JP3234290U - 帯締め留め具 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用方法が一目瞭然で使い易く、品質を保持しながら帯締めを留めることができる帯締め留め具を提供する。【解決手段】折畳んだ状態の帯締め10の中央部を、可撓性を有する帯状体1で包持し、帯状体1に設けられた第1の紐2が挿通する係止具4aに、第2の紐3が成す環状部4bを引掛けることで固定させる帯締め留め具100である。帯締め10の大きさに合わせて帯締め10の4面を包持するため、撚れや捻じれを防ぎ品質が保たれる。【選択図】図5
Description
本考案は、帯締め留め具に関するものである。
帯締めは、きもの着装時に帯を固定する組紐である。購入時には、折畳んだ紐の中央部分を紙などで留めてあるが、それを剥がしてしまうと、剥がされた紙は再利用が出来ない。このため、撚れたり捻じれたりしてしまい品質の低下が生じかねない。そこで帯締めの房部分と紐部分の両方をシートで覆うことにより形を整え整理する特許文献1の帯締め収納具が考えられている。
また、帯締めを留めることに特化したものではないが、輪ゴムを用いてコード、長尺物品や容器を結束することができる特許文献2の結束具が考えられている。
前述特許文献1の発明品では、1枚のシートに、帯締めの房と紐を区分けして巻き込む方法をとっている。これにより一体的に整然と収納できるようになっている。しかし1枚のシートの両面に4か所の面テープが配置され、それぞれの面テープの役割に従って順番に巻き込んで固定する構造となっているため、慣れるまでは手順が煩雑で扱いづらい。
前述特許文献2の発明品では、1本の輪ゴムに鉤型のフックを設け、結束物に輪ゴムを捲回させ輪ゴムの先端にフックを引掛け留める構造となっている。一重の捲回で緩い時には、2重3重に捲回し結束できることが利点となっている。帯締めは、公正競争規約で135〜175cmと決められている組紐である。折畳まれた状態の帯締めを一重のゴム紐だけで留めるには不安定である。また、帯締めは細くて繊細な絹糸を組み合わせて出来ているため、ゴム紐で2重3重に巻かれてしまうと撚れなどの品質の低下に繋がりかねない。当該発明品は、使い易く便利であるが、帯締めを留めるには適していない。
すなわち、使い易く、しっかりと帯締めを留めることが出来る帯締め留め具が求められている。
本考案は、可撓性を有する帯状体と、前記帯状体の一端に環状を成すように設けられた弾力性を有する第1の紐と、前記帯状体の他端に環状を成すように設けられた弾力性を有する第2の紐と、前記第1の紐と、前記第2の紐を係止する係止部と、を有する帯締め留め具である。
本考案の前記係止部は、前記第1の紐の中央付近に設けられた係止具であって、前記係止具は、使用状態に於いて前記第1の紐より外方に突出する形状を有し、前記第1の紐と前記第2の紐が交差するように、前記係止具に前記第2の紐を引掛けることにより、前記第1の紐と前記第2の紐を係止させるものである。
本考案の前記係止部は、前記第1の紐に設けられた第1の係止具と、前記第2の紐に設けられ前記第1の係止具と結合する第2の係止具と、を備えている。
本考案は、前記第2の紐の環状の大きさを調節する調節部を有し、前記調節部は、前記帯状体端部に設けられた紐通し口から、前記帯状体表面に設けられた紐通し口に挿通した前記第2の紐を可動させることが出来る機能を有している。
本考案の帯締め留め具の利点は、使用方法がはっきりと明らかで使い易いこと。及び簡単な構造ながらも、帯締めをしっかりと包持固定し、品質を保てることで有る。
本考案の実施例1に係る帯締め留め具100の構成について、図1から図6を用いて以下に説明する。
図1から図3は実施例1の帯締め留め具100を表す図である。構成であるが、可撓性を有する帯状体1と、帯状体1の長手方向の一端に設けられた弾力性を有する第1の紐2と、帯状体1の長手方向の他端に設けられた弾力性を有する第2の紐3と、第1の紐2の途中部に係止具4aと、を有している。第1の紐2に接続金具7と、第2の紐3には、引手金具8と、紐止め布9とを備えている。係止具4aには貫通穴5を設けている。
帯状体1は長手を有する矩形となっており、図3に示すように矩形の長手方向の両端を折り返した二重構造になっている。帯状体1の内部には、調節部11を設けている。また帯状体1の長手方向の一端には孔をあけ、紐通し口6a、6bを設けている。同様に帯状体1の長手方向の他端と帯状体1の表面にも孔をあけ、帯状体1の他端に紐通し口6c、6dと、帯状体1の表面には紐通し口6eと、を設けている。
帯状体1の一端に設けられた第1の紐2の端部2aは、帯状体1の内部から、帯状体1に設けた紐通し口6aを通り6bに挿通した後、帯状体1の内部で、接続金具7にて第1の紐2の端部2bと繋がっている。これにより第1の紐2は環状を成す。また、第1の紐2が成す環状部の途中には、球形の係止具4aを備えている。係止具4aには貫通穴5を設け、そこに第1の紐2を挿通させることで、第1の紐2と係止具4aと帯状体1が接続されている。
