JP2593458B2 - 係船装置および係船装置の設置方法 - Google Patents

係船装置および係船装置の設置方法

Info

Publication number
JP2593458B2
JP2593458B2 JP61283025A JP28302586A JP2593458B2 JP 2593458 B2 JP2593458 B2 JP 2593458B2 JP 61283025 A JP61283025 A JP 61283025A JP 28302586 A JP28302586 A JP 28302586A JP 2593458 B2 JP2593458 B2 JP 2593458B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anchor line
chain table
chain
counterweight
mooring device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61283025A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62137291A (ja
Inventor
ジャック・ポーラック
Original Assignee
アムテル・インコ−ポレイテツド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アムテル・インコ−ポレイテツド filed Critical アムテル・インコ−ポレイテツド
Publication of JPS62137291A publication Critical patent/JPS62137291A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2593458B2 publication Critical patent/JP2593458B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B21/00Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring
    • B63B21/50Anchoring arrangements or methods for special vessels, e.g. for floating drilling platforms or dredgers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B22/00Buoys
    • B63B22/02Buoys specially adapted for mooring a vessel
    • B63B22/021Buoys specially adapted for mooring a vessel and for transferring fluids, e.g. liquids
    • B63B22/023Buoys specially adapted for mooring a vessel and for transferring fluids, e.g. liquids submerged when not in use

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Revetment (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)
  • Ship Loading And Unloading (AREA)
  • Tents Or Canopies (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Jib Cranes (AREA)
  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、海中の流体導出ラインと船舶との間にハイ
ドロカーボンまたは他の流体を移送するために使用され
ることのある沖合いのターミナルを構成する係船装置及
び係船装置の設置方法に関するものである。
[従来の技術] 船舶を係留し、更に船舶と海底のパイプまたは他の船
舶との間で流体を移送するために利用される沖合いのタ
ーミナル即ち海洋ターミナルが種々提案されている。
最も簡単で低コストの係船装置の1つは、船舶に備え
られたトランスファ装置と、該トランスファ装置から水
中に延びる1本のアンカラインと、船舶の横流れに従っ
て制限された範囲の移動を可能にするようにアンカライ
ンの下端を支持する一群のチェーン構造体とからなるも
のである。米国特許第3,979,785号はこの型の係船装置
を開示している。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、この種の係船装置は市場性を有してい
ない。
なぜならば、この型の係船装置では船舶がアンカライ
ンの回りを回転すると垂直に長く延びているアンカライ
ンはねじれてしまうからである。
したがって本発明の目的は船舶が回転してもアンカラ
インにねじれが生じない係船装置を提供することにあ
る。
また、上述の型の係船装置では係船装置の配備及び試
験が困難である。
したがって、本発明の目的は簡単に配備及び試験を行
うことができる係船方法を提供することにある。
本発明の好ましい実施例によれば、横流れした船舶を
元に戻して係船装置を静止状態に戻す復元力の大きい係
船装置を提供することができる。
本発明の好ましい別の実施例よれば、船舶が出航し戻
ってきた場合に、簡単に再び船舶に接続できる係船装置
を提供することができる。
本発明の好ましい更に別の実施例によれば、簡単に係
船配備を完了でき、容易に試験を行うことができる係船
装置を提供することができる。
[問題点を解決するための手段] 上述した目的を達成するため、本発明の装置では、本
発明の一実施例を示す第1図に見られるように船舶に備
えられ海面の近くに位置するトランスファ装置12と、ト
ランスファ装置12から略垂直に延びるアンカライン18
と、アンカライン18に接続され海面よりは海底に近い位
置に置かれるチェーンテーブル22と、別々の方向に垂曲
線状にカーブして海底に延びてチェーンテーブル22を停
留せしめる複数のチェーン構造体26とからなる係船装置
において、トランスファ装置12は回転プラットホーム44
と、プラットホーム44の略垂直な軸線を中心として回動
する回転機構46と、プラットホーム44に設けられてアン
カライン18の上部を保持する保持手段とを有している。
そして、更にプラットホーム44の回動を検出する検出手
段66と、該検出手段66に連結されてプラットホーム44を
略一定の回転位置または定位に保つためにプラットホー
