JP2592326Y2 - 開閉装置の操作機構 - Google Patents
開閉装置の操作機構Info
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Landscapes
- Mechanisms For Operating Contacts (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、遮断器等の開閉装置を
駆動する操作機構に関するものである。
駆動する操作機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遮断器等の開閉装置は近年技術開発が進
み、遮断部については真空中あるいはSF6ガス中に密
封されたものが増加しており、信頼性の向上およびメン
テナンスの省略が図られている。
み、遮断部については真空中あるいはSF6ガス中に密
封されたものが増加しており、信頼性の向上およびメン
テナンスの省略が図られている。
【0003】一方、その遮断部を駆動するための操作機
構には、一般に潤滑および防錆を兼ねて、その操作リン
ク類にグリスが塗布されるが、操作機構は気中に置かれ
る場合が多いため、空気中の塵埃によるグリスの汚損劣
化あるいは酸化劣化が免れない。このために、3年ある
いは6年毎にグリスアップを含めた点検を必要としてい
る。これに対し、最近保守要員不足等の理由から、点検
周期の長期化の要求、更には完全なメンテナンスフリー
化の要求が高まってきている。
構には、一般に潤滑および防錆を兼ねて、その操作リン
ク類にグリスが塗布されるが、操作機構は気中に置かれ
る場合が多いため、空気中の塵埃によるグリスの汚損劣
化あるいは酸化劣化が免れない。このために、3年ある
いは6年毎にグリスアップを含めた点検を必要としてい
る。これに対し、最近保守要員不足等の理由から、点検
周期の長期化の要求、更には完全なメンテナンスフリー
化の要求が高まってきている。
【0004】従来の開閉装置の操作機構においても、グ
リスに起因する不具合を解消するために、鎖錠ピンおよ
び引外しハッカの表面に、耐磨耗性の優れたTiNのセ
ラミックコーティングを施すことにより、当該部分のグ
リス塗布を不要としたものが実用化されている。
リスに起因する不具合を解消するために、鎖錠ピンおよ
び引外しハッカの表面に、耐磨耗性の優れたTiNのセ
ラミックコーティングを施すことにより、当該部分のグ
リス塗布を不要としたものが実用化されている。
【0005】その一例を図4を用いて説明する。操作機
構の詳細については後述するが、図は、ガス遮断部の投
入状態における操作機構の鎖錠ピン9と引外しハッカ1
6との関係を示している。投入状態では、図のように鎖
錠ピン9は復帰ばね10により時計方向に回転しようと
する力を受けており、引外しハッカ16が反時計方向に
回転するのを止めている。
構の詳細については後述するが、図は、ガス遮断部の投
入状態における操作機構の鎖錠ピン9と引外しハッカ1
6との関係を示している。投入状態では、図のように鎖
錠ピン9は復帰ばね10により時計方向に回転しようと
する力を受けており、引外しハッカ16が反時計方向に
回転するのを止めている。
【0006】引外し指令が出ると、引外しコイル7が励
磁され、引外しプランジャ8を吸引し、引外しレバー1
7を時計方向に回転させる。これにより鎖錠レバー18
が反時計方向に回転し、引外しハッカ16と鎖錠ピン9
の係合が外れるので、引外しハッカ16が反時計方向に
回転し、遮断ばねにより主軸12が回転し、遮断部が遮
断状態となる。
磁され、引外しプランジャ8を吸引し、引外しレバー1
7を時計方向に回転させる。これにより鎖錠レバー18
が反時計方向に回転し、引外しハッカ16と鎖錠ピン9
の係合が外れるので、引外しハッカ16が反時計方向に
回転し、遮断ばねにより主軸12が回転し、遮断部が遮
断状態となる。
【0007】前記鎖錠ピン9は、重要な役目の部品であ
り、小勢力で動作することを要求される。この部分をグ
リス潤滑とした場合、定期的にグリスが補給されれば問
