JP2591557Y2 - 複数回転筒式回り灯籠 - Google Patents

複数回転筒式回り灯籠

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JP2591557Y2
JP2591557Y2 JP1993025481U JP2548193U JP2591557Y2 JP 2591557 Y2 JP2591557 Y2 JP 2591557Y2 JP 1993025481 U JP1993025481 U JP 1993025481U JP 2548193 U JP2548193 U JP 2548193U JP 2591557 Y2 JP2591557 Y2 JP 2591557Y2
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rotating cylinder
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rotating
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貞夫 飯田
仁 伊藤
章 内藤
優 関根
茂夫 森谷
治朗 大村
保 玉置
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Tokyo Gas Co Ltd
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Tokyo Gas Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、筒体面に絵模様を描く
と共に天板に駆動用の羽根形を形成した回転筒を多重に
組み合わせると共に一番内側の回転筒内に熱光源を配置
した構成の所謂複数回転筒式回り灯籠に関する。
【0002】
【従来の技術】複雑な絵模様をカバーに映し出すため
に、回転筒を二重に形成した二重回転筒式回り灯籠が公
知である(実開昭62−142109号公報)。
【0003】この公知例の構造は、基台の上面中央部に
熱光源を設置し、基台に下端を固定した支持杆の上端針
部を熱光源の真上位置に配し、透光性を有する周側面板
の所要箇所に透光性のある所望の絵模様を付し下面は開
口した筒体の天版に羽根及び通気孔を円周状に設けると
共に天板の下面中央には針受部を設けた構造を共通に有
して筒体の径及び高さは各々相違して又周側面板の絵模
様及び天板の羽根の方向は各々自由な所要数の回動筒を
形成し、これら回動筒の中の最大径のものを除き各回動
筒の天板の上面中央には針部を突設し、最小径の回動筒
をその針受部と支持杆の上端針部とを嵌合させて支持杆
に対し回動自在に止着すると共に、該最小径の回動筒の
外周部に径の大なる回動筒を順次その内側の回動筒の針
部に針受部を嵌合させながら被せて回動自在に重合し、
最大径の回動筒の外周部には前記回動筒の絵模様の影を
周側面板に映すカバーを基台に固定して配置して成るも
のである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記公知例に
おいては、次のような欠点がある。
【0005】a.回転筒が大型化した場合に、重くなっ
て回転が遅くなったり、回転できなくなる。
【0006】b.回転筒と支柱との摩擦が経時的に大き
くなった場合にも回転が遅くなったり、回転できなくな
る。
【0007】c.内筒と外筒との回転方向を逆にした場
合特に外筒側の回転が遅くなったり、回転しなくなる。
【0008】本考案の目的は、上昇気流を整流すること
により、確実に回転する二重筒式回り灯籠を提案するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案に係る二重筒式回
り灯籠の構成は次のとおりである。
【0010】絵模様を映し出すカバーの内側において、
筒体面に絵模様を描き、天板に回転用の羽根形を形成
し、直径が一番内側のものから順番に大きくなる筒体を
支軸に対して多重に取り付けると共に一番内側の回転筒
の内側に、この一番内側の回転筒の羽根形の傾斜方向と
反対方向に向けて傾斜した整流羽根を有する整流体を配
置し、かつこの整流体の下方に熱光源を配置したことを
特徴とする複数回転筒式回り灯籠。
【0011】上記本考案の複数回転筒式回り灯籠におい
て、回転筒の数は限定されない。しかし、回転筒の大き
さ、重量及びこれらと上昇気流の流速との関係で、限界
はあり、通常は5重筒位までは実施化が可能である。特
に、熱光源にガス燈用マントルを使用すると、これから
排出される燃焼排気が上昇気流の流速を更に高めるの
で、多重筒化が容易になる。
【0012】整流体は、必要に応じて一番内側の回転筒
以外に各回転筒の天板間に配置して、夫々の回転筒の回
転力を高めるようにする。この時の整流体の整流羽根の
傾斜方向は、真上の天板の羽根形の傾斜方向と反対方向
である。
【0013】
【作用】熱光源が駆動されると、一番内側の回転筒内の
空気が温められて上昇気流が発生する。この上昇気流
は、筒内を上昇し、この上昇する過程において整流体の
整流羽根間を通間する間に天板の羽根形の傾斜方向とは
反対方向に整流され、この整流された上昇気流が羽根形
に作用して回転筒を回転する。更に、この上昇気流は、
次の回転筒の羽根形に作用してこの回転筒を回転する。
各回転筒の回転方向は、羽根形の傾斜方向で決まるが、
外側の回転筒を逆回転させる場合には、必要に応じて内
側の回転筒の天板と外側の回転筒の天板間に整流体を配
置して、内側の回転筒の羽根形から出た上昇気流の向き
を外側の回転筒の羽根形の傾斜方向と反対方向に整流
し、外側の回転筒の駆動力を高めるようにする。
【0014】
【実施例】図1〜図3に本考案を実施した二重回転筒式
回り灯籠を示す。
【0015】1は基台、2はこの基台1の中央から垂直
に延長した支柱、3は支柱2に取り付けられたガス灯用
マントルにして、このマントル3は、ガスコック(図示
せず)を開放すると自動着火が行われるようになってい
る。なお、実施例はマントル3を使用しているが、白熱
燈を使用してもよい。4は胴体部5に絵模様を描いた内
筒にして、この内筒4は前記支柱2に対して回転自在に
天板6の中央で軸支されている。7は内筒4の天板6に
形成された羽根形である。
【0016】8は胴体部9に絵模様を描いた外筒にし
て、この外筒8は前記内筒4の外側に間隔をあけて二重
に配置されていると共に前記支柱2に対して回転自在に
天板10の中央で軸支されている。11は外筒8の天板
10に形成された羽根形にして、前記内筒4側の羽根形
7とは反対方向に傾斜している。
【0017】12は外筒8の外側全体を覆う絵模様の影
を映すカバーである。なお、このカバー12の下部には
通気孔13が形成されている。但し、この通気孔1は基
台1側に設けてもよい。又、このカバー12は実施例の
場合円筒形状であるが、胴体部を多角形に形成してもよ
い。
【0018】14は内筒4内において、マントル3より
も上方であって、天板6に近い部分の支柱2に取り付け
られた整流体にして、この気流整流体14の整流羽根1
4′の傾斜方向は内筒4の羽根形7の傾斜方向と反対方
向である。図2は、ガスボンベ15上に内筒4及び外筒
8を構成する実施例にして、はガスコックである。
【0019】図3は上昇気流の流れを示すもので、マン
トル3で加熱された空気は上昇気流(矢印)となって整
流体14の整流羽根14′間を上昇する間に内筒4の羽
根形7の傾斜方向とは反対方向の向きに整流されてから
羽根形7を通過し、この間に羽根形7に回転力を与えて
内筒4を回転させる。更に上昇した気流は外筒8の整流
羽根14′間を通過し、この間に外筒8の羽根形11に
回転力を与えて外筒8を内筒4とは反対方向に回転させ
る。この内筒4と外筒8の回転により、カバー12には
絵模様が美しく映し出される。なお、内筒4と外筒8を
支柱2で軸支する部分には、必要に応じてベアリングを
組み込んで回転抵抗を極力小さくするようにすると、整
流体14による整流効果と相俟って、可成り大型の回り
灯籠をつくることができる。
【0020】
【考案の効果】本考案は以上のように、筒内に整流体を
配置したことにより、上昇気流はこの整流体で整流され
てから回転筒の羽根形を通過するため、各回転筒に対し
て大きな回転力を与えることができる。よって、大型の
及び複数の回転筒を組み合わせた回転灯籠の場合でも、
スムーズに回転させることができる。又経時的に摩擦が
高まった場合でも、各回転筒は支障なく回転するので、
強力な上昇気流を発生させるガス灯用マントルと組み合
わせた場合、興味を惹く大型の複数回転式回り灯籠をつ
くることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施した二重回転筒式回り灯籠の断面
図。
【図2】ガスボンベと灯籠部分を分離した状態の説明
図。
【図3】上昇気流の説明図。
【符号の説明】
1 基台 2 支柱 3 マントル 4 内筒 5 胴体部 6 天板 7 羽根形 8 外筒 9 胴体部 10 天板 11 羽根形 12 カバー 13 通気孔 14 整流体 14′整流羽根 15 ガスボンベ 16 ガスコック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大村 治朗 千葉県印旛郡栄町安食台4−13−11 (72)考案者 玉置 保 千葉県習志野市鷺沼4−8−24 (56)参考文献 実開 昭54−57788(JP,U) 実開 昭48−91779(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21P 3/00

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絵模様を映し出すカバーの内側におい
    て、筒体面に絵模様を描き、天板に回転用の羽根形を形
    成し、直径が一番内側のものから順番に大きくなる筒体
    を支軸に対して多重に取り付けると共に一番内側の回転
    筒の内側に、この一番内側の回転筒の羽根形の傾斜方向
    と反対方向に向けて傾斜した整流羽根を有する整流体を
    配置し、かつこの整流体の下方に熱光源を配置したこと
    を特徴とする複数回転筒式回り灯籠。
  2. 【請求項2】 一番内側の回転筒内の整流体に加えて、
    各回転筒の天板間に、外側の回転筒の羽根形の傾斜方向
    と反対方向に傾斜している整流羽根を有する整流体を配
    置して成る請求項1記載の複数回転筒式回り灯籠。
  3. 【請求項3】 熱光源としてガス燈用マントルを用いて
    成る請求項1又は2記載の複数回転筒式回り灯籠。
JP1993025481U 1993-05-17 1993-05-17 複数回転筒式回り灯籠 Expired - Fee Related JP2591557Y2 (ja)

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JPH0684609U JPH0684609U (ja) 1994-12-02
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