JP2590220B2 - α―アミノアセトニトリル鉱酸塩類の製造方法 - Google Patents
α―アミノアセトニトリル鉱酸塩類の製造方法Info
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- JP2590220B2 JP2590220B2 JP63206358A JP20635888A JP2590220B2 JP 2590220 B2 JP2590220 B2 JP 2590220B2 JP 63206358 A JP63206358 A JP 63206358A JP 20635888 A JP20635888 A JP 20635888A JP 2590220 B2 JP2590220 B2 JP 2590220B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、農薬・医薬等の中間体として有用なα−ア
ミノアセトニトリル鉱酸塩類及びその製造方法に関する
ものである。
ミノアセトニトリル鉱酸塩類及びその製造方法に関する
ものである。
従来のα−アミノフランアセトニトリル鉱酸塩やα−
アミノチオフェンアセトニトリル鉱酸塩の製造方法とし
ては特開昭57−167978号、特開昭60−228451号、特開昭
62−106093号及びテトラヘドロンレタース第25巻,第41
号,4583頁,1984年が知られている。
アミノチオフェンアセトニトリル鉱酸塩の製造方法とし
ては特開昭57−167978号、特開昭60−228451号、特開昭
62−106093号及びテトラヘドロンレタース第25巻,第41
号,4583頁,1984年が知られている。
上記の技術では、いずれも塩化水素ガスを用いている
ため装置、操作が複雑化し、危険性が高いという欠点を
有している。
ため装置、操作が複雑化し、危険性が高いという欠点を
有している。
本発明は、農薬・医薬等の中間体として有用な、一般
式(I) (式中、Xは酸素原子または硫黄原子、Rはハロゲン原
子、低級アルキル基を示し、nは0〜3の整数、HYは鉱
酸を示す。)で表される新規なα−アミノアセトニトリ
ル鉱酸塩類(以下、α−アミノアセトニトリル鉱酸塩類
とする。)及び簡便に、かつ高純度、高収率でα−アミ
ノアセトニトリル鉱酸塩類を得る製造方法を提供するこ
とを課題とする。
式(I) (式中、Xは酸素原子または硫黄原子、Rはハロゲン原
子、低級アルキル基を示し、nは0〜3の整数、HYは鉱
酸を示す。)で表される新規なα−アミノアセトニトリ
ル鉱酸塩類(以下、α−アミノアセトニトリル鉱酸塩類
とする。)及び簡便に、かつ高純度、高収率でα−アミ
ノアセトニトリル鉱酸塩類を得る製造方法を提供するこ
とを課題とする。
前記課題を解決すべく鋭意検討した結果、α−アミノ
フランアセトニトリル類やα−アミノチオフェンアセト
ニトリル類や鉱酸により鉱酸塩として析出させることに
より、簡便に、かつ高純度、高収率でα−アミノフラン
アセトニトリル鉱酸塩類やα−アミノチオフェンアセト
ニトリル鉱酸塩類が得られることを見出し、本発明を完
成させるに至った。
フランアセトニトリル類やα−アミノチオフェンアセト
ニトリル類や鉱酸により鉱酸塩として析出させることに
より、簡便に、かつ高純度、高収率でα−アミノフラン
アセトニトリル鉱酸塩類やα−アミノチオフェンアセト
ニトリル鉱酸塩類が得られることを見出し、本発明を完
成させるに至った。
すなわち、本発明は、一般式(II) (式中、Xは酸素原子または硫黄原子、Rはハロゲン原
子または低級アルキル基を示し、nは0〜3の整数を示
す。)で表されるα−アミノアセトニトリル類を、該α
−アミノアセトニトリル類の1モル当たり0.3〜2.0の
溶媒に溶解させた後、この溶液に30〜80重量%濃度の鉱
酸水溶液を添加し、反応させることを特徴とする、前記
一般式(I)で表されるα−アミノアセトニトリル鉱酸
塩類の製造方法である。
子または低級アルキル基を示し、nは0〜3の整数を示
す。)で表されるα−アミノアセトニトリル類を、該α
−アミノアセトニトリル類の1モル当たり0.3〜2.0の
溶媒に溶解させた後、この溶液に30〜80重量%濃度の鉱
酸水溶液を添加し、反応させることを特徴とする、前記
一般式(I)で表されるα−アミノアセトニトリル鉱酸
塩類の製造方法である。
本発明のα−アミノアセトニトリル鉱酸塩類は、農薬
・医薬等の中間体として有用な新規化合物である。
・医薬等の中間体として有用な新規化合物である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられるα−アミノアセトニトリル類とし
ては、例えば、α−アミノ−2−フランアセトニトリ
ル、α−アミノ−3−メチル−2−フランアセトニトリ
ル、α−アミノ−4−メチル−2−フランアセトニトリ
ル、α−アミノ−5−メチル−2−フランアセトニトリ
ル、α−アミノ−3−エチル−2−フランアセトニトリ
ル、α−アミノ−4−エチル−2−フランアセトニトリ
ル、α−アミノ−5−エチル−2−フランアセトニトリ
ル、α−アミノ−3−(i−プロピル)−2−フランア
セトニトリル、α−アミノ−4−(i−プロピル)−2
−フランアセトニトリル、α−アミノ−5−(i−プロ
ピル)−2−フランアセトニトリル、α−アミノ−3−
(n−プロピル)−2−フランアセトニトリル、α−ア
ミノ−4−(n−プロピル)−2−フランアセトニトリ
ル、α−アミノ−5−(n−プロピル)−2−フランア
セトニトリル、α−アミノ−3−(n−ブチル)−2−
フランアセトニトリル、α−アミノ−4−(n−ブチ
ル)−2−フランアセトニトリル、α−アミノ−5−
(n−ブチル)−2−フランアセトニトリル、α−アミ
ノ−3−(i−ブチル)−2−フランアセトニトリル、
α−アミノ−4−(i−ブチル)−2−フランアセトニ
トリル、α−アミノ−5−(i−ブチル)−2−フラン
アセトニトリル、α−アミノ−3−(sec−ブチル)−
2−フランアセトニトリル、α−アミノ−4−(sec−
ブチル)−2−フランアセトニトリル、α−アミノ−5
