JP2588630B2 - 紙幣出金機 - Google Patents

紙幣出金機

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JP2588630B2
JP2588630B2 JP2136774A JP13677490A JP2588630B2 JP 2588630 B2 JP2588630 B2 JP 2588630B2 JP 2136774 A JP2136774 A JP 2136774A JP 13677490 A JP13677490 A JP 13677490A JP 2588630 B2 JP2588630 B2 JP 2588630B2
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JP
Japan
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upper cover
front cover
dispensing machine
cover
main body
Prior art date
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JP2136774A
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JPH0430288A (ja
Inventor
和博 上原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Laurel Bank Machine Co Ltd
Original Assignee
Laurel Bank Machine Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、銀行等に設置され、カード等によって顧
客の要求金額の出金あるいは入金を行う紙幣出金機に関
するものである。
[従来の技術] 従来より、紙幣出金機の中には、金融、流通にかかわ
らず店舗内のカウンタ等に載置されて自動払い出しサー
ビスのために使用される小型(卓上型)の紙幣出金機が
ある。
この種の紙幣出金機には、内部機構の保守あるいはス
タッカ(紙幣収納箱)の着脱を行い易くするために、複
数の蓋体が開閉自在に設けられている。そして、これら
蓋体はそれぞれ本体へ施錠可能となっており、特に、防
犯上これら施錠機構を目立たなくするため、一方の蓋体
の内部に他方の蓋体の開閉を行う施錠機構を設けたもの
(特開昭60−126790号公報)が知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、スタッカ装填終了時に前記他方の蓋体
の施錠をしわすれて一方の蓋体を閉めてしまっても外見
上何等変化がないので、係員が紙幣出金機の他方の蓋体
を施錠しないまま紙幣出金機を運用してしまったり、立
ち去ってしまったりする恐れがあり、防犯上非常に危険
であった。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、蓋体
への施錠の忘れを防止することができる紙幣出金機を提
供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] この発明の紙幣出金機は、本体の上部及び前部に、同
一方向へ向かう軸線を中心として一端部が回動自在に支
持されかつ互いに離間した位置に配設された上カバー及
び前カバーを設けてなる紙幣出金機において、 前記前カバーと紙幣出金機本体との間には前記前カバ
ーを前記紙幣出金機本体へロックするロック機構が設け
られ、前記上カバーと前記紙幣出金機本体との間には前
記前カバーの開閉によって操作される係止機構が設けら
れてなり、 前記係止機構は、前記上カバーに一体に設けられた係
合部材と、前記前カバーの開閉にともない前記係合部材
の移動軌跡と交差する方向へ移動するスライドリンク
と、該スライドリンクに設けられ、前記前カバーの閉鎖
により前記係合部材の移動軌跡と交差する位置に移動し
て、開放状態の上カバーの閉鎖を禁止しかつ閉鎖状態の
上カバーの係合部材に係合して上カバーの開放を禁止す
る係合ピンとからなることを特徴としている。
[作用] この発明の紙幣出金機によれば、前カバーが閉鎖され
ると、スライドリンクが上カバーの係合部材の移動軌跡
と交差する方向へ移動されてスライドリンクに設けられ
た係合ピンが、上カバーの係合部材の移動軌跡と交差す
る位置に移動する。
すなわち、前カバーを閉鎖すると、開放状態にある上
カバーを閉鎖しようとしても、係合部材がこの係合ピン
と当接することにより、上カバーの閉鎖が禁止され、閉
鎖状態にある上カバーを開放しようとしても、係合ピン
が係合部材に係合して、上カバーの開放が禁止される。
これにより、開放された前カバー及び上カバーを閉鎖
する場合には、まず、上カバーを閉鎖してから前カバー
を閉鎖してロック機構により上カバーを紙幣出金機へロ
ックするという順序以外の閉鎖順序では、上カバーの閉
鎖が禁止されるので、上カバーを閉め忘れることなく、
前カバー及び上カバーを一つのロック機構によってロッ
クすることができる。
また、上カバーと前カバーとが開閉時に干渉するよう
なことがなく、したがって、これら上カバー及び前カバ
ーの回動部分への負担がなく、回動部分が損傷するよう
な恐れがない。
しかも、前カバーによる上カバーのロックをスライド
リンクを介して間接的に行うものであるので、それぞれ
のカバーの回動方向及び配置が限定されない。つまり、
スライドリンクの長さ等を変更するだけで、様々な設計
あるいはデザインに合わせてそれぞれのカバーの回動方
向及び配置を考えることができる。
[実施例] 以下、本発明の紙幣出金機の一実施例を第1図及び第
2図によって説明する。
図において、符号1は紙幣出金機本体である。
この本体1には、その前方に前カバー2が設けられて
おり、上方に上カバー3が設けられている。
これら前カバー2及び上カバー3はそれぞれヒンジ4,
5によって、本体1に同一方向へ向かう軸線を中心とし
て回動自在に連結されている。
また、前カバー2には、本体1との間にロック機構6
が設けられており、このロック機構6を操作することに
より、前カバー2が本体1へロックされるようになって
いる。
また、本体1の側部には支持部材7が設けらており、
この支持部材7にはスライドリンク8が上カバー3に一
体に設けられた係合部材15の移動軌跡と交差する方向
(図中矢印イ,ロ方向)へ摺動自在に支持されている。
このスライドリンク8の中間部には前記支持部材7に形
成された長穴9に摺動自在に嵌合されたピン10がスペー
サ11を介して設けられており、スライドリンク8の図中
矢印イ,ロ方向への摺動が規制されている。
また、スライドリンク8の一端部には、屈曲片12が形
成されており、前カバー2が閉鎖したときに、前カバー
2に設けられた押し込み片13が、この屈曲片12に当接す
ることにより、スライドリンク8が押圧されて図中矢印
ロ方向へ移動するようになっている。また、このスライ
ドリンク8の他端部近傍には係合ピン14が設けられてお
り、スライドリンク8の摺動とともに移動するようにな
っている。
また、上カバー3に設けられた係合部材15には、その
先端部にテーパー部16,17が形成されている。そして、
スライドリンク8側に形成されたテーパ部16には、突出
部18が形成されている。
これにより、前カバー2を閉鎖すると、スライドリン
ク8の屈曲片12が前カバー2の押し込み片13によって押
し込まれ、スライドリンク8が図中矢印ロ方向へ移動さ
れ、上カバー3が閉鎖した状態のときには、係合ピン14
が係合部材15の突出部18へ係合して上カバー3の開放が
禁止され、上カバー3が開放した状態のときには、上カ
バー3を閉鎖しようとしても、係合部材15のテーパ部17
が係合ピン14と当接して上カバー3の閉鎖が禁止される
ようになっている。
なお、第1図中符号19,19…は、入出金操作を行う操
作キーである。
次に、上記のような構造の紙幣出金機の前カバー2及
び上カバー3のそれぞれの開放及び閉鎖の仕方を説明す
る。
(1)前カバー2及び上カバー3が閉鎖された状態よ
り、それぞれのカバー2,3を開放する場合、 まず、ロック機構6を解錠する。このようにすると、
前カバー2が開放可能な状態となる。
そして、開放可能となった前カバー2をヒンジ4を中
心として図中矢印ハ方向へ回動させて前カバー2を開放
する。
これにより、押し込み片13によって図中矢印ロ方向へ
押し込まれていたスライドリンク8が摺動自在な状態と
なる。
この状態において、上カバー3をヒンジ5を中心とし
て図中矢印ニ方向へ回動させると、係合部材15の突出片
14がスライドリンク8の係合ピン14を押し出してスライ
ドリンク8を図中矢印イ方向へ移動させながら上カバー
3が開放する。
(2)前カバー2及び上カバー3が開放された状態よ
り、それぞれのカバー2,3を閉鎖する場合、 まず、上カバー3をヒンジ5を中心として図中矢印ホ
方向へ回動させる。このようにすると、上カバー3に設
けられた係合部材15のテーパー部16が係合ピン14へ当接
し、摺動自在な状態のスライドリンク8を図中矢印イ方
向へ押し出しながら上カバー3が閉鎖する。
そして、上カバー3を閉鎖させた後、ヒンジ4を中心
として前カバー2を図中矢印ヘ方向へ回動させると、前
カバー2に設けられた押し込み片13がスライドリンク8
の屈曲片12に当接し、このスライドリンク8を図中矢印
ロ方向へ押し込みながら前カバー2が閉鎖される。この
状態において、ロック機構6によって前カバー2と本体
1とをロックさせる。ここで、スライドリンク8が図中
矢印ロ方向へ移動すると、このスライドリンク8の係合
ピン14が係合部材15の突出部18に係合することにより、
上カバー3の開放が禁止される。
また、それぞれのカバー2,3を閉鎖する場合におい
て、先に前カバー2を閉鎖してしまうと、この前カバー
2の押し込み片13によってスライドリンク8が図中矢印
ロ方向へ押し込まれてしまい、この状態において、上カ
バー3を閉鎖しようとすると、第3図に示すように、係
合部材15のテーパ部17が係合ピン14に当接し、上カバー
3の閉鎖が禁止される。
このように、それぞれのカバー2,3を閉鎖する場合に
は、まず、上カバー3を閉鎖し、その次に前カバー2を
閉鎖しなければ、それぞれのカバー2,3を閉鎖すること
ができないので、ロック機構6が一つであっても、上カ
バー3の閉め忘れを防止することができる。
また、前カバー2を閉鎖した後に上カバー3を閉鎖す
ると、係合部材15のテーパー部17が係合ピン14に当接し
て本体1の上端部1aと上カバー3の前端部3aとの間に隙
間があいた状態となるので、本体1の上端部1aと上カバ
ー3の前端部3aとの間への指のはさみ込みを防止するこ
ともでき、安全性及び防犯上に優れた紙幣出金機にする
ことができる。また、この状態より、上カバー3及び前
カバー2を閉め直す場合には、上カバー3及び前カバー
2の両方を開放し、スライドリンク8を前方(第1,2図
中矢印イ方向)へ引き出してから、上カバー3、前カバ
ー2の順に閉鎖し、ロック機構6によって前カバー2を
紙幣出金機本体1へロックする。
なお、スライドリンク8を常時前方側へ付勢するばね
等の付勢手段を設けて、スライドリンク8の前方への引
き出し操作をこの付勢手段によって行わせるようにして
も良く、このようにすると、閉鎖順序をまちがえた場合
に、容易に閉鎖のやり直しを行うことができる。
また、上記実施例の紙幣出金機は、一つの上カバー3
を設けたものであるが、上カバー3の数量は、実施例に
限定されることなく、複数設けても良いことは勿論であ
る。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明の紙幣出金機によれ
ば、下記の効果を得ることができる。
開放された前カバー及び上カバーを閉鎖する場合に
は、まず、上カバーを閉鎖してから前カバーを閉鎖して
ロック機構により上カバーを紙幣出金機へロックすると
いう順序以外の閉鎖順序では、上カバーの閉鎖が禁止さ
れるので、上カバーを閉め忘れることなく、前カバー及
び上カバーを一つのロック機構によってロックすること
ができ、極めて防犯上安全な紙幣出金機とすることがで
きる。
また、上カバーと前カバーとが開閉時に干渉するよう
なことがなく、したがって、これら上カバー及び前カバ
ーの回動部分への負担がなく、回動部分が損傷するよう
な恐れがない。
しかも、前カバーによる上カバーのロックをスライド
リンクを介して間接的に行うものであるので、それぞれ
のカバーの回動方向及び配置が限定されない。つまり、
スライドリンクの長さ等を変更するだけで、様々な設計
あるいはデザインに合わせてそれぞれのカバーの回動方
向及び配置を考えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、本発明の紙幣出金機の実施例を
説明する図であって、第1図は紙幣出金機の内部構造を
説明する断面図、第2図は係止機構を説明する係止機構
の断面図、第3図は係止機構の動作を説明する係止機構
の側面図である。 1……紙幣出金機本体、2……前カバー、3……上カバ
ー、6……ロック機構、8……スライドリンク、14……
係合ピン、15……係合部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体の上部及び前部に、同一方向へ向かう
    軸線を中心として一端部が回動自在に支持されかつ互い
    に離間した位置に配設された上カバー及び前カバーを設
    けてなる紙幣出金機において、 前記前カバーと紙幣出金機本体との間には前記前カバー
    を前記紙幣出金機本体へロックするロック機構が設けら
    れ、前記上カバーと前記紙幣出金機本体との間には前記
    前カバーの開閉によって操作される係止機構が設けられ
    てなり、 前記係止機構は、前記上カバーに一体に設けられた係合
    部材と、前記前カバーの開閉にともない前記係合部材の
    移動軌跡と交差する方向へ移動するスライドリンクと、
    該スライドリンクに設けられ、前記前カバーの閉鎖によ
    り前記係合部材の移動軌跡と交差する位置に移動して、
    開放状態の上カバーの閉鎖を禁止しかつ閉鎖状態の上カ
    バーの係合部材に係合して上カバーの開放を禁止する係
    合ピンとからなることを特徴とする紙幣出金機。
JP2136774A 1990-05-25 1990-05-25 紙幣出金機 Expired - Lifetime JP2588630B2 (ja)

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