題はないが、そうでない場合は、グリスの変質劣化によ
る固着により、鎖錠ピンの復帰不良等の不具合を発生す
るケースがあった。そこで、このグリスに起因する不具
合を解消するために、鎖錠ピンおよび引外しハッカの表
面に耐磨耗性の優れたTiNのセラミックコーティング
を厚さ2〜6μmで施すことにより、当該部分のグリス
塗布を不要とした開閉装置の操作機構が実用化されてい
る。また、特願平3−111395号(特願平4−34
1713号公報)には、「開閉装置の操作リンク機構に
おいて、この操作機構の鋼材による摺動部材表面に非晶
質の薄膜、例えば、耐食性に優れたa−SiN(アモル
ファス窒化けい素)をコーティングし、このa−SiN
の表面に結晶質の薄膜、例えば、低摩擦係数のTiC
(炭化チタン)の薄膜をコーティングする」ことが提案
されている。これにより、摺動部にグリスを塗布する必
要なく無潤滑油とすることが可能となり、グリスの経年
劣化に伴う分解、清掃、グリスの再組立などの定期的な
メンテナンスが不要となる。 また、密着強度も高いた
め、割れや剥離がなく高面圧の摺動部にも適用でき、耐
食性にも優れているため長期間にわたり動作特性及び信
頼性の向上を図ることができることが記載されている。
り、小勢力で動作することを要求される。この部分をグ
リス潤滑とした場合、定期的にグリスが補給されれば問
題はないが、そうでない場合は、グリスの変質劣化によ
る固着により、鎖錠ピンの復帰不良等の不具合を発生す
るケースがあった。そこで、このグリスに起因する不具
合を解消するために、鎖錠ピンおよび引外しハッカの表
面に耐磨耗性の優れたTiNのセラミックコーティング
を厚さ2〜6μmで施すことにより、当該部分のグリス
塗布を不要とした開閉装置の操作機構が実用化されてい
る。また、特願平3−111395号(特願平4−34
1713号公報)には、「開閉装置の操作リンク機構に
おいて、この操作機構の鋼材による摺動部材表面に非晶
質の薄膜、例えば、耐食性に優れたa−SiN(アモル
ファス窒化けい素)をコーティングし、このa−SiN
の表面に結晶質の薄膜、例えば、低摩擦係数のTiC
(炭化チタン)の薄膜をコーティングする」ことが提案
されている。これにより、摺動部にグリスを塗布する必
要なく無潤滑油とすることが可能となり、グリスの経年
劣化に伴う分解、清掃、グリスの再組立などの定期的な
メンテナンスが不要となる。 また、密着強度も高いた
め、割れや剥離がなく高面圧の摺動部にも適用でき、耐
食性にも優れているため長期間にわたり動作特性及び信
頼性の向上を図ることができることが記載されている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】前記鎖錠ピンは、かか
る負荷も軽微であり、回転角度もわずかであるため、T
iNコーティングの耐磨耗性のみで十分実用に耐えるも
のである。しかし、完全なメンテナンスフリー化の要求
に対しては、鎖錠ピン以外の箇所も全てグリスを使用し
ない構造とすることが必要である。しかしながら、鎖錠
ピン以外の箇所には耐磨耗性だけでなく低摩擦性も要求
されるから、従来用いられてきた耐磨耗性に優れただけ
のTiNコーティングでは要求を満足できない。また、
前記低摩擦係数のTiC(炭化チタン)の薄膜をコーテ
ィングしたものでは、固いため潤滑性(低摩擦性)が不
充分であり、かつ、潤滑性(低摩擦性)を長期間維持す
ることが難しい。
る負荷も軽微であり、回転角度もわずかであるため、T
iNコーティングの耐磨耗性のみで十分実用に耐えるも
のである。しかし、完全なメンテナンスフリー化の要求
に対しては、鎖錠ピン以外の箇所も全てグリスを使用し
ない構造とすることが必要である。しかしながら、鎖錠
ピン以外の箇所には耐磨耗性だけでなく低摩擦性も要求
されるから、従来用いられてきた耐磨耗性に優れただけ
のTiNコーティングでは要求を満足できない。また、
前記低摩擦係数のTiC(炭化チタン)の薄膜をコーテ
ィングしたものでは、固いため潤滑性(低摩擦性)が不
充分であり、かつ、潤滑性(低摩擦性)を長期間維持す
ることが難しい。