−(sec−ブチル)−2−フランアセトニトリル、α−
アミノ−3−(tert−ブチル)−2−フランアセトニト
リル、α−アミノ−4−(tert−ブチル)−2−フラン
アセトニトリル、α−アミノ−5−(tert−ブチル)−
2−フランアセトニトリル、α−アミノ−3,4−ジメチ
ル−2−フランアセトニトリル、α−アミノ−3,5−ジ
メチル−2−フランアセトニトリル、α−アミノ−4,5
−ジメチル−2−フランアセトニトリル、α−アミノ−
3−フルオロ−2−フランアセトニトリル、α−アミノ
−4−フルオロ−2−フランアセトニトリル、α−アミ
ノ−5−フルオロ−2−フランアセトニトリル、α−ア
ミノ−3−クロロ−2−フランアセトニトリル、α−ア
ミノ−4−クロロ−2−フランアセトニトリル、α−ア
ミノ−5−クロロ−2−フランアセトニトリル、α−ア
ミノ−3−ブロモ−2−フランアセトニトリル、α−ア
ミノ−4−ブロモ−2−フランアセトニトリル、α−ア
ミノ−5−ブロモ−2−フランアセトニトリル、α−ア
ミノ−3−ヨード−2−フランアセトニトリル、α−ア
ミノ−4−ヨード−2−フランアセトニトリル、α−ア
ミノ−5−ヨード−2−フランアセトニトリル、α−ア
ミノ−3,4−ジクロロ−2−フランアセトニトリル、α
−アミノ−3,5−ジクロロ−2−フランアセトニトリ
ル、α−アミノ−4,5−ジクロロ−2−フランアセトニ
トリル、α−アミノ−3,4−ジブロモ−2−フランアセ
トニトリル、α−アミノ−3,5−ジブロモ−2−フラン
アセトニトリル、α−アミノ−4,5−ジブロモ−2−フ
ランアセトニトリル、α−アミノ−2−チオフェンアセ
トニトリル、α−アミノ−3−メチル−2−チオフェン
アセトニトリル、α−アミノ−4−メチル−2−チオフ
ェンアセトニトリル、α−アミノ−5−メチル−2−チ
オフェンアセトニトリル、α−アミノ−3−エチル−2
−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−4−エチル
−2−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−5−エ
チル−2−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−3
−(i−プロピル)−2−チオフェンアセトニトリル、
α−アミノ−4−(i−プロピル)−2−チオフェンア
セトニトリル、α−アミノ−5−(i−プロピル)−2
−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−3−(n−
プロピル)−2−チオフェンアセトニトリル、α−アミ
ノ−4−(n−プロピル)−2−チオフェンアセトニト
リル、α−アミノ−5−(n−プロピル)−2−チオフ
ェンアセトニトリル、α−アミノ−3−(n−ブチル)
−2−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−4−
(n−ブチル)−2−チオフェンアセトニトリル、α−
アミノ−5−(n−ブチル)−2−チオフェンアセトニ
トリル、α−アミノ−3−(i−ブチル)−2−チオフ
ェンアセトニトリル、α−アミノ−4−(i−ブチル)
−2−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−5−
(i−ブチル)−2−チオフェンアセトニトリル、α−
アミノ−3−(sec−ブチル)−2−チオフェンアセト
ニトリル、α−アミノ−4−(sec−ブチル)−2−チ
オフェンアセトニトリル、α−アミノ−5−(sec−ブ
チル)−2−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−
3−(tert−ブチル)−2−チオフェンアセトニトリ
ル、α−アミノ−4−(tert−ブチル)−2−チオフェ
ンアセトニトリル、α−アミノ−5−(tret−ブチル)
−2−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−3,4−
ジメチル−2−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ
−3,5−ジメチル−2−チオフェンアセトニトリル、α
−アミノ−4,5−ジメチル−2−チオフェンアセトニト
リル、α−アミノ−3−フルオロ−2−チオフェンアセ
トニトリル、α−アミノ−4−フルオロ−2−チオフェ
ンアセトニトリル、α−アミノ−5−フルオロ−2−チ
オフェンアセトニトリル、α−アミノ−3−クロロ−2
−トオフェンアセトニトリル、α−アミノ−4−クロロ
−2−トオフェンアセトニトリル、α−アミノ−5−ク
ロロ−2−トオフェンアセトニトリル、α−アミノ−3
−ブロモ−2−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ
−4−ブロモ−2−チオフェンアセトニトリル、α−ア
ミノ−5−ブロモ−2−チオフェンアセトニトリル、α
−アミノ−3−ヨード−2−チオフェンアセトニトリ
ル、α−アミノ−4−ヨード−2−チオフェンアセトニ
トリル、α−アミノ−5−ヨード−2−チオフェンアセ
トニトリル、α−アミノ−3,4−ジクロロ−2−チオフ
ェンアセトニトリル、α−アミノ−3,5−ジクロロ−2
−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−4,5−ジク
ロロ−2−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−3,
4−ジブロモ−2−チオフェンアセトニトリル、α−ア
ミノ−3,5−ジブロモ−2−チオフェンアセトニトリ
ル、α−アミノ−4,5−ジブロモ−2−チオフェンアセ
トニトリル、α−アミノ−3−フランアセトニトリル、
α−アミノ−2−メチル−3−フランアセトニトリル、
α−アミノ−2−エチル−3−フランアセトニトリル、
α−アミノ−2−(n−プロピル)−3−フランアセト
ニトリル、α−アミノ−2−(i−プロピル)−3−フ
ランアセトニトリル、α−アミノ−2−(n−ブチル)
−3−フランアセトニトリル、α−アミノ−2−(i−
ブチル)−3−フランアセトニトリル、α−アミノ−2
−(sec−ブチル)−3−フランアセトニトリル、α−
アミノ−2−(tert−ブチル)−3−フランアセトニト
リル、α−アミノ−2,4−ジメチル−3−フランアセト
ニトリル、α−アミノ−2−フルオロ−3−フランアセ
トニトリル、α−アミノ−2−クロロ−3−フランアセ
トニトリル、α−アミノ−2−ブロモ−3−フランアセ
トニトリル、α−アミノ−2−ヨード−3−フランアセ
トニトリル、α−アミノ−2,4−ジクロロ−3−フラン
アセトニトリル、α−アミノ−2,4−ジブロモ−3−フ
ランアセトニトリル、α−アミノ−4−メチル−3−フ
ランアセトニトリル、α−アミノ−4−エチル−3−フ
ランアセトニトリル、α−アミノ−4−(n−プロピ
ル)−3−フランアセトニトリル、α−アミノ−4−
(i−プロピル)−3−フランアセトニトリル、α−ア
ミノ−4−(n−ブチル)−3−フランアセトニトリ
ル、α−アミノ−4−(i−ブチル)−3−フランアセ
トニトリル、α−アミノ−4−(sec−ブチル)−3−
フランアセトニトリル、α−アミノ−4−(tert−ブチ
ル)−3−フランアセトニトリル、α−アミノ−2,5−
ジメチル−3−フランアセトニトリル、α−アミノ−4
−フルオロ−3−フランアセトニトリル、α−アミノ−
4−クロロ−3−フランアセトニトリル、α−アミノ−
4−ブロモ−3−フランアセトニトリル、α−アミノ−
4−ヨード−3−フランアセトニトリル、α−アミノ−
2,5−ジクロロ−3−フランアセトニトリル、α−アミ
ノ−2,5−ジブロモ−3−フランアセトニトリル、α−
アミノ−5−メチル−3−フランアセトニトリル、α−
アミノ−5−エチル−3−フランアセトニトリル、α−
アミノ−5−(n−プロピル)−3−フランアセトニト
リル、α−アミノ−5−(i−プロピル)−3−フラン
アセトニトリル、α−アミノ−5−(n−ブチル)−3
−フランアセトニトリル、α−アミノ−5−(i−ブチ
ル)−3−フランアセトニトリル、α−アミノ−5−
(sec−ブチル)−3−フランアセトニトリル、α−ア
ミノ−5−(tert−ブチル)−3−フランアセトニトリ
ル、α−アミノ−4,5−ジメチル−3−フランアセトニ
トリル、α−アミノ−5−フルオロ−3−フランアセト
ニトリル、α−アミノ−5−クロロ−3−フランアセト
ニトリル、α−アミノ−5−ブロモ−3−フランアセト
ニトリル、α−アミノ−5−ヨード−3−フランアセト
ニトリル、α−アミノ−4,5−ジクロロ−3−フランア
セトニトリル、α−アミノ−4,5−ジブロモ−3−フラ
ンアセトニトリル、α−アミノ−3−チオフェンアセト
ニトリル、α−アミノ−2−メチル−3−チオフェンア
セトニトリル、α−アミノ−2−エチル−3−チオフェ
ンアセトニトリル、α−アミノ−2−(n−プロピル)
−3−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−2−
(i−プロピル)−3−チオフェンアセトニトリル、α
−アミノ−2−(n−ブチル)−3−チオフェンアセト
ニトリル、α−アミノ−2−(i−ブチル)−3−チオ
フェンアセトニトリル、α−アミノ−2−(sec−ブチ
ル)−3−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−2
−(tret−ブチル)−3−チオフェンアセトニトリル、
α−アミノ−2,4−ジメチル−3−チオフェンアセトニ
トリル、α−アミノ−2−フルオロ−3−チオフェンア
セトニトリル、α−アミノ−2−クロロ−3−チオフェ
ンアセトニトリル、α−アミノ−2−ブロモ−3−チオ
フェンアセトニトリル、α−アミノ−2−ヨード−3−
チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−2,4−ジクロ
ロ−3−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−2,4
−ジブロモ−3−チオフェンアセトニトリル、α−アミ
ノ−4−メチル−3−チオフェンアセトニトリル、α−
アミノ−4−エチル−3−チオフェンアセトニトリル、
α−アミノ−4−(n−プロピル)−3−チオフェンア
セトニトリル、α−アミノ−4−(i−プロピル)−3
−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−4−(n−
ブチル)−3−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ
−4−(i−ブチル)−3−チオフェンアセトニトリ
ル、α−アミノ−4−(sec−ブチル)−3−チオフェ
ンアセトニトリル、α−アミノ−4−(tert−ブチル)
−3−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−2,5−
ジメチル−3−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ
−4−フルオロ−3−チオフェンアセトニトリル、α−
アミノ−4−クロロ−3−チオフェンアセトニトリル、
α−アミノ−4−ブロモ−3−チオフェンアセトニトリ
ル、α−アミノ−4−ヨード−3−チオフェンアセトニ
トリル、α−アミノ−2,5−ジクロロ−3−チオフェン
アセトニトリル、α−アミノ−2,5−ジブロモ−3−チ
オフェンアセトニトリル、α−アミノ−5−メチル−3
−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−5−エチル
−3−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−5−
(n−プロピル)−3−チオフェンアセトニトリル、α
−アミノ−5−(i−プロピル)−3−チオフェンアセ
トニトリル、α−アミノ−5−(n−ブチル)−3−チ
オフェンアセトニトリル、α−アミノ−5−(i−ブチ
