JP2590308Y2 - パネル連結構造 - Google Patents

パネル連結構造

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JP2590308Y2
JP2590308Y2 JP1992043933U JP4393392U JP2590308Y2 JP 2590308 Y2 JP2590308 Y2 JP 2590308Y2 JP 1992043933 U JP1992043933 U JP 1992043933U JP 4393392 U JP4393392 U JP 4393392U JP 2590308 Y2 JP2590308 Y2 JP 2590308Y2
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JP1992043933U
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JPH066526U (ja
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克也 乾
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パネルとパネルとを支
柱を介して着脱自在に連結するためのパネル連結構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からパネルを支柱を介して連結する
ためのパネル連結構造として特開平2ー132244号
公報がある。この従来例は図9、図10に示すように、
支柱1に先端に抜け止め部2を有する突出片3を複数方
向に突出し、パネル5の側端部に縦溝6を設けると共に
縦溝6に係止溝7を連通形成し、支柱1の複数方向に突
出した突出片3をそれぞれパネル5の縦溝6に挿入し且
つ抜け止め部2を係止溝7に係止して複数個のパネル5
を支柱1を介して連結し、支柱1の上端部にのみ圧入部
Aを設けて、この圧入部Aを縦溝6の上端部に圧入して
パネル5を連結するようになっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そして、上記従来例に
おいては、パネル5の側端部の縦溝6にパネル5の外面
に張ったクロス材Cの端部を巻き込んであった。このた
め、従来にあっては、パネル5と支柱1との連結部分に
おいてはカタカタという金属音が発生せず、また、上端
部の圧入部Aもクロス材Cに圧入することでパネル5と
支柱1との連結部分におけるがたつきを防止できた。
【0004】しかしながら、パネル5の側端部をアルミ
等の金属とした場合、支柱1もアルミ等の金属を用いて
おり、また、スライドが楽にできるようにある程度の余
裕を持たせてはめ込んでいるので、金属と金属の当たる
音が生じるという問題があった。本考案は上記の従来例
の問題点に鑑みて考案したものであって、その目的とす
るところは、パネルと支柱の連結部分におけるがたつき
の発生を防止して該がたつきで発生する金属音を防止で
き、しかも、支柱を上方に抜き取ったりあるいは上方か
ら差し込んだりするのに支障がなく、スムーズに支柱の
スライドができるパネル連結構造を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のパネル連結構造
は、支柱1に先端に抜け止め部2を有する突出片3を複
数方向に突出し、パネル5の側端部に歯形部6aを有す
る縦溝6を設けると共に縦溝6に係止溝7を連通形成
し、支柱1の複数方向に突出した突出片3をそれぞれパ
ネル5の縦溝6に挿入し且つ抜け止め部2を係止溝7に
係止して複数個のパネル5を支柱1を介して連結し、支
柱1の上下方向の複数箇所に合成樹脂製の圧入部Aを設
けると共に該圧入部Aを突出片3の複数個おきに配置
し、圧入部Aを縦溝6に圧入すると共に圧入部Aを歯形
部6aに圧入して成るものであって、このような構成を
採用することで、上記した従来例の問題点を解決して本
考案の目的を達成したものである。
【0006】
【作用】しかして、支柱1の上下方向の複数箇所に合成
樹脂製の圧入部Aを設けると共に該圧入部Aを突出片3
の複数個おきに配置し、圧入部Aを縦溝6に圧入すると
共に圧入部Aを歯形部に圧入することで、縦溝6と突出
片3とのはめ込み、抜け止め部2と係止溝7との係止が
いずれもスライドが楽にできるようにある程度の余裕を
持たせてあっても、連結部分の上下方向の各部において