【0009】本考案は、操作機構にグリスを塗布するこ
となく、長期間に渡り安定した動作特性を保証すること
を目的とするものである。
となく、長期間に渡り安定した動作特性を保証すること
を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、開閉装置の操作機構の係合部または摺動部
を構成する部品の表面にTiN薄膜をコーティングした
ものにおいて、前記TiN薄膜の表面に、二硫化モリブ
デン系の固体潤滑剤の乾燥皮膜を塗布したものである。
するために、開閉装置の操作機構の係合部または摺動部
を構成する部品の表面にTiN薄膜をコーティングした
ものにおいて、前記TiN薄膜の表面に、二硫化モリブ
デン系の固体潤滑剤の乾燥皮膜を塗布したものである。
【0011】
【作用】上記した手段によれば、係合部および摺動部に
は、操作機構の運転により剥離し微粒子状となった固体
潤滑剤が供給され、長期間にわたって潤滑性が維持され
る。
は、操作機構の運転により剥離し微粒子状となった固体
潤滑剤が供給され、長期間にわたって潤滑性が維持され
る。
【0012】
【実施例】本考案を、ガス遮断器の操作機構における投
入ハッカとラッチローラの係合部に適用した例を、図1
〜図6を用いて説明する。初めに、ガス遮断器の操作機
構について説明をする。
入ハッカとラッチローラの係合部に適用した例を、図1
〜図6を用いて説明する。初めに、ガス遮断器の操作機
構について説明をする。
【0013】図2は、ガス遮断器の全体構造を示し、図
3は、操作機構2の構造を示し、図4は、図3の鎖錠ピ
ンの部分を拡大して示している。
3は、操作機構2の構造を示し、図4は、図3の鎖錠ピ
ンの部分を拡大して示している。
【0014】ガス遮断器は図2に示すように、車輪付き
ベース1の上に、操作機構2を前面に、遮断部3を背面
に搭載している。
ベース1の上に、操作機構2を前面に、遮断部3を背面
に搭載している。
【0015】図3に示した操作機構は遮断部を投入した
状態にある。投入コイル4により投入プランジャ5が吸
引されて上方に移動し、投入レバー6は時計方向に回
り、鎖錠ピン9によって一体化している引外し自由リン
ク15と引外しハッカ16を押し下げて主軸12を回転
させ、遮断部3を投入し、遮断ばね11を蓄勢して遮断
動作に備えている。この投入状態では遮断ばね11によ
り主軸12は反対方向に回転しようとするが、ラッチロ
ーラ14と投入ハッカ13の係合によりその力を受けて
いる。この状態で図4のように、鎖錠ピン9は復帰ばね
10により時計方向に回転しようとする力を受けてお
り、引外しハッカ16が反時計方向に回転するのを止め
ている。
状態にある。投入コイル4により投入プランジャ5が吸
引されて上方に移動し、投入レバー6は時計方向に回
り、鎖錠ピン9によって一体化している引外し自由リン
ク15と引外しハッカ16を押し下げて主軸12を回転
させ、遮断部3を投入し、遮断ばね11を蓄勢して遮断
動作に備えている。この投入状態では遮断ばね11によ
り主軸12は反対方向に回転しようとするが、ラッチロ
ーラ14と投入ハッカ13の係合によりその力を受けて
いる。この状態で図4のように、鎖錠ピン9は復帰ばね
10により時計方向に回転しようとする力を受けてお
り、引外しハッカ16が反時計方向に回転するのを止め
ている。
【0016】引外し指令が出ると、引外しコイル7が励
磁され、引外しプランジャ8を吸引し、引外しレバー1
7を時計方向に回転させる。これにより鎖錠レバー18
が反時計方向に回転し、引外しハッカ16と鎖錠ピン9
の係合が外れるので、引外しハッカ16が反時計方向に
回転し、遮断ばね11により主軸12が回転し、遮断部
3が遮断状態となる。
磁され、引外しプランジャ8を吸引し、引外しレバー1
7を時計方向に回転させる。これにより鎖錠レバー18
が反時計方向に回転し、引外しハッカ16と鎖錠ピン9
の係合が外れるので、引外しハッカ16が反時計方向に
回転し、遮断ばね11により主軸12が回転し、遮断部
3が遮断状態となる。
【0017】次に、本考案を適用した投入ハッカ13と
