JP2591880Y2 - ベルト - Google Patents
ベルトInfo
- Publication number
- JP2591880Y2 JP2591880Y2 JP1992033453U JP3345392U JP2591880Y2 JP 2591880 Y2 JP2591880 Y2 JP 2591880Y2 JP 1992033453 U JP1992033453 U JP 1992033453U JP 3345392 U JP3345392 U JP 3345392U JP 2591880 Y2 JP2591880 Y2 JP 2591880Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hook
- loop
- belt
- ring
- fastener tape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Slide Fasteners, Snap Fasteners, And Hook Fasteners (AREA)
- Package Frames And Binding Bands (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、電線、物干竿、釣り
竿、スキーの板など長尺物を結束したり、これらの長尺
物を含め種々の物品を特定の位置に固定するのに用いら
れるベルト、特にテープ状の基体の同一面上にフック状
係合素子とループ状係合素子とを混在させて植生した面
ファスナー・テープを利用したベルトに関する。
竿、スキーの板など長尺物を結束したり、これらの長尺
物を含め種々の物品を特定の位置に固定するのに用いら
れるベルト、特にテープ状の基体の同一面上にフック状
係合素子とループ状係合素子とを混在させて植生した面
ファスナー・テープを利用したベルトに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より電線、物干し竿、釣り竿、スキ
ー板などの長尺物を結束したり、種々の物品を特定の位
置、例えば釣り竿をオートバイの荷台に固定したり、ス
キー板を車の屋根上に設けた荷台に固定するベルトとし
て、例えば図８に示すように基体の一方の面にループ状
係合素子のみを密植した面ファスナー・テープ１１の一
端にＯ字型又は角型の環９を取付け、該面ファスナー・
テープの他端に、基体の一方の面にフック状係合素子の
みを密植した面ファスナー・テープ１２を連結した構造
を有するベルトが商品名「マジックテープ 万能バン
ド」として市販されている。
ー板などの長尺物を結束したり、種々の物品を特定の位
置、例えば釣り竿をオートバイの荷台に固定したり、ス
キー板を車の屋根上に設けた荷台に固定するベルトとし
て、例えば図８に示すように基体の一方の面にループ状
係合素子のみを密植した面ファスナー・テープ１１の一
端にＯ字型又は角型の環９を取付け、該面ファスナー・
テープの他端に、基体の一方の面にフック状係合素子の
みを密植した面ファスナー・テープ１２を連結した構造
を有するベルトが商品名「マジックテープ 万能バン
ド」として市販されている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な構造を有する面ファスナー・テープのベルトは、環９
に面ファスナーを捲回して止める位置と、ループ状係合
素子を有する面ファスナー・テープ１１とフック状係合
素子を有する面ファスナー・テープ１２を連結する位置
の二箇所（図８の符号１３及び１４の位置）において超
音波照射による融着接着または縫製により縫い付けを必
要とし、一本のベルトを製造する上で手間が掛かるもの
であった。
な構造を有する面ファスナー・テープのベルトは、環９
に面ファスナーを捲回して止める位置と、ループ状係合
素子を有する面ファスナー・テープ１１とフック状係合
素子を有する面ファスナー・テープ１２を連結する位置
の二箇所（図８の符号１３及び１４の位置）において超
音波照射による融着接着または縫製により縫い付けを必
要とし、一本のベルトを製造する上で手間が掛かるもの
であった。
【０００４】また、このような構造を有するベルトはル
ープ状係合素子を密植した面ファスナー・テープ１１の
長さが特定されるので、このループ状係合素子を密植し
たテープの長さに比べて細い物を結束しようとすると、
フック状係合素子を密植した面ファスナー・テープ１２
の係合面が、ループ状係合素子を密植したテープの裏面
に当たるため係合出来なくなる。そのため細い物を結束
するに当っては、ベルトを二重巻きにしてループ状係合
素子とフック状係合素子とが係合するよう調整しなけれ
