JP2589013B2 - ケーブルドラグチェーンのリンクプレートと結合杆とのスナップ結合構造 - Google Patents
ケーブルドラグチェーンのリンクプレートと結合杆とのスナップ結合構造Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体に動力を供給す
る電源ケーブル、油圧ホース等（以下単に「ケーブル」
と称する。）を支持案内するケーブルドラグチェーンの
リンクプレートと結合杆とのスナップ係合を確実に行な
わせるための、スナップ結合構造に関する。
る電源ケーブル、油圧ホース等（以下単に「ケーブル」
と称する。）を支持案内するケーブルドラグチェーンの
リンクプレートと結合杆とのスナップ係合を確実に行な
わせるための、スナップ結合構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のケーブルドラグチェーン
（図示省略）は、通常、一対のリンクプレートの上辺と
下辺とを上下一対の結合杆で結合したリンク体を複数屈
曲自在に連結して構成されている。そして、一対の結合
杆の内、上部結合杆の一端は対向する一方のリンクプレ
ートに傾動自在に結合され、他端は他方のリンクプレー
トに係脱可能に結合されている。
（図示省略）は、通常、一対のリンクプレートの上辺と
下辺とを上下一対の結合杆で結合したリンク体を複数屈
曲自在に連結して構成されている。そして、一対の結合
杆の内、上部結合杆の一端は対向する一方のリンクプレ
ートに傾動自在に結合され、他端は他方のリンクプレー
トに係脱可能に結合されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ケーブルドラグチェーンのリンクプレートと結合杆との
係脱可能な結合構造には、従来、結合を円滑、且つ、確
実に行なえるような結合構造がなく、ケーブルドラグチ
ェーンの組立に手間を要するとともに、組立が不確実に
なるという問題点を有していた。
ケーブルドラグチェーンのリンクプレートと結合杆との
係脱可能な結合構造には、従来、結合を円滑、且つ、確
実に行なえるような結合構造がなく、ケーブルドラグチ
ェーンの組立に手間を要するとともに、組立が不確実に
なるという問題点を有していた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、離間対向した
一対のリンクプレートを上下一対の結合杆で結合したリ
ンク体を複数屈曲自在に連結してケーブル・ホース等を
内部に収納するケーブルドラグチェーンにおいて、前記
上部結合杆の一端に結合杆の幅方向に離間して形成した
一対の上下方向位置規制爪部（４６）と、該一対の爪部
の離間位置に該爪部より結合杆長手方向に突出して形成
したスナップ片（４９）と、該スナップ片の下面に前記
爪部の方向と交差して該爪部の前方に突設した爪部係合
保持案内片（５０）と、前記爪部下面を含む上部結合杆
端部下面に凹設したリンク突出片受入凹部（５１）と、
を有し、前記リンクプレートの前記上部結合杆結合部の
内側面に突設したリンク突出片（４１）と、該突出片
（４１）の上部に離間突設したスナップ係合舌片（４
２）と、該離間位置に形成した前記上下方向位置規制爪
部（４６）の係合受け溝（４３）と、該リンクプレート
上面に凹設した前記爪部係合保持案内片（５０）の係合
凹部（４５）と、前記スナップ片フック（４８）のスナ
ップ係合凹部（４４）と、を有するリンクプレートと結
合杆とのスナップ結合構造により、前記の課題を解決し
たものである。
一対のリンクプレートを上下一対の結合杆で結合したリ
ンク体を複数屈曲自在に連結してケーブル・ホース等を
内部に収納するケーブルドラグチェーンにおいて、前記
上部結合杆の一端に結合杆の幅方向に離間して形成した
一対の上下方向位置規制爪部（４６）と、該一対の爪部
の離間位置に該爪部より結合杆長手方向に突出して形成
したスナップ片（４９）と、該スナップ片の下面に前記
爪部の方向と交差して該爪部の前方に突設した爪部係合
保持案内片（５０）と、前記爪部下面を含む上部結合杆
端部下面に凹設したリンク突出片受入凹部（５１）と、
を有し、前記リンクプレートの前記上部結合杆結合部の
内側面に突設したリンク突出片（４１）と、該突出片
（４１）の上部に離間突設したスナップ係合舌片（４
２）と、該離間位置に形成した前記上下方向位置規制爪
部（４６）の係合受け溝（４３）と、該リンクプレート
上面に凹設した前記爪部係合保持案内片（５０）の係合
凹部（４５）と、前記スナップ片フック（４８）のスナ
ップ係合凹部（４４）と、を有するリンクプレートと結
合杆とのスナップ結合構造により、前記の課題を解決し
たものである。
【０００５】
【作用】上記結合杆のスナップ係合する一端を一方のリ
ンクプレートの結合部に押圧す ることにより、該結合杆
の一端に形成した爪部はスナップ係合舌片を押動して係
合受け溝内にスナップ係入し、爪部係合保持案内片を案
内片係合凹部に押入して前記爪部を係合受け溝内に深く
係入させ、該爪部を係合受け溝に係合保持する。
ンクプレートの結合部に押圧す ることにより、該結合杆
の一端に形成した爪部はスナップ係合舌片を押動して係
合受け溝内にスナップ係入し、爪部係合保持案内片を案
内片係合凹部に押入して前記爪部を係合受け溝内に深く
係入させ、該爪部を係合受け溝に係合保持する。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。ケーブルドラグチェーン２０（図７、図８参照）
は、直線往復移動する工作機械、或いは、重量物を搬送
する搬送車等の移動体（図示省略）とこの移動体に動力
を送る動力源（図示省略）近くの床との間に接続され、
ケーブル（図示省略）を収納し、保護している。なお、
ケーブルドラグチェーン２０は移動体同士の間に接続さ
れることもある。
する。ケーブルドラグチェーン２０（図７、図８参照）
は、直線往復移動する工作機械、或いは、重量物を搬送
する搬送車等の移動体（図示省略）とこの移動体に動力
を送る動力源（図示省略）近くの床との間に接続され、
ケーブル（図示省略）を収納し、保護している。なお、
ケーブルドラグチェーン２０は移動体同士の間に接続さ
れることもある。
【０００７】ケーブルドラグチェーン２０は、離間対向
した一対のリンクプレート２１，２２と、このリンクプ
レート２１，２２の上辺２３及び下辺２４を相互に結合
する上下一対の結合杆２５，２６とで構成されたリンク
体２７を複数屈曲自在に連結することによって形成され
ている。なお、図７、図８に示されているケーブルドラ
グチェーン２０は、隣の結合杆同士の間に隙間のある開
放型のケーブルドラグチェーンであるが、隣の結合杆同
士の間に隙間がなく全体的に密閉された密閉型のケーブ
ルドラグチェーンであっても後述する本願発明のスナッ
プ結合構造を具えることができる。
した一対のリンクプレート２１，２２と、このリンクプ
レート２１，２２の上辺２３及び下辺２４を相互に結合
する上下一対の結合杆２５，２６とで構成されたリンク
体２７を複数屈曲自在に連結することによって形成され
ている。なお、図７、図８に示されているケーブルドラ
グチェーン２０は、隣の結合杆同士の間に隙間のある開
放型のケーブルドラグチェーンであるが、隣の結合杆同
士の間に隙間がなく全体的に密閉された密閉型のケーブ
ルドラグチェーンであっても後述する本願発明のスナッ
プ結合構造を具えることができる。
【０００８】リンク体２７は、各リンクプレート２１，
２２（図７乃至図１０参照）に形成された連結ピン３
４，３５と嵌合孔３６，３７とによって連結されてい
る。結合杆２５，２６の間には、ケーブルドラグチェー
ン２０内部を左右に分割する板状の左右仕切片２８が組
込まれている。なお、リンクプレート２１，２２、結合
杆２５，２６、左右仕切片４０は樹脂成形品である。
２２（図７乃至図１０参照）に形成された連結ピン３
４，３５と嵌合孔３６，３７とによって連結されてい
る。結合杆２５，２６の間には、ケーブルドラグチェー
ン２０内部を左右に分割する板状の左右仕切片２８が組
込まれている。なお、リンクプレート２１，２２、結合
杆２５，２６、左右仕切片４０は樹脂成形品である。
【０００９】リンクプレート２２と上部結合杆２５の左
端（図７、図８において左側）は、ヒンジ機構３０によ
って互いに着脱且つ傾動自在に連結されている。ヒンジ
機構３０（図７、図８参照）は、リンクプレート２２の
