JP2591067Y2 - テレスコピックアームのローラ装置 - Google Patents

テレスコピックアームのローラ装置

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JP2591067Y2
JP2591067Y2 JP1993036361U JP3636193U JP2591067Y2 JP 2591067 Y2 JP2591067 Y2 JP 2591067Y2 JP 1993036361 U JP1993036361 U JP 1993036361U JP 3636193 U JP3636193 U JP 3636193U JP 2591067 Y2 JP2591067 Y2 JP 2591067Y2
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telescopic
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修司 吉川
篤典 岡本
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、油圧ショベルのテレス
コピックアームのレールとこれを狭持するローラの間隙
を調整するローラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、油圧ショベルに装備した従来技
術のテレスコピックアーム1(実公平2−23649で
公知のもの)を示す側面図である。図において、2は油
圧ショベルのフロント部に装着した作業アタッチメン
ト、3は作業アタッチメント2のブーム、4はテレスコ
ピックアーム1の下部アーム、5は上部アーム、6は下
部アーム4のレール、7はローラ装置、8はローラ装置
7のブラケット、9はバケット、10はブームシリン
ダ、11はアームシリンダ、12はテレスコピックシリ
ンダ、13はバケットシリンダである。図7は、図6の
A部におけるローラ装置7の拡大図である。図におい
て、14は上部ローラ、15は下部ローラ、16,17
は上部ローラ14,下部ローラ15のそれぞれローラ
軸、18はローラ軸16,17をそれぞれ締付固定する
ナット、19はブラケット8の回動調整中心Oより同一
半径R上の位置にブラケット8に対して開穿した複数個
の長穴、20はブラケット8を固定する締付ボルトであ
る。図8は、図7のB−B断面図である。図において、
21は下部アーム4に対する上部アーム5の左右方向
(すなわちスラスト方向)の関係位置を維持するための
スライドプレートである。
【0003】図6〜図8に示すようにテレスコピックア
ーム1では、油圧ショベルのアームを上部アーム5と下
部アーム4で形成し、下部アーム4の上部両側にレール
6を側方に向って突設し、上部アーム5にブラケット8
を設置し、これにレール6を上下より狭持するように上
部ローラ14及び下部ローラ15を枢着し、また上部ア
ーム5と下部アーム4の間にテレスコピックシリンダ1
2を装着して、上記両アーム(5,4)が互いに伸縮作
動できるようにしている。そしてテレスコピックアーム
1の長期使用時にレール6のローラ転動面(レール6の
上面と下面をいう)が損耗したときには、ブラケット8
の取付角度を、回動調整中心O(図7に示す)を中心と
して矢印イの方向(すなわちテレスコピックアーム1の
伸縮作動方向である)に傾倒調整することにより上部ロ
ーラ14と下部ローラ15と、レール(6)転動面との
間隙を調整するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来技術のローラ装置
では、上部ローラと下部ローラと、レール転動面との間
隙を調整するためにブラケットに複数箇所の長穴を開穿
し、そのそれぞれ長穴に締付ボルトを通してブラケット
を締付固定していた。この場合、テレスコピックアーム
の作動時にブラケットが伸縮作動方向に回って動き出す
ことのないように、かなり大なる締付トルクで複数個の
締付ボルトを締付けていた。そのために、ローラ装置の
組立時、及びローラとレール間の間隙調整時に大なる労
力と時間を要していた。本考案は、上記の問題点を解決
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上部アームと、下部アー
ムとを有し、前記上部アームと下部アームが相対的に長
手方向に摺動移動することによりアームを伸縮可能とし
たテレスコピックアームにおいて、前記上部アームおよ
び下部アームの少なくとも一方に設けられたレールと、
前記レールを挟持する一対のローラと、前記一対のロー
ラをそれぞれ回転可能に支持する一対のローラ軸と、前
記一対のローラ軸間の距離を一定に保持するブラケット
とを有し、前記一対のローラ軸の一方は上部アーム或い
は下部アームの一方に枢着するとともに、前記上部アー
ム或いは下部アームの内前記ローラ軸を枢着した側と前
記ブラケットを長さ調整手段により連結した。また前記
長さ調整手段はねじロッドを用いた。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、油圧ショベルに装備した本考案の
テレスコピックアーム22を示す側面図である。図にお
いて、23はテレスコピックアーム22の上部アーム、
24は下部アーム、25は上部アーム23の下部両側に
側方に向って突設したレール、26は下部アーム24の
上部両側に側方に向って突設したレール、27はテレス
コピックアーム22の前部側のローラ装置、28は後部
側のローラ装置、29はブラケット、30はねじロッ
ド、31はテレスコピックシリンダである。図2は、図
1のC部におけるローラ装置27の詳細図である。図に
おいて、32は上部ローラ、33は下部ローラ、34,
35は上部ローラ32,下部ローラ33のそれぞれロー
ラ軸、36,37はねじロッド30の両端部のそれぞれ
ロッドエンド金具、38,39はそれぞれピンである。
なおねじロッド30の両端側に形成しているねじ部は、
一方側が左ねじで、他方側が右ねじである。したがって
ねじロッド30を正転回動調整又は逆転回動調整するこ