ラッチローラ14の係合部について図1、図5、図6を
用いて説明する。図5において、6は投入レバー、14
は投入レバー6に設けられたラッチローラ、13は投入
ハッカであり、ラッチローラ14と投入ハッカ13は係
合部Aにおいて係合している。
ラッチローラ14の係合部について図1、図5、図6を
用いて説明する。図5において、6は投入レバー、14
は投入レバー6に設けられたラッチローラ、13は投入
ハッカであり、ラッチローラ14と投入ハッカ13は係
合部Aにおいて係合している。
【0018】このような係合部Aには、高い面圧がかか
るため、耐磨耗性と同時に低摩擦性が必要になる。この
ため本例においては図6に示すように、投入ハッカ13
の表面に例えばTiNのような耐磨耗性に優れたセラミ
ックコーティングによるコーティング層19を施す。こ
のコーティング層19は、2〜6μm程度の薄い層であ
り、投入ハッカ13の表面仕上げの凹凸に沿う形でコー
ティングされる。更にその上に、二硫化モリブデン系の
固体潤滑剤の乾燥皮膜20をやや厚めにコーティングす
る。
るため、耐磨耗性と同時に低摩擦性が必要になる。この
ため本例においては図6に示すように、投入ハッカ13
の表面に例えばTiNのような耐磨耗性に優れたセラミ
ックコーティングによるコーティング層19を施す。こ
のコーティング層19は、2〜6μm程度の薄い層であ
り、投入ハッカ13の表面仕上げの凹凸に沿う形でコー
ティングされる。更にその上に、二硫化モリブデン系の
固体潤滑剤の乾燥皮膜20をやや厚めにコーティングす
る。
【0019】遮断器の運転に入ると、投入ハッカ13
は、ラッチローラ14と摺動接触を繰り返すことによ
り、固体潤滑剤の皮膜20の剥離が進み、図1に示すよ
うに固体潤滑剤は本来の細かい粒子21となり、接触面
に介在する状態となる。更に運転時間が経過すると、接
触部分の一部、特に突起部は、下層のセラミックコーテ
ィング層19で接触するようになる。セラミックコーテ
ィング層19は耐磨耗性に優れているため、これ以上乾
燥皮膜20の剥離は進まない。この状態が定常状態とな
り、接触部分には運転により剥離し微粒子状となった固
体潤滑剤21が供給され、潤滑性が維持される。
は、ラッチローラ14と摺動接触を繰り返すことによ
り、固体潤滑剤の皮膜20の剥離が進み、図1に示すよ
うに固体潤滑剤は本来の細かい粒子21となり、接触面
に介在する状態となる。更に運転時間が経過すると、接
触部分の一部、特に突起部は、下層のセラミックコーテ
ィング層19で接触するようになる。セラミックコーテ
ィング層19は耐磨耗性に優れているため、これ以上乾
燥皮膜20の剥離は進まない。この状態が定常状態とな
り、接触部分には運転により剥離し微粒子状となった固
体潤滑剤21が供給され、潤滑性が維持される。
【0020】
【考案の効果】以上説明した本考案によれば、TiN薄
膜の表面に、二硫化モリブデン系の固体潤滑剤の乾燥皮
膜を塗布したことにより、長期にわたってグリス等の潤
滑剤なしで、低摩擦でかつ耐磨耗性の高い状態を維持す
ることができる。これにより、グリスの劣化に起因する
不具合を未然に防ぐことができる。更に、グリスアップ
のメンテナンス作業を省略することができる。
膜の表面に、二硫化モリブデン系の固体潤滑剤の乾燥皮
膜を塗布したことにより、長期にわたってグリス等の潤
滑剤なしで、低摩擦でかつ耐磨耗性の高い状態を維持す
ることができる。これにより、グリスの劣化に起因する
不具合を未然に防ぐことができる。更に、グリスアップ
のメンテナンス作業を省略することができる。
【図1】 本考案の実施例の一部断面図。
【図2】 本考案を適用するガス遮断器の側面図。
【図3】 図2のガス遮断器の操作機構の側面図。
【図4】 図3の操作機構の一部を拡大した側面図。
【図5】 本考案の実施例を適用する係合部の斜視図。
【図6】 本考案の実施例の一部断面図。
1…ベース、2…操作機構、3…遮断部、4…投入コイ
ル、5…投入プランジャ、6…投入レバー、7…引外し
コイル、8…引外しプランジャ、9…鎖錠ピン、10…
復帰ばね、11…遮断ばね、12…主軸、13…投入ハ
ッカ、14…ラッチローラ、15…引外し自由リンク、
16…引外しハッカ、17…引外しレバー、18…鎖錠
レバー、19…コーティング層、20…固体潤滑剤の乾
燥皮膜、21…微粒子状となった固体潤滑剤。
ル、5…投入プランジャ、6…投入レバー、7…引外し
コイル、8…引外しプランジャ、9…鎖錠ピン、10…
復帰ばね、11…遮断ばね、12…主軸、13…投入ハ
ッカ、14…ラッチローラ、15…引外し自由リンク、
16…引外しハッカ、17…引外しレバー、18…鎖錠
レバー、19…コーティング層、20…固体潤滑剤の乾
燥皮膜、21…微粒子状となった固体潤滑剤。
Claims (1)
- 【請求項1】 開閉装置の操作機構の係合部または摺動
部を構成する部品の表面にTiN薄膜をコーティングし
たものにおいて、前記TiN薄膜の表面に、二硫化モリ
ブデン系の固体潤滑剤の乾燥皮膜を塗布したことを特徴
とする開閉装置の操作機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992024053U JP2592326Y2 (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | 開閉装置の操作機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992024053U JP2592326Y2 (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | 開閉装置の操作機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0583974U JPH0583974U (ja) | 1993-11-12 |
JP2592326Y2 true JP2592326Y2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=12127725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992024053U Expired - Lifetime JP2592326Y2 (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | 開閉装置の操作機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2592326Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI278885B (en) * | 2002-10-30 | 2007-04-11 | Hitachi Ltd | Solenoid-operated device, solenoid-operated switch device and electromagnet control device |
JP3763094B2 (ja) * | 2002-10-30 | 2006-04-05 | 株式会社日立製作所 | 電磁操作装置 |
JP4332746B2 (ja) * | 2005-11-07 | 2009-09-16 | 株式会社日立製作所 | 電磁操作装置 |
JP2023032081A (ja) * | 2021-08-26 | 2023-03-09 | 株式会社日立産機システム | 真空遮断器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04341713A (ja) * | 1991-05-16 | 1992-11-27 | Toshiba Corp | 開閉装置 |
-
1992
- 1992-04-15 JP JP1992024053U patent/JP2592326Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0583974U (ja) | 1993-11-12 |
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