ム44を回動させてアンカライン18のねじれを最小限のも
のとするモータ手段70とを備えている。
また、本発明の方法では、アンカライン18の下端に接
続されたチェーンテーブル22から第1の所定長さ下方に
吊り下げられたつり合い重り28を海底上に到達させて静
止させるまで海面の近くの設けられたトランスファ装置
12からほぼ下方にアンカライン18を繰り出す繰出し工程
と、つり合い重り28が海底上に静止した後にアンカライ
ン18を引き上げる引き上げ工程と、つり合い重り28が海
底上に到達した際の高さより第2の所定長さだけ上方に
アンカライン18を保持させてチェーンテーブル22を海底
から第1及び第2の所定長さに等しい長さだか上方の停
留せしめる停留工程とからなる。
[発明の作用] 本発明の係船装置は、船舶に備えられた海面の上に位
置するトランスファ装置と、該トランスファ装置から海
中に延びているアンカラインと、アンカラインの下端に
接続され海面よりは海底に近づいて位置するチェーンテ
ーブルと、別々の方向に垂曲線状にカーブして海底に延
びていてチェーンテーブルを停留せしめる複数のチェー
ン構造体とからなっているので、配備可能であり十分に
機能し得るものである。
また、トランスファ装置は回転機構と、回転プラット
ホームとプラットホームに設けれたアンカラインの上部
を支持する支持部材とからなっていて、更にプラットホ
ームの回転角度を検出する検出手段と、検出手段に連結
されプラットホームを回転させて前記プラットホームを
ほぼ静止状態に保つモータ手段とを有しているので、船
舶が回転してもアンカラインのねじれを最小限にするこ
とができる。
本発明の係船装置は、船舶に備えられ海面の真上に位
置するトランスファ装置からほぼ真下方向にアンカライ
ンを繰り出して、アンカラインの下端に接続されたチェ
ーンテーブルから一定長さ下方に吊り下げられたつり合
い重りを海底上に到達させ静止させる繰出し工程と、つ
い合い重りが海底上に静止した後にアンカラインを引き
上げる引き上げ工程と、つり合い重りが海底上に到達し
た際の高さより一定距離上にアンカラインの下端を静止
させることによってチェーンテーブルを海底から一定長
さ及び一定距離上方に停留せしめる停留工程とからなる
ので簡単に係船を完了することができる。
本発明の好ましい実施例によれば、つり合い重りと、
つり合い重りをチェーンテーブルから垂直に吊り下げる
フレキシブルなチェーン装置を有しているので、簡単に
係船装置を完了でき容易に試験を行いことができるとと
もに復元力を大きなものとすることができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明に係る係船装置10を示し、船舶16の船
首端部14にはトランスファ装置12が備えられている。海
面20に近い所に位置しているトランスファ装置12から
は、アンカライン18が海面20よりも海底24に近い位置に
あるチェーンテーブル22までほぼ垂直に延びている。こ
のチェーンテーブル22は、垂曲線状にカーブして海底24
に延びている少なくとも3本のチェーン構造体26によっ
て海底2から一定距離だけ上方に停留せしめられてい
る。チェーンテーブル22はつり合い重り28がぶら下げら
れている。
船舶16の横流れによってアンカライン18の上端30が符
号30Aで示される位置に移動すると、アンカライン18の
下端32は符号32Aに示される位置に移動する。したがっ
て、アンカライン18及びチェーンテーブル22はそれぞれ
符号18A,22Aで示される状態となる。この状態において
は、チェーン構造体26の少なくとも1本は平均距離だけ
上昇し、その結果、船舶16を静止位置へ戻そうとする位
置エネルギーが貯えられる。船舶16の横流れに従ってチ
ェーン構造体26の適量のみが上昇するように、チェーン
テーブル22は海底24から適当距離上方に位置せしめられ
る。非常に重いチェーン構造体26を使用することも可能
であるが、チェーン構造体26の長さの大部分は海底24上
に横たわることとなるので、チェーン構造体26の重量の
多くは有効に利用され得ない。つり合い重り28は船舶16
の横流れによって上昇し、アンカライン18がほぼ垂直に
なる静止状態に係船装置10を戻すよう作用する。つり合
い重り28は同じ重量のチューン構造体26と比べて低コス
トであり、つり合い重り28の全体は船舶16がどの方向に
横流れしてもこれに従って常に移動かつ上昇する。した
がって、つり合い重り28はアンカライン18の下端の荷重
を加えて横流れした船舶16を静止状態に戻す有効な手段
となる。
深い海中での作業が最小限要求となるが、この係船装
置10の設置は容易に行なわれる。第2図は係船装置10の
係船前の状態10Cを示すのであり、チェーン構造体26は
全体が海底24上に横たわっている。そして、チェーン構
造体26の各々の先端34はアンカラインまたはくい等によ
って海底24に固定し(第1工程)、後端36はペンダント
ライン38の下端に接続する(第2工程)。ペンダントラ
イン38の各々の上端は海面20のブイ39に接続されてい
る。
第3図に示すように、まずブイ39とペンダントライン
38の上端を船舶16上に引き上げ、海中に沈める前にチェ
ーンテーブル22に設けられているチェーン受孔72,74,76
にそれらを通す(第3工程)。それから、第1図に示す
トランスファ装置12に設けられた支持部材たるウインチ
40が開放されてアンカライン18が延ばされ、つり合い重
り28が海底24に到達して静止するまでチェーンテーブル
22が沈められる(第4工程)。これにより、チェーンテ
ーブルを水深の半分より深い一定深さに位置させる。つ
り合い重り28が海底に達すると、ウインチ40に加わる荷
重が大きく減少する。このときチェーンテーブル22は海
底24から予め設定された距離Lだけ上方に位置してい
る。そしてチェーン構造体26の各々の後端36がチェーン
テーブル22のチェーン受孔72,74,76に嵌り込んでチェー
ンテーブル22に固定されるようになるまでペンダントラ
イン38がライトウェイトウインチによって引き上げられ
る(第5工程)。この引き上げの間、チェーンテーブル
22が静止した状態にある。
チェーン構造体26の後端36がチェーンテーブル22に固
定された後、係船装置10には最大作動荷重に相当する荷
重が加えられて試験が行なわれる。チェーン構造体がト
ランスファ装置から海底まで延びている従前の係船シス
テムにおいては、ウインチを有するハシケによって各々
のチェーン構造体を引張って個別的に最大作動荷重に相
当する荷重を加えていた。これに対し本発明の係船装置
10では、チェーンテーブル22を下ろすために用いる第1
図に示されたウインチ40を使用してチェーンテーブル22
を引き上げて最大作動荷重に相当する荷重を加えてい
る。第1図に示すようにウインチ40は所定の引張り荷重
がアンカライン18に作用するようになるまでアンカライ
