JP2589668B2 - 手荷物等の転向搬送装置 - Google Patents

手荷物等の転向搬送装置

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JP2589668B2 JP27577994A JP27577994A JP2589668B2 JP 2589668 B2 JP2589668 B2 JP 2589668B2 JP 27577994 A JP27577994 A JP 27577994A JP 27577994 A JP27577994 A JP 27577994A JP 2589668 B2 JP2589668 B2 JP 2589668B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば空港等に設
けられる旅客手荷物処理システムにおいて、その搭乗手
続カウンター等で預かった手荷物を所定の搭乗機などへ
搬送する装置に関し、詳しくは、単に手荷物を搬送する
だけでなく、搬送途中で手荷物の搬送方向を変更した
り、また背の高い手荷物などは安定した姿勢に転倒した
りすることが可能な手荷物等の転向搬送装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば空港のチェックインカウ
ンタでは、搭乗客の手荷物を受け付けたのち、計量する
が、計量終了後に主コンベヤ装置の手前まで副コンベヤ
装置等により搬送された手荷物は、あらかじめ、作業者
によって搬送に適した姿勢に直されたうえで、主コンベ
ヤ装置上に移載され搬送されている。なお、上記した空
港等に設けられる旅客手荷物処理システムのチェックイ
ンラインは、複数のチェックインカウンタに計量、待
機、ディスパッチの各コンベヤ装置が直列に連設され、
各チェックインカウンタからの手荷物を搬送、集合する
コレクティングコンベヤと呼ばれる主コンベヤ装置が、
各ディスパッチコンベヤ装置に直交して配置される構造
のものが一般的である。
【0003】ところで、本発明のように案内ローラを用
いて手荷物等の搬送方向を変更したり、あるいは背の高
い手荷物等を転倒させて安定した姿勢にすることが考え
られるが、まず、直立円筒状のローラの場合には転向機
能があるが、転倒機能が欠ける。また、逆円錐形のロー
ラの場合には転倒機能を有するが、このローラを副コン
ベヤ装置と主コンベヤ装置とが交差する、主コンベヤ装
置の搬送方向側の隅角部に配置したときに、ローラの上
部が両方のコンベヤ装置上に大きく張り出し、とくに、
一般に搬送幅の狭い副コンベヤ装置により搬送可能な手
荷物等の大きさが制限される。
【0004】この種の転向搬送装置の先行技術に、たと
えば特公昭52−33389号公報に記載の装置があ
る。この装置は、方形と平行四辺形(角部が非直角)と
の間で変形可能な枠体の相対向する二つの枠辺間に複数
のローラを水平軸並びに垂直軸まわりに回動可能に枢着
してなる転向装置を、コンベヤ装置の一部に配設した構
造である。そして、同装置は主コンベヤ装置上に上記転
向装置を配置し、その転向装置を主コンベヤ装置の搬送
方向に対し所定角度傾斜させることによって、主コンベ
ヤ装置により搬送途上の手荷物等を転向装置で搬送方向
を変更したのち、転向装置の延長上に配置した副コンベ
ヤ装置によってさらに前方へ搬送することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の手荷物
等の転向や転倒方法あるいは上記公報に記載の転向搬送
装置では、次のような不都合がある。
【0006】 搭乗客の手荷物は、通常、搭乗客が手
にさげた姿勢のまま計量コンベヤに載置され、また計量
コンベヤの幅もそのような姿勢で載置されることを想定
して狭く設定されているため、たとえばスーツケースな
どの背の高い手荷物は、立てた姿勢で上記したコレクテ
ィングコンベヤに合流させるためにディスパッチコンベ
ヤまで搬送される。しかし、コレクティングコンベヤに
よる搬送距離は長く、作業者の目の届かない場所を搬送
されるため、とくに背の高い手荷物を立てた姿勢のまま
で搬送すると、手荷物が搬送途中で転がったり、転倒し