ル)−3−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−5
−(sec−ブチル)−3−チオフェンアセトニトリル、
α−アミノ−5−(tert−ブチル)−3−チオフェンア
セトニトリル、α−アミノ−4,5−ジメチル−3−フラ
ンアセトニトリル、α−アミノ−5−フルオロ−3−チ
オフェンアセトニトリル、α−アミノ−5−クロロ−3
−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−5−ブロモ
−3−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−5−ヨ
ード−3−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−4,
5−ジクロロ−3−チオフェンアセトニトリル、α−ア
ミノ−4,5−ジブロモ−3−チオフェンアセトニトリル
等が挙げられる。
ては、例えば、α−アミノ−2−フランアセトニトリ
ル、α−アミノ−3−メチル−2−フランアセトニトリ
ル、α−アミノ−4−メチル−2−フランアセトニトリ
ル、α−アミノ−5−メチル−2−フランアセトニトリ
ル、α−アミノ−3−エチル−2−フランアセトニトリ
ル、α−アミノ−4−エチル−2−フランアセトニトリ
ル、α−アミノ−5−エチル−2−フランアセトニトリ
ル、α−アミノ−3−(i−プロピル)−2−フランア
セトニトリル、α−アミノ−4−(i−プロピル)−2
−フランアセトニトリル、α−アミノ−5−(i−プロ
ピル)−2−フランアセトニトリル、α−アミノ−3−
(n−プロピル)−2−フランアセトニトリル、α−ア
ミノ−4−(n−プロピル)−2−フランアセトニトリ
ル、α−アミノ−5−(n−プロピル)−2−フランア
セトニトリル、α−アミノ−3−(n−ブチル)−2−
フランアセトニトリル、α−アミノ−4−(n−ブチ
ル)−2−フランアセトニトリル、α−アミノ−5−
(n−ブチル)−2−フランアセトニトリル、α−アミ
ノ−3−(i−ブチル)−2−フランアセトニトリル、
α−アミノ−4−(i−ブチル)−2−フランアセトニ
トリル、α−アミノ−5−(i−ブチル)−2−フラン
アセトニトリル、α−アミノ−3−(sec−ブチル)−
2−フランアセトニトリル、α−アミノ−4−(sec−
ブチル)−2−フランアセトニトリル、α−アミノ−5
−(sec−ブチル)−2−フランアセトニトリル、α−
アミノ−3−(tert−ブチル)−2−フランアセトニト
リル、α−アミノ−4−(tert−ブチル)−2−フラン
アセトニトリル、α−アミノ−5−(tert−ブチル)−
2−フランアセトニトリル、α−アミノ−3,4−ジメチ
ル−2−フランアセトニトリル、α−アミノ−3,5−ジ
メチル−2−フランアセトニトリル、α−アミノ−4,5
−ジメチル−2−フランアセトニトリル、α−アミノ−
3−フルオロ−2−フランアセトニトリル、α−アミノ
−4−フルオロ−2−フランアセトニトリル、α−アミ
ノ−5−フルオロ−2−フランアセトニトリル、α−ア
ミノ−3−クロロ−2−フランアセトニトリル、α−ア
ミノ−4−クロロ−2−フランアセトニトリル、α−ア
ミノ−5−クロロ−2−フランアセトニトリル、α−ア
ミノ−3−ブロモ−2−フランアセトニトリル、α−ア
ミノ−4−ブロモ−2−フランアセトニトリル、α−ア
ミノ−5−ブロモ−2−フランアセトニトリル、α−ア
ミノ−3−ヨード−2−フランアセトニトリル、α−ア
ミノ−4−ヨード−2−フランアセトニトリル、α−ア
ミノ−5−ヨード−2−フランアセトニトリル、α−ア
ミノ−3,4−ジクロロ−2−フランアセトニトリル、α
−アミノ−3,5−ジクロロ−2−フランアセトニトリ
ル、α−アミノ−4,5−ジクロロ−2−フランアセトニ
トリル、α−アミノ−3,4−ジブロモ−2−フランアセ
トニトリル、α−アミノ−3,5−ジブロモ−2−フラン
アセトニトリル、α−アミノ−4,5−ジブロモ−2−フ
ランアセトニトリル、α−アミノ−2−チオフェンアセ
トニトリル、α−アミノ−3−メチル−2−チオフェン
アセトニトリル、α−アミノ−4−メチル−2−チオフ
ェンアセトニトリル、α−アミノ−5−メチル−2−チ
オフェンアセトニトリル、α−アミノ−3−エチル−2
−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−4−エチル
−2−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−5−エ
チル−2−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−3
−(i−プロピル)−2−チオフェンアセトニトリル、
α−アミノ−4−(i−プロピル)−2−チオフェンア
セトニトリル、α−アミノ−5−(i−プロピル)−2
−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−3−(n−
プロピル)−2−チオフェンアセトニトリル、α−アミ
ノ−4−(n−プロピル)−2−チオフェンアセトニト
リル、α−アミノ−5−(n−プロピル)−2−チオフ
ェンアセトニトリル、α−アミノ−3−(n−ブチル)
−2−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−4−
(n−ブチル)−2−チオフェンアセトニトリル、α−
アミノ−5−(n−ブチル)−2−チオフェンアセトニ
トリル、α−アミノ−3−(i−ブチル)−2−チオフ
ェンアセトニトリル、α−アミノ−4−(i−ブチル)
−2−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−5−
(i−ブチル)−2−チオフェンアセトニトリル、α−
アミノ−3−(sec−ブチル)−2−チオフェンアセト
ニトリル、α−アミノ−4−(sec−ブチル)−2−チ
オフェンアセトニトリル、α−アミノ−5−(sec−ブ
チル)−2−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−