がたつきが生じないようにできるものであり、特に、歯
形部6aに圧入することで、がたつきが確実に防止でき
ることになる。
【0007】
【実施例】以下本考案を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。図3には本考案に用いる支柱1の一例が示
してある。支柱1の上部には先端に抜け止め部2を有す
る突出片3を複数方向に突出してある。また支柱1の下
部には振れ止め突片4を複数方向に突出してある。ここ
で、支柱1の上部及び下部にはそれぞれ上下に複数個の
外筒9が支柱1に対して回動自在に被嵌し、支柱1の上
部に設けた複数個の外筒9にそれぞれ先端に抜け止め部
2を有する突出片3が突設してある。先端に抜け止め部
2を有する突出片3は先端が膨大部となるように水平断
面が略T字状をしている。また、支柱1の下部に設けた
複数個の外筒9にはそれぞれ短冊状をした縦長板状の振
れ止め突片4が突設してある。そして、この振れ止め突
片4は、ちょうど先端に抜け止め部2を有する突出片3
から抜け止め部2を取り去った場合の水平断面と等しい
断面形状となっている。支柱1には上下方向の複数箇所
に合成樹脂製の圧入部Aを設けてあり、この圧入部Aは
突出片3の複数個(例えば3個)おきに配置してある。
図3の実施例では圧入部Aは筒体1Aの側面に水平断面
が略三角形をした突出部2Aを設け、突出部2Aの下部
両側を傾斜面3Aとして縦断面が略三角形となるように
して構成してあり、この圧入部Aを構成する突出部2A
付き筒体1Aを複数個一つのグループとして回動自在に
支柱1に被嵌してあり、この圧入部Aのグループが突出
片3の複数個おきに配置してある。支柱1の上端部に上
部ストッパ20をねじ具21により取り付けて圧入部A
等が上方に抜けないようにしてある。パネル5の両側端
部はアルミのような金属により形成してあり、この金属
性のパネルの側端部には上下全長にわたって縦溝6が設
けてある。そして、このパネル5の側端部には縦溝6の
奥部において縦溝6と連通形成された係止溝7が設けて
あり、ここで縦溝6の上下全長にわたって係止溝7が形
成してある。縦溝6の内壁面には先端が尖った歯形部6
aが形成してある。
【0008】しかして、支柱1の複数方向に突出した突
出片3をそれぞれパネル5の縦溝6に挿入し且つ抜け止
め部2を係止溝7に係止すると共に振れ止め突片4を縦
溝6に挿入し、この場合同時に突出片3の複数個おきに
配置した圧入部Aを縦溝6に圧入すると共に圧入部Aを
歯形部に圧入して複数個のパネル5を支柱1を介して連
結するものである。
【0009】また、添付図面の実施例では、少なくとも
支柱1の上端から支柱1の上部に設けた複数の突出片3
のうち最下端の突出片3の下端までの長さL1 (3図、
第8図に示す)をパネル5の上端から天井8までの長さ
H(図8に示す)よりも短く設定してある。つまり、H
>L1 となるようにしてある。そして、このように設定
することで、支柱1を上方に引き上げ、抜け止め突片2
をパネル5の上端の係止溝7上端から抜き、この状態
で、振れ止め突片4は依然として縦溝6に差し込んであ
るが、パネル5を支柱1に対して少し側方に移動させる
か、あるいは支柱1をパネル5に対して側方に少し移動
させることで、振れ止め突片4を縦溝6から抜くことが
できて、支柱1によるパネル5の連結を解除できるもの
である。一方、支柱1によってパネル5同士を連結する
には、上記とは逆の順序で、まず支柱1を上方に持ち上
げた状態で振れ止め突片4をパネル5の縦溝6の上部に
側方から差し込み、この状態で支柱1を下方に降ろして
振れ止め突片4同士を縦溝6に対してスライドさせなが
ら下降させると共に突出片3をそれぞれパネル5の縦溝
6に挿入し且つ抜け止め部2を係止溝7に係止するので
あり、この場合同時に、突出片3の複数個おきに配置し
た合成樹脂製の圧入部Aを縦溝6に圧入すると共に圧入
部Aを歯形部に圧入することでがたつき防止を行うので
ある。この場合、圧入部Aが合成樹脂製であるので支柱
1の引上げ、引下げ操作に当たり、アルミのような金属
の歯形部6aに圧入部Aがスムーズに食い込み、支柱1
自身もスライドしやすくなっている。図1、図2にパネ
ル5の連結の順序が示してあり、図4には圧入部Aが縦
溝6及び歯形部6aに圧入している状態(歯形部6aに
は食い込んで圧入している)が示してある。このように
して支柱1を介して複数枚のパネル5同士を連結して部
屋の間仕切りなどをするのであるが、合成樹脂の圧入部
Aが突出片3の複数個おきに配置してあることで、支柱
1のがたつきを上下方向の複数箇所で抑えることができ
て金属音の発生を防止できるのである。
【0010】図5にはパネル5の連結のない終端部を示
している。また、図6には終端部の組み立ての途中の状
態が示してある。すなわち、終端部にはアルミのような
金属(好ましくはパネル5の端部を構成するアルミのよ
うな金属と同じ材質のもの)よりなるエンドカバーBを
縦溝6と係止溝7とにわたってはめ込むものである。こ
のようにすることで例えばパネル5の端部をアルミとし
た場合、パネル5の終端部において露出するアルミの素
材の良さを生かすことができるものである。そして、エ
ンドカバーBは図7に示すような正面視で多少弓状とな
るような曲線状とすることで、縦溝6と係止溝7とが連
通して構成される溝にがたつきを防止してはめ込まれ、
しかも溝に対してある程度余裕を持たせてあることでエ
ンドカバーBを上方からスムーズに取り外すことができ
るものである。更に、エンドカバーBを左右対称な形状
とすることで施工性もよくなるものである。
【0011】
【考案の効果】本考案にあっては、上述のように支柱に
先端に抜け止め部を有する突出片を複数方向に突出し、
パネルの側端部に歯形部を有する縦溝を設けると共に縦
溝に係止溝を連通形成し、支柱の複数方向に突出した突
出片をそれぞれパネルの縦溝に挿入し且つ抜け止め部を
係止溝に係止して複数個のパネルを支柱を介して連結
し、支柱の上下方向の複数箇所に合成樹脂製の圧入部を
設けると共に該圧入部を突出片の複数個おきに配置し、
圧入部を縦溝に圧入すると共に圧入部を歯形部に圧入し
たので、縦溝と突出片とのはめ込み及び抜け止め部と係
止溝との係止がいずれも支柱の抜き取り及び差し込みに
当たってのスライドが楽にできるようにある程度の余裕
を持たせてあっても、圧入部の圧入により連結部分にが
たつきが生じないようにでき、特に、この圧入部は突出
片の複数個おきに配置してあるので、支柱とパネルとの
連結箇所の上下方向の複数箇所において圧入部によりが
たつき防止が行われ、また、圧入部が合成樹脂製で縦溝
に圧入されると同時に歯形部に圧入されることになっ
て、よりいっそうがたつき防止が確実になり、この結
果、パネルの端部が金属製であっても支柱のがたつきに
よる金属音の発生を確実に防止できるものであり、ま
た、圧入部が合成樹脂製であるので、歯形部への圧入も
容易であり、支柱の取外しにも支障がないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の連結状態の途中を示す一部分解斜視図
である。
【図2】同上の更に連結直前の状態を示す斜視図であ
る。
【図3】同上に用いる支柱の一部省略斜視図である。
【図4】同上の圧入部が縦溝及び歯形部に圧入している
状態を示す説明図である。
【図5】同上のパネルの終端部の断面図である。
【図6】同上のエンドカバーの取付け状態を示す斜視図
である。
【図7】同上に用いるエンドカバーの正面図である。
【図8】本発明の一部省略全体正面図である。
【図9】従来例の圧入部を縦溝に圧入している状態を示
す説明図である。
【図10】従来例の支柱の一部省略斜視図である。
【符号の説明】
1 支柱 2 抜け止め部 3 突出片 5 パネル 6 縦溝 6a 歯形部 7 係止溝 A 圧入部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱に先端に抜け止め部を有する突出片
    を複数方向に突出し、パネルの側端部に歯形部を有する
    縦溝を設けると共に縦溝に係止溝を連通形成し、支柱の
    複数方向に突出した突出片をそれぞれパネルの縦溝に挿
    入し且つ抜け止め部を係止溝に係止して複数個のパネル
    を支柱を介して連結し、支柱の上下方向の複数箇所に合
    成樹脂製の圧入部を設けると共に該圧入部を突出片の複
    数個おきに配置し、圧入部を縦溝に圧入すると共に圧入
    部を歯形部に圧入して成るパネル連結構造。
JP1992043933U 1992-06-25 1992-06-25 パネル連結構造 Expired - Lifetime JP2590308Y2 (ja)

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JPH066526U JPH066526U (ja) 1994-01-28
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