JP2592768Y2 - コンベヤのスリップ検出装置 - Google Patents

コンベヤのスリップ検出装置

Info

Publication number
JP2592768Y2
JP2592768Y2 JP1993017836U JP1783693U JP2592768Y2 JP 2592768 Y2 JP2592768 Y2 JP 2592768Y2 JP 1993017836 U JP1993017836 U JP 1993017836U JP 1783693 U JP1783693 U JP 1783693U JP 2592768 Y2 JP2592768 Y2 JP 2592768Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyor
detector
unit
pushing member
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993017836U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0672948U (ja
Inventor
真一 江本
隆 原口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Nagasaki Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Nagasaki Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Nagasaki Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Mitsubishi Nagasaki Machinery Mfg Co Ltd
Priority to JP1993017836U priority Critical patent/JP2592768Y2/ja
Publication of JPH0672948U publication Critical patent/JPH0672948U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2592768Y2 publication Critical patent/JP2592768Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pusher Or Impeller Conveyors (AREA)
  • Control Of Conveyors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は搬送手段のスリップを
検出する検出装置を備えたコンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ケーシング内をエンドレスのチェ
ーン等を回動させてバラ物類を搬送するリンクコンベヤ
等のコンベヤにおいては、無端チェーンが破断に到る直
前の過電流検出器で破断防止を図ったり、駆動ホイール
からチェーンが外れないようにガイドを設けている。し
かし何れの場合もスリップ又は破断の予防の手段であっ
た。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】前記従来の技術は予
防対策としての効果はあるが、チェーンが摩耗し、チェ
ーンの強度低下による破断が発生した場合には過電流検
知機ではその検知は不十分であった。また、駆動ホイー
ルからのチェーン脱輪によるスリップも脱輪防止ガイド
では長時間使用した後の駆動ホイール摩耗によるスリッ
プや、被搬送物の巻き込みによる乗り上げスリップ等を
検出できない欠点があった。破断、脱輪によるスリップ
の発生頻度が少なくても、スリップが発生してしまうと
防護策が全くなく、場合によっては長時間スリップがそ
のまま放置され、駆動ホイールやチェーンの摩滅及び破
断チェーンをホイールに巻き込む事故等、コンベヤ本体
の大きな不具合を発生させる事が多かった。この考案
は、上記事情に鑑みて、搬送手段のスリップまたは破断
が発生した際に、搬送手段ではなくそれに取り付けられ
ている押動部材の動きを検出することによってスリップ
または破断を検出する検出器を備えたコンベヤを提供す
ることを主たる課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は上記課題を解
決するために、無端に連結されたリンクチェーンその他
の無端に連結された搬送手段に該搬送手段から突出する
押動部材を一定間隔で複数装着したコンベヤにおいて、
リンクチェーンと離間する位置に配置され、上記押動部
材の通過を接触または非接触にて検出する検出器を設け
る、該検出器で押動部材を検出してから所定時間以内に
次の押動部材を検出しない場合に異常と判定する判定手
段を設ける、異常と判定された場合にそれを外部表示
し、または上記搬送手段の駆動を停止する異常停止手段
を設けており、前記検出器が、受動部と伝動部とをヒン
ジ部にそれぞれ固着し、搬送手段の正回転時の押動部材
と受動部とが衝合可能な位置をヒンジ部の回転限界角の
位置と同一に設定して待機位置となし、正回転時にはヒ
ンジ部の回転限界角により伝動部が連動して回転し、搬
送手段の逆転時にはヒンジ部のみが回動して伝動部を静
止位置に保持してなる、という技術的手段を講じてい
る。
【0005】
【作用】押動部材は一定の間隔で搬送手段に装着されて
いるので、検出器で押動部材の通過を接触または非接触
により検出する。次に、判定手段では、検出器で押動部
材を検出してから次の押動部材を所定時間以内に検出し
ない場合に異常と判定する。異常停止手段では、判定手
段が異常と判定した場合にそれを外部表示し、または上
記搬送手段の駆動を停止する。これにより、搬送手段が
スリップしたり破断した際に、これを検出して異常駆動
を停止することができる。
【0006】
【実施例】以下に、この考案のスリップ検出装置の好適
実施例について図面を参照しながら説明する。図1から
図3は、第1実施例のスリップ検出装置を示す。本実施
例で、検出装置1は、コンベヤ20のケーシング25に
固着されてケーシング25内部と連通するハウジング2
に設けられている。ハウジング2には、支軸Pを有する
保持するベース10が固着されており、受動部31と伝
動部33とから成る揺動体3が蝶番からなるヒンジ部4
を介して上記支軸Pに軸着されている。なお、図中26
は、受動部31をコンベヤ内へ突出させるための開口で
ある。
【0007】図示例では、該受動部31と伝動部33は
個別体に形成されており、伝動部33は基端が屈曲して
傾斜面に形成された衝合面32を有している。上記ヒン
ジ部4は限界角に保持されるようスプリングSで限界角
に付勢されており、上記受動部31の上端と衝合面32
の基端とが、それぞれヒンジ部4の一対の片に固着され
ており、ヒンジ部4が支軸Pでベース10上に軸着され
ている。従って、受動部31によりヒンジ部4を限界角
を超える方向に動かすと、ヒンジ部4の一対の片は限界
角を保持したまま回転し伝動部33を連動させる。
【0008】一方、受動部31によりヒンジ部4が限界
角を超えない方向に徐々に動かされると、ヒンジ部4の
一対の片は、受動部31と固着された片だけが回動し、
他方の片は動かないので、伝動部33を静止したまま保
持しうる。そして、受動部31に力が加わらなくなる
と、スプリングSの付勢力で、ヒンジ部4は元の限界角
位置まで復帰回動する。従って、本実施例では、図1
中、受動部31の実線で示す待機位置3Aがヒンジ部の
限界角位置であり、受動部31が待機位置3Aから図中
右方向(反時計方向)へa領域(正転領域)の間、動く
と、ヒンジ部4を介して伝動部33は3B位置まで変位
回動する。
【0009】一方、受動部31が待機位置3Aから図中
左方向(時計方向)へb領域(逆転領域)の間、動く
と、ヒンジ部4の下側の片だけが付勢力に抗して受動部
31と共に3C位置まで回転するが、他方の片およびこ
れに固着された伝動部33は静止している。なお、衝合
面32は、ベース10上に固着された弾性体から成るス
トッパ5と衝合可能となっており、前記受動部31が逆
転領域を移動している間、伝動部33の静止位置を保持
する。
【0010】この伝動部33の静止位置は、非接触セン
サ7による検知位置となっており、本実施例では、非接
触センサ7はベース10に固着された高さ調節可能な支
持体11上に固定されて静止時の伝動部33と向かい合
っている(図2、図3参照)。該非接触形センサ7は例
えば光電式スイッチ、近接スイッチ等でなり、伝動部3
3が近接すると電気的にスイッチONとなり、離反する
とOFFの作動をする。上記センサ7は異常判定回路1
3と接続されており、該センサ7の検出間隔が所定時間
の間隔で行なわれるか否か判定する。上記所定時間は、
予め設定されるものであると、あるいは上記センサが検
出した直前の検出間隔または直前までの平均した検出間
隔(押動部材の通過間隔の平均値)等をもとに誤差分の
時間を加えて設定される等、適宜手段を用いることがで
きる。
【0011】本実施例で、異常判定回路13は、上記セ
ンサ7のON−OFFの作動が定時的に行なわれる場合
にはそれをカウントし、次のON−OFFの作動が前回
までの定時間より遅延している場合、または上記定時間
を経過しても次のON−OFFを検出しない場合に異常
と判定する。この異常発生検出をもとに、異常停止手段
14としてのアクチュエータを作動させて警報またはコ
ンベヤを停止させる。例えば、異常発生検出を電気信号
として作動機(図示省略)へ発信する。該作動機は、入
力スイッチからなり、該入力スイッチの電気回路を例え
ば警報器に接続すれば警報機が異常を知らせる。また入
力スイッチ回路をコンベヤのモータ電源を切るスイッチ
に接続しておけばコンベヤを停止させることができる。
【0012】本実施例で、リンクコンベヤ20は、押動
部材の一例を示す掻板22を固着した無端チェーン21
を内蔵している(図6参照)。該掻板22は、複数のも
のが一定間隔おきにリンクチェーン21aを交互に90
゜交差して連結した無端チェーン21に装着されてい
て、図1に示す如くチェーンを回転させるホイール24
の回転に伴って矢示方向cへ移動する。そこで、図1に
おいて掻板22が実線で示す待機位置3Aで受動部31
に接触すると、受動部31はヒンジ部4の限界角を利用
して正転領域aの間、衝合面32乃至伝動部33を図中
反時計方向の仮想線位置まで変位させ、非接触形センサ
7から完全に離反し、これによりカウントが行なわれ
る。
【0013】掻板22の移動により3B位置で受動部3
1との接触が解除されると、揺動部材3は自重により元
の位置に復帰し、受動部31は待機位置3aに戻る。逆
に、コンベヤ20のメンテナンスを行なうため、無端チ
ェーン21を逆転する場合には、掻板22が3A位置で
受動部31に(図中右側から)接触するが、受動部31
に加わる力はヒンジ部4の限界角を超えることなく、蝶
番の一対の片を回転変位させるだけなので、b領域を移
動し掻板22との接触が解除される3C位置を超えるま
で、受動部31はヒンジ部4の一方の片と共にスプリン
グSの付勢力に抗して時計方向に回転する。この間、ヒ
ンジ部4の他方の片に固着された伝動部33は実線位置
に保持され、また多少の力が加わっても衝合面32がス
トッパ5との衝合により負荷を受けて静止しているの
で、非接触スイッチ7のON−OFFは行われない。そ
して、掻板22の移動により受動部31が3C位置を過
ぎると、スプリングSの反発付勢力で受動部31を3a
の待機位置まで復帰させる。
【0014】なおこの考案で、コンベヤの構造は特に限
定されず、チェーンやワイヤその他の無端状に連結され
た部材に、それより外方へ突出する押動部材を等間隔に
有しているものであればよく、その形状は特に限定され
ない。また検出装置の位置も、チェーン等の方向転換の
個所に限定されず、直線状に延びる搬送路の中途位置で
もよい。その他、この考案は上記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を変更しない範囲で種々設計変更
しうること勿論である。
【0015】
【考案の効果】この請求項1の考案では、無端チェーン
等の搬送手段を直接に検出することなく、掻板等の押動
部材を検出するようにしたので、搬送手段のスリップや
破断の発生を短時間で検出することができ、その異常駆
動を停止することができる。これにより、搬送手段の破
断により搬送手段の一部がその駆動輪に巻き込まれて
も、短時間で検出器が搬送手段の異常を検出して異常停
止を行なうので、搬送手段の駆動部の損傷を防止するこ
とができる。また、搬出物の巻き込みや、搬送手段がチ
ェーン等の場合にネジ等により発生する脱輪で生じるス
リップも短時間で検出するため、スリップによる搬送手
段の駆動輪や案内輪の摩滅事故を防止することができ
る。更に、長時間にわたりコンベヤを稼働している中
で、少しずつ摩耗した駆動輪または案内輪とチェーン等
の搬送手段との噛み合い不良による小さなスリップも検
出できるため、駆動輪または案内輪の交換時期を事前に
察知することができ、計画的な保守管理が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のコンベヤのスリップ検出装置を示
す側面図である。
【図2】同検出装置の正面図である。
【図3】図1の検出器を示す側面図である。
【図4】コンベヤの内部を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 スリップ検出器 2 ケーシング 3 揺動体 31 受動部 33 伝動部 32 衝合面 4 ヒンジ部 5 ストッパ 12 検出器 13 スリップ判定回路 14 異常停止手段 20 ケーシング 21 無端チェーン 22 押動部材の一例を示す掻板
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 43/04 B65G 19/14

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端に連結されたリンクチェーンその他
    の無端に連結された搬送手段に該搬送手段から突出する
    押動部材を一定間隔で複数装着したコンベヤのスリップ
    検出装置において、 前記無端に連結されたリンクチェーンその他の無端に連
    結された搬送手段と離間する位置に配置され、上記押動
    部材の通過を接触または非接触にて検出する検出器と、 該検出器で押動部材を検出してから所定時間以内に次の
    押動部材を検出しない場合に異常と判定する判定手段
    と、 異常と判定された場合にそれを外部表示し、または上記
    搬送手段の駆動を停止する異常停止手段とを備えてお
    り、 前記検出器が、受動部と伝動部とをヒンジ部にそれぞれ
    固着し、搬送手段の正回転時の押動部材と受動部とが衝
    合可能な位置をヒンジ部の回転限界角の位置と同一に設
    定して待機位置となし、正回転時にはヒンジ部の回転限
    界角により伝動部が連動して回転し、搬送手段の逆転時
    にはヒンジ部のみが回動して伝動部を静止位置に保持し
    てなることを特徴とするコンベヤのスリップ検出装置。
  2. 【請求項2】 コンベヤがパイプ状のケーシング内に無
    端のリンクチェーンを内装しており、検出器がコンベヤ
    のケーシングに取り付けられてなることを特徴とする請
    求項1に記載のコンベヤのスリップ検出装置。
  3. 【請求項3】 検出器がコンベヤのケーシングのコーナ
    ー部に設けられており、該検出器の作用方向をケーシン
    グのコーナー部で回転して来る押動部材の接線方向と同
    一方向に設定してなることを特徴とする請求項1に記載
    のコンベヤのスリップ検出装置。
JP1993017836U 1993-03-17 1993-03-17 コンベヤのスリップ検出装置 Expired - Lifetime JP2592768Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993017836U JP2592768Y2 (ja) 1993-03-17 1993-03-17 コンベヤのスリップ検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993017836U JP2592768Y2 (ja) 1993-03-17 1993-03-17 コンベヤのスリップ検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0672948U JPH0672948U (ja) 1994-10-11
JP2592768Y2 true JP2592768Y2 (ja) 1999-03-24

Family

ID=11954779

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993017836U Expired - Lifetime JP2592768Y2 (ja) 1993-03-17 1993-03-17 コンベヤのスリップ検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2592768Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55176227U (ja) * 1979-05-31 1980-12-17
JPS60151818U (ja) * 1984-03-16 1985-10-09 石川島播磨重工業株式会社 ベルトコンベアの過大スリツプ防止装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0672948U (ja) 1994-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1184992A (en) Stop/start control system for conveyor means
US4301914A (en) Accumulating conveyor
JP2592768Y2 (ja) コンベヤのスリップ検出装置
KR100725339B1 (ko) 켄베이어라인에서의 광석역수송감지장치
JPH065294Y2 (ja) 単列搬送容器の間隔離間装置
JP5162865B2 (ja) 搬入装置
JPS606007Y2 (ja) スリップ検出装置
JP4761889B2 (ja) ワーク搬送装置
JP3601923B2 (ja) 過積み検出手段を備えたパイプコンベヤ
JP3472592B2 (ja) 自動搬送装置
JP4811644B2 (ja) 物品状態検出装置
KR100905633B1 (ko) 컨베이어 벨트 시스템에 사용되는 철편 검출기 보호 장치
JP2574080Y2 (ja) ベルト駆動ローラコンベヤ
JP3649012B2 (ja) ベルト式動く歩道の蛇行検出装置
CN114599595B (zh) 立式输送机和另一输送机的总成以及这种立式输送机或这种另一输送机
JP3568021B2 (ja) コンベア装置
JPH10181841A (ja) 過積み検出手段を備えたパイプコンベヤ
JPH0737285B2 (ja) 荷検出装置
KR102485098B1 (ko) 수직 컨베이어 또는 추가 컨베이어뿐만 아니라, 수직 컨베이어와 추가 컨베이어의 어셈블리
JP3723264B2 (ja) 搬送物の姿勢変更装置
JP3650721B2 (ja) 搬送用走行装置
JPS5911930Y2 (ja) 方向転換搬送装置
KR20020049178A (ko) 수송 컨베이어의 벨트절손 감지장치
JPH0221457Y2 (ja)
JPH1081419A (ja) アキュームレートコンベア装置