3−(tert−ブチル)−2−チオフェンアセトニトリ
ル、α−アミノ−4−(tert−ブチル)−2−チオフェ
ンアセトニトリル、α−アミノ−5−(tret−ブチル)
−2−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−3,4−
ジメチル−2−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ
−3,5−ジメチル−2−チオフェンアセトニトリル、α
−アミノ−4,5−ジメチル−2−チオフェンアセトニト
リル、α−アミノ−3−フルオロ−2−チオフェンアセ
トニトリル、α−アミノ−4−フルオロ−2−チオフェ
ンアセトニトリル、α−アミノ−5−フルオロ−2−チ
オフェンアセトニトリル、α−アミノ−3−クロロ−2
−トオフェンアセトニトリル、α−アミノ−4−クロロ
−2−トオフェンアセトニトリル、α−アミノ−5−ク
ロロ−2−トオフェンアセトニトリル、α−アミノ−3
−ブロモ−2−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ
−4−ブロモ−2−チオフェンアセトニトリル、α−ア
ミノ−5−ブロモ−2−チオフェンアセトニトリル、α
−アミノ−3−ヨード−2−チオフェンアセトニトリ
ル、α−アミノ−4−ヨード−2−チオフェンアセトニ
トリル、α−アミノ−5−ヨード−2−チオフェンアセ
トニトリル、α−アミノ−3,4−ジクロロ−2−チオフ
ェンアセトニトリル、α−アミノ−3,5−ジクロロ−2
−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−4,5−ジク
ロロ−2−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−3,
4−ジブロモ−2−チオフェンアセトニトリル、α−ア
ミノ−3,5−ジブロモ−2−チオフェンアセトニトリ
ル、α−アミノ−4,5−ジブロモ−2−チオフェンアセ
トニトリル、α−アミノ−3−フランアセトニトリル、
α−アミノ−2−メチル−3−フランアセトニトリル、
α−アミノ−2−エチル−3−フランアセトニトリル、
α−アミノ−2−(n−プロピル)−3−フランアセト
ニトリル、α−アミノ−2−(i−プロピル)−3−フ
ランアセトニトリル、α−アミノ−2−(n−ブチル)
−3−フランアセトニトリル、α−アミノ−2−(i−
ブチル)−3−フランアセトニトリル、α−アミノ−2
−(sec−ブチル)−3−フランアセトニトリル、α−
アミノ−2−(tert−ブチル)−3−フランアセトニト
リル、α−アミノ−2,4−ジメチル−3−フランアセト
ニトリル、α−アミノ−2−フルオロ−3−フランアセ
トニトリル、α−アミノ−2−クロロ−3−フランアセ
トニトリル、α−アミノ−2−ブロモ−3−フランアセ
トニトリル、α−アミノ−2−ヨード−3−フランアセ
トニトリル、α−アミノ−2,4−ジクロロ−3−フラン
アセトニトリル、α−アミノ−2,4−ジブロモ−3−フ
ランアセトニトリル、α−アミノ−4−メチル−3−フ
ランアセトニトリル、α−アミノ−4−エチル−3−フ
ランアセトニトリル、α−アミノ−4−(n−プロピ
ル)−3−フランアセトニトリル、α−アミノ−4−
(i−プロピル)−3−フランアセトニトリル、α−ア
ミノ−4−(n−ブチル)−3−フランアセトニトリ
ル、α−アミノ−4−(i−ブチル)−3−フランアセ
トニトリル、α−アミノ−4−(sec−ブチル)−3−
フランアセトニトリル、α−アミノ−4−(tert−ブチ
ル)−3−フランアセトニトリル、α−アミノ−2,5−
ジメチル−3−フランアセトニトリル、α−アミノ−4
−フルオロ−3−フランアセトニトリル、α−アミノ−
4−クロロ−3−フランアセトニトリル、α−アミノ−
4−ブロモ−3−フランアセトニトリル、α−アミノ−
4−ヨード−3−フランアセトニトリル、α−アミノ−
2,5−ジクロロ−3−フランアセトニトリル、α−アミ
ノ−2,5−ジブロモ−3−フランアセトニトリル、α−
アミノ−5−メチル−3−フランアセトニトリル、α−
アミノ−5−エチル−3−フランアセトニトリル、α−
アミノ−5−(n−プロピル)−3−フランアセトニト
リル、α−アミノ−5−(i−プロピル)−3−フラン
アセトニトリル、α−アミノ−5−(n−ブチル)−3
−フランアセトニトリル、α−アミノ−5−(i−ブチ
ル)−3−フランアセトニトリル、α−アミノ−5−
(sec−ブチル)−3−フランアセトニトリル、α−ア
ミノ−5−(tert−ブチル)−3−フランアセトニトリ
ル、α−アミノ−4,5−ジメチル−3−フランアセトニ
トリル、α−アミノ−5−フルオロ−3−フランアセト
ニトリル、α−アミノ−5−クロロ−3−フランアセト
ニトリル、α−アミノ−5−ブロモ−3−フランアセト
ニトリル、α−アミノ−5−ヨード−3−フランアセト
ニトリル、α−アミノ−4,5−ジクロロ−3−フランア
セトニトリル、α−アミノ−4,5−ジブロモ−3−フラ
ンアセトニトリル、α−アミノ−3−チオフェンアセト
ニトリル、α−アミノ−2−メチル−3−チオフェンア
セトニトリル、α−アミノ−2−エチル−3−チオフェ
ンアセトニトリル、α−アミノ−2−(n−プロピル)
−3−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−2−
(i−プロピル)−3−チオフェンアセトニトリル、α
−アミノ−2−(n−ブチル)−3−チオフェンアセト
ニトリル、α−アミノ−2−(i−ブチル)−3−チオ
フェンアセトニトリル、α−アミノ−2−(sec−ブチ
ル)−3−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−2
−(tret−ブチル)−3−チオフェンアセトニトリル、
α−アミノ−2,4−ジメチル−3−チオフェンアセトニ
トリル、α−アミノ−2−フルオロ−3−チオフェンア
セトニトリル、α−アミノ−2−クロロ−3−チオフェ
