JP2588834B2 - ショートライン方式によるプレキャストブロックの製造方法 - Google Patents

ショートライン方式によるプレキャストブロックの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば橋梁のプレキャ
ストブロック工法に使用するプレキャストブロックであ
って、互いに隣り合うブロックを単位としてマッチキャ
ストによって連続成形するショートライン方式によるプ
レキャストブロックの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プレキャストブロック工法用のシ
ョートライン方式によるブロック製造に際しては、図
3,図4に示すように、レール1上を移動できる搬送用
台車2上に設置した油圧ジャッキ3により高さ及び向き
を調節自在にできるようにした調整台4上に型枠6を組
み、これにコンクリートを打設して既成形ブロック5を
成形する。
【0003】次いで、この既成形ブロック5を台車2と
ともに移動させ、該既成形ブロック5に連続させて後成
形ブロック用の型枠6を前述と同様に別の台車2の調整
台4上に組み、既成形ブロック5の位置及び角度を調節
することによって既成形ブロック5と後成形ブロック型
枠6間を所望の相対位置及び角度に調整するようにして
いる。
【0004】この相対位置及び角度の調整は、図4に示
すように既成形ブロック5の上面の所定位置に予め標点
8,8……を埋設固定しておくとともに、後成形ブロッ
クの型枠6内の想定されるブロック上面位置に標点9,
9……を設置しておき、この各標点8,9の高さをレベ
ル10及びスタッフ11を使用して測定するとともに、
両ブロックの標点間の距離は、鋼尺などを使用して定点
から各標点8,9までの距離を測量して、これらの値に
よって調整台4を必要な向きに調整している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き従来の方法
では、各標点毎にスタッフを立て、レベルによりこれを
読み取り記録したり、トランシットによる距離及び角度
の測量、記録及び算出等の作業が必要になり、更に既成
形ブロックの位置及び角度の調整後更に同じ測定作業を
行い、更に再度の微調整が必要である等の点から、測量
及び調整に多くの人手と長時間を要し、しかも高精度が
期待できないという問題があった。
【0006】本発明はこのような問題にかんがみ、少な
い労力で短時間に高精度の計測及び既成形ブロックの調
整が可能なショートライン方式によるプレキャストブロ
ックの製造方法の提供を目的としてなされたものであ
る。
【0007】
【課題を達成するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、所期の目的を達成するための本発明の要旨とす
るところは、互いに隣り合って連結されるプレキャスト
ブロックの製造に際し、先に成形した既成形ブロックに
連続させて型枠を組み、該型枠に対する既成形ブロック
位置及び角度を調整して前記型枠内にコンクリートを
打設し、後成形ブロックを連続成形するショートライン
方式によるプレキャストブロックの製造方法において、
既成形ブロックの表面に設けた標点と、後成形ブロック
用の標点との距離を計測し、その距離データを電気的信
号によって発信する複数の距離計と、前記既成形ブロッ
クの上面の角度を計測し、その角度データを電気的信号
によって発信する1又は複数の傾斜計と、ブロック上面
の定点の高さを計測し、その高さデータを電気信号によ
って発信する高さ計とを使用し、前記各距離計、傾斜計
及び高さ計又はこれらのいずれか複数の計測器の組合せ
により得られたデータを読み取って既成形ブロックの位
置及び角度を調節することを特徴としてなるショートラ
イン方式によるプレキャストブロックの製造方法(請求
項1)及び上記製造方法において、各距離計及び傾斜計
及び高さ計からのデータを読み取り、これをコンピュー
タ装置により処理して既成形ブロックの角度調整を自動
コントロールさせること(請求項2)にある。
【0008】
【作用】本発明方法では、例えば一部に電気抵抗式、又
は電気パルス式等の長さ測定用センサー等のセンサーを
有する距離計を使用することにより、長さを電気的信号
として得ることができ、また傾斜計には、例えば一軸式
のものの軸方向を90°違えて二つ使用するか、二軸が
交差配置に備えられた傾斜計を使用することにより、既
成形ブロックの上面の縦横(X,Y)の傾斜角度を電気
的に計測することができ、これらの電気的信号をディス
プレーや、デジタル表示器にリアルタイムに表示させる
ことができる。オペレーターはその表示を見ながら所望
の値に達するまで既成形ブロックを調整操作することが
できる。
【0009】また、これらの電気的信号をコンピュータ
装置に直接入力させ、予め設定した値に到るまで自動的
に既成形ブロックの位置及び角度をコントロールするこ
とができる。
【0010】
【実施例】次に本発明の実施の一例を図1〜図2につい
て説明する。
【0011】図1は、既成形ブロック20を成形し、こ
れを1ブロック分移動させるとともに、脱型後、これと
連続配置に後成形ブロック用の型枠21を組み立てた状
態を示している。同図において、22はレール、23は
台車、24は縦向きの油圧ジャッキである。
【0012】油圧ジャッキ24上には調整台25が支持
されており、油圧ジャッキ24によって昇降されるとと
もに、各ジャッキの高さ調整によって傾斜角度が調整さ
れるようになっている。更にこの調整台25は、図には
示してないが横向きの油圧ジャッキによって水平方向の
向きが調節されるようになっている。
【0013】既成形ブロック20には、その上面の後縁
部に沿った二箇所の所定位置に標点用突起27a,27
bを予め埋設固定しておくとともに、後成形ブロックの
上面の略中央位置にX軸方向及びY方向、即ち、ブロッ
ク間接合縁方向(X)及びブロック延長方向(Y)の傾
斜をそれぞれ電気的に検出する傾斜計28を取り付け
る。またこの傾斜計28のケーシング側面に電子スタッ
フ等からなる高さ計29を固定しておき、高さデータを
電気信号によって得られるようにする。
【0014】一方、型枠21には、後成形ブロックの後
縁部上面となる位置に標点用突起30a,30bを固定
し、位置決めする。そして、その標点用突起30a,3
0bに対応する既成形ブロック20の標点用突起27
a,27bとの間、及び対角線配置の標点用突起27a
と30bとの間に距離計31A,31B,31Cを固定
する。この各距離計31A,31B,31Cには、例え
ば摺動抵抗式又は、パルス式の距離センサー32を介在
させ、両端間の伸縮が電気的変化として変換され、出力
されるものが使用できる。
【0015】このようにして既成形ブロック20の表面
に傾斜計28、高さ計29を取り付けるとともに、各標
点用突起間に距離計31A,31B,31Cを取り付
け、それぞれからの検出される電気的信号をデーター収
集器33に取り込み処理する。
【0016】予め算出された各傾斜角、高さ、及び標点
間距離の設定値をコンピュータ装置34に入力してお
き、データー収集器33からのデータをコンピュータ装
置34に入力して比較させ、その結果をジャッキ操作用
CPU35に送り、必要なジャッキ操作を自動的に行わ
せる。
【0017】尚、オペレータがこのコンピュータ装置3
4の表示器の値を読み取りつつ、既成形ブロック20を
載置している調整台25を動作させる各油圧ジャッキ2
4,24……を操作し、予め算出された設定値になるよ
う既成形ブロック20の高さ、向き、表面角度を調整し
てもよい。
【0018】このようにして、後成形ブロック用の型枠
に対する既成形ブロック20の相対位置及び角度を予め
設定された値に調整した後、既成形ブロック20の後端
面を型枠面としてコンクリートを打設し、所謂マッチキ
ャストにより後成形ブロックを成形する。
【0019】このように、後成形ブロックを成形後、既
成形ブロック20を移動させて、例えばストックヤード
に搬送し、後成形ブロックを既成形ブロックとして前述
と同様に後続ブロックを順次成形する。
【0020】
【発明の効果】上述したように本発明のプレキャストブ
ロックの製造方法では、電気的信号による標点間距離、
高さ、角度の各データを読み取って、既成形ブロックの
調整作業を行うため、計器を取り付けるのみで、従来の
ように人手による測量作業が不要になり、しかも、各デ
ータは正確にリアルタイムに得ることができるため、ジ
ャッキ操作等の調整作業が短時間で能率良く行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の実施例を示す縦断側面図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】従来例を示す縦断側面図である。
【図4】同上の斜視図である。
【符号の説明】
20 成形ブロック 21 型枠 22 レール 23 台車 24 縦向き油圧ジャッキ 25 調整台 27a,27b,30a,30b 標点用突起 28 傾斜計 29 高さ計 31A,31B,31C 距離計 32 距離センサー 33 データー収集器 34 コンピュータ装置 35 ジャッキ操作用CPU

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに隣り合って連結されるプレキャス
    トブロックの製造に際し、先に成形した既成形ブロック
    に連続させて型枠を組み、該型枠に対する既成形ブロッ
    クの位置及び角度を調整して前記型枠内にコンクリート
    を打設し、後成形ブロックを連続成形するショートライ
    ン方式によるプレキャストブロックの製造方法におい
    て、既成形ブロックの上面に設けた標点と、後成形ブロ
    ック用の標点との距離を計測し、その距離データを電気
    的信号によって発信する複数の距離計と、前記既成形ブ
    ロックの上面の角度を計測し、その角度データを電気的
    信号によって発信する1又は複数の傾斜計と、既成形ブ
    ロック上面の定点の高さを計測し、その高さデータを電
    気信号によって発信する高さ計とを使用し、前記各距離
    計、傾斜計及び高さ計の各データー又はこれらのいずれ
    か複数の計測器の組合せからのデータを読み取って既成
    形ブロックの位置及び角度を調節することを特徴として
    なるショートライン方式によるプレキャストブロックの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 各距離計及び傾斜計及び高さ計又はいず
    れかの組合せにより得られたデータを読み取り、これを
    コンピュータ装置により処理して既成形ブロックの位置
    及び角度調整を自動コントロールさせることを特徴とし
    てなる請求項1に記載のショートライン方式によるプレ
    キャストブロックの製造方法。
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