ダルマ穴および連結ねじからなる着脱手段を適用し
たものが開示されている。そして、最後者の公報にみら
れる連結ねじは、緩めにあたって、その頭部が密閉され
たダルマ穴を押し上げるように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た公報にみられるカッタでは、カッタリングが大径にな
る場合、例えばピンミラ−カッタなどに適用された場合
には、切削熱によってカッタリングおよび本体のテーパ
嵌合がきつくなり、カッタリングの取り外しに長時間を
要するという問題点があった。また、最後者の連結ねじ
による緩めでは、嵌合部分から離れた着力点になってお
り、緩めの回転に相当の力を必要とする問題点があっ
た。
た公報にみられるカッタでは、カッタリングが大径にな
る場合、例えばピンミラ−カッタなどに適用された場合
には、切削熱によってカッタリングおよび本体のテーパ
嵌合がきつくなり、カッタリングの取り外しに長時間を
要するという問題点があった。また、最後者の連結ねじ
による緩めでは、嵌合部分から離れた着力点になってお
り、緩めの回転に相当の力を必要とする問題点があっ
た。
【0004】このようなことから、本考案は、連結ねじ
および本体の構成を改善して、切削熱等により、テ−パ
嵌合のきつくなったカッタリングの取外しが前記連結ね
じにより容易に行なえるようにしたものである。
および本体の構成を改善して、切削熱等により、テ−パ
嵌合のきつくなったカッタリングの取外しが前記連結ね
じにより容易に行なえるようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述の点に鑑
みなされたもので、ダルマ穴内に受入れられる頭部付き
の連結ねじは、その略中間部分に抜き取り用の鍔部が備
えられるように構成したものである。そして、この連結
ねじの鍔部は、本体のねじ穴の開口部分に設けられた拡
大穴内に位置するよう構成したものである。
みなされたもので、ダルマ穴内に受入れられる頭部付き
の連結ねじは、その略中間部分に抜き取り用の鍔部が備
えられるように構成したものである。そして、この連結
ねじの鍔部は、本体のねじ穴の開口部分に設けられた拡
大穴内に位置するよう構成したものである。
【0006】
【作用】本考案における分割形のカッタは、連結ねじの
略中央位置に設けられた鍔部が抜き取りの際に、カッタ
リングを直接押し上げ、カッタリングの取り外しを容易
にするように機能する。したがって、切削熱によって嵌
合がきつくなった場合でも、カッタリングの取り外しが
確実に行なわれ、作業性が向上する。
略中央位置に設けられた鍔部が抜き取りの際に、カッタ
リングを直接押し上げ、カッタリングの取り外しを容易
にするように機能する。したがって、切削熱によって嵌
合がきつくなった場合でも、カッタリングの取り外しが
確実に行なわれ、作業性が向上する。
【0007】
【実施例】以下、本考案分割形のカッタをインナ−タイ
プのピンミラ−カッタに適用した一実施例について、図
を参照しながら説明する。
プのピンミラ−カッタに適用した一実施例について、図
を参照しながら説明する。
【0008】図1および図2において、1は、円板状を
なす本体であり、その内周部分には、カッタリング2が
取付けられている。そして、このカッタリング2は、図
示しない被削材の溝側面および溝底面を切削するため、
千鳥刃配列された溝側面用の切削刃3R、3L、溝底面用
の切削刃4R、4Lが例えば止めねじ5によって取付けら
れている。
なす本体であり、その内周部分には、カッタリング2が
取付けられている。そして、このカッタリング2は、図
示しない被削材の溝側面および溝底面を切削するため、
千鳥刃配列された溝側面用の切削刃3R、3L、溝底面用
の切削刃4R、4Lが例えば止めねじ5によって取付けら
れている。
【0009】前記本体1およびカッタリング2の連結
は、テ−パ嵌合および頭部付きの連結ねじ6によって行
なわれるが、この連結ねじ6は、カッタリング2のダル
マ穴7および本体1のねじ穴8内に受入れられる。この
場合、前記連結ねじ6は、その略中央位置に鍔部6aが
形成され、前記ねじ穴8の開口端にある拡大穴9内に位
置するものである。そして、前記連結ねじ6の緩めの際
には、この鍔部6aがカッタリング2を直接押し上げ、
テ−パ嵌合を解除する。また、長穴状を呈する前記ダル
マ穴7は、カッタリング2に、例えば4つ等配されもの
であり、その構成は、連結ねじ6の頭部が通り抜け可能
な拡大穴7aおよび連結ねじ6の頭部および軸部が案内
されるTスロット部分7bからなっているものである。
は、テ−パ嵌合および頭部付きの連結ねじ6によって行
なわれるが、この連結ねじ6は、カッタリング2のダル
マ穴7および本体1のねじ穴8内に受入れられる。この
場合、前記連結ねじ6は、その略中央位置に鍔部6aが
形成され、前記ねじ穴8の開口端にある拡大穴9内に位
置するものである。そして、前記連結ねじ6の緩めの際
には、この鍔部6aがカッタリング2を直接押し上げ、
テ−パ嵌合を解除する。また、長穴状を呈する前記ダル
マ穴7は、カッタリング2に、例えば4つ等配されもの
であり、その構成は、連結ねじ6の頭部が通り抜け可能
な拡大穴7aおよび連結ねじ6の頭部および軸部が案内
されるTスロット部分7bからなっているものである。
【0010】なお、前記本体1およびカッタリング2の
着脱は、カッタリング2の回転によってダルマ穴7の拡
大穴7aから行なわれるが、この回転方向の動きは、図
示のような例えば、ドライブキ−10およびキ−溝11
によって制限されるものである。
着脱は、カッタリング2の回転によってダルマ穴7の拡
大穴7aから行なわれるが、この回転方向の動きは、図
示のような例えば、ドライブキ−10およびキ−溝11
によって制限されるものである。
【0011】なお、本実施例では、ピンミラ−カッタに
適用したが、これに限らず、大径の正面フライス等にも
適用可能である。
適用したが、これに限らず、大径の正面フライス等にも
適用可能である。
【0012】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように、鍔部6
aを有する連結ねじ6によって、本体1からのカッタリ
ング2の取外しを行なうように構成したものである。し