ンアセトニトリル、α−アミノ−2−ブロモ−3−チオ
フェンアセトニトリル、α−アミノ−2−ヨード−3−
チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−2,4−ジクロ
ロ−3−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−2,4
−ジブロモ−3−チオフェンアセトニトリル、α−アミ
ノ−4−メチル−3−チオフェンアセトニトリル、α−
アミノ−4−エチル−3−チオフェンアセトニトリル、
α−アミノ−4−(n−プロピル)−3−チオフェンア
セトニトリル、α−アミノ−4−(i−プロピル)−3
−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−4−(n−
ブチル)−3−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ
−4−(i−ブチル)−3−チオフェンアセトニトリ
ル、α−アミノ−4−(sec−ブチル)−3−チオフェ
ンアセトニトリル、α−アミノ−4−(tert−ブチル)
−3−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−2,5−
ジメチル−3−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ
−4−フルオロ−3−チオフェンアセトニトリル、α−
アミノ−4−クロロ−3−チオフェンアセトニトリル、
α−アミノ−4−ブロモ−3−チオフェンアセトニトリ
ル、α−アミノ−4−ヨード−3−チオフェンアセトニ
トリル、α−アミノ−2,5−ジクロロ−3−チオフェン
アセトニトリル、α−アミノ−2,5−ジブロモ−3−チ
オフェンアセトニトリル、α−アミノ−5−メチル−3
−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−5−エチル
−3−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−5−
(n−プロピル)−3−チオフェンアセトニトリル、α
−アミノ−5−(i−プロピル)−3−チオフェンアセ
トニトリル、α−アミノ−5−(n−ブチル)−3−チ
オフェンアセトニトリル、α−アミノ−5−(i−ブチ
ル)−3−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−5
−(sec−ブチル)−3−チオフェンアセトニトリル、
α−アミノ−5−(tert−ブチル)−3−チオフェンア
セトニトリル、α−アミノ−4,5−ジメチル−3−フラ
ンアセトニトリル、α−アミノ−5−フルオロ−3−チ
オフェンアセトニトリル、α−アミノ−5−クロロ−3
−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−5−ブロモ
−3−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−5−ヨ
ード−3−チオフェンアセトニトリル、α−アミノ−4,
5−ジクロロ−3−チオフェンアセトニトリル、α−ア
ミノ−4,5−ジブロモ−3−チオフェンアセトニトリル
等が挙げられる。
α−アミノアセトニトリル類は、特開昭62−106093
号、特開昭57−167978号、特開昭60−228451号、テトラ
ヘドロンレタース第25巻,第41号,4583頁,1984年に記載
される方法により製造される。
号、特開昭57−167978号、特開昭60−228451号、テトラ
ヘドロンレタース第25巻,第41号,4583頁,1984年に記載
される方法により製造される。
一般的には、次のような代表的な製法が挙げられる。
塩化アンモニウム、シアン化ナトリウムと水に溶解
し、これにエチルエーテル、アンモニア水を加え、冷却
しつつ撹拌下、フルアルデヒドもしくはチオフェンカル
バルデヒドを滴下する。同温度で、さらに24時間撹拌す
る。反応終了後、エーテル層を分液し、水層をエーテル
で3回抽出した後、エーテル層を合わせ、これを減圧濃
縮し、粗α−アミノアセトニトリルを得る。
し、これにエチルエーテル、アンモニア水を加え、冷却
しつつ撹拌下、フルアルデヒドもしくはチオフェンカル
バルデヒドを滴下する。同温度で、さらに24時間撹拌す
る。反応終了後、エーテル層を分液し、水層をエーテル
で3回抽出した後、エーテル層を合わせ、これを減圧濃
縮し、粗α−アミノアセトニトリルを得る。
フルアルデヒドもしくはチオフェンアカルバルデヒド
を0〜5℃に冷却し、撹拌下、温度が上昇しないように
シアン化水素を導入する。さらに10時間、同温度で撹拌
を続ける。反応終了後、過剰のシアン化水素を除去し、
粗シアンヒドリンを得る。これをメタノールに溶解し、
冷却下、アンモニア−メタノール溶液を滴下する。その
まま3時間撹拌を続ける。反応終了後、これを減圧濃縮
し、粗α−アミノアセトニトリルを得る。
を0〜5℃に冷却し、撹拌下、温度が上昇しないように
シアン化水素を導入する。さらに10時間、同温度で撹拌
を続ける。反応終了後、過剰のシアン化水素を除去し、
粗シアンヒドリンを得る。これをメタノールに溶解し、
冷却下、アンモニア−メタノール溶液を滴下する。その
まま3時間撹拌を続ける。反応終了後、これを減圧濃縮
し、粗α−アミノアセトニトリルを得る。
フルアルデヒドもしくはチオフェンカルバルデヒドを
トリメチルシリルシアナイドと混ぜ、触媒の沃化亜鉛を
加え撹拌する。15分間後、アンモニア−メタノール溶液
を加え、40℃に加温し、さらに2時間撹拌する。反応終
了後、濃縮し、粗α−アミノアセトニトリルを得る。
トリメチルシリルシアナイドと混ぜ、触媒の沃化亜鉛を
加え撹拌する。15分間後、アンモニア−メタノール溶液
を加え、40℃に加温し、さらに2時間撹拌する。反応終
了後、濃縮し、粗α−アミノアセトニトリルを得る。
以上の方法により得られたα−アミノアセトニトリル
類1モルを溶媒0.3〜2.0に溶解する。溶媒量が少ない
場合は、析出するα−アミノアセトニトリル鉱酸塩のた
