JP2592462B2 - 放送用受信機 - Google Patents
放送用受信機Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、マイクロコンピュータのソフトウェアによ
ってその動作が制御される放送用受信機に関するもので
ある。
ってその動作が制御される放送用受信機に関するもので
ある。
更に詳述すれば、本発明は、特に、スクランブル放送
の受信側においてスクランブル関連情報の暗号復号,視
聴条件判定,デスクランブル鍵生成等の情報処理を行う
スクランブルデコーダの制御方式、ならびに、ディジタ
ル符号化された映像信号や音声信号あるいはデータ信号
に対し受信側にてマイクロコンピュータのインテリジェ
ント機能を利用して何らかの処理を施し、視聴あるいは
利用可能な番組信号を再生する放送用受信機に関する。
の受信側においてスクランブル関連情報の暗号復号,視
聴条件判定,デスクランブル鍵生成等の情報処理を行う
スクランブルデコーダの制御方式、ならびに、ディジタ
ル符号化された映像信号や音声信号あるいはデータ信号
に対し受信側にてマイクロコンピュータのインテリジェ
ント機能を利用して何らかの処理を施し、視聴あるいは
利用可能な番組信号を再生する放送用受信機に関する。
[発明の概要] 本発明は、放送番組信号を受信し、その信号に対して
マイクロコンピュータのインテリジェント機能で制御さ
れる映像処理,音声処理あるいはデータ処理を施し、視
聴あるいは利用可能な番組信号を得る放送用受信機に関
するもので、受信機の機能を決定するデコーダの基本ソ
フトウェアを可変とし、ディジタル信号伝送路を使って
送られた別の基本ソフトウェアと今までの基本ソフトウ
ェアとを置き換え可能とすることにより、放送システム
実用化後にデコーダのアルゴリズムを変更する必要が生
じた場合においても、それを容易に変更できるようにし
たものである。
マイクロコンピュータのインテリジェント機能で制御さ
れる映像処理,音声処理あるいはデータ処理を施し、視
聴あるいは利用可能な番組信号を得る放送用受信機に関
するもので、受信機の機能を決定するデコーダの基本ソ
フトウェアを可変とし、ディジタル信号伝送路を使って
送られた別の基本ソフトウェアと今までの基本ソフトウ
ェアとを置き換え可能とすることにより、放送システム
実用化後にデコーダのアルゴリズムを変更する必要が生
じた場合においても、それを容易に変更できるようにし
たものである。
[従来の技術] マイクロコンピュータのソフトウェアにより主要機能
が決定される放送用受信機のデコーダ制御方式として
は、例えばスクランブル放送に関して特開昭60−134643
号公報(制御情報伝送方式)に示されているように、
“デコーダ”はある固定のアルゴリズムに従って動作
し、“デコーダ”の情報処理方式を規定する“基本ソフ
トウェア”は不変とされ、従って、システム運用開始後
の、デコーダが普及した時点におけるデコーダアルゴリ
ズムそのものの更新は、従来全く考慮されていなかっ
た。
が決定される放送用受信機のデコーダ制御方式として
は、例えばスクランブル放送に関して特開昭60−134643
号公報(制御情報伝送方式)に示されているように、
“デコーダ”はある固定のアルゴリズムに従って動作
し、“デコーダ”の情報処理方式を規定する“基本ソフ
トウェア”は不変とされ、従って、システム運用開始後
の、デコーダが普及した時点におけるデコーダアルゴリ
ズムそのものの更新は、従来全く考慮されていなかっ
た。
かかる従来技術に関し、スクランブル放送を例にとっ
て説明する。
て説明する。
スクランブル放送の受信機は、一般に、映像と音声の
復元を行うデスクランブラと、関連情報の処理を行うデ
コーダの2つの部分に分けられる。この関連情報とは、
受信側で番組信号を元通りに復元するために必要な情報
であり、放送波に多重してリアルタイムで送られる共通
関連情報と、予め各加入者に配送しておく個別関連情報
とがある。
復元を行うデスクランブラと、関連情報の処理を行うデ
コーダの2つの部分に分けられる。この関連情報とは、
受信側で番組信号を元通りに復元するために必要な情報
であり、放送波に多重してリアルタイムで送られる共通
関連情報と、予め各加入者に配送しておく個別関連情報
とがある。
デコーダは、まず放送電波に多重して送られて来た共
通情報を受信し、個別情報に含まれる鍵情報で暗号を復
号して平文の共通情報を得る。次に、共通情報に含まれ
る番組属性を表わす情報と、個別情報に含まれる契約内
容を表わす情報と比較し、ある定められた規則に照らし
合わせて加入者がその番組を視聴できるか否かを判定す
る。そして、加入者の契約内容がその番組の視聴条件を
満たすものであれば、映像と音声を復元するための鍵情
報を共通情報から取り出してデスクランブラに転送す
る。
通情報を受信し、個別情報に含まれる鍵情報で暗号を復
号して平文の共通情報を得る。次に、共通情報に含まれ
る番組属性を表わす情報と、個別情報に含まれる契約内
容を表わす情報と比較し、ある定められた規則に照らし
合わせて加入者がその番組を視聴できるか否かを判定す
る。そして、加入者の契約内容がその番組の視聴条件を
満たすものであれば、映像と音声を復元するための鍵情
報を共通情報から取り出してデスクランブラに転送す
る。
このようなスクランブル放送における従来の関連情報
伝送・処理方式,デコーダ制御方式については、例えば
特開昭60−134643号公報(制御情報伝送方式)に詳しく
述べられている。その基本構成は、第4図に示すとおり
である。本図において、T1〜T8は送信側の各ブロック
を、R1〜R9は受信側の各ブロックを表わす。
伝送・処理方式,デコーダ制御方式については、例えば
特開昭60−134643号公報(制御情報伝送方式)に詳しく
述べられている。その基本構成は、第4図に示すとおり
である。本図において、T1〜T8は送信側の各ブロック
を、R1〜R9は受信側の各ブロックを表わす。
スクランブル放送受信機のデコーダによる関連情報処
理は、大部分ソフトウェアにより行われる。このデコー
ダの基本ソフトウェアによって、暗号方式,視聴条件判
定方式,料金設定方式等が決まり、暗号不正解読に対す
る安全性,有料放送サービスの運用形態等が定まる。
理は、大部分ソフトウェアにより行われる。このデコー
ダの基本ソフトウェアによって、暗号方式,視聴条件判
定方式,料金設定方式等が決まり、暗号不正解読に対す
る安全性,有料放送サービスの運用形態等が定まる。
この基本ソフトウェアを、デコーダが加入者に渡され
た時点以降に変更もしくは更新することは、従来全く考