帯状体1の他端に設けられた第2の紐3の端部3aは、帯状体1に設けられた紐通し口6cに挿通し、帯状体1の内部で紐止め布9に縫合している。第2の紐3の端部3bは、帯状体1に設けられた紐通し口6dに挿通し、帯状体1の内部で端部3aと交差した後、帯状体1の表面に設けられた紐通し口6eを通り帯状体1の表面に接続している。第2の紐3はその端部が紐通し口6cと6dに挿通することで環状を成し、帯状体1に接続している。また、第2の紐3が成す環状部4bは、被係止具としての役割を備えている。第2の紐3の端部3bは帯状体1の表面で引手金具8を取付けており、紐通し口6eから帯状体1の内部への逆流を防いでいる。
係止部は、第1の紐2が挿通した係止具4aと、第2の紐3が成す環状部4bで構成されている。
調節部11は、第2の紐3と紐止め布9と、引手金具8とで構成されている。帯状体1は、折り返した面の内側に接着剤を塗布し内部を接着させているが、調節部11に係る部分に於いて、帯状体1の内部は紐止め布9の下面と接着させており、紐止め布9の上面と帯状体1との間に非接着空間を維持している。この非接着部が調節部11となる。紐止め布9の上に紐通し口6eが設けられているため、帯状体1に設けられた紐通し口6dから6eに至る第2の紐3の可動領域を調節部11として構成している。
図4は、実施例1に係る帯締め留め具100を用いて、帯締め10を固定する前後の状態を示す断面図であり、図5は、実施例1に係る帯締め留め具100を用いて帯締め10を固定した状態を示す斜視図である。
本考案の帯締め留め具100は、帯状体1に設けられた第1の紐2と第2の紐3とを係止部にて係止し、帯締め10を留める構造になっている。帯状体1の一端に設けられ第1の紐2が挿通している係止具4aは、第1の紐2の中央付近に、第1の紐2より外方に突出した状態で位置している。そこに、第2の紐3が成す環状部4bを、交差するように引掛けることで、係止具4aがストッパーとなり第1の紐2と第2の紐3を係止する。これにより本考案に於ける係止部が成立する。
本考案の帯締め留め具100の使用方法であるが、図4、図5で示すように、折畳んだ状態の帯締め10の中央部を、可撓性を有する帯状体1で下方から左右両面を挟み込み、帯締め10の上面で、前述のように帯状体1に設けられた係止部にて係止し留めるようになっている。さらに係止具4aの突出した形状が、帯締め10を上方から押さえるので、帯締め10は、よりしっかりと固定される。また帯状体1がしなやかな材質であるため、帯締め10の形状に沿って、包み込むように留めることが出来るのである。
図6は、本考案の実施例1の帯締め留め具100において、引手金具8を引っ張ることで第2の紐3の端部3bを引き出し、第2の紐3が成す環状部4bの大きさを調節した状態を示す斜視図である。
帯締めは、用途によって幅や厚みが変わっており均一な大きさでは無い。これに対応するため、本考案の帯締め留め具100は、弾力性を有する紐の伸縮作用を利用し係止しているが、併せて調節部11を設けることで、帯締め10の大きさに合わせて、被係止具となる第2の紐3が成す環状部4bの大きさを調節することが出来るため、帯締め10の幅や厚みが違っても、しっかりと係止できる構造になっている。
第2の紐3が成す環状部4bの大きさの調節は、環状を成す紐の一端を固定し、その他端を動かすことにより行っている。帯状体1内部の非接着部に設けた紐の可動領域を利用し、第2の紐3の端部3bを動かすことで、その環状部分の大きさを変えている。第2の紐3は、端部3aが紐止め布9に固定され環状を成している。このため第2の紐3の他端3bに取付けた引手金具8を、図中左方向に引き伸ばすことにより、環状部分は小さくなり、図中右方向に押し戻せば大きく出来るので、帯締め10の大きさに合わせて、第2の紐3が成す環状部4bの大きさを調節することができる。また、引き伸ばされた第2の紐3の端部3bが、紐の弾性に伴う伸縮作用により元に戻ろうとするのを、接触面に働く摩擦力を利用することで抑えている。第2の紐3の端部3bは、帯状体1の内部に設けた紐止め布9の上面で、紐止め布9に縫合した端部3aと交差しているが、端部3aが端部3bの上方を通って紐止め布9に縫合させていることから、端部3bは端部3aに押さえられた形状での接触となっている。また紐通し口6c、6d、6eも、第2の紐3の太さと嵌合した穴径にし、摩擦力の働きが活かせる構造となっている。
本考案の帯締め留め具100は、折畳んだ帯締め10の中央部分を、帯状体1が下方から左右両面を支え込み、帯締め10の上面で、帯状体1に設けられた2本の紐と係止部にて留めるようになっている。帯締め10の上下左右4面を包持する構造である。また、帯締め10の大きさに合わせて係止できるため、帯締め留め具100を使用することにより、帯締め10は動かずにしっかり固定され、形状を維持し続ける。これにより、撚れたり捻じれたりすること無く、品質を保つことが可能となる。このようにシンプルな構造で繰り返し使用が出来、簡単な操作でありながら、帯締め10を支え・留め・品質を保持するという3つの役割を備えている。その構成、作用、効果が簡潔明瞭であって合理的かつ実用性、利便性に優れたものである。