め均一な撹拌が困難となる。溶媒量が多い場合は、収率
には何ら影響はないが、工業的には望ましくない。
類1モルを溶媒0.3〜2.0に溶解する。溶媒量が少ない
場合は、析出するα−アミノアセトニトリル鉱酸塩のた
め均一な撹拌が困難となる。溶媒量が多い場合は、収率
には何ら影響はないが、工業的には望ましくない。
使用する溶媒は、生成したα−アミノアセトニトリル
鉱酸塩を溶解しないものならば、いずれも使用可能であ
る。例えば、エチルエーテル、テトラヒドロフラン等の
エーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、
石油エーテル、ベンゼン、トルエン等の炭化水素等、ジ
クロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素
類、アセトニトリル等の非プロトン性極性溶媒、イソプ
ロピルアルコール、ブタノール等のアルコール類等が好
ましい。
鉱酸塩を溶解しないものならば、いずれも使用可能であ
る。例えば、エチルエーテル、テトラヒドロフラン等の
エーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、
石油エーテル、ベンゼン、トルエン等の炭化水素等、ジ
クロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素
類、アセトニトリル等の非プロトン性極性溶媒、イソプ
ロピルアルコール、ブタノール等のアルコール類等が好
ましい。
α−アミノアセトニトリル溶液に鉱酸を室温で滴下す
る。
る。
鉱酸としては、塩酸、臭化水素酸、沃化水素酸、硫
酸、硝酸、燐酸等が使用可能である。
酸、硝酸、燐酸等が使用可能である。
鉱酸量は、α−アミノアセトニトリル1当量に対し、
0.8〜1.2当量の範囲で使用可能であるが、1当量に近い
ほど収率が高く、1当量が最も好ましい。鉱酸は30〜80
重量%の水溶液を用いるのが好ましい。
0.8〜1.2当量の範囲で使用可能であるが、1当量に近い
ほど収率が高く、1当量が最も好ましい。鉱酸は30〜80
重量%の水溶液を用いるのが好ましい。
滴下終了後、析出した結晶を濾取することにより、α
−アミノアセトニトリル鉱酸塩類が得られる。
−アミノアセトニトリル鉱酸塩類が得られる。
得られたα−アミノアセトニトリル鉱酸塩類は、化学
的に安定であり、遊離のα−アミノアセトニトリルが不
安定で分解し易いのと異なり、長期の保存も可能であ
り、さらに取り扱いも容易である。
的に安定であり、遊離のα−アミノアセトニトリルが不
安定で分解し易いのと異なり、長期の保存も可能であ
り、さらに取り扱いも容易である。
α−アミノアセトニトリル鉱酸塩類を加水分解して得
られるチェニルグリシン類やフリルグリシン類は、医薬
品の中間体として有用である。(例えば、特開昭52−10
8995号、特公昭52−83795号、特公昭61−19638号、西ド
イツ特許第2707490号参照。)また、α−アミノアセト
ニトリル鉱酸塩類は農薬の中間体としても有用である。
(例えば、特開昭57−167978号、特開昭62−106093号、
特開昭63−130584号、特開昭63−156760号参照。) 〔実施例〕 以下、本発明を実施例により具体的に説明する。実施
例中の純度分析は、全て滴定法による。
られるチェニルグリシン類やフリルグリシン類は、医薬
品の中間体として有用である。(例えば、特開昭52−10
8995号、特公昭52−83795号、特公昭61−19638号、西ド
イツ特許第2707490号参照。)また、α−アミノアセト
ニトリル鉱酸塩類は農薬の中間体としても有用である。
(例えば、特開昭57−167978号、特開昭62−106093号、
特開昭63−130584号、特開昭63−156760号参照。) 〔実施例〕 以下、本発明を実施例により具体的に説明する。実施
例中の純度分析は、全て滴定法による。
実施例1 フルフラール30g(3.1モル)に酢酸ナトリウム0.03g
を加え、氷冷下5℃前後に保ちつつ、撹拌下に内温15℃
を越えないようにシアン化水素12mlを30分間かけて滴下
した。さらに3時間、10℃前後で撹拌した。
を加え、氷冷下5℃前後に保ちつつ、撹拌下に内温15℃
を越えないようにシアン化水素12mlを30分間かけて滴下
した。さらに3時間、10℃前後で撹拌した。
反応終了後、窒素ガスを導入し、過剰のシアン化水素
を除去し、粗フルフラールシアンヒドリンを得た。メタ
ノール110mlを5℃前後に冷却し、アンモニアガスを導
入し飽和させた溶液に同温度にて、先に調整したフルフ
ラールシアンヒドリンのメタノール溶液30mlを滴下し
た。
を除去し、粗フルフラールシアンヒドリンを得た。メタ
ノール110mlを5℃前後に冷却し、アンモニアガスを導
入し飽和させた溶液に同温度にて、先に調整したフルフ
ラールシアンヒドリンのメタノール溶液30mlを滴下し
た。
滴下終了後、さらに同温度でアンモニアガスを2時間
導入した。導入終了後、さらに2時間攪拌を続けた。
導入した。導入終了後、さらに2時間攪拌を続けた。
反応終了後、減圧下で溶媒を留去し、粗α−アミノ−
2−フランアセトニトリルを得た。分析の結果、22.4g
(0.18モル:収率58.2%)であった。
2−フランアセトニトリルを得た。分析の結果、22.4g
(0.18モル:収率58.2%)であった。
これに50重量%硫酸水溶液17.7gを室温下、滴下し
た。析出した結晶を濾取し、乾燥させてα−アミノ−2
−フランアセトニトリル硫酸塩31.0gを得た。結果、純
度99.2%、収率99.0%であつた。
た。析出した結晶を濾取し、乾燥させてα−アミノ−2
−フランアセトニトリル硫酸塩31.0gを得た。結果、純
度99.2%、収率99.0%であつた。
実施例2 塩化アンモニウム6.0gにシアン化ナトリウム5.0gを28
重量%アンモニア水溶液40mlに溶解し、これにメタノー
ル30mlを加えた。氷浴にて5℃に冷却し、撹拌下、3−
チオフェンカルバルデヒド5.0gを滴下し、さらに18時
間、同温度で撹拌を続けた。