えられていなかった。すなわち、一旦ある有料放送サー
ビスシステムの運用が始まってしまうと、暗号方式,視
聴条件判定方式,料金設定方式等を変更することはほと
んど不可能とされていた。
た時点以降に変更もしくは更新することは、従来全く考
えられていなかった。すなわち、一旦ある有料放送サー
ビスシステムの運用が始まってしまうと、暗号方式,視
聴条件判定方式,料金設定方式等を変更することはほと
んど不可能とされていた。
[発明が解決しようとする問題点] 上述した従来方式の問題点について、以下に詳しく述
べる。
べる。
まず、暗号方式について述べる。
従来のようにデコーダの基本ソフトウェアが不変の場
合には、スクランブル放送サービスを実用化する時点に
おいて、将来に渡って絶対に安全と考えられる暗号方式
を採用する必要がある。しかし、ある暗号方式が理論的
に安全であることを証明するのは一般に不可能であり、
暗号アルゴリズム自体が予測不能な不正解読手段によっ
てある日突然破られてしまう危険性が常に存在する。
合には、スクランブル放送サービスを実用化する時点に
おいて、将来に渡って絶対に安全と考えられる暗号方式
を採用する必要がある。しかし、ある暗号方式が理論的
に安全であることを証明するのは一般に不可能であり、
暗号アルゴリズム自体が予測不能な不正解読手段によっ
てある日突然破られてしまう危険性が常に存在する。
また、スクランブル放送の暗号方式は公開はされない
までも、いずれ周知のものとなると考えるのが自然であ
り、結局、暗号システムの安全性は鍵の秘匿性のみに依
存する。
までも、いずれ周知のものとなると考えるのが自然であ
り、結局、暗号システムの安全性は鍵の秘匿性のみに依
存する。
暗号の不正解読において、鍵が判りさえすれば解ける
ときには、すべての鍵を順番に試してみればよい。現代
暗号では、そのための計算量を非現実的なほど膨大な値
とすることにより安全性を確保している。
ときには、すべての鍵を順番に試してみればよい。現代
暗号では、そのための計算量を非現実的なほど膨大な値
とすることにより安全性を確保している。
しかし、計算機の演算速度の高速化のペースおよび高
速化の限界を完全に予測することは困難であり、スクラ
ンブル放送サービス開始時点では十分長い期間に渡って
安全と考えられていた鍵の種類の数が、予想よりはるか
に早い時期において、すべての鍵について計算してみる
ことが可能な値となってしまう可能性は、かなりの確率
で存在すると考えられる。
速化の限界を完全に予測することは困難であり、スクラ
ンブル放送サービス開始時点では十分長い期間に渡って
安全と考えられていた鍵の種類の数が、予想よりはるか
に早い時期において、すべての鍵について計算してみる
ことが可能な値となってしまう可能性は、かなりの確率
で存在すると考えられる。
このように、スクランブル放送システムにおいて、あ
る一種類の暗号方式を恒久的に用いてシステムの安全性
を長期間に渡って確保することは極めて困難と思われ
る。
る一種類の暗号方式を恒久的に用いてシステムの安全性
を長期間に渡って確保することは極めて困難と思われ
る。
次に、視聴条件判定方式について述べる。
視聴条件判定方式は、加入者がどのような契約をした
ときにどのような属性を持つ放送番組をどのような料金
設定で視聴することができるかを規定するものであり、
この方式によってスクランブル放送システムの運用方
式,料金収納方法,サービス形態等がほとんど決まって
しまう。
ときにどのような属性を持つ放送番組をどのような料金
設定で視聴することができるかを規定するものであり、
この方式によってスクランブル放送システムの運用方
式,料金収納方法,サービス形態等がほとんど決まって
しまう。
視聴条件判定方式も暗号方式と同様に、デコーダアル
ゴリズムが不変の場合には、スクランブル放送サービス
をスタートさせる時点で、将来に渡って半永久的に不都
合を生じない方式を採用する必要がある。この場合、将
来必要となるかもしれない機能等も含めて様々な仕様を
同時に満足するかなり複雑な無駄の多い方式となること
は避けられない。
ゴリズムが不変の場合には、スクランブル放送サービス
をスタートさせる時点で、将来に渡って半永久的に不都
合を生じない方式を採用する必要がある。この場合、将
来必要となるかもしれない機能等も含めて様々な仕様を
同時に満足するかなり複雑な無駄の多い方式となること
は避けられない。
また、サービス開始時点では予測できなかった機能を
将来追加しなければならなくなる可能性もある。
将来追加しなければならなくなる可能性もある。
以上の説明から明らかなように、システムの運用を開
始し、デコーダが普及した後でも、暗号方式や視聴条件
判定方式を容易に変更できることが望ましい。
始し、デコーダが普及した後でも、暗号方式や視聴条件
判定方式を容易に変更できることが望ましい。
この場合、デコーダの基本ソフトウェアを新しいもの
に更新すれば、暗号方式や視聴条件判定方式も更新する
ことができるが、従来のシステムでは、既に普及してし
まったデコーダ内のROM等の不揮発性記憶素子をすべて
新しいものと交換しなければならず、これは極めて煩雑
な作業であり、実施は困難である。
に更新すれば、暗号方式や視聴条件判定方式も更新する
ことができるが、従来のシステムでは、既に普及してし
まったデコーダ内のROM等の不揮発性記憶素子をすべて
新しいものと交換しなければならず、これは極めて煩雑
な作業であり、実施は困難である。
ここまではスクランブル放送を例にとって説明して来
たが、放送番組信号に対し、マイクロコンピュータのイ
ンテリジェント機能により制御される映像処理,音声処
理あるいはデータ処理を受信側で施し、視聴あるいは利
用可能な番組信号を得るような、より一般的な放送シス
テムにおいても、システム運用開始後の時点でデコーダ
アルゴリズムを容易を変更できることは、大変有用であ
る。
たが、放送番組信号に対し、マイクロコンピュータのイ
ンテリジェント機能により制御される映像処理,音声処
理あるいはデータ処理を受信側で施し、視聴あるいは利
用可能な番組信号を得るような、より一般的な放送シス
テムにおいても、システム運用開始後の時点でデコーダ
アルゴリズムを容易を変更できることは、大変有用であ
る。
また、その場合の応用例としては、静止画像を帯域圧
縮して送り、受信側でソフトウェア処理を施して元の画
像を復元する静止画放送や、ある情報を符号化して送
り、受信側のソフトウェア処理により元の情報を取り出
すデータ放送等が挙げられる。
縮して送り、受信側でソフトウェア処理を施して元の画