ン18を引き上げる。このときチェーンテールブ22は符号
22Bで示す位置に位置する。幾何学的計算を通してチェ
ーン構造体26の各々に加わる荷重は決定され得る。チェ
ーン構造体26の各々の張力の和はアンカライン18の下端
の垂直方向上方への張力よりも大きい。なぜならば、チ
ェーン機構26の各々は垂直ではなく少なくとも部分的に
水平方向に延びているからである。実験終了後、チェー
ンテーブル22は第1図に示す水深の半分より深い一定深
さの位置まで下ろされる。
第8図はトランスファ装置12とその他の隣接部材をよ
り詳細に示している。トランスファ装置12は回転するプ
ラットホーム44と船舶16の船首端部14に設けられた回転
機構または回転部材とからなる。プラットホーム44はベ
アリング48によって支持されていて、このベアリング48
は回転機構46に対してほぼ垂直な軸線50を中心としてプ
ラットホーム44を回転させる。船舶16と回転機構46が軸
線50を中心として自由に回転するのに対して、プラット
ホーム44は実際には海面に対して軸線50を中心として非
常に限られた範囲の回転しかしない。プラットホーム44
の下面には自在継手52が設けられていて、こ自在継手52
の下側のつり掛け部54は2つの水平な軸線56,58を中心
として回転自在となっている。この実施例においては、
ウインチ40は自在継手52のつり掛け部54に装備されてい
る。従って、ウインチ40はアンカライン18の傾きに従っ
て軸線56,58を中心として回転するので、ウインチ40に
支持されているアンカライン18の屈曲は最小のものとな
る。このウインチ40はリニアウインチであり、移動しな
い一対の上側のつめ部60と上下移動する一対の下側つめ
部62とを有している。アンカライン18はリール64に接続
されリール64に沿って曲がっているが、アンカライン18
のこの部分は実質的に緊張状態にはない。ウインチ40の
下側から延びている部分がアンカライン18の最も緊張し
ている部分であり、この部分は非常に小さく屈曲するこ
ととなる。
係船装置10の配備中も配備完了後もアンカライン18の
上端はウインチ40によって保持されている。上述したよ
うに、ウインチ40は始めに解放されてチェーンテーブル
22を海中に沈め、その後係船装置10の試験のためにチェ
ーンテーブル22を引き上げる。そして試験終了後、船舶
16を係留するために用いられる位置までチェーンテーブ
ル22を下ろすこととなる。このウインチ40が操作されて
アンカライン18に長さが変えられると係留特性が変わ
る。ウインチ40はまた、船舶16が出船する際にチェーン
テーブル22を船舶16上に引き上げるためにも使用され
る。アンカライン18の長さが充分であれば、水深が大き
く異なる場所でも同一のトランスファ装置を備えた同一
の船舶16の係留が可能である。
第1図に示す型の係船装置10は、水深Mが366m(1,20
0feet)の沖合で載貨重量が満載の75%であって59,000
メトリック・トン(65,000tons)のストレージ船を係留
するためのものである。ストレージ船である船舶16の吃
水Nは10m(33feet)であり、トランスファ装置12の底
部に備えられたウインチ40の海面20からの高さPは9m
(30feet)である。チェーンテーブル22の海底24からの
高さQは、係船装置10が静止状態にありアンカライン18
がほぼ垂直に延びている場合には55m(180feet)であ
り、チェーンテーブル22の下面からつり合い重り28の下
端までの距離Lは15m(50feet)である。つり合い重り2
8の高さは約3m(9feet)であり、重量は163メトリック
・トン(360,000pounds)である。アンカライン18は直
径14cm(5.5inch)のケーブルからなり、その重量は約1
kg/cm(65pounds/foot)である。なお、アンカライン18
にはチェーンを使用することもできる。チェーン構造体
26の各々は直径9.5cm(3.75inch)の等級U−4のチェ
ーンであり、その長さは732m(2,400feet)である。係
船装置10が静止状態にあるときに、チェーン構造体26の
各々の上部が水平方向となす角度Tは約60゜であり、当
然のことながらチェーン構造体26の各々と水平方向の角
度は海底24に接近するにつれて0゜に近くなる。
第8図において、船舶16が軸線50を中心として回転し
てもプラットホーム44は回転すべきではなく、アンカラ
イン18がねじれないように実質的に静止状態にあるべき
である。しかしながら、ベアリング48内の相当な摩擦力
はプラットホーム44の相対的な回転に抵抗して静止状態
を保つことは阻害され、アンカライン18はねじれてしま
うこととなる。そこで、アンカライン18のねじれを避け
るために、プラットホーム44の軸線50を中心とした方向
または配置の方向を検出するセンサまたは検出手段66が
プラットホーム44上に設けられている。この検出手段66
としては、コンパス,ジャイロスコープ,電波方位セン
サ(radio−wave direction sensor)その他の方向検出
装置が考えられる。検出手段66がプラットホーム44の実
質的な回転を検出すると、検出手段66はモータ70を制御
してプラットホーム44を回転に逆う方向に回転させる。
このようにしてプラットホーム44は海底に対してほぼ一
定の回転定位(rotational orientation)に保たれる。
第4図及び第5図はチェーンテーブル22を詳細に示す
ものである。チェーンテーブル22には垂直な中心軸線78
の回りに等しい間隔を置いて3つのチェーン受孔72,74
及び76が設けられている。チェーン受孔72,74,76の各々
に対しては固定機構80が設けられており、この固定機構
80はチェーンテーブル22のフレーム86に設けらた軸84に
枢着されたラッチ82を有している。ラッチ82は、チェー
ン受孔72,74,76を通過してチェーン構造体26の各々を引
き上げる場合には妨げとはならないが、チェーン機構26
の落下に対してはチェーン構造体26と係合して落下を阻
止するものである。アクチュエータ88は、チェーン構造
体26からラッチ82を解放してチェーンテーブル22からチ
ェーン構造体26を落下せしめるように作動する。チェー
ンテーブル22の上端及び下端にはスイベル90,92が設け
られており、上端のスイベル90はアンカライン18に接続
され、下端のスイベル92はチェーンテーブル22からつり
合い重り28を吊り下げるフレキシブルなチェーン94は接
続されている。
第6図に示すように、、トランスファ装置12の回転機
構46は船舶16の船首の前方に延びる一対のビーム100,10
2を有していて、プラットホーム44を支持するベアリン
グ48を支えている。従って、垂直な軸線50は船首の前方
に位置する。回転機構46は1m以上の高さを有している。
船舶16の船首から延びているトランスファ装置12の回転
機構46の下側部分のビーム104には、軸線50より船舶16
から離れた位置には横ビーム(cross beam)が一切設け
られていない。言い換えるならば、回転機構46は、軸線
46の両側に位置して軸線46よりも更に船首の前方に延び
るビームを有しているが、ビームは軸線46よりも更に船
首の前方側の位置では相互に連結されていない。従って
アンカライン18はトランスファ装置12に接触することな
く船舶16の横流れに従って符号18Dで示すように垂直方
向に対して相当の角度傾いて延びることとなる。
多くの場合、第9図に示すようにトランスファ装置12
は船舶16を係留するためだけでなく、流体導管106と船
舶16との間にハイドロカーボンのような流体を移送する
場合にも利用される。流体導管106は海底24に位置する
パイプ108のような流体導出手段に接続されるか、また
は符号110で示すように他の船舶112に接続されている。
流体導管106としては、多くの場合、船舶16の横流れに
追随して曲がることのできるホースが使用される。ただ
し、ホース海面20から30m(100feet)をこえる深さま
で、場合によっては数十m(例えば300feet)以上の深
さまで達するダイナミックウェーブゾーン112′内では
固定または安定されるべきである。なぜならば、このダ
イナミックウェーブゾーン112′内では波または他の水
の流れによってホースはくり返し前後左右に押されるこ
ととなるので、もしホースを固定しなければ、ホースは
疲労し、また船舶16やアンカライン18にぶつかって損傷
してしまうからである。ホースを固定するために、アン
カライン18には間隔を置いて少なくとも30m(100feet)
の深さまでホースつなぎとめ用のホースコンダクタ114
が取り付けられている。アンカライン18の緊張度が高け
ればそれだけアンカライン18は横揺れしにくくなり、従
ってアンカライン18につなぎとめられたホースはダイナ
ミックウェーブゾーン112′内で静止状態を保つことと
なる。
コンタクタ114を取り付けるには、ウインチ40を解放
してアンカライン18を引き出しながら、例えば15m(50f
eet)毎に間隔を置いてアンカライン18に取り付ければ
よい。また、アンカライン18をセットした後に例えば水
中乗物を使用して取り付けることもできる。流体導管ま
たはホース106は下から上へコンダクタ114に通すことに
よって配置することができる。
配置の方法の1つは、第10図に示すように、ホース10
6の上端120にスレッディングライン118の下端116を接続
し、このスレッディングライン118をすべてのコンダク
タ114のホース案内孔121に通す方法がある。この作業は
コンダクタ114を水中に沈める前に行なわれる。そし
て、スレッディングライン118を引張ってコンダクタ114
を通してホースを引き上げる。ホール106は、第8図に
示すように、プラットホーム44上に設けられた液体スイ
ベル124に通じている他の流体導管に符号122で示す位置
で接続されている。そして、液体スイベル124は船舶16
内に通じているパイプ126に連結されている。
第11図及び第12図は他のアンカ・システム130を示
す。このアンカ・システム130においては、アンカライ
ン18に取り付けられたホースコンダクタ132がフロート
となっている。第12図に示すように、各々のフロート状
のコンダクタ132がアンカライン18への取付部と、ホー
ス106を通し案内にする案内部(ホース案内孔)134と、
浮力を有しフロートを形成する中央部136とからなって
いる。このアンカ・システム130を採用すれば、アンカ
ライン18をつり合い重り28が海底24に到達するまで沈ん
だ状態に放置して、船舶16はターミナルから出航するこ
とができる。そして、船舶16を係留する場合には、アン
カライン18の上端部140に取り付けられているフロート1
38を取り上げ、アンカライン18の上端部140を引張って
アンカライン18を所定距離だけ引き上げて再び係船装置
10の配備を完了すればよい。なお、この場合、ホース14
2及び143はコンダクタ132につなぎとめられたままであ
る。
第13図乃至第15図に示す係船装置10では、船舶16の先
端に取り付けられたつり合い重り支持装置152を有して
いる。このつり合い重り支持装置152は好ましくは船舶1
6の水中部分の最も前方の位置153に取り付けられるべき
である。ここで「前方」とは船舶16の船体中央から離れ
る方向を意味する。つり合い重り支持装置152は、つり
合い重り154を前方を除くあるゆる方向への動きに対し
て支持するものであり、つり合い重り154の前方への移
動は結び部材156によって抑制されている。結び部材156
はつり合い重り154から上方後方に傾いて延び、つり合
い重り154よりも船舶16の船体中央に近い位置にある保
持部材156Aに保持されている。つり合い重り154はチェ
ーン157によってチェーンテーブル22から吊り下げられ
ている。チェーンテーブル22にはアンカライン18の下端
が接続され、アンカライン18の上端はプラットホーム44
上に設けられたウインチ158に保持されている。この実
施例においては、自在継手52にウインチ40を装備するこ
とに代えて、プラットホーム44上にウインチ158を設
け、プラットホーム44の下方にはらっぱ状のフェアリー
ダ160を設けることによって、アンカライン18の緊張感
が高い場合にアンカライン18が半径方向に適当に湾曲で
きるようにしている。この実施例においては、自在継手
を使用しないので、底コストの係船装置を提供すること
ができるが、アンカライン18の疲労は速い。つり合い重
り154をつり合い重り支持装置152からはずすためには、
結び部材156を切断などによって船舶16から分離する。
結び部材156を船舶16から分離すると、つり合い重り154
はつり合い重り支持装置152から離れるように振れるの
で、その後、つり合い重り154とチェーンテーブル22を
下ろすことができる。第15図に示すように、つい合い重
り154には一対の凹部162が設けられていて、第14図に示
すように、この一対の凹部162はつり合い重り154をつり
合い重り支持装置152にスライド自在に結合する。
第16図は別のアンカ・システム170を示す。このアン
カ・システム170は第1図に示すものと大体において同
一であるが、チェーンテーブルとつり合い重りは一体化
されてチェーンテーブルユニットまたはエネルギー貯蔵
ユニット172を構成している。このチェーンテーブルユ
ニット172は、係船装置の係留配備中及び船舶16が出航
した後は符号172Aで示すように海底24上に安定的に静止
している。チェーンテーブルユニット172は一定の大き
さと45メトリック・トン(50tons)以上の重量を有して
いて、船舶16の横流れによって符号172Bで示す位置まで
移動すると、距離Hだけ平均的に上昇する。チェーンテ
ーブルユニット172はこの上昇によって位置エネルギー
を蓄えることとなり、この位置エネルギーはチェーンテ
ーブルユニット172を下げ、船舶16を元に戻すことに消
費される。第1図に示される、船舶16の横流れによって
生じるアンカライン18に垂直方向に対する最大の傾きA
は約30゜である。チェーンテーブルユニット172の質量
はアンカライン18の1m分の重量の600倍以上であり、チ
ェーンテーブルユニット172には比重の大きい物質が使
用されているので、その大気中または水中での重量はス
チール製のアンカライン18の1mの重量の450倍以上とな
る。従って、610m(2000feet)まで達する深海で使用し
ても、チェーンテーブルユニット172は使用されている
アンカライン18よりも大きな重量を有していることにな
る。
チェーンテーブルユニット172の水中での重量は、係
船装置が静止状態にある場合に海底24の上方に位置する
チェーン構造体175,176,177の部分の総重量の水中での
重量よりも大きい。第1図に示す実施例では、つり合い
重り28は163メトリック・トン(360,000pounds)の重量
を有し、アンカライン18は約1kg/cm(65pounds/foot)
の重量を有しているので、つり合い重り28はアンカライ
ン18の約27cm(1フィート)分の重量の約5,500倍の重
量をしていることになる。こ実施例におけるチェーンテ
ーブルユニット172は163メトリック・トン(360,000pou
nds)をいく分こえた重量例えば181メトリック・トン
(400,000pounds)を有している。従来の端一アンカラ
イン係船装置では、しばしば別体のつり合い重りを有し
ないチェーンテーブルが使用され、このチェーンテーブ
ルは0.635cm(1/4inch)のスチール製のプレートから構
成される。そして、チェーンテーブルと他のすべての流
体スイベルは可能な限り軽量に構成され、一般的には数
メトリック・トンのものにすぎなかった。他の型の係船
装置では、チェーンテーブルにブイを有するものさえあ
る。この実施例では、ブイを有しない大きな重量のチェ
ーンテーブルが使用される。第16図に示されるチェーン
テーブルユニット172には、チューン構造体175,176,177
を通す数個のチェーン受孔174を除いて、鉄(比重7.9)
のような比重が3をはるかにこえる比重を有する物質で
満たされている。平均的な身長の人間Mと比較して示す
ように、チェーンユニット172は約2.7m(9feet)の高さ
を有し、約3.7m(12feet)の直径を有している。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によればアンカラインに
ねじれが生じない係船装置を提供できる。
また、本発明によれば、簡単に配備することのできる
係船方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の係船装置の側面図、第2図
は第1図の係船装置の船舶係留前の状態を示す側面図、
第3図は第1図の係船装置の船舶係留中の状態を示す側
面図、第4図は第1図の係船装置のチェーンテーブルの
平面図、第5図は第4図の5−5線断面図、第6図は配
備中の第1図の係船装置をより詳細に示す部分透視図、
第7図は第3図の部分拡大図、第8図は第1図の係船装
置の部分拡大側面図、第9図は流体導管が接続された第
1図の係船装置の側面図、第10図は流体導管の取り付け
方法を示す第8図の部分拡大図、第11図は本発明の他の
実施例の係船装置を示す側面図、第12図は第11図の係船
装置のフロート状コンダクタの平面図、第13図は本発明
の他の実施例の係船装置の側面図、第14図は第13図の14
−14線断面図、第15図は第14図の15−15線断面図でつり
合い重り支持装置を除いた図、第16図は本発明の他の実
施例の係船装置の部分側面図である。 10……係船装置、12……トランスファ装置、14……船首
端部、16……船舶、18……アンカライン、20……海面、
22……チェーンテーブル、24……海底、26……チェーン
構造体、28,154……つり合い重り、40……ウインチ、44
……プラットホーム、46……回転機構、48……ベアリン
グ、50,56,58……軸線、52……自在継手、54……つり掛
け部、66……検出手段、70……モータ、72,74,76……チ
ェーン受孔、100,102……ビーム、106……流体導管、11
4,132……コンダクタ、156……結び部材、172……チェ
ーンテーブルユニット。

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】船舶に備えられ海面の近くに位置するトラ
    ンスファ装置と、該トランスファ装置から略垂直に延び
    るアンカラインと、該アンカラインに接続され海面より
    は海底に近い位置に置かれるチェーンテーブルと、それ
    ぞれ異なる方向に垂曲線状にカーブして海底に延びて前
    記チェーンテーブルを停留せしめる複数のチェーン構造
    体とからなる係船装置において、 前記トランスファ装置は、回転ブラットホームと、該プ
    ラットホームの略垂直な軸線を中心として回動する回転
    機構と、前記プラットホームに設けられて前記アンカラ
    インの上部を保持する保持手段とを有し、 更に前記プラットホームの回動を検出する検出手段と、
    該検出手段に連結されて前記プラットホームを略一定の
    回転位置に保つために前記プラットホームを回動させて
    前記アンカラインのねじを最小限のものとするモータ手
    段とを備えていること特徴とする係船装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の係船装置にお
    いて、 つり合い重りと、前記トランスファ装置に設けられ前記
    アンカラインに結合されて前記チェーンテーブルを下げ
    るウインチとを有し、 前記つり合い重りは前記チェーンテーブルから一定長さ
    下に吊り下げられ、前記アンカラインは前記つり合い重
    りが前記海底の上に静止する深さまで前記ウインチが前
    記チェーンテーブルを下ろすことができる十分な長さを
    有しており、 前記チェーンテーブルの前記海底からの高さを決定でき
    ることを特徴とする係船装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載の係船装置にお
    いて、前記チェーンテーブルからはつり合い重りが下が
    っており、前記つり合い重りは前記アンカラインが前記
    保持手段に保持された状態で前記海底の上方に位置する
    ことを特徴とする係船装置。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項記載の係船装置にお
    いて、 前記プラットホームに設けられた前記プラットホームに
    対してほぼ水平な少なくとも1本の軸線を中心として枢
    軸運動し得るつり掛け部を有する自在継手と、 前記つり掛け部に設けられた前記アンカラインの上端を
    保持して前記アンカラインを引き上げ及び繰り出すウイ
    ンチとを有し、 前記アンカラインが緊張状態にあるときに前記アンカラ
    インの屈曲を最小限にするこを特徴とする係船装置。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項記載の係船装置にお
    いて、 前記トランスファ装置の前記回転機構と前記プラットホ
    ームは前記船舶の船首に対して設けられていて、前記プ
    ラットホームは前記船首よりも前方に位置する略垂直な
    軸線を中心として回転し得るものであり、前記回転機構
    は1m以上の高さを有しており、 前記プラットホームには、前記回転機構の前記船首より
    も前方に位置する部分の上方位置にウインチが設けら
    れ、 前記回転機構は、前記軸線の両側に位置して前記軸線よ
    りも更に前記船首の前方に延びる2つのビームを有して
    おり、前記2つのビームは前記船舶の横流れによって前
    記アンカラインが前記回転機構に接触することがないよ
    うに前記軸線よりも更に前記船首の前方側の位置では相
    互に連結されていないこと特徴とする係船装置。
  6. 【請求項6】船舶に備えられ海面の近くに位置するトラ
    ンスファ装置と、該トランスファ装置から略垂直に延び
    るアンカラインと、該アンカラインに接続され海面より
    は海底に近い位置に置かれるチェーンテーブルと、別々
    の方向に垂曲線状にカーブして海底に延びて前記チェー
    ンテーブルを停留せしめる複数のチェーン構造体とから
    なる係船装置において、 つり合い重りと、該つり合い重りを前記チェーンテーブ
    ルの下に直接吊り下げるフレキシブなチェーンを有する
    ことを特徴とする係船装置。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第1項記載の係船装置にお
    いて、前記チェーンの上端は前記チェーンテーブルに接
    続され、下端は前記つり合い重りに接続されていること
    を特徴とする係船装置。
  8. 【請求項8】船舶に備えられ海面の近くに位置するトラ
    ンスファ装置と、該トランスファ装置から略垂直に延び
    るアンカラインと、前記アンカラインに接続されて前記
    海面よりも海底の近くに位置するチェーンテーブルユニ
    ットと、別々の方向に垂曲線状にカーブして海底に延び
    て前記チェーンテーブルユニットを停留せしめる複数の
    チェーン構造体とからなる係船装置において、 前記チェーンテーブルユニットの水中での重量は、静止
    状態において前記海底よりも上方に位置する前記チェー
    ンテーブル構造体の部分の水中での重量よりも重いこと
    を特徴とする係船装置。
  9. 【請求項9】特許請求の範囲第8項記載の係船装置にお
    いて、前記チェーンテーブルユニットは空気中において
    45メトリック・トン以上の質量を有していることを特徴
    とする係船装置。
  10. 【請求項10】特許請求の範囲第8項記載の係船装置に
    おいて、 前記チェーンテーブルユニットは前記アンカラインの空
    気中での1m分の重量の約600倍以上の重量を有している
    ことを特徴とする係船装置。
  11. 【請求項11】アンカラインの下端に接続されたチェー
    ンテーブルから第1の所定長さ下方に吊り下げられたつ
    り合い重りを海底上に到達させて静止させるまで海面の
    近くに設けられたトランスファ装置から略下方にアンカ
    ラインを繰り出す繰り出し工程と、 前記つり合い重りが前記海底上に静止した後に前記アン
    カラインを引き上げる引き上げ工程と、 前記つり合い重りが前記海底上に到達した際の高さより
    第2の所定長さだけ上方に前記アンカラインを保持させ
    て前記チェーンテーブルを前記海底から前記第1及び第
    2の所定長さに等しい長さだけ上方に停留せしめる停留
    工程とからなることを特徴とする係船装置の設置方法。
  12. 【請求項12】特許請求の範囲第11項記載の方法におい
    て、 前記繰り出し工程及び前記引き上げ工程はウインチによ
    って前記アンカラインを繰り出し及び引き上げることに
    よって行われ、前記停留工程は船舶の横流れの間前記ウ
    インチによって前記アンカラインを支持することによっ
    て行われることを特徴とする係船装置の設置方法。
  13. 【請求項13】複数のチェーン構造体の各々の先端を海
    底に固定する第1工程と、 前記チェーン構造体の各々の後端に上端が海面まで延び
    るペンダントラインの下端を接続する第2工程と、 チェーンテーブルをアンカラインによって支持しながら
    前記チェーンテーブルに設けられたチェーン受孔に前記
    ペンダントラインを通す第3工程と、 前記アンカラインを繰り出して前記ペンダントラインに
    沿って前記チェーンテーブルを下降させ、前記チェーン
    テーブルを水深の半分より深い一定深さに位置せしめる
    第4工程と、 前記ペンダントラインを引張り前記チェーンテーブルの
    前記チェーン受孔を通して前記チェーン構造体の後端を
    引き上げて前記チェーンテーブルに前記チェーン構造体
    の後端を固定する第5工程とからなることを特徴とする
    係船装置の設置方法。
  14. 【請求項14】特許請求の範囲第13項記載の方法におい
    て、 前記第4工程では、前記チェーンテーブルを下降させる
    間、海面の近くに位置するトランスファ装置に設けられ
    たウインチに前記アンカラインの上端部が支持されてい
    ることを特徴とする係船装置の設置方法。
  15. 【請求項15】特許請求の範囲第13項記載の方法におい
    て、 前記第4工程では、前記チェーンテーブルから吊り下げ
    られているつり合い重りが前記海底上に静止するまで前
    記チェーンテーブルを降下させ、 前記第5工程の後に前記チェーンテーブルを引き上げ、
    前記チェーンテーブルと前記つり合い重りを前記海底の
    上方に位置させることによって実際に作用する最大の引
    張り力を前記アンカラインの上端に加える試験を行い、
    そして前記チェーンテーブルを下降させ、前記チェーン
    テーブルを水深の半分より深い一定深さに位置させるこ
    とを特徴とする係船装置の設置方法。
  16. 【請求項16】船舶を係船するための係船装置におい
    て、 ほぼ水面下に位置するように前記船舶の一方の端部に設
    けられたつり合い重り支持装置と、 該つり合い重り支持装置に取りはずし可能に支持される
    ように構成されたつり合い重りと、 該つり合い重りから延びる結び部材と、前記船舶に設け
    られて前記つり合い重り支持装置より前記船舶の船体中
    央に近い位置で前記結び部材を保持する保持部材とを有
    し、 前記つり合い重り支持装置は前記結び部材がはずされた
    ときに前記つり合い重りがはずれて落ちるように構成さ
    れていることを特徴とする係船装置。
  17. 【請求項17】特許請求の範囲第16項記載の係船装置に
    おいて、 前記つり合い重りは前記つり合い重り支持装置に支持さ
    れていて、前記結び部材は前記つり合い重りに接続され
    て下方に傾いて延びる少なくとも1本のラインであるこ
    とを特徴とする係船装置。
  18. 【請求項18】特許請求の範囲第16項記載の係船装置に
    おいて、 回転機構とプラットホームとを有するトランスファ装置
    を有し、 前記回転機構は前記船舶に固定されていて、前記海面上
    にほぼ位置するように前記船舶の端部の前方に延びてお
    り、 前記プラットホームは前記海面上に位置して略垂直な中
    心軸線を中心として回転可能であり、 前記プラットホームにはウインチが設けられていて、前
    記アンカラインは該ウインチから延びており、 チェーンテーブルと前記つり合い重りはチェーン装置に
    よって接続されていることを特徴とする係船装置。
  19. 【請求項19】船舶に備えられたトランスファ装置と、
    該トランスファ装置から海底近くまで下方に延びるアン
    カラインと、前記船舶上に設けられたパイプと、距離を
    隔てた流体導出手段と前記パイプとを連結するホースと
    からなる係船装置において、 前記海面下に延びる前記アンカラインの一部分には所定
    の間隔を置いて複数のホースコンダクタが設けられてお
    り、前記アンカラインに接続された前記複数のホースコ
    ンダクタのうち最も下側のものは少なくとも海面下30m
    に位置し、前記ホースコンダクタの各々は前記アンカラ
    インにクランプされる部分とホース案内孔とを有してい
    て、 前記ホースは少なくとも海面下30mでは前記ホースコン
    ダクタの前記ホース案内孔を通り上方に延びていること
    を特徴とする係船装置。
  20. 【請求項20】海面上の船舶から海中に延びるアンカラ
    インと、該アンカラインに接続されたチェーンテーブル
    と、該チェーンテーブルから海底に延びる複数のチェー
    ン構造体と、深海から前記船舶まで延びるホースとから
    なり、前記チェーン構造体が前記海底に延びる場合には
    前記チェーンテーブルは前記海底近くに停留せしめられ
    る係船装置において、 前記アンカラインには間隔を置いて複数のホースコンダ
    クタが固定され、該ホースコンダクタはホース案内孔を
    有し、前記ホースは前記ホースコンダクタの前記ホース
    案内孔を通って延びていて、 前記ホースコンダクタの各々は浮力を有し、該浮力は前
    記アンカラインと前記ホースコンダクタの前記ホース案
    内孔を通って延びる前記ホースの部分を支持するのに十
    分な大きさを有し、 前記船舶によって支持されないときに前記アンカライン
    を放置しても前記アンカラインは前記海面近くに延びた
    ままの状態となることを特徴とする係船装置。
JP61283025A 1985-11-27 1986-11-27 係船装置および係船装置の設置方法 Expired - Lifetime JP2593458B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US802860 1985-11-27
US06/802,860 US4727819A (en) 1984-04-24 1985-11-27 Single line mooring system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62137291A JPS62137291A (ja) 1987-06-20
JP2593458B2 true JP2593458B2 (ja) 1997-03-26

Family

ID=25184912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61283025A Expired - Lifetime JP2593458B2 (ja) 1985-11-27 1986-11-27 係船装置および係船装置の設置方法

Country Status (10)

Country Link
US (1) US4727819A (ja)
JP (1) JP2593458B2 (ja)
AU (1) AU573105B2 (ja)
BR (1) BR8605797A (ja)
CA (1) CA1280944C (ja)
ES (1) ES2003555A6 (ja)
FR (1) FR2590539A1 (ja)
GB (1) GB2183581B (ja)
IT (1) IT1198466B (ja)
NO (1) NO170622C (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU631526B2 (en) * 1987-10-27 1992-12-03 Brupat Limited Tensioning device
GB2220900A (en) * 1988-06-14 1990-01-24 Houlder Offshore Engineering Vessel mooring system having chain between vessel and chain table
NL8901128A (nl) * 1989-05-03 1990-12-03 Haak Rob Van Den Ankerlijnspaninrichting en werkwijze voor het gebruikmaken daarvan.
US5041038A (en) * 1989-11-20 1991-08-20 Single Buoy Moorings Inc. Offshore loading system
FR2656274B1 (fr) * 1989-12-21 1995-03-10 Doris Engineering Dispositif de chargement en mer de tanker.
