JP2589349Y2 - ジャック型コネクタ - Google Patents

ジャック型コネクタ

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JP2589349Y2
JP2589349Y2 JP6973993U JP6973993U JP2589349Y2 JP 2589349 Y2 JP2589349 Y2 JP 2589349Y2 JP 6973993 U JP6973993 U JP 6973993U JP 6973993 U JP6973993 U JP 6973993U JP 2589349 Y2 JP2589349 Y2 JP 2589349Y2
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JP
Japan
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boss
plug
contact piece
type connector
annular
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JP6973993U
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JPH0742039U (ja
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明人 七田
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Hosiden Corp
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Hosiden Corp
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Publication date
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プラグ型コネクタ(以
下、プラグという)を相手方とするジャック型コネクタ
(以下、ジャックという)に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、AV機器などの各種機器の多機能
化に対処するために、ジャックやプラグなどのコネクタ
の極数を増加させることの要請が高まっている。
【0003】この要請に応え得るジャックとして実開平
5−72081号公報に記載されたものがある。このも
のは、4極プラグを相手方として使用される4極ジャッ
クであり、3つの接片部材をボディの内部に配備する一
方、ボディから突出させたボス部の内部に4つ目の円環
状の接片部材を配備することによって極数を増加させて
いる。
【0004】上記のような従来のジャックにおいて、ボ
ディ部に配備された円環状の接片部材は、ボス部からの
脱落や、挿入したプラグを引き抜くときの共抜けを防ぐ
ために次のような構造でボス部ないしボスに固定されて
いた。
【0005】すなわち、円環状の接片部材の周方向の一
箇所に係合片部を具備させ、この係合片部をボディに具
備された段付部に係合させることによってボス部からの
脱落を防いでおり、また、上記円環状の接片部材を周方
向の一箇所で分割してその分割部分で対向する一対の端
部のそれぞれに後向きの突片を一体に設け、これらの突
片を折り曲げてボス部の後端部に係合させることによ
り、挿入したプラグを引き抜くときの共抜けを防いでい
た。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ジャックのように、挿入したプラグを引き抜くときの共
抜けを防ぐために、円環状の接片部材の分割部分に設け
た一対の突片を折り曲げてボス部の後端部に係合させる
という作業は面倒で煩わしく、接片部材の組付けに要す
る工数を増大させるという問題があった。
【0007】本考案は以上の問題に鑑み、ボス部に円環
状の接片部材を配備してジャックの極数を増加させるこ
とを基本としてなされたものであり、ボス部への接片部
材の嵌込み作業を容易に行うことができ、接片部材のボ
ス部からの脱落を防ぐことができることは勿論、挿入し
たプラグを引き抜くときの共抜けを防ぐために折曲げ作
業を必要としないジャックを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案のジャックは、プ
ラグ型コネクタの挿入空間とこの挿入空間に連通する円
形の挿抜口とを有するボディと、上記挿抜口が開口した
ボディの端面に突設されたボス部と、上記ボス部の内周
面に沿ってこのボス部に嵌合状に配備される円環状の接
片部材とを備えているジャック型コネクタにおいて、上
記ボス部の周方向の一箇所に、このボス部の前端側に幅