重量%アンモニア水溶液40mlに溶解し、これにメタノー
ル30mlを加えた。氷浴にて5℃に冷却し、撹拌下、3−
チオフェンカルバルデヒド5.0gを滴下し、さらに18時
間、同温度で撹拌を続けた。
反応終了後、反応液に食塩を加えエチルエーテルにて
3回抽出した。分析の結果、α−アミノ−3−チオフェ
ンアセトニトリルを4.1g(0.03モル:収率55.1%)であ
った。
3回抽出した。分析の結果、α−アミノ−3−チオフェ
ンアセトニトリルを4.1g(0.03モル:収率55.1%)であ
った。
これに60重量%燐酸水溶液1.6gを室温下、滴下した。
析出した結晶を濾取し、乾燥させてα−アミノ−3−チ
オフェンアセトニトリル燐酸塩5.0gを得た。結果、純度
99.0%、収率98.8%であった。
析出した結晶を濾取し、乾燥させてα−アミノ−3−チ
オフェンアセトニトリル燐酸塩5.0gを得た。結果、純度
99.0%、収率98.8%であった。
以下、同様にして本発明のα−アミノアセトニトリル
鉱酸塩類を合成した。
鉱酸塩類を合成した。
上記の方法で得られるα−アミノアセトニトリル鉱酸
塩類の物性値の代表例を表1、表2に示した。
塩類の物性値の代表例を表1、表2に示した。
〔発明の効果〕 本発明の方法によれば、取り扱う上で危険性の高い酸
性ガスを用いることなく容易に、かつ高純度のα−アミ
ノアセトニトリル鉱酸塩類を各種鉱酸とα−アミノアセ
トニトリル類より製造することを可能とした。また、得
られたα−アミノアセトニトリル鉱酸塩類は高純度であ
り、かつ遊離な状態のα−アミノアセトニトリル類とは
異なり安定であるので、農薬・医薬等の中間体として、
産業上極めて有用である。
性ガスを用いることなく容易に、かつ高純度のα−アミ
ノアセトニトリル鉱酸塩類を各種鉱酸とα−アミノアセ
トニトリル類より製造することを可能とした。また、得
られたα−アミノアセトニトリル鉱酸塩類は高純度であ
り、かつ遊離な状態のα−アミノアセトニトリル類とは
異なり安定であるので、農薬・医薬等の中間体として、
産業上極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−225076(JP,A) 「化学大辞典1」共立出版株式会社、 1987年2月15日、縮刷版第30刷発行、 「アミン」の
Claims (3)
- 【請求項1】一般式(II) (式中、Xは酸素原子または硫黄原子、Rはハロゲン原
子または低級アルキル基を示し、nは0〜3の整数を示
す。)で表されるα−アミノアセトニトリル類を、該α
−アミノアセトニトリル類の1モル当たり0.3〜2.0の
溶媒に溶解させた後、この溶液に30〜80重量%濃度の鉱
酸水溶液を添加し、反応させることを特徴とする一般式
(I) (式中、X、Rおよびnは一般式(II)の場合と同じ意
味を示し、HYは鉱酸を示す。)で表されるα−アミノア
セトニトリル鉱酸塩類の製造方法。 - 【請求項2】溶媒がエーテル類、エステル類、炭化水素
類、ハロゲン化炭化水素類、非プロトン性極性溶媒また
はアルコール類である請求項1に記載の製造方法。 - 【請求項3】鉱酸が塩酸、燐酸、硝酸、硫酸、臭化水素
酸または沃化水素酸である請求項1または2に記載の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63206358A JP2590220B2 (ja) | 1988-08-22 | 1988-08-22 | α―アミノアセトニトリル鉱酸塩類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63206358A JP2590220B2 (ja) | 1988-08-22 | 1988-08-22 | α―アミノアセトニトリル鉱酸塩類の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0256477A JPH0256477A (ja) | 1990-02-26 |
JP2590220B2 true JP2590220B2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=16521997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63206358A Expired - Lifetime JP2590220B2 (ja) | 1988-08-22 | 1988-08-22 | α―アミノアセトニトリル鉱酸塩類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2590220B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5692333B1 (ja) | 2013-10-30 | 2015-04-01 | 第一精工株式会社 | 電気コネクタのハウジング |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58225076A (ja) * | 1982-06-23 | 1983-12-27 | Mitsui Toatsu Chem Inc | ベンゾチアジンカルボキシアミド誘導体およびそれを含有する医薬組成物 |
-
1988
- 1988-08-22 JP JP63206358A patent/JP2590220B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
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「化学大辞典1」共立出版株式会社、1987年2月15日、縮刷版第30刷発行、「アミン」の |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0256477A (ja) | 1990-02-26 |
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