US5117914A (en) * 1990-12-13 1992-06-02 Blandford Joseph W Method and apparatus for production of subsea hydrocarbon formations
US5381865A (en) * 1990-12-13 1995-01-17 Blandford; Joseph W. Method and apparatus for production of subsea hydrocarbon formations
NO960698D0 (no) * 1996-02-21 1996-02-21 Statoil As System til forankring av skip
US6126501A (en) * 1999-09-15 2000-10-03 Nortrans Offshore(S) Pte Ltd Mooring system for tanker vessels
NO312358B1 (no) * 2000-07-20 2002-04-29 Navion Asa Offshore laste- eller produksjonssystem for et dynamisk posisjonert skip
US7332074B2 (en) * 2002-12-31 2008-02-19 Psi-Ets, A North Dakota Partnership Water circulation systems for ponds, lakes, and other bodies of water
US8100077B2 (en) * 2003-09-17 2012-01-24 Ocean Power Delivery Limited Mooring system
GB0321768D0 (en) * 2003-09-17 2003-10-15 Ocean Power Delivery Ltd Mooring system
GB0421795D0 (en) * 2004-10-01 2004-11-03 Baross John S Full weathervaning bow mooring and riser inboarding assembly
US7793723B2 (en) * 2006-01-19 2010-09-14 Single Buoy Moorings, Inc. Submerged loading system
CN102582794B (zh) * 2012-03-02 2015-05-27 珠海天岳科技股份有限公司 一种浮力装置及系统
US9562399B2 (en) 2014-04-30 2017-02-07 Seahourse Equipment Corp. Bundled, articulated riser system for FPSO vessel
US10035566B2 (en) 2016-10-12 2018-07-31 Cutting Edge Innovations, Llc Multi-anchoring depth control system
CN109533202A (zh) * 2018-12-21 2019-03-29 天津大学 一种吸力锚固系泊结构装置

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3111926A (en) * 1961-12-07 1963-11-26 Shell Oil Co Apparatus for anchoring underwater vessels
GB1125347A (en) * 1966-07-19 1968-08-28 Ian Wray Munro Ross Improvements in and relating to the delivery of oil or other fluent materials to sea-borne ships and the like
US3386407A (en) * 1966-08-02 1968-06-04 Bossert Mfg Corp Anchors and anchoring mechanisms
US3407416A (en) * 1966-10-13 1968-10-29 Trans Arabian Pipe Line Compan Buoyant mooring tower
US3602174A (en) * 1969-06-27 1971-08-31 North American Rockwell Transfer riser system for deep suboceanic oilfields
US3620181A (en) * 1969-07-02 1971-11-16 North American Rockwell Permanent ship mooring system
GB1309933A (en) * 1970-06-29 1973-03-14 Shell Int Research Floating structure provided with a dynamic stationing system
US3774562A (en) * 1972-06-12 1973-11-27 Global Marine Inc 360{20 {11 rotary anchoring system with differential drive capability
GB1400767A (en) * 1972-07-18 1975-07-23 Shell Int Research Single buoy mooring system for fluid transfer for use at exposed locations
US3880105A (en) * 1973-10-01 1975-04-29 Offshore Co Drilling vessel and drilling vessel mooring system and method
US3979785A (en) * 1974-08-09 1976-09-14 Exxon Research And Engineering Company Combined catenary and single anchor leg mooring system
US3980038A (en) * 1975-03-31 1976-09-14 Omnithruster, Inc. Hose and mooring line positioning system
US4023517A (en) * 1975-08-11 1977-05-17 Ryan William J Riser mooring system
GB1509909A (en) * 1975-09-12 1978-05-04 Brown Vosper Ltd D Mooring terminals
US4065822A (en) * 1976-02-27 1978-01-03 Texaco Inc. Single point mooring with strain relief anchoring
US4064822A (en) * 1976-09-20 1977-12-27 Global Marine, Inc. Self-contained mooring system for a drill ship
US4107803A (en) * 1976-10-06 1978-08-22 Sylverst Leroy M Sea terminal
NO143139C (no) * 1978-01-17 1981-01-07 Odd Havre Fremgangsmaate til overfoering av et fluidum fra en stasjon paa havbunnen til et fartoey, eller omvendt, og en anordning for utfoerelse av fremgangsmaaten
NL7801062A (nl) * 1978-01-30 1979-08-01 Seaflo Systems N V Eenpunts meerboei.
GB2034652B (en) * 1978-11-14 1983-04-20 Seaflo Systems Nv Single-point mooring systems
FR2473981A1 (fr) * 1980-01-17 1981-07-24 Elf Aquitaine Dispositif d'ancrage pour navire de production d'hydrocarbures
NL8100936A (nl) * 1981-02-26 1982-09-16 Single Buoy Moorings Afmeersysteem.
US4637335A (en) * 1982-11-01 1987-01-20 Amtel, Inc. Offshore hydrocarbon production system
US4645467A (en) * 1984-04-24 1987-02-24 Amtel, Inc. Detachable mooring and cargo transfer system
US4648848A (en) * 1985-11-12 1987-03-10 Fluor Corporation Spar buoy fluid transfer system

Also Published As

Publication number Publication date
NO170622C (no) 1992-11-11
GB2183581A (en) 1987-06-10
AU573105B2 (en) 1988-05-26
AU6488686A (en) 1987-06-18
JPS62137291A (ja) 1987-06-20
CA1280944C (en) 1991-03-05
GB2183581B (en) 1990-03-21
NO170622B (no) 1992-08-03
NO864461D0 (no) 1986-11-07
ES2003555A6 (es) 1988-11-01
IT8648690A0 (it) 1986-11-26
GB8627728D0 (en) 1986-12-17
IT1198466B (it) 1988-12-21
BR8605797A (pt) 1987-08-25
US4727819A (en) 1988-03-01
FR2590539A1 (fr) 1987-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2593458B2 (ja) 係船装置および係船装置の設置方法
CA1254447A (en) Offshore hydrocarbon production system
US4321720A (en) Method of transferring a fluid from a station on the sea bed to a vessel, or vice-versa, and a means and a vessel for carrying out the method
US5044297A (en) Disconnectable mooring system for deep water
US3321925A (en) Deep water lay barge and method
US4027492A (en) Transportable boat lift
US6915753B1 (en) Mooring apparatus
AU624056B2 (en) Offshore loading system
US4436451A (en) Self-standing marine riser
OA11698A (en) Vessel for laying rigid pipes at great depth.
US4687378A (en) Temporarily terminating laying of underwater pipe line
JPS6238589B2 (ja)
US4797033A (en) Anchor line-stabilized system
CA1073225A (en) Buoyancy device and method
EP0054332A1 (en) Method and apparatus for lowering and positioning a pipe line onto the bottom of a deep water
US3547067A (en) Device for raising an anchor
US3670511A (en) Rigid stinger with adjustable pipeline curvature means
CN101687532B (zh) 船舶系泊系统和方法
US5025743A (en) Vertical line mooring system
EP1813848A2 (en) Method and apparatus for deploying pipeline
US6619223B2 (en) Tender with hawser lines
US3690111A (en) Offshore pipeline installation method
EP0134596A1 (en) Mooring buoy
JP2004166434A (ja) 海底布設長尺体防護管の被着方法および装置
JPH0656076A (ja) 海底ケーブル敷設工法及びその敷設作業船