上辺２３の傍に突出形成された断面円弧状の一対の被係
合突部３８，３８と、この被係合突部３８，３８を連結
するように形成された断面半円形状の被係合軸３１と、
係合杆２５の一端に形成され被係合突部３８，３８を下
側（図７、図８の下端側）から係合する一対の係合凹部
３９，３９と、この係合凹部３９，３９（図１１参照）
の間に形成され被係合軸３１を上側（図７、図８の上端
側）から係合するフック状の係合片３２と、で構成され
ている。
端（図７、図８において左側）は、ヒンジ機構３０によ
って互いに着脱且つ傾動自在に連結されている。ヒンジ
機構３０（図７、図８参照）は、リンクプレート２２の
上辺２３の傍に突出形成された断面円弧状の一対の被係
合突部３８，３８と、この被係合突部３８，３８を連結
するように形成された断面半円形状の被係合軸３１と、
係合杆２５の一端に形成され被係合突部３８，３８を下
側（図７、図８の下端側）から係合する一対の係合凹部
３９，３９と、この係合凹部３９，３９（図１１参照）
の間に形成され被係合軸３１を上側（図７、図８の上端
側）から係合するフック状の係合片３２と、で構成され
ている。
【００１０】リンクプレート２１と上部結合杆２５の右
端（図７、図８において右側）は、スナップ機構（スナ
ップ結合構造）４０によって連結されている。リンクプ
レート２１（図１乃至図６参照）には、スナップ機構４
０を構成する、リンクプレート２１の内側に突出したリ
ンク突出片４１と、リンク突出片４１の上部にリンクプ
レート長手方向に離間対向して突設した一対のスナップ
係合舌片４２．４２と、該リンク突出片４１と夫々のス
ナップ係合舌片４２．４２との間に形成された受け溝４
３，４３と、リンクプレート２１の上辺２３の上部結合
杆結合部に形成されたスナップ係合凹部４４と、このス
ナップ係合凹部４４の傍に形成された案内片係合凹部４
５とが具えられている。
端（図７、図８において右側）は、スナップ機構（スナ
ップ結合構造）４０によって連結されている。リンクプ
レート２１（図１乃至図６参照）には、スナップ機構４
０を構成する、リンクプレート２１の内側に突出したリ
ンク突出片４１と、リンク突出片４１の上部にリンクプ
レート長手方向に離間対向して突設した一対のスナップ
係合舌片４２．４２と、該リンク突出片４１と夫々のス
ナップ係合舌片４２．４２との間に形成された受け溝４
３，４３と、リンクプレート２１の上辺２３の上部結合
杆結合部に形成されたスナップ係合凹部４４と、このス
ナップ係合凹部４４の傍に形成された案内片係合凹部４
５とが具えられている。
【００１１】上部結合杆２５（図１乃至図６参照）に
も、スナップ機構４０を構成する、上部結合杆２５の端
部のリンクプレート長手方向に離間して形成され先端に
前記受け溝４３にスナップ係入する上下方向位置規制爪
部４６を有する一対の突出片４７１，４７２と、この一
対の突出片４７１，４７２の間でさらに長く突出形成さ
れ先端に前記スナップ係合凹部に係止するフック４８を
有するスナップ片４９と、スナップ片４９の下面（図２
乃至図６において、図の下端側）に突出形成され前記案
内片係合凹部４５に押入される爪部係合保持案内片５０
と、突出片４７１，４７２の一部分とスナップ片４９と
の下面に形成された前記リンク突出片４１の受入凹部５
１とが具えられている。前記案内片５０には前記案内片
係合凹部４５に押入案内する斜めの案内斜面５２が形成
されている。
も、スナップ機構４０を構成する、上部結合杆２５の端
部のリンクプレート長手方向に離間して形成され先端に
前記受け溝４３にスナップ係入する上下方向位置規制爪
部４６を有する一対の突出片４７１，４７２と、この一
対の突出片４７１，４７２の間でさらに長く突出形成さ
れ先端に前記スナップ係合凹部に係止するフック４８を
有するスナップ片４９と、スナップ片４９の下面（図２
乃至図６において、図の下端側）に突出形成され前記案
内片係合凹部４５に押入される爪部係合保持案内片５０
と、突出片４７１，４７２の一部分とスナップ片４９と
の下面に形成された前記リンク突出片４１の受入凹部５
１とが具えられている。前記案内片５０には前記案内片
係合凹部４５に押入案内する斜めの案内斜面５２が形成
されている。