たがって、前記鍔部6aの動きによってカッタリング2
の本体1に対するテ−パ嵌合が解除されるようになり、
カッタリング2の交換が迅速かつ容易に行なわれるとい
う利点を有する。また、交換作業によるカッタリング2
の損傷もなく行なえるものである。
aを有する連結ねじ6によって、本体1からのカッタリ
ング2の取外しを行なうように構成したものである。し
たがって、前記鍔部6aの動きによってカッタリング2
の本体1に対するテ−パ嵌合が解除されるようになり、
カッタリング2の交換が迅速かつ容易に行なわれるとい
う利点を有する。また、交換作業によるカッタリング2
の損傷もなく行なえるものである。
【図1】本考案分割形カッタの一実施例を示す要部の正
面図、
面図、
【図2】図1中のA−A線に沿って得られる断面図。
1 本体 2 カッタリング 3R、3L 溝側面用の切削刃 4R、4L 溝底面用の切削刃 6 連結ねじ 6a 鍔部 7 ダルマ穴 8 ねじ穴 9 拡大穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23C 5/00
Claims (1)
- 【請求項1】 円板状の本体1にカッタリング2をテ−
パ嵌合するとともに、これら両者の着脱がカッタリング
2に設けられたダルマ穴7および本体1に設けられたね
じ穴8を利用して頭部付きの連結ねじ6によって行われ
るようにした分割形のカッタにおいて、前記カッタリング2のダルマ穴7は、前記連結ねじ6の
頭部が通り抜け可能な拡大穴7aと、連結ねじ6の頭部
および軸部を案内するTスロット部分7bとが連設され
た長穴状をなしており、 前記本体1のねじ穴8は、その開口端部分に拡大穴9が
設けられており、 前記頭部付きの連結ねじ6は、軸部およびねじ部分との
間に抜き取り用の鍔部6aが形成され、しかも、前記ダ
ルマ穴7を介してねじ穴8にねじ8にねじ込まれたとき
には、前記鍔部6aが前記ねじ穴8の拡大穴9内に位置
し、また緩めるときには、カッタリング2を押し上げる
ようになっていることを特徴とする分割形のカッタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993044841U JP2593939Y2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | 分割形のカッタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993044841U JP2593939Y2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | 分割形のカッタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0711215U JPH0711215U (ja) | 1995-02-21 |
JP2593939Y2 true JP2593939Y2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=12702704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993044841U Expired - Fee Related JP2593939Y2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | 分割形のカッタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2593939Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-07-26 JP JP1993044841U patent/JP2593939Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0711215U (ja) | 1995-02-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6592313B2 (en) | Pull stud bolt | |
JP2593939Y2 (ja) | 分割形のカッタ | |
JPH08145024A (ja) | ねじとドライバービットの組合せおよびその製造用ヘッダーパンチ | |
JPH06506879A (ja) | 制限された間隙で機械加工する内側旋盤加工用工具 | |
JPS6339713A (ja) | 開先加工用のカツタ− | |
CN109865872B (zh) | 一种铣刀 | |
JP2603600Y2 (ja) | 分割形のピンミラーカッタ | |
JP2852604B2 (ja) | プーリプーラ | |
JP4154831B2 (ja) | チップ取り付け機構 | |
JP3291483B2 (ja) | 船舶のプロペラ軸用自在継手 | |
JP2001150218A (ja) | 回転切削工具 | |
JPH10337625A (ja) | 工作機械の主軸装置 | |
JP2841974B2 (ja) | 切削工具 | |
KR100214424B1 (ko) | 절삭 공구와 그 체결 구조 | |
JPS5927286B2 (ja) | 分割形転削工具 | |
JPS6142752Y2 (ja) | ||
JP2526213Y2 (ja) | 切削工具 | |
JPH0135778Y2 (ja) | ||
JPH0445792Y2 (ja) | ||
JP2003251515A (ja) | 刃部交換式切削工具及びこれに装着される刃部 | |
JPH0314252Y2 (ja) | ||
JPH06190621A (ja) | 分割型フライス | |
JPS5938976Y2 (ja) | フライスカツタ | |
JPH0560112A (ja) | 被ねじ止め部材の着脱構造 | |
JPS5938975Y2 (ja) | ミ−リングカツタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990106 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |