JP2592649B2 - ポケットベル呼出転送方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はPBX等に収容されたポケットベル子機所持者
を局線中継台等の応答機器の扱者が呼び出し、ポケット
ベル子機所持者と局線を接続する呼出し転送方式に係
り、特に応答機器の扱者が着信呼を迅速に処理するに好
適な方式に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種のシステムにおいては、例えば、第２図
に示す方式が採用されて来た。局線トランク１に着信が
あると、局線中継台２の扱者が応答し、前記扱者は被呼
者５のポケットベル呼出番号をダイヤルし、被呼者５を
呼び出す。被呼者５は近くの内線電話機６からポケット
ベル応答番号をダイヤルすることで、被呼者５と前記中
継台２の扱者の通話となり、前記中継台２の扱者が抜け
ることにより、被呼者５が局線と通話が出来る。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は曲線中継台等の応答機器の扱者が、被
呼者（ポケットベル子機所持者）を呼出した後、被呼者
が応答するまで（約２〜３分）の間、別の着信呼への応
答について配慮がされておらず、被呼者が応答するまで
次の着信呼の処理が出来ないという問題があった。

本発明の目的は、被呼者が応答しなくても、前記扱者
が交換に必要なメッセージを記憶装置に蓄積し、前記扱
者が応答機器から抜け、次の着信呼の処理を可能にする
ことにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、中継台等の応答機器扱者が被呼者番号
（ポケットベル子機信号）ダイヤル後、被呼者呼出し中
に交換に必要なメッセージ、例えば、“△△さんから×
×さんに電話です。お話し下さい。”を蓄積する記憶装
置を付加することにより、達成される。

〔作用〕

前記記憶装置には前記交換に必要なメッセージが蓄積
されているので、被呼者応答で前記記憶装置から交換に
必要なメッセージを読み出すことにより、あたかも前記
扱者と被呼者が通話している如く動作する。それによっ
て、記憶装置は前記扱者の役割を果すので、前記扱者が
抜けても被呼者は相手氏名，用件等を知ることが出来、
交換業務を遂行することが出来る。

〔実施例〕

以下本発明の一実施例を第１図により説明する。局線
トランク１に着信があると、局線中継台２の扱者が応答
し、前記扱者は被呼者番号例えばポケットベル子機呼出
番号288をダイヤルすることにより、局線を保留し、被
呼者５を呼出す。前記扱者が前記ダイヤルを終了したこ
とで、中央制御装置７により前記扱者とメッセージ記憶
装置８の通話路３を閉結し、前記記憶装置８を書込みモ
ードに設定する。次に前記制御装置７により、可聴音発
生器９と前記扱者２間の通話路を閉結し、前記扱者にメ
ッセージ信号送出可信号“ピー”を送出する。扱者はピ
ー音をきくことにより、被呼者に伝えるメッセージ「○
○さんに△△さんからお電話です。お話し下さい。」と
話す。前記メッセージは記憶装置８に書き込まれる。メ
ッセージが終了すると前記扱者は“扱者抜け”の操作を
行うことで扱者が抜けると同時に、前記記憶装置８にメ
ッセージ終了コードを書込んで書込みを停止し、記憶装
置８と中継台２の通話路３が解放される。

通話路３の解放により、中継台２の扱者は別の着信呼
に応答することが出来る。

一方前記呼出しを受けたポケットベル被呼者５は、近
くの電話機６より例えばポケットベル応答番号（388）
をダイヤルすると、前記中継台２の扱者がダイヤルした
ポケットベル呼出番号（288）と一致した番号（88）の
記憶されているメッセージ記憶装置８を中央制御装置７
により選択し、被呼者５の電話機６と前記記憶装置８の
通話路３を閉結し、前記記憶装置８を読出しモードに設
定する。被呼者５が前記中継台２の扱者のメッセージ
（○○さんに△△さんからお電話です。お話し下さ
い。）を聞き、前記記憶装置に書込まれている終了コー
ドを中央制御装置が識別すると、前記電話機６と前記記
憶装置８の通話路を解放し、保留中の局線と前記電話機
６の通話路３を閉結し、前記被呼者５と前記保留中の局
線とが通話中となる。前記記憶装置８は読出し終了で空
状態となり、次のメッセージの蓄積に備える。前記記憶
装置８は呼量により必要数設けるものとする。

〔発明の効果〕

本発明によれば、中継台等の応答機器の扱者がポケッ
トベル子機を呼び出す場合、被呼者に伝える交換に必要
なメッセージ「○○さんに△△さんからお電話です。…
……」を記憶し、これを読み出すことにより被呼者に伝
えることが出来るので、前記扱者が被呼者の応答を待た
ずに次の着信呼の処理が出来るので、効率の良い交換業
務を遂行することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の技術におけるポケットベル呼出転送方式
図、第２図は本発明の一実施例を示した図である。 1:局線トランク 8:メッセージ記 2:局線中継台等の応答機器 憶装置 3:通話路 9:可聴音発生器 4:ポケットベル親機 5:ポケットベル子機 6:内線電話機 7:中央制御装置

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】無線による呼出信号に応動する携帯型受信
   機と、呼を自在に接続する通話路、該通話路に収容され
   ている第１の応答端末装置、第２の応答端末装置及びメ
   ッセージ記憶装置、並びに中央制御装置を備えた電話交
   換装置と、該電話交換装置からの情報に応じて前記携帯
   型受信機に前記呼出信号を送信する送信機とを具備して
   おり、前記第１の応答端末装置により着信呼に応答した
   扱者が前記携帯形受信機を呼出し、該携帯型受信機の所
   有者が応答した前記第２の応答端末装置に前記着信呼を
   転送する携帯型受信機を用いた呼出転送方式において、 前記第１の応答端末装置に、前記着信呼に応答している
   状態で、前記携帯型受信機に対応する呼出番号を入力す
   る呼出番号入力手段と、該呼出番号入力手段から入力さ
   れた前記呼出信号を前記中央制御装置に送出する手段と
   を備え、 前記第２の応答端末装置に、前記携帯型受信機の呼出し
   に対応する応答番号を入力する応答番号入力手段と、該
   応答番号入力手段から入力された前記応答番号を前記中
   央制御装置に送出する手段とを備え、 前記中央制御装置に、前記呼出番号を受信したとき、前
   記着信呼を保留状態にすると共に、前記送信機から前記
   携帯型受信機に対応する前記呼出信号を送信させる呼出
   制御手段と、該呼出制御手段が前記呼出信号を送信させ
   た後、前記通話路を介して前記第１の応答端末装置と前
   記メッセージ記憶装置とを接続すると共に、前記メッセ
   ージ記憶装置を書き込み状態にし、前記呼出番号に対応
   させて前記第１の応答端末装置からの音声メッセージを
   書き込ませる書込制御手段と、前記第２の応答端末装置
   から前記応答番号を受信したとき、前記メッセージ記憶
   装置を制御し、前記メッセージ記憶装置に書き込まれて
   いる前記応答番号に対応する前記音声メッセージを選択
   すると共に、前記通話路を介して前記第２の応答端末装
   置と前記メッセージ記憶装置とを接続し、かつ、前記選
   択した音声メッセージを前記第２の応答端末装置に送出
   させる読出制御手段と、前記音声メッセージの送出終了
   を認識すると、前記第２の応答端末装置と前記メッセー
   ジ記憶装置との接続を解放し、前記第２の応答端末装置
   に前記着信呼を転送接続する転送制御手段と、を備えた
   ことを特徴とする携帯型受信機を用いた呼出転送方式。