【００１２】次に、スナップ機構４０の結合順序を説明
する。先ず、上部結合杆２５の一端を一方のリンクプレ
ート２２にヒンジ機構３０によって取付け、該結合杆２
５を傾動自在の状態にしてから、図７に示すように他端
側を矢印Ｄ方向に傾動させ、他方のリンクプレート２１
に接近させる。該結合杆２５の他端側がリンクプレート
２１の結合杆結合部に接近すると、突出片４７１，４７
２の上下方向位置規制爪部４６，４６がスナップ係合舌
片４２，４２に当接する。当接したままの状態で、結合
杆２５の他端側を上方より押圧すると、前記爪部４６，
４６は前記舌片４２，４２を押動してリンクプート２１
は図３中距離Ｅだけ図３において右の方へ押し広げ、該
爪部４６，４６は係合受け溝４３，４３にスナップ係入
することになる。なおも結合杆２５を押圧すると、次
に、爪部係合保持案内片５０が案内片係合凹部４５に入
り込み、リンクプレート２１を前記距離Ｅだけ呼戻し、
突出片４７１，４７２の前記爪部４６，４６を係合受け
溝４３，４３内に深く係入させ、係合を確実に保持す
る。
する。先ず、上部結合杆２５の一端を一方のリンクプレ
ート２２にヒンジ機構３０によって取付け、該結合杆２
５を傾動自在の状態にしてから、図７に示すように他端
側を矢印Ｄ方向に傾動させ、他方のリンクプレート２１
に接近させる。該結合杆２５の他端側がリンクプレート
２１の結合杆結合部に接近すると、突出片４７１，４７
２の上下方向位置規制爪部４６，４６がスナップ係合舌
片４２，４２に当接する。当接したままの状態で、結合
杆２５の他端側を上方より押圧すると、前記爪部４６，
４６は前記舌片４２，４２を押動してリンクプート２１
は図３中距離Ｅだけ図３において右の方へ押し広げ、該
爪部４６，４６は係合受け溝４３，４３にスナップ係入
することになる。なおも結合杆２５を押圧すると、次
に、爪部係合保持案内片５０が案内片係合凹部４５に入
り込み、リンクプレート２１を前記距離Ｅだけ呼戻し、
突出片４７１，４７２の前記爪部４６，４６を係合受け
溝４３，４３内に深く係入させ、係合を確実に保持す
る。
【００１３】上部結合杆２５をリンクプレート２１に押
圧している間に、スナップ片４９の先端も図３で示すよ
うにリンクプレート２１の上面にフック４８が当接して
撓む。そして該案内片５０が案内片係合凹部４５に入り
込みリンクプレート２１を前記Ｅだけ呼戻した時点で、
フック４８はスナップ係合凹部４４に係合する。このよ
うにして、該案内片５０の案内によって、係合受け溝４
３，４３に上下方向位置規制爪部４６，４６が確実に係
合保持され、スナップ係合凹部４４にスナップ片４９が
スナップ係合する。これによって、スナップ機構４０の
結合が完了する。
圧している間に、スナップ片４９の先端も図３で示すよ
うにリンクプレート２１の上面にフック４８が当接して
撓む。そして該案内片５０が案内片係合凹部４５に入り
込みリンクプレート２１を前記Ｅだけ呼戻した時点で、
フック４８はスナップ係合凹部４４に係合する。このよ
うにして、該案内片５０の案内によって、係合受け溝４
３，４３に上下方向位置規制爪部４６，４６が確実に係
合保持され、スナップ係合凹部４４にスナップ片４９が
スナップ係合する。これによって、スナップ機構４０の
結合が完了する。
【００１４】このようにして、係合受け溝４３，４３に
突出片４７１，４７２の上下方向位置規制爪部４６，４
６が係合することによって、上部結合杆２５の矢印Ａ
（図４参照）方向、すなわち上下方向への位置規制がさ
れる。又、リンク突出片４１にリンク受入凹部５１が係
合することによって、結合杆２５の矢印Ｂ（図５参照）
方向、すなわち長手方向への位置規制がされる。さら
に、スナップ係合凹部４４にスナップ片４９のフック４
８が係合することによって、結合杆２５の矢印Ｃ（図
４、図５参照）方向、すなわち幅方向への位置規制がさ
れる。
突出片４７１，４７２の上下方向位置規制爪部４６，４
６が係合することによって、上部結合杆２５の矢印Ａ
（図４参照）方向、すなわち上下方向への位置規制がさ
れる。又、リンク突出片４１にリンク受入凹部５１が係
合することによって、結合杆２５の矢印Ｂ（図５参照）
方向、すなわち長手方向への位置規制がされる。さら
に、スナップ係合凹部４４にスナップ片４９のフック４
８が係合することによって、結合杆２５の矢印Ｃ（図
４、図５参照）方向、すなわち幅方向への位置規制がさ
れる。
【００１５】リンクプレート２１，２２と下部結合杆２
６の両端はスナップ機構６０，６０（図７乃至図１０、
図１２参照）によって係合している。スナップ機構６０
は、リンクプレート２１，２２の内側に突出形成された
包持状の結合杆挿入部６１と、下部結合杆２６の両端両
側に形成された係合爪６２，６２とで構成されている。
このスナップ機構６０は、結合杆挿入部６１に係合爪６
２を押し込み、結合杆挿入部６１の開口部６３を一旦押
し広げ、開口部６３に形成されたフック６４，６４を係
合爪６２，６２に係合させた後、係合杆挿入部６１で結
合杆２６の端部を抱え込ませることによって、下部結合
杆２６がリンクプレート２１，２２に結合されるように
なっている。この結合は、両方のスナップ機構６０，６
０で同時に行なう。
６の両端はスナップ機構６０，６０（図７乃至図１０、
図１２参照）によって係合している。スナップ機構６０
は、リンクプレート２１，２２の内側に突出形成された
包持状の結合杆挿入部６１と、下部結合杆２６の両端両
側に形成された係合爪６２，６２とで構成されている。
このスナップ機構６０は、結合杆挿入部６１に係合爪６
２を押し込み、結合杆挿入部６１の開口部６３を一旦押
し広げ、開口部６３に形成されたフック６４，６４を係
合爪６２，６２に係合させた後、係合杆挿入部６１で結
合杆２６の端部を抱え込ませることによって、下部結合
杆２６がリンクプレート２１，２２に結合されるように
なっている。この結合は、両方のスナップ機構６０，６
０で同時に行なう。
【００１６】このようにして、ケーブルドラグチェーン
２０（図６参照）の離間対向した一対のリンクプレート
２１，２２と一対の上下結合杆２５，２６は、それぞれ
着脱自在なヒンジ機構３０、スナップ機構４０，６０，
６０によって結合される。
２０（図６参照）の離間対向した一対のリンクプレート
２１，２２と一対の上下結合杆２５，２６は、それぞれ
着脱自在なヒンジ機構３０、スナップ機構４０，６０，
６０によって結合される。
【００１７】なお、以上説明したスナップ機構４０の一
対の突出片４７１，４７２は次のような機能も有してい
る。ケーブルドラグチェーン２０に捻れが生じ、リンク
プレート２１が図５中矢印Ｆ方向に傾くと、図５の上端
側の突出片４７１の先端がリンクプレート２１の傾きを
阻止し、スナップ機構４０の歪みを防止する。又、リン
クプレート２１が図５中矢印Ｇ方向に傾くと、図５の下
端側の突出片４７２の先端がリンクプレート２１の傾き
を阻止し、スナップ機構４０の歪みを防止する。このよ
うに、一対の突出片４７１，４７２はリンクプレート２
１の傾きを阻止し、スナップ機構４０の分解を阻止する
機能を有している。即ち、一対の突出片４７１，４７２
は、結合杆２５とリンクプレート２１との歪みと外れを
防止するケーブルドラグチェーン歪み防止構造１３０
（図５参照）をも構成している。
対の突出片４７１，４７２は次のような機能も有してい
る。ケーブルドラグチェーン２０に捻れが生じ、リンク
プレート２１が図５中矢印Ｆ方向に傾くと、図５の上端
側の突出片４７１の先端がリンクプレート２１の傾きを
阻止し、スナップ機構４０の歪みを防止する。又、リン
クプレート２１が図５中矢印Ｇ方向に傾くと、図５の下
端側の突出片４７２の先端がリンクプレート２１の傾き
を阻止し、スナップ機構４０の歪みを防止する。このよ
うに、一対の突出片４７１，４７２はリンクプレート２
１の傾きを阻止し、スナップ機構４０の分解を阻止する
機能を有している。即ち、一対の突出片４７１，４７２
は、結合杆２５とリンクプレート２１との歪みと外れを
防止するケーブルドラグチェーン歪み防止構造１３０
（図５参照）をも構成している。
【００１８】
【発明の効果】本発明の上部結合杆の上下方向位置規制
爪部をリンクプレートの係合受け溝に係合させたスナッ
プ係合構造は、該爪部が係合受け溝にスナップ係合した
のち、爪部係合保持案内片が受け凹部に係合し、爪部と
受け溝との係入をさらに深く案内するため、結合杆とリ
ンクプレートとの上下方向の結合を円滑且つ確実に行