とにより、ねじロッド30の長さLを伸縮調整すること
ができる。図3は、図1のD−Dより見た切欠き要部断
面図である。なおローラ装置22は、ほぼ左右対称形に
構成されているので、図示で右側の部分に符号を付して
いる。図3において、40は上部ローラ32,下部ロー
ラ33に内蔵しているそれぞれニードルベアリング、4
1はブッシュである。図4は、図1のE−Eより見た要
部断面図である。図において、42はローラ装置28の
上部側のローラ軸、43はブッシュである。図5は、図
4のFより見たローラ軸42を示す図である。図におい
て、44はローラ軸42の端部に固着されている回り止
め板、45は止めボルトである。
【0007】次に、本考案のローラ装置の構成について
述べる。本考案におけるテレスコピックアーム22に
は、前部側と後部側にそれぞれローラ装置27と28が
設けられているが、構造的また機能的にローラ装置27
と28は同様であるので、ローラ装置27を代表して、
図1〜図3について述べる。ローラ装置27では、上部
ローラ32のローラ軸34はブラケット29に固定して
枢着し、また下部ローラ33のローラ軸35は内側へ向
けて延設し、その延設した側にある下部アーム24の側
面部に対して固定して枢着し、かつそのローラ軸35の
軸心を中心としてブラケット29が回動できるように枢
支し、上記ローラ軸を枢着した側の下部アーム24の側
面部とブラケット29の下端部付近とを、長さ(L)の
調整できるねじロッド30で連結して構成した。
【0008】次に、本考案のローラ装置27の作用につ
いて述べる。レール25のローラ転動面(図2に示す符
号ロ及びハの面)が損耗して間隙Sが大きくなると、作
業時にがたつき音や打撃音を生ずるようになる。この場
合にはねじロッド30をスパナ工具で回転させて、ねじ
ロッドの長さ(L)を寸法lだけ縮小調整する。ブラケ
ット29はローラ軸35の軸心O’を中心として、角度
aだけ矢印ニの方向に傾倒調整される。したがって上記
間隙Sを所要の最少限度の間隙に調整することができ
る。またブラケット29はローラ軸35に枢支されてい
るので、ブラケット29を従来技術のように締付ける操
作が全く不要である。またテレスコピックアーム22の
作動時にその伸縮方向にブラケット29を回動させよう
とする力が作用したときに、その作用力はねじロッド3
0の軸心方向に作用するので、ブラケット29が作業時
に回動をおこすことを防止することができる。
【0009】
【考案の効果】従来技術のローラ装置では、テレスコピ
ックアームの作動時にブラケットが伸縮作動方向に回っ
て動き出すことのないように、かなり大なる締付トルク
で複数個の締付ボルトを締付けていた。そのために、ロ
ーラ装置の組立時、及びローラとレール間の間隙調整時
に大なる労力と時間を要していた。しかし本考案のロー
ラ装置では、上部ローラと下部ローラのうち一方のロー
ラのローラ軸はブラケットに固定して枢着し、また他方
のローラのローラ軸は内側へ向けて延設し、その延設し
た側にある上部アーム又は下部アームの側面部に対し固
定して枢着し、かつその他方のローラ軸を中心としてブ
ラケットが回動できるように枢支し、上記他方のローラ
軸を枢着した側のアームの側面部とブラケットの一端と
を、長さの調整できるねじロッドで連結して構成した。
それにより上部及び下部ローラと、レール転動面との間
隙を調整するときには、所要に応じてスパナ工具でねじ
ロッドを回転させることにより、容易かつ短時間のうち
に行うことができる。従来技術のようにブラケットを複
数個の締付ボルトで締付ける操作が全く不要であるの
で、作業者の組立又は調整時の労力を大巾に軽減するこ
とができる。またテレスコピックアームの作動時にその
伸縮方向にブラケットを回動させようとする力が作用し
たときに、その作用力はねじロッドの軸心方向に作用す
るので、ブラケットが作業時に回動をおこすことを防止
することができる。したがって本考案のローラ装置で
は、ローラとレール間の間隙調整の操作性とメンテナン
ス性を大巾に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のテレスコピックアームを示す側面図で
ある。
【図2】図1のC部詳細図である。
【図3】図1のD−Dより見た切欠き要部断面図であ
る。
【図4】図1のE−Eより見た要部断面図である。
【図5】図4のFより見た図である。
【図6】従来技術のテレスコピックアームを示す側面図
である。
【図7】図6のA部拡大図である。
【図8】図7のB−B断面図である。
【符号の説明】
1,22 テレスコピックアーム 4,24 下部アーム 5,23 上部アーム 6,25,26 レール 7,27,28 ローラ装置 8,29 ブラケット 14,32 上部ローラ 15,33 下部ローラ 16,17,34,35 ローラ軸 30 ねじロッド

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部アームと、下部アームとを有し、前
    記上部アームと下部アームが相対的に長手方向に摺動移
    動することによりアームを伸縮可能としたテレスコピッ
    クアームおいて、前記上部アームおよび下部アームの
    少なくとも一方に設けられたレールと、前記レールを挟
    持する一対のローラと、前記一対のローラをそれぞれ回
    転可能に支持する一対のローラ軸と、前記一対のローラ
    軸間の距離を一定に保持するブラケットとを有し、前記
    一対のローラ軸の一方は上部アーム或いは下部アームの
    一方に枢着するとともに、前記上部アーム或いは下部ア
    ームの内前記ローラ軸を枢着した側と前記ブラケットを
    長さ調整手段により連結して構成したことを特徴とする
    テレスコピックアームのローラ装置。
  2. 【請求項2】 前記長さ調整手段はねじロッドであるこ
    とを特徴とする請求項1記載のテレスコピックアームの
    ローラ装置。
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