像を復元する静止画放送や、ある情報を符号化して送
り、受信側のソフトウェア処理により元の情報を取り出
すデータ放送等が挙げられる。
よって本発明の目的は、上述の点に鑑み、暗号方式や
視聴条件判定方式を変更する必要が生じたときにも、デ
コーダの基本ソフトウェアを容易に更新することができ
るようにした放送用受信機を提供することにある。
視聴条件判定方式を変更する必要が生じたときにも、デ
コーダの基本ソフトウェアを容易に更新することができ
るようにした放送用受信機を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明は、放送番組信
号を受信し、該放送番組信号に映像処理,音声処理ある
いはデータ処理を施して視聴あるいは利用可能な番組信
号を得る番組信号処理部と、前記番組信号処理部の動作
を制御するデコーダ部とを備えた放送用受信機におい
て、前記デコータ部は、受信機の機能を決定するための
基本ソフトウェアのうち、デコーダ部外から入力された
新しい基本ソフトウェアを蓄えておく第1のメモリと、
現用の基本ソフトウェアを蓄えておく第2のメモリと、
放送電波に多重して送られる基本ソフトウェア切換指令
信号をラッチしておくラッチ手段と、現用の基本ソフト
ウェアから新しい基本ソフトウェアへ切換えても支障が
生じないタイミングを示す切換可能タイミング信号を、
現用の基本ソフトウェアに基づいて形成するタイミング
信号出力手段と、前記ラッチ手段から出力された前記基
本ソフトウェア切換指令信号と前記切換可能タイミング
信号との論理積を求める論理積演算手段と、前記論理積
演算手段の出力に応答して当該デコーダ部のCPUに割り
込みをかけ、前記第1のメモリから前記第2のメモリに
向けて前記新しい基本ソフトウェアの転送を行わせる転
送制御手段とを備え、前記基本ソフトウェア切換指令信
号の受信時には、前記第1のメモリ内の新しい基本ソフ
トウェアの内容に誤りが無ければ前記第1のメモリ内の
新しい基本ソフトウェアを前記第2のメモリへ転送して
から前記第2のメモリ内の新しい基本ソフトウェアに制
御を渡し、誤りがあれば転送を行わずに前記第2のメモ
リ内の現用の基本ソフトウェアに制御を渡すものであ
る。
号を受信し、該放送番組信号に映像処理,音声処理ある
いはデータ処理を施して視聴あるいは利用可能な番組信
号を得る番組信号処理部と、前記番組信号処理部の動作
を制御するデコーダ部とを備えた放送用受信機におい
て、前記デコータ部は、受信機の機能を決定するための
基本ソフトウェアのうち、デコーダ部外から入力された
新しい基本ソフトウェアを蓄えておく第1のメモリと、
現用の基本ソフトウェアを蓄えておく第2のメモリと、
放送電波に多重して送られる基本ソフトウェア切換指令
信号をラッチしておくラッチ手段と、現用の基本ソフト
ウェアから新しい基本ソフトウェアへ切換えても支障が
生じないタイミングを示す切換可能タイミング信号を、
現用の基本ソフトウェアに基づいて形成するタイミング
信号出力手段と、前記ラッチ手段から出力された前記基
本ソフトウェア切換指令信号と前記切換可能タイミング
信号との論理積を求める論理積演算手段と、前記論理積
演算手段の出力に応答して当該デコーダ部のCPUに割り
込みをかけ、前記第1のメモリから前記第2のメモリに
向けて前記新しい基本ソフトウェアの転送を行わせる転
送制御手段とを備え、前記基本ソフトウェア切換指令信
号の受信時には、前記第1のメモリ内の新しい基本ソフ
トウェアの内容に誤りが無ければ前記第1のメモリ内の
新しい基本ソフトウェアを前記第2のメモリへ転送して
から前記第2のメモリ内の新しい基本ソフトウェアに制
御を渡し、誤りがあれば転送を行わずに前記第2のメモ
リ内の現用の基本ソフトウェアに制御を渡すものであ
る。
本発明の実施にあたっては、以下に述べる〜の構
成を採ることができる。
成を採ることができる。
放送番組信号を受信し、その信号に映像処理,音声処
理あるいはデータ処理を施して視聴あるいは利用可能な
番組信号を得る番組信号処理部と、マイクロコンピュー
タのインテリジェント機能により情報処理を行い、番組
信号処理部の動作を制御するデコーダ部とから成る放送
用受信機において、受信機の機能を決定するデコーダの
基本ソフトウェアを外部から入力できるようにし、受信
機は、外部から入力された新しい基本ソフトウェアを蓄
えておくためのメモリ1と現用の基本ソフトウェアを蓄
えておくためのメモリ2の少なくとも2式の基本ソフト
ウェア記憶用不揮発性メモリ,および初期ロードプログ
ラムを備え、各基本ソフトウェアは外部から入力された
新しい基本ソフトウェアをメモリ1に格納する機能を有
し、初期ロードプログラムはメモリ1内の基本ソフトウ
ェアの内容に誤りが無いかを検査する機能とメモリ1内
の基本ソフトウェアをメモリ2へ転送する機能とを有
し、受信機電源投入時にはまず初期ロードプログラムが
動作してメモリ1内の基本プログラムの内容を検査し、
その結果誤りが無ければメモリ1内の新しい基本ソフト
ウェアをメモリ2へ転送した後メモリ2内の新しい基本
ソフトウェアに制御を渡し、誤りがあれば転送は行わず
にメモリ2内の現用の基本ソフトウェアに制御を渡すこ
とにより、基本ソフトウェアを変更し、受信機の機能を
変更できるようにした放送用受信機。
理あるいはデータ処理を施して視聴あるいは利用可能な
番組信号を得る番組信号処理部と、マイクロコンピュー
タのインテリジェント機能により情報処理を行い、番組
信号処理部の動作を制御するデコーダ部とから成る放送
用受信機において、受信機の機能を決定するデコーダの
基本ソフトウェアを外部から入力できるようにし、受信
機は、外部から入力された新しい基本ソフトウェアを蓄
えておくためのメモリ1と現用の基本ソフトウェアを蓄
えておくためのメモリ2の少なくとも2式の基本ソフト
ウェア記憶用不揮発性メモリ,および初期ロードプログ
ラムを備え、各基本ソフトウェアは外部から入力された
新しい基本ソフトウェアをメモリ1に格納する機能を有
し、初期ロードプログラムはメモリ1内の基本ソフトウ
ェアの内容に誤りが無いかを検査する機能とメモリ1内
の基本ソフトウェアをメモリ2へ転送する機能とを有
し、受信機電源投入時にはまず初期ロードプログラムが
動作してメモリ1内の基本プログラムの内容を検査し、
その結果誤りが無ければメモリ1内の新しい基本ソフト
ウェアをメモリ2へ転送した後メモリ2内の新しい基本
ソフトウェアに制御を渡し、誤りがあれば転送は行わず
にメモリ2内の現用の基本ソフトウェアに制御を渡すこ
とにより、基本ソフトウェアを変更し、受信機の機能を
変更できるようにした放送用受信機。
前記受信機の機能を決定するデコーダの基本ソフトウ
ェアを放送電波に多重して送るよう構成した項記載の
放送用受信機。
ェアを放送電波に多重して送るよう構成した項記載の
放送用受信機。
前記受信機の機能を決定するデコーダの基本ソフトウ
ェアをICカードや磁気カード等の物理媒体(メモリ3)
を用いて各受信者に配送するよう構成した項記載の放
送用受信機。
ェアをICカードや磁気カード等の物理媒体(メモリ3)
を用いて各受信者に配送するよう構成した項記載の放
送用受信機。
上述の放送用受信機において、受信機の機能を決定す
るデコーダの基本ソフトウェアを外部から入力し、受信
機は、入力された新しい基本ソフトウェアを蓄えておく
ための不揮発性メモリ4と、現用の基本ソフトウェアを
蓄えておくための不揮発性メモリ5と、放送電波に多重
して送られる基本ソフトウェア切換指令信号をラッチし
ておくためのラッチ回路と、基本ソフトウェアを切換え
ても支障の無いタイミングを示す切換可能タイミング信
号とラッチ回路出力との論理積をとるAND回路と、AND回
路出力信号によりCPUに割込をかけて基本ソフトウェア
の転送を行う基本ソフトウェア転送プログラムとを備
え、各基本ソフトウェアは外部から入力された新しい基
本ソフトウェアをメモリ4に格納する機能と、基本ソフ
トウェアを現用から新しいものへ切換えても支障の無い
タイミングを示す信号を出力する機能とを有し、基本ソ
フトウェア転送プログラムは、ラッチ回路をリセットす
る機能と、メモリ4内の新しい基本ソフトウェアの内容
に誤りが無いかを検査する機能と、メモリ4内の基本ソ
フトウェアをメモリ5へ転送する機能とを有し、受信機
電源投入時にはメモリ5内の現用の基本ソフトウェアが
動作して通常の情報処理を開始し、新しい基本ソフトウ
ェアが外部から入力された時にはそれをメモリ4に格納
した後元の処理に戻り、基本ソフトウェア切換指令信号
受信時には、まずその信号をラッチし、現用の基本ソフ
トウェアから切換機能タイミング信号が送られて来るの
を待ってCPUに割込をかけて基本ソフトウェア転送プロ
グラムを起動させ、転送プログラムはまずラッチ回路を
リセットし、次にメモリ4内の新しい基本ソフトウェア
の内容に誤りが無いかを検査し、その結果誤りが無けれ
ばメモリ4内の基本ソフトウェアをメモリ5へ転送して
からメモリ5内の新しい基本ソフトウェアに制御を渡
し、誤りがあれば転送は行わずにメモリ5内の現用の基
本ソフトウェアに制御を渡すことにより、放送局側の指
定するタイミングで基本ソフトウェアを変更し、受信機
の機能を変更できるように構成した〜項記載の放送
用受信機。
るデコーダの基本ソフトウェアを外部から入力し、受信
機は、入力された新しい基本ソフトウェアを蓄えておく
ための不揮発性メモリ4と、現用の基本ソフトウェアを
蓄えておくための不揮発性メモリ5と、放送電波に多重
して送られる基本ソフトウェア切換指令信号をラッチし
ておくためのラッチ回路と、基本ソフトウェアを切換え
ても支障の無いタイミングを示す切換可能タイミング信
号とラッチ回路出力との論理積をとるAND回路と、AND回
路出力信号によりCPUに割込をかけて基本ソフトウェア
の転送を行う基本ソフトウェア転送プログラムとを備
え、各基本ソフトウェアは外部から入力された新しい基
本ソフトウェアをメモリ4に格納する機能と、基本ソフ
トウェアを現用から新しいものへ切換えても支障の無い
タイミングを示す信号を出力する機能とを有し、基本ソ
フトウェア転送プログラムは、ラッチ回路をリセットす
る機能と、メモリ4内の新しい基本ソフトウェアの内容
に誤りが無いかを検査する機能と、メモリ4内の基本ソ
フトウェアをメモリ5へ転送する機能とを有し、受信機
電源投入時にはメモリ5内の現用の基本ソフトウェアが
動作して通常の情報処理を開始し、新しい基本ソフトウ
ェアが外部から入力された時にはそれをメモリ4に格納
した後元の処理に戻り、基本ソフトウェア切換指令信号
受信時には、まずその信号をラッチし、現用の基本ソフ
トウェアから切換機能タイミング信号が送られて来るの
を待ってCPUに割込をかけて基本ソフトウェア転送プロ
グラムを起動させ、転送プログラムはまずラッチ回路を
リセットし、次にメモリ4内の新しい基本ソフトウェア
の内容に誤りが無いかを検査し、その結果誤りが無けれ
ばメモリ4内の基本ソフトウェアをメモリ5へ転送して
からメモリ5内の新しい基本ソフトウェアに制御を渡
し、誤りがあれば転送は行わずにメモリ5内の現用の基
本ソフトウェアに制御を渡すことにより、放送局側の指
定するタイミングで基本ソフトウェアを変更し、受信機
の機能を変更できるように構成した〜項記載の放送
用受信機。
[作 用] 本発明では、暗号化された番組に関する共通関連情報
と、暗号化された課金方法・契約内容などの加入者個別
情報とを照合し、加入者の視聴条件を判定して視聴可能
とするスクランブル放送システムに関して、必要に応じ
て視聴条件判定方法および暗号化方法を、随時に変更可
能とし、加入者側でのデコードに必要な基本ソフトウェ
ア情報を、放送波伝送路あるいはICカード等を通じて伝
送するようにした。
と、暗号化された課金方法・契約内容などの加入者個別
情報とを照合し、加入者の視聴条件を判定して視聴可能
とするスクランブル放送システムに関して、必要に応じ
て視聴条件判定方法および暗号化方法を、随時に変更可
能とし、加入者側でのデコードに必要な基本ソフトウェ
ア情報を、放送波伝送路あるいはICカード等を通じて伝
送するようにした。
[実施例] 以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。
第1図は、本発明の対象となる放送用受信機を示すブ
ロック図であって、以下に詳述する実施例についての前
提的事項を描いてある。本図に示す放送用受信機は、 アナログ番組信号をディジタル信号に変換するA/D変
換器1、 受信番組信号を蓄えておくメモリ2、 受信番組信号に何らかの処理を施し視聴あるいは利用
可能な番組信号とする番組信号処理部3、 番組信号処理部3による処理結果を蓄えておく出力番
組信号メモリ4、 アナログ番組信号を得るためのD/A変換器5、 データパケットの中から基本ソフトウェアの含まれて
いるパケットを選び出す基本ソフトウェアパケット識別
部6、 誤り訂正部7、 暗号復号部8、 受信した新しい基本ソフトウェアを一旦蓄えておくバ
ッファメモリ9、 現用の基本ソフトウェアが走るワーキングメモリ10、 中央処理装置(マイクロプロセッサ:以下CPUとい
う)11、 電源投入時にバッファメモリ9内の基本ソフトウェア
をワーキングメモリ10にロードするための初期プログラ
ムローダ(Initial Program Loader:以下IPLという)12
から成る。
ロック図であって、以下に詳述する実施例についての前
提的事項を描いてある。本図に示す放送用受信機は、 アナログ番組信号をディジタル信号に変換するA/D変
換器1、 受信番組信号を蓄えておくメモリ2、 受信番組信号に何らかの処理を施し視聴あるいは利用
可能な番組信号とする番組信号処理部3、 番組信号処理部3による処理結果を蓄えておく出力番
組信号メモリ4、 アナログ番組信号を得るためのD/A変換器5、 データパケットの中から基本ソフトウェアの含まれて
いるパケットを選び出す基本ソフトウェアパケット識別
部6、 誤り訂正部7、 暗号復号部8、 受信した新しい基本ソフトウェアを一旦蓄えておくバ
ッファメモリ9、 現用の基本ソフトウェアが走るワーキングメモリ10、 中央処理装置(マイクロプロセッサ:以下CPUとい
う)11、 電源投入時にバッファメモリ9内の基本ソフトウェア
をワーキングメモリ10にロードするための初期プログラ
ムローダ(Initial Program Loader:以下IPLという)12
から成る。
本図に示す破線から上が番組信号処理を行う部分、破
線より下が情報処理を行う部分(デコーダ)である。
線より下が情報処理を行う部分(デコーダ)である。
メモリ9および10のアドレスは、例えば図中に示すよ
うに割り当てられているものとする。
うに割り当てられているものとする。
電源投入時および新基本ソフトウェア受信時における
デコーダの動作は、次の通りである。
デコーダの動作は、次の通りである。
電源投入時 IPLが0番地からスタートする。
バッファメモリ内の基本ソフトウェアの内容を検査す
る。すなわち、暗号の認証子等を用いて、誤りの無い基
本ソフトウェアであることを確認する。この検査は基本
ソフトウェアの全ビットに従属した厳重なものであるこ
とが必要である。
る。すなわち、暗号の認証子等を用いて、誤りの無い基
本ソフトウェアであることを確認する。この検査は基本
ソフトウェアの全ビットに従属した厳重なものであるこ
とが必要である。
上記の検査結果が良好(OK)ならば、バッファメモ
リ9(5000H〜8FFFH)内の基本ソフトウェアをワーキン
グメモリ10(1000H〜4FFFH)へ転送する。検査結果が不
良(NG)の場合、転送は行わない。基本ソフトウェアは
アドレス1000H〜4FFFHにおいて動作するように記述され
ている。
リ9(5000H〜8FFFH)内の基本ソフトウェアをワーキン
グメモリ10(1000H〜4FFFH)へ転送する。検査結果が不
良(NG)の場合、転送は行わない。基本ソフトウェアは
アドレス1000H〜4FFFHにおいて動作するように記述され
ている。
制御を1000Hへ移し、ワーキングメモリ10内の基本ソ
フトウェアをスタートさせる。
フトウェアをスタートさせる。
新基本ソフトウェア受信時 受信した新しい基本ソフトウェアをバッファメモリ9
(5000H〜8FFFH)に格納する。
(5000H〜8FFFH)に格納する。
元の処理に戻る。
CPU11には、バッファメモリ9内の基本ソフトウェア
を検査する機能、および、基本ソフトウェアを転送する
機能が必要である。また、基本ソフトウェアには、新し
く送られて来た基本ソフトウェアを受信してバッファメ
モリ9に格納する機能が必要である。
を検査する機能、および、基本ソフトウェアを転送する
機能が必要である。また、基本ソフトウェアには、新し
く送られて来た基本ソフトウェアを受信してバッファメ
モリ9に格納する機能が必要である。
暗号復号部8は、第1図においては1つのブロックと
して表わしているが、実際には基本ソフトウェアの機能
の一部であり、新しい基本ソフトウェアは現用の基本ソ
フトウェアの暗号方式を用いて暗号化されている。
して表わしているが、実際には基本ソフトウェアの機能
の一部であり、新しい基本ソフトウェアは現用の基本ソ
フトウェアの暗号方式を用いて暗号化されている。
上述した放送用受信機においては、電源投入時にバッ
ファメモリ9内に新基本ソフトウェアが格納されていれ
ば、基本ソフトウェアの更新が行われる。前述の検査機
能があるため、バッファメモリ9内の誤った基本ソフト
ウェアによりワーキングメモリ10の内容が破壊され、デ
コーダが動作不能に陥る危険は無い。
ファメモリ9内に新基本ソフトウェアが格納されていれ
ば、基本ソフトウェアの更新が行われる。前述の検査機
能があるため、バッファメモリ9内の誤った基本ソフト
ウェアによりワーキングメモリ10の内容が破壊され、デ
コーダが動作不能に陥る危険は無い。
また、バッファメモリ9内の基本ソフトウェアの検査
結果が不良(NG)であるときには、ワーキングメモリ10
の基本ソフトウェアのそのまま立ち上げることになるの
で、バッファメモリ9とワーキングメモリ10はどちらも
不揮発性であることが必要である。
結果が不良(NG)であるときには、ワーキングメモリ10
の基本ソフトウェアのそのまま立ち上げることになるの
で、バッファメモリ9とワーキングメモリ10はどちらも
不揮発性であることが必要である。
第2図は、第1図の改良例を示すブロック図である。
ここで説明する改良例は、新しい基本ソフトウェアがIC
カードを媒体として与えられる方式である。
ここで説明する改良例は、新しい基本ソフトウェアがIC
カードを媒体として与えられる方式である。
第2図に示した受信機の構成は、ICカード21,基本ソ
フトウェアワーキングメモリ22,CPU23,IPL24、および、
番組信号処理を行う部分(第2図では省略)から成る。
ここで、番組信号処理を行う部分の構成は、第1図の破
線より上に示した部分と同じ構成である。
フトウェアワーキングメモリ22,CPU23,IPL24、および、
番組信号処理を行う部分(第2図では省略)から成る。
ここで、番組信号処理を行う部分の構成は、第1図の破
線より上に示した部分と同じ構成である。
電源投入時の動作は、第1図の放送用受信機における
電源投入時の動作の説明において、バッファメモリ9が
ICカード21で置き換わる他は、第1図の場合と同じであ
る。第2図の改良例では、電源投入時に、新しい基本ソ
フトウェアを書き込んだICカード21がデコーダに挿入さ
れていれば、基本ソフトウェアが更新される。第1図の
場合と同様に検査機能があるため、デコータが動作不能
に陥ることは無い。ICカードの容量が基本ソフトウェア
全体を記憶するのに十分でない場合は、アルゴリズムの
一部分だけを更新する方式を採ることも可能である。
電源投入時の動作の説明において、バッファメモリ9が
ICカード21で置き換わる他は、第1図の場合と同じであ
る。第2図の改良例では、電源投入時に、新しい基本ソ
フトウェアを書き込んだICカード21がデコーダに挿入さ
れていれば、基本ソフトウェアが更新される。第1図の
場合と同様に検査機能があるため、デコータが動作不能
に陥ることは無い。ICカードの容量が基本ソフトウェア
全体を記憶するのに十分でない場合は、アルゴリズムの
一部分だけを更新する方式を採ることも可能である。
ただし、第1図と第2図では、現用の基本ソフトウェ
アから新しい基本ソフトウェアへ切り換えるタイミング
を、放送局側で指定することはできない。そのため、基
本ソフトウェアを更新するときには、例えばスクランブ
ル放送においては、過渡的に、現用の基本ソフトウェア
で受信できる共通関連情報と新しい基本ソフトウエアで
受信できる共通関連情報との両方を送信する期間を設け
る必要が生じる。
アから新しい基本ソフトウェアへ切り換えるタイミング
を、放送局側で指定することはできない。そのため、基
本ソフトウェアを更新するときには、例えばスクランブ
ル放送においては、過渡的に、現用の基本ソフトウェア
で受信できる共通関連情報と新しい基本ソフトウエアで
受信できる共通関連情報との両方を送信する期間を設け
る必要が生じる。
そこで、次に述べる本発明の実施例は基本ソフトウエ
アの切換タイミングを放送局側で指定できるようにした
方式であり、放送波に多重したデータパケットを用いて
新しい基本ソフトウェアを送る。
アの切換タイミングを放送局側で指定できるようにした
方式であり、放送波に多重したデータパケットを用いて
新しい基本ソフトウェアを送る。
第3図は、本発明の一実施例について示したブロック
図である。本実施例の構成は、 第1図に示した破線より上の部分と同様な番組信号処
理を行う部分(第3図では省略)、 基本ソフトウェアパケット識別部31、 誤り訂正部32、 暗号復号部33、 基本ソフトウェアバッファメモリ34、 基本ソフトウェアワーキングメモリ35、 CPU36、 基本ソフトウェア転送プログラム部37、 放送局側から基本ソフトウェア切換タイミングを指定
するための基本ソフトウェア切換指令信号(例えば、衛
星放送においてはディジタル音声の制御符号の1ビッ
ト)をラッチしておくラッチ回路38、 現用基本ソフトウェアによる情報処理において基本ソ
フトウェアを切り換えても支障が起きないプログラム上
の位置を示す切換可能タイミング信号と、ラッチされた
切換指令信号との論理積を求めるANDゲート39から成
る。
図である。本実施例の構成は、 第1図に示した破線より上の部分と同様な番組信号処
理を行う部分(第3図では省略)、 基本ソフトウェアパケット識別部31、 誤り訂正部32、 暗号復号部33、 基本ソフトウェアバッファメモリ34、 基本ソフトウェアワーキングメモリ35、 CPU36、 基本ソフトウェア転送プログラム部37、 放送局側から基本ソフトウェア切換タイミングを指定
するための基本ソフトウェア切換指令信号(例えば、衛
星放送においてはディジタル音声の制御符号の1ビッ
ト)をラッチしておくラッチ回路38、 現用基本ソフトウェアによる情報処理において基本ソ
フトウェアを切り換えても支障が起きないプログラム上
の位置を示す切換可能タイミング信号と、ラッチされた
切換指令信号との論理積を求めるANDゲート39から成
る。
また、ANDゲート39からは、基本ソフトウェア転送プ
ログラムの起動をCPU36に指示する割込制御信号が出力
される。
ログラムの起動をCPU36に指示する割込制御信号が出力
される。
第3図に示した本実施例における受信動作を次に説明
する。
する。
電源投入時 現用の基本ソフトウェアが0000Hからスタートする。
新基本ソフトウェア受信時 受信した新しい基本ソフトウェアをバッファメモリ34
(4000H〜7FFFH)に格納する。
(4000H〜7FFFH)に格納する。
元の処理に戻る。
基本ソフトウェア切換指令信号受信時 切換指令信号をラッチする。
切換可能タイミング信号がハイレベルになった時CPU3
6に割込みをかけ、基本ソフトウェア転送プログラムを
走らせる。
6に割込みをかけ、基本ソフトウェア転送プログラムを
走らせる。
転送プログラムはまずラッチ回路38をリセットする。
次に、バッファメモリ34内の新基本ソフトウェアの内
容を認証子等を使って検査する。
容を認証子等を使って検査する。
検査結果が良好(OK)であれば、バッファメモリ34
(4000H〜7FFFH)内の新基本ソフトウェアをワーキング
メモリ35(0000H〜3FFFH)へ転送し、制御を0000Hに移
して、新基本ソフトウェアをスタートさせる。
(4000H〜7FFFH)内の新基本ソフトウェアをワーキング
メモリ35(0000H〜3FFFH)へ転送し、制御を0000Hに移
して、新基本ソフトウェアをスタートさせる。
検査結果が不良(NG)であれば、転送は行わずに単制
御を0000Hに戻す。
御を0000Hに戻す。
基本ソフトウェア転送プログラムには、ラッチ回路38
をリセットする機能,バッファメモリ34の内容を検査す
る機能、および、基本ソフトウェアを転送する機能が必
要である。また、各基本ソフトウェアには、基本ソフト
ウェアを切り換えても支障の無いタイミングを示す信号
を出力する機能が必要である。
をリセットする機能,バッファメモリ34の内容を検査す
る機能、および、基本ソフトウェアを転送する機能が必
要である。また、各基本ソフトウェアには、基本ソフト
ウェアを切り換えても支障の無いタイミングを示す信号
を出力する機能が必要である。
上述した本実施例を用いれば、新しい基本ソフトウェ
アを予め各受信機に送っておき、放送局側にて指定する
任意のタイミングで基本ソフトウェアを切り換えること
が可能となる。
アを予め各受信機に送っておき、放送局側にて指定する
任意のタイミングで基本ソフトウェアを切り換えること
が可能となる。
[発明の効果] 以上に説明したとおり、本発明による放送用受信機の
効果として、次の点を挙げることができる。
効果として、次の点を挙げることができる。
(1)従来は固定とされていた放送用受信機のデコーダ
アルゴリズムを、システム運用開始後でも容易に誤り無
く変更できるため、拡張性および柔軟性に富む放送シス
テムの構築が可能となる。
アルゴリズムを、システム運用開始後でも容易に誤り無
く変更できるため、拡張性および柔軟性に富む放送シス
テムの構築が可能となる。
(2)スクランブル放送システムの安全性は関連情報の
暗号方式の強度に依存しているが、将来において暗号方
式の強度が不十分となった場合、あるいは暗号方式自体
が破られてしまった場合においても、デコーダの基本ソ
フトウェアを更新することにより暗号方式を更に強いも
のに変え、システムの安全性を確保することができる。
暗号方式の強度に依存しているが、将来において暗号方
式の強度が不十分となった場合、あるいは暗号方式自体
が破られてしまった場合においても、デコーダの基本ソ
フトウェアを更新することにより暗号方式を更に強いも
のに変え、システムの安全性を確保することができる。
(3)スクランブル放送の運用形態・サービス形態を決
定する視聴条件判定方式を変更したいという要求が、シ
ステム運用開始後に生じたとしても、暗号方式と同様
に、基本ソフトウェアを入れ換えることにより容易に更
新することができる。
定する視聴条件判定方式を変更したいという要求が、シ
ステム運用開始後に生じたとしても、暗号方式と同様
に、基本ソフトウェアを入れ換えることにより容易に更
新することができる。
(4)基本ソフトウェアを更新するタイミングを放送局
側から指定することも可能となる。
側から指定することも可能となる。
第1図は本発明の実施例の前提として、放送波に多重し
たデータパケットを用いて新しい基本ソフトウェアを送
り、中央処理装置(CPU)により基本ソフトウェアの切
換えを行う放送用受信機を示す図、 第2図は第1図の改良例として、ICカードを用いて新し
い基本ソフトウェアを送り、CPUにより基本ソフトウェ
アの切換えを行う放送用受信機を示す図、 第3図は本発明の一実施例として、放送波に多重したデ
ータパケットを用いて新しい基本ソフトウェアを送り、
基本ソフトウェア切換指令信号,切換可能タイミング信
号,基本ソフトウェア転送プログラムを用いて基本ソフ
トウェアの切換えを行う放送用受信機を示す図、 第4図は従来から知られているスクランブル放送システ
ムの一例を示すブロック図である。 1……A/D変換器、 2……受信番組信号を蓄えておくメモリ、 3……番組信号処理部、 4……出力番組信号メモリ、 5……D/A変換器、 6……基本ソフトウェアパケット識別部、 7……誤り訂正部、 8……暗号復号部、 9……バッファメモリ、 10……ワーキングメモリ、 11……CPU、 12……IPL、 21……ICカード、 22……基本ソフトウェアワーキングメモリ、 23……CPU、 24……IPL、 31……基本ソフトウェアパケット識別部、 32……誤り訂正部、 33……暗号復号部、 34……基本ソフトウェアバッファメモリ、 35……基本ソフトウェアワーキングメモリ、 36……CPU、 37……基本ソフトウェア転送プログラム、 38……ラッチ回路、 39……ANDゲート。
たデータパケットを用いて新しい基本ソフトウェアを送
り、中央処理装置(CPU)により基本ソフトウェアの切
換えを行う放送用受信機を示す図、 第2図は第1図の改良例として、ICカードを用いて新し
い基本ソフトウェアを送り、CPUにより基本ソフトウェ
アの切換えを行う放送用受信機を示す図、 第3図は本発明の一実施例として、放送波に多重したデ
ータパケットを用いて新しい基本ソフトウェアを送り、
基本ソフトウェア切換指令信号,切換可能タイミング信
号,基本ソフトウェア転送プログラムを用いて基本ソフ
トウェアの切換えを行う放送用受信機を示す図、 第4図は従来から知られているスクランブル放送システ
ムの一例を示すブロック図である。 1……A/D変換器、 2……受信番組信号を蓄えておくメモリ、 3……番組信号処理部、 4……出力番組信号メモリ、 5……D/A変換器、 6……基本ソフトウェアパケット識別部、 7……誤り訂正部、 8……暗号復号部、 9……バッファメモリ、 10……ワーキングメモリ、 11……CPU、 12……IPL、 21……ICカード、 22……基本ソフトウェアワーキングメモリ、 23……CPU、 24……IPL、 31……基本ソフトウェアパケット識別部、 32……誤り訂正部、 33……暗号復号部、 34……基本ソフトウェアバッファメモリ、 35……基本ソフトウェアワーキングメモリ、 36……CPU、 37……基本ソフトウェア転送プログラム、 38……ラッチ回路、 39……ANDゲート。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04H 1/00 H04H 1/00 F H04K 1/00 Z H04K 1/00 H04L 9/00 641 H04L 9/14 G06F 9/06 420J H04N 7/167 H04N 7/167 Z (56)参考文献 特開 昭60−134643(JP,A) 特開 昭63−220630(JP,A) 特開 昭62−26052(JP,A) 特開 昭60−32449(JP,A) 特開 昭60−81644(JP,A) 特開 昭58−39326(JP,A) 特開 昭56−80734(JP,A) 特開 昭60−193047(JP,A) 特開 昭57−105896(JP,A) 特開 昭55−115147(JP,A) 特開 昭50−39843(JP,A) 特開 昭53−80916(JP,A) 特開 昭59−117628(JP,A) 特公 平2−28183(JP,B2) 特公 昭61−5178(JP,B2) 特公 昭59−43779(JP,B2) 特公 昭56−46165(JP,B2) 米国特許4484025(US,A)
Claims (3)
- 【請求項1】放送番組信号を受信し、該放送番組信号に
映像処理,音声処理あるいはデータ処理を施して視聴あ
るいは利用可能な番組信号を得る番組信号処理部と、 前記番組信号処理部の動作を制御するデコーダ部とを備
えた放送用受信機において、 前記デコータ部は、 受信機の機能を決定するための基本ソフトウェアのう
ち、デコーダ部外から入力された新しい基本ソフトウェ
アを蓄えておく第1のメモリと、 現用の基本ソフトウェアを蓄えておく第2のメモリと、 放送電波に多重して送られる基本ソフトウェア切換指令
信号をラッチしておくラッチ手段と、 現用の基本ソフトウェアから新しい基本ソフトウェアへ
切換えても支障が生じないタイミングを示す切換可能タ
イミング信号を、現用の基本ソフトウェアに基づいて形
成するタイミング信号出力手段と、 前記ラッチ手段から出力された前記基本ソフトウェア切
換指令信号と前記切換可能タイミング信号との論理積を
求める論理積演算手段と、 前記論理積演算手段の出力に応答して当該デコーダ部の
CPUに割り込みをかけ、前記第1のメモリから前記第2
のメモリに向けて前記新しい基本ソフトウェアの転送を
行わせる転送制御手段とを備え、 前記基本ソフトウェア切換指令信号の受信時には、前記
第1のメモリ内の新しい基本ソフトウェアの内容に誤り
が無ければ前記第1のメモリ内の新しい基本ソフトウェ
アを前記第2のメモリへ転送してから前記第2のメモリ
内の新しい基本ソフトウェアに制御を渡し、誤りがあれ
ば転送を行わずに前記第2のメモリ内の現用の基本ソフ
トウェアに制御を渡すことを特徴とする放送用受信機。 - 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、前記新し
い基本ソフトウェアを放送電波の多重伝送路を介して入
力することを特徴とする放送用受信機。 - 【請求項3】特許請求の範囲第1項において、前記新し
い基本ソフトウェアをICカードあるいは磁気カード等の
物理媒体を用いて入力することを特徴とする放送用受信
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62205191A JP2592462B2 (ja) | 1987-08-20 | 1987-08-20 | 放送用受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62205191A JP2592462B2 (ja) | 1987-08-20 | 1987-08-20 | 放送用受信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6449446A JPS6449446A (en) | 1989-02-23 |
JP2592462B2 true JP2592462B2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=16502910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62205191A Expired - Lifetime JP2592462B2 (ja) | 1987-08-20 | 1987-08-20 | 放送用受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2592462B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09116878A (ja) * | 1995-10-23 | 1997-05-02 | Dentsu:Kk | 文字放送受信システムおよび文字放送受信システム制御方法 |
JP3372018B2 (ja) * | 1997-03-13 | 2003-01-27 | ソニー株式会社 | データ受信装置およびデータ受信方法 |
JP2000049770A (ja) | 1998-07-31 | 2000-02-18 | Hitachi Ltd | 暗号化通信方法、暗号アルゴリズム共有管理方法、暗号アルゴリズム変換方法、ネットワーク通信システム |
JP3950589B2 (ja) | 1998-08-28 | 2007-08-01 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置、プログラム更新方法および記憶媒体 |
JP2001127747A (ja) * | 1999-10-25 | 2001-05-11 | Toshiba Corp | 情報暗号化復号化装置 |
JP2003067284A (ja) * | 2001-08-30 | 2003-03-07 | Sharp Corp | デジタル放送受信機 |
JP5098292B2 (ja) * | 2006-10-30 | 2012-12-12 | 株式会社日立製作所 | コンテンツ復号鍵抽出方法およびコンテンツ受信装置 |
JP4508243B2 (ja) * | 2008-01-15 | 2010-07-21 | ソニー株式会社 | 受信装置および受信方法 |
JP4508249B2 (ja) * | 2008-03-04 | 2010-07-21 | ソニー株式会社 | 受信装置および受信方法 |
GB201110492D0 (en) * | 2011-06-21 | 2011-08-03 | Irdeto Corporate Bv | Receiver software protection |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4484025A (en) | 1980-02-04 | 1984-11-20 | Licentia Patent-Verwaltungs-Gmbh | System for enciphering and deciphering data |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55115147A (en) * | 1979-02-28 | 1980-09-04 | Nippon Steel Corp | Backup method of program |
JPS57105896A (en) * | 1980-12-23 | 1982-07-01 | Fujitsu Ltd | Dual alteration system |
JPS6032449A (ja) * | 1983-08-01 | 1985-02-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 暗号化デジタル放送装置 |
JPS63220630A (ja) * | 1987-03-10 | 1988-09-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 端末制御方式 |
-
1987
- 1987-08-20 JP JP62205191A patent/JP2592462B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4484025A (en) | 1980-02-04 | 1984-11-20 | Licentia Patent-Verwaltungs-Gmbh | System for enciphering and deciphering data |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6449446A (en) | 1989-02-23 |
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