ばならないという不便さがあった。したがって、本考案
の目的は使用時にベルトの長さを調整する必要がなく、
しかも製造が容易な面ファスナー・テープを使用したベ
ルトを提供することにある。
ープ状係合素子を密植した面ファスナー・テープ１１の
長さが特定されるので、このループ状係合素子を密植し
たテープの長さに比べて細い物を結束しようとすると、
フック状係合素子を密植した面ファスナー・テープ１２
の係合面が、ループ状係合素子を密植したテープの裏面
に当たるため係合出来なくなる。そのため細い物を結束
するに当っては、ベルトを二重巻きにしてループ状係合
素子とフック状係合素子とが係合するよう調整しなけれ
ばならないという不便さがあった。したがって、本考案
の目的は使用時にベルトの長さを調整する必要がなく、
しかも製造が容易な面ファスナー・テープを使用したベ
ルトを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案者らは、長尺物を
結束したり、あるいは各種の物品を特定の位置に固定す
るベルトとして、従来のループ状係合素子、あるいはフ
ック状係合素子のみを植生した面ファスナー・テープに
代えて、フック状係合素子とループ状係合素子とを混在
させて植生したフック・ループ混在型面ファスナーのテ
ープと、環とを組み合わせたベルトが上記の課題を解決
することが出来ることを見出し、本考案に到達したもの
である。すなわち、本考案はテープ状の基体の同一面上
にフック状係合素子とループ状係合素子とを多数混在さ
せて植生した面ファスナー・テープとその一端に取付け
た環からなるベルトであって、該環が２本の仕切り板又
は２本み仕切り桿を有し 、その角型の環中の１本の仕切
り板又は仕切り桿に、該面ファスナー・テープの１端を
係合素子の植生した面が接するように捲回し、係合素子
の植生した面を密着させ、該密着させた面ファスナー・
テープの１端を該環と残りの仕切り板又は仕切り桿との
間に挿通させて、面ファスナー・テープの密着部分を外
から押さえ、面ファスナー・テープの一端に環を取付け
たベルトである。
結束したり、あるいは各種の物品を特定の位置に固定す
るベルトとして、従来のループ状係合素子、あるいはフ
ック状係合素子のみを植生した面ファスナー・テープに
代えて、フック状係合素子とループ状係合素子とを混在
させて植生したフック・ループ混在型面ファスナーのテ
ープと、環とを組み合わせたベルトが上記の課題を解決
することが出来ることを見出し、本考案に到達したもの
である。すなわち、本考案はテープ状の基体の同一面上
にフック状係合素子とループ状係合素子とを多数混在さ
せて植生した面ファスナー・テープとその一端に取付け
た環からなるベルトであって、該環が２本の仕切り板又
は２本み仕切り桿を有し 、その角型の環中の１本の仕切
り板又は仕切り桿に、該面ファスナー・テープの１端を
係合素子の植生した面が接するように捲回し、係合素子
の植生した面を密着させ、該密着させた面ファスナー・
テープの１端を該環と残りの仕切り板又は仕切り桿との
間に挿通させて、面ファスナー・テープの密着部分を外
から押さえ、面ファスナー・テープの一端に環を取付け
たベルトである。
【０００６】
【実施例】本考案のベルトは、図１及び図２に示すよう
に、フック・ループ混在型面ファスナー・テープ６を図
３（又は図４）に示す角型の環１の一方の仕切り板（又
は仕切り桿）２に面ファスナー・テープの係合素子を有
する面がその仕切り板（又は仕切り桿）を包み込む様に
して面ファスナー・テープを捲回させて係合素子を密着
させた後、それを該環のフレームと残りの仕切り板（又
は仕切り桿）２′との間のスペースに挿通させて面ファ
スナー・テープの密着部分を外から押さえ固定させた構
造を有する。上記の構造により、面ファスナー・テープ
が引張られると、面ファスナー・テープの密着部分が環
のフレーム及び／又は仕切り板（又は仕切り桿）により
外から押圧されるため、面ファスナーの係合が強化され
ることとなり、面ファスナー・テープの密着部分を接着
や縫付けしなくとも、面ファスナーの係合が外れて、面
ファスナー・テープが環から分離することはない。
に、フック・ループ混在型面ファスナー・テープ６を図
３（又は図４）に示す角型の環１の一方の仕切り板（又
は仕切り桿）２に面ファスナー・テープの係合素子を有
する面がその仕切り板（又は仕切り桿）を包み込む様に
して面ファスナー・テープを捲回させて係合素子を密着
させた後、それを該環のフレームと残りの仕切り板（又
は仕切り桿）２′との間のスペースに挿通させて面ファ
スナー・テープの密着部分を外から押さえ固定させた構
造を有する。上記の構造により、面ファスナー・テープ