て引っ掛かったり、荷詰まりを起こしたりする原因にな
るから、計量コンベヤや待機コンベヤ上で手作業により
安定した姿勢に倒す必要がある。こうした作業は、作業
者の労力負担になるが、とくに女性にとっては負担が大
きく、腰痛等の原因になる。
【0007】また、ディスパッチコンベヤとコレクティ
ングコンベヤとは普通は直交しているため、手荷物の搬
送方向が乗り継ぎ部で変更されるが、乗り継ぎ部におけ
る手荷物の転向は、両方のコンベヤの搬送速度差や手荷
物の重心の移動に伴って手荷物の先端がコレクティング
コンベヤの搬送方向に沿って向きを徐々に変換すること
によって行われるものであるから、手荷物の形状や材質
などの種々の条件次第で搬送に適切な方向にならず、コ
レクティングコンベヤ上で手荷物が搬送方向に対し斜め
を向くことがある。しかし、斜めを向くなどの不安定な
姿勢で手荷物が搬送されると、荷詰まりを起こしたり、
傾斜部で転がったり、搬送面上から落下したりするの
で、システムの稼働率が低下する。
【0008】 上記公報に記載の装置によると手荷物
等の搬送方向を変更することができるが、転向可能な角
度が30゜前後と小さいため、本発明の対象とする90
゜前後の手荷物等の転向は不可能である。また手荷物等
の搬送方向は変更できるが、手荷物等を安定した姿勢に
なるように転倒させる機能は全くない。
【0009】この発明は上述の点に鑑みなされたもの
で、手荷物等を必要に応じて自動的に安定した姿勢に転
倒するとともに、手荷物等の90゜前後の搬送方向の転
換を確実にかつ自動的に行え、作業者の労力負担を大幅
に軽減できる、転向搬送装置を提供することを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の手荷物等の転向搬送装置は、主コンベヤ装
置の一側面に直交あるいはほぼ直交して副コンベヤ装置
の先端が接続され、両コンベヤ装置により形成される隅
角部の、前記主コンベヤ装置の搬送側に、円筒状ローラ
をその上部側を前記主コンベヤ装置の中央寄りにやや傾
斜させ、かつ回動自在に配設している。
【0011】請求項2記載のように、前記主コンベヤ装
置上の水平な搬送面に対する前記円筒状ローラの傾斜角
度を65゜〜75゜とし、その搬送面からの前記円筒状
ローラの高さを350mm〜450mmとすることが望
ましい。
【0012】請求項3記載のように、前記円筒状ローラ
の本体を金属製とし、その本体の上端部周囲に合成樹脂
製のキャップを被装することが好ましい。
【0013】請求項4記載のように、前記合成樹脂製の
キャップの両側部の形状を、正面より見て円弧状に形成
することが好ましい。
【0014】請求項5記載のように、前記円筒状ローラ
を、その周速が前記主コンベヤ装置による搬送速度に一
致するように、主コンベヤ装置の搬送動に連動して強制
回転させるようにすることができる。
【0015】
【作用】上記の構成を有する本発明の手荷物等の転向搬
送装置によれば、副コンベヤ装置上の手荷物等(以下、
単に手荷物という)は、前記円筒状ローラに接触するま
では、副コンベヤ装置にて主コンベヤ装置に向けて搬送
される。そして、手荷物の先端(前端)が主コンベヤ装
置上に乗り移り、手荷物の先端側が副コンベヤ装置によ
る搬送方向に直交する方向に送られることによって、手
荷物の一方の側面が前記円筒状ローラに接触すると、そ
の接触箇所が支点となり、手荷物の先端部側が徐々に主
コンベヤ装置の搬送方向へ方向転換されるとともに、手
荷物の後方側は副コンベヤ装置によって主コンベヤ装置
の方向へ送り出される。また、円筒状ローラが手荷物の
移動動作に対応して回転するため、手荷物は円滑にかつ
効果的に方向転換されていく。
【0016】このとき、手荷物の下部側に比べその上部
側が先行して円筒状ローラに接触した状態で方向転換が
進行することによって、手荷物はその上部側が円筒状ロ
ーラにより主コンベヤ装置の中央寄りに押されて傾斜す
る。手荷物が副コンベヤ装置から主コンベヤ装置へ乗り
移って行くのに伴い、手荷物の傾斜する度合いが徐々に
大きくなるので、立った状態のスーツケースやトランク
のように重心の位置が高くて不安定な姿勢の手荷物は、
重心のバランスが崩れて主コンベヤ装置上に転倒する。
このようにして、副コンベヤ装置上の手荷物は、主コン
ベヤ装置上に乗り移ると同時に略90゜方向転換され、
また姿勢の不安定な手荷物は主コンベヤ装置上に転倒さ
れる。
【0017】請求項2記載の転向搬送装置によれば、手
荷物等が空港で受け付けられる搭乗者の手荷物の場合
に、安定する姿勢への手荷物の転倒動作および主コンベ
ヤ装置の搬送方向に沿った手荷物の転向動作が確実に行
われる。
【0018】請求項3記載の転向搬送装置によれば、手
荷物等の高さが円筒状ローラの高さに比べて高い場合で
も、円筒状ローラの上端のエッジ部で手荷物等を傷付け
ることがなく、またソフトバッグなどの柔らかい素材の
手荷物等を巻き込みにくい。
【0019】請求項4記載の転向搬送装置によれば、ソ
フトバッグなどの柔らかい素材の手荷物の場合にも、円
筒状ローラの上端部が円弧状に形成されているために、
巻き込みが確実に防止される。
【0020】請求項5記載の転向搬送装置によれば、円
筒状ローラが主コンベヤ装置の搬送速度に合わせて回転
するから、手荷物の方向転換、傾倒、移載などの各動作
が無理なく、よりスムーズに行われる。
【0021】
【実施例】以下、この発明にかかる手荷物等の転向搬送
装置の実施例を図面に基づいて説明する。
【0022】図1は本発明の手荷物等の転向搬送装置を
空港の旅客手荷物処理システムのチェックインラインに
適用した実施例を示すもので、上段の図はその一部を表
す平面図、下段の図は上段の図のA−A線断面図であ
る。図2は図1のチッピングローラを拡大して示す側面
図、図3は図2のチッピングローラをさらに拡大して示
す側方断面図である。
【0023】図1に示すように、主コンベヤ装置として
のコレクティングコンベヤ1の一側面に対し直交(θ=
90゜)して、副コンベヤ装置としてのディスパッチコン
ベヤ2、待機コンベヤ3および計量コンベヤ4が、コレ
クティングコンベヤ1側から直列に連続して順に設置さ
れている。計量コンベヤ4は搬送部4aが始端から終端
にわたり上向きにやや傾斜して配設され、搬送部4aの
終端側は始端を中心にして上下方向に傾動可能で、搬送
部4aの下方にロードセル(図示せず)が配備され、搬送
部4a上に載置された手荷物Bの重量を計測できるよう
になっている。搬送部4aはその終端部の下方に配備さ
れたモータ4cで駆動されるが、その駆動と停止はチェ
ックインカウンタ8に取り付けられたスイッチ(図示せ
ず)を、カウンタオペレータなどの使用者が押すことに
より適宜行われる。なお、チェックインカウンタ8は、
計量コンベヤ4を挟んでその両側に設けられている。
【0024】待機コンベヤ3およびディスパッチコンベ
ヤ2(計量コンベヤ4を含め)は相互に独立しており、
それぞれ搬送部3a・2aが水平で、終端側下方のモー
タ3c・2cで駆動される。待機コンベヤ3の駆動と停
止は、計量コンベヤ4と同様にチェックインカウンタ8
に取り付けられたスイッチ(図示せず)のON・OFF
操作で行われるが、ディスパッチコンベヤ2の駆動と停
止は、コレクティングコンベヤ1の搬送経路に設置され
たセンサ(図示せず)により、コレクティングコンベヤ
1によって搬送される手荷物Bの間隔が所定距離以上離
れたことが検出されたときに、自動的に行われる。副コ
ンベヤ装置を構成する各コンベヤ2〜4の幅は、コレク
ティングコンベヤ1の幅に比べてほぼ1/2程度に狭く
設定されている。これはトランクなどの手荷物Bを立て
た状態で搬送することが多いことから、設置スペースを
小さくするためである。また、ディスパッチコンベヤ2
からコレクティングコンベヤ1上への手荷物Bの乗り移
りを容易にするため、本例では、図1の下段の図に示す
とおり、ディスパッチコンベヤ2の搬送面よりコレクテ
ィングコンベヤ1の搬送面がやや低くなるようコンベヤ
1をわずかに下げている。
【0025】コレクティングコンベヤ1は、ディスパッ
チコンベヤ2との乗り継ぎ部を除いて両側にガイド枠1
dを備えている。また、副コンベヤ装置を構成する各コ
ンベヤ2〜4も両側にガイド枠2d〜4dをそれぞれ備
えているが、ディスパッチコンベヤ2がコレクティング
コンベヤ1に直交して接続され、同コンベヤ1の搬送方
向側に形成される隅角部では、ガイド枠2dの一部2e
を外向きに開くように傾斜させている。そして、その開
放されたガイド枠2e内の隅角部に、本発明の特徴的部
分であるチッピングローラ5が回動自在に配設されてい
る。本例では、図2に示すように、“ヘ”の字状に下端
部付近で屈曲させたシャフト6の下端部を、コレクティ
ングコンベヤ1の一方のガイド枠1dに止具7で直立に
固定している。シャフト6はディスパッチコンベヤ2に
平行で、その上側の傾斜部がコレクティングコンベヤ1
に直交するように配置している。
【0026】チッピングローラ5のローラ本体5’は、
図3に示すようにアルミ合金やステンレスなどの金属製
の円筒状ローラ部5aの上端部周囲に、ナイロン樹脂な
どからなる軟質合成樹脂製のキャップ5bを、とくにロ
ーラ部5aの上端周縁部(エッジ部)を覆うように被装
して、止ネジ5cで着脱自在に取り付けた構造からな
る。ローラ部5aの内周面には、二枚の円環状のフレー
ム5dが上下に間隔をあけて固定され、軸受6aを介し
てシャフト6に対し回動自在に装着されている。なお、
5eは円形の蓋板で、シャフト6の上端にネジ6bで固
定されている。
【0027】チッピングローラ5の高さ、ここでは図2
のようにコレクティングコンベヤ1の搬送面からローラ
本体5’の上端の傾斜最下位置までの高さHが350m
m〜450mmに設定され、またチッピングローラ5の
傾斜角度(シャフト6の下端部に対する上部側の屈曲角
度)αが65゜〜75゜に設定される。とくに、空港の
チェックインカウンタ5(図1)で取り扱われる手荷物
の場合には、チッピングローラ5の高さHを375m
m、傾斜角度αを73゜にそれぞれ設定した場合に、手
荷物Bの転向および安定姿勢への転倒動作が最も円滑に
行われた。なお、このときのローラ本体5’の外径d
は、182mm前後に設定していた。
【0028】上記に本発明の手荷物等の転向搬送装置の
一実施例について説明したが、本発明は下記のように実
施することができる。
【0029】(A) 上記実施例では、シャフト6に対し軸
受6aによりローラ本体5’を回動自在に支持し、ディ
スパッチコンベヤ2またはコレクティングコンベヤ1に
よる搬送力にて移動する手荷物Bを介してローラ本体
5’が回転するようにしたが、ローラ本体5’をモータ
(図示せず)により駆動してもよい。この場合には、ロ
ーラ本体5’の周速度をコレクティングコンベヤ1の搬
送速度に一致させることにより、同コンベヤ1上に移載
された手荷物Bの向きが搬送方向を確実に向くようにな
る。また、ローラ本体5’の駆動・停止は、ディスパッ
チコンベヤ2の駆動および停止に連動させて自動的に行
うのが望ましい。
【0030】(B) 図1では コレクティングコンベヤ1
に対し副コンベヤ装置2〜4を一基だけ表しているが、
実際には多数の副コンベヤ装置2〜4がコレクティング
コンベヤ1の片側あるいは両側に間隔をあけて設置され
る。また、コレクティングコンベヤ1に対する副コンベ
ヤ装置2〜4の接続角度は、必ずしも90゜に限るもの
でなく、θ(図1)=80゜前後(ほぼ直交)までは同
様に実施できる。
【0031】(C) 空港の旅客手荷物処理システムのチェ
ックインライン以外での使用、たとえば工場や倉庫での
ワークや荷物の搬送に使用する場合には、被搬送物の種
類や大きさ、形状等に応じてチッピングローラ5の高さ
Hや外径dを設定することができる。またローラ本体
5’を合成樹脂材で一体成形することも可能である。
【0032】(D) 直交あるいは概ね直交する主コンベヤ
装置と副コンベヤ装置の組み合わせであれば、上記実施
例の装置には限定されず、各種コンベヤ装置の組み合わ
せに適用できる。また、コンベヤ装置もベルトコンベヤ
装置に限らず、たとえばローラコンベヤ装置でも適用で
きる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
この発明の手荷物等の転向搬送装置には、次のような優
れた効果がある。
【0034】(1) 手荷物等を必要に応じて安定した姿勢
になるよう自動的に転倒させることができるとともに、
90゜前後の搬送方向の転換も確実にかつ自動的に行え
る。このため、作業者の労力負担を大幅に軽減でき、ま
た手荷物が搬送途中で転がったり、転倒して荷詰まりを
起こしたりすることが阻止され、稼働率が向上する。
【0035】(2) 請求項2記載の転向搬送装置では、と
くに空港で受け付けられる搭乗者の手荷物の場合に、安
定する姿勢への手荷物の転倒動作および主コンベヤ装置
の搬送方向に沿った手荷物の転向動作が円滑にかつ確実
に行われる。
【0036】(3) 請求項3記載の転向搬送装置では、手
荷物等の高さが円筒状ローラの高さより高い場合でも、
円筒状ローラの上端のエッジ部で手荷物等を傷付けるこ
とがなく、また手荷物がソフトバッグなどの柔らかい素
材の場合にも巻き込まれにくい。
【0037】(4) 請求項4記載の転向搬送装置では、と
くにソフトバッグなどの柔らかい素材の手荷物の場合
に、円筒状ローラの上端部が円弧状に形成されているた
めに、巻き込みが確実に防止される。
【0038】(5) 請求項5記載の転向搬送装置では、円
筒状ローラが主コンベヤ装置の搬送速度に合わせて回転
するから、手荷物の転向および安定した姿勢への転倒動
作が無理なく、よりスムーズに行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手荷物等の転向搬送装置を空港の旅客
手荷物処理システムのチェックインラインに適用した実
施例を示すもので、上段の図はその一部を表す平面図、
下段の図は上段の図のA−A線断面図である。
【図2】図1のチッピングローラを拡大して示す側面図
である。
【図3】図2のチッピングローラをさらに拡大して示す
側方断面図である。
【符号の説明】
1 コレクティングコンベヤ(主コンベヤ装置) 2 ディスパッチコンベヤ(副コンベヤ装置) 3 待機コンベヤ装置(副コンベヤ装置) 4 計量コンベヤ装置(副コンベヤ装置) 5 チッピングローラ(円筒状ローラ) 5' ローラ本体 5b 合成樹脂製のキャップ 6 シャフト 7 止具 8 チェックインカウンタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−52315(JP,A) 実開 平6−27755(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主コンベヤ装置の一側面に直交あるいは
    ほぼ直交して副コンベヤ装置の先端が接続され、両コン
    ベヤ装置により形成される隅角部の、前記主コンベヤ装
    置の搬送側に、円筒状ローラをその上部側を前記主コン
    ベヤ装置の中央寄りにやや傾斜させ、かつ回動自在に配
    設したことを特徴とする手荷物等の転向搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記主コンベヤ装置上の水平な搬送面に
    対する前記円筒状ローラの傾斜角度を65゜〜75゜と
    し、その搬送面からの前記円筒状ローラの高さを350
    mm〜450mmとした請求項1記載の手荷物等の転向
    搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記円筒状ローラの本体を金属製とし、
    その本体の上端部周囲に合成樹脂製のキャップを被装し
    た請求項1又は2記載の手荷物等の転向搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記合成樹脂製のキャップの両側部の形
    状を、正面より見て円弧状に形成した請求項3記載の手
    荷物等の転向搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記円筒状ローラを、その周速が前記主
    コンベヤ装置による搬送速度に一致するように、主コン
    ベヤ装置の搬送動に連動して強制回転させるようにした
    請求項1〜4のいずれかに記載の手荷物等の転向搬送装
    置。
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