狭部が位置しこの幅狭部につながる幅広部がボス部の後
端側に位置する欠除部が具備され、上記円環状の接片部
材は、その円環部が上記プラグ型コネクタの外径よりも
やゝ小さくなっており、かつ周方向の一箇所が分割され
てその分割部分で対向する一対の端部のそれぞれに外向
きの舌片が一体に設けられ、接片部材を上記ボス部に配
備する前の一対の上記舌片は、上記欠除部の幅狭部に挿
入し得る状態で対向しており、上記ボス部に配備された
接片部材に上記プラグ型コネクタが挿入されたときには
そのプラグ型コネクタにより接片部材が押し拡げられて
一対の上記舌片が上記欠除部における幅狭部と幅広部と
の境界部分の段付箇所にボス部の軸方向で対向するよう
になされていると共に、上記ボス部に配備された接片部
材は、その周方向の他の箇所から延び出た係合片部が上
記ボディに係合固定されているというものである。
【0009】
【作用】上記構成によれば、接片部材の円環部を縮径さ
せることなく、一対の舌片をボス部の欠除部における幅
狭部から幅広部に挿入することと共に上記円環部をボス
部に挿入することにより、その円環部をボス部に嵌め込
むことができる。そして、プラグを挿入したときには、
円環部がプラグにより押し拡げられるので、それに伴っ
て一対の舌片が上記欠除部の幅広部の中で相互に離れる
方向に変位して上記欠除部における幅狭部と幅広部との
境界部分の段付箇所にボス部の軸方向で対向する。この
ため、プラグ型コネクタを引き抜くときには、上記舌片
が上記段付箇所に係合して接片部材の共抜けを阻止す
る。また、接片部材は、円環部の他の箇所から延び出た
係合片部が上記ボディに係合固定されているので、ボス
部からの脱落が防止される。
【0010】
【実施例】図1は本考案の実施例によるジャックの分解
斜視図であり、1は絶縁性の合成樹脂で付く散れたボデ
ィであり、このボディ1に具備されたプラグの挿入空間
(不図示)には、その挿入空間に挿入されてきたプラグ
(不図示)の異なる端子に弾接する3つの接片部材が配
備されている。図1には3つの接片部材のうちの1つを
符号2で示してある。ボディ1には上記挿入空間に連通
する円形の挿抜口(不図示)が形成されており、この挿
抜口が開口したボディ1の前端面にボス部3が突設され
ている。ボス部3には、その周方向の一箇所に、このボ
ス部3の前端側に幅狭部41が位置しこの幅狭部41に
つながる幅広部42がボス部の後端側に位置する欠除部
4が具備されている。この欠除部4において、幅狭部4
1と幅広部42との境界部分には上下一対の段付箇所4
2aが具備されている。また、ボス部3における欠除部
4の反対側にはボス部3の全長に亘る切欠孔43が形成
されていると共に、この切欠孔43の少し内側にボディ
1の前端面から突出された突片44が位置している。ま
た、ボディ部3の円環状の内鍔部45が段付状に設けら
れている。
【0011】5は円環状の接片部材で、その円環部51
が図7に示したプラグPの外径よりもやゝ小さくなって
いる。また、円環部51は周方向の一箇所が分割されて
その分割部分で対向する一対の端部52a,52bのそ
れぞれに外向きの舌片53,54が折り曲げた状態で一
体に設けられている。そして、接片部材5を上記ボス部
3に配備する前においては、一対の上記舌片53,54
は、上記欠除部4の幅狭部42aに変位させなくても挿
入し得る状態で対向している。上記円環部5における分
割部分の反対側には膨らみ部55が形成されており、こ
の膨らみ部55の後端から外側に向かって板片部56が
突出され、この板片部56の外端から後方に向けて係合
片部57が延び出ている。なお、58は円環部に設けら
れた接点、57aは係合片部57に具備された係合孔部
である。
【0012】以上において、接片部材5はボス部3に前
方側から嵌め込まれる。すなわち、円環部51の膨らみ
部55をボス部3の突片部44の外側でボス部3の切欠
孔43に少し嵌めると共に、一対の舌片53,54をボ
ス部3における欠除部4の幅狭部41に少し嵌め、その
状態から接片部材5を後方に押して円環部51をボス部
3に嵌合させる。このようにすると、膨らみ部55が切
欠孔43に完全に嵌まり、また、一対の舌片53,54
が図4のように欠除部4の幅広部42に嵌まり込む。ま
た、係合片部57はボディ1の側面と重なり合い、係合
孔部57aがボディ1の側面に設けられている突起(不
図示)に嵌合してこの突起と係合する。このため、円環
部51がボス部3に嵌合状に配備された接片部材5は、
係合片部57とボディ1側の上記突起との係合によって
ボス部3からの脱落が阻止される。なお、接片部材5の
円環部51がボス部3よりも奥に押し込まれることは、
上記の内鍔部45により阻止される。
【0013】このようにしてボス部3に接片部材5を組
み付けた状態では、図2や図4に示したように、一対の
舌片53,54は欠除部4の幅広部42の壁面からは離
れており、しかも幅狭部41に対向している。この状態
から図3のようにプラグPがボス部3に挿入されると、
接片部材5の円環部51がプラグPにより押し拡げら
れ、それに伴って一対の舌片53,54が欠除部4の幅
広部42の中で相互に離れる方向に変位し、図6のよう
に幅狭部41と幅広部42との境界部分の段付箇所42
aにボス部3の軸方向で対向する。このため、プラグP
を引き抜くときには、上記舌片53,54が上記段付箇
所42aに係合して共抜けを阻止する。接片部材5の円
環部51は、プラグPの挿抜が繰り返されることにより
塑性変形して少し拡径する。このため、図5のように一
対の舌片53,54が上記段付箇所42aに常時対向す
るようになる。
【0014】図7にプラグPを示してある。このプラグ
Pは直径3.5mmの基準寸法を有している。そして、
上記ジャックにおけるボディ1の内部に設けられている
3つの接片部材に対応する3つの端子R1,R2,R3
と、上記した接片部材5に対応する端子R4を有してい
る。10…は絶縁部である。
【0015】
【考案の効果】本考案のジャックは、ボディの端面に突
設されたボス部の内部を利用して接片部材の円環部を配
備したものであるから、ボディ内に配備される接片部材
の数に見合う極数にさらに極数を付け加えることが可能
になる。
【0016】また、本考案によれば、ボス部への接片部
材の円環部の嵌込み作業が円環部を縮径させるといった
余分な工程を行うことなく可能となり、しかも、接片部
材の円環部をボス部に嵌め込むと共に、接片部材の舌片
をボス部の欠除部に嵌め込むという作業を行うだけで、
挿入したプラグを引き抜くときの共抜けを防ぐことがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例によるジャックの分解斜視図で
ある。
【図2】プラグが挿入されていない状態でのジャックの
拡大正面図である。
【図3】プラグが挿入されている状態でのジャックの拡
大正面図である。
【図4】プラグが挿入されていない状態でのジャックの
要部拡大側面図である。
【図5】プラグの挿抜が繰り返された後のジャックの要
部拡大側面図である。
【図6】プラグが挿入されている状態でのジャックの要
部拡大側面図である。
【図7】プラグ要部の側面図である。
【符号の説明】
1 ボディ 3 ボス部 4 欠除部 5 接片部材 41 幅狭部 42 幅広部 42a 段付箇所 51 円環部 52a,52b 端部 53,54 舌片 57 係合片部 P プラグ型コネクタ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラグ型コネクタの挿入空間とこの挿入
    空間に連通する円形の挿抜口とを有するボディと、上記
    挿抜口が開口したボディの端面に突設されたボス部と、
    上記ボス部の内周面に沿ってこのボス部に嵌合状に配備
    される円環状の接片部材とを備えているジャック型コネ
    クタにおいて、 上記ボス部の周方向の一箇所に、このボス部の前端側に
    幅狭部が位置しこの幅狭部につながる幅広部がボス部の
    後端側に位置する欠除部が具備され、上記円環状の接片
    部材は、その円環部が上記プラグ型コネクタの外径より
    もやゝ小さくなっており、かつ周方向の一箇所が分割さ
    れてその分割部分で対向する一対の端部のそれぞれに外
    向きの舌片が一体に設けられ、接片部材を上記ボス部に
    配備する前の一対の上記舌片は、上記欠除部の幅狭部に
    挿入し得る状態で対向しており、上記ボス部に配備され
    た接片部材に上記プラグ型コネクタが挿入されたときに
    はそのプラグ型コネクタにより接片部材が押し拡げられ
    て一対の上記舌片が上記欠除部における幅狭部と幅広部
    との境界部分の段付箇所にボス部の軸方向で対向するよ
    うになされていると共に、上記ボス部に配備された接片
    部材は、その周方向の他の箇所から延び出た係合片部が
    上記ボディに係合固定されていることを特徴とするジャ
    ック型コネクタ。
JP6973993U 1993-12-27 1993-12-27 ジャック型コネクタ Expired - Lifetime JP2589349Y2 (ja)

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JPH0742039U JPH0742039U (ja) 1995-07-21
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JP5585608B2 (ja) * 2012-04-23 2014-09-10 第一精工株式会社 同軸型電気コネクタ

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