図7と図8は、帯締め10を磁力により結合させる構造に於いての、実施例2の帯締め留め具101である。前記帯締め留め具100と同様に、可撓性を有する帯状体1と、前記帯状体1の一端に環状を成すように設けられた弾力性を有する第1の紐2と、前記帯状体1の他端に環状を成すように設けられた弾力性を有する第2の紐3と、前記第1の紐2を挿通した第1の係止具4cと、前記第2の紐3を挿通した第2の係止具4dと、を有している。図4と同様に、前記帯状体1により折り畳んだ状態の帯締め10の中央部を包持し、前記第1の係止具4cに設けられた第1磁石部と前記第2の係止具4dに設けられた第2磁石部とを磁力により結合させることにより、前記帯締め10を留める帯締め留め具101である。
上記実施例2の帯締め留め具101においては、磁力により、ワンタッチで付けたり外したり出来るもので、爪を伸ばしている人や、指先に不具合など有る人にとって着脱が簡便で使い易い構造である。
帯締め留め具101においては、帯状体1に設けられた第1の紐2と第2の紐3が挿通した係止具4cと4dが結合し留まる構造になっている。実施例2では磁力を利用しているが、磁力に限らず、係止具4cと4dに螺旋結合部を備え、回転させることにより結合する係止部を有するものであっても同様の効果を奏するものである。
上記実施例1、および実施例2では、係止部に玉を用いた例を示したが、図9の帯締め留め具102で示すように、係止部が玉以外であっても、同様の効果を奏するものである。
1 帯状体
2 第1の紐
2a 第1の紐の端部
2b 第1の紐の端部
3 第2の紐
3a 第2の紐の端部
3b 第2の紐の端部
4a 係止具
4b 第2の紐3が成す環状部
4c 第1の係止具
4d 第2の係止具
4e 係止具
5 貫通穴
6a 紐通し口
6b 紐通し口
6c 紐通し口
6d 紐通し口
6e 紐通し口
7 接続金具
8 引手金具
9 紐止め布
10 帯締め
11 調節部
100 帯締め留め具
101 帯締め留め具
102 帯締め留め具
2 第1の紐
2a 第1の紐の端部
2b 第1の紐の端部
3 第2の紐
3a 第2の紐の端部
3b 第2の紐の端部
4a 係止具
4b 第2の紐3が成す環状部
4c 第1の係止具
4d 第2の係止具
4e 係止具
5 貫通穴
6a 紐通し口
6b 紐通し口
6c 紐通し口
6d 紐通し口
6e 紐通し口
7 接続金具
8 引手金具
9 紐止め布
10 帯締め
11 調節部
100 帯締め留め具
101 帯締め留め具
102 帯締め留め具
Claims (4)
- 可撓性を有する帯状体と、
前記帯状体の一端に環状を成すように設けられた弾力性を有する第1の紐と、
前記帯状体の他端に環状を成すように設けられた弾力性を有する第2の紐と、
前記第1の紐と、前記第2の紐を係止する係止部と、を有する帯締め留め具。
- 前記係止部は、
前記第1の紐の中央付近に設けられた係止具であって、
前記係止具は、
使用状態に於いて、
前記第1の紐より外方に突出する形状を有し、
前記第1の紐と前記第2の紐が交差するように前記係止具に前記第2の紐を引掛けることにより、
前記第1の紐と前記第2の紐を係止させる
請求項1に記載の帯締め留め具。
- 前記係止部は、
前記第1の紐に設けられた第1の係止具と、
前記第2の紐に設けられ前記第1の係止具と結合する第2の係止具と、を備えた
請求項1に記載の帯締め留め具。
- 前記第2の紐の環状の大きさを調節する調節部を有し、
前記調節部は、前記帯状体端部に設けられた紐通し口から前記帯状体表面に設けられた紐通し口に挿通した前記第2の紐を可動させることができる
請求項1から3のいずれかに記載の帯締め留め具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021002839U JP3234290U (ja) | 2021-07-21 | 2021-07-21 | 帯締め留め具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021002839U JP3234290U (ja) | 2021-07-21 | 2021-07-21 | 帯締め留め具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3234290U true JP3234290U (ja) | 2021-09-30 |
Family
ID=77846951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021002839U Active JP3234290U (ja) | 2021-07-21 | 2021-07-21 | 帯締め留め具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3234290U (ja) |
-
2021
- 2021-07-21 JP JP2021002839U patent/JP3234290U/ja active Active
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Legal Events
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Ref document number: 3234290 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |