JP2589766B2 - 伝熱管の製造方法 - Google Patents

伝熱管の製造方法

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亮 青木
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車機器用、空調機器用、冷凍機器用熱交
換器に用いられている伝熱管とその製造方法に関するも
のである。
従来の技術 近年、自動車機器用熱交換器等に用いられる伝熱管と
して、押し出しまたは引き抜き成形によって作製する偏
平管が多く用いられている。
第5図は従来の伝熱管を使用した自動車機器用熱交換
器を示すものであり、第6図は従来の伝熱管の斜視図、
第7図は従来の伝熱管の断面図である。
以下、図面を参照しながら上述した従来の伝熱管とそ
の製造方法について説明を行う。
図において、1はアルミニュウムから形成された伝熱
管で、中空状の偏平管2のみで構成されている。この偏
平管2は仕切り壁3と外周壁4とから構成されており、
偏平管2の管内は一体に形成された仕切り壁3により複
数個の独立した流路5に分割されている。
この伝熱管1の製造方法は、外枠6と中子7との間に
偏平管2の素材であるアルミニュウムを流し込み、第9
図C方向に押し出しまたは引き抜きにより成形するもの
である。このことにより、偏平管2の内面に仕切り壁3
を一体に形成できるものである。
そして伝熱管1は熱交換器8として使用するとき、伝
熱管1を蛇行させるとともに、この蛇行間に伝熱フィン
9を蛇行して取り付けるものである(第5図の状態)。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような偏平管では、外枠6の加工
精度や押し出しまたは引き抜き成形時の偏平管2の変形
限界のために、偏平管2の短辺方向の厚さa寸法を小さ
くすことができない。その結果、熱交換器として使用時
に、偏平管2の短辺方向の厚さnに起因する管外流体の
流通抵抗が上がるため管外流体の流量が下がって熱交換
量が低下する問題があった。
また、中子7の加工精度とその耐久性の限界により流
路5の幅と高さ寸法を小さくすることができず、管内流
体の温度境界層が薄くできず熱伝達率を向上することが
できないという課題を有していた。
本発明は上記課題に鑑み、偏平管の短辺方向厚さや流
路の幅、高さ寸法を小さくして、管外流体の流通抵抗を
下げ、かつ管内流体の熱伝達率を向上することができる
伝熱管とその製造方法を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、相対向する一対
の長辺及び短辺と前記一対の長辺の相対向する内壁面間
を橋渡し状に連結するとともに途中で折れ曲った部分を
もつ複数の仕切り部とを有する偏平管を押し出し成形ま
たは引き抜き成形し、前記偏平管の内面にロー材を付着
させ、前記長辺側から前記偏平管を押圧して前記仕切り
部の前記折れ曲った部分に応力を集中させて前記仕切り
部を変形させ前記仕切り部の前記折れ曲った部分を長辺
の内面または隣接する他の前記折れ曲った部分に当接さ
せて流路の数を増やすとともに前記偏平管をより偏平に
し、その後、前記偏平管を加熱して前記偏平管の内面に
付着した前記ロー材を溶かして前記仕切り部の前記折れ
曲った部分を長辺の内面または隣接する他の前記折れ曲
った部分に接合させることにより伝熱管を製造するので
ある。
作用 上記製造方法により伝熱管を製造すれば、従来の製造
方法よりも、流路断面積の小さい流路を数多く形成で
き、伝熱管の短辺方向の長さを小さくできるため、温度
境界層を薄くして管内流体の熱伝達率を向上することが
でき、また、熱交換器として使用したときに管外流体の
流通抵抗を下げることができる。
実 施 例 以下、本発明の一実施例について、図面を参照しなが
ら説明する。
第1図は本発明の一実施例の伝熱管の断面図を示し、
第2図はその伝熱管の製造方法を説明するものであり、
第3図a,b,cは圧延によって変形する偏平管の状態を示
す断面図である。
図において、11はアルミニュウムから形成された伝熱
管で内部に通過する流体の流路12を複数構成するために
仕切り部13を有している。なお、第1図中aは伝熱管11
の短辺方向の長さを示す。
この伝熱管11の製造方法は短辺15aと長辺15bを有した
偏平管15をロール機14により長辺15bを圧接してより偏
平にするものである。
偏平管15は従来のように外枠と中子により押し出しま
たは引出しにて構成されている。
また、偏平管15の長辺15b間の内面には両辺15bを略ク
ランク状の垂直壁13a、水平壁13b、垂直壁13cと連続し
た仕切り部13が一体に構成されている。そして、偏平管
15の内面にロー材16を付着させている。そして、ロール
機14により偏平管15を圧接することにより、垂直壁13a,
13cが反対側の長辺15bの内壁面と当接する。このとき、
垂直壁13a,13cの間にある水平壁13bが第3図cで示すよ
うに流路12を複数構成することができる。そして、偏平
管15を加熱炉内に入れて偏平管15の内壁面に付着したロ
ー材16を溶かして接合する。
このことにより、伝熱管11は、伝熱管の短辺方向長さ
aが比較的小さく、そして、管内を通過する流体の流路
12が数多く形成できる。
また、偏平管15の形成において外枠と中子の加工精度
や押し出しまたは引き抜き成形時の偏平管の変形限界を
さほど考慮することなく成型できるので量産が可能とな
る。
なお、他の実施例として第4図aからdを参考に説明
すると、仕切り部101を偏平管15の長辺15bから一体に形
成するとき略くの字状に折曲しておくことにより、偏平
