JP2593401B2 - Edtv方式における画質補償用信号の制御方法及びその制御装置 - Google Patents
Edtv方式における画質補償用信号の制御方法及びその制御装置Info
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Description
画質補償用信号を制御する技術に関するものである。
種々の高画質テレビに関する技術が提案されている。こ
れらの中でも、「クリアビジョン」の愛称でスタートし
ているEDTV方式は、HDTV方式(ハイビジョン)
と並んで、今後最も期待されている方式の一つである。
そして、現在、画質向上を目指した第1世代から、アス
ペクトレシオを9:16にしてワイドスクリーンとする
と共に、更なる高画質及び高音質を求めた第2世代に移
行している。
(伝送画面のうちで画像を挿入する部分)の画質を向上
させる為、映像信号の垂直方向及び水平方向の高域成分
を画質補償用信号として使用している。そして、この画
質補償用信号は無画部(伝送画面のうちで画像を挿入す
る部分の上下にある画像の無い部分など)に挿入され、
伝送されている。
機でも受信することができ、その受像画面は、図3に示
す如く、アスペクトレシオが9:16の主画面部Aと、
画質補償用信号が挿入された無画部Bとから成る。とこ
ろで、映像信号は、同期信号の先端から白ピークまでを
1Vとし、色の濃さを表現している。そして、EDTV
方式の信号を従来のTV受像機において受信する際、無
画部Bに挿入された画質補償用信号による視覚妨害を目
立たなくする為、無画部Bのセットアップは低く設定さ
れている。
像機の中には、直流再生回路の性能が不十分なものがあ
り、このようなTV受像機で受信すると、表示画面の明
るさが画面内容により変動してしまう場合がある。これ
は、「浮き上がり現象」と呼ばれるものであり、受信し
た映像信号のレベルが低いと、映像信号を実際のレベル
よりも高く設定してしまうことにより発生する。この浮
き上がり現象が発生すると、画質補償用信号のレベルは
実際のレベルよりも大きいものとなってしまい、画質補
償用信号が無画部Bで妨害信号と感じられるようにな
る。
V受像機においても、画質補償用信号が妨害と感じられ
ないようにする為の処置が必要となってくる。
題を解決し、画質補償用信号が妨害と感じられないよう
にする技術を提供することにある。この本発明の目的
は、EDTV方式における画質補償用信号の制御方法で
あって、EDTV信号における主画面部の信号レベルの
平均値を求める平均値検出工程と、この平均値検出工程
での平均値を受け、前記EDTV信号における画質補償
用信号を制御する制御工程とを有し、前記制御工程にお
いて、該平均値が所定値以下の場合には、前記EDTV
信号における画質補償用信号の振幅を減衰させるように
することを特徴とするEDTV方式における画質補償用
信号の制御方法によって達成される。
の制御方法であって、映像信号におけるEDTV信号の
主画面部に相当する成分の平均値を求める平均値検出工
程と、この平均値検出工程での平均値を受け、前記映像
信号におけるEDTV信号の画質補償用信号に相当する
成分を制御する制御工程と、この制御工程で制御された
映像信号をEDTV信号に変換する変換工程とを有し、
前記制御工程において、該平均値が所定値以下の場合に
は、前記映像信号におけるEDTV信号の画質補償用信
号に相当する成分を減衰させるようにすることを特徴と
するEDTV方式における画質補償用信号の制御方法に
よっても達成される。
る画質補償用信号の制御装置であって、EDTV信号に
おける主画面部の信号レベルの平均値を求める平均値検
出手段と、この平均値検出手段での平均値を受け、前記
EDTV信号における画質補償用信号を制御する制御手
段とを有し、前記制御手段において、該平均値が所定値
以下の場合には、前記EDTV信号における画質補償用
信号の振幅を減衰させるように構成されていることを特
徴とするEDTV方式における画質補償用信号の制御装
置によって達成される。
の制御装置であって、映像信号におけるEDTV信号の
主画面部に相当する成分の平均値を求める平均値検出手
段と、この平均値検出手段での平均値を受け、前記映像
信号におけるEDTV信号の画質補償用信号に相当する
成分を制御する制御手段と、この制御手段で制御された
映像信号をEDTV信号に変換する変換手段とを有し、
前記制御手段において、該平均値が所定値以下の場合に
は、前記映像信号におけるEDTV信号の画質補償用信
号に相当する成分を減衰させるように構成されているこ
とを特徴とするEDTV方式における画質補償用信号の
制御装置によっても達成される。
ル)の20〜40%の値に設定することが好ましい。
ば、浮き上がり現象が発生し易い、即ち、主画面部Aの
信号レベルの平均値が所定値以下の場合に、無画部Bに
挿入される画質補償用信号の振幅を減衰させているの
で、浮き上がり現象が発生しても、無画部で画質補償用
信号による妨害が起きず、直流再生回路の性能が不十分
な受像機であっても、高画質の映像を楽しむことが出来
る。
合は、主画面部Aの信号レベルの平均が低い場合である
から、画質補償用信号の振幅を減衰させても主画面部A
に影響は少なく、上下の無画部における妨害を減らす効
果の方が大きい。以下、実施例を挙げて説明する。
ク図である。1はカメラであり、撮影した被写体の情報
を映像信号に変換して出力するように構成されている。
2はEDTVエンコーダであり、カメラ1から出力され
た映像信号をEDTV信号に変換するように構成されて
いる。
ーダ2から出力されたEDTV信号を入力し、EDTV
信号のうち主画面部Aの信号レベルの平均値が求められ
るように構成されている。4は画質補償用信号減衰部で
あり、EDTVエンコーダ2から出力されたEDTV信
号と、平均値検出部3で求められた平均値とが入力され
る。そして、この平均値が予め設定された所定値以下の
場合に、EDTV信号のうち画質補償用信号の振幅を減
衰させ、EDTV信号を出力するように構成されてい
る。
場合には、画質補償用信号の振幅は減衰されず、EDT
V信号がそのまま出力されるようになっている。さて、
上記のような構成によれば、カメラ1から出力された映
像信号は、EDTVエンコーダ2に入力され、EDTV
信号に変換される。そして、EDTV信号が、平均値検
出部3と画質補償用信号減衰部4とに入力される。
入力されたEDTV信号のうち主画面部Aの信号レベル
の平均値を求め、この平均値を画質補償用信号減衰部4
に出力する。画質補償用信号減衰部4は、入力された平
均値が所定値以下の場合、即ち、受信側で浮き上がり現
象が発生し、画質補償用信号が無画部Bにおいて妨害と
感じられる場合に、入力されたEDTV信号のうち画質
補償用信号を減衰させ、EDTV信号を出力する。尚、
平均値が所定値以上の場合には、画質補償用信号は減衰
されず、そのままEDTV信号が出力される。
現象が発生しても、妨害とならないようなレベルに制御
されるのである。次に、本発明における第2の実施例を
説明する。第2の実施例は、第1の実施例がEDTV信
号における画質補償用信号を直接制御するのに対し、E
DTV信号に変換される以前に制御、即ち、映像信号の
段階でEDTV信号における画質補償用信号に相当する
成分を制御し、それからEDTV信号に変換するもので
ある。以下、具体的に説明する。
ック図であり、図中、5はカメラ、8はEDTVエンコ
ーダである。尚、これらのものは、実施例1で説明した
ものと同様なものであるので、詳細な説明は省略する。
6は平均値検出部であり、カメラ5からの映像信号を入
力し、この映像信号におけるEDTV信号の主画面部A
に相当する成分のレベルの平均値を求められるように構
成されている。そして、平均値検出部6で求められた平
均値は、後述するフィルタ7に出力されるようになって
いる。
信号と、平均値検出部6で求められた平均値とが入力さ
れる。そして、入力された平均値が、予め設定された所
定値以下の場合には、入力された映像信号におけるED
TV信号の画質補償用信号に相当する成分を減衰して映
像信号を出力するように構成されている。尚、入力され
た平均値が所定値以上の場合には、映像信号は減衰され
ずに、そのまま出力される。
5から出力された映像信号は、平均値検出部6と、フィ
ルタ7とに入力される。映像信号が入力された平均値検
出部6は、入力された映像信号のうちEDTV信号にお
ける主画面部Aに相当する成分の平均値を求め、フィル
タ7に平均値を出力する。
以下の場合、即ち、浮き上がり現象が発生し、画質補償
用信号が無画部Bにおいて妨害と感じられる場合に、入
力された映像信号のうちEDTV信号における画質補償
用信号に相当する成分を減衰して映像信号を出力する。
尚、平均値が所定値以上の場合には、映像信号は減衰さ
れずに出力される。
号は、EDTVエンコーダ8に入力され、EDTV信号
に変換される。この結果、EDTVエンコーダ8により
変換されたEDTV信号の画質補償用信号は、浮き上が
り現象が発生しても、妨害とならないようなレベルに制
御されるのである。
なTV受像機であっても、画質補償用信号が無画部で妨
害と感じられることはなく、絶えず安定した画像を得ら
れ、EDTV方式の放送を楽しむことができる。
である。
である。
合の受像画面の様子である。
Claims (4)
- 【請求項1】 EDTV方式における画質補償用信号の
制御方法であって、 EDTV信号における主画面部の信号レベルの平均値を
求める平均値検出工程と、 この平均値検出工程での平均値を受け、前記EDTV信
号における画質補償用信号を制御する制御工程とを有
し、 前記制御工程において、該平均値が所定値以下の場合に
は、前記EDTV信号における画質補償用信号の振幅を
減衰させるようにすることを特徴とするEDTV方式に
おける画質補償用信号の制御方法。 - 【請求項2】 EDTV方式における画質補償用信号の
制御方法であって、 映像信号におけるEDTV信号の主画面部に相当する成
分の平均値を求める平均値検出工程と、 この平均値検出工程での平均値を受け、前記映像信号に
おけるEDTV信号の画質補償用信号に相当する成分を
制御する制御工程と、 この制御工程で制御された映像信号をEDTV信号に変
換する変換工程とを有し、 前記制御工程において、該平均値が所定値以下の場合に
は、前記映像信号におけるEDTV信号の画質補償用信
号に相当する成分を減衰させるようにすることを特徴と
するEDTV方式における画質補償用信号の制御方法。 - 【請求項3】 EDTV方式における画質補償用信号の
制御装置であって、 EDTV信号における主画面部の信号レベルの平均値を
求める平均値検出手段と、 この平均値検出手段での平均値を受け、前記EDTV信
号における画質補償用信号を制御する制御手段とを有
し、 前記制御手段において、該平均値が所定値以下の場合に
は、前記EDTV信号における画質補償用信号の振幅を
減衰させるように構成されていることを特徴とするED
TV方式における画質補償用信号の制御装置。 - 【請求項4】 EDTV方式における画質補償用信号の
制御装置であって、 映像信号におけるEDTV信号の主画面部に相当する成
分の平均値を求める平均値検出手段と、 この平均値検出手段での平均値を受け、前記映像信号に
おけるEDTV信号の画質補償用信号に相当する成分を
制御する制御手段と、 この制御手段で制御された映像信号をEDTV信号に変
換する変換手段とを有し、 前記制御手段において、該平均値が所定値以下の場合に
は、前記映像信号におけるEDTV信号の画質補償用信
号に相当する成分を減衰させるように構成されているこ
とを特徴とするEDTV方式における画質補償用信号の
制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5241297A JP2593401B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | Edtv方式における画質補償用信号の制御方法及びその制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5241297A JP2593401B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | Edtv方式における画質補償用信号の制御方法及びその制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0799636A JPH0799636A (ja) | 1995-04-11 |
JP2593401B2 true JP2593401B2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=17072187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5241297A Expired - Lifetime JP2593401B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | Edtv方式における画質補償用信号の制御方法及びその制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2593401B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02202190A (ja) * | 1989-01-31 | 1990-08-10 | Toshiba Corp | 多重化テレビジョン信号伝送装置 |
-
1993
- 1993-09-28 JP JP5241297A patent/JP2593401B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0799636A (ja) | 1995-04-11 |
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Effective date: 20060524 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A521 | Written amendment |
Effective date: 20060718 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061004 |
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