が引張られると、面ファスナー・テープの密着部分が環
のフレーム及び／又は仕切り板（又は仕切り桿）により
外から押圧されるため、面ファスナーの係合が強化され
ることとなり、面ファスナー・テープの密着部分を接着
や縫付けしなくとも、面ファスナーの係合が外れて、面
ファスナー・テープが環から分離することはない。
【０００７】これに対して、従来のベルトに用いる環は
実開昭４９−２３１２２号公報に記載されている「ベル
ベット式ファスナーを取りつけたベルト」に用いられて
いるＯ字型の環（リング）（図５参照）と、実開平１−
１２１３５２号公報に記載されている「固定バンド」に
用いられている角環の中央に１本の仕切り板、又は仕切
り桿を有する角環（図６参照）を組み合わせて用いるも
のである。
実開昭４９−２３１２２号公報に記載されている「ベル
ベット式ファスナーを取りつけたベルト」に用いられて
いるＯ字型の環（リング）（図５参照）と、実開平１−
１２１３５２号公報に記載されている「固定バンド」に
用いられている角環の中央に１本の仕切り板、又は仕切
り桿を有する角環（図６参照）を組み合わせて用いるも
のである。
【０００８】図７は図５に示すＯ字型の環と図６に示す
角環１０を組み合わせた従来技術のベルトの例であり、
フック・ループ混在型面ファスナー・テープ６に従来の
面ファスナーベルトに用いられるＯ字型環９と、環中に
１本の仕切り板、又は仕切り桿を有する角環１０を組み
合わせ、Ｏ字型の環９に面ファスナー・テープを挿通さ
せて捲回し、係合素子を密植した面を密着させ、密着し
た面ファスナー・テープを接着又は縫付け、さらに角環
１０に挿通させＯ字型環を面ファスナー・テープの一端
に取付けてベルトとする。
角環１０を組み合わせた従来技術のベルトの例であり、
フック・ループ混在型面ファスナー・テープ６に従来の
面ファスナーベルトに用いられるＯ字型環９と、環中に
１本の仕切り板、又は仕切り桿を有する角環１０を組み
合わせ、Ｏ字型の環９に面ファスナー・テープを挿通さ
せて捲回し、係合素子を密植した面を密着させ、密着し
た面ファスナー・テープを接着又は縫付け、さらに角環
１０に挿通させＯ字型環を面ファスナー・テープの一端
に取付けてベルトとする。
【０００９】本考案のベルトに用いるフック・ループ混
在型面ファスナー・テープは、ナイロン、ポリエステル
等の合成繊維の織布を基体に用いて、その同一基布面上
に、ナイロン又はポリプロピレン製のフック状係合素子
とナイロン、ポリエステル又はポリプロピレン製のルー
プ状係合素子とを多数混在させて密植した面ファスナー
である。このような型の面ファスナーは、例えば特公昭
４５−１２９５２号、特開昭４７−４６１４５号、実開
昭４８−３６０５号、同５５−１４５９１３号、同６２
−９０５１３号、実開平４−６９０８号公報などにより
公知のものである。
在型面ファスナー・テープは、ナイロン、ポリエステル
等の合成繊維の織布を基体に用いて、その同一基布面上
に、ナイロン又はポリプロピレン製のフック状係合素子
とナイロン、ポリエステル又はポリプロピレン製のルー
プ状係合素子とを多数混在させて密植した面ファスナー
である。このような型の面ファスナーは、例えば特公昭
４５−１２９５２号、特開昭４７−４６１４５号、実開
昭４８−３６０５号、同５５−１４５９１３号、同６２
−９０５１３号、実開平４−６９０８号公報などにより
公知のものである。
【００１０】中でも実開平４−６９０８号公報に記載の
フック・ループ混在型面ファスナーは、混在するフック
の高さがループの高さよりも低くしてあるのでベルトと
して使用した場合フックが無用の糸くずなどのゴミを拾
わないこと、面ファスナーを環の仕切り板または仕切り
桿を挿通させる際の抵抗が少なく取り扱い上便利であ
る。
フック・ループ混在型面ファスナーは、混在するフック
の高さがループの高さよりも低くしてあるのでベルトと
して使用した場合フックが無用の糸くずなどのゴミを拾
わないこと、面ファスナーを環の仕切り板または仕切り
桿を挿通させる際の抵抗が少なく取り扱い上便利であ
る。
【００１１】
【考案の効果】以上説明したように本考案のベルトは、
フック・ループ混在型面ファスナーを用いるので従来の
面ファスナーを用いたベルトのように超音波融着又は縫
製の工程を必要としない点に優れている。
フック・ループ混在型面ファスナーを用いるので従来の
面ファスナーを用いたベルトのように超音波融着又は縫
製の工程を必要としない点に優れている。
【００１２】また従来の面ファスナー・ベルトでは、ル
ープ状係合素子を植生した面ファスナー・テープの長さ
に比べて細い長尺物の束を結束しようとすると、他端に
連結されているフック状係合素子がループ状係合素子を