い、該上部結合杆とリンクプレートとの結合部に相対的
な傾きが生じる外力が作用したとしても、爪部係合保持
案内片によって該爪部が係合受け溝に確実に係合保持さ
れ、該係合が離脱するおそれはなく、しかも結合杆端部
を上方より押圧するのみで結合できるので、結合作業が
簡単である。
爪部をリンクプレートの係合受け溝に係合させたスナッ
プ係合構造は、該爪部が係合受け溝にスナップ係合した
のち、爪部係合保持案内片が受け凹部に係合し、爪部と
受け溝との係入をさらに深く案内するため、結合杆とリ
ンクプレートとの上下方向の結合を円滑且つ確実に行
い、該上部結合杆とリンクプレートとの結合部に相対的
な傾きが生じる外力が作用したとしても、爪部係合保持
案内片によって該爪部が係合受け溝に確実に係合保持さ
れ、該係合が離脱するおそれはなく、しかも結合杆端部
を上方より押圧するのみで結合できるので、結合作業が
簡単である。
【図１】 本発明のスナップ係合構造を具えた結合杆と
リンクプレートの一部分平面図である。
リンクプレートの一部分平面図である。
【図２】 スナップ係合構造の結合順序説明図である。
【図３】 スナップ係合構造の結合順序説明図である。
【図４】 スナップ係合構造の結合順序説明図であり、
図５中４−４矢視断面図である。
図５中４−４矢視断面図である。
【図５】 スナップ係合構造によって結合杆とリンクプ
レートが結合した部分の平面図である。
レートが結合した部分の平面図である。
【図６】 図５中６−６矢視断面図である。
【図７】 本発明のスナップ係合構造を具えたケーブル
ドラグチェーンの一部分斜視図である。
ドラグチェーンの一部分斜視図である。
【図８】 図７のケーブルドラグチェーンの分解斜視図
である。
である。
【図９】 図７におけるケーブルドラグチェーンの右側
（手前側）のリンクプレートを右側から見た図である。
（手前側）のリンクプレートを右側から見た図である。
【図１０】 図７におけるケーブルドラグチェーンの左
側のリンクプレートを右側（手前側）から見た図であ
る。
側のリンクプレートを右側（手前側）から見た図であ
る。
【図１１】 図７におけるケーブルドラグチェーンの上
側の結合杆の平面図である。
側の結合杆の平面図である。
【図１２】 図８の左側面図である。
【図１３】 図７におけるケーブルドラグチェーンの下
側の結合杆の底面図である。
側の結合杆の底面図である。
２０ ケーブルドラグチェーン ２１，２２ リンクプレート ２５，２６ 結合杆 ２７ リンク体 ４０ スナップ機構（スナップ結合構造） ４３ 係合受け溝 ４５ 案内片係合凹部（受け凹部） ４６ 上下方向位置規制爪部 ５０ 爪部係合保持案内片
フロントページの続き (72)発明者 西村 寛 大阪府大阪市鶴見区鶴見４丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (56)参考文献 特開 平３−79838（ＪＰ，Ａ) 実開 昭62−177947（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】 離間対向した一対のリンクプレートを上
下一対の結合杆で結合したリンク体を複数屈曲自在に連
結してケーブル・ホース等を内部に収納するケーブルド
ラグチェーンにおいて、前記上部結合杆の一端に結合杆
の幅方向に離間して形成した一対の上下方向位置規制爪
部（４６）と、該一対の爪部の離間位置に該爪部より結
合杆長手方向に突出して形成したスナップ片（４９）
と、該スナップ片の下面に前記爪部の方向と交差して該
爪部の前方に突設した爪部係合保持案内片（５０）と、
前記爪部下面を含む上部結合杆端部下面に凹設したリン
ク突出片受入凹部（５１）と、を有し、前記リンクプレ
ートの前記上部結合杆結合部の内側面に突設したリンク
突出片（４１）と、該突出片（４１）の上部に離間突設
したスナップ係合舌片（４２）と、該離間位置に形成し
た前記上下方向位置規制爪郁（４６）の係合受け溝（４
３）と、該リンクプレート上面に凹設した前記爪部係合
保持案内片（５０）の係合凹部（４５）と、前記スナッ
プ片フック（４８）のスナップ係合凹部（４４）と、を
有するリンクプレートと結合杆とのスナップ結合構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21322091A JP2589013B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | ケーブルドラグチェーンのリンクプレートと結合杆とのスナップ結合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21322091A JP2589013B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | ケーブルドラグチェーンのリンクプレートと結合杆とのスナップ結合構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0538034A JPH0538034A (ja) | 1993-02-12 |
| JP2589013B2 true JP2589013B2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=16635525
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21322091A Expired - Lifetime JP2589013B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | ケーブルドラグチェーンのリンクプレートと結合杆とのスナップ結合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2589013B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102013113179B4 (de) * | 2012-12-28 | 2018-02-08 | Tsubakimoto Chain Co. | Kabelschutz- und -führungsvorrichtung |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5709813B2 (ja) | 2012-10-03 | 2015-04-30 | 株式会社椿本チエイン | ケーブル類保護案内装置 |
| JP5709832B2 (ja) * | 2012-12-21 | 2015-04-30 | 株式会社椿本チエイン | ケーブル類保護案内装置 |
| JP6021156B2 (ja) | 2013-04-10 | 2016-11-09 | 株式会社椿本チエイン | ケーブル類保護案内装置 |
| JP2023140564A (ja) * | 2022-03-23 | 2023-10-05 | 愛三工業株式会社 | 燃料供給装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6165095A (ja) * | 1984-09-04 | 1986-04-03 | Matsushita Seiko Co Ltd | タ−ボ送風機の羽根車 |
| JPH0627531B2 (ja) * | 1990-08-10 | 1994-04-13 | 株式会社椿本チエイン | ケーブルドラグチェーンのラッチ機構 |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP21322091A patent/JP2589013B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102013113179B4 (de) * | 2012-12-28 | 2018-02-08 | Tsubakimoto Chain Co. | Kabelschutz- und -führungsvorrichtung |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0538034A (ja) | 1993-02-12 |
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