管15の長辺側からの押圧で変形するとき隣接する仕切り
部と接触・接合させても複数の流路12を形成することが
できる。
以上のように、相対向する一対の長辺15b及び短辺15a
と一対の長辺15bの相対向する内壁面間を橋渡し状に連
結するとともに途中で折れ曲った部分をもつ複数の仕切
り部13,101とを有する偏平管15を押し出し成形または引
き抜き成形し、偏平管15の内面にロー材16を付着させ、
長辺15b側から偏平管15を押圧して仕切り部13,101の折
れ曲った部分に応力を集中させて仕切り部13,101を変形
させ仕切り部13,101の折れ曲った部分を長辺15bの内面
または隣接する他の折れ曲った部分に当接させて流路12
の数を増やすとともに偏平管15をより偏平にし、その
後、偏平管15を加熱して偏平管15の内面に付着したロー
材16を溶かして仕切り部13,101の折れ曲った部分を長辺
15bの内面または隣接する他の折れ曲った部分に接合さ
せることにより伝熱管11を製造することにより、従来の
製造方法よりも、流路断面積の小さい流路12を数多く形
成でき、伝熱11の短辺方向の長さaを小さくできるた
め、温度境界層を薄くして管内流体の熱伝達率を向上す
ることができ、また、熱交換器として使用したときに管
外流体の流通抵抗を下げることができる。
尚、実施例において偏平管や偏平管の内面ヘロー材を
付着させることは、偏平管をより偏平にする作業の前に
行なえばよく、連続して製造する必要はないものであ
る。
発明の効果 以上のように本発明は、相対向する一対の長辺及び短
辺と前記一対の長辺の相対向する内壁面間を橋渡し状に
連結するとともに途中で折れ曲った部分をもつ複数の仕
切り部とを有する偏平管を押し出し成形または引き抜き
成形し、前記偏平管の内面にロー材を付着させ、前記長
辺側から前記偏平管を押圧して前記仕切り部の前記折れ
曲った部分に応力を集中させて前記仕切り部を変形させ
前記仕切り部の前記折れ曲った部分を長辺の内面または
隣接する他の前記折れ曲った部分に当接させて流路の数
を増やすとともに前記偏平管をより偏平にし、その後、
前記偏平管を加熱して前記偏平管の内面に付着した前記
ロー材を溶かして前記仕切り部の前記折れ曲った部分を
長辺の内面または隣接する他の前記折れ曲った部分に接
合させることにより伝熱管を製造することにより、押し
出し成形または引き抜き成形により偏平管を形成する伝
熱管において、従来の製造方法よりも、流路断面積の小
さい流路を数多く形成でき、温度境界層を薄くして管内
流体の熱伝達率を向上することができ、また、伝熱管の
短辺方向の長さを容易に小さくすることができ、管外流
体の流通抵抗を下げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における伝熱管の断面図、第
2図は偏平管の圧延装置を示す斜視図、第3図は圧延に
よって変形する偏平管の断面図で、aは偏平管の圧延前
の断面図、bは偏平管の圧延途中の変形をしている状態
を示す断面図、cは偏平管の圧延後の断面図、第4図は
本発明のその他の実施例における偏平管の断面図で、a
は偏平管の圧延前の断面図、bは偏平管の圧延途中の変
形をしている状態を示す断面図、cは偏平管の圧延後の
断面図、dは偏平管の圧延後のロー材を溶かした後の断
面図、第5図は従来の伝熱管を使用した自動車機器熱交
換器の斜視図、第6図は従来の伝熱管の斜視図、第7図
は従来の伝熱管の断面図、第8図,第9図は伝熱管の成
形に用いる金型およびその成型途中の斜視図である。 11……伝熱管、12……流路、13……仕切り部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木戸 長生 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (72)発明者 中邨 隆 大阪府大阪市城東区今福西6丁目2番61 号 松下精工株式会社内 (72)発明者 青木 亮 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 青柳 治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−84253(JP,A) 特開 平2−84254(JP,A) 特開 平2−84255(JP,A) 特開 昭63−242432(JP,A) 特開 昭61−67529(JP,A) 特開 昭62−207572(JP,A) 特開 平2−84252(JP,A) 実開 昭63−150721(JP,U) 実開 昭53−88864(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対向する一対の長辺及び短辺と前記一対
    の長辺の相対向する内壁面間を橋渡し状に連結するとと
    もに途中で折れ曲った部分をもつ複数の仕切り部とを有
    する偏平管を押し出し成形または引き抜き成形し、前記
    偏平管の内面にロー材を付着させ、前記長辺側から前記
    偏平管を押圧して前記仕切り部の前記折れ曲った部分に
    応力を集中させて前記仕切り部を変形させ前記仕切り部
    の前記折れ曲った部分を長辺の内面または隣接する他の
    前記折れ曲った部分に当接させて流路の数を増やすとと
    もに前記偏平管をより偏平にし、その後、前記偏平管を
    加熱して前記偏平管の内面に付着した前記ロー材を溶か
    して前記仕切り部の前記折れ曲った部分を長辺の内面ま
    たは隣接する他の前記折れ曲った部分に接合させる伝熱
    管の製造方法。
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