植生した面ファスナー・テープの裏面に当たってしまい
結束不可能となり、ベルトを二重巻きにするなど不便さ
があるが、本考案のベルトはフック・ループ混在型面フ
ァスナーを用いるので結束される品物の太さに応じて自
由に係合位置を調節出来るので、前記のような不便さは
ない。
ープ状係合素子を植生した面ファスナー・テープの長さ
に比べて細い長尺物の束を結束しようとすると、他端に
連結されているフック状係合素子がループ状係合素子を
植生した面ファスナー・テープの裏面に当たってしまい
結束不可能となり、ベルトを二重巻きにするなど不便さ
があるが、本考案のベルトはフック・ループ混在型面フ
ァスナーを用いるので結束される品物の太さに応じて自
由に係合位置を調節出来るので、前記のような不便さは
ない。
【図１】本考案のベルトの平面図。
【図２】本考案のベルトの断面図。
【図３】本考案のベルトに用いられる角環の平面図。
【図４】本考案のベルトに用いられる角環の他の例の平
面図。
面図。
【図５】従来の角環の平面図。
【図６】従来の角環の平面図。
【図７】従来技術のベルトの平面図。
【図８】従来技術の他の例の面ファスナーベルトの断面
図。
図。
１．角環 ６．フック・ループ混在型面ファスナーの基体
Claims (1)
- 【請求項１】テープ状の基体の同一面上にフック状係合
素子とループ状係合素子とを多数混在させて植生した面
ファスナー・テープとその一端に取付けた環からなるベ
ルトであって、該環が２本の仕切り板又は２本の仕切り
桿を有し、その角型の環中の１本の仕切り板又は仕切り
桿に、該面ファスナー・テープの１端を係合素子の植生
した面が接するように捲回し、係合素子の植生した面を
密着させ、該密着させた面ファスナー・テープの１端を
１環と残りの仕切り板又は仕切り桿との間に挿通させ
て、面ファスナー・テープの密着部分を外から押さえ、
面ファスナー・テープの一端に環を取付けたベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992033453U JP2591880Y2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992033453U JP2591880Y2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | ベルト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0584658U JPH0584658U (ja) | 1993-11-16 |
| JP2591880Y2 true JP2591880Y2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=12386958
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992033453U Expired - Fee Related JP2591880Y2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | ベルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2591880Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3436933B2 (ja) | 2000-11-14 | 2003-08-18 | 世記 三島 | 吊下支持具 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014030402A1 (ja) * | 2012-08-24 | 2014-02-27 | 株式会社赤ん坊カンパニー | 吊下フック具 |
| JP7002957B2 (ja) * | 2018-02-08 | 2022-01-20 | 株式会社リーレックス | 荷締め機能付き台車 |
-
1992
- 1992-04-20 JP JP1992033453U patent/JP2591880Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3436933B2 (ja) | 2000-11-14 | 2003-08-18 | 世記 三島 | 吊下支持具 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0584658U (ja) | 1993-11-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |